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虫歯治療で使用する詰め物の種類と選び方を徹底解説!

2023年6月5日
緑の背景の上にある歯たちと歯科用器具

こんにちは。大阪府八尾市にある、医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

虫歯を削ったあとの治療として、歯に詰め物を装着することがあります。虫歯治療に使用される詰め物にはさまざまな種類があり、お口の中の状態などに応じて選択する必要があるでしょう。

今回は、虫歯治療で使用される詰め物の主な種類や特徴、詰め物を選ぶポイントについて詳しく解説します。虫歯の治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

詰め物と被せ物の違い

青い背景の前で2つの?を比較する女性

虫歯を削ったあとの穴を埋める方法として、詰め物や被せ物の装着を行います。

虫歯が小さく歯を削る量が少ない場合は詰め物を装着しますが、虫歯が大きく歯を削る量が多い場合は被せ物を装着します。専用の材料で歯に土台を作り、土台に被せ物を被せる場合もあるでしょう。

虫歯治療で使用される詰め物の種類

口を大きく開いて歯科用器具を用いて歯を確認する

虫歯治療で使用される詰め物には、さまざまな種類があります。

以下、詰め物の種類や素材などを保険診療と自費診療に分けて解説します。

保険診療の詰め物

まず、保険適用の詰め物について解説します。

銀歯

歯科治療で使用する銀歯は、金銀パラジウム合金という合金が材料です。

銀歯は、詰め物から被せ物まで幅広く使用されています。強度が高く、割れるリスクが少ないことがメリットです。デメリットは、装着していることが目立つ、金属アレルギーのリスクがある、再び虫歯になりやすいことが挙げられます。

保険診療の治療なので、虫歯の処置から銀歯を装着するまでの治療費は10,000円程度の場合が多いです。

コンポレットレジン

コンポレットレジンは、セラミック粒子と合成樹脂を混合した材料です。

コンポレットレジンのメリットとして、材質が白いため見た目がよいことが挙げられます。また、型取りを行わず虫歯の治療後すぐに詰めるので、治療期間が短いことも特徴です。デメリットは、時間が経つと劣化しやすく、黒く変色するリスクが高いことでしょう。

治療費は、数千円の場合が多いです。

自費診療の詰め物

次に、自費診療の詰め物について解説します。

ゴールドインレー

ゴールドインレーは、金合金から作られる詰め物です。金色なので金歯ともよばれます。

歯との適合性がよいので虫歯になりにくく、耐久性が高いため長持ちすることがメリットです。デメリットは、詰め物が目立つことが挙げられます。

費用は、40,000〜50,000円が相場です。

セラミックインレー

セラミックインレーは、陶器などに使用されるセラミックを用いた詰め物です。

セラミックインレーのメリットは、見た目がよく、プラークなどが付着しにいため虫歯になりにくいことが挙げられます。デメリットは、衝撃に弱く、食いしばりなどでセラミックが割れる可能性があることです。

費用は、40,000〜80,000円が相場です。

ジルコニアインレー

ジルコニアインレーは、セラミックの一種であるジルコニアから作られる詰め物です。ジルコニアは、人工ダイアモンドともよばれ、非常に強度があるという特徴があります。

ジルコニアインレーは割れにくく、白い素材のため見た目がよいことがメリットです。デメリットは、ジルコニアインレーの装着のために、歯を大きく削る必要があることでしょう。

費用は50,000〜70,000円が相場です。

ハイブリットインレー

ハイブリットインレーは、セラミックとプラスチックを混合したものから作られます。

ハイブリッドインレーは、自費診療の詰め物のなかでは比較的安価であり、見た目がよいことがメリットです。プラスチック素材を使用しているため、変色する可能性があることがデメリットといえます。

費用は、20,000〜30,000円が相場です。

虫歯治療における詰め物の選び方

笑った顔が書かれた積み木と悲しい顔が書かれた積み木を選ぶ男性

詰め物の種類と特徴をご説明しました。以下、詰め物の種類を選ぶポイントをご紹介します。

治療費を抑えたい場合

治療費を抑えたい場合は、保険が適用される素材を選択しましょう。

保険診療でも見た目をよくしたいという方は、コンポレットレジンを用いた治療が適しています。歯ぎしりの癖がある方や噛む力が強い方は、銀歯を選択しましょう。

見た目が気になる場合

見た目が気になる場合は、セラミックインレーやジルコニアインレーを選択するとよいでしょう。見た目がよく、長期間使用しても変色のリスクがほとんどありません。

虫歯のリスクを減らしたい場合

虫歯のリスクを減らしたい場合は、自費診療の詰め物が適しています。

銀歯やコンポレットレジンは劣化しやすく、詰め物と歯の間にすき間ができ、虫歯になりやすいです。自費診療の詰め物は、プラークなどの汚れが付着しにくいことに加えて、長期間使用しても安定性が変わらないため、虫歯が再発するリスクを低減できるでしょう。

