電話する

予約

地図

メニュー
ヘッダーオファー

虫歯が進行して歯を抜かなければならない場合、抜けた歯の代替手段はありますか?

2024年5月8日
抜けた歯の代替手段は?

こんにちは。大阪府八尾市の歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯科医やスタッフにとっては当たり前のことでも、患者さんにとっては歯の専門家ではありません。そのため、様々な疑問や不安を抱くのは当然です。

私たちは、患者さんが歯や口腔の健康について、安心して治療を受けられるように、疑問や不安を解消することが大切だと考えています。

診療中にすべての疑問にお答えできれば一番ですが、時間の制約や専門的な知識が必要となる場合、十分な説明ができないこともあります。

そこで、当院のブログで、患者さんからよくいただく質問をテーマに、わかりやすく解説していきます。

このブログを通じて、患者さんの歯医者さんへの疑問や不安が少しでも解消され、安心して治療を受けられるお手伝いができれば幸いです。

ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

「抜歯の代替手段は?」の質問に全力回答!

今回は、虫歯が進行してしまって仕方なく歯を抜かなければならなくなった時、患者さんも不安になられることかと思います。

そんな時に「歯を抜いた後はどうすれば良いですか?」など、いよいよ抜歯が必要になった患者さんから抜歯後のご心配の質問をよく受けます。

そういった質問に対して全力でお答えしていきます!

 虫歯の進行と歯の抜歯について

虫歯は進行すると、歯の内部で感染が拡大し、歯の神経や周囲の組織に影響を及ぼすことがあります。歯科医師は、虫歯が進行し歯の構造が破壊された場合、歯を抜くことを勧めることがあります。

歯を抜く理由

歯を抜く理由には、以下のような場合があります

1.虫歯の進行が進んで歯の構造が破壊された場合

2.歯周病による歯周組織の損傷がひどく、歯を支える骨が破壊された場合

3.顎の狭さや歯並びの問題により、歯が正常に噛み合わない場合

4.他の歯科治療による合併症やリスクを回避するため

抜歯後、差し歯はできるの? 適切な治療法を選ぶためのガイド

歯の構造

抜歯後の差し歯治療について、多くの疑問をお持ちかと思います。

結論から申し上げますと、抜歯後の歯根がない状態では、差し歯治療はできません。 差し歯は、歯根に土台となる金属やファイバー製の芯を埋め込み、その上に人工歯冠を被せる治療法です。歯根がない場合は、土台を埋め込む場所がなく、差し歯治療は適用されないのです。

では、抜歯後の歯を失った部分を修復するにはどのような方法があるのでしょうか?

1. ブリッジ

欠損歯の両隣の健康な歯を支えとして、人工歯を橋のように渡す治療法です。保険適用される治療法ですが、支えとなる健康な歯を削る必要があり、将来的に負担がかかる可能性があります。

2. 入れ歯

人工歯を樹脂製の床に装着した取り外し式の補綴物です。保険適用される治療法ですが、違和感や装着による口内炎などの問題が生じる可能性があります。

3. インプラント

顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯冠を被せる治療法です。外科手術が必要となりますが、見た目や機能性、耐久性に優れ、周囲の健康な歯に負担をかけないというメリットがあります。

上記の3つの治療法については後ほど詳しく説明いたします。

最適な治療法は、失った歯の部位、顎の骨の状態、費用などの様々な要素を考慮して、歯科医師と相談しながら決めることが重要です。

差し歯治療について詳しく説明します。

差し歯とは?

差し歯は、虫歯や外傷などで歯の大部分を失った場合に行う補綴治療の一つです。歯根と呼ばれる歯の根っこ部分に金属やファイバー製の芯(コア)を埋め込み、その上に人工の歯冠(被せ物)を装着することで、失われた歯の機能と審美性を回復します。

差し歯治療が適用されるケース

  • 歯冠の大部分が虫歯や破折などで失われた重度の虫歯
  • 歯根がしっかり残っている歯

差し歯の構造

差し歯は、大きく分けて3つの部分で構成されています。

  1. コア:歯根に埋め込まれる芯です。金属製のメタルコアと、グラスファイバー製のファイバーコアがあります。
  2. 土台:コアと被せ物を繋ぐ部分です。金属や樹脂で作られます。
  3. 被せ物:人工の歯冠です。保険診療では銀歯になりますが、自費診療ではセラミック製の白い被せ物を選ぶこともできます。

差し歯の種類

差し歯には、主に以下の種類があります。

  • メタルコア差し歯:最も安価な差し歯です。強度に優れていますが、金属アレルギーのリスクや審美性の低さなどがあります。
  • ファイバーコア差し歯:審美性に優れ、金属アレルギーのリスクもありません。しかし、メタルコア差し歯と比べて強度が低くなります。
  • オールセラミック差し歯:天然歯と見分けがつかないほどの審美性を誇ります。また、金属アレルギーのリスクもありません。しかし、他の差し歯と比べて費用が高くなります。

