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歯医者が苦手なのですが、どうしたらいいですか?

2024年4月10日
歯医者が苦手なのですが、どうしたらいいですか?

はじめまして、こんにちは!私たちは八尾市にある歯医者、もりかわ歯科です。

歯科医療は、極めて専門的な分野であり、治療に対して患者さまがさまざまな疑問や不安を抱くことが多々あると思います。そこで私たちは、患者さまが歯や、それに関連する身体のことを理解して、しっかり納得していただくことが大切だと考えています。診療中に全ての疑問にお答えするのは難しいこともありますが、そこで、通常の診療でよく寄せられる質問に対して、当院のブログで順次回答していくことにしました!このブログを通じて、患者さまが歯医者に抱く疑問や不安を解消できるよう、少しでもお手伝いできれば幸いです。ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

「歯医者が苦手なのですが、どうしたらいいですか?」の質問に全力回答!

今回は、歯医者が苦手なのですが、どうしたらいいですか?などの質問に対して全力でお答えしていきます!

歯医者が苦手な人の割合は?

2013年に医薬品・家庭用品の大手ライオンが、日本、アメリカ、スウェーデンで15〜69歳の無作為に選ばれた人々を対象にアンケートを実施しました。その結果、歯医者を「嫌いな人・苦手な人」と回答した割合は、アメリカとスウェーデンではそれぞれ3%前後でしたが、日本ではなんと14%にも達していました。

歯医者が苦手な人の割合は?

出典:LION調べ【日本・アメリカ・スウェーデン+3カ国のオーラルケア意識調査Vol.1】

歯医者に行くことに恐怖を感じてしまう

歯医者に行くことに恐怖を感じてしまう…

何かの前に不安を感じることの理由を掘り下げると、「わからないことがはっきりしていない」ことがよくあります。歯医者さんが「苦手」「怖い」と感じている方は多いですが、「なぜ苦手なのか」を今一度言語化してみましょう!

痛いのはぜったいに嫌!

痛いのが好きな人なんて、いませんよね?歯医者が嫌いな最も多い理由は、「治療が痛いから!」です。その他の不安も恐怖も、その多くが痛みに対する恐怖からくるものであることが多いようです。

音が我慢できない

歯医者が苦手な理由として、常に上位をキープしているのが、「キーーーン」という治療中の耳障りな音。歯の表面を覆うエナメル質は、体の中でもっとも固い部分なので、削る側のパワーが必要になります。そのために高速回転のドリルが必要になるのですが、ドリルで削る際に音が出ます。歯医者での処置は、お口の中の治療なので、治療箇所が耳の位置からとても近いです。不快に感じるポイントは2つあり、①間近で音を聞くこと、②自然の音ではないこと。間近で大きな音を聞くことが、不快な気持ちを助長してしまいます。

歯医者特有の臭いが苦手

臭いは、経験と一緒に記憶に残ることが多いと言われています。そのため、歯医者が苦手だと感じたときに、その場にあった臭いが、嫌な記憶と紐づいてしまう人も多いのではないでしょうか。昔の歯医者に充満していた、独特なあの臭いというのは、歯の根っこを治療する際の消毒剤「ホルムクレゾール」という薬品のものです。またそれ以外にも、機器や器具の洗浄・滅菌に使用する塩素系の薬品などにも臭いがついています。普段嗅ぎ慣れていないこともあり、治療に対する不安と臭いが結びついて、苦手だという気持ちを起こさせるのかもしれません。この臭いが原因で治療に対する不快感を増幅させています。

怖い場所だと親や周囲の人にインプットされている

「歯を磨かないと、痛くなって歯医者さんに連れていかれるんだから」誰しも一度は言われたことがある言葉ではないでしょうか。今考えると、歯医者は怖いところという感覚を、日本人は昔から植え付けられているのかもしれません。怖い場所に連れていかれたとき、そこで少しでも不安なことが起きれば、恐怖の気持ちとネガティブなものとして紐づいてしまいます。このような思い込みが、治療に対する不安を増幅させる可能性があります。

特定の処置が苦手・過去に怖い思いをした経験がある

記録のために、くちびるを無理やり広げて撮る口腔内写真。被せ物や、ブリッジなどの処置のためにとる型取り。患者さまの症状や、検査の段階によって、様々な処置があります。また過去に怖い経験をしたことがトラウマになっている方もいます。子供の頃でも、大人になってからでも嫌な経験は、なかなか忘れられるものではありません。特に育ち盛りの子供の感覚・記憶力は研ぎ澄まされているため、心と体に深く嫌な経験として記憶に刷り込まれているのだと思います。痛かった、怖くて泣いた、親御さんに怒られながら連れていかれたなど、嫌な思い出と一緒に記憶に残っている場合は、行きたくない場所になってしまうかもしれません。過去のトラウマが、今の不安を増幅させています。

拘束されている感覚が怖い

歯科治療の際には、ユニットと呼ばれる特別な椅子に座ります。この状況では、患者さまは何もできず、耐える時間が始まると感じてしまいます。その時、「まな板の上の鯉」と形容されるように、自由を奪われた感覚が芽生えることも・・・。椅子が倒れると、起き上がれない角度になり、さらに口に触れているため、ほぼ動くことができません。このような状況において、自由が制限されているような感覚に陥り、恐怖感が生まれます。

「歯科治療恐怖症」とは?

歯科治療に対する恐怖症とは、過去の治療が精神的外傷となり、恐怖を引き起こしている状態です。一般的に、歯科治療は好ましいものではなく、多くの人が苦手と感じるというイメージがあります。しかし、むし歯や歯周病など、お口の健康を保つためには、怖さを我慢して治療を受ける必要があります。近年では、リラックスした状態で治療を受けられる歯科医院も増えていますが、一度トラウマになると、不安が増し、歯科診療への抵抗感が強くなります。その結果、歯科治療が必要であるにもかかわらず、受診することが難しい状況になってしまいます。こうした患者の治療では、徐々に歯科治療に慣れる脱感作法が用いられます。この方法には時間と努力が必要になってきますが、将来的には患者さまがリラックスして治療を受けることができるようになることを目指しています。また、治療が緊急する必要がある場合は、鎮静剤や笑気ガスを使用して治療を行う方法や、全身麻酔下での治療も選択することができます。

歯医者の治療途中で行くのをやめてしまった

普段の生活に追われたり、日々のお仕事が忙しかったりして歯医者の治療を途中で放置してしまったことにより、行きづらくなる方も多々おられると思います。中断する前の治療内容によってはリスクや緊急度が異なってきます。たとえば、「虫歯」の治療が途中の場合、症状が悪化して神経が死んでしまったり、最終的には歯が溶けて失われる可能性も考えられます。「歯周病」の治療が途中の場合、歯茎の腫れや歯のグラつきが悪化する場合があり、歯茎の炎症が悪化すると歯が抜け落ちる可能性もあります。どの場合でも、できるだけ早く再受診することが重要になってきます!

歯医者で緊張しない方法はありますか?

歯科治療に不安を感じる方も多いでしょう。しかし、その不安だけで治療を避けてしまうと、虫歯や歯周病が進行してしまい、より深刻な問題に発展する可能性があります。そこで、不安を和らげるために以下の5つの方法をご紹介します。

歯医者でスタッフとのコミュニケーションを大切にする

歯医者とのコミュニケーションを大切にする

治療前に歯科医師やスタッフに治療内容について質問することで、不安を解消することができます。どのような治療方法が選択肢としてあるのか、治療の手順はどのように進むのか、痛みはどの程度感じるのかなど、些細な疑問でも遠慮せずに聞いてみましょう。
もりかわ歯科では、診察時にカウンセリングを行いますので、ご要望やお悩みなどをしっかりとヒアリングさせていただきます。

当院ホームページの、治療の流れもご覧ください!

