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子どもの口がくさい?口臭の原因と対策!

2024年5月10日
口臭のある子供

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

子どもの口臭が強いと、不安に感じる保護者の方も多いでしょう。子どもの口臭がきつくなる原因にはどのようなものがあるのでしょうか。また、子どもの口臭はどのように対策すればよいのでしょうか。

この記事では、子どもの口臭の原因と対策について解説します。子どもの口臭にお悩みの保護者の方は、ぜひ参考にしてください。

子どもの口臭の原因は何?

ストレスが原因で口臭がある子供

子どもの口臭は主に口呼吸や磨き残しなどが原因で発生することが多いですが、病気が隠れている場合もあります。

以下に、子どもの口がくさいときに考えられる原因について解説します。

口呼吸

口呼吸になっていると口の中が乾燥し、細菌が増えやすくなります。口内に細菌が繁殖するとガスを発生させ、口臭の原因となるのです。また、水分不足による乾燥も口臭を引き起こす原因となることが多いです。

磨き残し

食べかすなどの磨き残しも、口臭の原因になります。特に、歯と歯の間には汚れがたまりやすく、普通の歯ブラシだけでは十分に取り除くことが難しいです。汚れが蓄積すると歯垢(プラーク)が形成され、その中で細菌が繁殖してにおいを発生させる場合があります。

虫歯や歯周病

虫歯や歯周病も、口臭の原因の一つです。毎日の歯磨きが不十分だと、食べかすや歯垢が歯に残り、蓄積されていきます。歯垢の中で虫歯菌や歯周病菌などの細菌が繁殖すると、虫歯や歯周病を引き起こすだけでなく、口臭の原因にもなるのです。

副鼻腔炎や扁桃炎

副鼻腔炎や扁桃炎などの鼻・喉の病気も、口臭の原因になることがあります。副鼻腔炎になると鼻水や膿が溜まりやすく、扁桃炎になると膿栓ができることがあります。膿や膿栓には特有の悪臭があるため、それが口臭の原因になるのです。

消化不良

胃や腸の調子が悪いと、食べ物がうまく消化されず、消化不良が起こりやすくなります。この消化不良が原因で食べ物が胃腸で停滞し、異常発酵を起こすと、腐ったようなにおいがして、口臭の原因になるのです。

消化不良を引き起こす要因には、噛み合わせの悪さや早食い、ストレス、高カロリーの食事などがあります。

ストレス

ストレスが溜まると、体が反応して口の中が乾燥しやすくなります。口の中が乾くと、細菌が繁殖しやすい状態になり、口臭や虫歯、歯周病のリスクが高まるのです。

子どもの口臭はどうやって対策する?

歯磨きをしっかりして口臭ケアをしている親子

子どもの口臭が気になるときはどのように対策すればよいのか気になっている保護者の方もいるでしょう。

以下に、子どもの口臭が気になるときの対策について詳しく解説します。

鼻呼吸を意識する

上述のとおり、口呼吸になっていると口臭を発生させやすくなります。口呼吸の習慣を改善するためには、口を閉じる訓練が必要です。鼻が詰まっている場合は、その原因を治療する必要がありますが、口を無意識に開けている場合は意識的に改善しなければなりません。

口を閉じる訓練を行うことで、口輪筋(口元の筋肉)が鍛えられます。これにより、口呼吸から鼻呼吸に切り替えやすくなります。

口輪筋を効果的に鍛える訓練には、主に以下のようなものがあります。

・あいうべ体操
・風船を使ったトレーニング

あいうべ体操とは「あー」「いー」「うー」と大きく口を動かし、最後に「ベー」と舌を下に伸ばす口の体操です。大げさに発音することで口周りや舌の筋肉を鍛え、口呼吸の改善を目指します。

風船を使ったトレーニングでは、風船を膨らませることで口輪筋を強化し、口を閉じる力を向上させます。

これらのエクササイズを日常的に行うことで、口呼吸の改善を期待できるでしょう。

こまめに水分補給をする

こまめに水分補給をすることも、口臭対策のひとつです。口の中が乾燥すると細菌が繁殖して、口臭を引き起こすことがあるためです。口内が乾燥して細菌が繁殖すると口臭だけでなく虫歯や歯周病のリスクも高まります。

