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小児歯科で行うシーラント処置とは?メリットや注意点を解説!

2023年10月20日
水色の背景の前に置かれた歯の模型

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

小児歯科で行うシーラント処置とは、虫歯予防に効果的な歯科処置の一つです。こどもの虫歯予防法として聞いたことはあるけれど、実際にはどのような処置なのかわからないという方も多いでしょう。

シーラント処置は、一般的に虫歯への抵抗力がまだ高くないこどもが対象の虫歯予防法です。虫歯予防に非常に効果的であり、痛みもないことから、こどもの虫歯予防におすすめといえるでしょう。

シーラント処置では、奥歯の咬合面にある溝やくぼみをシーラントで埋めて、虫歯菌の侵入を防ぎます。虫歯菌の侵入を防ぐことで虫歯を予防するのです。では、小児歯科でのシーラント処置はどのような流れで行われるのでしょうか。

今回は、小児歯科で行うシーラント処置のメリットや処置の流れ、注意点について解説します。こどもの虫歯予防としてシーラント処置を検討されている保護者の方は、ぜひ参考にしてください。

小児歯科で行うシーラント処置とは?

クエスチョンが書いてある紙を持っている女の子

シーラント処置とは、こどもの虫歯を予防するための処置です。

特にこどもの成長期に生えてくる歯は成人の歯とは形状が異なり、咬合面、つまり歯が上下で噛み合う面に深い溝があります。この溝に食べかすや汚れが溜まると、虫歯の発生源になるのです。

この虫歯の発生源になりやすい歯の溝をシーラントで覆うことで、食べかすや汚れ、細菌の侵入を効果的に防ぎ、虫歯を予防します。

新しく生え揃った永久歯は、まだ完全に発育していません。虫歯になりやすく、また虫歯の進行速度も速いのです。そのため、こどものうちにしっかりと虫歯を予防することが重要といえます。

シーラントのメリット・デメリット

スマイリーの顔が描かれた積み木

シーラントにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

以下に詳しく解説します。

シーラントのメリット

シーラントのメリットは、以下のとおりです。

虫歯予防に効果がある

前述のとおり、シーラントは虫歯予防に非常に効果的です。虫歯の発生源である歯の溝を埋めて食べかすや汚れ、細菌の侵入を防ぐことで、虫歯になるリスクを減らせるでしょう。

歯の再石灰化をサポートする

さらにシーラントには、フッ化物が含まれているものもあります。フッ素は歯の表面を再生し、虫歯から歯を守るために重要な歯の再石灰化をサポートするため、より虫歯予防に効果的といえるでしょう。

保険が適用される

シーラントの処置は、適切な条件下であれば保険が適用されます。

シーラントのデメリット

次に、シーラントのデメリットについて解説します。

シーラントのデメリットは、以下のとおりです。

外れやすい

シーラント処置は、歯の溝にシーラントを流し込み、硬化します。

しかし、一般的な詰め物よりも外れやすいです。一般的な詰め物は、歯の一部を削り取って形を調整し、詰め物と歯がしっかりと固定されます。

しかし、シーラントは歯の溝に流し込んで硬化させるだけのため、接着力が弱いのです。シーラントが外れた場合は、再処置が必要です。

定期検診を受ける必要がある

シーラント処置後は、数か月ごとに定期検診を受けることが推奨されています。

生えたばかりの永久歯は虫歯になりやすいです。万が一虫歯になった場合は急速に進行します。特にシーラントで覆われた歯は、虫歯になっても気づきにくいです。気づかないうちに虫歯が進行していたということもあります。

定期的に検診を受けることで、早期に虫歯を発見できるでしょう。さらに、シーラントの持続性も確認し、必要であれば再処置を行います。

小児歯科で行うシーラント処置の流れ

歯の治療を受ける女の子

シーラント処置は、歯の溝にシーラントを流し込み硬化させるだけなので、痛みはありません。そのため、麻酔も不要です。比較的短時間で処置が終わるでしょう。では、どのような流れでシーラント処置を行うのでしょうか。

シーラント処置の流れは、以下のとおりです。

歯面を清掃する

はじめに歯の清掃を行います。

歯科医師や歯科衛生士が、歯の噛み合わせ部分の細かな溝を、専用の器具を用いて慎重にクリーニングし、歯のすき間に詰まった食べ物の残りかすや細菌などの不純物を除去します。シーラントの効果を発揮するためにも、クリーニングは非常に重要な工程です。

歯を乾燥させ、接着剤を塗布する

クリーニングが終わったら、歯を乾燥させます。十分に乾燥したら、歯科専用の接着剤を塗布します。

歯の溝にシーラントを流し込む

歯の溝にシーラントを流し込みます。

シーラントは液体なので、歯の形に沿って細かなすき間までしっかりと広がります。細かなすき間までしっかりと埋めることで、歯を均等にカバーし、外部から虫歯の原因となる細菌の侵入を防ぐのです。

