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歯周病の原因と予防法!進行度ごとの症状も解説!

2023年4月27日
唇をめくって歯を見せている女性

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

歯を失う原因の多くが、歯周病だといわれています。そのため、自分の歯で長く健康に過ごすためには、歯周病予防が欠かせません。

今回は、歯周病の原因と予防法を解説します。歯周病の進行度ごとの症状や治療法についても言及しています。歯茎の腫れや出血が気になる方や、歯周病予防について詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

歯周病の進行度ごとの症状

痛みを感じて口元に手を当てる女性

歯周病とは、歯茎や歯槽骨(顎の骨)に炎症が起きる病気のことです。歯茎だけに起こっている場合を歯肉炎、歯槽骨まで広がっている場合を歯周炎といいます。このように、歯周病は進行していく病気で、進行度に応じて症状が変わります。

以下、歯周病の進行度ごとの症状を解説します。

歯肉炎

歯周病は、歯茎に炎症が起きる歯肉炎から始まります。歯肉炎の主な症状は、以下のとおりです。

・歯茎が赤く腫れる

・出血する

歯肉炎は、炎症による歯茎の赤い腫れや出血の症状が出ますが、症状に気づかないことも珍しくありません。歯磨きで歯の汚れを取ることができれば、炎症が治まることが多いです。

軽度歯周炎

歯肉炎が悪化すると、歯周炎を引き起こします。軽度歯周炎の主な症状は、以下のとおりです。

・歯茎が赤く腫れた状態が続く

・出血しやすい

・歯槽骨が溶け始める

・歯が長く見える

・冷たいものがしみる

・食べ物がはさまりやすい

軽度歯周炎は、歯茎の腫れや出血に加え、歯を支えている歯槽骨にまで炎症が広がっている状態です。

歯を支えている骨が溶け始めることで歯周ポケットが深くなり、知覚過敏を引き起こしたり食べものが挟まったりする場合があります。また、歯茎が下がることで、歯が長く見えることも症状のひとつです。

中度歯周炎

中度歯周炎の主な症状は、以下のとおりです。

・歯茎の炎症が悪化

・歯周ポケットがさらに深くなる

・歯槽骨が半分ほど溶ける

・歯がぐらつき始める

・口臭がひどくなる

・膿が出る

軽度歯周炎の症状よりも歯茎の炎症がさらに悪化した状態が中度歯周炎で、歯を支えている骨の半分ほどが溶けてしまっている状態です。

歯を支えている骨が溶けていくので、歯がぐらつき始め、固いものが食べづらく感じるでしょう。歯周ポケットがさらに深くなることで、汚れが溜まり、歯と歯茎の境目から膿が出ることもあります。歯茎の腫れや出血、膿が出ることによって、ひどい口臭にもつながります。

中度歯周炎まで症状が悪化すると、常に歯茎が痛む状態なので歯磨きができず、歯周病が悪化する場合が多いです。

重度歯周炎

重度歯周炎の症状は、以下のとおりです。

・歯の周りの骨がほとんど溶ける

・膿が常に出ている

・膿によって歯茎が腫れてひどい痛みがある

・食べ物を噛めない

・歯のぐらつきが悪化

・勝手に歯が抜けてしまう

重度歯周炎まで症状が進むと、歯の周りのほとんどの骨が溶けてしまいます。

歯周ポケットが非常に深くなり、歯の根まで汚れや膿が溜まり、いつ歯茎が大きく腫れて痛みが出てもおかしくない状態です。中度歯周炎よりも歯のぐらつきがひどいため、食べ物を噛めないだけではなく、そのまま放置していると勝手に歯が抜け落ちてしまうかもしれません。

ここまで歯周病が重症化すると、外科手術が必要な場合や抜歯するしかないケースもあります。

歯周病の原因

口元に手を当てる女性

ここでは、歯周病の原因を解説します。

プラーク(歯の汚れ)

歯周病は、磨き残しであるプラーク(歯の汚れ)が繁殖することによって起こります。歯茎が赤く腫れたり出血したりするのは、プラークが出す毒素によって歯茎が炎症を起こすためです。

プラークを放置しておくと、2〜3日で硬い歯石へと変化します。歯石はふだんの歯磨きだけでは取り除くことはできません。歯石の表面はザラザラしているため、さらにプラークを寄せ付けてしまい、歯周病を悪化させる原因になります。そのため、プラークや歯石をそのまま放置することは、歯周病が悪化する原因といえます。

