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小児矯正の費用が気になる!保険適用となる?種類ごとの費用目安について

2024年12月13日
小児矯正の費用が気になる子どもの紹介イメージ

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

子どもの健やかな成長のため、またきれいな歯並びにしてあげたいという願いから小児矯正を検討する保護者の方は少なくありません。

とはいえ、小児矯正をするうえで最も気になるのはやはり費用でしょう。特に兄弟の数が多い場合は高額な治療費がかかる矯正治療を躊躇する方は少なくありません。

そこで、本記事では小児矯正の費用目安や保険適用について解説します。費用を安く抑えるための方法も解説しますので、小児矯正を検討している方は、ぜひお読みください。

小児矯正の費用は保険適用の対象となる?

小児矯正の費用は保険適用の対象となるかのイメージ

一般的に小児矯正は、保険適用の対象になりません。ごく稀なケースを除いて、矯正治療は全て自費治療になります。そのため、小児矯正の費用は高額になりがちです。

しかし、国が認める下記のケースでは、保険適用の対象になる場合があります。

・厚生労働大臣が定める疾患に起因した咬合異常
・前歯や小臼歯の永久歯が3 歯以上生えてこない場合
・顎変形症の手術前・後の矯正歯科治療

上記の条件に当てはまる場合は、年齢に限らず保険適用で矯正治療が受けられる場合があります。

なお、保険適用で治療を受けられるのは、厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生(支)局長に届け出た保険医療機関のみです。保険適用で小児矯正をする場合は、この条件をクリアしている医療機関で矯正治療を受けなければなりません。

参照元:公益社団法人日本矯正歯科学会「矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは」

小児矯正の種類ごとの費用目安[一期治療]

小児矯正の種類ごとの費用目安[一期治療]としてプレオルソを使用する子ども

小児矯正は、一期治療と二期治療の2つに分かれています。

一期治療は主に、子どもの顎の骨や口周りの筋肉の成長に働きかけます。正しく成長するように導くことで、歯を並べるスペースを作ることが目的です。一期治療の費用目安は3万円〜40万円程度です。

歯並びが悪くなる根本的な原因にアプローチすることで、歯並びが悪くなるのを防ぎます。小児矯正にもいろいろな種類があるため、矯正を始める年齢や、口腔内の状態によって選択する治療法は異なります。本項目では、小児矯正の種類ごとの費用の目安について解説します。

バイオネーター

バイオネーターは、下顎の成長を促すことを目的として使用される装置で、費用相場は3万円〜40万円です。口周りの筋肉の力を利用して、口腔組織が正しい位置へ成長するように導きます。

出っ歯や過蓋咬合(前歯の噛み合わせが深いこと)などの症例に適応となります。適応年齢は、8歳〜12歳までの成長期の子どもです。

プレオルソ

プレオルソは、子どもの顎の発育を正しく導くためのマウスピース型の装置で、費用相場は3万円〜20万円程度です。日中の1〜2時間と寝ている間に装着します。プレオルソを装着することで口の中や舌の筋肉の発達を促進し、歯が正しい位置に並ぶように導きます。

プレオルソには、下記のようにいくつかの種類があります。

・タイプⅠ:出っ歯・叢生・過蓋咬合に対応
・タイプⅡ:開咬に対応
・タイプⅢ:反対咬合に対応

上記のように、口腔内の状態に合った装置を選べます。

しかし、骨格的な異常が原因で歯並びが悪い場合は適応となりません。適応年齢は、3歳〜10歳です。

マイオブレース

マイオブレースは、口周りの筋肉を鍛え、顎の成長を正しく導くために使用するマウスピース型の装置で、費用相場は20万円〜40万円程度です。

歯を並べるスペースを確保するだけでなく、舌の位置や口呼吸などを改善するトレーニングも行って、歯並びが整いやすい環境に導きます。

装置は日中1〜2時間と寝ている間に装着し、それと並行して1日10分ほどトレーニングを行います。マイオブレースの適応年齢は、5歳〜15歳です。

拡大床

拡大床は、プラスチックのプレートとワイヤーでできた取り外し式の装置で、費用相場は20万円〜30万円程度です。装置に取り付けられているネジを回すことで、少しずつ顎の横幅を広げていきます。

歯が並ぶスペースがなく、叢生になるリスクが高い場合に拡大床が使用されるケースが多いです。

急速拡大装置

急速拡大装置は、上顎の骨を頬側に広げるために使用する固定式の装置です。拡大床と同様に、ネジを回すことで顎の幅を広げていきます。急速拡大装置の費用相場は、20万円〜30万円程度です。

小児矯正の種類ごとの費用目安[二期治療]

小児矯正の種類ごとの費用目安[二期治療]としてマウスピース矯正をする子供

一期治療で、顎の骨の成長を正しく導き、歯並びが悪くなるのを防ぐことはできますが、理想的な歯並びと噛み合わせになるとは限りません。一期治療で歯並び・噛み合わせが整わなかった場合には二期治療を行います。二期治療の費用目安は40万円〜100万円程度です。