差し歯のメタルコアとファイバーコア

差し歯のメリット

差し歯には、以下のようなメリットがあります。

  • 失われた歯の機能を回復できる
  • 審美性を向上させることができる
  • 噛み合わせを改善できる
  • 虫歯の再発を防ぐことができる

差し歯のデメリット

差し歯には、以下のようなデメリットもあります。

  • 治療に時間がかかる
  • 費用が高い場合がある
  • 神経を抜く必要がある場合がある
  • 将来的にメンテナンスが必要になる

差し歯治療の流れ

差し歯治療は、通常以下の流れで行われます。

  1. カウンセリング・検査:歯科医師によるカウンセリングと検査を行い、治療計画を立てます。
  2. 麻酔・抜髄:虫歯や神経の炎症がある場合は、麻酔をして神経を抜きます。
  3. コアの形成:歯根にコアを埋め込みます。
  4. 土台の作製:コアと被せ物を繋ぐ土台を作製します。
  5. 被せ物の作製:型取りを行い、被せ物を作製します。
  6. 装着:土台と被せ物を接着し、装着します。

差し歯治療後の注意点

差し歯治療後は、以下の点に注意する必要があります。

  • 丁寧な歯磨きを行う
  • 定期的な検診を受ける
  • 硬いものを噛むときは注意する

 

差し歯は、失った歯の機能と審美性を回復する有効な治療法です。治療には時間や費用がかかりますが、メリットも大きいため、検討してみる価値は十分にあります。

抜歯後の治療法について、不安な点や疑問点があれば、お気軽にもりかわ歯科スタッフにご相談ください。

歯を抜いた後の代替手段

歯を抜かなければならなくなっても、抜いた歯の代替手段はあります。

インプラント

抜歯された歯の代わりに人工の歯根を埋め込み、人工歯を取り付ける方法です。これにより、見た目や機能を維持することができます。

インプラントの費用感

1本あたり30万~50万円が相場です。高額な治療ですが、適切な管理で半永久的に使えるため、長い目で見ると費用対効果が高い可能性があります。

インプラント治療に関して過去のコラム「インプラントの費用っていくらぐらい?」や「歯を失った場合インプラントは選択肢ですか?」でも公開しておりますので、そちらも併せてご覧ください。

ブリッジ

隣接する歯に支えをもらって欠損した歯を補う方法です。歯を削ってブリッジを取り付けます。

ブリッジの費用感

1本あたり3~10万円程度です。保険適用される場合もありますが、適用範囲が限られています。

ブリッジに関する詳しい内容は過去のコラム「歯のブリッジって何?」にて公開しておりますので、是非ご覧ください。

パーシャルデンチャー(入れ歯)

パーシャルデンチャーは、欠損した歯を補うための入れ歯です。周囲の歯に支えをもらって装着し、見た目や噛む機能を回復することができます。

パーシャルデンチャー(入れ歯)の費用感

数万円~数十万円程度です。保険適用されるものもありますが、種類や素材によって費用が変わります。

抜歯後、インプラント治療が完了するまでの期間

抜歯後、インプラント治療が完了するまでの期間

一般的な目安

  • 抜歯後、仮歯装着まで:約1~2ヶ月
    • 抜歯後の傷が治癒する期間
    • 抜歯部位の状態や骨の状態によって異なる
  • 仮歯装着からインプラント埋入まで:約3~4ヶ月
    • 歯茎と骨がしっかり治癒するのを待つ期間
    • 骨の状態によっては、さらに時間がかかる場合もある
  • インプラント埋入から最終的な歯装着まで:約2~3ヶ月
    • 骨とインプラントがしっかりと結合するのを待つ期間
    • 人工歯の製作期間も含まれる

合計期間

  • 最短:約6ヶ月
    • 抜歯即時埋入法で、骨の状態が良好な場合
  • 最長:1年以上
    • 骨造成が必要な場合や、抜歯部位の状態が悪い場合

注意点

  • 上記はあくまで目安であり、個人差があります。
  • 治療計画は、歯科医師の診察により個別に立てられます。

適切な治療法の選択

歯を抜くかどうか、また抜いた後の代替手段は、患者さんの状況や希望、歯科医師との相談に基づいて決定されます。患者さんと歯科医師が共同で治療計画を立て、最適な選択肢を検討することが重要です。

最終的な考え

歯を抜くことは、治療の最後の手段であり、常に避けられるべきではありません。しかし、時には避けられない場合もあります。その際は、適切な代替手段を選択し、患者さんの健康と機能性を最大限に保つことが重要です。

歯科医師とのコミュニケーション

歯を抜かなければならない場合、歯科医師とのコミュニケーションが重要です。患者さんは自身の状況や選択肢を理解し、治療プランに納得することが大切です。

治療のリスクとメリット

どの治療法もリスクとメリットがあります。インプラント治療は手術が必要であり、ブリッジやパーシャルデンチャーよりも費用が高い場合があります。一方で、インプラントは長期的な解決策として高い成功率を持ちます。

最良の選択を見極める

歯を抜かなければならない場合、最適な治療法を選択するためには、患者さんのニーズや希望、歯科医師との相談が欠かせません。患者さんと歯科医師が協力して、最良の選択を見極めることが重要です。

抜歯に関してのお悩みは、もりかわ歯科に相談ください

もりかわ歯科では抜歯後のインプラント治療をはじめ、様々な治療方法で患者さんのお悩みに寄り添いながら最善の治療をご提案させていただきます。

虫歯でお困りの方はもちろん、他院で抜歯をしたけどその後の治療で悩んでいる。セカンドオピニオンを検討している等、治療方法の相談だけでも聞いてほしい!とお考えの方も、お気軽にご連絡ください。

まとめ

いかがだったでしょうか?

