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小児矯正の治療期間はどれくらい?理想の歯並びを目指すために大切なこと

2025年12月19日
ワイヤー矯正中の子ども

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

子どもの歯並びや噛み合わせに不安を感じたとき、矯正治療を検討する保護者の方は多いでしょう。

しかし、小児矯正はどれくらいの期間がかかるのか気になる保護者の方は少なくありません。実際、小児矯正は成長段階に応じて1期治療と2期治療に分かれており、それぞれに目的や治療法、期間の違いがあります。

今回は、小児矯正の治療期間の目安をはじめ、小児矯正のメリット・デメリット、スムーズに進めるためのポイントまで解説します。小児矯正を検討されている保護者の方は、ぜひ参考にしてください。

小児矯正の治療期間はどれくらい?

小児矯正の治療期間について説明するイメージ

小児矯正は1期治療と2期治療に分かれており、それぞれの段階で目的が異なります。治療期間も異なるため、事前に把握しておくことが重要です。

1期治療の場合

1期治療は、主に6歳から12歳までの混合歯列期に行われる治療です。この時期は、乳歯と永久歯が混在しており、顎の成長を利用しながら歯を正しい位置に並べる土台を整えることを目的とした治療が行われます。

1期治療の期間は症状の程度や成長のスピードによって個人差がありますが、一般的に1年から3年程度が目安とされています。この段階では、拡大床やマウスピース型の矯正装置などの取り外し可能な装置が使用されることが多いです。

また、1期治療の終了後に経過観察期間を設け、必要であれば2期治療へと進むケースも少なくありません。1期治療で歯並びの問題が改善すれば、2期治療を受けずに済むケースもあるため、この段階の治療はとても重要です。

2期治療の場合

2期治療は、永久歯がすべて生えそろったあとに行われる治療です。多くの場合、中学生以降に開始され、成人矯正とほぼ同じ内容の治療になります。目的は、歯列の仕上げを行い、理想的な噛み合わせや見た目を整えることです。

主な矯正方法には、ワイヤー矯正やマウスピース矯正があります。2期治療の期間は1年から3年程度が目安です。1期治療を受けた場合は、ある程度歯の土台が整っているため、2期治療が短期間で終わることもあります。

一方で、1期治療を受けなかった場合は、その分調整に時間がかかることもあります。審美的な仕上がりや噛み合わせの精度を重視する場合は、1期治療後に2期治療を受けることが推奨されます。

小児矯正のメリットとデメリット

小児矯正のメリットとデメリットのイメージ

小児矯正には、成長期ならではのメリットが多くある一方で、注意すべきデメリットも存在します。治療を始める前に、メリットとデメリットをきちんと理解し、総合的に判断することが大切です。

小児矯正のメリット

まずは、小児矯正を受けることで得られる主なメリットについて見ていきましょう。成長途中だからこそできる治療が多くあり、将来的な負担を軽減できる可能性もあります。

顎の成長をコントロールできる

小児矯正の大きなメリットの一つは、顎の成長を利用しながら治療できる点です。

成長期の子どもは骨がやわらかく、発達途中であるため、顎の幅を広げたり、上下の顎のバランスを整えたりする治療が可能です。自然な成長を促しながら理想的な歯並びへと導くことができるため、将来的に外科的処置が必要となるリスクを軽減できます。

将来的な抜歯のリスクを減らせる

小児矯正を早い時期に始めることで、歯がきれいに並ぶためのスペースを確保しやすくなります。

成長に合わせて顎の大きさを整えることで、永久歯が生えてくる場所が不足しにくくなり、歯が重なったり、ずれて生えたりするのを防ぐことができます。その結果、大人になってから矯正治療を行う場合でも、歯を抜かずに治療できる可能性があります。

体への負担を抑えながら歯並びを整えられる点は、小児矯正の大きな利点です。

発音や咀嚼の改善が期待できる

歯並びが乱れていると、言葉をうまく発音できなかったり、食べ物をしっかり噛めなかったりすることがあります。特に前歯にすき間があったり、噛み合わせが悪かったりすると、サ行やタ行などの音がはっきり発音できないこともあります。