生活習慣

歯周病の原因はプラークですが、生活習慣が歯周病を引き起こしたり悪化させたりすることがあります。特に注意すべき生活習慣は、以下とおりです。

・喫煙

・栄養不足

・甘いおかしを頻繁に食べる

・ストレス

・歯ぎしり

・口呼吸

喫煙は歯周病を悪化させる大きな要因のひとつです。喫煙によって歯茎が血行不良を起こすことで、免疫力が低下し、歯周病を悪化させます。

栄養の偏りや、ストレスをためることも免疫力の低下につながるので注意しましょう。また、甘いものをよく食べる習慣があると、歯周病の原因であるプラークを増殖させます。虫歯の原因でもあるので、甘いものを控える、食べたあとは歯を磨くなど、気を付けるとよいでしょう。

喫煙や食生活だけでなく、無意識に行う口呼吸や歯ぎしりも歯周病を悪化させる要因のひとつです。口呼吸は口の中が乾燥するため、プラークが繁殖しやすい口内環境を作ってしまいます。歯や歯茎などの歯周組織は、横からの力に弱いといわれています。そのため、大きな力のかかる歯ぎしりは、歯や歯茎に負担がかかり歯周病を悪化させるので注意が必要です。

歯周病の治療法

女性患者の歯を治療する女性医師

歯周病の治療法は進行度によって異なりますが、基本的には原因となる歯の汚れを取り除くことが重要です。

以下、歯周病の治療法について解説します。

歯周病検査

歯周病治療では、口腔内の状態の確認や歯周病の進行度など、現状を把握するために歯周病検査を行います。

検査の内容は、以下のとおりです。

検査名 内容
レントゲン撮影 骨がどれくらい残っているか、噛み合わせに異常がないかなど全体を確認
歯周ポケット検査 歯周ポケットの深さを確認
・健康な歯茎……3mm以下
・軽度歯周炎……3〜4mm
・中度歯周炎……4〜5mm
・重度歯周炎……6mm以上
動揺度 歯の揺れの程度を確認
・動揺度1……前後に揺れる
・動揺度2……前後・左右に揺れる
・動揺度3……前後・左右・上下に揺れる

レントゲンで全体を確認したあと、歯周ポケットの深さを測る検査と、歯の揺れを確認します。歯周病になっていない健康な歯茎であれば、歯周ポケットの深さは3mm以下で、歯が揺れることはありません。歯周病が進行し歯を支えている骨が溶けることで、歯周ポケットが深くなり、歯が揺れ始めます。

検査を行って口腔内全体を確認することで、歯周病の進行度だけなく、歯周病の原因となるプラークがどの部位に多く付着しているかを確認できます。

歯磨き指導

歯周病の症状を改善するには、毎日の正しい歯磨きでプラークを取り除くことが重要です。

正しい歯磨きの方法を身につけ、毎日の歯磨きでできるだけ磨き残しがないようにしなければ、歯周病は改善しません。正しい歯ブラシの持ち方、毛先の当て方、力の入れ具合、動かし方など、患者様それぞれにあった歯磨きの仕方を指導します。

クリーニング

どれだけ丁寧に歯を磨いても、毎日の歯磨きだけではすべての汚れを取り除くことはできません。歯周病の症状を改善するには日頃の歯磨きに加え、歯科医院でクリーニングを受けることが必須といえるでしょう。

クリーニングでは、超音波スケーラーという機械で、歯の表面や歯と歯の間、歯ブラシが入らない歯茎の境目に潜むプラークや歯石を徹底的に除去します。歯科医院でクリーニングしてもらうことによって、歯茎の炎症が治まり、歯茎が引き締まる効果が期待できます。歯石は歯ブラシだけでは取り除けない頑固な汚れです。3〜4か月に一度は歯科医院を受診し、できるだけ口腔内を清潔に保つようにしましょう。

歯周外科手術

歯周病の症状が進行すると、歯周ポケットがどんどん深くなり、歯の根までプラークや歯石が溜まります。

奥深くにある歯の汚れをクリーニングで除去しようとしても、しみたり痛んだりして完全に除去することはできません。そのため、麻酔して歯茎を切開し、歯の根についたプラークや歯石をきれいに取り除く必要があります。この手術は歯周外科手術と呼ばれ、中度歯周炎以上の場合に行う治療法です。また、保険外診療ですが、溶けてしまった骨を再生させる再生療法を行う場合もあります。

歯周病は症状が進めば進むほど、治療期間が長くなるだけでなく、外科手術など侵襲度の高い治療が必要になる場合があります。そのため、できるだけはやい段階で歯周病の症状に気付くことが、歯周病予防の近道といえるでしょう。

歯周病の予防法

コップを持って歯磨きする女性

歯周病を予防するには、毎日の歯磨きと定期的なメンテナンスで口腔内を清潔に保つことが大切です。また、歯周病を悪化させる要因になる生活習慣の改善を並行して行うとよいでしょう。

