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虫歯が痛くて寝れないときの対処法!痛みの原因も解説!

2023年3月25日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

夜は血流が増加するため、寝られないほど虫歯の痛みが強くなることがあります。夜は歯が痛くなっても、すぐに歯医者を受診することができません。

今回は、虫歯が痛くて寝られないときの対処法や歯が痛くなる原因について、詳しく解説します。

寝るときに虫歯が痛くなる原因

夜中にベッドで眠れず頭を抱えている女性

虫歯が痛くなるのは、歯の神経(歯髄)にまで感染が広がっているからです。寝るときは血流が増加するので、神経に刺激が加わりやすく痛みが悪化することがあります。

ここでは、夜に血流が増加する原因について解説します。

副交感神経が優位になるから

自律神経は、交感神経と副交感神経の2つの神経から成り立っています。

副交感神経が優位になるのは、身体がリラックスした状態のときです。そのため、夜は副交感神経が優位になりやすく、血管が広がり血流が増加します。血流が増加すると神経が圧迫され、虫歯の痛みを感じやすくなります。

横になる体勢をとるから

虫歯の痛みが悪化する原因は、寝るときの姿勢も影響します。

血流は重力の影響を受けるため、立っているときよりも寝ているときのほうが血流がよくなります。頭部の血液量が増加するので、顔の血管も膨張し、神経が圧迫されて虫歯の痛みが悪化する仕組みです。

入浴するから

副交感神経は、夜という時間帯だけでなく、活動によっても左右されます。

入浴は副交感神経を優位にさせる行為の一つです。入浴により副交感神経が優位になることで、全身を巡る血液の循環がよくなります。血流の促進は血管の膨張につながるので、入浴すると歯の痛みにつながることが多いでしょう。

虫歯が痛くて寝れないときの対処法

水を飲んでいて歯がしみり頬に手をあてる女性

虫歯が痛くて寝られないときの対処法を紹介します。

あくまでも応急処置なので、痛みを治すには早めに歯医者を受診してください。

患部を冷やす

炎症には冷やすことが有効です。

歯を直接冷やすと、かえって痛みが強くなることがあるので、間接的に冷やしましょう。冷やしたタオルなどを頬の上から当ててください。

鎮痛剤を飲む

虫歯の痛みには鎮痛剤が効果的です。痛みに直接アプローチできるので、即効性も期待できるでしょう。

市販のものでいいので、虫歯が痛くて寝られない場合は鎮痛剤を飲みましょう。

丁寧に歯磨きをする

虫歯は、細菌の繁殖によって引き起こされます。さらに細菌を増殖させないためにも、汚れや食べかすをしっかりと除去することが大切です。

痛みを増強させないよう、やさしく丁寧に磨きましょう。すぐに痛みを取ることはできませんが、悪化を防ぐには有効な手段です。

うがいをする

虫歯の痛みが強く歯磨きができない場合は、うがいだけでもいいので口の中を清潔にしましょう。

歯に食べかすがついていると細菌が活性化し、痛みが強くなる可能性があります。痛みを抑えるには、汚れが溜まらないようにすることが重要です。

ツボを押す

ツボを押して、虫歯の痛みをやわらげる方法もあります。

「合谷(ごうこく)」と呼ばれるツボは、虫歯の痛みに効くといわれています。手の甲に、人差し指と親指の骨が合流する部分があるので、押したときに痛みや刺激を感じるところを探してください。やや人差し指よりの部分を、少し強めに約2〜3分揉みます。

もうひとつのツボは「承漿(しょうしょう)」です。唇と顎のあいだにあるツボで、虫歯の痛みに効果的とされています。中央のくぼんだ部分を強めに、5秒間押してみてください。5回ほど繰り返しましょう。

救急外来を受診する

患部を冷やしたり鎮痛剤を飲んだりしても、寝られないほど虫歯の痛みが強い場合は、救急外来を受診しましょう。救急外来は通常の診療よりも治療費が高くなりますが、我慢できないほどの痛みがある場合は、受診するのも一つの手です。

