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歯のセラミックってご存じですか?

2023年4月21日

歯のセラミックってご存じですか?

こんにちは。八尾市志紀にある歯医者 医療法人甦歯会 もりかわ歯科 志紀診療所です。
今回は、歯のセラミック治療についてお話していきます。
セラミックは白い材料で見た目的に綺麗という特性はご存じの方が多いと思います。
ただ、セラミック治療のメリットはそれだけではありません。
この記事を読むと歯のセラミック治療の事を理解できます。是非、最後までお読み下さい。

セラミック治療のメリット

セラミック治療のメリットを紹介させて頂きます。

1、見た目的にきれい。

白くて透明感があるので歯に近い色を再現することが可能です。

本物の歯のような仕上がり

実際の歯と色合いを合わせる

このようにどの歯がセラミックで自分の歯か分からない程綺麗な仕上がりです。
実際に歯の写真を撮影して色合いを合わせていきます。

2、虫歯の再発を防止することが可能。

セラミックの表面は滑沢になっているので汚れがつきにくい性質があります。
銀の詰め物は虫歯の再発が繰り返される事が多いです。その理由としては銀の詰め物の表面は凹凸になっているので汚れが付きやすいからです。虫歯の再発をセラミックで予防しましょう。

3、金属アレルギーの心配がない

虫歯の再発予防にもなるセラミック

お口の中に銀の詰め物が入っていると唾液に銀から溶け出した銀イオンが混じり体内に入ってしまいます。金属アレルギーはすぐにはなりませんが、溶け出した銀イオンが原因で発症してしまいます。
セラミックは金属アレルギーの心配もないので身体にも良い物です。

銀の詰め物は金属アレルギーの原因にもなり得る

4、接着が強い

銀の詰め物、被せ物とセラミックの詰め物、被せ物は接着材が違います。
セラミックの接着材の方が強力で外れにくく長持ちします。

歯の寿命について

歯のセラミック治療を選ぶ一番のメリットは歯の寿命を伸ばすことができる事です。
虫歯治療をした歯は治療が終わったからといってもう治療しなくていいわけではありません。
再度、虫歯になってしまう事が多いです。
虫歯が繰り返されると最初は小さい虫歯だったのが繰り返されることで歯髄(神経)に近づいてしまい歯髄(神経)の治療になり歯の寿命が短くなってしまいます。

歯の寿命

セラミックを虫歯の詰め物として選択することで虫歯の再発の確率は格段に下がります。
虫歯の治療一つでこの先の歯の寿命に差が出来てしまいます。
虫歯になった時は一度踏みとどまってこの先の歯の事を考えて材料選択をする必要が御座います。

優しい所長 末廣赳史

いかがだったでしょうか?
歯のセラミックは見た目だけだはありません。
勿論、白いので見た目的に綺麗というのはありますが虫歯の再発を防いでくれることがメリットです。
歯があるのが当たり前なので優先順位がどうしても低くなってしまいます。
ただ、虫歯になり歯を失ってしまうともう戻ってきません。
歯の悩みやセラミック治療について詳しくお聞きしたい場合は優しい所長 末廣赳史が
あなたのお悩みを解決させて頂きますのでお問い合わせ下さい。

小児の矯正は痛みがある?予防法と対処法を解説!

2023年4月20日
ワイヤー矯正をしている三つ編みの笑顔の女の子

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

矯正は、歯や顎に力を加えて動かすため、多少の違和感や痛みは生じます。小児矯正の場合「こどもの矯正を考えているけれど、痛みに耐えられるかな」と、不安を感じる親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、こどもが痛いと感じやすい矯正装置、痛みが出やすい時期について解説します。痛みが発生したときの対処法や予防法についても具体的に紹介しますので、お子様の矯正を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

小児の矯正は痛みがある?