アイマスクやイヤホンを使用する

アイマスクやイヤホンを使用する

治療中にアイマスクやイヤホンを装着することで、外部の刺激から離れることができます。自分が落ち着く音楽やリラックスできる音声を聞きながら、治療を受けることができます。

※治療内容によっては使用していただけない場合もございますので、お気軽にスタッフにお尋ねください。

リラックスした状態で治療を受ける

リラックスした状態で治療を受ける

治療中はリラックスした状態を保つことが重要です。深呼吸やイメージトレーニングなど、リラックス効果のある方法を取り入れることで、心身ともにリラックスした状態で治療を受けることができます。

予防の大切さを理解する

予防の大切さを理解する

虫歯を防ぐためには、予防が最も重要です。定期的な歯科検診やメンテナンスを受けることで、虫歯の発生を未然に防ぐことができます。予防の重要性を理解し、定期的な歯科受診を心がけましょう。予防歯科に関しては、当院のブログで紹介しております「歯医者の定期検診は必要ですか?」そちらもご覧ください!

安心感のある歯医者を選ぶ

安心感のある歯医者を選ぶ

治療を受ける歯医者を選ぶ際には、信頼できる歯医者を選ぶことも重要です。口コミや評判を確認し、自分にとって安心できる歯医者を見つけましょう。歯医者との信頼関係があれば、不安を感じることも少なくなるでしょう。

 

これらの方法を実践することで、歯科治療に対する不安を和らげることができます。治療を受けることをためらわずに、早めに歯科治療を行いましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、歯医者が苦手なのですが、どうしたらいいですか?の質問にお答えさせていただきました!歯医者に対する苦手意識は、個人差はあれど、意外とささいなことかもしれません。もりかわ歯科では、患者さまに寄り添った治療方法を考案し、実践させていただいておりますので、どんな些細なことでも、何でもご相談ください!お待ちしております!

 

また、審美歯科にご興味のある方、歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

もりかわ歯科の矯正無料相談はこちら

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

親知らずは抜いた方が良いの?

2023年9月29日
親知らずは抜いた方がいいの?

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯やそれに関係する体のことに対して、歯科医や診療所のスタッフからすれば当たり前の知識でも意外に患者さんはこんなことを疑問に感じておられるのか…とハッとさせられることがよくあります。

診療中に全てお答えしたいのは山々なのですが、お一人お一人に長い時間を割いて詳しく説明する時間も中々取れないのが現状です。

 

ですので、そんな普段の診療中によく聞かれる質問に当院のブログで片っ端から答えていくことに致しました!

患者さまがこのブログを読んでいただくことで、歯医者に対して普段からモヤモヤと疑問に感じていることを少しでも解決していただく手助けとなれば幸いです。

そもそも「親知らず」とは?

そもそも「親知らず」とは?

“親知らず”(おやしらず、英: wisdom teeth)は、歯科用語で「智歯」とも呼ばれ、通常、人間の口腔内に生える四つの「第三大臼歯」を指します。親知らずは、他の奥歯よりも後ろに位置し、通常、生後17歳から25歳の間に生えてくることが一般的です。ただし、個人差があり、一部の人は親知らずが生えてこないこともあります。

 

“親知らず”という名前は、通常、この歯が生えてくる年齢が経験と知恵を積み重ねた成人の段階に相当することから来ています。一般的には、人間の口腔内には32本の歯があり、親知らずを含めて8本の大臼歯があります。しかし、親知らずは口腔内のスペースに収まりにくいことが多く、問題を引き起こすことがあります。そのため、親知らずが十分なスペースを持って生えてこない場合や、歯の健康に悪影響を及ぼす場合、歯科医師は親知らずの抜歯を勧めることがあります。

 

親知らずの抜歯は、疼痛、歯茎の腫れ、歯周病、歯列の乱れ、感染などの問題を予防または解決するために行われることがあります。歯科医師は患者さまの具体的な状況を評価し、必要性を判断します。

親知らずを抜いた方が良い場合

親知らずを抜いた方が良い場合

患者さまからよく聞かれるのが親知らずに関する内容で「抜いた方が良いのか?」や「早めに処置すべき?」、「きれいに生えてたら問題ない?」という質問です。

親知らず(智歯、英: wisdom teeth)の抜歯が必要かどうかは個別の状況に依存しますので一概に必ずしも抜いた方が良いとは言い切れません。

ですが、一般的に以下のような状況で親知らずの抜歯が検討されることがあります。

言い換えれば「親知らずを抜くメリット」とも言えるかもしれません。

それぞれ詳しく解説していきます。

空間の不足

空間の不足

親知らずは通常、他の歯列に対して奥に位置し、口腔内のスペースが限られているため、次のような問題が生じることがあります。

歯が横に押される

スペースが不足すると、親知らずが他の歯に圧力をかけ、これが隣接する歯の歪みや不正咬合を引き起こす可能性があります。

歯が噛み合わなくなる

親知らずの位置が噛み合わせに影響を与え、不正咬合や噛み合わせの問題を引き起こすことがあります。

歯茎の痛み

親知らずが不適切な位置にある場合、歯茎に圧力をかけ、痛みや不快感を引き起こすことがあります。

炎症や感染

炎症や感染

親知らずは他の歯よりも奥に位置し、清潔に保つのが難しいことがあります。そのため、次のような状況で感染や炎症が起こる可能性があります。

埋もれた親知らず

親知らずが歯茎の下に埋もれている場合、歯ブラシやフロスで適切に清潔に保つことが難しく、細菌や食べかすが歯茎の周りに蓄積しやすくなります。

歯茎の腫れや痛み

埋もれた親知らずの周りの組織が炎症を起こすことがあり、これは歯茎の腫れ、赤み、痛みなどの症状を引き起こします。

感染: 炎症が進行すると、感染が起こる可能性があります。感染が広がると、膿(化膿)がたまり、これは非常に痛みを伴う状態で、全身への影響も及ぼす可能性があります。

痛みや不快感

痛みや不快感

親知らず(智歯、英: wisdom teeth)が正しく口腔内に生えてこない場合、口腔内の他の歯や組織に圧力をかけ、これが痛みや不快感を引き起こすことがあります。以下は、この状況に関連する詳細です

歯茎の圧力

正常に成長しきれない親知らずは、歯茎や隣接する歯に圧力をかけることがあります。この圧力は、歯茎の腫れや痛みを引き起こす原因となります。痛みはしばしば鋭く、持続的で、食事や噛むことに大きな不便をもたらすことがあります。

不正咬合(ふせいこうごう)

親知らずの成長が正常でない場合、他の歯との噛み合わせに問題が生じることがあります。親知らずが噛み合わないことで、歯列の不正咬合(かみ合わせの異常)が発生し、痛みや不快感を引き起こす可能性があります。

口内潰瘍(こうないかいよう)

親知らずが周囲の組織に摩擦を引き起こすことがあり、これが口内潰瘍(アフタ)を誘発する可能性があります。口内潰瘍は痛みを伴い、食事や会話が困難になることがあります。

顎関節の不調

親知らずが噛み合わせに影響を与えると、顎関節にも負担がかかることがあります。この結果、顎の痛みや不調、顎関節症状が発生することがあります。

頭痛

親知らずが不適切な位置にある場合、頭痛や顔面痛が起こることがあります。これは、口腔内の不快感が頭痛の原因となることがあるためです。

痛みや不快感は、親知らずの位置や成長状態によって異なりますが、これらの症状は通常、親知らずの抜歯を検討する理由となります。歯科医は、患者さまの症状や口腔内の状態を評価し、必要に応じて親知らずの抜歯を勧めるかどうかを決定します。抜歯が実施されれば、患者さまは通常、麻酔を受けて手術を行い、痛みや不快感の軽減が期待されます。

歯列矯正

歯列矯正

歯列矯正は、歯の噛み合わせや歯並びを改善し、美しい笑顔を実現するための治療方法です。この治療を受ける患者さまは、歯の位置や噛み合わせに関する特定の問題を抱えていることがあります。歯列矯正の目的は、歯を正しい位置に移動させ、適切な噛み合わせを実現することです。

親知らずは、通常、口の奥の方に位置し、他の歯列との噛み合わせに影響を及ぼすことがあります。以下は、歯列矯正患者さまにとって親知らずの抜歯が必要になる主な理由です。