ここでは、歯周病の予防法を3つご紹介します。

丁寧な歯磨き

歯周病の予防には、毎日の丁寧な歯磨きが欠かせません。

以下、正しい歯磨きを行うために意識すべきことをご紹介します。

・1本1本丁寧に磨く

・毛先を歯に当てる

・力を入れすぎない

歯を磨く際は、歯ブラシを大きく動かすのでなく、1本1本丁寧に磨く意識を持って小刻みに動かすことが大事です。1本あたり10〜20往復くらいを目安に磨きましょう。また、毛先がきちんと歯に当たっているか意識することも大切です。特に、歯周病の原因となるプラークがつきやすい、歯と歯茎の境目は、ななめ45度の角度で磨くとよいでしょう。

力を入れて歯を磨くと、歯ブラシの先が寝てしまい、せっかく磨いてもきちんと汚れがとれません。グーの手で歯ブラシを持つと力が入りやすいので、力が入りすぎてしまう場合は歯ブラシを鉛筆持ちするとよいでしょう。

定期的に歯科医院に通う

歯周病の予防には、毎日の歯磨きでは取れなかった汚れを歯科医院のクリーニングで徹底的に除去するのが必須です。

プラークが歯石になってしまうと、歯ブラシだけでは取り除くことはできません。歯石の表面はザラザラしているので、プラークが溜まりやすく、歯周病が悪化する原因になります。また、初期の歯周病は症状に気付きにくいため、気付いた時には歯周病が進行していたということも珍しくありません。

何も症状がなくても定期的に歯科医院に通い、メンテナンスを受けることで、歯周病の早期発見につなげましょう。

生活習慣の改善

生活習慣を改善することは、歯周病の悪化を防ぐことにつながります。

意識するべき生活習慣は、以下のとおりです。

・バランスのよい食事

・甘いものを控える

・ストレスをためない

・禁煙する

免疫力の低下は、歯周病の悪化を招きます。喫煙を控え、バランスのよい食生活を心がけることで、歯周病だけでなく全身の健康維持にもつながるでしょう。

また、ストレスが溜まることも免疫力の低下につながります。趣味を楽しんだり、運動したり、ストレスを発散するように心がけることが重要です。

まとめ

口を開けて笑う女性

歯周病の原因は、歯磨きがきちんとできておらず、磨き残し(プラーク)があることです。歯周病は、進行すればするほど症状が重くなり、歯茎が腫れて痛むだけでなく、自然に歯が抜け落ちる可能性が生まれます。

歯周病の予防には、毎日丁寧な歯磨きをおこない、歯科医院で定期的なクリーニングを受けることが大切です。また、喫煙や食生活など生活習慣が歯周病の悪化を招いている可能性もあります。バランスのよい食事や禁煙を心がけましょう。ストレスをためない健康的な生活を目指すことも、歯周病の予防につながります。

初期の歯周病は症状に気付きにくく、知らない間に歯周病が進行してしまうことも珍しくありません。歯茎の腫れや出血などの症状がある場合は、我慢せずに一度歯科を受診しましょう。

歯周病でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

なぜ、一度治療したところが再治療になるの?

2023年4月7日

なぜ、一度治療したところが再治療になるの?

こんにちは。八尾市志紀にあるもりかわ歯科です。
今回は、患者様から質問があります。
「なぜ、一度治療したところが再治療になるの?」です。
治療したらもう悪くならないと思ってしまう方が多いです。
ただ、治療したところは尚更虫歯になりやすいです。
治療したところがなぜ、虫歯になりやすいのか?を今回はご説明させて頂きます。

なぜ、虫歯になりやすいのか?

虫歯が出来てしまって治療して終わり…と思いたいところですが、そうではありません。
日々、生活する中で虫歯になる要素がいっぱいあります。
治療後にまた虫歯ですと言われた経験があると言う方はいっぱいおられると思います。
虫歯になる理由を深堀りしてご説明していきます。

生活習慣

1日3回歯を磨くので大丈夫と思いがちですがそうではありません。
例えば1日3食以外に間食をすると思いますが1回にしっかり食べる人と何回にも分けて食べる人ではもし食べる量が一緒でもお口の中の環境が変わってきてしまいます。

食事の回数とpHの変化

このように左は1日3食の方です。
食べた瞬間は酸性といって歯が溶ける環境になってしまいます。
唾液の作用でまた中性に戻してくれます。

右の方は3食以外に間食をしている方です。
食べたらお口の中が酸性になり唾液の作用により中性に戻ろうとするのですが間食を食べるのでまた酸性になりと繰り返してしまいます。
そうすることによってお口の中の酸性の時間が長くなってしまい歯が溶けてしまう時間が増えてしまいます。