歯を抜くことは重大な決断ですが、適切な代替手段を選択すれば、患者さんの口腔健康と生活品質を維持することが可能です。歯科医師とのコミュニケーションを大切にし、最良の治療法を見つけるために積極的に情報を収集しましょう。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さんとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

 

審美歯科にご興味のある方、歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

もりかわ歯科の矯正無料相談はこちら

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

インプラントの費用っていくらぐらい?

2024年4月3日
インプラントの費用っていくらぐらい?

みなさんこんにちは!大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

日々、患者さまが歯科治療や歯の健康について十分に理解して、安心して治療に臨んでいただくことが大切だと考えています。しかし、歯の専門家である歯科医師・スタッフと患者さまとの間には、専門用語や治療内容に関することで理解の差が出てしまうことがたくさんあります。患者さまからの、さまざまな疑問や不安にお答えすることは、診療中にすべてを説明するのが難しい場合ももちろんあります。そのために、当院ではよく寄せられる質問や疑問について、ブログで解説しています。

このブログを通じて、患者さんがより理解を深め、不安を解消し、もりかわ歯科への信頼を高めていただければ幸いです。ぜひ、ご覧いただき、お役立ち情報をご活用ください!

「インプラントの費用っていくらぐらい?」の質問に全力回答!

今回は、インプラントの費用っていくらぐらい?などの質問に対して全力でお答えしていきます!

まず、インプラントについておさらい!

歯科におけるインプラントとは、歯を失ったあごの骨(顎骨)に体になじみやすい素材(生体材料)で生成された歯根の一部、もしくは全部を埋め込んで、それを土台にしてセラミックなどで作った人工歯を取り付けたものです。一般的には人工歯根(正式には口腔インプラント、あるいは歯科インプラント)、単にインプラントとも呼ばれます。

インプラントに関してさらに詳しく知りたい方は、以前当院のブログで紹介した「歯を失った場合、インプラントは選択肢ですか?」こちらも合わせてご覧ください!

インプラント治療の費用はいくら?

さて、ここからはインプラント治療の費用感に対して、具体例を挙げながら説明させていただきます!

インプラント費用の基礎知識

基本的には保険適用外

インプラントは自由診療となります。ほかの病気や事故の外傷で顎の骨を失った場合の治療などを除いて、保険が適用できるのは非常に稀なケースです。

人工歯の種類でも変動

人工歯の種類でも変動

インプラント治療の費用相場は、おおよそ1本あたり30万円から40万円程度とされています。この費用には、手術費用やインプラント体(歯根部分)とアバットメント(つなぎ部分)、人工歯(歯冠部分)の費用が含まれています。一般的に、前歯と奥歯での価格差はそこまでありませんが、治療の難易度や必要な追加処置によっては費用が変動することがあります。また、使用するインプラントのブランドや種類、人工歯の素材(金属、セラミック、ジルコニアなど)、そして治療を受ける歯科医院によっても費用は異なります。さらに、通常の費用には初期の診断や画像撮影、術後のフォローアップなどが含まれていない場合がありますので、治療開始前に治療計画と費用の詳細をしっかりと確認することが重要です。

 

人工歯の種類(素材)は、主に以下になります。

 

プラスチック・銀歯

虫歯の治療に使われる金パラジウム合金とプラスチックを合わせたもの。裏側は銀色になります。

ハイブリッド

プラスチックとセラミックの中間の素材です。セラミックよりやや強度が落ちます。

ジルコニア

ジルコニアは非常に強靭で、耐久性が高く、変色しにくい素材として知られています。

セラミック

審美性に優れ、汚れが付きにくく、変色しにくいことが特徴です。歯肉や歯質への黒ずみも起きません。

インプラント治療にかかる費用の内訳は?

インプラント治療にかかる費用の内訳は、一般的には以下のとおりです。

インプラント治療にかかる費用の内訳は?

前歯は口元の美しさを左右する重要な部位であり、そのために上部構造(人工歯)の製作費用が高くなることがあります。口元の美しさや自然な見た目を再現するために、前歯の治療にはより高度な技術や微細な調整が求められます。これにより、前歯の治療には通常よりも多くの時間と労力が必要となります。

また、インプラント治療の結果は歯科医師の技術力に大きく依存します。特に前歯の治療では、顕微鏡や高度な技術を用いて微細な調整を行うことが必要です。前歯の見た目や噛み合わせを自然な状態に近づけるためには、熟練した技術と経験が必要です。

このような理由から、前歯のインプラント治療の費用は通常の奥歯よりもやや高くなる傾向があります。それは、治療に必要な時間や技術の高度さに起因しています。したがって、前歯の治療を検討する際には、治療費用だけでなく歯科医師の経験や技術力も考慮することが重要です。

インプラント治療の費用が高額な理由とは

インプラント治療は、インプラント体そのものが高価です。生体親和性が高く、長期間体内に入れていても問題が起こりにくいため、安全性の高い素材で作られています。また、入れ歯やブリッジと違い、インプラント治療は歯茎を切開し、骨に穴を開けてインプラント体を埋めるという外科手術が必要です。

手術の内容も複雑なため、インプラント治療はほかの治療法に比べて費用が高額であるといえるでしょう。

インプラント体の材質が高価

様々なメーカーがインプラント本体を製造している中でそれぞれのメーカーの製品は、素材、設計、品質、価格などで大きく異なります。一般に、高価なインプラントを製造するメーカーは、体への適合性や耐久性を重視し、人体に馴染みやすい素材を使用します。