歯ぎしりの癖がある場合や噛み合わせが強い場合

歯ぎしりの癖などがある場合は、銀歯やゴールドインレーが適しています。非常に丈夫なため、破折するリスクがほとんどありません。

詰め物を使用する虫歯治療の流れ

黄色の背景にSTEPと書かれた積み木を登る木の人形

虫歯の治療から詰め物の装着まで、どのような手順で行われるのか疑問に思った方もいるでしょう。以下、治療の手順をご紹介します。

①局所麻酔

詰め物を使用する場合、虫歯が比較的大きいことが多いです。そのため、虫歯を削るときに痛みが生じないよう、局所麻酔を行います。局所麻酔を打ったあとは、効果が出るのを待ち、麻酔の効果を確認してから虫歯の処置を行います。

②虫歯の除去、歯の形態の調節

局所麻酔後、虫歯を専用の器具で取り除きます。虫歯を取り除いたあとは、詰め物を装着できるように適切な形に歯の形態を整えます。詰め物にコンポレットレジンを使用する場合は、虫歯を取り除いたあとにコンポレットレジンを詰めて、治療は終了です。

③型取り

歯の形を整えたあと、歯の型取りと噛み合わせの確認を行います。そのあと、虫歯を取ったあとの穴が汚れないように、仮の詰め物をします。

仮の詰め物は、ガムやキャラメルなど粘着性のあるものを食べると取れてしまうため、粘着性のある食べ物は控えましょう。

④詰め物の装着

完成した詰め物の適合と噛み合わせを調節します。特に問題がなければ、専用の接着剤を用いて装着します。

詰め物治療後の注意点

キラキラした背景に浮かぶ注意マークを指し示す

次に、詰め物の治療後の注意点を確認しましょう。

粘着性のあるものを食べない

詰め物は、専用の接着剤を使用して歯に装着します。接着剤の種類にもよりますが、完全に固まるまでには1日程度かかることが多いです。

装着した直後は接着剤が固まっておらず、粘着性のあるものを食べると詰め物が取れることがあります。詰め物を装着してから24時間は、ガムやキャラメルなど粘着性のあるものを食べるのは控えましょう。

ブラッシングを行う

詰め物を装着したあとの歯は、再び虫歯になることがあります。虫歯を予防するためにもしっかり歯磨きを行ってください。磨き残しが多い歯と歯茎の境目や、歯と歯の間などは特に入念に磨きましょう。

定期検診を受ける

詰め物を装着した歯が再び虫歯になった場合、虫歯が詰め物に隠れるため見た目で判断することは難しいです。そのため、定期的に歯科医院を受診し、レントゲン写真を撮影して詰め物を入れた歯の状態を確認しましょう。

まとめ

虫歯治療をする男性医師と治療を受ける女性

今回は、虫歯治療で使用する詰め物についてご説明しました。

保険診療の詰め物には銀歯やコンポレットレジンがあり、自費診療の詰め物にはセラミック系の詰め物やゴールドインレーなどがあります。詰め物を選ぶ際は、詰め物の特徴をしっかりと理解することが大切です。担当の歯科医師と相談し、どのような詰め物が自分に適しているかを考えて選択しましょう。

虫歯治療の詰め物でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

【進行度別】虫歯の治療期間はどれくらい?治療法も詳しく解説!

2023年5月4日
椅子に座った女性を心配する赤い服の女性

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

虫歯の治療期間は、進行度によって異なります。初期虫歯の場合は、自然治癒で治ることがほとんどなので、治療期間は0日です。歯根部まで感染が広がっている場合は、6か月以上かかることもあります。

