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マウスピース矯正の痛みについて!原因や対処法、やってはいけないこと

2024年11月15日
マウスピース矯正をおこなう笑顔の女性

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

マウスピース矯正は、目立ちにくく取り外しが可能なため、近年人気が高まっている歯列矯正方法の一つです。また、ワイヤー矯正よりも痛みが少ない点も、メリットに挙げられます。

しかし、マウスピース矯正中でも痛みを感じる場合があるのをご存じでしょうか。

この記事では、マウスピース矯正で痛みが生じるタイミングや原因、対処法について解説します。痛みが生じた際にやってはいけないことなどもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

マウスピース矯正で痛みが生じる原因

マウスピース矯正で痛みが生じている女性

ここでは、マウスピース矯正で痛みが生じる原因について解説します。

歯が動いているから

ワイヤー矯正に比べると、マウスピース矯正は痛みが少ないといわれています。これは、マウスピース矯正は段階ごとにマウスピースを交換しながら、弱い力で徐々に歯を動かすからです。

ただし、患者様によっては、歯の移動に伴う違和感や痛みが出ることもあります。

マウスピース矯正では、マウスピースを1日20~22時間以上装着することで、歯に断続的な矯正力を加えて移動させます。そのため、痛みを感じることがあるのです。

特に、マウスピースを交換した際は、痛みを感じやすいでしょう。

歯の移動に伴う違和感や痛みは、治療が順調に進んでいる証拠ともいえるので心配する必要はありません。痛みが長引く場合は何らかの問題が起きている恐れがあるので、歯科医院を受診してください。

矯正治療中の歯や周辺組織が敏感だから

マウスピース矯正では、歯に力をかけることで骨の吸収や再生を促し、歯並びを整えます。

そのため、歯の周りの組織が敏感になり、刺激が与えられると痛みを感じることがあるでしょう。特に、マウスピースの交換直後は、上下の歯がぶつかっただけでも痛みを感じる可能性が高いです。

一般的に、歯周組織が敏感になっていることによる痛みは数日で治ります。

粘膜が刺激されることがあるから

マウスピース矯正で使用するマウスピースは、患者様の口内にフィットするように作られていますが、稀にフィットしないこともあります。その場合、マウスピースが口腔内の粘膜を刺激し、痛みが生じることがあるでしょう。

また、アタッチメントと呼ばれる突起物が、粘膜を刺激することもあります。食事の際などマウスピースを外した際にアタッチメントに粘膜が擦れ、痛みを感じることが考えられるでしょう。

マウスピース矯正で痛みが生じるタイミング

マウスピース矯正をしながら固いものを食べて痛みが生じている女性

マウスピース矯正で痛みが生じるタイミングは、以下のとおりです。

マウスピースを交換したとき

マウスピース矯正は、歯とマウスピースのズレを利用して力を加え、歯を移動させていきます。そのため、マウスピース矯正を開始してすぐや、新しいマウスピースに交換した直後は、歯にかかる力が強く痛みを感じやすいです。

しかし、歯が動くことによる痛みは、自然となくなっていきます。早くて2~3日、長くても1週間以内には慣れていくことが多いでしょう。

痛みがあまりにも長引く際は、何らかの問題が起こっている可能性があるので、歯科医院を受診してください。

後戻りしたとき

久しぶりにマウスピースを装着すると、痛みを感じる場合があります。これは、歯の後戻りが起こっていることが原因です。

後戻りとは、矯正によって動かした歯が元の位置に戻ろうとする現象のことです。マウスピース矯正では、マウスピースを1日20~22時間以上装着しなければ、十分な矯正効果が得られません。

しかし、何らかの原因で装着時間が短くなると、後戻りが起こります。後戻りが起こると治療計画と実際の歯並びにずれが生じ、マウスピースがフィットしなくなるので、痛みが生じやすくなるでしょう。

後戻りが起こると、治療期間が延びたり再治療が必要になったりする恐れもあります。後戻りを防いで治療をスムーズにすすめるためにも、マウスピースの装着時間を守ることが大切です。

食べ物を噛むとき

先述したように、マウスピースの矯正中の歯は刺激が伝わりやすい状態です。そのため、食べ物を噛む際に、痛みを感じやすいでしょう。

特に、ナッツや煎餅などの硬い食べ物は痛みが出やすいので、避けたほうがいいでしょう。

顎間ゴムをかけたとき

マウスピース矯正では、歯の動きや噛み合わせの細かな調整のために、顎間ゴムを使用する場合があります。顎間ゴムとは、マウスピースの上下にゴムをかけて、矯正力を強めるツールのことです。