小児矯正で歯並びや噛み合わせを整えることで、発音がクリアになり、会話がしやすくなる場合があります。また、きちんと噛めるようになることで、食事中の消化も助けられ、体の成長にも良い影響を与えると考えられています。

小児矯正のデメリット

次に、小児矯正を始めるうえで知っておきたい注意点や負担について解説します。メリットだけでなく、こうしたデメリットにも目を向けることで、より現実的な判断ができるようになります。

治療期間が長くなる可能性がある

小児矯正は、成長に合わせて段階的に治療を行うため、どうしても治療期間が長くなる傾向があります。

たとえば、1期治療で土台を整えたあと、永久歯が生えそろってから2期治療に進むことが一般的で、全体で数年かかるケースも少なくありません。経過観察の期間も含めると、通院が5年以上におよぶこともあります。

長い期間、定期的に歯科医院に通う必要があるため、お子さんだけでなく保護者の方への負担も大きいでしょう。

子ども自身の協力が不可欠

小児矯正は、保護者の方だけでなく子ども自身の協力が欠かせません。取り外し式の装置は装着時間を守る必要がありますし、装置のお手入れや歯磨きも丁寧に行う必要があります。

子どもが装置の装着を嫌がったり、習慣化できなかったりすると、治療効果が出にくくなるだけでなく、治療期間が延びることもあります。そのため、モチベーションの維持や習慣づけが求められます。

費用がかかる

小児矯正は、1期治療と2期治療の2段階に分けて行うことが多いため、トータルの費用が高くなることがあります。治療に使う装置代や定期的な通院の費用などが積み重なることで、最終的な負担が大きくなるケースもあります。

事前にどれくらいの費用がかかるのか、歯科医院でしっかり確認しておくことが大切です。

小児矯正を計画どおりに進めるためには

子どもに歯の仕上げみがきをしている母親

計画通りに治療を進めるためには、日常生活のなかでの工夫や、お子さんと保護者の方の協力が必要不可欠です。ここでは、スムーズに治療を進めるための大切なポイントを3つご紹介します。

しっかり歯磨きをする

矯正装置をつけていると、食べかすが装置のすき間にたまりやすくなり、虫歯になるリスクが高まります。そのため、毎日の歯みがきをいつも以上に丁寧に行うことが大切です。

固定式の装置を使用する場合は、タフトブラシやデンタルフロスを使って細かい部分に付着した汚れをしっかり除去する必要があります。特に小さなお子さんの場合は、保護者の方が仕上げみがきをしてあげると安心です。口の中を清潔に保つことが、治療の成功につながります。

装置の装着時間を守る

取り外しできる矯正装置を使用する場合は、決められた時間きちんと装着することがとても大切です。装着時間を守らないと、予定よりも治療が長引く可能性があります。

子どもが忘れずに装置をつけられるように、保護者の方が声をかけたり、習慣化をサポートしたりすることが大切です。

定期的に通院する

矯正治療中は、定期的に歯科医院で検診を受ける必要があります。定期的に歯科医院を受診し、歯並びの状態を確認したり、矯正装置を調整したりすることで、計画通りに治療を進めることができるのです。

しかし、歯科医師の指示どおりに通院しないと、何らかのトラブルが起こっていても発見が遅れ、治療が予定より長くなることがあります。学校や習いごととのスケジュールを調整しながら、通院を続けることが治療成功のポイントです。

まとめ

綺麗な歯並びをした笑顔の家族

小児矯正は、子どもの成長を生かして歯並びや噛み合わせを整えることができる治療です。

治療は1期治療と2期治療に分かれ、それぞれに目的や進め方、期間の違いがあります。成長に合わせて段階的に行うため、時間がかかる場合もありますが、その分、将来的な抜歯や外科的な処置のリスクを減らすことができます。

治療をスムーズに進めるためには、子ども自身の協力と保護者の方のサポートが欠かせません。まずは信頼できる歯科医師に相談し、お子さんに合ったタイミングで治療を始められるよう、準備をしましょう。

小児矯正を検討されている方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療、インプラント、セラミック治療、ホワイトニング、歯科矯正など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

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