シーラントを硬化する

シーラントを均一に流し終えたら、特別な光を用いて硬化します。この工程によって、シーラントは歯に強固に結合し、持続性が向上するのです。

シーラント処置後の注意点

水色の背景の前にあるびっくりマーク

シーラント処置は麻酔を使用しないため、処置後は基本的に食事などの制限はありません。

しかし、シーラント処置後に注意すべきことがいくつかあるのです。

以下にシーラント処置後の注意点について解説します。

虫歯を完全に予防できるわけではない

シーラントは虫歯予防に効果的ですが、それに頼り切って安心してはいけません。

シーラントは歯の咬合面にできる溝やくぼみの虫歯予防に効果を発揮しますが、歯と歯のすき間部分は虫歯のリスクが残ります。シーラント処置をしていない部分の口腔ケアを怠ると虫歯になるでしょう。

歯と歯のすき間のケアには、歯間ブラシやデンタルフロスを使用すると細かな部分の汚れも除去できます。

シーラントの保護効果を最大限に活かすためには、日々の歯磨きが大切です。歯磨きは、虫歯だけでなく、歯周病などの口腔トラブルの予防にもつながります。特に、食後や寝る前に歯磨きをすることは、口腔内の健康を維持するうえで非常に重要です。

シーラント処置を終えたあとも、しっかりと歯磨きをしましょう。

再度処置が必要になることがある

シーラントの効果はいつまでも持続するわけではありません。シーラントの効果持続期間は、一般的に2〜5年といわれていますが、毎日の食事や噛みしめなどによって、効果は次第に弱まります。

そのため、シーラントの状態によっては、再度処置が必要になることもあるのです。

シーラントは非常に効果的な虫歯予防法ですが、その効果は長期間持続するわけではありません。一度の処置だけで安心せず、定期検診を受けるようにしましょう。

まとめ

両手で天井を指差す女の子

奥歯の溝は磨きにくいため食べかすや汚れが溜まりやすく、虫歯リスクが高い部分です。奥歯の咬合面にある溝やくぼみにシーラント処置を施すことで、虫歯の原因になる食べかすや汚れ、細菌の侵入を防ぎます。

特にこどもの歯はまだ未熟であるため、虫歯菌など細菌への抵抗力が弱いです。生えて間もない永久歯が虫歯になると、急速に進行し、結果的に歯を削って治療することもあるでしょう。

シーラントの効果は、一般的に2〜5年ほど持続するといわれています。また、シーラント処置は麻酔が不要で工程もシンプルです。痛みがなく、こどもへの負担も比較的少ないため、奥歯が生え始めたら、シーラント処置を検討してみてください。

シーラント処置を検討されている方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

小児歯科で行う虫歯予防とは?こどもの虫歯の特徴と原因も解説!

2023年8月4日
歯科衛生士がこどものお口の中を確認している

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

虫歯になると、痛みを感じる方や、虫歯治療自体が大きなストレスとなる方も少なくありません。特に、小さなお子さまの場合、歯科医院へ行くのを嫌がる場合や虫歯の痛みを訴えるのが難しい場合があるため、親御さまは虫歯にならないように予防したいと思うでしょう。

今回は「小児歯科で行う虫歯予防にはどのようなものがあるのか」「こどもは大人に比べて虫歯になりやすいのは本当なのか」などの疑問に答えます。

虫歯になりやすいこどもの特徴とは

歯の治療を受けているこども

虫歯になりやすいこどもの特徴は、以下のとおりです。

・ひとりで上手に歯磨きできない

・甘い食べ物や飲み物を口にすることが多い

・口呼吸している

・歯並びが悪い

以下、それぞれ解説します。

ひとりで上手に歯磨きできない

小さいお子さまは、まだ上手に歯磨きができず、磨き残しが多いです。また、親御さまが歯磨きを手伝う場合でも、歯磨きが苦手でお子さまが暴れてしまったり歯磨きを拒否したりすることで、うまく歯磨きができず、虫歯のリスクが高まることがあります。

甘い食べ物や飲み物を口にすることが多い

虫歯の原因となる菌は糖をエサにするため、お菓子やジュースなどの甘いものを口にする機会が多いこどもは、虫歯のリスクを高めるといわれています。

特に、時間を決めずにダラダラとお菓子を食べる習慣がある場合は注意しましょう。虫歯菌が好む口内環境が続くため、さらに虫歯になる確率が高くなるのです。

口呼吸している

口呼吸していると、唾液の分泌が少なくなるため、虫歯になりやすくなります。

口を閉じて鼻で呼吸することで、埃や細菌などをそのまま吸い込まないようになっているため、鼻呼吸が理想の呼吸方法です。唾液には口内の汚れを洗い流す作用や抗菌作用がありますが、唾液の分泌が減ることで、虫歯の原因となる菌が繁殖しやすくなるのです。