歯の模型とインビザラインのマウスピースを持って驚いている顔の男の子

大人でも矯正すると痛みがあるため、こどもの場合、さらに痛みが強いのではないかと心配する親御さんもいらっしゃるでしょう。

ここでは、成人矯正と小児矯正の痛みの違いについてみていきます。

大人の矯正に比べて痛みは感じにくい

こどもは大人に比べて顎の骨が柔らかいため、矯正の痛みを感じにくいといわれています。矯正装置を装着すると、最初の数日間は圧迫感がありますが、すぐに慣れるでしょう。

また、こどもの歯列矯正は、顎の成長段階に合わせて矯正を行えるため、最小限の力で歯を動かせます。そのため、矯正力も小さく、痛みも少ないメリットがあります。小児の時期から矯正をすることで、矯正の期間を短くできるのも大きなメリットです。

ほとんどのこどもはすぐに慣れる

矯正装置を初めて装着したときや矯正力を加えたときに、痛みを感じやすくなります。通常、数日間は締め付けられるような痛みや、噛んだときに痛みを感じることがあります。小児矯正では、矯正の痛みが原因で矯正を中断する方はほとんどいません。

ただし、矯正の痛みには個人差があり、お子様によっては痛みが1週間程度続くこともあります。

また、矯正開始時期は、装置によるストレスもあります。ストレスを減らすためにも、初めて矯正装置をつけるときは、硬い食べ物は避け、細かく刻んで食べさせるなど注意しましょう。

痛みは矯正装置によって異なる?

肘をまげて頬に人差し指をあてながら考えている女性

矯正装置によって歯にかかる力の強さが違うため、痛みの度合いも異なります。矯正で痛みが生じるケースでも、常に痛みがあるわけではありません。

ここでは、矯正装置の種類別の痛みについて解説します。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットを取り付け、ワイヤーで歯に力を加える矯正装置です。ワイヤーの交換や調整をすると、数日間は痛みを感じることがあります。

また、ブラケットやワイヤーの端が粘膜に当たって傷ができて、痛みを感じることもあります。矯正装置が当たって痛みがある場合は、装置を保護したり、歯科医院で調整したりすることで痛みの改善が可能です。

マウスピース矯正

新しいマウスピースに交換すると、数日間は力が加わって締め付けられるような圧迫感があります。マウスピース矯正では、ワイヤー矯正のように装置が粘膜に当たって痛みを感じることは少ないです。また、マウスピースは外して食事ができるため、食事の制限もほとんどありません。

矯正装置の中でも痛みが少ない方法ですが、マウスピース矯正では対応できない症例もあります。

固定式の顎の拡大装置

上の歯の奥歯にバンドを取り付けて、太い針金で上顎を横に広げる矯正装置です。奥歯を支点に力を加えるため、装置を調節すると、数日間は奥歯に痛みを感じることがありますが、徐々に痛みは治まります。

痛みを緩和するために、調整のあと数日間は、以下の点に注意しましょう。

・硬いものを噛まない
・弾力のあるお肉を噛まない
・小さく切ってゆっくり食べる

取り外し可能な拡大床矯正装置

取り外しができる拡大床矯正装置は、永久歯が生える時期や顎が成長する時期に利用され、顎を広げる効果があります。この矯正装置は、保護者が自宅で装置を広げるように調整できるため、他の矯正装置に比べて痛みが少ないとされています。

顎間ゴム(エラスティックゴム)

矯正装置の補助として、上の歯と下の歯に渡るようにしてかけるゴムを、顎間ゴムといいます。

顎間ゴムをかけると歯に力が加わるため、痛みが出やすいです。ゴムによる痛みが強い場合は、ゴムの太さや大きさを調整します。

自己判断でゴムの使用を中断すると、歯がきれいに並ばない可能性もあるため、症状がある場合は必ず歯科医院に相談しましょう。

小児の矯正で痛みが出やすいケース

ワイヤー矯正をしている女性が歯を見せている

矯正で発生する痛みには、矯正力による痛みや装置が当たって生じる痛みがあります。痛みが出るタイミングを知ることで、痛みを予防し軽減できるでしょう。

矯正中に痛みが出やすい場面について、以下で詳しく解説します。

初めて矯正装置をつけたとき

矯正装置を初めてつけたときは、痛みが出やすいです。急激に強い力を加えると痛みが強いため、少しずつ歯に力を加えていきます。

また、矯正力の痛みではなく、矯正装置の違和感や異物感もあります。個人差はありますが、矯正装置の違和感は1週間程度で慣れるでしょう。

矯正装置を調整したあと

矯正装置を調整すると、歯に力が加わるため痛みが生じやすくなります。調整後の数日間は、硬いものを噛むと痛みが増すため、食事の際は注意しましょう。歯科医院で調整する当日は、治療前に食事を済ませておくことをおすすめします。

