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歯がぐらつくのは歯周病が原因?治療法や注意点を解説!

2024年1月9日
歯周病の人

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

「歯が少しぐらぐらするけど問題ないのかな……」「歯がぐらつく原因は何?」など、悩みや疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

歯の健康は全身の健康にも影響を及ぼすため、歯がぐらつく場合は早期に対応したほうがよいでしょう。歯がぐらつく場合、歯周病の進行を示すサインかもしれません。

今回は、歯周病の基礎知識や、歯がぐらつく原因、治療法、注意点などを詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。

歯周病とは?

歯周病の歯

歯周病は、歯茎の腫れや出血などの症状が現れる疾患です。歯と歯茎のすき間である歯周ポケットから細菌が侵入し、歯を支える歯槽骨が溶かされると歯がぐらつくでしょう。

歯周病は、虫歯とともに歯科の2大疾患ともいわれています。大人が歯を失う原因にもなる恐ろしい病気です。

歯周病の原因

歯周病を引き起こす原因として、歯周病菌が挙げられます。歯磨きが不十分な場合、プラーク(歯垢)が増えます。特に、歯と歯茎の境目の歯周ポケットには細菌が停滞しやすく、炎症を起こす可能性が高いです。

1mgのプラークに1億個以上の細菌が含まれているともいわれているため、磨き残しがないようにブラッシングすることが重要です。プラークは粘着性があるため、うがい程度では除去できません。

歯周病は気づかないうちに進行するため、軽症のうちにしっかりとケアしましょう。

歯周病の進行度

次に、歯周病の進行度をご紹介します。歯周病は、軽度・中度・重度と3つの段階にわけられます。

また、歯の動揺度は以下のように分類されます。

<歯の動揺度>

0度 生理的な範囲内
1度 わずかに前後に動く(軽度歯周病)
2度 前後左右に動く(中度歯周病)
3度 前後左右上下に動く(重度歯周病)

 

歯科医院では、ピンセットで動揺度の検査を行って判断するのが一般的です。

軽度の状態では、歯茎の腫れが見られます。歯磨きの際に出血することもあるでしょう。

軽度の段階では、痛みなどの自覚症状がないため歯周病であることに気づきにくいです。歯槽骨への影響もないため、大きく歯がぐらつくことはありません。適切な対応によって、健康な状態に改善できる可能性があります。

中度の状態では、歯茎の腫れや炎症が悪化して歯周ポケットが深くなります。歯槽骨などの破壊も始まり、歯茎が下がり始めるでしょう。

重度の歯周病になると、歯周ポケットが非常に深くなります。歯の根まで汚れが付着し、歯がぐらつくでしょう。出血だけでなく、膿が出ることも多いです。食事にも支障をきたすほど痛む場合もあるでしょう。

歯がぐらつくのは歯周病が原因?

歯周病に対する疑問イメージ

歯周病が進行すると、歯がぐらつきます。歯周病によって歯周組織が破壊され、歯を支える組織が弱くなるためです。

歯がぐらつく場合、歯槽骨とよばれる歯を支える骨が吸収されている可能性が高いです。治療せずに放置すると、歯が抜け落ちるおそれがあります。

歯周病で歯がぐらつくときはどうしたらいい?

歯周病の治療の説明

歯周病で歯がぐらつく場合は、歯周病を治療しなければなりません。

歯周病が進行すると、細菌によって歯を支える歯槽骨が次第に溶かされます。歯周病が悪化して骨が溶け、歯をしっかり支えられなくなると、歯がぐらつくようになります。

歯周病で歯がぐらつくときの対処法は、以下のとおりです。

歯科医院を受診する

まずは、歯科医院を受診しましょう。歯周病の治療法は症状や進行度によって異なるため、歯科医師に適切に診断・対処してもらうことが重要です。

歯周病の治療法としては、プラークや歯石の除去、歯周ポケットのクリーニング、抗生物質の処方などが行われます。まずは口の中の状態を確認し、歯周ポケットの深さや歯茎からの出血の有無、歯のぐらつき具合などをチェックするでしょう。