歯並びが悪い

歯並びが悪く、歯と歯が重なっている部分があることで、歯ブラシだけでは十分に磨けない場合があります。歯が被さっている状態のため、虫歯があっても発見しにくい場合もあるでしょう。

また、噛み合わせが悪いと、口がうまく閉じられず、口呼吸になってしまう可能性もあるのです。

こどもの虫歯の特徴

虫歯治療をあらわすイメージ

こどもの虫歯の特徴は、以下のとおりです。

・虫歯になりやすく、進行が早い

・乳歯の虫歯は白く濁る

・年齢によって虫歯ができやすい場所が異なる

以下、それぞれ解説します。

虫歯になりやすく、進行が早い

こどもの歯は、永久歯に比べて「エナメル質」という歯の表面にある層が柔らかく薄いため、虫歯になりやすいです。乳歯の場合は、エナメル質やエナメル質の奥にある象牙質(ぞうげしつ)という部分の厚みが永久歯の半分しかないため、虫歯が一気に神経まで到達する可能性が高くなります。

乳歯の虫歯は白くにごる

永久歯が虫歯になると黒くなりますが、乳歯の場合は白くにごります。虫歯以外の理由でも歯が白くにごることがあるため、白くにごるからといって必ずしも虫歯とは限りませんが、虫歯になっている可能性もあります。

白色の場合、虫歯が見えにくく気づきにくいです。また、乳歯の虫歯は痛みをあまり感じないまま進行していくことがあります。虫歯に気づかないお子さまや、痛みをうまく伝えられないお子さまもいらっしゃるため、気づいたときには虫歯がかなり進行している場合があるでしょう。

年齢によって虫歯ができやすい場所が異なる

こどもの歯は、年齢によって虫歯ができやすい場所が異なります。年齢ごとの虫歯ができやすい場所は、以下のとおりです。

2歳ごろまでの虫歯ができやすい場所:上の前歯

2歳頃までは、哺乳瓶を使ったり、かじるようにして食事をしたりすることが多いため、上の前歯が虫歯になりやすいです。

特に、前歯の裏側は歯ブラシがあてづらく、見えにくい場所のため、虫歯ができていても気づかないことがあります。

2〜5歳ごろの虫歯ができやすい場所:奥歯

2、3歳ごろからは、少しずつ奥歯を使って食事ができるようになります。

汚れが溜まりやすく溝がある奥歯は、歯ブラシの毛先が届きにくいため、虫歯になりやすいでしょう。

6歳以降の虫歯ができやすい場所:6歳臼歯

6歳ごろからは、永久歯が生え始めます。6歳以降で最も虫歯になりやすいのは、6歳臼歯とよばれる歯です。6歳臼歯は、永久歯の中で最も早く生えてくる歯で、前から数えて6番目にあたる歯のことを指します。

6歳臼歯の生え始めは最も奥にあり、手前の乳歯のほうが背が高いため、歯ブラシが届きにくいです。また、6歳臼歯は、噛み合わせの面の溝が深いため、磨き残しが発生しやすい歯といえます。

虫歯になる原因

原因と結果

虫歯になる4つの原因は、以下のとおりです。

・歯の質

・細菌(微生物)

・糖質

・時間

以下、それぞれ解説します。

歯の質というのは、歯を構成するエナメル質や象牙質の状態のことを指します。大人の永久歯に比べ、乳歯や生えたばかりの永久歯は、エナメル質や象牙質がまだしっかり形成されていないため、柔らかく薄い状態です。そのため、虫歯になりやすい環境といえます。成長するにつれ、少しずつ歯が硬くなっていくため、大人の歯よりも歯の質が未熟であるこどものほうが虫歯になりやすいのです。

虫歯の原因となる細菌は、食材などに含まれる糖分を餌にして増え、ねばねばした物質をだすことでプラークを作り出します。その状態で時間が経つと、プラークの中で虫歯菌が酸を作り、エナメル質が酸によって溶かされることで歯に穴があき、虫歯になります。これが虫歯になるメカニズムです。

一般的には、食べ物や飲み物を口にすることで口内が酸に傾きますが、唾液の働きで中性に戻すことができます。

しかし、ダラダラと時間を決めずに甘いものを摂取すると、唾液の働きが間に合わず、口内が酸性になっている時間が多くなり、虫歯になる可能性が高まるでしょう。

小児歯科で行う虫歯予防

歯ブラシと歯磨き粉がおいてある

一度虫歯になってしまうと、歯を削ったり通院したりする場合があり、小さなお子さまにとってストレスになる可能性があります。虫歯予防をしっかりしておけば、歯の健康が守られるだけでなく、治療が必要ないため歯科医院への怖いイメージをもちにくいメリットもあります。