その結果、これらのインプラント本体の価格は高く設定されています。

また、高価なインプラントを製造するメーカーは、アフターケアにも力を入れており、インプラントの埋入後も定期的なメンテナンスやトラブル発生時の適切な対応が提供されます。一方で、安価なインプラントを製造するメーカーでは、品質やアフターケアが不十分な場合があります。これがトラブルの原因となり、最悪の場合、メーカーが撤退してしまい、適切なアフターケアを受けられない事態も考えられます。

インプラントは体内に埋め込む治療であり、通常は10〜15年以上の長期間使用されます。したがって、信頼できるメーカーのインプラントを選び、適切なアフターケアを提供する歯科医院を選択することは非常に重要です。安価な選択肢に惑わされるのではなく、インプラントの品質や医院の信頼性を慎重に考慮し、検討することが重要です。

最新の設備や徹底した衛生環境が必要

インプラント治療の費用が高額となる原因の一つは、治療の安全性や確実性を確保するために必要な設備投資です。特に、滅菌や感染予防のための設備が重要です。

インプラント手術は歯科治療の中でも高度なものであり、適切な手術を行うには専門的な設備が必要です。たとえば、歯科用CTやインプラント手術専用の機材などが挙げられますが、これらは高額な投資が必要です。さらに、インプラント手術では他の一般的な歯科治療よりも厳しい滅菌環境と清潔な設備が求められます。使い捨ての医療器具や滅菌設備、手術室の清掃管理などにも多額の費用がかかります。

しかし、安価なインプラント治療を提供する歯科医院では、十分な設備投資が行われていない場合があります。このような場合、治療の品質や安全性に影響を及ぼす可能性があるため、治療を受ける際には最新の設備が導入されているかを確認することが重要です。

インプラント治療の医療費控除の対象です!

インプラント治療に関連する費用は、医療費控除の対象となります。この制度を利用することで、治療にかかる負担をある程度軽減できます。医療費控除は、1年間に支払った医療費が10万円を超えた場合に、所得控除が受けられる制度です。この制度により、一定の計算に基づいて還付金を受け取ることができます。また、この控除の対象となる医療費には、治療費だけでなく、交通費や薬代なども含まれます。つまり、インプラント治療に関連するさまざまな費用が、医療費控除の対象となり得るということです。

インプラント治療の医療費控除の対象です!

インプラントで医療費控除を申請するときの3つの注意点

インプラント治療後に医療費控除を利用する場合は以下の3つのポイントに注意!

まず、医療費控除を受けるには確定申告が必要ですので、その点に留意してください。

また、控除の申請期限も事前に確認しておくことが重要です。

確定申告を行う

医療費控除を受けるには、自ら確定申告を行う必要があります。年末調整では医療費控除が行われないため、会社にお勤めの方でも、毎年2月16日から3月15日までの期間に税務署へ行き、医療費控除の金額を明記した確定申告書と医療費の証憑書類(医療機関や薬局の領収書)を提出する必要があります。2017年からは、保険適用の治療の場合、証憑書類の保管が不要になりましたが、インプラント治療は自由診療なので、証憑書類は保管しておく必要があります。

申請を忘れても5年間の猶予期間がある

医療費控除の申請を忘れた場合でも、5年間の猶予期間があります。この期間内であれば、過去5年分の税金還付を受けることができます。医療費控除の存在を知らなかった場合でも申請することができます。

デンタルローンやクレジット払いでも医療費控除は利用可能

インプラント治療の費用をデンタルローンやクレジットカードで支払った場合でも、医療費控除を受けることができます。ただし、控除の対象は借り入れた金額の元金(金利や手数料を除いた金額)に限られます。領収書が手元にない場合は、ローン契約書や利用明細書を証明書として使用できます。

インプラントで医療費控除を申請するときの3つの注意点

インプラント治療を安く抑えるには?

インプラント治療の費用を抑える方法は限られていますが、先述のように、医療費控除制度を利用することで負担を軽減することができます。インプラント治療は、先進の医療技術を必要とするため、医療機器の高額なコストや医師の専門技術、設備投資、そしてインプラント本体のコストが費用の大部分を占めます。そのため、直接的に治療費を削減する手段は限られています。しかし、デンタルローンを利用することで、支払い負担を分割することができます。デンタルローンは医療専門のローンであり、高額な治療費を分割払いすることが可能です。この方法を活用することで、一度に大きな支払い負担を軽減し、治療を受ける際の負担を和らげることができます。また、一部の歯科医院では、クリニック独自の分割払いプランや割引制度を提供している場合もありますので、複数のクリニックで相談し、最適な支払い方法を選択することも重要です。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回はインプラント治療の費用感についてお話させていただきました。一般的には、インプラント治療で奥歯と前歯の間には大きな価格の差はありません。

ただし、前歯においては見た目の美しさが重視されるため、人工歯の製作に関わる費用が若干高くなることがあります。これは、前歯の治療にはより高度な審美性が求められ、それに伴う技術や材料の使用によるものです。

インプラント治療は、高度な技術や最新の設備が必要とされるため、その費用が高額になる傾向があります。手術や人工歯の製作には専門的な技能と高度な機器が必要であり、これらの要素が費用に反映されると言えます。したがって、インプラント治療を検討する際には、費用面だけでなく、治療を行う医療機関の技術や設備についても検討することが重要です。

当院のHPでも、費用のことを詳しくご説明していますので、「インプラント治療」のページもご覧くださいませ!

また、審美歯科にご興味のある方、歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

もりかわ歯科の矯正無料相談はこちら

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

歯を失った場合、インプラントは選択肢ですか?