矯正装置が粘膜に当たっている場合

矯正治療中は、矯正力以外にも痛みが生じる場合があります。

ワイヤー矯正の場合、ブラケットやワイヤーが頬や舌に当たり、傷ができることがあります。専用のワックスで矯正装置の角をカバーすることで、傷を予防できるでしょう。ワイヤーが飛び出している場合は、ワイヤーをカットするなど歯科医院での調整が可能です。傷の部分に装置が当たり続けると口内炎ができてしまい、1〜2週間治癒せず痛みが続くため、注意しましょう。

また、装置のすき間は汚れが溜まりやすいです。不衛生になると、傷が炎症を起こして治癒しにくくなります。装置が付いた状態で歯磨きするのは大変ですが、こまめにうがいをしてお口の中を清潔に保ちましょう。

小児の矯正による痛みの予防法・対処法

歯科医院の治療台で歯科医師とハイタッチしている女の子

口内は敏感であるため、痛みや違和感があるとストレスが溜まり、食事が苦痛になります。お子様の痛みを予防するためには、工夫が必要です。

痛みが出たときの予防法や対処法について、以下で詳しく解説します。

硬い食べ物や弾力のある食べ物を避ける

硬い食べ物や弾力のある食べ物を食べると、歯に力が加わるため痛みが増します。特に、矯正装置を調整したあとの数日間は、以下の食べ物は避けるとよいでしょう。

・弾力のある肉
・ごぼうやれんこんなどの根菜類
・せんべい
・硬いアイスキャンディー
・グミやガムなど噛む回数が増えるお菓子

チキンやりんごなど、嚙みちぎったりかぶりついたりする食べ物も、歯に力が加わりやすいため注意が必要です。

硬い食べ物以外にも、ほうれん草、えのきといった繊維質の食べ物は、装置に絡まります。引っ張って取ると、ワイヤーが曲がったりブラケットが外れたりすることがあります。食べ物が挟まった場合は、指で引っ張らずに、歯ブラシで一方方向に軽くなでるようにして取りましょう。

ワックスをつけて装置を保護する

装置が粘膜に当たって痛みが出る場合は、ブラケットやワイヤーを専用のワックスで保護をすることで、痛みを予防できます。専用のワックスは、歯科医院で治療の際にもらうことが可能です。

ワックスをつける前に、装置周辺の唾液をしっかり拭き取り乾燥させることで、ワックスが外れにくくなります。

歯科医院で装置の不具合を調整する

痛みが長引く場合は、矯正力による痛みではなく、装置が当たって痛みが生じているのかもしれません。大人でも痛みが続くと、どこが痛いのか分からなくなります。こどもの場合は、具体的な痛みを表現することは難しいでしょう。

また、装置が外れ、誤った方向に力が加わることによって痛みが生じるケースもあります。痛みがあると、お子様が装置を触ってしまい、気付かないうちに装置がずれることもあります。お子様が痛みを訴える場合は、はやめに歯科医院を受診しましょう。

痛みが強いときは鎮痛剤を飲む

矯正治療中の痛みが強い場合は、痛み止めを飲んで痛みを抑えることも可能です。市販の鎮痛剤でもよいですし、歯科医院でも鎮痛剤を処方してもらえます。

痛み止めを服用する場合、容量や服用のタイミングは必ず守りましょう。

まとめ

両手で歯を指さしている髪の長い女の子

矯正では歯や顎の骨を動かすため、多少の痛みはあります。こどもは適応力が高いため、多くの場合はすぐに慣れますが、使用する矯正装置によっても痛みの症状が異なります。特に矯正のつけ始めの時期は注意が必要です。

痛みが続く場合は、装置が外れて誤った力が加わっている可能性があります。装置が外れたまま放置すると、矯正期間が延びるなどトラブルが起こるケースもあります。お子様が痛みを訴える場合は、はやめに歯科医院を受診するか、電話で相談しましょう。

小児矯正の痛みに不安のある方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

1分で読める! インプラント治療って良いの? 

2023年4月14日

その時に備えて知っておきたい インプラント情報

1分で読める インプラント治療って良いの?