スペースの不足

歯列矯正を行う際、歯を適切な位置に移動させるために十分なスペースが必要です。親知らずが他の歯に圧力をかけ、スペースを制約している場合、歯列矯正の進行に支障をきたすことがあります。

歯の移動の妨げ

親知らずが奥歯の位置にある場合、他の歯を正しい方向に移動させるのが難しいことがあります。これにより、歯の位置を調整するプロセスが遅延し、治療期間が長引く可能性があります。

不正咬合の修正

歯列矯正は、不正咬合(例:オーバービット、アンダーバイトなど)を修正するための治療でもあります。親知らずが正しく位置していない場合、これらの不正咬合を修正するのが難しいことがあります。

噛み合わせの安定性

歯列矯正後、歯の噛み合わせを安定させるために、親知らずの抜歯が必要な場合があります。これにより、新たな噛み合わせが維持されやすくなります。

歯科医は、患者さまの個別の状況に基づいて親知らずの抜歯の必要性を評価し、治療計画を立てます。歯列矯正を受けるかどうか、また親知らずを抜歯するかどうかは、患者さまの口腔内の状態や矯正の目標に応じて決定されます。抜歯が必要な場合、歯科医は適切なタイミングと方法で手術を行い、矯正治療を成功させるための一環として取り組みます。

システム的な健康の問題

システム的な健康の問題

一部の医療状態や疾患において、親知らずの抜歯が推奨されることがあります。これは、口腔感染症を他の健康問題に拡大させないため、また口腔内の感染源を除去するための措置として行われることがあります。

親知らずの抜歯がシステム的な健康の問題に関連する場合、以下のような状況が考えられます。

免疫系の弱い患者さま

免疫系が弱い患者さま、例えばがん治療を受けている患者さまや免疫抑制剤を服用している患者さまは、口腔内の感染に対するリスクが高まります。親知らずが感染症の原因となる可能性があるため、感染を予防するために抜歯が勧められることがあります。

心臓弁膜疾患などの心臓疾患

特定の心臓疾患や人工心臓弁を持つ患者さまは、口腔内の感染が血流に進行し、心臓に感染が及ぶ可能性があります。このような患者さまにとって、口腔内の感染を予防するために親知らずの抜歯が検討されることがあります。

糖尿病

糖尿病患者さまは感染に対するリスクが高まるため、口腔内の感染を予防することが重要です。親知らずが感染症の源になる可能性がある場合、抜歯が検討されることがあります。

免疫系の異常

免疫系の異常を持つ患者さま、例えば免疫不全症候群(HIV/AIDS)を持つ患者さまは、一般の感染に対する免疫力が低下しているため、感染を予防するために親知らずの抜歯が検討されることがあります。

親知らずの抜歯がシステム的な健康の問題に関連する場合、患者さまの全身の健康状態を考慮に入れて、口腔内感染を予防することが主要な目的となります。歯科医は、患者さまの病歴や医療状態を評価し、必要な治療を提案します。抜歯が行われる場合でも、患者さまの健康を最大限に配慮し、手術中および後のケアを適切に行います。親知らずの抜歯は、感染症のリスクを最小限に抑え、患者さまの全身の健康を保護するための重要な処置となることがあります。

親知らずを抜かなくても良い場合

親知らずを抜かなくても良い場合

親知らずは必ずしも抜歯するわけではありません

親知らずを抜かなくても良いと判断される場合があります。以下は、抜かなくても良い親知らずの一般的な状況です。

正常に生えている場合

親知らずが正常に生えており、周囲の歯に対して問題を引き起こしていない場合、通常は抜歯の必要はありません。正常に生えた親知らずは、噛み合わせや口腔内の機能に影響を与えないことが多いです。

適切なスペースがある場合

口腔内に親知らずの成長に十分なスペースがある場合、抜歯の必要性は低いです。スペースが適切であれば、親知らずが他の歯に圧力をかけたり、歯列に問題を引き起こすことは少ないです。

正常な噛み合わせを妨げていない場合

親知らずが噛み合わせに問題を引き起こしていない場合、抜歯の必要性は低いです。正常な噛み合わせを維持している場合、親知らずの抜歯は通常推奨されません。

歯周病や感染が発生していない場合

親知らず周辺に歯周病や感染が発生しておらず、口腔内の健康に影響を与えていない場合、抜歯は必要ないことがあります。歯周病や感染が進行している場合、抜歯を検討することがあります。

患者さまの健康状態に合致する場合

患者さまの全身の健康状態や医療状態を考慮し、抜歯のリスクを回避するために、親知らずを抜かない選択ができることがあります。免疫系の弱い患者さまや特定の心臓疾患を持つ患者さまなど、抜歯がリスクを伴う場合は、歯科医と相談し、適切な決定を下すことが重要です。

 

親知らずを抜くべきかどうかは、個別の状況に依存します。歯科医師は患者さまの口腔内の状態や全身の健康を評価し、抜歯の必要性を判断します。患者さま自身や歯科医師とのコミュニケーションを通じて、最適な治療計画を立てることが大切です。抜歯の必要性が低い場合、親知らずをそのまま残しておくことができます。

 

親知らずを抜くデメリット

少ないとはいえリスクも存在します

親知らずを抜くことにはいくつかのデメリットやリスクも存在します。以下に、親知らずを抜く際に考慮すべき主なデメリットを説明します。

手術のリスク

親知らずの抜歯は手術的なプロセスであり、手術に伴うリスクが存在します。手術中に出血、感染、神経損傷、歯周病の悪化などが発生する可能性があります。ただし、これらの合併症は比較的まれです。

疼痛と腫れ

抜歯後、口内に腫れや疼痛が生じることが一般的です。これらの症状は一時的であり、通常、数日から数週間で改善します。適切な疼痛管理とケアが必要です。

食事制限

抜歯後、硬い食べ物や飲み物を摂取することが制限される場合があります。柔らかい食事に切り替える必要があるため、食事の制約が生じることがあります。

口の臭い

抜歯後、口内の傷が癒えるまで口の臭いが生じることがあります。しかし、適切な口腔衛生と歯磨きで管理できます。

神経損傷

抜歯中に周囲の神経にダメージが及ぶ可能性があります。これは感覚の一時的または持続的な損失を引き起こす可能性がありますが、まれな事例です。

合併症

まれに、抜歯後に感染症が発生することがあります。感染症が進行すると、膿(化膿)がたまり、疼痛や不快感を引き起こす可能性があります。

噛み合わせの変化

親知らずを抜くことにより、噛み合わせに変化が生じることがあります。これは通常、他の歯が親知らずの抜歯によってスペースを確保するためです。しかし、歯科医師は噛み合わせの変化を最小限に抑えるために努力します。

時間と費用

親知らずを抜く手術には時間がかかり、手術費用や麻酔費用がかかることがあります。また、回復にかかる時間も考慮する必要があります。

親知らずの抜歯は一般的に安全であり、多くの患者さまにとって問題ありません。ただし、個別の状況や口腔内の状態によっては、一時的な不快感やリスクが生じることがあるため、歯科医師との相談が重要です。歯科医師はリスクを最小限に抑えつつ、患者さまの健康と快適さを最優先に考え、抜歯の必要性を評価します。

まとめ

親知らずの抜歯の必要性は個別の状況に依存し、口腔内の問題や全身の健康状態を考慮して歯科医が診察したうえで患者さまごと個別に判断いたします。

抜歯が行われる場合でも、患者さまの健康を最大限に配慮し、感染症のリスクを最小限に抑えるための措置を取るなど、常に患者さまにとってのリスクを最小限にする為の選択をいたします。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

 

歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページをご覧ください。

 

虫歯治療は痛いのか?虫歯の治療法や痛みに対する対策を解説!