もし、虫歯になり治療したとしてもお口の環境が悪くなることで再び虫歯を繰り返してしまいます。

歯ブラシの仕方

1日3回歯磨きするなかで正しく歯を磨けているのかも関係しています。
自分の歯に合った歯ブラシはどれなのか?歯磨き粉は何がいいのか?歯ブラシの正しい使い方は??など一度、歯科医院にて歯ブラシ指導を受けることで現状のお口の中で磨く際に気を付けるべき場所、ポイントなど細かく知ることで普段の歯磨きの仕方が変わってきます。
3カ月に1回歯のお掃除をしているから虫歯にならないわけではありません。
日々のケアをしっかりしているからこそ歯の予防が出来ます。
歯科衛生士さんによるプロのケアとご自身で毎日行うセルフケアの2つが出来ている時に虫歯を防ぐことが出来ます。
今一度、ご自身のセルフケアを見直してみましょう。

ご自身のセルフケアを見直してみましょう

歯並び

前歯が重なった歯並び

虫歯の大きな要因として歯並びが関係しています。
このように前歯の重なりの部分はどうしても磨き残しが出てしまいます。
磨き残しがあると虫歯になってしまいます。

また、虫歯になってしまうと治療も困難になってしまい治療の質も悪くなってしまいます。
せっかく治療したのにまた虫歯になるリスクが上がってしまいます。
ご自身の歯並び、お口の中の環境を見直すのも一つの方法です。

“矯正して磨きやすくなった歯並び"

このように重なっているところが矯正治療することで磨きやすくもなります。
また、重なっていたところが矯正で綺麗になってくることで虫歯を見つける事も出来ます。
虫歯を早期発見することで歯を守ることが出来ます。

治療の材料

虫歯治療を行う上で保険治療か保険外治療を選んで材料を選択していきます。
この材料の選択が今後の虫歯の再治療をするかしないかを大きく左右します。

詰め物の材料の選択

保険治療(銀の詰め物、被せ物)は表面が凹凸になっています。
それに対して保険外治療(セラミックの詰め物、被せ物)は表面がツルっとしているので汚れの付き方が違います。

歯の表面の拡大図

また表面が凹凸になっていると汚れが取れにくくもなってきます。
保険治療(銀の詰め物、被せ物)は表面が凹凸になっているので汚れが付きやすく取れにくく一度、治療したところが再治療になりやすいです。

いかがだったでしょうか?
今回は「なぜ、一度治療したところが再治療になるの?」でした。
虫歯で悩まれてる方必見です。
一度、治療したところは出来るだけ虫歯になることを避けて欲しいです。
再治療を繰り返してしまうと歯の寿命は縮んでしまいます。
この記事を読んで自分のお口の中が気になる方はお問い合わせください。
優しい所長 末廣 赳史があなたのお悩み解消致します。

優しい所長 末廣赳史

歯って割れてしまう事をご存じですか?

2023年3月31日

歯って割れてしまう事をご存じですか?

こんにちは。八尾市 志紀にある歯医者 もりかわ歯科です。
今回は、「歯って割れてしまう事をご存じですか?」です。
皆様は歯を治療されたご経験があると思います。
痛みがあるから虫歯治療をしたり神経の治療をしたり色々治療の種類があります。
今回は、歯がなぜ割れてしまうのかを解説させて頂きます。

なぜ歯が弱くなるの?

歯が割れてしまう一番の理由は歯自体が脆く弱くなるからです。
その理由として、虫歯が原因として考えられます。
虫歯の治療は虫歯になってしまった歯を削って治療するので自分の歯が少しずつ少なくなっていきます。
それは、虫歯の大きさや虫歯の回数によっても変わってきますが自分の歯が少なくなればなる程脆くなり歯が割れやすくなります。
また、虫歯が広がってしまいもし歯髄(神経)の治療をしないといけなくなった場合、歯髄(神経)の役割として歯に栄養を与えています。もし歯髄(神経)の治療をしてしまうと歯自体の栄養がなくなってしまいます。例えるならば歯髄(神経)がある歯は生い茂っている木、歯髄(神経)がない歯が枯れ木になります。

歯の神経を木に例えると

生い茂っている木は力をかけてもしなりますので折れません。
ただ、枯れ木は力をかけるとパキっと折れてしまいます。

割れてしまった歯

歯でも同じことが起きてきます。
歯髄(神経)を治療している歯は噛む度、噛む度力が掛るのでダメージが蓄積していきます。
ある時、歯が割れてしまいます。

ですので、出来るだけ歯の治療をしないように歯髄(神経)を守ることが歯の寿命を引き延ばす最善の方法です。

歯が割れてしまったら?