救急外来での治療は、虫歯の治療ではなく痛みに対する治療を行います。痛みが引いたとしても、一般歯科を受診して虫歯を完治させてください。

虫歯以外で痛みを感じるケースも

親知らずが赤く光っている歯のレントゲン写真

実は、虫歯以外にも歯や歯茎に痛みを感じることがあります。

虫歯以外に考えられるケースについて紹介します。

知覚過敏

知覚過敏とは、熱いものや冷たいものを口にしたときに、歯にしみるような痛みが生じることです。

歯の表面であるエナメル質が薄くなると、象牙質が露出します。象牙質が露出されると刺激が神経に届きやすくなるため、痛みを感じやすくなります。

歯周病

歯と歯茎の間に細菌が侵入し、炎症を起こすことがあります。

歯周組織に細菌感染が起こることで歯の周りに痛みを感じるのが「歯周病」です。歯周組織の炎症は痛みのほか、膿が出ることもあります。歯周病は進行すると顎の骨が溶けて、歯を支えることができなくなるので、最終的に抜歯が必要な場合もあります。

親知らず

親知らずが斜めや真横に向かって生えている場合、隣の歯が圧迫されて痛みを感じることがあります。

さらに、親知らず周囲は汚れが溜まりやすく、細菌が増殖しやすいです。親知らずが原因で歯周組織に炎症が起きる「智歯周囲炎」になると、歯茎に痛みや腫れなどの症状が現れます。とくに、下の親知らずは、顎の神経との距離が近いので神経が刺激されやすいでしょう。

歯根膜炎

歯周組織の一つである「歯根膜」に炎症が起きた場合も、歯が痛くなることがあります。

歯根膜は、食べ物を噛み砕くときの衝撃をやわらげるクッションの役割を果たしています。歯根膜炎の原因には、食いしばりなどによる非感染性のものと、虫歯や歯周病などによる感染性のものに分けられます。

咀嚼筋(そしゃくきん)の負担

咀嚼筋とは、食べ物を噛み砕くときに使われる筋肉です。

硬いものばかり食べたり強く噛みしめたりすることが多いと、咀嚼筋が痛むことがあります。咀嚼筋は奥歯の近くに位置しているので、奥歯の痛みを感じることがあります。

歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりは、体重の2〜3倍の負荷が歯や顎の骨にかかります。また、強い噛みしめにより歯が削れ、エナメル質が薄くなり、象牙質が露出することがあります。

さらに、顎の関節や筋肉に炎症や損傷が起きることで、結果的に歯の痛みにつながる場合があるでしょう。

口腔がん

口腔がんの症状のひとつに、口腔内の痛みがあります。

初期段階で痛みが発生することは少なく、痛みを感じたときにはすでに進行している可能性があります。痛みのほかに、舌や歯茎の腫れ、硬いしこりのようなものがある場合は注意が必要です。

帯状疱疹

帯状疱疹は、歯の神経でもある「三叉神経(さんさしんけい)」に影響を及ぼし、歯や口腔内に痛みが現れることがあります。帯状疱疹による歯の痛みは、眠れないほど強く、虫歯と間違えられることもあるでしょう。

ただし、虫歯と違って1週間ほどで痛みがなくなることが多いです。

片頭痛

片頭痛とは、一時的に脳血管に炎症が起きている状態で、三叉神経が過敏になります。

三叉神経は上下の顎の近くを通っているため、三叉神経に刺激が加わると歯に痛みを感じることがあります。片頭痛が原因の歯の痛みは、片頭痛が治まれば一緒に治まることが多いです。

