審美治療とは
審美歯科治療は、白い歯や整った歯列(歯並び)など、美しい口元を実現する治療法です。
当院の審美歯科治療は、きれいな歯はもちろんですが、歯の寿命やかみ合わせまでを考えた、歯の健康・歯の寿命を考えた治療を行っています。
口元をキレイにしたい、歯を長持ちさせたい、そんな自分のお口の中を大切に考える関心が高い方におすすめの治療法です。
審美歯科のゴールはさまざまあります
審美歯科のゴールはさまざまです。ひとこと見た目と言っても、天然歯に近い再現性を求める人、歯の白さを追求する人、美しい口元を求める人など、10人いたら10人違うゴールがあるはずです。
当院では、患者様が望むゴールを実現するために、患者様のお話をお聞きするカウンセリングの時間を設けております。
様々な治療法の中から、患者様に合った適切な治療を選択していただけるよう、しっかりとご提案させて頂きます。
銀歯にどんな影響があるかご存じですか?
銀歯とは、保険適用で作られた銀の詰め物、被せ物のことですが、あなたのお口の中には銀歯はありますか?
実は、「銀歯」は治療の選択肢の中でも、あまりおすすめできるものではありません。
そんなこと知っているよという方も意外と知らない事実もございます。
ここで詳しく紹介させていただきます。
1、金属アレルギー発症のリスクがある
金属アレルギーの原因は、お口の中にある銀歯が水分に触れて溶け出して金属イオンとなり、体の中のタンパク質と結合する事でアレルゲンに変質することで引き起こされます。
銀歯を入れてからすぐではなく、数年経ち蓄積されることでアレルギーが起きてくることがあります。
2、虫歯の再発率が高い
銀歯は表面が凹凸になっていて汚れがつきやすいです。
またかみ合わせにもよりますが咬む力により変形してしまい歯と銀歯の境目から虫歯になる可能性が高まります。
3、歯茎が黒ずむ原因になる
唾液などで銀イオンが溶け出し歯茎に黒ずみが発生します。
4、審美的によくない
今、お手元に鏡がありましたら自分のお口を見てみて下さい。
笑った時、お口を開けた時にどうしても銀歯が目立ってしまいます。
最近詳しくわかってきた
保険の金属について
保険の金属を「金銀パラジウム合金」といいます。
成分は主に銀なので「銀合金の一種」になります。
銀が、口の中で細菌が作るメチルメルカプタンという硫黄ガスと反応し、黒く劣化してしまいます。
つまり、金属が「さび」ているのです。
金属の「さび」は金属アレルギーや口臭、黒色変化を起こします。
次に保険の金属を外した裏側を見てみましょう。
「さび」のため、金属も歯も黒く変色し、劣化しています。
歯と金属の隙間の虫歯の部分には、細菌の塊が白い汚れという形でびっしりついています。
世界の常識は日本の非常識? 実は・・・
パラジウム合金を歯科で使用しているのは、
先進国では日本だけなんです
ドイツでは日本の厚生労働省にあたる保健省という政府の機関が、歯科医療でのパラジウムの使用を禁止する勧告を出しています。
スウェーデンでは妊婦と小児で完全に使用が禁止されています。
パラジウムは欧米では工業用触媒として使用されています。
日本でも近年、アトピー性皮膚炎、喘息、花粉症などのアレルギーの方が非常に多いです。
先進国で金銀パラジウム合金を使用している国は、現在日本だけです。
金属イオンが溶出して体に取り込まれてしまうことで、金属アレルギーの原因にもなってしまいます。
白い歯の材料
セラミックについて
セラミックは陶製素材です。
セラミックは、天然歯に近い透明感と質感を持ち、様々な白さを再現できるのが特徴です。
セラミックは審美性に長けているだけでなく、表面に光沢があり汚れが付着しにくく虫歯や歯周病を引き起こすリスクを抑えることも特徴のひとつです。
セラミックのメリット、デメリット
ここでは、セラミックのメリット、デメリットをご紹介します。
検討する際に、是非参考にして下さい。
メリット
- 天然歯に近い白さと透明感
- 表面に光沢があり汚れがつきにくい
- 体になじみやすい
- 体に優しい素材
- セラミックの種類にはよりますが強度が強い
- 虫歯や歯周病を引き起こすリスクが低い
デメリット
- 保険外治療にはなりますので高価になる
- 過度な力がかかると割れる可能性がある
- 噛む力が強い歯ぎしりのある患者様にはおすすめできない
治療例
治療の説明 | 「銀」の詰め物から「セラミック」の詰め物への交換 |
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副作用・リスク | セラミックは、白い陶製の材料です。そのため、瞬間的な強い力がかかったとき、陶器のように割れてしまうことがあります。 |
治療期間 | 約2回 |
費用 | 71,500円(税込)~ |
メリット | セラミックの詰め物は淵から虫歯菌が入り込む危険性が低く、虫歯の再発を防止することができます。 また見た目にも目立たず、違和感のない綺麗な歯ができあがります。 |
審美材料の種類
オールセラミック
オールセラミックとはセラミックのみで作られた、金属を使用していない材料です。天然歯の色味と変わらない色味や透明感を再現できます。
構造として、内冠に硬いジルコニアを使用しているので物性も強いです。
メリット
- 金属を使用していないのでアレルギーの心配はありません
- 天然歯のような色味と透明感が再現でき審美性も優れています
- 経年的な変色が少ない
- 生体親和性が高い
デメリット
- かみ合わせが強い人に当てはまりますが、強い力がかかった時に割れてしまうことがある
- 保険外治療にはなりますので高価になる
フルジルコニア
ジルコニアとは二酸化ジルコニアと呼ばれており、人工ダイヤモンドとも言われています。
強度は高く、奥歯に用いられる事が多いです。
メリット
- 金属を使用していないのでアレルギーの心配はありません
- 強度か高い
- 経年的な変色が少ない
- 生体親和性が高い
デメリット
- オールセラミックより審美性は劣ります
- 保険外治療にはなりますので高価になる
メタルボンド
メタルボンドとは金属の上に陶材が焼き付けており、見た目は白いので審美性高いです。また、内冠が金属な為 耐久性に優れており、奥歯、ブリッジにも使用できます。
メリット
- 内冠に金属が使われているので強度が高いです
- 銀歯に比べて審美性が高い
デメリット
- 内冠に金属が使われている為、透明感が少ない
- 金属アレルギーの恐れがある
- 保険外治療にはなりますので高価になる
もりかわ歯科の審美治療に対する想い
もりかわ歯科では、患者様が歯で困らないように、患者様のこれからも考え治療提案をさせて頂いております。
一度、虫歯を治療したら再発しなければいいのですが、歯のトラブルは虫歯だけではありません。
ご存じのように、現代は、痛い時に歯医者に行き、銀歯が当たり前の時代から、歯のトラブルが起きる前に歯医者に通う予防の時代になりました。
詰め物、被せ物の材料で、虫歯、歯周病の予防をするようにもなってきました。
審美治療は見た目の回復、口元の美しさを回復する治療ではありますが、目的はそれだけではありません。歯の寿命を延ばすためでもあります。
一度、虫歯になったところは再発を繰り返し神経がなくなり、歯が割れてしまい悪循環が起こってきます。
一番は虫歯にならないことですが、なってしまった時に一度立ち止まって考える事がとても大切であると考えています。
当院では、虫歯治療をする前に、しっかりとしたカウンセリングを行い、お一人おひとりの患者様に合った治療法を提案させて頂いております。
審美歯科以外にも、その他、気になる治療がありましたら、是非、一度お越し下さい。