2023年9月12日
虫歯で歯が痛むため手を頬にあてている女性

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

「虫歯ができたみたいだから歯科医院に行きたいけど、痛いのは嫌い。どうすれば痛みなく治療できるのだろうか」このようなお悩みはありませんか。

今回は、虫歯治療の痛みや虫歯治療で痛みを感じるタイミング、虫歯の治療法、虫歯治療の痛みに対する対策などを解説します。

日常生活が忙しいと、少しくらい歯の調子が悪くても我慢してしまう方が多いかもしれません。

しかし、不調を感じているのに放置すると、状態が悪くなるだけです。できるだけ状態がよいうちに治療したほうが、体にかかる負担も経済的な負担も少なく済みます。

虫歯の場合は早いうちに治療することで、痛みが生じることなく治療可能です。現在、歯の痛みで悩んでいる方や、虫歯の心当たりがある方は、ぜひ参考にしてください。

虫歯治療は痛いのか?

両手を広げて疑問の様子の女性

虫歯治療の多くは、痛みがないか、痛みがあったとしてもやわらげながら治療できます。

そもそも、なぜ虫歯治療で痛みを感じるのかというと、歯の神経に刺激が伝わってしまうことがあるからです。例えば、それほど進行していない虫歯の治療であれば、虫歯部分を削ったとしても根本にある神経に刺激が加わることはないため痛みません。

しかし、虫歯が進行し、削る範囲が広く深くなるほど神経の近くまで処置しなければならないため、神経に刺激が加わり痛みが生じます。虫歯が深くまで進行している場合は痛みが生じることが予測されるため、あらかじめ麻酔して治療することが多いです。

ただし、麻酔の注射をするときの痛みはさけられず、麻酔したとしても痛みが完全になくなるわけではありません。重度の虫歯の治療をする際は、大なり小なり痛みが伴うでしょう。

虫歯治療で痛みを感じるタイミング

タイミングをあらわす砂時計

虫歯治療で痛みを感じるタイミングにはいくつかありますが、主なタイミングは、以下のとおりです。

・神経の近くの処置をしているとき

・麻酔の注射をするとき

・麻酔が切れてきたとき

虫歯治療で痛みを感じるのは、歯を削るときの振動や空気や水がかかったときの刺激が神経に伝わるのが原因です。歯の表面を削っているときは痛みを感じないかもしれませんが、神経周囲に到達すると、痛みを感じ始める可能性があります。

痛みが強くなってくると麻酔を使用することが多いですが、麻酔のための注射も痛いと感じる方が多いです。

注射の方法は、歯茎に針を刺して部分的に麻酔のお薬を投与します。麻酔は5分ほどで効いてくるため、割と早めに痛みがやわらぎますが、麻酔が切れてきたタイミングでまた痛み始めます。麻酔は追加できるため、痛みが強くなり始めたら、できるだけ早く歯科医師へ伝えるのがよいでしょう。

進行度別 | 虫歯の治療法

虫歯が進行する様子をあらわす模型

虫歯の治療方法は、虫歯の進行度によって異なります。虫歯の進行度は5段階に分類されていますが、大きく分けると以下の3つの段階に分類できます。

1つ目は、虫歯の範囲がエナメル質の外にとどまっている段階です。エナメル質とは、歯の表面にある組織のことです。エナメル質の範囲を超えていない虫歯は初期段階であり、進行度が浅いため歯を削っても痛みを感じません。

2つ目は、象牙質に到達した段階での虫歯です。エナメル質を超えると象牙質に突入し、さらに象牙質を超えると神経に到達します。象牙質の表層であればまだ痛みは感じないかもしれませんが、神経に近付くにつれて痛みを感じることや、しみることがあるでしょう。痛みの程度によっては、麻酔を使用して治療することもあります。

3つ目は、神経に到達した段階の虫歯です。神経にまで虫歯が広がっている場合は、激しい痛みが伴います。治療は、高確率で麻酔を使用することになるでしょう。

痛みが怖いからといって神経に到達した虫歯を放っておくと、神経が機能しなくなります。この段階までくると痛みは感じません。

虫歯治療の痛みに対する対策

ドミノが倒れるのを手で防いでいる

ここからは、虫歯の痛みに対する具体的な対策をご紹介します。虫歯治療で痛みがつらいと感じたときは、以下のことを試してみるとよいでしょう。

①症状がひどくなる前に受診する

②定期的に歯科検診に通う

③毎日の歯磨きを怠らない

④麻酔して治療する

⑤深呼吸する

⑥休憩を入れながら治療する

⑦痛くない治療が得意な歯科医院に通う

以下、それぞれ解説します。

①症状がひどくなる前に受診する

もし日常生活の中で「虫歯かな」と感じることがあれば、症状がひどくなる前に歯科医院へ行きましょう。もし虫歯だった場合、放置している間に重症化して、治療の際に痛みを伴う可能性が高くなるからです。

「痛かったらどうしよう」「仕事で疲れているのに歯科医院に行くのは面倒」などと思うかもしれません。

しかし、虫歯の症状が軽いうちに治療を開始したほうが、通院回数も少なく済みます。

②定期的に歯科検診に通う

定期的に歯科検診に通うのも、虫歯治療の痛みで苦しまないようにするためのポイントです。

虫歯になったとしても早い段階で発見できるため、状態が悪くなる前に治療を開始できます。もし虫歯が進行した状態で発見された場合、神経近くまで歯を削らなければいけない可能性があり、痛みで苦しむかもしれません。

定期検診は、虫歯を早期発見・早期治療できるだけでなく、歯石の除去など、口腔内のクリーニングをしてもらえるといったメリットもあります。

③毎日の歯磨きを怠らない

毎日の歯磨きを徹底して行うのも、虫歯の痛み対策のひとつです。

そもそも虫歯にならなければ、治療時の痛みを心配する必要はありません。歯磨きはお金をかけずにご自宅でできる効果的な虫歯予防です。1日2〜3回、忘れずに行いましょう。

歯磨きの仕上げにデンタルフロスを使って歯ブラシが行き届かないところも磨けると、より効果的です。

④麻酔して治療する

治療時の痛みが強い場合は、麻酔して治療してもらいましょう。

つらい痛みを取りのぞくのはもちろんですが、治療を中断しないためにも痛みをやわらげることが必要です。

ただし、麻酔は患部近くの歯茎に注射して痛みをやわらげますが、注射するときに針が刺さる痛みや薬液が注入される痛みはさけられません。

⑤深呼吸する

痛み止めを使う以外の方法で虫歯治療の痛みをやわらげる方法に、深呼吸が挙げられます。

深呼吸することで心と体の緊張をほぐし、副交感神経に訴えることで痛みを落ち着かせられます。特に、息を吐くときは、ゆっくり長めに吐くのがポイントです。

深呼吸くらいで痛みは取れないと思うかもしれませんが、しないよりは楽になる方が多いです。お産のときは「呼吸が大事」といわれているように、虫歯の痛みでも同じことがいえます。ぜひ、お試しください。

⑥休憩を入れながら治療する

治療中にどうしても痛みが強くて耐えられないときは、途中で休憩しながら進めましょう。

無理に痛みを我慢しながら治療する必要はありません。口頭で伝えるのが難しい場合は、手をあげるなどのジェスチャーで伝えましょう。

⑦痛くない治療が得意な歯科医院に通う

歯科医院の選び方も、虫歯治療で痛みをやわらげるための方法のひとつです。なぜなら、歯科医院歯によって治療方法や得意分野が違うことがあるからです。

なかには、痛みを感じさせない治療を得意としている歯科医院もあります。歯科医院のホームページで治療内容や治療コンセプトを調べてみたり、初診の際によく話を聞いて確認したりすることをおすすめします。

虫歯治療後に痛みがある場合はどうしたらいい?