朝になって歯の痛みが治っていても

歯科で女性歯科医師から治療について説明を受ける女性

朝になって歯の痛みが治まっていても、歯科医院を受診しましょう。虫歯が原因の場合、放置すると進行するおそれがあるからです。

また、歯の痛みが虫歯ではなく、ほかの原因の可能性もあります。歯の痛みが必ずしも虫歯であるとは限らないので、痛みの原因を解明してもらうことが大切です。

放置すると痛みが悪化する場合があり、日常生活に支障をきたす可能性も考えられます。痛みの原因によって治療法も変わるので、専門知識をもつ歯科医師にみてもらうことが重要です。

まとめ

指を1本立てながら笑っている女性

虫歯が痛くて寝られないときは、患部を冷やして鎮痛剤を飲みましょう。我慢できないほどの痛みの場合は、救急外来を受診してください。とくに、夜は血流が増加することから、神経が圧迫されて痛みが強くなることがあります。

また、朝に痛みが落ち着いたからといって放置すると、虫歯が進行して抜歯など複雑な治療が必要になる可能性があります。早期に治療することで、病気の進行を抑え、痛みが悪化するのを防ぐことができるでしょう。痛みの原因は虫歯ではないかもしれません。原因によっては治療法が異なるので、できる限り早めに歯科医院を受診しましょう。

虫歯の痛みでお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

虫歯に困っていませんか?

2023年3月17日

虫歯に困っていませんか?

こんにちは。八尾市にあるもりかわ歯科です。
今回は、虫歯に困っていませんか?です。

この記事を読むことで得られることは
「虫歯の原因の治療方法です。」

虫歯で困っている人は是非チェックして下さい。

なぜ虫歯が出来てしまうの?

なぜ虫歯が出来てしまうの?

定期検診に通っているのにまた虫歯になっていますと言われたことないですか?
まず思うことは歯の磨き方が悪かったのかな?と困っている人が多いです。
プロのケアとセルフケアによってお口を健康に保つことが出来ます。
歯医者に検診に通うことでしっかりとしたプロによるケアそして、日々のケアをプロによる正しいやり方の指導を受ける事で正しいセルフケアを身につけることが出来ます。

プロによる正しいケアの指導

ただ日々のケアの仕方はすごく大切ですが何よりも大切なことがあります。
それは「お口の中の環境を整える事です。」
お口の中の環境をよくすることで虫歯の予防をすることが出来ます。

お口の環境を整えるとは?

矯正前の歯磨きしにくい歯並び

こちらは矯正前の写真です。

見てもらったらわかるのですが、歯が重なっているところがあり磨きにくそうです。
日々のケアの中で重なっているところを磨き残しなくそうとするとすごく時間も
かかりますし技術もかなり入ります。
歯磨きは1日3回あります毎回毎回歯磨きにそんな労力を使うなんて到底難しいと思います。
ただ、磨き残しがあると虫歯になります。
例えば、歯の重なりが強いところに虫歯が出来てしまうと治療も難しくなりそこにまた2回目3回目の虫歯が出来てしまいます。

矯正中の歯磨きしやすい歯並び

こちらは矯正が進んでいる写真です。

だいぶ磨きやすくなりましたよね?
お口の中の環境をよくする事で磨きやすくなり虫歯も少なくなります。
日々のケアの労力も少なく虫歯を予防することが可能になります。

最大の虫歯予防は歯並びを整えることでお口の中の環境を整えることです。

歯の寿命は?

歯の寿命

歯の寿命というのがあるのですが一度虫歯になり治療してから大体20年ほどで歯を失ってしまうそうです。
一度虫歯になったところを虫歯になりにくくすることは出来ます。
ただあくまでも「なりにくく」です。完治は難しいです。
歯の寿命を考えるのであれば虫歯にならないことが一番大切です。
虫歯になる前にお口の環境を整えることがすごく大切になります。

いかがだったでしょうか?
今回は虫歯に困っていませんか?でした。
虫歯は年齢が幾つになっても付きまとってきます。
磨き残し、唾液の性質、生活習慣など複合的な理由で虫歯になってしまいます。
ただ、磨く環境は大きな要因になってきます。
虫歯を根本から予防するにはセルフケアが命になります。
今一度ご自身の歯並びを見つめ直して一度ご相談してみませんか?
歯並び相談は無料で行っているのでお気軽にお問合せ下さい。
八尾症例数No.1である矯正担当 森川康司が担当させて頂きます。

八尾症例数ナンバーワンの森川歯科

【進行度別】歯周病の治療にかかる費用と治療法!

