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虫歯が再発?二次カリエスの原因と予防のポイントを解説!

2024年3月8日
二次カリエスが痛い人

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

二次カリエスは、過去に治療した歯に虫歯が再発した状態です。「なぜ二次カリエスになるの?」「二次カリエスは予防できるの?」などの疑問をお持ちの方もいるでしょう。

一度治療した歯は虫歯にならないと思う方もいますが、詰め物・被せ物の劣化や不十分な口腔ケアにより二次カリエスが発生します。二次カリエスは詰め物や被せ物の下で気づかないうちに進行して、重症化する可能性が高い注意が必要な病気です。

今回は、二次カリエスの特徴や原因、予防のポイントについて解説します。虫歯で治療した経験のある方や虫歯の再発が気になっている方は、ぜひ参考にしてください。

二次カリエスとは?

虫歯の歯

二次カリエスとは、過去に治療した歯が再び虫歯になることです。虫歯治療では、虫歯になっている部分を削って詰め物や被せ物で補います。

治療した直後は問題なくても、時間の経過とともに削った歯と詰め物・被せ物の間にすき間が生じます。生じた隙間から細菌が侵入して二次カリエスになるのです。

過去の治療で神経を抜いている場合、二次カリエスができても痛みを感じません。詰め物や被せ物の下で気づかないうちに進行し、重症化して抜歯が必要になることもあります。

二次カリエスの特徴

治療した歯は虫歯にならないと思う方も多いですが、気付かないうちに詰め物や被せ物の下で二次カリエスが進行しているおそれがあります。二次カリエスには、以下の3つの特徴があります。

・発見しにくい
・進行が早く重症化しやすい
・歯を失う原因になる

それぞれくわしく解説します。

発見しにくい

二次カリエスは詰め物・被せ物の下にできるため、自分で気づくのは難しいです。とくに、過去の虫歯治療で神経を抜いている場合、痛みを感じないために発見が遅れる可能性が高いです。

二次カリエスができても発見しにくいため、気付かないうちに重症化する恐れがあります。

進行が速く重症化しやすい

二次カリエスは通常の虫歯に比べて進行が速いです。過去に虫歯の治療をした歯は、硬く厚みがあるエナメル質が削られ、その下にある象牙質が露出した状態になっています。

象牙質はやわらかいため、二次カリエスができると一気に進行するのです。象牙質の下には神経と血管が通る歯髄があり、二次カリエスによって象牙質がダメージを受けると痛みなどの症状が現れます。

二次カリエスは発見が遅れやすく進行も速いため、重症化するリスクが高いのです。

歯を失う原因になる

二次カリエスは繰り返すと歯を失う原因になります。二次カリエスの治療では、過去に虫歯で削った歯をさらに大きく削る必要があります。

進行が早いため、虫歯によって歯が大きく溶かされていることも少なくありません。二次カリエスを繰り返せばどんどん歯が失われ、最終的には抜歯が必要になるでしょう。

二次カリエスの原因とは?

二次カリエスの歯

二次カリエスのおもな原因は、以下の通りです。

・詰め物・被せ物の劣化
・不十分な口腔ケア
・治療に問題があった

それぞれくわしく解説します。

詰め物・被せ物の劣化

虫歯治療で使用する詰め物や被せ物は、時間の経過とともに劣化します。治療した直後は問題がなくても、材料や接着に使用したセメントの劣化により歯との間にすき間や段差ができ、汚れが溜まりやすくなります。

不十分なプラークコントロールにより汚れが蓄積されると、細菌が繁殖して二次カリエスが発生するのです。とくに、保険診療の銀歯やレジンは劣化しやすいため注意しましょう。

不十分な口腔ケア

不十分な口腔ケアを続けていると、口腔環境が悪化して二次カリエスができる可能性が高まります。虫歯の直接的な原因はプラークに含まれる細菌で、詰め物・被せ物のすき間や段差から侵入して二次カリエスが発生します。

詰め物・被せ物で治療した歯は、より丁寧な口腔ケアが必要となるでしょう。

治療に問題があった

過去の治療で虫歯を除去しきれていないと、被せ物・詰め物の下で虫歯が進行します。また、歯と詰め物の適合性が悪かったり、セメントでの接着が不十分だったりすると、すき間から二次カリエスが発生する可能性が高まります。

