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マウスピース矯正では抜歯をする?抜歯のメリットと注意点も

2025年6月13日
マウスピース矯正のために抜歯するイメージ

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

マウスピース矯正は、近年注目されている矯正治療の1つで、ワイヤーやブラケットを使わず、透明なマウスピースを段階的に交換しながら歯を移動させていく矯正法です。マウスピースが目立ちにくく、取り外しもしやすいことから、多くの方に選ばれているのです。

しかし、治療の内容によっては抜歯が必要になるケースもあり、不安を感じる方も少なくありません。「マウスピース矯正では本当に抜歯をするのか?」「抜歯が必要な場合と不要な場合の違いは?」といった疑問を抱く方も多いでしょう。

この記事では、マウスピース矯正における抜歯の必要性やメリット、注意点などについて詳しく解説していきます。

マウスピース矯正とは

女性がマウスピースを装着する様子

マウスピース矯正とは、従来のワイヤー矯正とは異なり、透明なプラスチック製のマウスピースを使用して歯を少しずつ動かしていく矯正治療です。治療計画に基づいて複数のマウスピースを用意し、1〜2週間ごとに新しいものに交換することで、段階的に歯並びを整えていきます。

マウスピースは取り外しが可能なため、食事や歯みがきの際に外すことができます。口腔や装置を衛生的に保てるというメリットがあります。また、透明で目立ちにくく、矯正中であることが気づかれにくいという点も大きな魅力です。

これらの特徴から、人前に出る機会が多い大人の患者さまを中心に人気が高まっています。

治療においては、3Dスキャナーを用いて精密な歯型を取り、コンピューター上で治療計画を立てるのが一般的です。治療期間や適応範囲は症例によって異なりますが、軽度から中等度の歯列不正であれば、マウスピース矯正が有効な選択肢となるでしょう。

マウスピース矯正では抜歯をする?

マウスピース矯正では抜歯をするのか考える女性

マウスピース矯正は、見た目の自然さや装着の快適さが特徴ですが、歯を移動させるためのスペースが必要な点では他の矯正治療と変わりません。そのため、症例によっては抜歯が必要になる場合があります。

マウスピース矯正で抜歯が必要になるかどうかは、歯並びの状態や顎の大きさ、治療目標などによって異なります。歯科医師による精密な診断を受け、自分の症例に合った判断を仰ぐことが大切です。

ここでは、抜歯が必要なケースとそうでないケースについて、詳しく解説します。

マウスピース矯正で抜歯が必要になるケース

顎の大きさに対して歯が並びきらない、歯の重なりが強い場合は歯を並べるスペースを確保するために抜歯が検討されます。また、出っ歯や上下の噛み合わせにズレがある場合も、抜歯によってバランスを整える必要があるため、治療計画に組み込まれることがあります。

特に、成人矯正では骨格の成長が完了しているため、顎の拡大だけでは限界があるケースもあり、抜歯が現実的な選択肢となります。

マウスピース矯正で抜歯が不要なケース

歯列の乱れが軽度な場合や顎の大きさと歯の大きさのバランスが取れている場合は、抜歯をせずに治療を進めることが可能です。ディスキングと呼ばれる、歯の側面をわずかに削る処置や顎の拡大によってスペースを確保できるためです。

特に、軽度のすきっ歯や部分的な歯のズレであれば、マウスピース矯正のみで十分に対応できることが多いです。

マウスピース矯正で抜歯をするメリット

マウスピース矯正で抜歯をするメリットのイメージ

マウスピース矯正で抜歯が必要と判断された場合、見た目や機能性、治療の安定性など、明確な目的とメリットがあります。ここでは、マウスピース矯正における抜歯のメリットについて解説します。

歯並びが整いやすくなる

一つ目のメリットは、歯並びがより整いやすくなることです。歯が並ぶスペースが不足している状態では、どんなにマウスピースを使っても理想的な位置に動かすのが難しくなります。