2023年3月15日
歯科の椅子に座っている女性が口元に手を当てて険しい顔をしている

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

歯周病と診断されて、これからの治療や費用について不安を抱える方も多いのではないでしょうか。日本人が歯を喪失する原因で、一番多いのが歯周病といわれています。自覚症状がない、今の段階で噛むことに困っていないから、という理由で歯周病を放置すると、知らないうちに症状が進行してしまう恐れがあります。

この記事では、歯周病の治療にかかる費用や治療法、予防法について詳しく解説します。歯周病治療や費用について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

歯周病とは

歯周病をイメージしたイラスト

歯周病は、歯周病の菌が発生させる毒素によって起こる歯周組織の炎症のことです。ここでは、歯周病の詳しい特徴やセルフチェックの方法について見ていきましょう。

歯周病の特徴

歯周病は、細菌の毒素によって起こる歯茎の炎症です。症状が進行していくと歯を支える骨にまで影響が及び、最終的には歯が抜け落ちてしまう可能性があります。

プラークには、1mgあたり1億個以上の細菌が含まれています。歯と歯茎の間にある歯周ポケットにプラークが溜まると、歯茎から血が出やすくなったり、赤く腫れたりします。

さらに汚れが溜まった状態が続くと、歯茎の腫れによって次第に歯周ポケットは深くなっていきます。歯周ポケット内のプラークは時間が経つと歯石になり、歯ブラシでは除去できません。歯石は表面がザラザラとしているため、歯の表面に汚れが付きやすくなり、歯周病の状態が悪化する原因になります。

ほとんどの歯周病の菌は、空気に触れることが嫌いです。深くなった歯周ポケットは空気が少ないため、細菌が活発に活動できる環境となり、より歯周病が進行しやすくなるでしょう。また、歯周病が進行していくと、細菌感染した部分を排除しようとする免疫反応が起こります。体の免疫反応によって歯を支えている骨が溶けて、歯が前後に揺れようになる恐れがあるのです。

歯肉炎と歯周炎の違い

歯周病には、大きく分けて、歯肉炎と歯周炎があります。それぞれの違いは、炎症の範囲によって分けられると覚えておきましょう。

歯肉炎と歯周炎の違いを、以下に詳しくまとめてみました。

<歯肉炎と歯周炎の違い>

歯肉炎 歯周炎
 

炎症の範囲

 

・歯茎のみ ・歯茎のみならず歯を支える骨まで炎症が波及
 

改善の可否

 

・日々の歯磨きでプラークが除去できれば、健康な歯茎に戻る ・歯茎の腫れを治めることは可能である
・基本的に溶けた骨は戻らない
 

症状

 

・歯茎が赤く腫れる
・血が出やすい
・歯茎の腫れや出血がある
・膿が出る
・歯茎が下がる
・歯がぐらぐらする など

歯肉炎は軽度の歯茎の炎症のため、しっかり歯磨きをすることで治すことが可能です。

一方、歯周炎は歯肉炎が進行した状態です。歯周ポケットが深くなり、歯を支える骨にまで炎症が起こっています。歯周病の進行度は、症状によって軽度・中等度・重度に分けられます。歯周病治療によって歯茎の腫れや出血の症状は改善されますが、失ってしまった骨などの周囲組織が戻ることはありません。