理事長

こんにちは。八尾市志紀にある歯医者 医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。
前回の「インプラント治療っていったい何?」に続き、今回は、第2回「インプラント治療の入口 まずは相談から!」です。
インプラント治療の説明は、情報量が多い上に、初めて聞く内容が多く含まれていますので、しっかりと理解していただけるように気をつけています。特に「患者様が気になっていること」を全部お聞きし、そして「ご希望など患者様が話しておきたいこと」を最後までお聞きすることに、気をつけています。
今回は、インプラント治療の入口であります「相談」についてお話ししたいと思います。

「相談」の流れについて

歯科治療に関するご相談の流れ

「相談」は無料で、30分〜1時間程度以下のように行います。

  • ①現在のお口の状態を確認いたします
  • ②ご希望と不安なことをお聞きします
  • ③インプラント治療について説明します
  • ④インプラント治療がどれぐらい期間がかかるのか、そのスケジュールをお話しします
  • ⑤費用の目安やお支払い方法についてお話しします
  • ⑥これからどのように進めていくかを話し合います
  • ⑦お身体の調子やご病気で通院をされていないか、常用されているお薬などをお聞きします
  • ⑧次にどのような検査や診療が必要かをお話します

選択肢はおおむね3つになります

・インプラント治療を検討する
・インプラント治療以外を検討する
・もう少し考えてみる
私たちは「治療は一方的に進めるものではなく、患者様と共に歩んでいくもの」と考えています。
納得いく方法を選ばれるお手伝いをするのが「相談」の目的ですのでご安心ください。

なお、インプラント治療を始めるにあたっては、事前にインプラント以外の歯の治療が必要な場合もありますので、更に詳しくお口全体のレントゲン検査、むし歯や歯周病の検査などが必要になります。これらの検査につきましては、通常、別日にお時間をお取りして、保険診療で行います。

患者様が最終的にどのようになりたいか? ご希望を大切にしています

様々な治療方法のメリット、デメリットのご説明

相談にいらっしゃる患者様はインプラント治療で「こんなことができるんじゃないか?」「こんなことが解決できるんじゃないか?」と様々なイメージをもっておられます。ところが、そのイメージが間違っていることは少なくありません。
私たちは、正しい情報をお話しするとともに「患者様が最終的にどのようになりたいのか?」そのご希望をしっかりとお聞きしています。
その上で、様々な治療方法のメリット、デメリットをご説明して、最適な方法をご提案しています。

インプラントは、治療する部位の骨の大きさによって難易度が変わります。
骨が小さい場合は、インプラントを埋入すると共に、複数の手術が必要な場合があります。
そして、極端に骨が小さい場合はインプラント治療が難しく、他の治療方法をご提案する場合があります。また、ご希望によっては専門施設に紹介させて頂くことも可能です。

そして、インプラント治療を進める場合は、期間や通い方のご希望や、治療に対する不安点をお聞きし治療計画に反映いたします。

インプラント治療について目で見てわかる説明

インプラント治療について目で見てわかる説明

初めて聞く内容も多く含まれていると思いますので、できるだけ写真や画像、動画を使ってご説明をしています。わからないことや、聞き逃すこともあると思いますので、話の終わりには「今までのところで何かご質問ありますか?」とおたずねしますので、わからないことは何度でもご質問下さい。
おおむね以下のようなお話をします。

  • インプラント治療全般について(しくみ、術式、適応症、リスク)
  • インプラント治療の流れ(治療前、治療期間、治療後)
  • インプラント治療の注意事項(治療前、治療期間、治療後)
  • インプラント治療のメリットとデメリット
  • 骨が小さい場合に行う「骨を造る手術」について

詳しい説明内容については、次回のブログで詳しくお伝えしたいと思います。

まとめ

・「相談」では、インプラント治療について正しい知識をお話しします。
同時にしっかりお話をお聞きし、ご希望と不安な点を明らかにしていきます。
・「相談」では、最適な選択ができるように、お聞きしたお話を反映させて最適なご提案を致します。
・「相談」では、何でも・いつでも・何度でも質問をお受けしていますのでご安心下さい。

次回は
いよいよ、インプラント治療について詳しくお話しするとともに、安全にインプラント治療を受けていただくためのC T検査についてお伝えいたしますのでお楽しみにお待ち下さい。

歯垢(プラーク)とは?放置するリスクと除去方法について解説!