もし、歯が割れてしまったら?どういう治療ができるのかを説明させて頂きます。

まず、歯が割れるにしても2種類あります。
歯の頭が割れる、歯の根が割れるそれぞれ治療の仕方が変わってきます。

歯の割れ方には2種類あります

歯の頭が割れてしまった場合(歯冠破折)

虫歯治療や虫歯によって割れてしまった場合、治療で治す事が可能になります。
割れてしまった所を修復することで治療することが出来ます。
小さければ歯科用プラスチック材料でも可能です。
ただ、割れ具合が大きくなっていけば詰め物、被せ物で治療しなければいけなくなるのでご注意下さい。
歯が割れた、欠けた場合はすぐに歯科医院にお問い合わせください。

歯の根が割れてしまった場合(歯根破折)

歯の根が割れてしまった歯

このように歯の根が割れてしまった場合、歯を治療して治す事は不可能になります。
根が割れてしまったら歯を抜くしか方法がなくなってしまいます。
ここまで歯にダメージを受けさせない事が大切になってきます。

歯が割れないように予防するには?

歯の治療を減らす

一番大切な事は虫歯にならないように予防をしていく事が大切です。
虫歯になってから治療するのではなく虫歯になる前に歯医者に通い生活の一部にすることが大切です。
歯科医院でのプロによるケアと自身によるセルフケアをしっかりすることで虫歯のリスクを下げることが可能になってきます。
歯医者に通うだけではなくプロによる歯ブラシ指導を受け日々の歯ブラシの正しいやり方を身に付ける事で予防することが出来ます。

プロによる正しいケアの指導

噛み合わせを治す

歯ぎしり、食いしばりがある方は日々歯にダメージが多くなってしまいます。
ダメージが多ければ多いほど歯が割れてしまう可能性が高くなってしまいます。
原因が噛み合わせの場合、噛み合わせを治療しなければ歯へのダメージのリスクは高いままになってしまいます。

嚙み合わせのリスクをまず知る事が大切です

現状の噛み合わせを知り嚙み合わせのリスクをまず知る事が大切です。
もし、噛み合わせのリスクが高い場合は治す事をおすすめします。
歯を失ってから考えても戻ってきません。
1歯1歯を大切に考えていきましょう。

いかがだったでしょうか?
今回は「歯って割れてしまう事をご存じですか?」でした。
1歯1歯を大切に考える事が重要です。
痛くなってから歯医者に行くのは歯を失う原因になってしまいます。
今、平均寿命は伸びているけども健康寿命が伸びていないのもお口の健康が関係していると思います。
しっかり自分のお口の現状を知り、自分には何が必要なのかを知る事が1歩目だと考えています。
この記事を見て気になる方は是非、お問い合わせください。
優しい所長 末廣 赳史があなたのお悩み解消させて頂きます。

優しい所長 末廣赳史

虫歯が痛くて寝れないときの対処法!痛みの原因も解説!

2023年3月25日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

夜は血流が増加するため、寝られないほど虫歯の痛みが強くなることがあります。夜は歯が痛くなっても、すぐに歯医者を受診することができません。

今回は、虫歯が痛くて寝られないときの対処法や歯が痛くなる原因について、詳しく解説します。

寝るときに虫歯が痛くなる原因

夜中にベッドで眠れず頭を抱えている女性

虫歯が痛くなるのは、歯の神経(歯髄)にまで感染が広がっているからです。寝るときは血流が増加するので、神経に刺激が加わりやすく痛みが悪化することがあります。

ここでは、夜に血流が増加する原因について解説します。

副交感神経が優位になるから

自律神経は、交感神経と副交感神経の2つの神経から成り立っています。

副交感神経が優位になるのは、身体がリラックスした状態のときです。そのため、夜は副交感神経が優位になりやすく、血管が広がり血流が増加します。血流が増加すると神経が圧迫され、虫歯の痛みを感じやすくなります。

横になる体勢をとるから

虫歯の痛みが悪化する原因は、寝るときの姿勢も影響します。

血流は重力の影響を受けるため、立っているときよりも寝ているときのほうが血流がよくなります。頭部の血液量が増加するので、顔の血管も膨張し、神経が圧迫されて虫歯の痛みが悪化する仕組みです。

入浴するから

副交感神経は、夜という時間帯だけでなく、活動によっても左右されます。

入浴は副交感神経を優位にさせる行為の一つです。入浴により副交感神経が優位になることで、全身を巡る血液の循環がよくなります。血流の促進は血管の膨張につながるので、入浴すると歯の痛みにつながることが多いでしょう。

