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歯が痛い時の対処法って?

2024年3月27日
歯が痛い時の対処法って?

こんにちは!大阪府八尾市の歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯科医や診療所のスタッフにとっては当たり前の知識でも、患者さんは歯の専門家ではありません。そのため、様々な疑問を抱かれることでしょう。

私たちは、患者さんが歯やそれに関連する体のことについて、知りたいことを理解し、納得していただくことが大切だと考えています。

診療中にすべての疑問にお答えできれば一番ですが、時間をかけて詳しく説明することも難しいのが現状です。

そこで、通常の診療でよく寄せられる質問に対して、当院のブログで順次お答えしていくことにしました。

このブログを通じて、患者さんが歯医者に対して抱く疑問や不安を解消できるよう、少しでもお手伝いできればと願っています。ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

「歯が痛い時の対処法って?」の質問に全力回答!

今回は、歯が痛くなった時の対処法、夜中に痛くなった場合や歯医者が休みの時の応急処置などあるの?といった質問に対して全力でお答えしていきます!

歯の痛みの原因とは?

歯の痛みの原因はさまざまであり、以下は一般的なもののいくつかです。

虫歯(むし歯)による痛み

虫歯(むし歯)による痛み

口内の細菌が歯垢を作り、それが酸を生成して歯を侵食します。これが進行すると、歯が腐り、痛みを引き起こします。

歯周病による痛み

歯周病による痛み

歯茎周囲の組織が感染し、炎症を引き起こす歯周病も歯の痛みの原因となります。進行すると歯槽骨も影響を受け、歯が揺れたり痛むことがあります。

歯ぎしりや食いしばりによる痛み

歯ぎしりや食いしばりによる痛み

ストレスや不安によって引き起こされる歯ぎしりや食いしばりは、歯を傷つけ、痛みを引き起こすことがあります。

歯髄炎(神経の炎症)による痛み

歯髄炎(神経の炎症)による痛み

虫歯や歯周病が進行すると、歯の神経に炎症が起こり、激しい痛みを引き起こすことがあります。

歯の割れやひびによる痛み

歯の割れやひびによる痛み

歯が割れたりひび割れたりすることで、食べ物や冷たい空気などが歯に刺激を与え、痛みを引き起こすことがあります。

歯科手術や治療後の過敏症による痛み

歯科手術や治療後の過敏症による痛み

歯科手術や治療後に一時的な過敏症が起こることがあります。

歯の位置異常による痛み

歯の位置異常による痛み

歯の位置異常や咬み合わせ(噛み合わせ)の問題が痛みを引き起こすことがあります。

歯の痛みが持続する場合、歯科医に相談することが重要です。専門家が痛みの原因を詳しく調査し、適切な治療を提案してくれます。

 

歯の痛みの原因については過去のブログ 「歯の痛みの原因はなんですか?」で詳しく解説していますので、そちらも併せてご覧ください。

歯が痛い時どうすれば良いの?

歯が痛い場合、その原因によって適切な対処法が異なります。以下は、一般的な歯痛への対処法ですが、歯の状態によっては歯科医に相談することが重要です

歯磨き

歯が適切に磨かれていることを確認し、歯垢や食物のかすみがないようにします。柔らかい歯ブラシを使用し、優しく歯を磨きます。

デンタルフロス

歯と歯の間に詰まった食物や歯垢を取り除くためにデンタルフロスを使用します。

塩水うがい

温かい塩水でうがいをすると、口内炎や歯肉の腫れを和らげることがあります。1杯の温かい水に小さじ半分程度の塩を混ぜて使います。

鎮痛剤の使用

パラセタモールやイブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を使用して痛みを和らげることができます。ただし、適切な用量を守り、医師や薬剤師の指示に従ってください。

冷却または温熱療法

痛みや腫れがある場合は、氷や冷却パッドを使ったり、逆に温かい湿布を当てたりすることが効果的な場合があります。

歯科医の診察

痛みが強い場合や継続している場合は、早めに歯科医に診察してもらうことが重要です。歯痛の原因には虫歯、歯周病、歯髄炎などがあり、適切な治療が必要です。

 

歯の痛みは様々な原因が考えられるため、対処法が一概に当てはまるわけではありません。症状が続く場合や悪化する場合は、できるだけ早く歯科医の診察を受けることが大切です。

 

歯の痛みについて詳しくは過去のブログ記事「歯の痛みの原因はなんですか?」をご覧ください。

歯が痛む時、和らげる方法はありますか?

歯が痛む時、和らげる方法はありますか?