歯周病のセルフチェック

チェックボックスが書かれたノートに赤いペンでチェックを入れている

歯周病は、特に初期の段階では自覚症状が少なく、知らないうちに歯周病が進行していることがある怖い病気です。

歯周病の有病率は25~34歳で32.4%、45~54歳で49.5%と発表されています。若年層でも患う可能性が比較的高い疾患であるため、日頃からセルフチェックしておきましょう。

下記の項目について一つでも当てはまるようであれば、歯科医院を受診して詳しく検査してもらいましょう。

【歯周病のセルフチェック項目】

・起床時に口の中が粘つく

・口臭が気になる

・よく歯茎から血が出る

・よく歯茎が腫れる

・噛んだときに浮いた感じがある

・硬いものが噛みにくくなった

・歯が伸びたように見える

上記のセルフチェック項目に当てはまらない場合でも、歯周病になっていることがあります。歯科医院で定期的に検診を受けることで、歯周病の早期発見につなげましょう。

※参照元:「歯周病 | 生活習慣病の調査・統計 | 一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 」

進行度別 | 歯周病の治療法

歯科医師が歯ブラシと歯の模型を使ってブラッシング指導をしている

歯周病にはさまざまな治療法があり、歯周病は進行の程度によって治療法が変わります。ここでは、歯周病の進行度別に治療法を見ていきましょう。

軽度の歯周病

軽度な歯周病の場合、歯科医院での歯石やプラークの除去と適切なセルフケアで早期の回復が期待できます。

特徴

・歯周ポケットが4mm以内である

・歯石やプラークが歯の根元に溜まっている

・歯茎が腫れている

・歯磨きのときに出血しやすい

治療法

・歯科衛生士によるブラッシング指導

・歯石の除去、クリーニング

歯科医院で歯石を除去し、専用の機械で歯の表面をつるつるにすることで、汚れの再付着を防ぎます。また、正しいブラッシング方法を学び、日頃から実践することで、歯茎の健康を目指すことが重要です。

中等度の歯周病

中等度の歯周病では、まず歯茎の深い部分の歯石除去やクリーニングを行います。歯周ポケットが深く、症状の改善が見られない場合には、歯周外科治療が必要になることもあります。

特徴

・歯周ポケットが4~5mmである

・歯茎の腫れや出血が起こりやすい

・膿が出る

・歯を支える骨の1/3程度が吸収されている

・歯が前後に揺れる

・歯が伸びたように見える

治療法

・歯石の除去、クリーニング(歯茎の深い部分の歯石も除去)

・ブラッシング指導

・揺れている歯の固定

・歯周外科治療

中等度の歯周病では、歯周ポケットが深くなり、深い根の部分にも歯石が付いている可能性が高いです。専用の機械を利用して、歯茎の深い部分の歯石まで取り除くことで、歯周ポケットが浅くなるように促し、汚れの再付着を予防します。

また、中等度の歯周病では、歯の揺れを感じて食事に支障が出る方もいます。歯の揺れが強い場合には、両隣の歯と固定することで痛みや不快感を和らげます。歯石の除去やブラッシング指導で症状の改善が認められなければ、歯周外科治療を必要とする場合もあるでしょう。

重度の歯周病

重度の歯周病では、症状次第で歯周外科手術を行います。歯の保存が難しい場合には、抜歯が必要となる可能性があるでしょう。

特徴

・歯周ポケットが6mm以上である

・歯茎がブヨブヨしている

・血や膿が出る

・口臭がする

・骨の大部分が失われている

・歯が大きく揺れる

治療法

・ブラッシング指導

・歯石の除去、クリーニング

・歯周外科手術

・抜歯

重度の歯周病では、歯を支える骨の大部分が溶けてしまっており、歯の揺れが大きいのが特徴です。また、炎症が強く、歯茎から出血や膿が出やすい状態になっているため、重度の歯周病では自分で治すことは難しいでしょう。