虫歯が痛くて寝れないときの対処法

水を飲んでいて歯がしみり頬に手をあてる女性

虫歯が痛くて寝られないときの対処法を紹介します。

あくまでも応急処置なので、痛みを治すには早めに歯医者を受診してください。

患部を冷やす

炎症には冷やすことが有効です。

歯を直接冷やすと、かえって痛みが強くなることがあるので、間接的に冷やしましょう。冷やしたタオルなどを頬の上から当ててください。

鎮痛剤を飲む

虫歯の痛みには鎮痛剤が効果的です。痛みに直接アプローチできるので、即効性も期待できるでしょう。

市販のものでいいので、虫歯が痛くて寝られない場合は鎮痛剤を飲みましょう。

丁寧に歯磨きをする

虫歯は、細菌の繁殖によって引き起こされます。さらに細菌を増殖させないためにも、汚れや食べかすをしっかりと除去することが大切です。

痛みを増強させないよう、やさしく丁寧に磨きましょう。すぐに痛みを取ることはできませんが、悪化を防ぐには有効な手段です。

うがいをする

虫歯の痛みが強く歯磨きができない場合は、うがいだけでもいいので口の中を清潔にしましょう。

歯に食べかすがついていると細菌が活性化し、痛みが強くなる可能性があります。痛みを抑えるには、汚れが溜まらないようにすることが重要です。

ツボを押す

ツボを押して、虫歯の痛みをやわらげる方法もあります。

「合谷(ごうこく)」と呼ばれるツボは、虫歯の痛みに効くといわれています。手の甲に、人差し指と親指の骨が合流する部分があるので、押したときに痛みや刺激を感じるところを探してください。やや人差し指よりの部分を、少し強めに約2〜3分揉みます。

もうひとつのツボは「承漿(しょうしょう)」です。唇と顎のあいだにあるツボで、虫歯の痛みに効果的とされています。中央のくぼんだ部分を強めに、5秒間押してみてください。5回ほど繰り返しましょう。

救急外来を受診する

患部を冷やしたり鎮痛剤を飲んだりしても、寝られないほど虫歯の痛みが強い場合は、救急外来を受診しましょう。救急外来は通常の診療よりも治療費が高くなりますが、我慢できないほどの痛みがある場合は、受診するのも一つの手です。

救急外来での治療は、虫歯の治療ではなく痛みに対する治療を行います。痛みが引いたとしても、一般歯科を受診して虫歯を完治させてください。

虫歯以外で痛みを感じるケースも

親知らずが赤く光っている歯のレントゲン写真

実は、虫歯以外にも歯や歯茎に痛みを感じることがあります。

虫歯以外に考えられるケースについて紹介します。

知覚過敏

知覚過敏とは、熱いものや冷たいものを口にしたときに、歯にしみるような痛みが生じることです。

歯の表面であるエナメル質が薄くなると、象牙質が露出します。象牙質が露出されると刺激が神経に届きやすくなるため、痛みを感じやすくなります。

歯周病

歯と歯茎の間に細菌が侵入し、炎症を起こすことがあります。

歯周組織に細菌感染が起こることで歯の周りに痛みを感じるのが「歯周病」です。歯周組織の炎症は痛みのほか、膿が出ることもあります。歯周病は進行すると顎の骨が溶けて、歯を支えることができなくなるので、最終的に抜歯が必要な場合もあります。

親知らず

親知らずが斜めや真横に向かって生えている場合、隣の歯が圧迫されて痛みを感じることがあります。

さらに、親知らず周囲は汚れが溜まりやすく、細菌が増殖しやすいです。親知らずが原因で歯周組織に炎症が起きる「智歯周囲炎」になると、歯茎に痛みや腫れなどの症状が現れます。とくに、下の親知らずは、顎の神経との距離が近いので神経が刺激されやすいでしょう。

歯根膜炎

歯周組織の一つである「歯根膜」に炎症が起きた場合も、歯が痛くなることがあります。

歯根膜は、食べ物を噛み砕くときの衝撃をやわらげるクッションの役割を果たしています。歯根膜炎の原因には、食いしばりなどによる非感染性のものと、虫歯や歯周病などによる感染性のものに分けられます。

咀嚼筋(そしゃくきん)の負担

咀嚼筋とは、食べ物を噛み砕くときに使われる筋肉です。

硬いものばかり食べたり強く噛みしめたりすることが多いと、咀嚼筋が痛むことがあります。咀嚼筋は奥歯の近くに位置しているので、奥歯の痛みを感じることがあります。

歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりは、体重の2〜3倍の負荷が歯や顎の骨にかかります。また、強い噛みしめにより歯が削れ、エナメル質が薄くなり、象牙質が露出することがあります。

