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セラミック治療にかかる期間は?通院回数や基本的な治療の流れも

2025年8月29日
セラミックの歯と治療期間のイメージ

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

セラミック治療は、見た目の自然さや耐久性の高さから人気の高い審美歯科治療です。なかには「どれくらいの期間がかかるの?」「何回くらい通院すればいいの?」といった疑問を持つ方もいるでしょう。

治療期間は、口腔内の状態や選択するセラミックの種類、治療部位によって異なります。

この記事では、セラミック治療にかかるおおよその期間や通院回数、さらに基本的な治療の流れをわかりやすく解説します。

セラミック治療とは

セラミックの被せ物を試す様子

セラミック治療とは、歯の欠損や虫歯の治療後に使用する被せ物や詰め物に、セラミック(陶材)と呼ばれる素材を用いる治療法です。

金属を使用しないため、自然な白さと透明感が特徴で、周囲の歯と調和した美しい仕上がりが期待できます。見た目の審美性に優れるだけでなく、金属アレルギーのリスクを回避できることも大きなメリットです。

また、セラミックは強度が高く、長期間の使用にも耐えやすい素材です。噛み合わせに配慮しながら作製するため、見た目と機能性の両方を重視した治療が可能です。

ただし、保険適用外となるケースが多いため、費用については事前に歯科医師に確認することが重要です。

セラミック治療の期間の目安と通院回数

セラミック治療にかかる期間のイメージ

セラミック治療にかかる期間や通院回数は、治療する歯の本数や口腔内の状態によって異なりますが、一般的には2〜3週間程度で2〜3回の通院が目安です。

土台となる歯の状態が悪い場合や、神経の治療を伴うケースでは、数週間から1カ月程度かかることもあります。さらに、複数の歯を同時に治療する場合や、全体の噛み合わせを調整する必要がある場合は、より長期の治療計画になることがあります。

セラミック治療の基本的な流れ

セラミック治療のために取った歯型

ここでは、一般的な治療の流れについて説明します。

初診とカウンセリング

治療はまず、歯科医師による診察とカウンセリングから始まります。虫歯や歯周病の有無、歯の状態、噛み合わせを確認し、治療の適応を判断します。そのうえで、セラミックの種類や費用、治療期間について丁寧に説明し、患者さんの希望を反映した計画を立てます。

歯の形成と型取り

次に、セラミックを装着するために歯を適切な形に整えます。この作業により、装着後の安定性や見た目の自然さが確保されます。その後、精密な型取りを行い、技工所でオーダーメイドのセラミックを作製します。必要に応じて仮歯を装着し、治療中の見た目や噛み合わせを維持します。

セラミックの装着と調整

完成したセラミックを歯にセットする際は、適合性や色調を慎重に確認します。歯科用セメントで装着したあと、噛み合わせを調整し、自然な咬合を実現します。最後に、正しいケア方法やメンテナンスの重要性について説明し、治療は終了です。

セラミック治療のメリット・デメリット

セラミック治療のメリット・デメリットのイメージ

ここでは、セラミック治療を検討する際に理解しておきたいメリットとデメリットを詳しく解説します。

セラミック治療のメリット

セラミック治療のメリットは、以下のとおりです。

見た目が自然

セラミックは、天然歯に近い質感を持つ素材です。透明感や光の透過性に優れており、装着後の見た目がとても自然で、周囲の歯との調和がとれます。特に、笑ったときに目立つ前歯の治療では、この自然な美しさが大きな魅力です。

金属を使った被せ物では、光沢や色味が不自然になりやすく、周囲の歯との違いが目立つことがありますが、セラミックならその心配がありません。審美性を重視する方にとって、セラミック治療は非常に満足度の高い選択肢といえるでしょう。

変色しにくい

セラミックは、プラスチック素材のレジンに比べて、時間が経っても変色が起こりにくいという特徴があります。コーヒーや赤ワイン、カレーといった色素の濃い飲食物を口にしても、表面に色が付きにくく、清潔で美しい状態を長く保つことができます。

