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歯周病予防に効果のある食べ物とは?食事以外に気をつけることも解説

2023年12月8日
食事をする女性

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

歯周病は予防できる病気です。歯周病が重度にまで進行すると、最悪の場合歯を失います。歯周病は重度になるまで気がつかないこともあるため、日頃から予防することが非常に重要です。

今回は、歯周病の原因や予防について、食事に焦点を当てて解説します。ぜひ参考にしてください。

歯周病の原因

歯周病の人

歯周病の原因は、歯周病菌です。歯周病菌は口腔内の細菌で、歯垢という細菌の集合体の中にいます。

歯周病菌は酸素の少ない場所を好むため、歯と歯茎の境目に生息しやすいです。歯周病菌が毒素を出し、歯茎や歯を支える骨などの歯周組織に炎症を起こすのが歯周病です。

歯茎に炎症が起こると、歯と歯茎の間に歯周ポケットという溝が出現します。歯周ポケットの内部は酸素が少ないため、歯周病菌がより繁殖するのです。

歯周病の間接的な原因

歯周病の原因である歯周病菌の存在に加えて、口腔内の環境や生活習慣、全身的な影響などの間接的な原因が加わり、歯周病を発症・悪化させることがあります。

具体的には、歯石が付着している場合や、歯並びが悪く汚れが溜まりやすい部分がある場合、不適合な被せ物がある場合などは、歯周病のリスクが高まるでしょう。全身的な要因としては、ストレスや睡眠不足、運動不足、食習慣などが影響します。

特に、喫煙する習慣がある方は、血管が収縮し歯茎に栄養が行き渡りません。歯周病菌に対する抵抗力が低下し、歯周病が重症化する傾向にあります。

また、女性ホルモンの影響で、妊娠中に特定の歯周病菌が増殖する場合や、生理中に歯茎が腫れる場合もあるでしょう。

歯周病は食事で予防できる?

歯周病は食事で予防できるか考える女性

歯周病菌の出す毒素に対する歯茎の抵抗力が弱いと、炎症を起こします。そのため、身体によい食べ物を食べて免疫力を高めることは、歯周病の予防につながります。

ただし、食事だけで完全に歯周病を予防することはできません。歯に付着している歯周病菌を歯磨きで物理的に取り除くことは、歯周病予防において非常に重要です。

歯磨きなどのケアに加えて、歯茎によい食事を取り入れると歯周病予防に効果的でしょう。

歯周病予防に効果のある食べ物とは?

歯周病予防に効果のある食べ物イメージ

歯周病予防に効果的な栄養素と、食べ物の例をご紹介します。

食物繊維が豊富な食べ物

食物繊維が豊富な食べ物をしっかり噛んで食べることで、唾液の分泌が促進されます。唾液は、人間が持っている抗菌作用のある物質です。

食物繊維が豊富な果物や野菜を食べて、唾液を多く分泌させれば、歯周病予防に効果があります。具体的には、人参やごぼう、レタスなどの野菜や、キノコ類などが挙げられるでしょう。

ビタミンエースを含んだ食べ物

ビタミンエースとは、ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEのことを指します。身体の抵抗力を高める効果があるので、歯周病予防にも効果的でしょう。

ビタミンCは、歯茎のコラーゲン繊維を再生し、歯茎の健康を守る効果が期待できます。

それぞれのビタミンを多く含む食品は、以下のとおりです。

・ビタミンA:人参・ピーマン・ほうれん草などの緑黄色野菜
・ビタミンC:小松菜、ほうれん草、ブロッコリー、トマト、イチゴなど
・ビタミンE:ナッツ類、うなぎ、かぼちゃ、大豆製品など

炎症を抑える食べ物

歯周病の始まりは、歯茎の炎症です。歯茎の炎症を抑えることは、歯周病を予防することにつながります。

炎症を抑える効果がある食品は、根生姜やネギ、ニラ、ニンニク、ナッツ類が挙げられます。

特に根生姜は抗炎症作用があるため、歯茎の炎症そのものを防ぐ効果も期待できるでしょう。ネギ、ニラなどの香味野菜なども、炎症物質の産生を抑えるといわれています。

控えたほうがよい食べ物とは?