虫歯で歯が痛むため手を頬にあてている男性

虫歯治療後に痛みがある場合、以下の5つの対処法を試してみるとよいでしょう。

①痛み止めを飲む

②頬の上から患部を冷やす

③入浴はさける

④治療した部位をさわらない

⑤刺激的な飲み物や食べ物をとらない

以下、それぞれ解説します。

①痛み止めを飲む

治療後の痛みをやわらげるには、痛み止めを使用するのが最も効果的です。治療後の痛みが予想される場合は、治療後に痛み止めを処方されるため、痛みがあれば我慢せずに使いましょう。

痛みが心配な方は、あらかじめ先生に痛み止めをだしてほしいことを伝えておけば、確実に処方してもらえるでしょう。もし痛み止めを使わなかったとしても、もっているだけで安心です。痛み止めはドラッグストアでも購入できますが、歯科医院で処方してもらったほうが安く手に入れられます。

また、痛み止めは早めに飲むほど早く効果が得られます。本格的な痛みではなかったとしても、痛くなりそうと思った段階で飲むのがよいでしょう。

②頬の上から患部を冷やす

患部を冷やすのも、治療後の痛みをやわらげる効果があります。

ただし、あまり強い刺激を与えると逆に痛みを増強させてしまいます。直接患部を冷やすのではなく、頬の上から保冷剤をあてるなどして、じんわり冷やすとよいでしょう。治療によって歯茎が腫れている場合や熱をもっている場合は、特におすすめの方法です。

③入浴はさける

虫歯治療後の入浴はさけた方が無難です。入浴で体が温まることによって血流がよくなると、痛みが強くなります。

ほかにも、激しく運動することや、サウナに入ることも、体温があがって歯茎の血行が促されるため、ひかえましょう。

④治療した部位をさわらない

患部が痛くて気になっても、直接さわることはやめましょう。治療直後の患部は細菌感染を起こしやすいからです。

せっかく治療が終わったのに、また痛くなるおそれや、腫れるおそれがあります。その場合、再び通院する必要があり、治療期間が延長され、治療費も追加でかかってしまうのです。

治療後の痛みがあまりにも強い場合は一度診察してもらい、痛み止めを増やすなどの対応をしてもらいましょう。

⑤刺激的な飲み物や食べ物をとらない

刺激的な食べ物や飲み物は、虫歯治療後の痛みを強くすることがあります。進行が浅い虫歯であれば気にならないかもしれませんが、歯を深くまで削っている場合は、神経が刺激されてしみたり痛みを感じたりすることがあるからです。具体的には、極端に熱いものや冷たいもの、辛いもの、酸っぱいものが該当します。

また、食べ物を食べるときは、できるだけ患部をさけて別の歯で噛むとよいでしょう。

まとめ

ポイントをまとめる歯科医師

今回は、虫歯治療の痛みについて解説しました。

虫歯治療の痛み対策には、症状がひどくなる前に受診する、定期的に歯科検診に通う、毎日の歯磨きを怠らない、麻酔して治療する、深呼吸する、休憩を入れながら治療する、痛くない治療が得意な歯科に通うなどがあげられます。

虫歯が進行した状態で発見されると、治療の負担は大きく痛みが生じやすくなります。まずは、ふだんの歯磨きを徹底することが非常に大切です。少しでも痛みがあった際は、できるだけ早めに歯科医院に行きましょう。早く治療を開始できれば、少ない痛みで済みます。

虫歯治療の痛みでお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

歯と歯の間の虫歯の特徴と原因!しっかりケアして虫歯を予防しよう!

2023年8月25日
歯科用器具で歯の裏側を確認される男性

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

歯と歯の間は歯ブラシでは汚れを取りにくいため、虫歯になりやすいといわれています。ふだんどれだけ丁寧に歯を磨いても、気づかない間に歯垢が溜まり、虫歯になることもあります。歯と歯の間にできる虫歯には、どのような特徴があるのでしょうか。

今回は、歯と歯の間が虫歯になる原因や虫歯の治療方法、予防の方法などを解説します。歯と歯の間が虫歯になりやすいと感じている方や虫歯を予防したいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。

歯と歯の間に虫歯ができる原因とは?

頭から?を出して考える女性

歯と歯の間に虫歯ができる原因は、ふだんの食事で摂取した食べ物が歯と歯の間に詰まりやすいためです。歯と歯の間は非常に狭いので、食べかすや汚れが残りやすいのです。歯に詰まった食べかすや汚れには、歯に詰まっていることに気づかない小さなサイズのものもあります。

歯に詰まった細かい食べかすは、歯磨きをしても除去できないことがあります。歯ブラシだけで除去することは難しく、デンタルフロスや歯間ブラシを使わないといけない場合も多いです。詰まった食べかすがやがて歯垢となり、虫歯になるのです。

歯と歯の間の虫歯は自分では確認することが難しいため、虫歯が進行していることに気づかない方もいるでしょう。

歯と歯の間の虫歯の特徴

歯磨きをしながら顎に手当てる女性

歯と歯の間の虫歯は、珍しいものではありません。

しかし、歯と歯の間の虫歯は発見が難しいことが特徴です。虫歯かどうか判断するには、レントゲンを撮影しなければいけないでしょう。

虫歯の初期段階では、歯と歯の間が少し黒くなっているのが見える程度です。黒いだけでなく、虫歯部分に穴があいている場合もあります。痛みや不快感が少なく、気づかないうちに虫歯が進行することも少なくありません。

歯と歯の間の虫歯は、進行が早いことも特徴です。歯と歯の間は汚れが溜まりやすく、適切なケアが難しいためです。

歯と歯の間の虫歯は、デンタルフロスで判明することもあります。ふだんの歯磨きの際にデンタルフロスを使用して、歯にフロスが引っ掛かる場合や、フロスが切れる場合などは、虫歯を疑いましょう。虫歯によって歯の一部が溶け、表面がギザギザになっている可能性があります。

歯と歯の間にできた虫歯の治療法

女性患者の歯の治療をする男性歯科医師

歯と歯の間にできた虫歯の治療法は、以下のとおりです。

上から歯を削って詰め物や被せ物をする

歯と歯の間の虫歯の部分を上から削り、詰め物や被せ物をします。詰め物や被せ物は、材質によって保険適用か自費治療に分かれます。

歯を小さく削った場合の保険適用の詰め物としてはコンポジットレジン、自費治療ではセラミックインレーやハイブリッドセラミックインレーなどを使用することが多いです。歯を大きく削った場合は、保険適用の銀歯や自費治療のセラミッククラウンなどが使われます。

歯と歯の間の虫歯治療では、広い範囲を削る必要があります。保険適用のコンポジットレジンは、費用は安いものの耐久性が低いため、すぐに取れることがあるので注意してください。

セパレーターで歯間を広げて削る

歯と歯の間の虫歯は見えにくく、治療が難しいです。セパレーターとよばれる、歯と歯の間にすき間を作る装置や、直径5mm程度のゴム製のリングを使用して治療することがあります。

セパレーターを装着すると、1週間程度で歯と歯の間にすき間が生まれます。見えなかった虫歯が見えるようになるため、治療することが可能です。セパレーターで広げた歯間は1~2日で自然に戻るため、歯並びに支障は出ないとされています。

歯と歯の間の虫歯予防法

歯磨きしながら笑う女性の口元

歯と歯の間の虫歯は気づきにくく治療が難しいため、なるべく虫歯にならないように予防することが大切です。歯と歯の間の虫歯の予防方法をご紹介します。

デンタルフロスを使う

歯磨きの際にデンタルフロスを使用すると、虫歯予防に効果的です。歯ブラシだけでは、歯と歯の間に詰まった汚れをすべて取り除くのは困難です。歯磨きのあとにデンタルフロスを使用することで、歯ブラシでは取れない汚れもしっかり除去できます。

デンタルフロスには、持ち手付きのホルダータイプや、好きな長さにカットして使うロールタイプなどがあります。デンタルフロスは細いため、すべての歯間の汚れを落とせることが特徴です。こどもから大人まで、年齢を問わず使用できることも特徴でしょう。

歯間ブラシを使う

デンタルフロスと同様に、歯間ブラシの使用も効果的です。歯と歯のすき間が広い方は、歯間ブラシのほうが汚れを取りやすいでしょう。

歯と歯のすき間はそれぞれ違うため、歯間ブラシが入らないすき間もあります。歯間ブラシを使用する際は、無理にすき間に入れないように注意してください。歯間が狭い部分にはデンタルフロスを使用するなど、うまく使い分けるとよいでしょう。