さらに、顎の関節や筋肉に炎症や損傷が起きることで、結果的に歯の痛みにつながる場合があるでしょう。

口腔がん

口腔がんの症状のひとつに、口腔内の痛みがあります。

初期段階で痛みが発生することは少なく、痛みを感じたときにはすでに進行している可能性があります。痛みのほかに、舌や歯茎の腫れ、硬いしこりのようなものがある場合は注意が必要です。

帯状疱疹

帯状疱疹は、歯の神経でもある「三叉神経(さんさしんけい)」に影響を及ぼし、歯や口腔内に痛みが現れることがあります。帯状疱疹による歯の痛みは、眠れないほど強く、虫歯と間違えられることもあるでしょう。

ただし、虫歯と違って1週間ほどで痛みがなくなることが多いです。

片頭痛

片頭痛とは、一時的に脳血管に炎症が起きている状態で、三叉神経が過敏になります。

三叉神経は上下の顎の近くを通っているため、三叉神経に刺激が加わると歯に痛みを感じることがあります。片頭痛が原因の歯の痛みは、片頭痛が治まれば一緒に治まることが多いです。

朝になって歯の痛みが治っていても

歯科で女性歯科医師から治療について説明を受ける女性

朝になって歯の痛みが治まっていても、歯科医院を受診しましょう。虫歯が原因の場合、放置すると進行するおそれがあるからです。

また、歯の痛みが虫歯ではなく、ほかの原因の可能性もあります。歯の痛みが必ずしも虫歯であるとは限らないので、痛みの原因を解明してもらうことが大切です。

放置すると痛みが悪化する場合があり、日常生活に支障をきたす可能性も考えられます。痛みの原因によって治療法も変わるので、専門知識をもつ歯科医師にみてもらうことが重要です。

まとめ

指を1本立てながら笑っている女性

虫歯が痛くて寝られないときは、患部を冷やして鎮痛剤を飲みましょう。我慢できないほどの痛みの場合は、救急外来を受診してください。とくに、夜は血流が増加することから、神経が圧迫されて痛みが強くなることがあります。

また、朝に痛みが落ち着いたからといって放置すると、虫歯が進行して抜歯など複雑な治療が必要になる可能性があります。早期に治療することで、病気の進行を抑え、痛みが悪化するのを防ぐことができるでしょう。痛みの原因は虫歯ではないかもしれません。原因によっては治療法が異なるので、できる限り早めに歯科医院を受診しましょう。

虫歯の痛みでお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

虫歯に困っていませんか?

2023年3月17日

虫歯に困っていませんか?

こんにちは。八尾市にあるもりかわ歯科です。
今回は、虫歯に困っていませんか?です。

この記事を読むことで得られることは
「虫歯の原因の治療方法です。」

虫歯で困っている人は是非チェックして下さい。

なぜ虫歯が出来てしまうの?

なぜ虫歯が出来てしまうの?

定期検診に通っているのにまた虫歯になっていますと言われたことないですか?
まず思うことは歯の磨き方が悪かったのかな?と困っている人が多いです。
プロのケアとセルフケアによってお口を健康に保つことが出来ます。
歯医者に検診に通うことでしっかりとしたプロによるケアそして、日々のケアをプロによる正しいやり方の指導を受ける事で正しいセルフケアを身につけることが出来ます。

プロによる正しいケアの指導

ただ日々のケアの仕方はすごく大切ですが何よりも大切なことがあります。
それは「お口の中の環境を整える事です。」
お口の中の環境をよくすることで虫歯の予防をすることが出来ます。

お口の環境を整えるとは?

矯正前の歯磨きしにくい歯並び

こちらは矯正前の写真です。

見てもらったらわかるのですが、歯が重なっているところがあり磨きにくそうです。
日々のケアの中で重なっているところを磨き残しなくそうとするとすごく時間も
かかりますし技術もかなり入ります。
歯磨きは1日3回あります毎回毎回歯磨きにそんな労力を使うなんて到底難しいと思います。
ただ、磨き残しがあると虫歯になります。
例えば、歯の重なりが強いところに虫歯が出来てしまうと治療も難しくなりそこにまた2回目3回目の虫歯が出来てしまいます。

矯正中の歯磨きしやすい歯並び

こちらは矯正が進んでいる写真です。

だいぶ磨きやすくなりましたよね?
お口の中の環境をよくする事で磨きやすくなり虫歯も少なくなります。
日々のケアの労力も少なく虫歯を予防することが可能になります。

最大の虫歯予防は歯並びを整えることでお口の中の環境を整えることです。

歯の寿命は?