控えたほうがいい食べ物イメージ

歯周病予防に効果的な食べ物がある一方、控えたほうがよい食べ物も存在します。免疫力を下げる食べ物や、歯周病菌を増殖させる食べ物は、控えたほうがよいでしょう。

具体的に解説します。

免疫力を下げる食べ物

カップラーメンや冷凍食品などの加工食品ばかりを食べると、栄養のバランスが悪くなり、免疫力が低下します。免疫力が低下すると、歯周病菌に対する抵抗力が弱まり、歯周病が発症・進行しやすくなるでしょう。

免疫力を下げる食べ物を控えて身体の調子を整えることも、歯周病予防の観点では重要です。栄養バランスが悪い食事にならないように注意しながら、上述した食品を積極的に取り入れましょう。

歯周病菌を増殖させる食べ物

歯周病の原因である歯周病菌は、プラーク(歯垢)のなかに含まれます。プラークを作りやすい食べ物は、歯周病菌を増殖させやすい食べ物といえます。

菓子パンやクッキーなど、柔らかく唾液と混ざるとねばねばして口腔内に残りやすいものや、飴・チョコレートなど糖を多く含む食べ物は避けたほうがよいでしょう。清涼飲料水も、糖が含まれている場合があるため、ダラダラと飲むと歯垢ができる原因になります。

水分補給はお水かお茶で行ってください。抗菌作用のある緑茶も、歯周病予防に効果的です。

歯周病予防のために食事以外に気をつけること

歯磨きする女性

歯周病予防のために食事以外に気をつけることを確認しましょう。

歯磨きを丁寧に行う

歯周病を予防するには、丁寧な歯磨きが最も重要です。口腔内に汚れが溜まらないように毎日行いましょう。

歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスも使用して、口腔内の汚れをしっかり除去してください。

生活習慣を見直す

食事以外でも、免疫力を高める生活を心がけるとよいでしょう。歯周病菌への抵抗力を高められれば、歯周病を予防できます。

適度な運動を心がける、ストレスを溜めない、しっかりと睡眠を取るなど、生活習慣を見直すとよいでしょう。

喫煙習慣がある方は、非喫煙者と比較すると歯周病のリスクが高いことがわかっています。減塩・禁煙を意識すると、歯周病になるリスクを下げられるでしょう。

定期的にクリーニングを受ける

歯科医院のクリーニングを受けることも、歯周病予防に効果的です。どれだけ丁寧に歯磨きをしていても、セルフケアでは落とせない汚れが存在します。

磨き残しを放置すると歯周病の原因になるため、定期的に歯科医院のクリーニングを受けて、徹底的に汚れを落としてもらいましょう。

歯科医院でクリーニングを受ける場合、磨き残しの有無を確認してブラッシング指導を行うことが多いです。磨き方には癖があるので、磨けている部分と磨けていない部分が生じることがあります。

ブラッシング指導を受けて、ご自身に適した磨き方やツールの使い方を身につけましょう。セルフケアの質が向上するので、歯周病予防に効果があるでしょう。

また、定期的に歯科医院を受診していれば、自覚症状が出ていない初期の歯周病に気づいてもらえるかもしれません。早期に治療を開始できれば、歯を失うリスクを下げられます。

歯周病を予防するためだけでなく、ご自身の歯を守るためにも、定期的に歯科医院を受診しましょう。

まとめ

野菜が好きな女性

今回は、歯周病予防について、食事に焦点を当てて解説しました。

歯周病は、予防できる病気です。痛みなどの自覚症状が現れる頃には、症状が進行しているといえます。気づいたときには歯を残せない状態になっている可能性もあるので、歯周病は予防することが非常に重要です。

歯周病の予防の基本である歯磨きをしっかり行うことと並行して、歯周病予防に効果的な食べ物を積極的に摂取しましょう。唾液の分泌を促せる食べ物や、免疫力をアップさせる食べ物を選べば、歯周病を予防できる可能性があります。

歯周病は、日々の生活習慣とも深く関わりがある病気です。生活習慣も見直して、歯周病を予防しましょう。

歯周病予防に興味がある方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

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