歯間ブラシにはL字型とI字型があります。歯間部にゆっくり差し込み、前後に数回動かして汚れを取ってください。歯茎を傷つける可能性があるので、力を入れずに優しく行いましょう。

うがい薬を使う

歯磨きのあとやすぐに歯磨きができないとき、出先で食事をしたときなどは、うがい薬の使用が効果的です。うがいで歯に詰まった汚れのすべてを取り除くことはできませんが、食事直後の口腔内に残った汚れや食べかすをある程度除去できます。

また、口腔内の細菌を除去してくれるため、細菌が繁殖しにくい口腔環境を維持できるでしょう。帰宅後はできるだけ早く歯磨きを行うことを忘れないでください。

虫歯にならないためには、汚れの除去だけでなく、細菌が繁殖しにくい状態を保つことが重要です。ふだんの歯磨きのあとにもうがい薬を使用し、清潔な口内を保ちましょう。

フッ素入りの歯磨き粉を使う

フッ素には、歯のエナメル質を強化する効果があります。ふだんの歯磨きにフッ素入りの歯磨き粉を取り入れることで、虫歯予防に効果が期待できるでしょう。

歯科医院で定期的にケアを受ける

ふだんのセルフケアを丁寧に行うことはもちろん、歯科医院でのプロフェッショナルケアを受けることも虫歯予防に効果的です。

ご自身では見えない歯の裏側や磨き残しは、プロに確認してもらう必要があります。定期的にケアを受けることで、自分では気づけない初期の虫歯なども早期に発見できます。定期検診では歯磨きの指導なども行うので、セルフケアの改善につながるでしょう。虫歯の原因となる歯垢を自宅でしっかりと除去できるようになります。

まとめ

歯科医院でカウンセリングを受ける女性

歯と歯の間の虫歯は、食べかすや汚れを磨き残すことで生じます。歯と歯の間にできた虫歯に自分で気づくことは難しく、治療も困難です。治療では大きく歯を削る必要があるため、歯の寿命を縮めることになるでしょう。そのため、歯と歯の間の虫歯を防ぐことが大切です。

ふだんの歯磨きだけでは、十分に汚れや食べかすを取り除けません。歯ブラシだけで終わりにせず、デンタルフロスや歯間ブラシも使用して徹底的に汚れを除去しましょう。

外出先など、食後に歯を磨くことが難しい場合は、うがい薬を使用してうがいしてください。大まかな汚れや細菌を口内から除去することができます。

歯科医院の定期検診を受けることで、自分では気づけなかった磨き残しや初期虫歯を発見してもらえます。歯磨き指導を受けて磨き残しを減らすことができれば、虫歯予防に非常に効果があるでしょう。

日頃のセルフケアを徹底し、定期的にプロのケアを受けることで、歯垢のないきれいな歯を保ちましょう。

歯と歯の間の虫歯でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

小児の矯正は痛みがある?予防法と対処法を解説!

2023年4月20日
ワイヤー矯正をしている三つ編みの笑顔の女の子

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

矯正は、歯や顎に力を加えて動かすため、多少の違和感や痛みは生じます。小児矯正の場合「こどもの矯正を考えているけれど、痛みに耐えられるかな」と、不安を感じる親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、こどもが痛いと感じやすい矯正装置、痛みが出やすい時期について解説します。痛みが発生したときの対処法や予防法についても具体的に紹介しますので、お子様の矯正を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

小児の矯正は痛みがある?

歯の模型とインビザラインのマウスピースを持って驚いている顔の男の子

大人でも矯正すると痛みがあるため、こどもの場合、さらに痛みが強いのではないかと心配する親御さんもいらっしゃるでしょう。

ここでは、成人矯正と小児矯正の痛みの違いについてみていきます。

大人の矯正に比べて痛みは感じにくい

こどもは大人に比べて顎の骨が柔らかいため、矯正の痛みを感じにくいといわれています。矯正装置を装着すると、最初の数日間は圧迫感がありますが、すぐに慣れるでしょう。

また、こどもの歯列矯正は、顎の成長段階に合わせて矯正を行えるため、最小限の力で歯を動かせます。そのため、矯正力も小さく、痛みも少ないメリットがあります。小児の時期から矯正をすることで、矯正の期間を短くできるのも大きなメリットです。

ほとんどのこどもはすぐに慣れる

矯正装置を初めて装着したときや矯正力を加えたときに、痛みを感じやすくなります。通常、数日間は締め付けられるような痛みや、噛んだときに痛みを感じることがあります。小児矯正では、矯正の痛みが原因で矯正を中断する方はほとんどいません。

ただし、矯正の痛みには個人差があり、お子様によっては痛みが1週間程度続くこともあります。

また、矯正開始時期は、装置によるストレスもあります。ストレスを減らすためにも、初めて矯正装置をつけるときは、硬い食べ物は避け、細かく刻んで食べさせるなど注意しましょう。

痛みは矯正装置によって異なる?

肘をまげて頬に人差し指をあてながら考えている女性

矯正装置によって歯にかかる力の強さが違うため、痛みの度合いも異なります。矯正で痛みが生じるケースでも、常に痛みがあるわけではありません。

ここでは、矯正装置の種類別の痛みについて解説します。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットを取り付け、ワイヤーで歯に力を加える矯正装置です。ワイヤーの交換や調整をすると、数日間は痛みを感じることがあります。

また、ブラケットやワイヤーの端が粘膜に当たって傷ができて、痛みを感じることもあります。矯正装置が当たって痛みがある場合は、装置を保護したり、歯科医院で調整したりすることで痛みの改善が可能です。

マウスピース矯正

新しいマウスピースに交換すると、数日間は力が加わって締め付けられるような圧迫感があります。マウスピース矯正では、ワイヤー矯正のように装置が粘膜に当たって痛みを感じることは少ないです。また、マウスピースは外して食事ができるため、食事の制限もほとんどありません。

矯正装置の中でも痛みが少ない方法ですが、マウスピース矯正では対応できない症例もあります。

固定式の顎の拡大装置

上の歯の奥歯にバンドを取り付けて、太い針金で上顎を横に広げる矯正装置です。奥歯を支点に力を加えるため、装置を調節すると、数日間は奥歯に痛みを感じることがありますが、徐々に痛みは治まります。

痛みを緩和するために、調整のあと数日間は、以下の点に注意しましょう。

・硬いものを噛まない
・弾力のあるお肉を噛まない
・小さく切ってゆっくり食べる

取り外し可能な拡大床矯正装置

取り外しができる拡大床矯正装置は、永久歯が生える時期や顎が成長する時期に利用され、顎を広げる効果があります。この矯正装置は、保護者が自宅で装置を広げるように調整できるため、他の矯正装置に比べて痛みが少ないとされています。

顎間ゴム(エラスティックゴム)

矯正装置の補助として、上の歯と下の歯に渡るようにしてかけるゴムを、顎間ゴムといいます。

顎間ゴムをかけると歯に力が加わるため、痛みが出やすいです。ゴムによる痛みが強い場合は、ゴムの太さや大きさを調整します。

自己判断でゴムの使用を中断すると、歯がきれいに並ばない可能性もあるため、症状がある場合は必ず歯科医院に相談しましょう。

小児の矯正で痛みが出やすいケース

ワイヤー矯正をしている女性が歯を見せている

矯正で発生する痛みには、矯正力による痛みや装置が当たって生じる痛みがあります。痛みが出るタイミングを知ることで、痛みを予防し軽減できるでしょう。

矯正中に痛みが出やすい場面について、以下で詳しく解説します。

初めて矯正装置をつけたとき

矯正装置を初めてつけたときは、痛みが出やすいです。急激に強い力を加えると痛みが強いため、少しずつ歯に力を加えていきます。

また、矯正力の痛みではなく、矯正装置の違和感や異物感もあります。個人差はありますが、矯正装置の違和感は1週間程度で慣れるでしょう。

矯正装置を調整したあと

矯正装置を調整すると、歯に力が加わるため痛みが生じやすくなります。調整後の数日間は、硬いものを噛むと痛みが増すため、食事の際は注意しましょう。歯科医院で調整する当日は、治療前に食事を済ませておくことをおすすめします。