歯がズキズキと痛む際には、頬の上に湿らせたタオルを当てて冷却してみてください。神経が過敏に反応している可能性があり、冷やすことで痛みが和らぐことが期待されます。ただし、急激な冷却や氷、保冷剤を直接使うと逆効果になることがありますのでご注意ください。この対処法は、歯科医院にすぐに行けない状況下での一時的な対策として利用できます。例えば、仕事中や就寝中に有効です。

何をしても歯の痛みが収まらない時はどうすれば良いの?

何をしても歯の痛みが収まらない時はどうすれば良いの?

歯が痛くて眠れない時や、通ってる歯医者が休みの日に我慢できない歯の痛みがあるときどうすれば良いのか悩みますよね。

下記に簡単な対処法を8つ挙げますので、どうしても我慢ができない時に試してみてください。

患部を冷やす

患部を冷やすことで、炎症を抑えて痛みを和らげることができます。ただし、氷を直接当ててしまうと、患部が刺激されて痛みが強くなる可能性があるため、注意が必要です。濡れたタオルなどを当てて、間接的に冷やすようにしましょう。

歯磨きを丁寧にする

患部に食べかすや歯垢などがたまっていると、細菌の活動が活発化して痛みが強くなることがあります。痛みで辛いかとは思いますが、患歯も含めた歯列全体を、優しく丁寧に歯磨きして清潔に保ちましょう。

ツボを押す

合谷(ごうこく)というツボを押すことで、歯痛の症状を緩和する効果が期待できます。合谷は、人差し指と親指の骨が交差する部分にあります。両手で合谷を押さえて、3秒ほど強めに押すようにしましょう。

マッサージをする

患部の周囲の筋肉をマッサージすることで、症状が改善されることがあります。ただし、マッサージをしすぎると患部を刺激してしまい、痛みが強くなる可能性があるため、注意が必要です。

痛み止めを飲む

処方された痛み止めがある場合は、用法・用量を守って服用しましょう。市販の痛み止めでも構いませんが、普段から飲み慣れているものを選ぶとよいでしょう。

軽いうがいをする

歯に詰まった汚れを取り除くために、軽いうがいをしましょう。歯ブラシで磨くのが難しい場合は、口をゆすぐだけでも構いません。

虫歯の穴に正露丸を詰める

正露丸には歯痛を抑える成分が含まれているため、虫歯の穴に詰めると症状の改善が見込めます。ただし、あくまで応急的な対処法であり、虫歯を根本的に治すわけではない点に注意が必要です。

歯科の夜間救急外来を受診する

痛みがひどくて眠れない場合は、歯科の夜間救急外来を受診しましょう。歯科医師が応急処置をしてくれます。ただし、本格的な歯科治療には対応していないため、その後は一般外来で治療を受ける必要があります。

歯が痛いのは何日くらい続く?

歯の神経に達した虫歯の痛みは通常3〜4日間続きますが、その後は神経が損傷し、痛みを感じなくなります。ただし、この痛みの消失は単なる一時的なものであり、虫歯の進行は続いています。したがって、なるべく早く歯医者を受診して専門家のアドバイスを受けることが重要です。虫歯は放置すると深刻な問題に発展する可能性がありますので、適切な治療を受けることで将来的な合併症を予防できます。

急に歯が痛くならないよう、定期メンテナンスが重要です

急に歯が痛くならないよう、定期メンテナンスが重要です

歯痛の予防方法

歯痛を未然に防ぐためには、毎日の食生活を見直すことが重要です。特に歯みがきの習慣や歯科検診の頻度を振り返り、不足している部分を補う必要があります。以下では、歯痛の予防に役立つ方法を確認していきましょう。

食事・生活習慣の見直し

知覚過敏の場合は、冷たいものを摂ると歯が敏感になることがあります。そのため、食べ物や飲み物を常温に近づけるか、氷を直接口にしないよう心掛けましょう。また、咀嚼によって痛みが生じる場合は、柔らかくて消化しやすい食べ物を選ぶと良いです。

虫歯になりやすい食べ物、飲み物は避ける

虫歯菌は糖質を好み、その代謝によって虫歯の原因となる酸が生成されます。炭水化物や糖分を摂り過ぎている場合は、摂取量を抑えることを考えてみてください。虫歯菌に栄養を与えないことで、虫歯のリスクを低減できます。

就寝30分前は飲食を控える

寝ている間は口腔内が無防備になり、虫歯菌の活動が活発になります。就寝前は糖質の含まれていない飲み物で軽く口をすすぎ、歯みがきやフロス、マウスウォッシュでデンタルケアを行いましょう。