2023年4月13日
歯垢(プラーク)がみえる歯

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

歯垢(プラーク)という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。歯垢は悪いものと知っていても、その正体や影響を詳しく知っている方は少ないかもしれません。

今回は、歯垢(プラーク)のリスクや除去方法について、詳しく解説します。

歯垢(プラーク)とは

歯垢(プラーク)がみえる歯

歯垢(プラーク)とは、歯に付着した細菌のかたまりです。白〜黄色っぽく、歯の色と似ており、歯垢1mgの中に1億個もの細菌が存在しています。

食べかすだと思っている方がいますが、それは正しくありません。お口の中は、たくさんの細菌が存在し、歯に付着してもほとんどが唾液によって流されます。

しかし、歯と歯のすき間や歯の根本など、細菌が流されにくい場所に溜まると、増殖して歯垢(プラーク)を形成するのです。

歯垢は、放っておくと虫歯や歯周病の原因となるため、ブラッシングで取りのぞく必要があります。ネバネバとした性質なので、うがいだけで除去することができません。歯ブラシなどで物理的にこすり取る必要があります。

歯垢(プラーク)と歯石の違い

何か疑問を抱いている様子

歯垢(プラーク)と歯石は、別のものです。

歯に歯垢が付着したままだと、唾液中の成分によって2〜3日で石灰化し始め、次第に歯石となって沈着します。歯垢は歯磨きなどで除去できますが、歯石はご自身で除去することができません。歯科医院で歯石除去を受ける必要があります。

歯垢(プラーク)の種類と付着しやすい部分

歯科医師と歯について相談している患者

歯垢はどの部分に付着するのでしょうか。

歯垢の種類と付着しやすい部分にわけて、それぞれ解説します。

歯垢(プラーク)の種類

歯垢は、付着する場所によって「歯肉縁上プラーク」と「歯肉縁下プラーク」に分けられます。歯肉縁上プラークは、歯茎より上部の歯の表面に付着する歯垢です。

一方、歯肉縁下プラークは、歯茎よりも下部、つまり歯周ポケット内にとどまる歯垢です。歯肉縁下の環境は、歯周病の原因となる細菌が繁殖しやすくなります。

付着しやすい部分

歯垢が付着しやすい部位は、以下のとおりです。

・歯と歯の間

・歯と歯茎の境目

・奥歯の噛み合わせ

・歯と歯が重なっている所

・抜けた歯の周りや1本孤立している歯

これらの部分は、歯に細菌が付着しても自然と流れにくいため、そのまま増殖し、歯垢が形成されやすくなります。歯磨きする際は、これらの場所に特に注意して磨きましょう。

歯垢(プラーク)を除去しないと

歯を痛がっている女性

歯垢を除去せず付着したままにすると、虫歯や歯周病になります。虫歯と歯周病はいずれも歯垢が原因ですが、それぞれ発生するメカニズムが異なります。

どうやって虫歯はできるのか

歯垢の中の細菌のうち、主に「ミュータンス菌」は、飲食により摂取された「糖」を栄養にして、歯を溶かす「酸」を作り出します。この酸によって、歯の表面のカルシウムが溶けて、やがて穴があき、虫歯ができます。

どうやって歯周病になるのか

主に歯の根本に付着した歯垢や、歯肉縁下に溜まった歯垢が歯周病の原因です。歯垢が付着したままだと、歯垢中の歯周病菌が毒素をだして、周りの組織に炎症を引き起こします。

最初は歯茎が赤くなる・少し腫れる程度ですが、進行すると、歯を支えている骨(歯槽骨)を溶かし、破壊するのです。

歯垢(プラーク)が付着しやすい方とは

サイコロ状のお砂糖

歯に付着しやすい食べ物を好む方や、甘いものを好む方は、歯垢が付着しやすくなります。飲食物に含まれる「糖」は、お口の中の細菌の栄養源となり、細菌を増殖させるのです。

また、歯並びが悪い方や矯正装置をつけている方は、歯垢を除去するのが難しいため、歯垢が付着したままになりがちです。歯科医院でクリーニングやブラッシング指導を受けるとよいでしょう。