そのため、口の中は潤っている状態に保つことが重要なのです。こまめに水分を摂ることで、口の中の乾燥を防ぎ、口臭の改善を期待できます。

しっかりと歯磨きを行う

磨き残しによって口臭が発生する場合もあります。磨き残しによる口臭を改善するためには、しっかりと歯磨きを行い、口内を清潔に保つことが重要です。

食後はできるだけ早く歯を磨いたり、うがいをしたりすることが大切です。さらに、デンタルフロスや歯間ブラシを使うと、歯ブラシだけでは届かない部分に付着した汚れも落とせるため、口臭予防に有効です。

また、歯の生え変わりの時期は磨き残しが発生しやすくなります。そのため、保護者の方が子どもの歯磨きをチェックしたり、仕上げ磨きをしたりすることも大切です。

しかし、子どもが自立心を持ち始めると、親の介入を嫌がることもあります。このような場合は、歯科医院で歯磨き指導を受けることが効果的です。子どものやる気を引き出し、正しい磨き方を学ぶ良い機会になるでしょう。

自分でしっかりと歯を磨くスキルを身につけることは、お口の健康を維持するために非常に重要です。子どもが自分でしっかりと歯を磨けるよう、保護者の方はサポートしてあげましょう。

よく噛んで飲み込む

食べ物を十分に咀嚼しないで飲み込むと消化不良を引き起こし、それによって口臭が発生することがあります。消化不良を防ぐためには、食べ物をよく噛んで食べることが重要です。

食べ物をよく噛むと、それによって唾液腺が刺激され、唾液の分泌が増えます。唾液は食べ物の消化を助けるだけでなく、口の中を潤して乾燥を防ぐ役割もあります。

そのため、食事の際には食べ物をしっかりと噛むように教えましょう。また、食べ物と一緒に水分を摂ることも、口腔内の乾燥予防に効果的です。食事の時間をしっかりとり、ゆっくり噛んで食べることも、消化不良を防ぐために重要といえるでしょう。

規則正しい生活を送る

睡眠不足や偏った食生活、運動不足は、体の様々な不調を引き起こす原因になります。特に偏った食生活は消化不良を引き起こし、体調不良のもととなることもあります。また、睡眠不足は心身のストレスを増加させ、健康を損ねることにつながります。

健康的な生活を送るためには、規則正しい生活を心がけることが非常に重要です。毎日同じ時間に就寝し、起床すること、そしてバランスの取れた食事を心がけましょう。

ストレスの緩和

上述のとおり、ストレスが口臭の原因となることがあります。そのため、ストレスを感じているときは、リラックスする時間を作り、十分に休息を取ることが大切です。

特に、子どもがストレスを感じているときは、しっかりと話を聞いて、感情に寄り添うことが重要です。ストレスの原因を理解し、一緒に解決策を考えることは、子どもの心理的な負担を軽減し、口臭の改善にもつながる可能性があります。

子どもの口臭が気になるときは歯科医院を受診してもよい?

口臭が気になり歯科医院を受信している子供

「子どもの口臭が気になるけれど、歯科医院を受診してもいいのかな?」と気になっている保護者の方もいるでしょう。

子どもの口臭は、歯科医院で相談できます。口臭は主に口の中に問題があって起こることが多いです。歯科医院では、正しいブラッシング方法などのアドバイスを受けることができ、必要に応じて虫歯や歯周病の治療を行います。

また、ふだんの歯磨きだけで口臭の原因となる歯垢を完全に取り除くことは難しいです。定期的に歯科医院でプロによるクリーニングを受けることで、自宅での歯磨きでは落とせない歯垢などの汚れも除去でき、口臭の改善を期待できるでしょう。

また、鼻や喉の病気によって口臭が発生している場合は、耳鼻科を受診してください。特に子どもの場合は、原因がはっきりしないことが多いでしょう。何科を受診すれば良いか分からないときは、小児歯科で相談するとよいかもしれません。

まとめ

口臭がなくなり笑顔になった子供

子どもの口臭の原因は、口呼吸や不十分な歯磨き、ストレス、鼻・喉の病気などさまざまです。

口呼吸になっている場合には、口輪筋を鍛える体操などを行い、鼻呼吸に変えましょう。また、磨き残しによって口臭が発生している場合もあるため、保護者の方がしっかりと仕上げ磨きを行うことも重要です。

子どもがどうしても自分で磨きたいというときは、歯科医院でブラッシング指導を受けるとよいでしょう。また、口の中の乾燥を防ぐために、こまめに水分を摂ることも重要です。

子どもの口臭の原因がお口の中にある場合は、歯科医院で相談できます。歯科医院でクリーニングを受けることで口臭が改善される場合があるでしょう。

お子さんの口臭にお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

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