小児歯科で行う虫歯の予防方法は、以下のとおりです。

・歯のクリーニングやブラッシング指導

・フッ素の利用

・シーラントの利用

以下、それぞれ解説します。

歯のクリーニングやブラッシング指導

定期的に歯のクリーニングをすることで、歯ブラシでは落としきれない汚れを落とすことができます。プロに口内をチェックしてもらうことで、虫歯の早期発見にもつながります。

また、仕上げ磨きを含め、きちんと歯が磨けているかどうか不安な場合は、ご自宅で正しい歯磨きができるようにブラッシング指導をしてもらうことも可能です。

フッ素の利用

フッ素とはミネラルの一種で、自然界にも存在し、骨や歯のために必要な栄養素です。フッ素を利用して期待される効果は、以下のとおりです。

・歯の質の強化

・酸の産生の抑制

こどもの歯は歯の質が弱く、虫歯になりやすいため、フッ素によって歯の質を強化することで、虫歯になりにくい歯をつくる効果が期待できます。また、フッ素は虫歯の原因となる細菌を弱らせ、細菌が産生する酸を抑制できるといわれています。

歯の質が弱いこどもの時期に歯科医院でフッ素を塗布してもらうことで、虫歯予防できる可能性が高まるでしょう。

シーラントの利用

歯科医院でできるこどもの虫歯予防に「シーラント」とよばれる処置があります。

シーラントは、奥歯の溝を埋めることで食べかすが溝に入り込みにくくし、虫歯の発生を予防する目的で行われます。

ご自宅で行う虫歯予防

こどもを見守る親

歯科医院で虫歯予防をしても完全に虫歯を防げるわけではありません。ご自宅での毎日のケアや生活習慣を見直すことで、さらに虫歯のリスクを減らすことができるでしょう。ご自宅で行う虫歯予防は、以下のとおりです。

・食後の歯磨きを徹底する

・バランスのよい食事を心がける

・間食の時間を決める

以下、それぞれ解説します。

食後の歯磨きを徹底する

虫歯予防には食後の歯磨きが欠かせません。食後にしっかり歯を磨くことで菌の繁殖を最小限に防ぐことができます。小さなお子さまは隅々まできれいに磨くことが難しいため、仕上げ磨きをすることで、さらに口内を清潔に保てます。

また、フロスや部分用ブラシなどのアイテムを使うことで、細かい汚れも落とすことができるでしょう。

バランスのよい食事を心がける

糖を含むような甘い食べ物を口にする機会が多いと、虫歯のリスクを高めます。食事はバランスよく食べましょう。

間食をひかえるのが難しい場合は、チョコレートや飴などの糖を多く含む食べ物の代わりに、チーズやさつまいもにするなど、甘すぎないものに変えたり、頻度を減らしたりすることも効果的です。

間食の時間を決める

間食の時間を決めることなく、一日に何度も甘い食べ物や飲み物を口にしていると、唾液がもつ口内を中性に保つ作用が働きにくくなり、細菌が繁殖しやすい環境を作り出します。

間食するときはしっかり時間を決め、ダラダラ食べないようにしましょう。

まとめ

ポイントをまとめる女の子

今回は、こどもの虫歯予防について解説しました。虫歯になりやすいこどもの特徴や虫歯ができてしまう原因を知ると、小児歯科やご自宅で行う虫歯予防が重要かご理解いただけるかと思います。

一度虫歯になってしまうと、虫歯の痛みや歯科医院での虫歯治療は、こどもにとって大きなストレスやトラウマになることが予想されます。しっかり虫歯予防を行い、お子さまの大切な歯を守ってあげましょう。

お子さまの虫歯でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

子供の頃から歯医者に通った方がいい理由

2023年6月16日

子供の頃から歯医者に通った方がいい理由

こんにちは。大阪府八尾市志紀にある歯医者 医療法人 甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。
歯医者に通う理由って考えたことありますか?
虫歯になったら歯医者に行く、歯茎が痛いから歯医者に行くなど問題があってから歯医者さんにいく「治療」も必要ですが、歯医者は痛くなる前に問題が起こる前に通う「予防」が大切です。

ただ、歯医者に行くのを当たり前に習慣にしないとなかなか「予防」を意識する事は難しいです。
ここで、大切になっていくのが子供の時に歯医者に「治療」ではなく「予防」で通う事です。
今回のブログは「子供から歯医者にいった方がいい理由」です。
いつ歯医者に連れて行けばいいか迷われている方は是非、参考にしてみて下さい

何歳から歯医者に行けばいいの?