歯ブラシ・歯磨き粉を見直す

使いづらい歯ブラシは、小回りの利くヘッドに変更するか、歯ぐきを傷つけないやわらかいものに変更しましょう。歯の奥の汚れに対処するために、電動歯ブラシや使いやすいフロス、歯間ブラシも活用できます。歯を強化するためには、フッ素や殺菌成分が配合された歯みがき粉への切り替えや、MIペーストの併用もおすすめです。

歯医者での定期健診

虫歯は肉眼では見えないことが多いため、定期的な歯科検診が重要です。レントゲンやマイクロスコープを使用して細かい部分まで確認し、クリーニングやホワイトニングを組み合わせた治療を行います。理想的な検診の頻度は1ヶ月から2ヶ月に1回です。

 

セルフケアと定期検診を組み合わせることで、歯の痛みを未然に防ぐことができます。本記事では歯痛の様々な原因について紹介しましたので、歯と歯ぐきの健康を確認し、痛みの原因を早めに突き止めるよう心がけましょう。

歯が痛くなった時は年中無休のもりかわ歯科に相談ください

急な歯痛はとても苦痛なものです。そんな時にいつもの歯医者が休診日で空いてない!ということがあるかも知れません。

そんな時は医療法人甦歯会「マイデンタルもりかわ歯科」、「リノアス診療所もりかわ歯科」は年中無休で診療しておりますので、安心してかかりつけの歯医者としてご利用ください。

まとめ

原因のわからない歯痛は詳細な検査が必要ですが、過去のケガや歯の治療の影響で歯痛が起きる場合もあります。不明点はかかりつけの歯医者を受診し、検査を受けるようにしてください。

 

食べものや生活習慣の見直しも、歯痛予防には大切です。痛みを引き起こしやすい刺激物や硬いものは控え、痛みのない歯で噛む工夫を行いましょう。ブラッシングや歯痛改善の作用がある歯みがき粉や歯ブラシはクリニックに相談することをおすすめします。

 

患者様1人1人に真剣に向き合い、来院して良かったと思われるよう日々治療に励んでいます。

 

もりかわ歯科の予防歯科を受診してください。

 

もりかわ歯科では歯痛や虫歯の原因を根本から治すべく、矯正歯科にも力をいれております。

歯列矯正に興味のある方、虫歯になりにくいお口を目指したい方は是非一度、もりかわ歯科の矯正無料相談にお越しください。

もりかわ歯科の矯正無料相談はこちら

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

虫歯治療は痛いのか?虫歯の治療法や痛みに対する対策を解説!

2023年9月12日
虫歯で歯が痛むため手を頬にあてている女性

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

「虫歯ができたみたいだから歯科医院に行きたいけど、痛いのは嫌い。どうすれば痛みなく治療できるのだろうか」このようなお悩みはありませんか。

今回は、虫歯治療の痛みや虫歯治療で痛みを感じるタイミング、虫歯の治療法、虫歯治療の痛みに対する対策などを解説します。

日常生活が忙しいと、少しくらい歯の調子が悪くても我慢してしまう方が多いかもしれません。

しかし、不調を感じているのに放置すると、状態が悪くなるだけです。できるだけ状態がよいうちに治療したほうが、体にかかる負担も経済的な負担も少なく済みます。

虫歯の場合は早いうちに治療することで、痛みが生じることなく治療可能です。現在、歯の痛みで悩んでいる方や、虫歯の心当たりがある方は、ぜひ参考にしてください。

虫歯治療は痛いのか?

両手を広げて疑問の様子の女性

虫歯治療の多くは、痛みがないか、痛みがあったとしてもやわらげながら治療できます。

そもそも、なぜ虫歯治療で痛みを感じるのかというと、歯の神経に刺激が伝わってしまうことがあるからです。例えば、それほど進行していない虫歯の治療であれば、虫歯部分を削ったとしても根本にある神経に刺激が加わることはないため痛みません。

しかし、虫歯が進行し、削る範囲が広く深くなるほど神経の近くまで処置しなければならないため、神経に刺激が加わり痛みが生じます。虫歯が深くまで進行している場合は痛みが生じることが予測されるため、あらかじめ麻酔して治療することが多いです。

ただし、麻酔の注射をするときの痛みはさけられず、麻酔したとしても痛みが完全になくなるわけではありません。重度の虫歯の治療をする際は、大なり小なり痛みが伴うでしょう。