2024年2月14日
歯を失った場合、インプラントは選択肢ですか?

こんにちは。大阪府八尾市の歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯科医や診療所のスタッフにとっては当たり前の知識でも、患者さんは歯の専門家ではありません。そのため、様々な疑問を抱かれるのは当然です。

私たちは、患者さんが歯やそれに関連する体のことについて、知りたいことを理解し、納得していただくことが大切だと考えています。

診療中にすべての疑問にお答えできれば一番なのですが、時間をかけて詳しく説明することもできない現状があります。

そこで、通常の診療でよく寄せられる質問に対して、当院のブログで順次お答えしていくことにしました。

このブログを通じて、患者さんが歯医者さんに対して抱く疑問や不安を解消できるよう、少しでもお手伝いできればと願っています。

ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

「歯を失った場合、インプラントは選択肢ですか?」の質問に全力回答!

今回は、歯を失った時にインプラントが選択肢になるのか?の質問に対して全力でお答えしていきます!

まず、インプラント治療とは?

まず、インプラント治療とは?

インプラント治療とは、失った歯の代わりに人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。従来の入れ歯やブリッジと異なり、周りの健康な歯を削らずに治療できるため、自分の歯に近い自然な見た目と機能を回復することができます。

インプラント治療のメリット

  • 自分の歯に近い自然な見た目と機能を回復できる
  • 周りの健康な歯を削らずに治療できる
  • 他の治療法に比べて、長期的に安定した治療効果が期待できる
  • 発音や食事がしやすくなる
  • 見た目が改善することで、自信が持てるようになる

インプラント治療のデメリット

  • 治療費用が高額である
  • 手術が必要であるため、外科的なリスクが伴う
  • 治療期間が長い
  • 誰でも受けられる治療ではない(骨の状態や全身疾患などによっては、治療ができない場合もある)
インプラント治療を検討する場合

インプラント治療は、多くのメリットがある治療法ですが、デメリットもあるため、慎重に検討する必要があります。治療を受ける前に、必ず歯科医院でカウンセリングを受け、自分の状態に合った治療法かどうかを相談しましょう。

インプラント治療の流れ

1. カウンセリング

1.カウンセリング

インプラント担当ドクター(もりかわ歯科 理事長)によるカウンセリング

2. CT画像検査

2.CT画像検査

精密に骨の状態を把握するためのCT画像検査

3. 治療計画のご提案

3.治療計画のご提案

安全なインプラント治療のための総合診断と治療計画のご提案

4. 1次オペ

4.1次オペ

インプラントのネジ(フィクスチャー)を顎の骨に入れる手術を部分麻酔で行い、手術中痛みがない状態で行います。
所要時間は約1時間程度です。

5. 骨結合期間(待機期間)

5.骨結合期間(待機期間)

インプラントのネジ(フィクスチャー)はチタン製です。
チタンと骨は、結合する性質があります。
通常1次オペ後、約2ヶ月間で骨とインプラントのネジ(フィクスチャー)が結合します。
(骨が少ない場合は約3〜4ヶ月を要します。)
この期間は基本的に、来院していただくことはありません。

6. 2次オペ

6.2次オペ

骨と結合したインプラントに差し歯をくっつけるために、歯ぐきを少し切開する手術時間は約30分
切開した歯ぐきが治った3〜4週間後から、差し歯の治療が始まります。

7. 型取り→差し歯づくり

7.型取り→差し歯づくり

精密な型取り材料(シリコン)とオーダーメイドの型取りトレーを使い、型取りを行います。

差し歯はCAD/CAMシステムを使い作製して、数回に分けて慎重にかみ合わせを合わせていきます。

差し歯の材料は、汚れがつきにくい、白い歯の色を再現し、金属と同等の強度を誇るジルコニア・セラミックを使っています。

8. 噛み合わせをチェック

完成した差し歯を調整して、インプラントに装着した後、実際に生活していただき、違和感なく、しっかりかめるように、点検して微調整します。

9. メンテナンス

9.メンテナンス

インプラントも、歯と同じように歯周病や歯ぎしりなどの強いかみ合わせの影響を受けます。
長持ちさせるために、3ヶ月に1回のメンテナンスや点検を行なっていきます。

インプラントの費用は1本いくらですか?

インプラントの費用相場は、通常1本あたり約30万円から40万円程度です。 これには手術費、インプラント体(歯根部分)およびアバットメント(つなぎ部分)、そして人工歯(歯冠部分)の費用が含まれます。 前歯と奥歯の間で大きな価格差はない傾向がありますが、技術的な難易度や必要な追加処置によって費用が変動することがあります。

インプラント治療をした方が良い人は?

インプラント治療をした方がいい人は?

インプラント治療は、失った歯を補う治療法として、多くのメリットがあります。しかし、すべての人に適しているわけではありません。

インプラント治療が適している人は、以下のような方です。

  • 1本以上の歯を失っている方
  • 入れ歯やブリッジが合わない方
  • 審美性を重視する方
  • しっかりと噛める歯を取り戻したい方
  • 顎の骨量が十分にある方
  • 全身疾患がコントロールされている方
  • 禁煙している方
  • 口腔衛生を良好に保つことができる方a

インプラント治療を受ける前に、歯科医院でしっかりとカウンセリングを受け、自分の状態がインプラント治療に適しているかどうか確認することが大切です。

インプラントをしない方が良い人は?