子供は何歳から歯医者に連れて行けばいいのかと言いますと3歳くらいからといつも伝えております。
理由としては、大体3歳くらいに乳歯が生え揃うのでそこを指標にしております。

子供の歯の「予防」で出来ることは?

大人は歯の掃除や歯石取りや歯医者で出来ることは馴染みがあると思います。
「子供の時に歯医者で出来ることは?」とよく質問がきます。
今回の記事では、出来る事やどういう効果なのかを深堀りしていきます。

1、歯の磨き方をチェック
2、フッ素塗布
3、シーラント塗布
4、口腔機能の向上
1〜4は保険範囲内で出来ます。

歯の磨き方をチェック

歯の磨き方をチェック

染色液を使って磨き残しをチェックしていきます。
どこの部分が磨き残しが多いのかをチェックして磨き方の指導をさせて頂いています。
本人の磨き方の指導であったり仕上げ磨きの時のポイントであったりしっかり確認して日々のケアの指導をさせて頂いております。
毎日の歯磨きを正しくすると虫歯のリスクを減らすことができます。

2、フッ素塗布

フッ素塗布の効果

フッ素を塗布することで歯を強くすることが出来ます。
作用としては 1、歯を強くする2、再石灰化の促進 3、菌の力を弱めるが挙げられます。
歯科医院でフッ素を塗ることで歯を強化することができるので定期的に歯科医院に通うようにして下さい。

3、シーラント塗布

シーラントで歯の溝を埋める

歯の頭の部分は溝があり汚れが詰まりやすく虫歯のリスクが高い状態です。
どうしても毎日歯ブラシに気を付けていたとしても虫歯になってしまいます。
シーラントと言って溝を埋める樹脂です。
溝を埋めることで汚れが入りにくくなり虫歯のリスクを下げる事ができます。

4、口腔機能の向上

「口ぽかん」は口周りの筋肉の緩み

お口の筋肉や舌の位置により歯並びに影響が出てきてしまいます。
歯医者に来て頂いている子もよくお口が空いてる「口ポカン」が多いです。

受け口の噛み合わせ
筋肉の緩みにより反対咬合も起きてしまいます。
成長の中で筋肉の使い方などがすごく重要になってきます。
保険範囲内でお口のトレーニングも出来ます。
歯並びにもいい影響を与えるので是非、歯科医院にてやって下さい。

いかがだったでしょうか?

今回は、「子供から歯医者にいった方がいい理由」でした。
子供の時に歯科医院に通う理由としては虫歯にならないことも大切ですが、歯科医院は「治療」する場所ではなく「予防」する場所と思ってもらう事が大切だと思います。
歯科医院に子供の時から通うことで大人になった時に歯科医院に通う事が当たり前になると思います。
親御さんの役割としては、虫歯なので歯医者に連れていくのではなく問題が起こる前に歯医者さんに連れていく事が大切になってきます。
子供の歯のことで気になることありましたら
医療法人甦歯会 もりかわ歯科 志紀診療所の所長末廣 赳史にお問合せ下さい。
優しく、丁寧にご対応させて頂きます。
優しい所長 末廣赳史

乳歯が生え変わるタイミングと注意点|永久歯への移行期について

2023年5月25日
こどもの歯が生え変わりで抜けている

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

「乳歯はいつ生え変わるのだろう」と疑問を感じた方はいらっしゃいませんか。お子さまの乳歯が永久歯に生え変わりできているのか、不安を感じている親御さまも多いと思います。

本記事では、乳歯と永久歯の萌出時期や生え変わる時期・生え変わりの際に起こるトラブルと対処法について解説します。乳歯の生え変わりに疑問を感じていらっしゃる方は、ぜひ参考にしてください。

乳歯の数と生える順番

自分の歯を指さすこども

乳歯は生後6か月ごろに生えはじめ、3歳ごろまでに上下で20本の歯が生えそろいます。乳歯が生える目安は、以下のとおりです。

<乳歯の萌出時期の目安>

上の歯 萌出時期
乳中切歯 8~11か月
乳惻切歯 11~12か月
乳犬歯 1.8歳
第一乳臼歯 1.6歳
第二乳臼歯 2歳

 

下の歯 萌出時期
乳中切歯 6~7か月
乳惻切歯 10~11か月
乳犬歯 1.8歳
第一乳臼歯 1.6歳
第二乳臼歯 2歳

 