抜歯によって十分なスペースを確保することで、歯を正しい位置にスムーズに移動させられるようになります。全体として調和の取れた歯列を実現しやすくなるでしょう。

横顔や口元のバランスを改善できる

二つ目のメリットは、横顔や口元のバランスを改善できる点です。特に、上顎前突(出っ歯)の方などは、抜歯によって口元が自然に引っ込み、フェイスラインが整うことがあります。

口元や横顔、フェイスラインにコンプレックスを抱えている方にとって、大きなメリットと言えるでしょう。

後戻りのリスクを軽減できる

三つ目に、治療後に後戻りが起こるリスクを減らせる可能性があるという点も重要です。無理に歯を動かすよりも、適切なスペースを確保して正しい位置に収めたほうが歯の安定性が高くなり、後戻りが起こりにくくなります。

万が一後戻りが起こると、再治療が必要になり、負担が大きくなります。そうならないためにも、無理に歯を動かさず、しっかりと歯が動くスペースを作ることが重要なのです。

マウスピース矯正で抜歯をする場合の注意点

マウスピース矯正で抜歯をする場合の注意点のイメージ

マウスピース矯正で抜歯が必要になった場合、治療を成功させるために注意すべきポイントがいくつかあります。抜歯を伴う矯正治療は計画性と管理が重要であり、誤った方法で進めると治療結果に影響を及ぼす可能性があります。

ここでは、特に気をつけるべき点について解説します。

精密な診断のもとで計画を立てる

治療を成功させるうえで最も大切なのは、精密な検査や診断を受けたうえで治療計画を立てることです。一度抜いた歯は二度と元には戻せません。すなわち、抜歯を決めるということは、それだけ重大な決断をするということです。

そのため、レントゲン撮影や3Dスキャナーなどによる精密検査を行い、歯の位置や顎の骨の状態を正確に把握した上で治療方針を決定する必要があるのです。

抜歯後のスペースの管理

次に、抜歯後のスペースの管理も非常に重要です。抜歯によってできた隙間を、計画通りに効率よく閉じていくことが求められます。

マウスピース矯正では、治療計画に基づいて最初に全てのマウスピースを作成します。スペースがうまく閉じない場合は、新たなマウスピースの作製や追加の処置が必要になることがあります。そうなると、治療期間が延びるだけではなく、費用も増えることになります。

自己管理が必要

また、自己管理が必要不可欠という点にも注意が必要です。マウスピース矯正では、マウスピースを1日20時間以上装着しなければ予定通りの効果が出ません。

特に、抜歯後は歯が動きやすくなっているため、マウスピースの装着時間を守らないと、計画通りに歯が動かず治療期間が延びたり、思わぬズレが生じたりする恐れがあります。取り外しが可能な反面、取り扱いや装着時間などを管理する必要があります。

見た目の変化に対する心構えが必要

治療を受けるにあたっては、見た目の変化に対する理解や心構えを持っておくことも大切です。抜歯によって、口元の印象が大きく変わることもあります。

事前にシミュレーション画像などを確認し、自分がどのように変化するのかを把握しておくことが大切です。

また、抜歯直後は隙間が生じます。治療が進めば閉じていきますが、一時的に見た目が気になることもあるでしょう。隙間に食べ物が挟まりやすくなるため、口腔ケアにも気を配る必要があります。

まとめ

整った歯並びを鏡で確認して嬉しそうな女性

マウスピース矯正は、見た目の自然さや快適な装着感から多くの人に選ばれている矯正治療ですが、歯を美しく整えるために抜歯が必要になるケースもあります。抜歯が必要かどうかは、歯並びの状態や顎のスペース、治療の目的によって異なります。

重度の叢生や出っ歯、噛み合わせのズレがある場合などは抜歯が検討されます。

マウスピース矯正でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療、インプラント、セラミック治療、ホワイトニング、歯科矯正など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

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