インプラント治療は、失った歯を取り戻すための画期的な方法ですが、顎の骨密度が低い方には適していない場合があります。骨粗しょう症や高齢による骨密度低下は、インプラント治療の成功率を左右する重要な要素です。

骨密度が低い場合のインプラント治療

適応外となるケース
  • 骨粗しょう症などで骨密度が極端に低い場合
  • 骨の量が不足している場合
  • 骨の質が脆弱な場合
治療の可能性
  • 骨密度が低い場合でも、骨造成手術などの方法で骨の量を増やすことで、インプラント治療が可能になる場合があります。
  • 歯科医師と相談しながら、個々の状況に合わせた治療計画を立てることが重要です。

事前準備と専門家のサポート

骨密度検査
  • インプラント治療を検討する際には、必ず歯科医師による骨密度検査を受ける必要があります。
  • 骨密度検査の結果に基づいて、治療の可否やリスクを判断します。
専門医との連携
  • 骨粗しょう症などの骨の病気がある場合は、歯科医師と口腔外科医、内科医などの専門医が連携して治療を行う必要があります。

インプラント治療の成功に向けて

骨密度が低い場合でも、適切な治療計画と専門家のサポートがあれば、インプラント治療は可能です。事前にしっかりと情報収集を行い、歯科医師と相談しながら、自分に合った治療法を選択することが重要です。

インプラントは何年くらい持ちますか?

インプラントは、適切なケアとメンテナンスを行うことで、10~15年という長い期間使用できる治療法です。しかし、その寿命は、口腔ケアやメンテナンスの状況によって大きく左右されます。

インプラントを長持ちさせるためには、以下の3つのポイントが重要です。

1. 日々のブラッシングを徹底する

インプラント周囲炎を防ぐためには、毎日のブラッシングが不可欠です。歯ブラシの毛先を45度に傾け、歯茎縁とインプラント体周辺を丁寧に磨き上げましょう。歯間ブラシやデンタルフロスも併用し、歯垢をしっかり除去することが大切です。

2. 歯科医院での定期的なメンテナンスを受ける

歯科医院での定期的なメンテナンスは、インプラントの長期的な成功に不可欠です。歯科医院では、専門的な機器を用いて、歯垢や歯石の徹底的な除去、インプラント体の状態チェック、周囲組織の炎症確認などを行います。

3. 口腔内の健康を保つ

インプラント周囲炎は、インプラントの寿命を縮める最大の原因です。歯周病菌をコントロールし、口腔内の健康を保つことが重要です。禁煙や食生活の改善など、全身的な健康管理にも気を配りましょう。

さらに、インプラントを長持ちさせるために、以下の点にも注意しましょう。

  • 硬い食べ物や粘着性の高い食べ物を避ける
  • 定期的にレントゲン撮影を受け、インプラント体の状態を確認する
  • インプラント周辺に異常を感じたら、早めに歯科医院を受診する
まとめ

インプラントは、適切なケアとメンテナンスを行うことで、長く快適に使用できます。日々のブラッシングを徹底し、歯科医院での定期的なメンテナンスを受け、口腔内の健康を保つことが重要です。

インプラントの寿命がきたらどうしたらいいですか?

インプラントは、適切なケアを行えば長く機能しますが、残念ながら永久的な治療ではありません。寿命を迎えたインプラントを放置すると、様々なリスクを招きます。

放置のリスク

  • 感染症
  • 骨吸収
  • 周囲の歯への影響
  • 審美的な問題

これらのリスクを防ぐために、インプラントの寿命がきたら、速やかに歯科医院で適切な対応を受けることが重要です。

寿命後の選択肢

  • 再インプラント: 顎の骨や口の中、全身状態に問題なければ、再度インプラントを埋入することができます。
  • 入れ歯: インプラント治療が難しい場合は、入れ歯などの他の治療法を検討する必要があります。
  • ブリッジ: 欠損歯の両隣の歯に支えを借りて、ブリッジを装着する方法です。

保証期間内の場合

インプラント治療には、多くの場合保証期間が設けられています。保証期間内にインプラントが破損したり、機能しなくなった場合は、無償で治療を受けられる可能性があります。

定期的なメンテナンス

インプラントを長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。歯科医院で定期的にクリーニングや検査を受け、問題があれば早期に発見・治療することが大切です。

まとめ

インプラントは、適切なケアと管理によって、長く快適に使用することができます。寿命がきたと感じたら、放置せずに歯科医院で相談し、適切な対応を受けましょう。

インプラントの失敗率はどれくらい?

インプラント治療は、失った歯を補う治療法として広く普及しています。しかし、どんな治療にもリスクはつきものであり、インプラント治療も例外ではありません。

インプラント治療の失敗とは、インプラントが骨に定着せず脱落したり、周囲の骨が吸収してインプラントがグラグラしたり、痛みや炎症を引き起こすなど、治療がうまくいかなかった状態を指します。

 

インプラント治療の失敗率は、さまざまな調査によって報告されていますが、一般的には1~0.5%程度と言われています。つまり、100本のインプラント治療のうち、1~2本程度が何らかの原因で失敗する可能性があるということです。

インプラント治療の失敗には、さまざまな原因が考えられます。

患者さん側の原因

  • 糖尿病や骨粗しょう症などの全身疾患
  • 喫煙
  • 不十分な口腔衛生

治療側の原因

  • 不適切な治療計画
  • 手術中のミス
  • 術後の管理不足

 

