こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。
昨今、口元に対する意識が高まっています。「出っ歯だから人前で口を開けて笑うことに抵抗がある」「できるなら少しでも綺麗な口元にしたい」と、出っ歯の悩みを抱えている方はいるのではないでしょうか。
出っ歯を解消したいと考えている方にとって、目立たず取り外しが可能なマウスピース矯正は魅力的な選択肢でしょう。
今回は、出っ歯をマウスピース矯正で治す方法や治療期間、費用について詳しくお伝えしていきます。
目次
出っ歯とは
上の歯が下の歯に比べて前に突き出ている状態を、上顎前突(じょうがくぜんとつ)といいます。一般的には出っ歯と言われています。
通常、上の前歯は下の前歯よりも2~3mm程出ています。4mm以上下の前歯よりも出ていると、出っ歯の傾向があると診断されます。また、7~8mm以上の差がある場合は、治療対象とされています。
出っ歯の症状
代表的な出っ歯の症状は、以下のとおりです。
前歯でうまく噛み切れない
前歯の前後差が少なければ、食べ物を噛み切ることができます。前歯のずれが大きいと、うまく食べ物を噛み切ることができなくなります。
他の歯で噛もうとするため、噛み合わせのバランスが崩れることもあるでしょう。
唇を閉じられない
口を閉じようとしても、唇が開いてしまうこともあります。唇のみならず口の中も乾燥するため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
口呼吸になる
前歯が大きく突出していると、口を閉じるのが難しいため口呼吸になる方が多いです。口呼吸が習慣化すると、口内が乾燥しやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
また、口周りの筋力が衰え、さらに出っ歯の状態が悪化するという悪循環に陥ることもあります。
発音に影響が及ぶ
発音に影響が出るケースもあります。特に、サ行やタ行の発音がしづらくなり、会話の際に違和感が生じることもあるでしょう。
噛み合わせが悪くなる
出っ歯は噛み合わせにも影響を与えます。上下の歯の噛み合わせが悪いため、奥歯への負担が増し、顎関節に負担をかける可能性もあるでしょう。顎の痛みや違和感の原因になることがあるほか、長期間放置すると顎関節症を引き起こすケースもあります。
出っ歯になる原因
出っ歯になる原因は1つではありません。様々な原因が重なって出っ歯になっている方もいます。
ここでは、出っ歯の主な原因について確認しましょう。
遺伝
顎の大きさや骨格、歯の大きさなどは遺伝します。歯の生え方が遺伝するわけではありませんが、骨格が遺伝することによって出っ歯になりやすくなるケースがあります。
顎の発育が不均一
上顎の骨が成長しすぎたり、下顎の骨が小さかったりすると、出っ歯になる可能性があります。歯並びは整っていても、上下の顎のバランスがとれず前歯が突出して見えるのです。
口呼吸
歯並びは、唇や頬、舌の圧力で綺麗なU字の歯列弓に保たれます。口呼吸を習慣的にしていると、舌が適切な位置にないため、うまくバランスがとれなくなります。
このため、歯並びに影響を与えることがあります。特に、舌が上顎の歯を押し出すような動きを続けると、出っ歯になることがあります。
食べ物をよく噛まない
幼少期に柔らかい食べ物ばかりを食べていると、よく噛む習慣がつかず顎が十分に成長しないことがあります。食べ物を小さく切りすぎている場合も同様に、前歯で噛み切る機会や噛む回数が減少します。
ある程度の大きさの食べ物をよく噛んで食べる習慣をつけることが、顎の成長に繋がります。
指しゃぶりや爪を噛む癖
幼少期の子どもに多く見られる指しゃぶりや爪を噛む行為も、出っ歯の原因になり得ます。歯に長期的に同じ力を加え続けるためです。
ただし、指しゃぶりは成長過程で現れる自然な行動で、3歳頃までは無理にやめさせる必要はないとされています。入眠導入や、精神的安定に繋がっていることもあるため、すぐにやめさせなければならないわけではないのです。
自然とやめていくことが多いですが、5歳以降も続ける場合はやめられるようにサポートしてあげましょう。指しゃぶりを長くしているほど、出っ歯になる可能性は高まります。
出っ歯を放置するリスク
出っ歯を放置すると、見た目だけでなく健康面にも影響が出ます。
胃腸に負担がかかる
出っ歯が進行すると、噛み合わせが悪くなり食べ物をうまく噛めなくなります。適切に食物を噛み砕かずに飲み込むので、胃腸に負担をかけてしまうでしょう。消化不良などにつながる可能性もあります。
顎関節症の原因になる
噛み合わせが悪いと、顎に負担がかかります。痛みや違和感を生じる顎関節症になることもあります。
歯周病や虫歯のリスクが高まる
お伝えしたとおり、出っ歯の状態では唇を閉じにくく、無意識のうちに口呼吸をする方が多いです。この場合、口の中が乾燥して虫歯や歯周病のリスクが高まります。
唾液には、細菌の働きを抑制する殺菌作用や、口内の汚れを洗い流す自浄作用があります。これらの作用が十分に働かないと、口腔トラブルのリスクが高まるのです。
うまく発音できなくなる
出っ歯の場合、舌が正常な位置にないことが多く、特にさ行やた行などの音をうまく発音できなくなるケースが多いです。スムーズに会話できないために、コミュニケーションに自信をなくす可能性もあるでしょう。
前歯を怪我しやすい
前歯が前方に飛び出しているため、転んだりぶつかったりした時に前歯を損傷しやすいです。欠けたり揺れたりすることがあり、歯が折れることもあるでしょう。
マウスピース矯正で出っ歯は治せる?