マウスピースと顎間ゴムを併用すれば、より効率的に歯並びを整えられます。

しかし、歯にかかる矯正力が強くなるため、痛みが生じることがあるでしょう。特に、顎間ゴムをかけた直後は、痛みが出やすくなります。

アタッチメントを装着したとき

マウスピース矯正では、アタッチメントという装置を歯の表面に接着することがあります。歯とマウスピースの密着力を上げ、より効率よく歯を動かすことが目的です。

アタッチメントを装着すると、マウスピースの着脱の際に引っ掛かって痛みを感じることがあります。

また、上述したとおり、マウスピースを外している間は、アタッチメントが粘膜に当たると痛みを感じることがあるでしょう。マウスピースを装着していれば、アタッチメントの凹凸が覆われるため、粘膜への刺激を感じることはありません。

マウスピース矯正で痛みが生じたときの対処法

マウスピース矯正で痛みが生じたときの対処法イメージ

マウスピース矯正で痛みが生じた場合、以下の方法で対処するとよいでしょう。

痛み止めを服用する

マウスピース矯正に限らず、矯正治療では歯の移動に伴って痛みが生じることがあります。痛みが出た場合は、我慢せずに痛み止めを服用するとよいでしょう。

ただし、市販されている痛み止めの中には、歯の動きを抑える作用があるものも存在します。そのため、痛み止めを服用する際は必ず歯科医師に相談し、用法・用量を守ることが大切です。

やわらかいものを食べる

マウスピース矯正中は、歯や周辺組織が敏感になっているため、咀嚼による刺激が伝わり痛みを感じやすいです。そのため、矯正治療中は硬い食べ物や噛み応えのあるものは避け、煮込み料理や麺料理などのやわらかいものを摂るとよいでしょう。

硬いものを食べたい場合は、細かく砕いたり切ったりしてから口に入れるようにしてください。

矯正装置を調整してもらう

マウスピースやアタッチメントが粘膜に当たって痛みが生じている場合は、歯科医院を受診してマウスピースを調整してもらうとよいでしょう。粘膜に当たっている部分を研磨することで、痛みを抑えられる場合があります。

同じ場所に刺激を与え続けると、口内炎ができて痛みが長引くかもしれません。そのため、痛みが1週間程度経っても解消されない場合は、一度歯科医院を受診して調整してもらってください。

マウスピース矯正で痛みが生じたときにやってはいけないこと

マウスピース矯正で痛みが生じ患部を冷やしすぎている女性

マウスピース矯正で痛みが生じたときに避けるべき行動は、以下の通りです。

マウスピースの装着をやめる

マウスピース矯正で痛みを感じるタイミングのほとんどが、マウスピースを装着している間のため、マウスピースを外して痛みを緩和しようとする方も少なくありません。

しかし、痛いからといって自己判断でマウスピースの装着をやめると、装着時間が不足して計画通り歯が動かなくなる恐れがあります。治療期間が長引いたり、理想の歯並びにならなかったりする原因になるでしょう。

そのため、マウスピースを装着できないほどの痛みがある場合は、自己判断で装着をやめず、まずは歯科医師に相談してください。

市販の痛み止めを繰り返し服用する

矯正中の痛みが強い場合、痛み止めを服用することも1つの対処法です。

しかし、長期間痛み止めを服用すると、歯が移動するのに必要な炎症反応も抑制される可能性があります。繰り返し市販の痛み止めを服用すると、歯の動きが悪くなる恐れがあるため、痛み止めを服用する際は、必ず歯科医師の指示に従うようにしてください。

痛みのある箇所に刺激を与えない

マウスピース矯正中の歯は、少しの刺激でも痛いと感じることがあります。そのため、極力刺激を与えず、安静にするよう心がけてください。

特に、患部の冷やしすぎや温めすぎには注意が必要です。

冷やしすぎると血流が悪くなり、歯の移動を妨げる可能性があります。また、温めすぎると、血流が促進されて痛みが増す可能性があるでしょう。

他にも、患部を指や舌で触ることも避けてください。マウスピース矯正中の歯は不安定なため、外部からの刺激により歯がグラついたり、想定外の方向に歯が移動したりすることがあります。

まとめ

マウスピース矯正で痛みの原因を対処した笑顔の夫婦

マウスピース矯正は、段階ごとにマウスピースを交換することによって断続的に弱い力をかけて歯の移動を促すため、ワイヤー矯正よりも痛みは少ないといわれています。

しかし、患者様によっては、歯が動く際の痛みや矯正装置の物理的な刺激による痛みが生じることがあるでしょう。また、マウスピース矯正中の歯や歯周組織は敏感で刺激が伝わりやすいため、食事の際などに痛みを感じることもあります。

どの痛みも数日で治ることがほとんどですが、長引く場合は何らかの問題が起こっている可能性があるので、歯科医院を受診してください。

痛みを緩和するために自己判断でマウスピースの装着をやめると、治療の失敗につながるかもしれません。マウスピースを装着できないほどの痛みがある場合は、我慢せずに歯科医師に相談しましょう。

マウスピース矯正でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療、インプラント、セラミック治療、ホワイトニング、歯科矯正など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

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