矯正装置が粘膜に当たっている場合

矯正治療中は、矯正力以外にも痛みが生じる場合があります。

ワイヤー矯正の場合、ブラケットやワイヤーが頬や舌に当たり、傷ができることがあります。専用のワックスで矯正装置の角をカバーすることで、傷を予防できるでしょう。ワイヤーが飛び出している場合は、ワイヤーをカットするなど歯科医院での調整が可能です。傷の部分に装置が当たり続けると口内炎ができてしまい、1〜2週間治癒せず痛みが続くため、注意しましょう。

また、装置のすき間は汚れが溜まりやすいです。不衛生になると、傷が炎症を起こして治癒しにくくなります。装置が付いた状態で歯磨きするのは大変ですが、こまめにうがいをしてお口の中を清潔に保ちましょう。

小児の矯正による痛みの予防法・対処法

歯科医院の治療台で歯科医師とハイタッチしている女の子

口内は敏感であるため、痛みや違和感があるとストレスが溜まり、食事が苦痛になります。お子様の痛みを予防するためには、工夫が必要です。

痛みが出たときの予防法や対処法について、以下で詳しく解説します。

硬い食べ物や弾力のある食べ物を避ける

硬い食べ物や弾力のある食べ物を食べると、歯に力が加わるため痛みが増します。特に、矯正装置を調整したあとの数日間は、以下の食べ物は避けるとよいでしょう。

・弾力のある肉
・ごぼうやれんこんなどの根菜類
・せんべい
・硬いアイスキャンディー
・グミやガムなど噛む回数が増えるお菓子

チキンやりんごなど、嚙みちぎったりかぶりついたりする食べ物も、歯に力が加わりやすいため注意が必要です。

硬い食べ物以外にも、ほうれん草、えのきといった繊維質の食べ物は、装置に絡まります。引っ張って取ると、ワイヤーが曲がったりブラケットが外れたりすることがあります。食べ物が挟まった場合は、指で引っ張らずに、歯ブラシで一方方向に軽くなでるようにして取りましょう。

ワックスをつけて装置を保護する

装置が粘膜に当たって痛みが出る場合は、ブラケットやワイヤーを専用のワックスで保護をすることで、痛みを予防できます。専用のワックスは、歯科医院で治療の際にもらうことが可能です。

ワックスをつける前に、装置周辺の唾液をしっかり拭き取り乾燥させることで、ワックスが外れにくくなります。

歯科医院で装置の不具合を調整する

痛みが長引く場合は、矯正力による痛みではなく、装置が当たって痛みが生じているのかもしれません。大人でも痛みが続くと、どこが痛いのか分からなくなります。こどもの場合は、具体的な痛みを表現することは難しいでしょう。

また、装置が外れ、誤った方向に力が加わることによって痛みが生じるケースもあります。痛みがあると、お子様が装置を触ってしまい、気付かないうちに装置がずれることもあります。お子様が痛みを訴える場合は、はやめに歯科医院を受診しましょう。

痛みが強いときは鎮痛剤を飲む

矯正治療中の痛みが強い場合は、痛み止めを飲んで痛みを抑えることも可能です。市販の鎮痛剤でもよいですし、歯科医院でも鎮痛剤を処方してもらえます。

痛み止めを服用する場合、容量や服用のタイミングは必ず守りましょう。

まとめ

両手で歯を指さしている髪の長い女の子

矯正では歯や顎の骨を動かすため、多少の痛みはあります。こどもは適応力が高いため、多くの場合はすぐに慣れますが、使用する矯正装置によっても痛みの症状が異なります。特に矯正のつけ始めの時期は注意が必要です。

痛みが続く場合は、装置が外れて誤った力が加わっている可能性があります。装置が外れたまま放置すると、矯正期間が延びるなどトラブルが起こるケースもあります。お子様が痛みを訴える場合は、はやめに歯科医院を受診するか、電話で相談しましょう。

小児矯正の痛みに不安のある方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

虫歯が痛くて寝れないときの対処法!痛みの原因も解説!

2023年3月25日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

夜は血流が増加するため、寝られないほど虫歯の痛みが強くなることがあります。夜は歯が痛くなっても、すぐに歯医者を受診することができません。

今回は、虫歯が痛くて寝られないときの対処法や歯が痛くなる原因について、詳しく解説します。

寝るときに虫歯が痛くなる原因

夜中にベッドで眠れず頭を抱えている女性

虫歯が痛くなるのは、歯の神経(歯髄)にまで感染が広がっているからです。寝るときは血流が増加するので、神経に刺激が加わりやすく痛みが悪化することがあります。

ここでは、夜に血流が増加する原因について解説します。

副交感神経が優位になるから

自律神経は、交感神経と副交感神経の2つの神経から成り立っています。

副交感神経が優位になるのは、身体がリラックスした状態のときです。そのため、夜は副交感神経が優位になりやすく、血管が広がり血流が増加します。血流が増加すると神経が圧迫され、虫歯の痛みを感じやすくなります。

横になる体勢をとるから

虫歯の痛みが悪化する原因は、寝るときの姿勢も影響します。

血流は重力の影響を受けるため、立っているときよりも寝ているときのほうが血流がよくなります。頭部の血液量が増加するので、顔の血管も膨張し、神経が圧迫されて虫歯の痛みが悪化する仕組みです。

入浴するから

副交感神経は、夜という時間帯だけでなく、活動によっても左右されます。

入浴は副交感神経を優位にさせる行為の一つです。入浴により副交感神経が優位になることで、全身を巡る血液の循環がよくなります。血流の促進は血管の膨張につながるので、入浴すると歯の痛みにつながることが多いでしょう。

虫歯が痛くて寝れないときの対処法

水を飲んでいて歯がしみり頬に手をあてる女性

虫歯が痛くて寝られないときの対処法を紹介します。

あくまでも応急処置なので、痛みを治すには早めに歯医者を受診してください。

患部を冷やす

炎症には冷やすことが有効です。

歯を直接冷やすと、かえって痛みが強くなることがあるので、間接的に冷やしましょう。冷やしたタオルなどを頬の上から当ててください。

鎮痛剤を飲む

虫歯の痛みには鎮痛剤が効果的です。痛みに直接アプローチできるので、即効性も期待できるでしょう。

市販のものでいいので、虫歯が痛くて寝られない場合は鎮痛剤を飲みましょう。

丁寧に歯磨きをする

虫歯は、細菌の繁殖によって引き起こされます。さらに細菌を増殖させないためにも、汚れや食べかすをしっかりと除去することが大切です。

痛みを増強させないよう、やさしく丁寧に磨きましょう。すぐに痛みを取ることはできませんが、悪化を防ぐには有効な手段です。

うがいをする

虫歯の痛みが強く歯磨きができない場合は、うがいだけでもいいので口の中を清潔にしましょう。

歯に食べかすがついていると細菌が活性化し、痛みが強くなる可能性があります。痛みを抑えるには、汚れが溜まらないようにすることが重要です。

ツボを押す

ツボを押して、虫歯の痛みをやわらげる方法もあります。

「合谷(ごうこく)」と呼ばれるツボは、虫歯の痛みに効くといわれています。手の甲に、人差し指と親指の骨が合流する部分があるので、押したときに痛みや刺激を感じるところを探してください。やや人差し指よりの部分を、少し強めに約2〜3分揉みます。

もうひとつのツボは「承漿(しょうしょう)」です。唇と顎のあいだにあるツボで、虫歯の痛みに効果的とされています。中央のくぼんだ部分を強めに、5秒間押してみてください。5回ほど繰り返しましょう。

救急外来を受診する

患部を冷やしたり鎮痛剤を飲んだりしても、寝られないほど虫歯の痛みが強い場合は、救急外来を受診しましょう。救急外来は通常の診療よりも治療費が高くなりますが、我慢できないほどの痛みがある場合は、受診するのも一つの手です。

