日本臨床歯科CADCAM学会で認定医取得・アワード受賞しました
こんにちは。大阪府八尾市の医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。
もりかわ歯科では、マウスピース矯正・小児矯正・インプラント・詰め物や被せ物治療など、さまざまな歯科治療において、口腔内スキャナーやCAD/CAMなどのデジタル技術を活用した診断・治療計画に取り組んでいます。
近年、歯科医療の分野ではデジタル化が進み、口腔内スキャナーによる型取り、CTデータを用いた診断、CAD/CAMによる補綴物の設計、マウスピース矯正における治療シミュレーションなど、さまざまな場面でデジタル技術が活用されています。
当院では、こうした技術を単に「新しい設備」として導入するのではなく、患者さまにとって分かりやすく、納得しやすい診断・治療説明につなげることを大切にしています。
このたび、当院の歯科医師 森川康司が、一般社団法人 日本臨床歯科CADCAM学会において、学会発表および認定医試験に取り組みました。
また、2025年12月にパシフィコ横浜で開催された第11回学術大会では、オーラル発表の中でアワード賞を受賞しました。

今回のブログでは、これらの活動についてご報告するとともに、もりかわ歯科がなぜデジタル歯科・CAD/CAMに力を入れているのか、そしてその取り組みを患者さまの診療にどのように還元していきたいと考えているのかをお伝えします。
CAD/CAMとは?
CAD/CAMとは、コンピューターを用いて歯の修復物や装置などを設計・製作するデジタル技術です。
歯科治療におけるCAD/CAMという言葉は、詰め物や被せ物の作製で耳にされることが多いかもしれません。しかし実際には、CAD/CAMやデジタル技術は、補綴治療だけでなく、矯正治療、インプラント治療、咬み合わせの診断など、幅広い分野と深く関わっています。
たとえば、口腔内スキャナーを用いることで、お口の中の状態をデジタルデータとして記録できます。そのデータをもとに、歯並びや噛み合わせ、被せ物の形、治療後のイメージなどを確認しながら、より分かりやすく治療説明を行うことができます。
また、マウスピース矯正では、歯の動きや治療計画をデジタル上で確認することがあります。インプラント治療や被せ物治療においても、噛み合わせや補綴物の設計を考えるうえで、デジタル技術は重要な役割を持っています。
つまりCAD/CAMは、単に「機械で歯を作る技術」ではなく、患者さまのお口の状態を把握し、分かりやすく説明し、治療計画を立てるための大切な技術だと考えています。
2025年夏のCAD/CAM学会 夏フェスで発表しました
2025年夏に開催された日本臨床歯科CADCAM学会の夏フェスでは、オーラル発表とポスター発表を行いました。

発表では、日々の臨床で取り組んでいるデジタル技術の活用や、診断・治療計画における工夫について報告しました。
オーラル発表では、「フリーソフトを用いた院内CAD/CAMシステムの構築」について発表しました。院内でデジタルデータをどのように活用し、診断や治療計画、患者さまへの説明に役立てていくかという取り組みを整理し、発表する機会となりました。

学会発表は、単に自分たちの取り組みを紹介するだけではありません。全国の歯科医師や専門家の方々と意見交換を行い、他の先生方の臨床や研究から学び、自院の診療を見直す貴重な機会でもあります。
今回の夏フェスでは、オーラル発表とポスター発表の両方を経験することで、もりかわ歯科で行っているデジタル歯科の取り組みを、より客観的に整理することができました。
また、同学会の認定医試験にも挑戦し、合格することができました。

認定医試験を受ける過程では、CAD/CAMやデジタル歯科に関する知識だけでなく、実際の臨床でどのように活かすかを改めて学ぶ機会となりました。
この経験を通じて、今後も日々の診療の中で、患者さまにとって分かりやすく、安心して治療を受けていただける説明や治療計画を大切にしていきたいと考えています。
第11回学術大会でオーラル発表を行い、アワード賞を受賞しました
2025年12月には、パシフィコ横浜で開催された日本臨床歯科CADCAM学会 第11回学術大会に参加し、オーラル発表を行いました。

この第11回学術大会では、全国からデジタル歯科・CAD/CAM治療に取り組む歯科医師や関係者が集まり、さまざまな発表や講演が行われました。
その中で、当院の歯科医師 森川康司が行ったオーラル発表に対して、アワード賞をいただくことができました。