乳歯は生後6か月ごろに下の前歯から生えはじめるのが一般的です。その後、下の前歯と上の前歯が2本ずつ生え始め、前歯が4本生えそろいます。乳歯が生えそろう順番は、乳中切歯→乳側切歯→乳犬歯〜のように、表の上から順番に生えそろう場合が多いでしょう。

しかし、上記はあくまでも目安で、生える順番や時期は個人差があります。半年程度のずれであれば神経質になる必要はありません。1歳を過ぎても歯が生えない、萌出目安から1年以上経っても歯が生えてくる様子がない場合は、歯科医院を受診して確認してもらいましょう。

永久歯の数と生える順番

こどもが笑顔でこちらをみている

永久歯は6歳ごろに下の第一大臼歯(6歳臼歯)が生えはじめ、14歳ごろまでに上下で28本の歯が生えそろうのが一般的です。第三大臼歯(親知らず)は、生まれつき欠損している場合や萌出スペースが足りずに生えてこない場合が多くみられます。第三大臼歯まで生えそろった場合、永久歯は全部で32本となります。

永久歯が生える目安は、以下のとおりです。

<永久歯の萌出時期の目安>

上の歯 萌出時期
1.中切歯 7〜8歳
2.側切歯 8〜9歳
3.犬歯 11〜12歳
4.第一小臼歯 10〜11歳
5.第二小臼歯 10〜12歳
6.第一大臼歯 6〜7歳
7.第二大臼歯 12〜13歳
8.第三大臼歯 17〜21歳

 

下の歯 萌出時期
1.中切歯 6〜7歳
2.側切歯 7〜8歳
3.犬歯 9〜10歳
4.第一小臼歯 10〜12歳
5.第二小臼歯 11〜12歳
6.第一大臼歯 6〜7歳
7.第二大臼歯 11〜13歳
8.第三大臼歯 17〜21歳

 

6歳前後で下の乳中切歯が抜けて永久歯に生え変わり、第一大臼歯が生えはじめます。7歳ごろに上の前歯が生え変わり、順番に永久歯へ生え変わるのが一般的です。永久歯は、6→1→2→3→4→5→7→8の順番で生えそろうケースが多いでしょう。

ただし、乳歯と同様に歯が萌出する時期や順番は個人差が大きいため、順調に生え変わっている場合は順番を心配する必要はありません。

生え変わりの時期

砂時計が落ちる様子

乳歯が抜ける時期には個人差がありますが、6歳前後から12歳くらいまでに乳歯から永久歯へ生え変わります。

はじめに、下の乳中切歯が抜けて中切歯へ生え変わり、ほぼ同じ時期に奥歯の第一大臼歯(6歳臼歯)が生えるのが一般的です。8〜9歳ごろには、乳臼歯が小臼歯へと生え変わり、11歳ごろから上下の奥歯が生えはじめるでしょう。

なお、大臼歯は乳歯では存在せず、永久歯ではじめて生える歯となります。14歳前後で第二大臼歯までの28本の歯が生えそろうでしょう。

ただし、歯の生え変わりには個人差があります。永久歯は2年前後の差があっても問題ないので、多少の遅れは心配いりません。生え方に左右差がある場合や乳歯が抜けたのに永久歯が生える兆候がない場合は歯科医院に相談しましょう。

生え変わりのサインと注意点

拡声器で警告している

乳歯から永久歯に生え変わるサインは「歯がグラグラ揺れる」ことです。

永久歯への生え変わりが近くなると、永久歯は萌出の準備を始め、乳歯の歯の根は溶けはじめます。乳歯の歯の根が徐々に溶けていくと、歯がグラグラ揺れはじめ、根が完全に溶けてなくなると乳歯は抜け落ち、後続の永久歯が萌出します。

歯が揺れるので、食事など物を噛んだときに痛みがともなう場合もあるでしょう。お子さまが「歯がグラグラしてきた」「歯がグラグラ揺れて痛い」などと訴えたら、生え変わりが近いサインです。

生え変わりの時期に注意すべき3つの主なポイントは、以下のとおりです。

・乳歯の虫歯は早めに治療する

・虫歯にならないように予防する

・口内に異常がないか観察する

以下、それぞれ解説します。

乳歯の虫歯は早めに治療する

「乳歯は永久歯に生え変わるから虫歯になっても大丈夫」と判断して虫歯を放置すると、永久歯にも悪影響をおよぼします。乳歯の虫歯が歯の根まで到達すると、歯の根の下にある後続の永久歯に形成不全や変色などのトラブルが起きるリスクが高くなるでしょう。

また、虫歯で早期に乳歯を失った場合、周囲の乳歯が傾くことや伸びることがあるため、永久歯の歯並びにも悪影響が出る可能性があります。永久歯を守るためにも乳歯の虫歯は早めに治療しましょう。