今回は、虫歯の治療期間と治療法について、進行度別に解説します。

進行度別 | 虫歯の治療期間・治療法

口を大きく開けて虫歯を見せている子供

虫歯の進行度は、以下の5段階に分けられます。

・C0:初期虫歯

・C1:エナメル質の虫歯

・C2:象牙質の虫歯

・C3:神経に達した虫歯

・C4:歯根しか残っていない虫歯

進行度別に、症状の特徴や治療期間、治療法について解説します。

C0:初期虫歯

C0は、痛みなどの自覚症状がない初期の虫歯です。自覚症状がなく、見た目でもわかりにくいため、定期健診などで発覚することが多いです。

特徴

見た目ではほとんどわかりませんが、場合によっては歯にツヤがなくなったり、茶色や黒色に変色することがあります。

感染している部分が浅いため、自覚症状もありません。自然治癒で治ることが多い虫歯です。

治療期間

C0の虫歯は特別な治療を必要としないため、治療期間は0日といえます。歯の再石灰化のみで、自然に治癒できる虫歯です。

歯の再石灰化とは、エナメル質に起こる自然な現象で、初期の虫歯を修復することができます。口腔内のミネラル(主にカルシウムとリン酸)が歯のエナメル質に取り込まれ、弱ったエナメル質を補強することで歯を強化します。

治療法

再石灰化作用によって自然治癒が期待できるので、歯を削るなどの治療は必要ありません。丁寧なブラッシングやフロスの使用、フッ素入り歯磨き粉などを使って口腔内を清潔に保ち、進行させないことが重要です。

再石灰化を促す方法として、唾液の分泌量を増やすことが挙げられます。唾液には、歯を保護して再石灰化を促す作用があります。噛む動作によって唾液腺が刺激されるため、食事の際に噛む回数を増やしたり、ガムを噛んだりすると効果的です。

ただし、糖分が含まれているものは虫歯菌の活性化を促すので、無糖のガムを選びましょう。特に、キシリトールガムがおすすめです。キシリトールには、エナメル質を溶かす酸の産生を抑制する働きがあるため、初期虫歯の進行を抑えられる可能性があります。

C1:エナメル質の虫歯

C1は、エナメル質に虫歯が進行している状態です。エナメル質は、歯の外側を覆う非常に硬い層のことで、歯を保護する役割を果たしています。

特徴

エナメル質に虫歯が進行すると、小さな穴やくぼみが形成されることがあります。

この段階では、虫歯はまだ象牙質に達していないため、痛みはほとんど感じません。

治療期間

C1の虫歯の治療は、1日で終わることが多いです。

歯を削った直後に詰め物を装着し、形の調整などを行うため、治療は1回で完了します。

治療法

C1の虫歯は、エナメル質に侵食した虫歯をドリルを用いて取り除きます。そのあと、削った部分に詰め物を装着して、歯を修復します。

詰め物にはコンポジットレジンが用いられることが多いですが、より美しく仕上げたい場合はダイレクトボンディングを用いる場合もあるでしょう。コンポジットレジンは保険適用であり、劣化や変色しやすいことが特徴です。ダイレクトボンディングは自費診療ですが、長期間にわたって色や形状を保つことができます。

C2:象牙質の虫歯

C2は、象牙質まで虫歯が進行している状態です。治療方法はC1と同様に、虫歯部分を除去して、詰め物や被せ物で歯を補修しますが、C1に比べてより深く除去する必要があります。

被せ物を使用する場合、治療期間はC1よりも長くなることが多いです。

特徴

C2の虫歯は、虫歯が歯のエナメル質を超えて、内側の象牙質まで進行した状態です。

象牙質は、エナメル質よりも柔らかく、微細な穴が多数あるため、虫歯が進行する速度がC1よりも速くなります。虫歯が象牙質に達すると、歯の神経に近づくため自覚症状が出やすく、痛みを感じる場合もあるでしょう。冷たい飲み物や甘いもの、酸味のあるものなどを摂取すると、しみる感覚や痛みが生じる方が多いです。

また、象牙質まで進行した虫歯は歯の色に影響するため、黄色がかった色や茶色に変色することがあります。

治療期間

C2の虫歯は、治療に使用する素材や、詰め物か被せ物かによって治療期間が異なります。

コンポジットレジンの詰め物なら治療は1日で終了しますが、メタル(銀歯)の場合、詰め物・被せ物どちらの場合も、治療回数は2回必要です。自費診療のダイレクトボンディングやセラミック、ジルコニアを用いる場合も2〜3回の通院が必要になるため、治療期間は1週間ほどになるでしょう。C2の治療期間は、コンポジットレジンの詰め物なら1日、その他の治療法は1週間が目安です。

治療法

コンポジットレジンの詰め物を使用する場合は、C1と変わりありません。

虫歯が進行した象牙質の部分を、ドリルやレーザーを使用して丁寧に除去します。虫歯を除去したあと、詰め物を用いて歯を修復します。詰め物を装着したら噛み合わせを確認し、必要に応じて詰め物を調整して治療完了です。