今回の受賞は、日々の臨床で取り組んでいるデジタル歯科・CAD/CAMへの姿勢を評価していただいたものと受け止めています。
もちろん、学会での受賞はゴールではありません。大切なのは、その経験を日々の診療に活かし、患者さまにより分かりやすく、納得して治療を受けていただけるように還元していくことです。
今回の学会発表と受賞を励みに、今後もデジタル技術を活用した診断・治療計画の質を高め、地域の皆さまにより良い歯科医療を提供できるよう努めてまいります。
デジタル歯科への取り組みを患者さまにどう還元するか
学会発表や認定医試験、アワード受賞は、医院側の活動としては大きな節目ですが、患者さまにとって最も大切なのは、それが実際の治療にどう活かされるのかという点だと思います。
もりかわ歯科では、CAD/CAMや口腔内スキャナーなどのデジタル技術を、次のような形で日々の診療に活かしていきたいと考えています。
1. お口の状態を分かりやすく説明する
歯科治療では、患者さまご自身が自分のお口の状態を正しく理解することがとても大切です。しかし、歯並びや噛み合わせ、被せ物の形、歯を失った部分の状態などは、鏡で見ただけでは分かりにくいことも多くあります。
口腔内スキャナーや画像データを活用することで、お口の中の状態を視覚的に確認しやすくなります。患者さまにも画面を見ていただきながら説明することで、どこに問題があるのか、なぜその治療が必要なのか、治療後にどのような状態を目指すのかを、できるだけ分かりやすくお伝えすることができます。
もりかわ歯科では、患者さまが納得して治療を選択できるよう、説明の分かりやすさを大切にしています。
2. 治療計画をより丁寧に立てる
マウスピース矯正、インプラント、被せ物治療などでは、治療前の診断と計画がとても重要です。
たとえば、マウスピース矯正では、歯をどのように動かすのか、噛み合わせにどのような影響があるのか、治療後の安定性はどうかを考える必要があります。インプラント治療では、歯を失った部分だけを見るのではなく、骨の状態、噛み合わせ、周囲の歯、将来的なメンテナンスまで考慮する必要があります。被せ物や詰め物の治療でも、見た目だけでなく、噛み合わせや清掃性、長期的に使える形を考えることが大切です。
デジタル技術を活用することで、これらの情報を整理しながら、患者さま一人ひとりに合った治療方針を検討しやすくなります。
3. マウスピース矯正の診断に活かす
マウスピース矯正は、装置が目立ちにくく、取り外しができることから、多くの方が関心を持たれている治療です。
一方で、マウスピース矯正はすべての症例に適しているわけではありません。歯のガタつきの程度、噛み合わせ、歯を動かす方向、骨格的な問題、歯周組織の状態などを確認したうえで、マウスピース矯正で対応できるのか、ワイヤー矯正や補助的な処置を組み合わせるべきかを判断する必要があります。デジタル診断は、こうした判断を丁寧に行うための一つの手段です。
もりかわ歯科では、単にマウスピース矯正をすすめるのではなく、マウスピース矯正でできること・難しいことを診断したうえで、患者さまに合った治療方法をご提案することを大切にしています。
4. インプラントや被せ物治療にも活かす
CAD/CAMやデジタル技術は、インプラント治療や被せ物治療とも深く関係しています。
歯を失った場合、インプラント、ブリッジ、入れ歯など複数の選択肢があります。その中でどの治療方法が適しているかは、患者さまのお口の状態、噛み合わせ、残っている歯、骨の状態、生活習慣などによって異なります。インプラント治療では、CTなどの情報をもとに骨の状態や噛み合わせを確認し、治療後の補綴物まで考えた計画が重要です。また、被せ物や詰め物の治療では、見た目の美しさだけでなく、噛み合わせや清掃性、長期的な安定性も考える必要があります。
もりかわ歯科では、デジタル技術を活用しながら、見た目だけでなく、しっかり噛めること、長く使えること、メンテナンスしやすいことを大切にした治療計画を心がけています。
5. 小児矯正や成長期の診断にもつなげる
デジタル技術は、大人の治療だけでなく、子どもの歯並びや成長期の診断にも役立ちます。小児矯正では、今ある歯並びだけを見るのではなく、顎の成長、永久歯の生え方、口呼吸、舌の癖、噛み合わせの変化などを総合的に確認することが大切です。お子さまの場合、成長に合わせてお口の状態が変化していくため、経過を記録しながら見ていくことが重要になります。
デジタルデータを活用することで、現在の状態を記録し、変化を比較しやすくなります。また、親御さんにもお口の状態を分かりやすく説明しやすくなります。
もりかわ歯科では、お子さまの歯並びや成長期の噛み合わせについても、分かりやすい説明と丁寧な診断を大切にしています。
八尾市で専門性の高い歯科治療を相談しやすい医院へ
もりかわ歯科は、大阪府八尾市で長く地域の皆さまに通っていただいている歯科医院です。
日々の診療では、むし歯や歯周病の治療、定期検診などの基本的な歯科医療を大切にしながら、患者さま一人ひとりのお悩みに合わせて、矯正治療・インプラント治療・詰め物や被せ物治療などにも対応しています。
その中で、口腔内スキャナーやCAD/CAMなどのデジタル技術は、診断や治療計画、患者さまへの分かりやすい説明に役立つ大切な取り組みだと考えています。
今回の学会発表や認定医試験、アワード賞の受賞をきっかけに、今後も新しい知識や技術を学び続け、日々の診療に活かしてまいります。
マウスピース矯正・小児矯正・インプラントのご相談について
八尾市でマウスピース矯正、小児矯正、インプラント、CAD/CAMを活用した詰め物・被せ物治療をご検討の方は、もりかわ歯科へご相談ください。
患者さまのお口の状態を確認したうえで、治療方法の選択肢、メリット・デメリット、費用、期間、リスクについて分かりやすくご説明します。
治療方法は、お口の状態や年齢、噛み合わせ、生活習慣によって異なります。すべての方に同じ治療が適しているわけではありません。だからこそ、もりかわ歯科では、まずは丁寧な診断とカウンセリングを大切にしています。
お口のことで気になることがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。
監修 森川康司
日本臨床歯科CADCAM学会 2025年(第11回学術大会)オーラル発表最優秀賞 受賞
一般社団法人日本臨床歯科CADCAM学会 認定医