歯石の除去などのクリーニングを定期的に続けながら、必要があれば歯周外科治療や抜歯の処置が行われます。

主な歯周外科治療の種類

歯科医院で治療を受ける女性

中等度以上の歯周病で、歯石除去などの歯周基本治療で改善が見られない場合には、歯周外科治療を行うことがあります。

歯肉剥離掻爬術(フラップ手術)

歯茎を開いて、歯茎の深い部分の歯石を除去する手術です。目で見て除去できない歯石の取り逃しを防ぐことで、歯周病の改善が期待できます。

歯肉切除術

歯茎の炎症によって腫れ上がった歯茎を除去する手術です。不要な歯茎を除去することで、プラークなどの汚れを溜まりにくくし、清掃がしやすい状態に整えます。

歯周組織再生療法

歯周組織再生療法には、エムドゲイン法とGTR法があります。エムドゲイン法ではエムドゲインRゲルという薬剤を用いて、GTR法ではメンブレンという特殊な膜を用いて、骨の再生を促す手術です。

基本的に、一度溶けてしまった骨は自然回復しませんが、特殊な薬剤や特殊な膜を用いて、歯周組織の再生を図ります。

歯周病治療にかかる費用・期間

白いテーブルの上にピンクの豚の貯金箱と歯の治療器具が置かれている

歯周病治療にかかる費用や期間は、歯周病の進行度によって異なります。以下の表で詳しく解説します。

<歯周病治療にかかる費用・期間>

歯周病の進行度  費用
(3割負担の場合)
 通院回数  治療期間
軽度  4,000~6,000円  3~4回  1~2か月
中等度  10,000~15,000円  5~10回  3か月~1年
重度  年間15,000円ほど  1年に6~12回  1年以上

※こちらの表は費用の目安です

上記の表のとおり、進行度によって費用や通院回数は異なります。歯周外科治療が増えたり、保険適用外の治療をしたりすると、その分の費用が追加されます。特に、重度の歯周病の場合は完治が難しいため、定期的に治療が必要なケースもあります。

詳しい費用については、歯科医院で診察してもらう際に確認してみてください。

歯周病の予防法

水色の背景の前に歯の模型が置かれており、その周りに歯ブラシや歯間ブラシが置かれている

歯周病は、歯を失うリスクのある病気です。日頃から歯周病予防に取り組み、自分の歯で健康に過ごせるようにしましょう。

ここでは、歯周病の予防法についてご紹介します。

歯ブラシと歯間ブラシを併用して歯磨きをする

歯周病を予防するためには毎日の歯磨きが大切です。

歯周病の原因の多くはプラークによるものです。毎日歯磨きをしている方でも、正しくブラシが当たっていないと汚れを除去できません。歯ブラシの持ち方や力加減、動かし方、ブラシの選び方など、自分に適した方法を歯科医院で教えてもらいましょう。

また、歯と歯の間の汚れは歯ブラシだけでは取り切れません。歯間ブラシを併用して歯の隅々まできれいにし、歯周病を予防しましょう。

定期的に歯科医院でクリーニングを受ける

定期的に歯科医院でクリーニングを受けることで、歯周病予防の効果が期待できます。

歯石があるとプラークが付着しやすくなり、歯周病の悪化を招く恐れがあります。歯石は歯磨きでは除去できないため、歯科医院で取ってもらいましょう。さらに、歯科医院でクリーニングしてもらうことで歯の表面がつるつるになり、汚れの付着を防ぐことが可能です。

歯周病は気付かないうちに進行する場合があります。定期的に歯科医院を受診することで、歯周病の予防・早期発見につながるでしょう。

歯周病のリスク因子を改善する

歯周病の原因はプラーク中の細菌によるものですが、歯周病になりやすくなる因子も存在します。生活習慣を見直し、リスク因子を改善することで、将来的な歯周病のリスクを下げることも重要です。