被せ物の場合、詰め物のように削った箇所にそのまま装着するのではなく、型取りを行う必要があります。専門のスキルをもった歯科技工士が技工所で製作するため、完成までに1週間ほど待たなければなりません。

C3:神経に達した虫歯

C3は、歯髄に近い部分まで虫歯が進行した状態です。

歯の神経が炎症を起こしている場合、根管治療が必要になることがあります。治療期間は、数週間から数か月かかることが一般的です。

特徴

虫歯が神経に達した場合、神経が刺激されるため、激しい痛みが生じます。何もしていない状態でも痛みを感じ、食事などによって悪化する場合が多いです。

C3まで進行すると、見た目でも虫歯になっていることがわかります。歯の大きな欠けや、歯に穴が空いていることを確認できるでしょう。また、強い口臭が発生する場合もあります。

神経に炎症が起きた場合は歯髄炎、歯根膜に炎症が起きた場合は歯根膜炎など、さまざまなリスクが伴います。

治療期間

C3は、神経を抜く根管治療が必要なため、治療期間は1か月ほどです。根管治療後に被せ物の治療を行うため、治療期間が長くなります。

根管治療で3〜5回の通院、被せ物の治療で2〜3回ほどの通院が必要です。

治療法

虫歯が歯の神経まで到達しているため、神経を抜かなければならないことが多いです。神経を残せる場合もありますので、気になる方は歯科医師に相談してみましょう。

治療では、虫歯の部分と神経を取り除きます。特別な薬剤を使用して神経が入っている管をしっかりと洗浄し、再び細菌が入り込まないよう、抗菌作用のある薬剤を詰めます。根管治療を終え、被せ物を装着して歯の修復ができたら治療終了です。

被せ物は、C2のように、銀歯やセラミックなどの素材を選択できます。

C4:歯根しか残っていない虫歯

C4は、歯冠(歯茎から見える部分)の大部分が失われ、歯根部分のみが残っている状態を指します。

感染が広がり、虫歯が歯髄炎や歯周炎を引き起こすほど進行した状態です。根管治療が必要ですが、悪化した場合は抜歯が必要になることもあります。

特徴

C4は、虫歯によって歯冠が破壊されたり折れたりして、歯根部分のみが残っている状態です。虫歯菌の感染により歯の強度が大幅に低下し、噛む力や外的な衝撃に耐えられない状態を意味します。

C4まで進行すると神経が死んでしまっていることが多く、痛みを感じることは少ないです。

治療期間

選択する治療法によって治療期間は異なります。

歯が残せそうな場合は、C3と同じ治療法を行い、治療期間は1か月ほどです。抜歯が必要な場合は、抜歯後に骨や歯肉の回復を待ってから人工歯を取り付けるため、さらに時間がかかります。

ブリッジや入れ歯を装着する場合、治療期間は1か月ほどです。

インプラントを選択した場合は、人工歯根を埋め込む外科手術が必要になります。埋め込み後、骨の再生を待たなければならないため、治療期間は最低でも6か月以上になるでしょう。

治療法

歯が残せそうな場合は、C3と同様に根管治療と被せ物の治療を行います。抜歯が必要な場合は、抜歯したあとに人工歯を装着します。

親知らずなど、余分に歯がある場合は、歯牙移植という自分の歯を移植する治療法もありますが、形が合わない場合は行えません。

抜歯後に装着する人工歯は、以下の3つです。

・ブリッジ(保険適用)

・入れ歯(保険適用)

・インプラント(保険適用外)

ブリッジは、隣接する健康な歯を支えとして人工歯を固定する方法です。固定の際に、支えとなる歯を薄く削る必要があります。

入れ歯は、金属やプラスチックのフレームに取り付けられた人工歯で構成され、取り外すことができます。取り外し式であるため、インプラントやブリッジと比べて安定性が劣ることが多いです。

インプラントは、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を取り付ける方法です。費用は高額になりますが、自然な見た目を実現し、隣接する歯に影響を与えることはありません。

虫歯の治療期間を短くするために

椅子に座って歯科医師の話を聞く女性患者

虫歯の治療期間を短くするためには、日頃から虫歯予防に努め、定期的に歯科医院を受診することが重要です。定期的な通院は、虫歯の早期発見につながり、治療期間を短くすることができるでしょう

