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成長に大切な3つのポイント

2023年8月4日

成長に大切な3つのポイント

こんにちは。大阪府八尾市志紀にある歯医者 医療法人 甦歯会もりかわ歯科 志紀診療所です。

今回は、「成長に大切な3つのポイント」です。

よく「うちの子正しく育っているのかわからない」と質問がきます。

虫歯がないことだけを歯医者さんでチェックするのではいけません。

顎の成長を阻害するポイントを事前にチェックし予防をしていかなければなりません。

今回は、成長に重要な3つのポイントを解説していきます。

是非、最後まで読んで頂けますと幸いです。

 

顎の成長で大切なこと

 

顎の成長で重要なのは

「呼吸」と「嚥下」と「姿勢」です。

毎日必ずやっていることが積み重なって成長していきます。

正しいことを知り、正しい行動をすることが正しい成長に導いてくれます。

まず、「呼吸」と「嚥下」と「姿勢」のこの3つがどう成長に影響を与えるのか解説していきます。

 

「呼吸」について

呼吸について大切な事

成長で大切なことは『呼吸』です。

口がポカンと空いていて口呼吸になっている子と鼻呼吸出来ている子では成長の仕方が違います。

脳は20Wの熱を産生しているのですが、脳が熱くなりすぎると機能が働かなくなります。

それを防ぐために鼻呼吸があります。

上顎は脳の成長と関与があり、下顎は身長に関与があります。

口呼吸になってしまうと脳の発育が悪くなり、上顎の成長が乏しくなります。

大人の矯正で「八重歯」の方に話を聞くと幼少期に鼻が詰まっていたと仰る方が多いです。

また、口呼吸の子は舌の位置も悪くなります。「低位舌」と言われます。

「低位舌」になると下顎が後ろに下がってしまい気道が狭くなり「いびき」が引き起こされてしまいます。

成長において「呼吸」は重要になってきます。

 

「嚥下」について

 

「嚥下」とは食べ物を飲み込む動作なのですがそこで舌の働きが極めて重要になってきます。

赤ちゃんの時は「乳児嚥下」で卒乳をすると「成人嚥下」と変化していきます。

どのように違いがあるのか嚥下が与える影響を詳しく説明させて頂きます。

 

「乳児嚥下」と「成人嚥下」の違いについて

「乳児嚥下」と「成人嚥下」の違いについて

「乳児嚥下」は乳首を唇で覆い舌を前に出して嚥下しています。

「成人嚥下」は舌を上顎につけて嚥下しています。

違いは舌を前に出して飲み込むか上につけて飲み込むかです。

舌の動き方の違いがあります。

 

「嚥下」が歯並びに与える影響について

本来、「成人嚥下」に変わっていかないといけないのに「乳児嚥下」が残ってしまっている場合は「嚥下」するたびに舌が前に出てきてしまいます。

そうすると、歯が舌に押されてしまうので前歯と前歯に隙間が出来てしまいます。

また、隙間があると舌も前方に出てきてしまい隙間が大きくなってしまいます。

「乳児嚥下」のまま成長が進むと…

また、飲み込む時に適切に舌を使えていない場合口輪筋(唇の筋肉)や頬筋(頬っぺたの筋肉)が異常に働いてしまうので、飲み込むたびに歯に力を掛けることになり歯が内側に倒れてしまったり、下の前歯がガタガタになってしまったりと影響を与えてしまいます。

舌の力

「姿勢」について

顎の位置と姿勢の関係

「呼吸」についてのなかで舌の位置が悪くなると顎が後ろに下がってしまうとお話がありましたがそれが「姿勢」にも影響を与えてしまいます。

 

顎が後ろに下がると気道が狭くなってしまいます。空気の通り道を広げようと頭を前に出してしまいます。

頭の重さは約5kg程ありますが少し傾くだけで重さは倍になり首や背骨に負担がかかってしまいます。

首は「ストレートネック」になり、背骨は曲がって「猫背」になってしまい、肩は「内巻き」になってしまいます。

 

いかがだったでしょうか?

今回は、「成長に大切な3つのポイント」でした。

子供の成長は恐ろしいスピード進んでいきます。

だからこそ、毎日当たり前に行っていることが正しいのか正しくないのかは再度確認する必要があります。

大人になってあの時と後悔しないためにしっかり見直しましょう。

 

歯医者は虫歯が出来たら治療に行く場所ではありません。

虫歯になる前に、歯並びが悪くなる前に予防で通う場所です。

今日のブログの内容で該当することがありましたら、是非お問い合わせください。

もりかわ歯科志紀診療所はお口の中だけではなく全身のアドバイスも行っております。

当院は「ママとこどもの歯医者さん」認定医です。

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あなたのお子様は当てはまらない?受け口は何歳までに治療すべき?

2023年5月12日

あなたのお子様は当てはまらない?受け口は何歳までに治療すべき?こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者 医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療です。
今回は、「あなたのお子様は当てはまらない?受け口は何歳までに治療すべき?」
です。
子どもの悩みは尽きないと思います。1つでもこの記事でママの悩みを解消することが出来ましたら幸いです。
今、ママの心配子どもの歯並び矯正応援キャンペーンも実施していますのでご興味ある方はこちらからお問合せ下さい。

ママの心配子どもの歯並び矯正応援キャンペーン

今回は、ママからよく質問が来ます
「受け口」について徹底的に説明していこうと思います。

受け口ってなに?