歯周病のリスク因子には、以下のようなものが挙げられます。

・喫煙

・ストレス

・糖尿病

・口腔乾燥

まとめ

歯科の椅子に座って手でOKサインを出している女性

歯周病は進行の程度によって治療内容や費用が異なります。重度の歯周病になるほど治療期間も費用もかかるため、日頃からの予防が重要です。定期的に歯科医院を受診して、歯周病の予防と早期発見に努めましょう。

歯周病にお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

歯並びが及ぼす影響について

2023年3月10日

歯並びが及ぼす影響について

今回は、歯並びが及ぼす影響についてです。
歯並びは見た目的な所が影響していると思われると思いますが、実はそれだけではありません。

今回の記事では
虫歯、歯周病にどのように影響しているのか?
身体の歪み、身体能力の向上にどう影響しているのか?

この2つについてご説明させて頂きます。

虫歯、歯周病にどのように影響しているの?

歯医者で定期検査しているのに虫歯が見つかったり、歯周病が進んでいたりするご経験ございませんか?
日々の手入れ不足?虫歯、歯周病になりやすい体質?など悩まれている方が多い気がします。

勿論、日々の手入れや虫歯になりやすい、歯周病になりやすいなどあると思いますがもう一つすごく重要な問題がございます。
それはお口に中の環境にあります。
床掃除でも物が散らばっている所を掃除するのときれいに片付いている所を掃除するのでは掃除の時間も変わってきますし掃除するにも工夫も必要になってきます。
それはお口の中にも同じことが言えます。

矯正前と6ヶ月後の歯並びの比較

矯正前の歯並びと矯正後の歯並びどちらが磨きやすいですか?
歯並びがガタガタになっていると磨き残しが多くなり、また歯磨きの時間も長くないといけません。

歯並びを整える事でお口の中の環境がよくなり、歯が磨きやすくなり磨き残しも少なくなります。
正しい歯並びになって歯磨きがしやすくなることで、普段の手入れもしやすくなり見た目も良くなり、お口の中の環境が良くなります。

虫歯ができやすい状態の歯並び

このように歯並びが悪いままだと歯石も溜まりやすい状態、虫歯が出来やすい状態です。
もし、進行してしまったら治療するのは困難になります。

原因を治療することが大切

この図のように蛇口が原因なのに蛇口を止めることなく床の水を拭くだけしていると原因を防ぐことは出来ません。
お口の中でも同じです。
虫歯、歯周病になっている原因は?と考えて原因から治療することが大切になってきます。

身体の歪み、身体能力に影響が?

顎のずれが生じてしまうと身体の歪みが起きてしまいます。
歯並びが悪い事で左右の奥歯の位置がずれてしまいます。
奥歯の位置がずれてしまうと顎の位置が変化してしまいます。
そうすることによって肩の高さ、骨盤の高さなどが変化してしまい身体の歪みが生じてきてきてしまいます。

ゆがみが生じた体

また身体の歪みが起こってくると筋肉のバランスも悪くなるので柔軟性や運動能力など低下に繋がってしまいます。

顎の歪みがある場合は矯正治療前に歪みを正します

当院ではこのように顎の歪みがあるときに矯正治療の前に顎の歪みを取って治療をします。

歪みを取った状態で柔軟体操をしてもらい身体能力の向上などを検査しております。

顎の歪みを正すと身体能力が向上する

身体の柔軟度が全然違います。
顎の位置を整えるだけでこんなに違いが出てきます。
歯並びはお口の中だけではなく身体の歪み、身体能力まで影響を及ぼします。

いかがだったでしょうか?
今回は、歯並びが及ぼす影響についてでした。
歯並びは見た目的なところだけではなく身体の歪み、身体能力まで関係してきてしまいます。
歯並びを整えることでお口の健康だけではなく全身の健康にも繋がります。
是非、一度ご相談ください。
ダイヤモンドプロバイダーである森川 康司があなたのお悩みにコミットさせて頂きます。

インビザラインダイヤモンドプロバイダーの森川康二

当院では矯正無料相談を実施していますのでお気軽にお問い合わせください。
詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページをご覧ください。