虫歯にならないように予防する

生えたての永久歯は虫歯リスクが高く注意が必要です。歯の質が弱いため、虫歯菌の出す酸に溶けやすい特徴があります。

また、大臼歯については歯の溝が深く複雑なため、溝の部分に汚れが残りやすいです。虫歯予防は、毎日の歯磨きで虫歯菌の数を減らすことはもちろんですが、予防処置を積極的に活用するとよいでしょう。

歯科医院で高濃度フッ素を塗布する、大臼歯にシーラントを施術することで、歯の質が強くなり、虫歯になりにくい環境を整えることができます。乳歯と永久歯が混在する時期は、歯ブラシがあてにくく磨き残しが出やすいため、かならず仕上げ磨きを行いましょう。

口内に異常がないか観察する

乳歯がグラグラしている時期や乳歯が抜けたあとは、仕上げ磨きの際などに口内をよく観察しましょう。

永久歯が萌出しているのに乳歯が抜けない、永久歯が生えてこない、歯肉炎になっているなどのトラブルが起きやすい時期となります。トラブルや気になることがあったら早めに歯科医院で確認してもらうことが大切です。

生え変わりに関連するトラブルと対処法

積み木が倒れるのを手で防いでいる

乳歯から永久歯に生え変わる際、ごくまれにトラブルが起きるケースがあります。永久歯の萌出に影響が出る可能性や先天性の疾患がある可能性があるので、トラブルが起きた際は早めに歯科医院を受診してチェックしてもらいましょう。

生え変わりの時期に起こる3つの主なトラブルは、以下のとおりです。

・乳歯が抜けない

・永久歯が萌出しない

・永久歯の数が多い

以下、それぞれ解説します。

乳歯が抜けない

乳歯が抜ける前に永久歯が生えてしまうケースがあります。

乳歯が抜ける様子がなく永久歯が萌出している場合は、歯並びに悪影響をおよぼすリスクが高いです。歯科医院を受診して、経過観察でいいのか抜歯する必要があるのか、確認してもらいましょう。

また、まれに歯の生え変わりの時期を大きく過ぎても乳歯が抜けないケースがあります。思春期を過ぎても乳歯が抜けない場合「先天性欠損歯」である可能性が高いです。先天性欠損歯は、何らかの理由で永久歯が生まれつきない状態をさします。

歯並びや噛み合わせに問題が生じる場合は、乳歯を抜歯して、部分入れ歯やブリッジなどの治療が必要になることもあります。先天性欠損歯はレントゲン撮影で確認できるので、思春期を過ぎても乳歯が残っている場合は歯科医院で確認してもらいましょう。

永久歯が萌出しない

乳歯が抜けたのに永久歯が生えてこない場合、埋伏歯の可能性があります。

埋伏歯とは、永久歯の生えるスペースが不足しているなどの理由から、歯がうまく萌出できずにいる状態をさします。埋伏歯は、ゆっくり時間をかけて萌出する場合もあるため、状態によっては経過観察となることもあるでしょう。

しかし、自然に萌出することが難しいと診断された場合は、歯茎の切開や矯正装置を装着して引っ張り出す処置が必要です。永久歯の状態はレントゲン撮影で確認できるので、永久歯がなかなか萌出しない場合は歯科医院で確認してもらいましょう。

永久歯の数が多い

永久歯は通常28本で、親知らずを加えると32本生えてきます。

しかし、まれに通常の本数よりも歯が多く形成される過剰歯がある方がいらっしゃいます。過剰歯は顎の骨に埋まっている場合や萌出している場合などさまざまです。

過剰歯がほかの永久歯の萌出や歯並びに影響している場合は抜歯する必要があります。周囲の歯や歯並びに悪影響がなければ経過観察となる場合が多いでしょう。

まとめ

ポイントを指さすこども

乳歯は生後6か月前後から生えはじめ、上下合わせて20本生えそろいます。永久歯は上下合わせて28本、親知らずも含めると32本の歯が生えそろい、6歳前後に第一大臼歯の萌出からはじまります。歯の萌出時期や順番は個人差が大きく、半年程度の誤差は心配する必要はありません。

ただし、乳歯が抜ける前に永久歯が萌出している、乳歯が思春期を過ぎても残っている、永久歯が萌出しないなどのトラブルがある際は、早めに歯科医院で確認してもらいましょう。

また、歯科医院の定期検診を受けていれば生え変わりの異常を早い段階で見つけることができます。お子さまの口内の健康を維持するためにも定期的に歯科医院で確認してもらいましょう。

乳歯でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

歯に黒い点が??これって虫歯なの?を徹底的に解説

2023年5月5日

歯に黒い点が??これって虫歯なの?を徹底的に解説

こんにちは。八尾市志紀にある歯医者 医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。
今回は、患者様からよく質問がくる
「歯に黒い点が??これって虫歯??」に対して掘り下げて説明させて頂きます。
ある日、突然歯に黒い点が出来たらびっくりしますよね。
この記事を読んで頂けましたら黒い点の正体をわかって頂けるかなと思うので是非読んで頂けましたら幸いです。

黒い点の正体は??