歯磨きの仕方が適切でないと判断された場合は、歯磨き指導を行うこともあります。口の中をきれいにすることで、初期段階の歯周病であれば改善できるでしょう。

中度の歯周病の場合は、歯茎のなかにある歯の根に付着した歯石を除去しなければなりません。中度の歯周病でも、歯石を除去できれば改善されることが多いです。

上述した対応だけで改善されない重度の歯周病の場合は、必要に応じて外科的な処置が行われます。歯茎を切開して歯石を除去し、縫い合わせる手術です。

歯周組織の再生治療を同時に行う場合もあるでしょう。歯槽骨の状態などを考慮して、必要な治療を判断します。

食事内容に気をつける

ご自宅ですぐにできる対処法としては、食事内容を改善することが挙げられるでしょう。

硬いものや粘着性のあるものは、歯が抜ける可能性があるため控えてください。歯茎が腫れて痛む場合や歯がぐらつく場合などは、柔らかい食べ物を選択するとよいでしょう。

歯周病で歯がぐらつくときの注意点

歯周病で歯がぐらつくときの注意点イメージ

歯がぐらつく場合、適切なケアを行い、生活習慣を見直すことが重要です。歯磨きをしっかりと行うことはもちろん、歯間ブラシやデンタルフロスを用いるなど、日々のケアを徹底しましょう。

歯ぎしりなどの癖や、喫煙習慣なども歯周病の進行を助長する要因となります。歯周病の進行を助長する習慣がある場合は、改善しましょう。

歯周病で歯がぐらつく場合、セルフケアだけで治すのは困難です。歯がぐらぐらしている時点で、症状が進行していると考えられるためです。

また、歯がぐらつく原因は歯周病だけではありません。虫歯が進行した場合や、歯の根の先に膿が溜まって炎症を起こした場合にも、歯がぐらつくことがあるのです。

原因を明らかにするためにも、速やかに歯科医院を受診しましょう。

歯周病以外にも歯がぐらつく原因がある?

歯が痛くて頬を押さえる女性

歯がぐらつく原因として、歯ぎしりや虫歯、外部からの衝撃など、歯周病以外にもさまざまなことが考えられます。歯がぐらつくときは、歯科医院を受診して適切な治療を受け、歯の健康を守りましょう。

歯周病以外の歯がぐらつく原因をご紹介します。

歯根破折

歯根破折は、歯の根が割れた状態です。神経を除去した歯に見られることがあります。

神経のない歯には栄養が供給されないため、脆くなるのです。外傷や歯ぎしりなど、強い衝撃が加わることで歯の根が割れ、歯がぐらつくことがあります。

根尖性歯周炎

根尖性歯周炎とは、歯の根の部分に膿が溜まった状態です。歯の根に膿が溜まると、歯の根が膿の袋に接することで、歯が浮いたような感覚を覚えるでしょう。

歯の根が不安定になるため、歯がぐらつくこともあります。

外傷

転倒や事故などで強い衝撃を受けた場合、歯がぐらつくことがあります。歯が完全に抜けずにぐらぐらする場合や位置がずれた場合、亜脱臼といいますが、亜脱臼した歯はぐらつくでしょう。

歯ぎしり

歯ぎしりは、歯を強く噛みしめることです。歯茎や歯槽骨などに大きな負担をかけるので、長期間続くと歯がぐらつく原因になり得ます。

被せ物の不具合

被せ物が劣化して不具合が生じると、歯がぐらつくことがあります。被せ物の不具合を放置すると、歯が割れる原因にもなるでしょう。

まとめ

歯の模型

歯の健康を守るためには、定期的な歯科検診と適切なケアが重要です。歯がぐらつく場合は、速やかに歯科医師に相談しましょう。

歯がぐらつく場合、歯周病が原因であることが多いです。

しかし、ほかにもさまざまな原因が考えられます。歯周病の治療法や対応は、歯科医師が適切に判断します。自己判断で対応せず、歯科医師の指示に従って適切なケアを行いましょう。

定期的な歯科検診や適切なケアを心がけることで、歯の健康を維持し歯周病を予防することが可能です。

歯周病による歯のぐらつきにお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

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