インプラント治療の失敗を防ぐためには、患者さん自身と歯科医院側がそれぞれしっかりと対策することが重要です。

患者さんは、治療前に全身疾患をしっかりコントロールし、喫煙を習慣している場合は禁煙すること、そして治療後は定期的に検診を受け、口腔衛生を良好に保つようにしましょう。

歯科医院は、患者さんの全身状態や口腔状態を十分に把握した上で、適切な治療計画を立て、丁寧な手術と術後の管理を行う必要があります。

インプラント治療は、適切な治療と管理を行うことで、長期的に安定した治療結果を得られる可能性の高い治療法です。治療を受ける前に、失敗のリスクと対策についてしっかりと理解しておくことが大切です。

インプラント治療をお考えの方はもりかわ歯科に相談ください

インプラント治療をお考えの方は安心の2年保証があるもりかわ歯科に是非ご相談ください。

インプラントの治療内容について詳しくは、もりかわ歯科のホームページ内「インプラント治療ページ」をご覧ください。

まとめ

いかがだったでしょうか?

インプラント治療をするべきかどうかお悩みの方はお気軽にもりかわ歯科へお越しください。すでにインプラントを入れている方はできるだけ長くそのインプラントが使えるように歯医者での定期的なメンテナンスがとても重要です。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

 

審美歯科にご興味のある方、歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

もりかわ歯科の矯正無料相談はこちら

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

1分で読める! インプラント治療って良いの? 

2023年4月14日

その時に備えて知っておきたい インプラント情報

1分で読める インプラント治療って良いの?

理事長

こんにちは。八尾市志紀にある歯医者 医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。
前回の「インプラント治療っていったい何?」に続き、今回は、第2回「インプラント治療の入口 まずは相談から!」です。
インプラント治療の説明は、情報量が多い上に、初めて聞く内容が多く含まれていますので、しっかりと理解していただけるように気をつけています。特に「患者様が気になっていること」を全部お聞きし、そして「ご希望など患者様が話しておきたいこと」を最後までお聞きすることに、気をつけています。
今回は、インプラント治療の入口であります「相談」についてお話ししたいと思います。

「相談」の流れについて

歯科治療に関するご相談の流れ

「相談」は無料で、30分〜1時間程度以下のように行います。

  • ①現在のお口の状態を確認いたします
  • ②ご希望と不安なことをお聞きします
  • ③インプラント治療について説明します
  • ④インプラント治療がどれぐらい期間がかかるのか、そのスケジュールをお話しします
  • ⑤費用の目安やお支払い方法についてお話しします
  • ⑥これからどのように進めていくかを話し合います
  • ⑦お身体の調子やご病気で通院をされていないか、常用されているお薬などをお聞きします
  • ⑧次にどのような検査や診療が必要かをお話します

選択肢はおおむね3つになります

・インプラント治療を検討する
・インプラント治療以外を検討する
・もう少し考えてみる
私たちは「治療は一方的に進めるものではなく、患者様と共に歩んでいくもの」と考えています。
納得いく方法を選ばれるお手伝いをするのが「相談」の目的ですのでご安心ください。

なお、インプラント治療を始めるにあたっては、事前にインプラント以外の歯の治療が必要な場合もありますので、更に詳しくお口全体のレントゲン検査、むし歯や歯周病の検査などが必要になります。これらの検査につきましては、通常、別日にお時間をお取りして、保険診療で行います。

患者様が最終的にどのようになりたいか? ご希望を大切にしています

様々な治療方法のメリット、デメリットのご説明

相談にいらっしゃる患者様はインプラント治療で「こんなことができるんじゃないか?」「こんなことが解決できるんじゃないか?」と様々なイメージをもっておられます。ところが、そのイメージが間違っていることは少なくありません。
私たちは、正しい情報をお話しするとともに「患者様が最終的にどのようになりたいのか?」そのご希望をしっかりとお聞きしています。
その上で、様々な治療方法のメリット、デメリットをご説明して、最適な方法をご提案しています。

インプラントは、治療する部位の骨の大きさによって難易度が変わります。
骨が小さい場合は、インプラントを埋入すると共に、複数の手術が必要な場合があります。
そして、極端に骨が小さい場合はインプラント治療が難しく、他の治療方法をご提案する場合があります。また、ご希望によっては専門施設に紹介させて頂くことも可能です。

そして、インプラント治療を進める場合は、期間や通い方のご希望や、治療に対する不安点をお聞きし治療計画に反映いたします。

インプラント治療について目で見てわかる説明

インプラント治療について目で見てわかる説明

初めて聞く内容も多く含まれていると思いますので、できるだけ写真や画像、動画を使ってご説明をしています。わからないことや、聞き逃すこともあると思いますので、話の終わりには「今までのところで何かご質問ありますか?」とおたずねしますので、わからないことは何度でもご質問下さい。
おおむね以下のようなお話をします。

  • インプラント治療全般について(しくみ、術式、適応症、リスク)
  • インプラント治療の流れ(治療前、治療期間、治療後)
  • インプラント治療の注意事項(治療前、治療期間、治療後)
  • インプラント治療のメリットとデメリット
  • 骨が小さい場合に行う「骨を造る手術」について

詳しい説明内容については、次回のブログで詳しくお伝えしたいと思います。

まとめ

・「相談」では、インプラント治療について正しい知識をお話しします。
同時にしっかりお話をお聞きし、ご希望と不安な点を明らかにしていきます。
・「相談」では、最適な選択ができるように、お聞きしたお話を反映させて最適なご提案を致します。
・「相談」では、何でも・いつでも・何度でも質問をお受けしていますのでご安心下さい。

次回は
いよいよ、インプラント治療について詳しくお話しするとともに、安全にインプラント治療を受けていただくためのC T検査についてお伝えいたしますのでお楽しみにお待ち下さい。

インプラント治療って いったい何?