二期治療では大人の矯正と同様に、ワイヤー矯正とマウスピース矯正で治療を行うことが多いです。それぞれの治療法の特徴と費用目安について、以下に解説します。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正とは、歯の表面にブラケットを装着し、そこにワイヤーを通して歯を動かす矯正方法で、費用相場は40万円〜100万円程度です。

歯の表側に矯正装置を装着する場合、口を開けたときに目立つことがありますが、固定式のため効率的に歯を動かせるというメリットがあります。

また、幅広い症例に対応できる点もメリットです。マウスピース矯正では治療が難しいと診断された場合でも、ワイヤー矯正であれば対応できる可能性があります。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、マウスピースを装着して歯を動かす矯正方法で、費用相場は50万円〜80万円程度です。

透明なプラスチック製の装置を使用するため、ほとんど目立ちません。また、取り外しが可能なので、歯磨きや食事に影響が出にくい点もメリットです。そのため、マウスピース矯正を希望する方も少なくありません。

マウスピース矯正はワイヤー矯正に比べて適応範囲が狭く、難しい症例には対応できない場合があります。

しかし、一期治療である程度歯並びが整った状態であれば、マウスピース矯正で治療できるケースも多いでしょう。

小児矯正の費用負担を抑える方法

小児矯正の費用負担を抑える方法として医療費控除を申請をするイメージ

上記で紹介したとおり、小児矯正は基本的に保険が適用されないため高額です。そのため、できるだけ治療費を抑えたいと考える保護者の方もいるでしょう。本項目では、小児矯正の費用負担を抑える方法について解説します。

モニターを募集している歯科医院を選ぶ

矯正歯科のなかには、モニターを募集しているところがあります。モニターになると特典を得られることも多く、上手に利用することで費用を安くできる場合があるでしょう。

モニターは随時募集していたり、特別キャンペーンのみに募集していたりと歯科医院によって異なります。

しかし、モニターになると、口腔写真をネット上で公開するなどの条件がある場合もあります。また、モニターになっても、希望する治療を受けられるとは限りません。モニターとしての治療を始める前に、歯科医師としっかりと話し合うことも大切です。

医療費控除を申請する

医療費控除とは、1年間の治療費の合計が10万円を超えるときに確定申告することで、支払った税金の一部が還付される制度です。

小児矯正の場合は、医療費控除の対象になるケースがほとんどでしょう。治療費そのものを減らせるわけではありませんが、医療費控除を申請することによって経済的な負担を軽減できます。

治療にかかった費用だけでなく、交通費なども対象になります。申請時には領収書が必要になるため保管しておき、確定申告の期間内に申請しましょう。

クレジットカード払いを検討する

クレジットカードでの支払いが可能な歯科医院では、クレジットカードでの支払いを検討することもできます。使用するクレジットカードによっては、ポイントが加算されるからです。

特に、小児歯科の治療は高額なので、効率的にポイントを貯められるケースも少なくありません。医療費そのものが安くならなくてもポイントとして還元されることで、結果的に負担が少なくなるでしょう。

しかし、分割払いやリボ払いにすると、手数料が加算されるため、かえって最終的に支払う金額が高くなる場合があります。クレジットカードを使用する場合は、手数料も踏まえて検討してください。

トータルフィー制を採用している歯科医院を選ぶ

トータルフィー制を採用している歯科医院での治療を検討すると、治療費が安く収まるケースも少なくありません。トータルフィー制とは、矯正費用だけでなく、定期的な通院にかかる費用などを全て含めた金額(トータル)を全額支払う方法です。

小児矯正では、装置が破損したり、口の中に傷ができたりと急なトラブルが起こり、何度も通院しなければならない場合があります。また、子どもの成長の様子を見ながら矯正を進めるため、治療期間が長くなることもあるでしょう。

トータルフィー制であれば、治療開始前に全額を支払うため、追加で費用を支払う必要がありません。一度に払う金額は高額ですが、結果的に安く収まる場合もあるでしょう。

とはいえ、治療期間が短い場合はトータルフィー制を利用しないほうが安く収まる場合もあります。口腔内の状況や治療計画と照らし合わせて支払い方法を決めることが大切です。トータルフィー制の条件は、歯科医院によって異なりますので確認してください。

まとめ

小児矯正の費用を抑え笑顔になる親子

今回は、小児矯正の費用について解説しました。

小児矯正は一期治療と二期治療に分かれます。それぞれの費用の目安は、一期治療が3万円〜40万円程度、二期治療が40万円〜100万円程度です。使用する装置や症状、治療期間によって費用は異なりますので、詳しくは歯科医師に確認しましょう。

小児矯正は特別な場合を除いて保険が適用されません。そのため、高額な費用がかかります。モニターになることや、医療費控除を申請すること、トータルフィー制を採用している歯科医院を選ぶことで費用負担を軽減できる場合があるため、検討するとよいでしょう。

小児矯正を検討されている方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療、インプラント、セラミック治療、ホワイトニング、歯科矯正など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

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