歯垢(プラーク)を除去する方法

歯ブラシをしている女性

歯垢(プラーク)を除去する方法は、ご自身で除去する方法と、歯科医院で除去してもらう方法があります。

毎日のケアは、歯ブラシ等で除去するのが基本です。日頃のケアで取りきれない歯垢を、定期的に歯科医院で除去してもらうのがよいでしょう。

ご自身で除去する方法

毎日の歯磨きは基本です。歯ブラシだけで除去できるのは「60%の歯垢」のみで、歯と歯の間の歯垢は歯ブラシでは除去できません。歯間ブラシやデンタルフロスを使って除去しましょう。これらの清掃補助用具を使うと、全体の80%程度の歯垢が除去できるといわれています。

しかし、いくら丁寧に磨いても人それぞれに磨き癖があるので、磨き残しは避けられないでしょう。歯科医院でブラッシング指導を受けて、効率のよい磨き方を学びましょう。

おすすめの清掃補助用具

先に述べたように、歯ブラシだけでは十分に歯垢を除去することができないため、清掃補助用具を使うとよいでしょう。主な清掃補助用具は、以下のとおりです。

・歯間ブラシ

持ち手の部分と、芯のある長い小さなブラシでできている清掃用具です。歯と歯の間の歯垢を除去するのに適しています。

真っ直ぐなI字タイプとブラシの根本部分が曲がっているL字タイプがあり、奥歯の場合は、L字タイプの方が使いやすいです。さまざまな太さがあるので、ご自身にあったサイズを使いましょう。わからない場合は、歯科医院で適したサイズを教えてもらいましょう。

歯を失いブリッジ(両隣の歯を土台として橋渡しするように被せるダミーの歯)をつけた場合は、ダミーの歯の下部に汚れが溜まるため、歯間ブラシは必須です。

・デンタルフロス

ナイロンの細い繊維でできた紐状の清掃用具です。歯と歯の間の清掃に使用します。

糸巻き状で必要な長さを切り取り、指で動かすタイプと、プラスチックのホルダーにフロスが取り付けられた「糸ようじ」とよばれるタイプがあります。糸巻き状の方が自由に動かせますが、操作が難しい方は糸ようじタイプがおすすめです。

使用方法でわからないことがあれば、歯科医院で指導を受けるのがよいでしょう。

・ワンタフトブラシ

一本の毛束でできた筆状のブラシです。

親知らずの周囲、歯並びが悪い所、奥歯のうしろ側、矯正装置の下など、普通の歯ブラシで落としにくい場所の歯垢を効果的に除去することができます。

歯科医院で除去する方法

ご自身でどんなに丁寧にブラッシングをしても、70〜80%の歯垢しか除去できません。歯垢除去を100%に近づけるため、定期的に歯科医院でクリーニングを受けるのがよいでしょう。

PMTCとは

歯科医院で受けられる歯垢を除去するクリーニングに「PMTC」クリーニングがあります。

PMTCは「プロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニング」の略で、言葉のとおり、専門家(歯科医師や歯科衛生士)が専用の器械で行う歯のクリーニングです。歯磨きで除去できない歯垢を落とすことができ、歯面がつるつるになるため、新たな歯垢が付着しにくくなります。

まとめ

ポイントを指さす男性

歯垢(プラーク)は、付着したままだと虫歯や歯周病の原因となります。歯垢の除去は、自宅での清掃が基本です。清掃補助用具などを使い、丁寧に歯磨きしましょう。

また、自宅で除去しきれない歯垢は、定期的に歯科医院でクリーンングすることで、お口の中の衛生を保つことができます。虫歯や歯周病になる前に、歯垢をしっかり除去し、日々の習慣を見直しましょう。

歯垢(プラーク)でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

なぜ、一度治療したところが再治療になるの?

2023年4月7日

なぜ、一度治療したところが再治療になるの?

こんにちは。八尾市志紀にあるもりかわ歯科です。
今回は、患者様から質問があります。
「なぜ、一度治療したところが再治療になるの?」です。
治療したらもう悪くならないと思ってしまう方が多いです。
ただ、治療したところは尚更虫歯になりやすいです。
治療したところがなぜ、虫歯になりやすいのか?を今回はご説明させて頂きます。

なぜ、虫歯になりやすいのか?