2023年2月17日

インプラント治療っていったい何?

もりかわ歯科でインプラントを担当しております理事長の森川充康です。
どうぞ宜しくお願い致します。

理事長

インプラント治療を始めました約30年前、私が大学病院の口腔外科に所属しておりました当時から考えますと、インプラント治療のことを知っておられる方もずいぶん増えましたし、インプラントの材料や技術も飛躍的に向上し隔世の感があります。

インプラントに関する情報は山のように発信されていますが、いざ自分が治療を受けるとなったときに何が正解なのか?情報が多ければ多いほど勘違いや自分にとって良いのか?と迷う方も多いのではないでしょうか?

実際、私の知人友人も「虫歯がひどくなってかかりつけの先生から次悪くなったら、インプラントを考えておいて下さいと言われたんだけど、どう思う?」「インターネットでインプラントが良いって書いてあるけど、実際、インプラントって良いの?」など問い合わせをしてくることが少なくありません。
また、患者さんから「インプラントが良いとインターネットに出てたんやけど、それをお願いします!」とおっしゃったので、お口の中を拝見すると全部歯がそろっていて1本も抜けていません。「どの部分にご希望ですか?」とお聞きすると、「奥歯のかぶせの調子が良くないので、インプラントにしてもらいたいなあと思って!」というお答えでした。もちろん、「インプラントは歯が抜けた時の治療ですから今は必要ないですよ。」とお答えしましたが・・・

このように、その時になって、「本当はどうなのか?自分はどうなのか?」と勘違いして、あわてないようにインプラント治療についての情報を発信していきたいと思いますので、時間つぶしにご覧下さい。

今回は「インプラント治療って いったい何?」です。

結論からお話ししますと、インプラント治療は
歯が抜けたところにチタン製のネジ(約10mm)を入れて歯の替わりになる人工の歯を入れる治療です

歯が抜けた後、そこにすき間ができます。ほうっておくと

悩む男性

  • ・食べにくくなる
  • ・見た目がカッコ悪い(特に前の歯は)
  • ・順番に並んでいた歯の列がぐちゃぐちゃになる
    (隣の歯が倒れてきたり、かんでいた相手の歯が迫ってきたりします)
    など困ったことがおこってきます。
    これらを防ぐためにインプラント治療を行います。

歯が抜けた後に行う治療はインプラントを含めて3つありますので、それらについてご説明しましょう。

その3つとは、入れ歯、ブリッジ、インプラントです。

入れ歯は

入れ歯

取り外しができる人工の歯です。

治療期間が短く、ほとんど歯を削ることがありません。
一方で、入れ歯をされている方がよく言われるデメリットは
食べものがよくつまり、食べた後外して洗わないといけないので、特に外食の時に困る。
歯と違って、かんだ感覚が感じにくい。よく動くので不便などです。

ブリッジは

ブリッジ

両隣に歯を支えとして、つながったかぶせものをセメントで歯にくっつけてしまう
取り外しがない人工の歯です。

入れ歯のように動くことがなく、取り外しもないので、自分の歯のように使うことできます。
一方で、となりの歯を削る必要があることや、噛んだ時の力の負担が大きくなるといった
デメリットがあります。

インプラントは

インプラント

すき間になった部分に医療用のネジを入れ、そのネジに人工の歯をくっつける治療です。

インプラントは、となりの歯も削らず、取り外しもなく自分の歯のように使えます。
そして、噛んだ時の力の負担はブリッジのようには大きくなりません。
一方で、歯が抜けた後に残る歯ぐきの骨が少ない場合はインプラント治療が難しいケースがあります。
また、治療の期間が入れ歯やブリッジに比べると長くなることもデメリットかもしれません。

このように、メリット、デメリットがありますので、インプラントを検討するときに比較してもらうことが重要です。

クエスチョン

そして、どのような治療を受けたいのか?また、治療を受けた後どのようになりたいのか?
歯を取り外しするのはいやなのか? 歯を削って治療するのが特に心配なのか? 治療期間はできるだけ短い方が良いのか? 自分の歯のようにしっかりした歯を入れたいのか? などを考えていただき、どれを優先するのかを決めていく必要があります。
同時に、残っている歯の状態や歯ぐきの骨の量などをしっかり検査してもらいどの治療が可能なのか?
診断してもらうことをおすすめします。

今回の内容が皆さんの少しでもお役に立てれば幸いです。次回をお楽しみに!

今回のまとめ

  • ・インプラント治療は歯が抜けた後、替わりの歯をつくる治療です
  • ・歯が抜けた後、ほうっておくと良くありません
  • ・インプラント治療は歯が抜けた後に行う治療の選択肢のひとつですので他の治療との比較をしましょう
  • ・インプラント治療に適しているかどうか?希望をお話しして、しっかりと検査・診断してもらうことが重要

 

診療スケジュール

当院へのお電話からの問い合わせは086-250-8800へ

診療時間
9:30〜13:00
14:00〜18:30
/
/
/
/

※ 受付時間は表記時間の15分前となります。
お問い合わせはこちら
医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所

© 医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所