救急外来での治療は、虫歯の治療ではなく痛みに対する治療を行います。痛みが引いたとしても、一般歯科を受診して虫歯を完治させてください。

虫歯以外で痛みを感じるケースも

親知らずが赤く光っている歯のレントゲン写真

実は、虫歯以外にも歯や歯茎に痛みを感じることがあります。

虫歯以外に考えられるケースについて紹介します。

知覚過敏

知覚過敏とは、熱いものや冷たいものを口にしたときに、歯にしみるような痛みが生じることです。

歯の表面であるエナメル質が薄くなると、象牙質が露出します。象牙質が露出されると刺激が神経に届きやすくなるため、痛みを感じやすくなります。

歯周病

歯と歯茎の間に細菌が侵入し、炎症を起こすことがあります。

歯周組織に細菌感染が起こることで歯の周りに痛みを感じるのが「歯周病」です。歯周組織の炎症は痛みのほか、膿が出ることもあります。歯周病は進行すると顎の骨が溶けて、歯を支えることができなくなるので、最終的に抜歯が必要な場合もあります。

親知らず

親知らずが斜めや真横に向かって生えている場合、隣の歯が圧迫されて痛みを感じることがあります。

さらに、親知らず周囲は汚れが溜まりやすく、細菌が増殖しやすいです。親知らずが原因で歯周組織に炎症が起きる「智歯周囲炎」になると、歯茎に痛みや腫れなどの症状が現れます。とくに、下の親知らずは、顎の神経との距離が近いので神経が刺激されやすいでしょう。

歯根膜炎

歯周組織の一つである「歯根膜」に炎症が起きた場合も、歯が痛くなることがあります。

歯根膜は、食べ物を噛み砕くときの衝撃をやわらげるクッションの役割を果たしています。歯根膜炎の原因には、食いしばりなどによる非感染性のものと、虫歯や歯周病などによる感染性のものに分けられます。

咀嚼筋(そしゃくきん)の負担

咀嚼筋とは、食べ物を噛み砕くときに使われる筋肉です。

硬いものばかり食べたり強く噛みしめたりすることが多いと、咀嚼筋が痛むことがあります。咀嚼筋は奥歯の近くに位置しているので、奥歯の痛みを感じることがあります。

歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりは、体重の2〜3倍の負荷が歯や顎の骨にかかります。また、強い噛みしめにより歯が削れ、エナメル質が薄くなり、象牙質が露出することがあります。

さらに、顎の関節や筋肉に炎症や損傷が起きることで、結果的に歯の痛みにつながる場合があるでしょう。

口腔がん

口腔がんの症状のひとつに、口腔内の痛みがあります。

初期段階で痛みが発生することは少なく、痛みを感じたときにはすでに進行している可能性があります。痛みのほかに、舌や歯茎の腫れ、硬いしこりのようなものがある場合は注意が必要です。

帯状疱疹

帯状疱疹は、歯の神経でもある「三叉神経(さんさしんけい)」に影響を及ぼし、歯や口腔内に痛みが現れることがあります。帯状疱疹による歯の痛みは、眠れないほど強く、虫歯と間違えられることもあるでしょう。

ただし、虫歯と違って1週間ほどで痛みがなくなることが多いです。

片頭痛

片頭痛とは、一時的に脳血管に炎症が起きている状態で、三叉神経が過敏になります。

三叉神経は上下の顎の近くを通っているため、三叉神経に刺激が加わると歯に痛みを感じることがあります。片頭痛が原因の歯の痛みは、片頭痛が治まれば一緒に治まることが多いです。

朝になって歯の痛みが治っていても

歯科で女性歯科医師から治療について説明を受ける女性

朝になって歯の痛みが治まっていても、歯科医院を受診しましょう。虫歯が原因の場合、放置すると進行するおそれがあるからです。

また、歯の痛みが虫歯ではなく、ほかの原因の可能性もあります。歯の痛みが必ずしも虫歯であるとは限らないので、痛みの原因を解明してもらうことが大切です。

放置すると痛みが悪化する場合があり、日常生活に支障をきたす可能性も考えられます。痛みの原因によって治療法も変わるので、専門知識をもつ歯科医師にみてもらうことが重要です。

まとめ

指を1本立てながら笑っている女性

虫歯が痛くて寝られないときは、患部を冷やして鎮痛剤を飲みましょう。我慢できないほどの痛みの場合は、救急外来を受診してください。とくに、夜は血流が増加することから、神経が圧迫されて痛みが強くなることがあります。

また、朝に痛みが落ち着いたからといって放置すると、虫歯が進行して抜歯など複雑な治療が必要になる可能性があります。早期に治療することで、病気の進行を抑え、痛みが悪化するのを防ぐことができるでしょう。痛みの原因は虫歯ではないかもしれません。原因によっては治療法が異なるので、できる限り早めに歯科医院を受診しましょう。

虫歯の痛みでお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

虫歯治療後の痛みについて

2023年3月3日

虫歯治療後の痛みについて

こんにちは。八尾市 志紀にあるもりかわ歯科です。
今回は、虫歯治療後の痛みについてです。
「虫歯治療の後痛みが出ない?」とよく質問があります。
虫歯治療の後に痛みがでることがあります。
今回は治療後の注意事項をご説明させて頂きます。

どういう時治療後に痛みが出るのか?

虫歯にはそれぞれ深さの違いがあります。
C1~C4まであります。

歯は3構造になっています

C1は1層目のエナメル質に限局している状態です。
C2は2層目の象牙質まで及んでいる状態です。
C3は3層目の歯髄(神経)まで及んでいる状態です。
C4は残根になっている状態です。

治療後に痛みが出やすい状態はC2の虫歯です。
C2とC3の狭間の虫歯が危険です。
なぜかと言いますと
虫歯を取った後は健康な歯が薄くなるので歯髄(神経)までの距離が近くなってしまいます。
そうすることによって歯髄(神経)の痛みが出てしまったりしてしまう事があります。
虫歯治療をして痛みがでてしまった時は必ず医院にご連絡下さい。

詰め物をした後もご注意下さい。

C2 象牙質まで及んでいる状態の虫歯の場合、銀の詰め物やセラミックの詰め物など治療をしていくのですが治療後2~3週間は冷たいものが染みるなどの症状が出る場合がございます。

なぜ、それが起こるのか?

虫歯治療直後の痛み

虫歯治療の際、削る時の振動や詰め物をつけるためのセメントなど機械的刺激、化学的刺激により歯髄(神経)が敏感になってしまう場合があります。
それによって詰め物をしてから冷たい物が染みる事がございます。
ただ、その後に歯髄(神経)を保護する物が出来てきて染みなくなってきます。

大丈夫かなと心配されると思うのですが治療後から2~3週間は起こる可能性がありますのでご安心ください。

ただ、何もしていないのにズキズキ痛むなど痛みが強くなってきた場合は必ず医院にご連絡下さい。

虫歯治療後の痛みを起こさない為には?

C2の虫歯まで進行させない事が大切になります。
C1の虫歯は痛みもないので自分ではなかなか気づくことは難しいです。

定期検診の様子

予防するためには痛みが出てから歯医者に通うのではなくて痛みが出る前に歯医者に通い定期検診を受ける事が大切になります。
定期的に歯のお掃除やレントゲン撮影することで早期発見、早期治療を行うことが出来ます。
歯の寿命を伸ばす為には悪くなる前からしっかり歯のメンテナンスを行うことが必須になります。
平均寿命は伸びてますがお口の健康が全身の健康に繋がります。
お口の健康を守り健康寿命を伸ばしていきましょう。

いかがでしょうか。
今回は、「虫歯治療後の痛みについて」でした。
虫歯治療後の痛みって怖いですよね。
歯が悪くなるんじゃないかなど不安になりますよね。
治療後どうしても痛みが出ることはあります。
不安な時はすぐにお問い合わせください。

所長 末廣赳史
優しい所長 末廣 赳史がお悩みにコミットさせて頂きます。

虫歯治療について詳しくは当院ホームページ内の「虫歯治療」ページもご覧ください。