二次カリエスを予防するためには

歯間ブラシでケアする女性

二次カリエスは発見しにくく進行しやすいため、予防が非常に重要です。以下の方法で良好な口腔環境を維持できれば、二次カリエスは予防できます。

・口腔ケアを徹底する
・定期検診を受ける
・セラミック治療を選択する
・生活習慣を見直す

それぞれくわしく解説します。

口腔ケアを徹底する

虫歯の直接的な原因はプラークに含まれる細菌で、これは二次カリエスにも当てはまります。過去に虫歯になった歯は磨き残しやすい可能性が高いため、とくに意識して口腔ケアを行うことが大切です。

歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやフロスを併用するとしっかりと汚れを取り除くことができます。二次カリエスを予防するために、詰め物・被せ物と歯の境目はとくに気を付けて磨きましょう。

定期検診を受ける

二次カリエスの予防には歯科医院の定期検診が重要です。定期的に歯や歯茎、詰め物・被せ物の状態をチェックしてもらい、歯のクリーニングを受けることで二次カリエスを未然に防ぐことが可能です。

ブラッシング指導を受ければ、お口の状態に合った適切なブラッシング方法を身に付けられます。自宅でも正しいケアを行うことで、効果的に二次カリエスを予防できます。

二次カリエスの予防と早期発見・早期治療のために、定期検診を受けましょう。

セラミック治療を選択する

虫歯治療の際にセラミックを選択することで二次カリエスを予防できます。保険診療で使用される銀歯やレジンは経年劣化しやすく、二次カリエスのリスクが高い素材です。

一方、セラミックは経年劣化しにくく歯との適合性も高いため、細菌が侵入するすき間や段差が生じにくいです。また、表面が滑らかで汚れが付着しにくいことからも、二次カリエスのリスクを低減できます。

セラミックは審美性にも優れており、天然歯のような自然な色調やツヤ、透明感の再現も可能です。

ただし、セラミックには保険が適用されないため、銀歯やレジンと比較すると費用は高額です。また、陶器と同じ素材でできており、強い衝撃が加わると割れるおそれもあります。

メリットの多い治療法ですがデメリットも存在するため、歯科医師とよく相談して治療法を選択しましょう。

生活習慣を見直す

生活習慣を見直すことで口腔環境を改善できます。二次カリエスを予防するための正しい生活習慣は、以下のとおりです。

・甘いものを控える
・間食やだらだら食べを控える
・よく噛んで食べる
・疲れやストレスを溜めない

虫歯菌は糖分をエサにして増殖します。甘いものを食べ過ぎると細菌が繁殖して二次カリエスのリスクが高まるので、甘いものは控えめにしましょう。食べた後は歯磨きをすると、二次カリエスの予防に効果があります。

間食が多いと、口の中が酸性に傾いて細菌が繁殖やすくなります。間食を減らしたり、時間を決めて食べたりするなど食べ方を工夫してみましょう。

また、よく噛んで食べると、唾液の分泌が促進されます。唾液には食べ物の消化を助けたり、味を感じやすくしたりする作用のほか、口腔環境を良好に維持するためのさまざまな作用があるのです。

疲れやストレスは、唾液の分泌量を減少させる原因になります。栄養バランスの取れた食事や適切な運動、十分な休養を心がけ、疲れやストレスを溜めない健康的な生活を送りましょう。

まとめ

歯のチェック

二次カリエスは、過去に治療した虫歯が再発した状態です。詰め物・被せ物や接着に使用したセメントの劣化によりすき間や段差が生じ、そこから細菌が侵入して発生します。

二次カリエスは発見しにくく、進行も早いです。気づいたときには歯が残せないほど重症化していることもあるため、予防と早期発見・早期治療が非常に重要になります。

口腔ケアを徹底し、生活習慣を見直すことで二次カリエスを予防しましょう。また、二次カリエスの予防と早期発見には定期検診も重要です。定期的に歯科医院の検診を受けて二次カリエスを予防しましょう。

二次カリエスでお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

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