早期発見

虫歯が初期段階であれば、治療期間も短く、より簡単な治療で対応できます。

歯磨きの際に、鏡で口の中をチェックする習慣をつけるとよいでしょう。白い斑点や茶色く変色した歯を見つけた場合は、歯科医師に相談してください。また、痛みやしみるなどの症状がある場合は、虫歯が進行している可能性があるので、早めに歯科医院を受診しましょう。

定期検診

定期的に歯科検診を受けることで、虫歯の早期発見・早期治療につながります。

虫歯や歯周病予防に効果的なクリーニングは、3〜6か月に1回の頻度で受けることが推奨されています。クリーニングを含む定期検診を受診することは、虫歯が進行する前に対処できるため、非常に重要です。

丁寧な歯磨き

口腔内を清潔な状態に保つことは、虫歯菌の活性化を防ぎます。

食べかすは虫歯菌のエサとなるため、できれば毎食後に歯を磨きましょう。外出時など難しい場合は、うがいだけでも効果的です。食後にうがいをすることで、口の中に残った食べかすを洗い流すことができます。

また、歯ブラシだけではなく、1日1回は歯間ブラシやフロスを使って歯間の汚れを除去しましょう。フッ素は虫歯予防に効果的なので、フッ素入りの歯磨き粉を使用するのもよいでしょう。

食生活の改善

糖分は、虫歯の発生や進行速度を早めることにつながります。

ふだんから糖分を多く含む飲食物を摂取している場合は、量や頻度を減らすことで虫歯のリスクを低減できます。また、食間の間隔を空けることは、歯に与える負担を減らすことにもなるので、間食が多い方は減らしましょう。

フッ素塗布

歯科医院で行なっているフッ素塗布をしましょう。

歯科医院では、虫歯予防に効果的なフッ素塗布の処置を行なっています。市販のフッ素入りの歯磨き粉よりも、歯科医院で扱っているフッ素は非常に濃度が高いです。フッ素は歯の再石灰化を促すため、虫歯の進行を抑えることができるでしょう。

まとめ

左頬を押さえる女性

虫歯の治療期間は進行度によって大きく異なります。初期虫歯なら自然に治る可能性が高いため、治療期間は0日ですが、中程度なら約1週間、神経まで進行した虫歯は1か月〜6か月ほどかかることが多いです。

また、進行するほど治療回数も増えます。治療回数が多いと、歯にかかる負担も大きくなるため、歯の寿命にも影響を与えるのです。詰め物や被せ物によって歯を修復することはできますが、使用する素材によっては劣化が早く、再治療が必要になる場合もあります。

虫歯は予防できる病気です。日頃から丁寧に歯を磨き、定期的に歯科医院を受診し、クリーニングを受けるなど、予防に努めましょう。

虫歯でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

虫歯に困っていませんか?

2023年3月17日

虫歯に困っていませんか?

こんにちは。八尾市にあるもりかわ歯科です。
今回は、虫歯に困っていませんか?です。

この記事を読むことで得られることは
「虫歯の原因の治療方法です。」

虫歯で困っている人は是非チェックして下さい。

なぜ虫歯が出来てしまうの?

なぜ虫歯が出来てしまうの?

定期検診に通っているのにまた虫歯になっていますと言われたことないですか?
まず思うことは歯の磨き方が悪かったのかな?と困っている人が多いです。
プロのケアとセルフケアによってお口を健康に保つことが出来ます。
歯医者に検診に通うことでしっかりとしたプロによるケアそして、日々のケアをプロによる正しいやり方の指導を受ける事で正しいセルフケアを身につけることが出来ます。

プロによる正しいケアの指導

ただ日々のケアの仕方はすごく大切ですが何よりも大切なことがあります。
それは「お口の中の環境を整える事です。」
お口の中の環境をよくすることで虫歯の予防をすることが出来ます。

お口の環境を整えるとは?

矯正前の歯磨きしにくい歯並び

こちらは矯正前の写真です。

見てもらったらわかるのですが、歯が重なっているところがあり磨きにくそうです。
日々のケアの中で重なっているところを磨き残しなくそうとするとすごく時間も
かかりますし技術もかなり入ります。
歯磨きは1日3回あります毎回毎回歯磨きにそんな労力を使うなんて到底難しいと思います。
ただ、磨き残しがあると虫歯になります。
例えば、歯の重なりが強いところに虫歯が出来てしまうと治療も難しくなりそこにまた2回目3回目の虫歯が出来てしまいます。

矯正中の歯磨きしやすい歯並び

こちらは矯正が進んでいる写真です。

だいぶ磨きやすくなりましたよね?
お口の中の環境をよくする事で磨きやすくなり虫歯も少なくなります。
日々のケアの労力も少なく虫歯を予防することが可能になります。

最大の虫歯予防は歯並びを整えることでお口の中の環境を整えることです。

歯の寿命は?