虫歯治療で痛みを感じるタイミング

タイミングをあらわす砂時計

虫歯治療で痛みを感じるタイミングにはいくつかありますが、主なタイミングは、以下のとおりです。

・神経の近くの処置をしているとき

・麻酔の注射をするとき

・麻酔が切れてきたとき

虫歯治療で痛みを感じるのは、歯を削るときの振動や空気や水がかかったときの刺激が神経に伝わるのが原因です。歯の表面を削っているときは痛みを感じないかもしれませんが、神経周囲に到達すると、痛みを感じ始める可能性があります。

痛みが強くなってくると麻酔を使用することが多いですが、麻酔のための注射も痛いと感じる方が多いです。

注射の方法は、歯茎に針を刺して部分的に麻酔のお薬を投与します。麻酔は5分ほどで効いてくるため、割と早めに痛みがやわらぎますが、麻酔が切れてきたタイミングでまた痛み始めます。麻酔は追加できるため、痛みが強くなり始めたら、できるだけ早く歯科医師へ伝えるのがよいでしょう。

進行度別 | 虫歯の治療法

虫歯が進行する様子をあらわす模型

虫歯の治療方法は、虫歯の進行度によって異なります。虫歯の進行度は5段階に分類されていますが、大きく分けると以下の3つの段階に分類できます。

1つ目は、虫歯の範囲がエナメル質の外にとどまっている段階です。エナメル質とは、歯の表面にある組織のことです。エナメル質の範囲を超えていない虫歯は初期段階であり、進行度が浅いため歯を削っても痛みを感じません。

2つ目は、象牙質に到達した段階での虫歯です。エナメル質を超えると象牙質に突入し、さらに象牙質を超えると神経に到達します。象牙質の表層であればまだ痛みは感じないかもしれませんが、神経に近付くにつれて痛みを感じることや、しみることがあるでしょう。痛みの程度によっては、麻酔を使用して治療することもあります。

3つ目は、神経に到達した段階の虫歯です。神経にまで虫歯が広がっている場合は、激しい痛みが伴います。治療は、高確率で麻酔を使用することになるでしょう。

痛みが怖いからといって神経に到達した虫歯を放っておくと、神経が機能しなくなります。この段階までくると痛みは感じません。

虫歯治療の痛みに対する対策

ドミノが倒れるのを手で防いでいる

ここからは、虫歯の痛みに対する具体的な対策をご紹介します。虫歯治療で痛みがつらいと感じたときは、以下のことを試してみるとよいでしょう。

①症状がひどくなる前に受診する

②定期的に歯科検診に通う

③毎日の歯磨きを怠らない

④麻酔して治療する

⑤深呼吸する

⑥休憩を入れながら治療する

⑦痛くない治療が得意な歯科医院に通う

以下、それぞれ解説します。

①症状がひどくなる前に受診する

もし日常生活の中で「虫歯かな」と感じることがあれば、症状がひどくなる前に歯科医院へ行きましょう。もし虫歯だった場合、放置している間に重症化して、治療の際に痛みを伴う可能性が高くなるからです。

「痛かったらどうしよう」「仕事で疲れているのに歯科医院に行くのは面倒」などと思うかもしれません。

しかし、虫歯の症状が軽いうちに治療を開始したほうが、通院回数も少なく済みます。

②定期的に歯科検診に通う

定期的に歯科検診に通うのも、虫歯治療の痛みで苦しまないようにするためのポイントです。

虫歯になったとしても早い段階で発見できるため、状態が悪くなる前に治療を開始できます。もし虫歯が進行した状態で発見された場合、神経近くまで歯を削らなければいけない可能性があり、痛みで苦しむかもしれません。

定期検診は、虫歯を早期発見・早期治療できるだけでなく、歯石の除去など、口腔内のクリーニングをしてもらえるといったメリットもあります。

③毎日の歯磨きを怠らない

毎日の歯磨きを徹底して行うのも、虫歯の痛み対策のひとつです。

そもそも虫歯にならなければ、治療時の痛みを心配する必要はありません。歯磨きはお金をかけずにご自宅でできる効果的な虫歯予防です。1日2〜3回、忘れずに行いましょう。

歯磨きの仕上げにデンタルフロスを使って歯ブラシが行き届かないところも磨けると、より効果的です。

④麻酔して治療する

治療時の痛みが強い場合は、麻酔して治療してもらいましょう。

つらい痛みを取りのぞくのはもちろんですが、治療を中断しないためにも痛みをやわらげることが必要です。

ただし、麻酔は患部近くの歯茎に注射して痛みをやわらげますが、注射するときに針が刺さる痛みや薬液が注入される痛みはさけられません。

⑤深呼吸する

痛み止めを使う以外の方法で虫歯治療の痛みをやわらげる方法に、深呼吸が挙げられます。

深呼吸することで心と体の緊張をほぐし、副交感神経に訴えることで痛みを落ち着かせられます。特に、息を吐くときは、ゆっくり長めに吐くのがポイントです。

深呼吸くらいで痛みは取れないと思うかもしれませんが、しないよりは楽になる方が多いです。お産のときは「呼吸が大事」といわれているように、虫歯の痛みでも同じことがいえます。ぜひ、お試しください。