ある日、歯を磨いていたら発見してしまった黒い点
一体どういう状態なのかと言うと色々原因があります。

  1. 1、虫歯
  2. 2、着色
  3. 3、詰物との境目

主に3つの原因が挙げられます。
一つずつ説明させて頂きます。

黒い点の正体1、虫歯

黒い点の正体① 虫歯

虫歯の入口が出来てしまっている状態です。
可能性としては初期虫歯かエナメル質虫歯という状態です。
症状としては何もありません。
ですので自分で気づく事はなかなか難しいです。ただここから虫歯はどんどん進行していきます。

虫歯の進行

このように虫歯は進行していきます。
C1(エナメル質虫歯)の時点で早期に治療することで進行を防ぐことが出来ます。
症状がないのでなかなか発見は出来ませんがもし、自分で発見した場合すぐに歯科医院にお問い合わせして下さいね。

黒い点の正体2、着色

黒い点の正体② 着色

歯の溝は深く複雑な形をしています。非常に着色しやすいです。
溝に沿って黒くなっている場合虫歯ではなく着色が疑われます。
ただ、歯の溝は磨きにくく虫歯の好発部位なので歯科医院にて判別する必要が御座います。
気になる方は一度、お問い合わせ下さい。

黒い点の正体3、詰物との境目

黒い点の正体③ 詰物との境目

このように白い樹脂との先目が黒くなっています。
これは樹脂と歯はどうしても境目が出来てしまいます。そこに着色がついてしまい黒くなっています。
歯と樹脂の境目はどうしても汚れがついてしまいその境目から虫歯になることが多々あります。
2回目、3回目と虫歯になるとどんどん虫歯が大きくなり歯を失うリスクが上がってしまいます。
現状をしっかり診てもらうことは大切です。
昔、治療されて暫く歯医者に行っていない方は、是非一度歯科医院で診てもらうことをおすすめします。

対策は??

黒い点の正体は少し理解してもらえたかなと思いますのでここからは対策のお話をしていきます。

1、虫歯 2、着色 3、詰物との境目に共通することなので該当される方は参考にして頂けましたら幸いです。

1,歯の溝を埋める

歯の溝は磨き残しが多い場所です。理由は簡単で溝になっていると磨くのが難しいからです。

対策として歯の溝を埋めることによって歯を磨きやすくなります。
シーラントと言って歯の溝を樹脂で埋めます。歯を削ることなく施術するのでご安心ください。
※シーラントについて詳しくはもりかわ歯科志記診療所の「予防歯科」のページをご覧ください

シーラント治療のイメージ

2、定期的に歯科医院に通う

歯に問題があるから歯科医院に通うのではなく歯に問題が起こる前に歯科医院に通う事が大切です。要は「予防」です。

定期的に歯のお掃除に通いお口の中に問題がないかなどチェックしてもらう事、そして日々のケアの仕方などをしっかり教わり正しい磨き方を習得する事が大切です。

お口の中の問題の予防はプロと患者様との2人3脚で成り立ちます。

歯科医院に通い、しっかり予防をしましょう。

歯科医院に通い、しっかり予防をしましょう

3、詰め物の種類の選択

一度、虫歯になった時そこでしっかり立ち止まって考える事が大切です。
詰め物の材料の性質をしっかり理解することが必要です。

樹脂の詰め物

保険が効き、一度の来院で治療が終わる。という利点があります。
ただ、固まる時に縮むので歯と樹脂の間に境目が出来てしまいます。

銀の詰め物

保険が効くというのが利点です。
ただ、見た目的に目立つ、2回目の虫歯になりやすい、外れやすいなどの欠点があります。

セラミックの詰め物

歯との境目が少ない、見た目がいい、2回目の虫歯になりにくいなどの利点があります。
保険が効かないというのが欠点です

それぞれの利点、欠点を知り自分のお口の中になにが最適なのかを考えて選択することが大切です。

いかがだったでしょうか?

今回は、歯に黒い点が??これって虫歯なの?を徹底的に解説でした。
普段、自分のお口の中ってなかなか見る事はないと思います。
ただ、ふとした時に黒い点を見つけてしまうことがあると思います。
虫歯かな?と不安になる前に是非、ご相談ください。
あなたのお悩みを優しい所長 末廣 赳史が丁寧にご説明させて頂きますのでご安心下さい。

優しい所長 末廣赳史