こんにちは。八尾市 もりかわ歯科 志紀診療所です。
今回は、銀歯の下で起こっていることをお話します。
虫歯治療は一度したら終わりと思っていませんか?
一度、治療したところをもう一度治療にならないように予防していく事が大切です。
一つの大きな要因である詰め物の材料について掘り下げていきます。
目次
銀歯を外したらどうなっているの?
こちらが銀歯です。
見た目が気になるそうでセラミック治療を希望されました。
外すと中にはレントゲンでは写らない虫歯があり、黒くなっています。
所謂、2回目の虫歯です。
銀歯は表面に凹凸があり汚れがつきやすく、噛み合わせの力によって変形もしてしまいます。
そうすることによって金属の下に虫歯が出来てしまいます。
虫歯を治してはまた虫歯になりと繰り返してしまいますとどんどん神経に近づいてしまいます。
これを防ぐことによって歯の寿命を延ばすことが可能になります。
どのように虫歯を防ぐの?
1.プロによる歯の清掃の施術、歯の磨き方の指導を定期的に受ける
普段、歯を磨いていても磨き残しなどはあります。
プロによる歯の清掃を受けることで普段磨き残しがあるところを清掃してもらうことが可能となります。
また、セルフケアの精度を高める事も大切になっています。
プロによる歯磨き指導を受けてもらいセルフコントロールを改善することで虫歯になる確率、虫歯の再発の確率を格段に下げることが可能です。
また、フッ素を定期的に歯に塗布することで歯が強化されて虫歯になりにくい歯を手に入れることが出来ます。
2.歯の矯正で歯並びを綺麗にする
虫歯になる要因として歯並びは大きく関わってきます。
歯並びが悪いが為に磨き残しが出てきてしまいます。
磨き残しによって虫歯になってしまいます。
歯ブラシの仕方などを工夫するのも毎日は難しいと思うので歯並びを整えて磨きやすい環境を作ってあげることで虫歯を防ぐことが可能です。
左は矯正前、右は6か月後
歯並びが変化することで磨きやすくなり磨き残しが減ります。
歯周病、虫歯の予防にもなります。
3.詰め物の材料の選択
銀歯は表面が凹凸であったり、噛む力によって変形してしまったりと経年的に見て
2回目の虫歯になりやすい材料です。
治療したところの虫歯の再発を止めたいと思われる方は材料の違いに注目してください。
銀歯のメリット
- 保険が効く
銀歯のデメリット
- 汚れがつきやすい
- 金属アレルギーの可能性
- 変形しやすい
- 審美性が悪い
セラミックのメリット
- 汚れがつきにくい
- 変形しない
- 金属アレルギー問題なし
- 審美性がいい
セラミックのデメリット
- 割れやすい
- 保険外治療
お互いメリット、デメリットはありますが虫歯の再治療に関してセラミックは2回目虫歯の確率を減らすことが出来ます。
いかがだったでしょうか。
一度、虫歯治療したところはもう虫歯にならないと思っている方が多いです。
虫歯になって削って詰めてを繰り返してしまうと歯のダメージが大きくなってしまいます。
虫歯にならない事が一番大切ですが、なってしまった所をどのように予防するのかもしっかり考える必要はあります。
もりかわ歯科 志紀診療所では患者様に寄り添い、虫歯になった理由や2回目の虫歯にならない為にはと一緒に考えながら治療計画を提案しております。
虫歯でお悩みの方は是非、お問合せして下さい。