⑥休憩を入れながら治療する

治療中にどうしても痛みが強くて耐えられないときは、途中で休憩しながら進めましょう。

無理に痛みを我慢しながら治療する必要はありません。口頭で伝えるのが難しい場合は、手をあげるなどのジェスチャーで伝えましょう。

⑦痛くない治療が得意な歯科医院に通う

歯科医院の選び方も、虫歯治療で痛みをやわらげるための方法のひとつです。なぜなら、歯科医院歯によって治療方法や得意分野が違うことがあるからです。

なかには、痛みを感じさせない治療を得意としている歯科医院もあります。歯科医院のホームページで治療内容や治療コンセプトを調べてみたり、初診の際によく話を聞いて確認したりすることをおすすめします。

虫歯治療後に痛みがある場合はどうしたらいい?

虫歯で歯が痛むため手を頬にあてている男性

虫歯治療後に痛みがある場合、以下の5つの対処法を試してみるとよいでしょう。

①痛み止めを飲む

②頬の上から患部を冷やす

③入浴はさける

④治療した部位をさわらない

⑤刺激的な飲み物や食べ物をとらない

以下、それぞれ解説します。

①痛み止めを飲む

治療後の痛みをやわらげるには、痛み止めを使用するのが最も効果的です。治療後の痛みが予想される場合は、治療後に痛み止めを処方されるため、痛みがあれば我慢せずに使いましょう。

痛みが心配な方は、あらかじめ先生に痛み止めをだしてほしいことを伝えておけば、確実に処方してもらえるでしょう。もし痛み止めを使わなかったとしても、もっているだけで安心です。痛み止めはドラッグストアでも購入できますが、歯科医院で処方してもらったほうが安く手に入れられます。

また、痛み止めは早めに飲むほど早く効果が得られます。本格的な痛みではなかったとしても、痛くなりそうと思った段階で飲むのがよいでしょう。

②頬の上から患部を冷やす

患部を冷やすのも、治療後の痛みをやわらげる効果があります。

ただし、あまり強い刺激を与えると逆に痛みを増強させてしまいます。直接患部を冷やすのではなく、頬の上から保冷剤をあてるなどして、じんわり冷やすとよいでしょう。治療によって歯茎が腫れている場合や熱をもっている場合は、特におすすめの方法です。

③入浴はさける

虫歯治療後の入浴はさけた方が無難です。入浴で体が温まることによって血流がよくなると、痛みが強くなります。

ほかにも、激しく運動することや、サウナに入ることも、体温があがって歯茎の血行が促されるため、ひかえましょう。

④治療した部位をさわらない

患部が痛くて気になっても、直接さわることはやめましょう。治療直後の患部は細菌感染を起こしやすいからです。

せっかく治療が終わったのに、また痛くなるおそれや、腫れるおそれがあります。その場合、再び通院する必要があり、治療期間が延長され、治療費も追加でかかってしまうのです。

治療後の痛みがあまりにも強い場合は一度診察してもらい、痛み止めを増やすなどの対応をしてもらいましょう。

⑤刺激的な飲み物や食べ物をとらない

刺激的な食べ物や飲み物は、虫歯治療後の痛みを強くすることがあります。進行が浅い虫歯であれば気にならないかもしれませんが、歯を深くまで削っている場合は、神経が刺激されてしみたり痛みを感じたりすることがあるからです。具体的には、極端に熱いものや冷たいもの、辛いもの、酸っぱいものが該当します。

また、食べ物を食べるときは、できるだけ患部をさけて別の歯で噛むとよいでしょう。

まとめ

ポイントをまとめる歯科医師

今回は、虫歯治療の痛みについて解説しました。

虫歯治療の痛み対策には、症状がひどくなる前に受診する、定期的に歯科検診に通う、毎日の歯磨きを怠らない、麻酔して治療する、深呼吸する、休憩を入れながら治療する、痛くない治療が得意な歯科に通うなどがあげられます。

虫歯が進行した状態で発見されると、治療の負担は大きく痛みが生じやすくなります。まずは、ふだんの歯磨きを徹底することが非常に大切です。少しでも痛みがあった際は、できるだけ早めに歯科医院に行きましょう。早く治療を開始できれば、少ない痛みで済みます。

虫歯治療の痛みでお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。