出っ歯には、大きく分けて2つのタイプがあります。一つは、歯自体の傾きが原因で上の前歯が前に飛び出しているケースで、歯槽性上顎前突と呼ばれます。もう一つは、上顎の骨自体が前方に成長しすぎていることが原因で起こるもので、骨格性上顎前突と言います。
歯槽性の出っ歯は、矯正治療で改善できる可能性が高いでしょう。
しかし、骨格性の出っ歯の場合は、歯並びの矯正だけでは十分な改善が難しいです。場合によっては、外科的な手術が必要になることもあります。
ここでは、マウスピース矯正で治療できる出っ歯と、できない出っ歯について詳しく解説します。
マウスピース矯正で治せるケース
通常よりも前歯の生えている位置が前方にある、前歯が前方に傾いて生えているなどの場合、治療できる可能性が高いです。歯を少しずつ動かせば正常な位置に戻せるので、マウスピース矯正でも対応できるでしょう。
マウスピース矯正で治せないケース
上顎が大きく下顎の骨より前に出ている場合や、下顎が小さい場合は、矯正治療だけでは改善できないでしょう。出っ歯の原因が、歯ではなく顎の骨格の問題だからです。
マウスピース矯正を含む歯列矯正では、歯の位置を移動させて歯並びを整えます。骨格を矯正するものではないので、マウスピース矯正をしても前歯の突出感は改善できないのです。
上下の顎のバランスの問題で出っ歯になっている場合、外科的な処置が必要になる可能性が高いです。
また、インプラントが多く埋入されている場合も、矯正治療では対応できないかもしれません。インプラントとは、人工の歯根を顎の骨に埋め込んで、その上に人工の歯を取り付けて失った歯を補う治療法です。歯根を顎の骨に埋め込んで固定しているため、動かすことができません。
マウスピース矯正で出っ歯を治す場合にかかる期間
マウスピース矯正には、部分矯正と全体矯正の2種類があります。それぞれ治療期間が異なるので、詳しく確認しましょう。
部分矯正
部分矯正は、前歯部分だけを矯正する方法です。出っ歯の原因が前歯の傾きにあり、必要な歯の移動量も少ない場合に選択可能です。
前歯部分だけを矯正するので、数か月~1年程度で矯正が完了します。
全体矯正
全体矯正は、奥歯も含めた全ての歯を対象に行う矯正方法です。全体的に歯を動かす必要があるため、半年から3年程度の期間がかかります。
マウスピース矯正で出っ歯を治す場合にかかる費用
マウスピース矯正は、使用するブランドや治療期間、難易度によって費用が異なります。また、部分矯正か全体矯正かによっても大きく変動します。
部分矯正の場合は10万円~45万円、全体矯正の場合は60万円~100万円が相場です。歯科医院によって料金設定が異なるため、事前に確認しておきましょう。
まとめ
出っ歯の治療は、マウスピース矯正で行えるケースと行えないケースがあります。出っ歯の原因や状態によっては、マウスピース矯正では治療できないかもしれません。
出っ歯はお口のトラブルに繋がることもありますので、治療方法や費用についてもまずは歯科医師と相談してみましょう。
出っ歯でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療、インプラント、セラミック治療、ホワイトニング、歯科矯正など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちら、予約・お問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご活用ください。