歯の寿命

歯の寿命というのがあるのですが一度虫歯になり治療してから大体20年ほどで歯を失ってしまうそうです。
一度虫歯になったところを虫歯になりにくくすることは出来ます。
ただあくまでも「なりにくく」です。完治は難しいです。
歯の寿命を考えるのであれば虫歯にならないことが一番大切です。
虫歯になる前にお口の環境を整えることがすごく大切になります。

いかがだったでしょうか?
今回は虫歯に困っていませんか?でした。
虫歯は年齢が幾つになっても付きまとってきます。
磨き残し、唾液の性質、生活習慣など複合的な理由で虫歯になってしまいます。
ただ、磨く環境は大きな要因になってきます。
虫歯を根本から予防するにはセルフケアが命になります。
今一度ご自身の歯並びを見つめ直して一度ご相談してみませんか?
歯並び相談は無料で行っているのでお気軽にお問合せ下さい。
八尾症例数No.1である矯正担当 森川康司が担当させて頂きます。

八尾症例数ナンバーワンの森川歯科

歯並びが及ぼす影響について

2023年3月10日

歯並びが及ぼす影響について

今回は、歯並びが及ぼす影響についてです。
歯並びは見た目的な所が影響していると思われると思いますが、実はそれだけではありません。

今回の記事では
虫歯、歯周病にどのように影響しているのか?
身体の歪み、身体能力の向上にどう影響しているのか?

この2つについてご説明させて頂きます。

虫歯、歯周病にどのように影響しているの?

歯医者で定期検査しているのに虫歯が見つかったり、歯周病が進んでいたりするご経験ございませんか?
日々の手入れ不足?虫歯、歯周病になりやすい体質?など悩まれている方が多い気がします。

勿論、日々の手入れや虫歯になりやすい、歯周病になりやすいなどあると思いますがもう一つすごく重要な問題がございます。
それはお口に中の環境にあります。
床掃除でも物が散らばっている所を掃除するのときれいに片付いている所を掃除するのでは掃除の時間も変わってきますし掃除するにも工夫も必要になってきます。
それはお口の中にも同じことが言えます。

矯正前と6ヶ月後の歯並びの比較

矯正前の歯並びと矯正後の歯並びどちらが磨きやすいですか?
歯並びがガタガタになっていると磨き残しが多くなり、また歯磨きの時間も長くないといけません。

歯並びを整える事でお口の中の環境がよくなり、歯が磨きやすくなり磨き残しも少なくなります。
正しい歯並びになって歯磨きがしやすくなることで、普段の手入れもしやすくなり見た目も良くなり、お口の中の環境が良くなります。

虫歯ができやすい状態の歯並び

このように歯並びが悪いままだと歯石も溜まりやすい状態、虫歯が出来やすい状態です。
もし、進行してしまったら治療するのは困難になります。

原因を治療することが大切

この図のように蛇口が原因なのに蛇口を止めることなく床の水を拭くだけしていると原因を防ぐことは出来ません。
お口の中でも同じです。
虫歯、歯周病になっている原因は?と考えて原因から治療することが大切になってきます。

身体の歪み、身体能力に影響が?

顎のずれが生じてしまうと身体の歪みが起きてしまいます。
歯並びが悪い事で左右の奥歯の位置がずれてしまいます。
奥歯の位置がずれてしまうと顎の位置が変化してしまいます。
そうすることによって肩の高さ、骨盤の高さなどが変化してしまい身体の歪みが生じてきてきてしまいます。

ゆがみが生じた体

また身体の歪みが起こってくると筋肉のバランスも悪くなるので柔軟性や運動能力など低下に繋がってしまいます。

顎の歪みがある場合は矯正治療前に歪みを正します

当院ではこのように顎の歪みがあるときに矯正治療の前に顎の歪みを取って治療をします。

歪みを取った状態で柔軟体操をしてもらい身体能力の向上などを検査しております。

顎の歪みを正すと身体能力が向上する

身体の柔軟度が全然違います。
顎の位置を整えるだけでこんなに違いが出てきます。
歯並びはお口の中だけではなく身体の歪み、身体能力まで影響を及ぼします。

いかがだったでしょうか?
今回は、歯並びが及ぼす影響についてでした。
歯並びは見た目的なところだけではなく身体の歪み、身体能力まで関係してきてしまいます。
歯並びを整えることでお口の健康だけではなく全身の健康にも繋がります。
是非、一度ご相談ください。
ダイヤモンドプロバイダーである森川 康司があなたのお悩みにコミットさせて頂きます。

インビザラインダイヤモンドプロバイダーの森川康二

当院では矯正無料相談を実施していますのでお気軽にお問い合わせください。
詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページをご覧ください。