これに対し、レジンは使用を重ねるうちに黄ばむことがあるため、審美性を維持するために定期的な交換が必要になる場合があります。長期間にわたり白く美しい歯を維持できる点は、セラミックならではの大きな魅力です。

金属アレルギーの心配がない

セラミック治療は、金属アレルギーを持つ患者さんでも安心して受けられる治療法です。

金属製のクラウンやブリッジでは、唾液や食べ物と反応して金属イオンが溶け出すことがあります。それが体内に取り込まれることで、皮膚炎やかゆみなどのアレルギー症状を引き起こす可能性があるのです。

特に、長期間にわたり口の中で金属を使用する場合、このリスクは避けられません。

セラミックであれば、そうしたトラブルを防ぐことができるため、より安全性の高い治療を希望する方に選ばれています。

歯ぐきの変色を防げる

金属を使った補綴物は、経年によって歯ぐきが黒ずむことがあります。これは、金属が溶け出して歯ぐきに沈着することが原因です。見た目に大きな影響を与えるため、審美性を重視する方にとっては大きなデメリットといえるでしょう。

一方、セラミックは金属を含まないため、このような歯ぐきの変色が起こりません。治療後も自然で清潔な印象を維持でき、笑顔に自信を持てることが期待できます。

適切な噛み合わせが再現できる

セラミックは精密な加工が可能な素材です。そのため、治療後の歯の形態や噛み合わせを細かく調整することができます。しっかりと噛めることは、食事を楽しむうえで欠かせない要素です。噛み合わせが崩れると顎関節症やほかの歯への負担にもつながります。

セラミック治療のデメリット

セラミック治療のデメリットは、以下のとおりです。

費用が高い

セラミック治療は、保険が適用されない自由診療であることが多いため、費用負担が大きくなるのが現実です。使用するセラミックの種類や治療本数によって価格は異なりますが、一般的なレジンや金属を使った治療と比べると高額になりやすい点は理解しておく必要があります。

衝撃に弱い

セラミックの歯に衝撃が加わると割れることがあります。強い力で噛む習慣や歯ぎしりをする癖がある方は、セラミックの歯が破損するリスクがあるため、ナイトガードを装着するなどの予防策が必要になります。

治療に時間と回数がかかることがある

セラミック治療は、精密な型取りや技工所での作製工程を経て行われるため、最低でも2回以上の通院が必要です。また、虫歯・歯周病の治療や仮歯の調整が加わると、さらに期間が延びることがあります。スケジュールに余裕を持って治療計画を立てることが大切です。

削る量が多い場合がある

セラミックをしっかりと装着するために、歯をある程度削る必要があります。特にクラウンを用いる場合、歯の表面を大きく削ることがあり、歯の状態によっては神経の処置を行うケースもあります。

この点は、歯をなるべく残したいと考える患者さんにとってデメリットとなるでしょう。

修復や再治療が必要になる場合もある

セラミックは長期間使用できる素材ですが、口腔内の環境や噛み合わせの変化により、数年後に再調整や再治療が必要になることもあります。また、セメントの劣化や二次カリエス(再びできる虫歯)が生じた場合には、再治療が必要となります。

まとめ

セラミック治療をした美しい歯を見せて笑う女性

セラミック治療は、自然な見た目と耐久性を兼ね備えた補綴治療で、金属を使わないためアレルギーの心配が少なく、歯ぐきの変色を防げる点も魅力です。

治療期間は通常2〜3週間、通院回数は2〜3回が目安ですが、歯の状態や治療本数によってはさらに時間がかかる場合もあります。

基本的な流れは、初診とカウンセリング、歯の形成と型取り、セラミック装着というステップです。費用や治療期間はセラミックの種類や口腔内の状態によって異なるため、事前に歯科医師に確認しましょう。

セラミック治療を検討されている方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療、インプラント、セラミック治療、ホワイトニング、歯科矯正など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

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