歯の寿命

歯の寿命というのがあるのですが一度虫歯になり治療してから大体20年ほどで歯を失ってしまうそうです。
一度虫歯になったところを虫歯になりにくくすることは出来ます。
ただあくまでも「なりにくく」です。完治は難しいです。
歯の寿命を考えるのであれば虫歯にならないことが一番大切です。
虫歯になる前にお口の環境を整えることがすごく大切になります。

いかがだったでしょうか?
今回は虫歯に困っていませんか?でした。
虫歯は年齢が幾つになっても付きまとってきます。
磨き残し、唾液の性質、生活習慣など複合的な理由で虫歯になってしまいます。
ただ、磨く環境は大きな要因になってきます。
虫歯を根本から予防するにはセルフケアが命になります。
今一度ご自身の歯並びを見つめ直して一度ご相談してみませんか?
歯並び相談は無料で行っているのでお気軽にお問合せ下さい。
八尾症例数No.1である矯正担当 森川康司が担当させて頂きます。

八尾症例数ナンバーワンの森川歯科

虫歯治療後の痛みについて

2023年3月3日

虫歯治療後の痛みについて

こんにちは。八尾市 志紀にあるもりかわ歯科です。
今回は、虫歯治療後の痛みについてです。
「虫歯治療の後痛みが出ない?」とよく質問があります。
虫歯治療の後に痛みがでることがあります。
今回は治療後の注意事項をご説明させて頂きます。

どういう時治療後に痛みが出るのか?

虫歯にはそれぞれ深さの違いがあります。
C1~C4まであります。

歯は3構造になっています

C1は1層目のエナメル質に限局している状態です。
C2は2層目の象牙質まで及んでいる状態です。
C3は3層目の歯髄(神経)まで及んでいる状態です。
C4は残根になっている状態です。

治療後に痛みが出やすい状態はC2の虫歯です。
C2とC3の狭間の虫歯が危険です。
なぜかと言いますと
虫歯を取った後は健康な歯が薄くなるので歯髄(神経)までの距離が近くなってしまいます。
そうすることによって歯髄(神経)の痛みが出てしまったりしてしまう事があります。
虫歯治療をして痛みがでてしまった時は必ず医院にご連絡下さい。

詰め物をした後もご注意下さい。

C2 象牙質まで及んでいる状態の虫歯の場合、銀の詰め物やセラミックの詰め物など治療をしていくのですが治療後2~3週間は冷たいものが染みるなどの症状が出る場合がございます。

なぜ、それが起こるのか?

虫歯治療直後の痛み

虫歯治療の際、削る時の振動や詰め物をつけるためのセメントなど機械的刺激、化学的刺激により歯髄(神経)が敏感になってしまう場合があります。
それによって詰め物をしてから冷たい物が染みる事がございます。
ただ、その後に歯髄(神経)を保護する物が出来てきて染みなくなってきます。

大丈夫かなと心配されると思うのですが治療後から2~3週間は起こる可能性がありますのでご安心ください。

ただ、何もしていないのにズキズキ痛むなど痛みが強くなってきた場合は必ず医院にご連絡下さい。

虫歯治療後の痛みを起こさない為には?

C2の虫歯まで進行させない事が大切になります。
C1の虫歯は痛みもないので自分ではなかなか気づくことは難しいです。

定期検診の様子

予防するためには痛みが出てから歯医者に通うのではなくて痛みが出る前に歯医者に通い定期検診を受ける事が大切になります。
定期的に歯のお掃除やレントゲン撮影することで早期発見、早期治療を行うことが出来ます。
歯の寿命を伸ばす為には悪くなる前からしっかり歯のメンテナンスを行うことが必須になります。
平均寿命は伸びてますがお口の健康が全身の健康に繋がります。
お口の健康を守り健康寿命を伸ばしていきましょう。

いかがでしょうか。
今回は、「虫歯治療後の痛みについて」でした。
虫歯治療後の痛みって怖いですよね。
歯が悪くなるんじゃないかなど不安になりますよね。
治療後どうしても痛みが出ることはあります。
不安な時はすぐにお問い合わせください。

所長 末廣赳史
優しい所長 末廣 赳史がお悩みにコミットさせて頂きます。

虫歯治療について詳しくは当院ホームページ内の「虫歯治療」ページもご覧ください。