もりかわ歯科でインプラントを担当しております理事長の森川充康です。
どうぞ宜しくお願い致します。

インプラント治療を始めました約30年前、私が大学病院の口腔外科に所属しておりました当時から考えますと、インプラント治療のことを知っておられる方もずいぶん増えましたし、インプラントの材料や技術も飛躍的に向上し隔世の感があります。
インプラントに関する情報は山のように発信されていますが、いざ自分が治療を受けるとなったときに何が正解なのか?情報が多ければ多いほど勘違いや自分にとって良いのか?と迷う方も多いのではないでしょうか?
実際、私の知人友人も「虫歯がひどくなってかかりつけの先生から次悪くなったら、インプラントを考えておいて下さいと言われたんだけど、どう思う?」「インターネットでインプラントが良いって書いてあるけど、実際、インプラントって良いの?」など問い合わせをしてくることが少なくありません。
また、患者さんから「インプラントが良いとインターネットに出てたんやけど、それをお願いします!」とおっしゃったので、お口の中を拝見すると全部歯がそろっていて1本も抜けていません。「どの部分にご希望ですか?」とお聞きすると、「奥歯のかぶせの調子が良くないので、インプラントにしてもらいたいなあと思って!」というお答えでした。もちろん、「インプラントは歯が抜けた時の治療ですから今は必要ないですよ。」とお答えしましたが・・・
このように、その時になって、「本当はどうなのか?自分はどうなのか?」と勘違いして、あわてないようにインプラント治療についての情報を発信していきたいと思いますので、時間つぶしにご覧下さい。
目次
今回は「インプラント治療って いったい何?」です。
結論からお話ししますと、インプラント治療は
歯が抜けたところにチタン製のネジ(約10mm)を入れて歯の替わりになる人工の歯を入れる治療です
歯が抜けた後、そこにすき間ができます。ほうっておくと
- ・食べにくくなる
- ・見た目がカッコ悪い(特に前の歯は)
- ・順番に並んでいた歯の列がぐちゃぐちゃになる
(隣の歯が倒れてきたり、かんでいた相手の歯が迫ってきたりします)
など困ったことがおこってきます。
これらを防ぐためにインプラント治療を行います。
歯が抜けた後に行う治療はインプラントを含めて3つありますので、それらについてご説明しましょう。
その3つとは、入れ歯、ブリッジ、インプラントです。
入れ歯は
取り外しができる人工の歯です。
治療期間が短く、ほとんど歯を削ることがありません。
一方で、入れ歯をされている方がよく言われるデメリットは
食べものがよくつまり、食べた後外して洗わないといけないので、特に外食の時に困る。
歯と違って、かんだ感覚が感じにくい。よく動くので不便などです。
ブリッジは
両隣に歯を支えとして、つながったかぶせものをセメントで歯にくっつけてしまう
取り外しがない人工の歯です。
入れ歯のように動くことがなく、取り外しもないので、自分の歯のように使うことできます。
一方で、となりの歯を削る必要があることや、噛んだ時の力の負担が大きくなるといった
デメリットがあります。
インプラントは
すき間になった部分に医療用のネジを入れ、そのネジに人工の歯をくっつける治療です。
インプラントは、となりの歯も削らず、取り外しもなく自分の歯のように使えます。
そして、噛んだ時の力の負担はブリッジのようには大きくなりません。
一方で、歯が抜けた後に残る歯ぐきの骨が少ない場合はインプラント治療が難しいケースがあります。
また、治療の期間が入れ歯やブリッジに比べると長くなることもデメリットかもしれません。
このように、メリット、デメリットがありますので、インプラントを検討するときに比較してもらうことが重要です。
そして、どのような治療を受けたいのか?また、治療を受けた後どのようになりたいのか?
歯を取り外しするのはいやなのか? 歯を削って治療するのが特に心配なのか? 治療期間はできるだけ短い方が良いのか? 自分の歯のようにしっかりした歯を入れたいのか? などを考えていただき、どれを優先するのかを決めていく必要があります。
同時に、残っている歯の状態や歯ぐきの骨の量などをしっかり検査してもらいどの治療が可能なのか?
診断してもらうことをおすすめします。
今回の内容が皆さんの少しでもお役に立てれば幸いです。次回をお楽しみに!
今回のまとめ
- ・インプラント治療は歯が抜けた後、替わりの歯をつくる治療です
- ・歯が抜けた後、ほうっておくと良くありません
- ・インプラント治療は歯が抜けた後に行う治療の選択肢のひとつですので他の治療との比較をしましょう
- ・インプラント治療に適しているかどうか?希望をお話しして、しっかりと検査・診断してもらうことが重要