「受け口」とは「反対咬合」とも言われる状態ですが、噛み合わせが逆になっている状態です。一般的にいうと「しゃくれ」とも言われています。

受け口の噛み合わせ

このような噛み合わせです。
見た目的にも心配されるママが多いですが、問題はそれだけではありません。
成長、噛み合わせなど色々な問題が起こってきてしまいます。

受け口(反対咬合)の原因は?

受け口(反対咬合)の原因は下顎の骨の発達と思われる方が多いかなと思います。
勿論、下顎の発達によって受け口(反対咬合)になっている場合もあります。
ただ、原因として多いのは1、口周りの筋肉の緩み 2、上顎の成長不足
が多いです。

1、口周りの筋肉の緩み

今、「口ぽかん」という言葉をよく耳にされるのでは?と思うのですが口が空いている子どもがすごく多い気がします。

「口ぽかん」は口周りの筋肉の緩み

口が空いていると口周りの筋肉が緩んでしまい筋肉の発達が乏しくなっていきます。
そうすることによって受け口(反対咬合)が始まっていきます。

2、上顎の成長不足

受け口(反対咬合)は下顎が大きいのではなく上顎が小さいことが多いです。
それはなぜかと言いますと、上顎と下顎の成長の仕方が違います。

上顎は脳の成長に左右されます。下顎は身長の成長に左右されます。
上顎と脳の成長の鍵となるのが「鼻呼吸」です。

鼻呼吸の大切さ

「鼻呼吸」は熱くなった脳を冷やしてくれる作用があり、脳温が40.5度を越えてしまうと機能障害が起こり脳の発達や上顎の成長に影響を及ぼしてしまいます。

ただ、「風邪を引く」、「鼻が詰まっている」、「アレルギーがある」など
色々問題があると思います。また、今はマスク生活で息もし辛い状態です。
そうする事によって「鼻呼吸」から「口呼吸」になっている事が多い状態です。

「口呼吸」になることで脳の発達、上顎の成長に影響を及ぼしてしまいます。
上顎が成長不足になることで受け口(反対咬合)は引き起こされてしまいます。

受け口(反対咬合)は何歳から治療すべき?

受け口(反対咬合)は早めに治療を開始するべきです。
なぜかと言いますと受け口(反対咬合)になってしまうと上顎の成長の妨げになってしまうからです。上顎の成長は10歳で80%なので受け口(反対咬合)になってしまうと前に成長することは出来なくなってしまいます。
ですので早めに受け口(反対咬合)を解消することが大切になってきます。
よく質問が来るのですが
「受け口(反対咬合)はいつから治療すべきですか?」の答えは
3歳以上で装置が使えるようになったらすぐに治療を開始するべきです。

当院では、予防矯正といって歯をいきなり動かすのではなくお口周りの筋肉を鍛えたり、お口の癖を治すことから始めています。

マイオブレスの装着

マイオブレスの装着

マイオブレスといって夜間だけつける装置なのですが、歯を動かすのではなく歯並びが悪くなった原因「お口の中の癖」を取り除く装置です。
顎の成長も大切ですが、まずは顎が小さくなってしまった原因を取り除くことが大切です。

受け口(反対咬合)は大人になって治療しようとすると骨を切ったりしないといけなくなります。
子どもの時に早期に治療することが大切になってきます。
該当する方は一度歯科医院にご相談することをおすすめします。

「受け口(反対咬合)」矯正治療の流れ

8歳の男の子 受け口(反対咬合)が気になるとの事でした。

インビザライン矯正始める前(初診)

インビザライン矯正始める前(初診)

8歳だった為上顎の成長にアプローチ出来るため成長をメインに受け口(反対咬合)にアプローチをしていきました。

インビザライン矯正8カ月後

インビザライン矯正8カ月後

上顎の成長にアプローチした結果前歯が反対咬合だったのが正常の噛み合わせにすることが出来ました。
インビザライン矯正は受け口(反対咬合)も治すことが出来ます。
患者様は痛みもなく嫌になることなく続けることが出来ました。受け口が治って良かったです。と喜んで頂きました。
インビザライン矯正はワイヤー矯正のように痛みが強くないです。大体、ワイヤー矯正の1/4程と言われていますのでご安心ください。

いかがだったでしょうか?

今回は、「あなたのお子様は当てはまらない?受け口は何歳までに治療すべき?」でした。
子どもの時の矯正は歯並びを整えるのが目的ではなく一番の目的は顎の成長を促してあげる事です。
上顎は10歳で80%終わってしまいます。
成長はその瞬間しかありません。子どもの時にしっかり成長することはすごく大切な事です。
少しでも子どもの成長に不安がある方は是非、ご相談下さい。
全国でも1%も獲得することも出来ないダイヤモンドプロバイダーである
インビザライン矯正医である森川 康司がお悩みを解消させて頂きます。
当院では矯正無料相談を実施していますのでお気軽にお問い合わせください。
詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページをご覧ください。

ダイヤモンドプロバイダーの矯正担当医 森川康司