虫歯が出来てしまって治療して終わり…と思いたいところですが、そうではありません。
日々、生活する中で虫歯になる要素がいっぱいあります。
治療後にまた虫歯ですと言われた経験があると言う方はいっぱいおられると思います。
虫歯になる理由を深堀りしてご説明していきます。

生活習慣

1日3回歯を磨くので大丈夫と思いがちですがそうではありません。
例えば1日3食以外に間食をすると思いますが1回にしっかり食べる人と何回にも分けて食べる人ではもし食べる量が一緒でもお口の中の環境が変わってきてしまいます。

食事の回数とpHの変化

このように左は1日3食の方です。
食べた瞬間は酸性といって歯が溶ける環境になってしまいます。
唾液の作用でまた中性に戻してくれます。

右の方は3食以外に間食をしている方です。
食べたらお口の中が酸性になり唾液の作用により中性に戻ろうとするのですが間食を食べるのでまた酸性になりと繰り返してしまいます。
そうすることによってお口の中の酸性の時間が長くなってしまい歯が溶けてしまう時間が増えてしまいます。

もし、虫歯になり治療したとしてもお口の環境が悪くなることで再び虫歯を繰り返してしまいます。

歯ブラシの仕方

1日3回歯磨きするなかで正しく歯を磨けているのかも関係しています。
自分の歯に合った歯ブラシはどれなのか?歯磨き粉は何がいいのか?歯ブラシの正しい使い方は??など一度、歯科医院にて歯ブラシ指導を受けることで現状のお口の中で磨く際に気を付けるべき場所、ポイントなど細かく知ることで普段の歯磨きの仕方が変わってきます。
3カ月に1回歯のお掃除をしているから虫歯にならないわけではありません。
日々のケアをしっかりしているからこそ歯の予防が出来ます。
歯科衛生士さんによるプロのケアとご自身で毎日行うセルフケアの2つが出来ている時に虫歯を防ぐことが出来ます。
今一度、ご自身のセルフケアを見直してみましょう。

ご自身のセルフケアを見直してみましょう

歯並び

前歯が重なった歯並び

虫歯の大きな要因として歯並びが関係しています。
このように前歯の重なりの部分はどうしても磨き残しが出てしまいます。
磨き残しがあると虫歯になってしまいます。

また、虫歯になってしまうと治療も困難になってしまい治療の質も悪くなってしまいます。
せっかく治療したのにまた虫歯になるリスクが上がってしまいます。
ご自身の歯並び、お口の中の環境を見直すのも一つの方法です。

“矯正して磨きやすくなった歯並び"

このように重なっているところが矯正治療することで磨きやすくもなります。
また、重なっていたところが矯正で綺麗になってくることで虫歯を見つける事も出来ます。
虫歯を早期発見することで歯を守ることが出来ます。

治療の材料

虫歯治療を行う上で保険治療か保険外治療を選んで材料を選択していきます。
この材料の選択が今後の虫歯の再治療をするかしないかを大きく左右します。

詰め物の材料の選択

保険治療(銀の詰め物、被せ物)は表面が凹凸になっています。
それに対して保険外治療(セラミックの詰め物、被せ物)は表面がツルっとしているので汚れの付き方が違います。

歯の表面の拡大図

また表面が凹凸になっていると汚れが取れにくくもなってきます。
保険治療(銀の詰め物、被せ物)は表面が凹凸になっているので汚れが付きやすく取れにくく一度、治療したところが再治療になりやすいです。

いかがだったでしょうか?
今回は「なぜ、一度治療したところが再治療になるの?」でした。
虫歯で悩まれてる方必見です。
一度、治療したところは出来るだけ虫歯になることを避けて欲しいです。
再治療を繰り返してしまうと歯の寿命は縮んでしまいます。
この記事を読んで自分のお口の中が気になる方はお問い合わせください。
優しい所長 末廣 赳史があなたのお悩み解消致します。

優しい所長 末廣赳史

虫歯治療後は食事を控えるべき?理由と注意点について解説!

2023年4月6日
2人の女性が食事をしている

こんにちは。大阪府八尾市にある、医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

虫歯治療をしたあとに、しばらく時間をあけてから食事をしてくださいといわれたことはありませんか。実は、虫歯治療の内容によりますが、治療後すぐに食事をすると詰め物が取れるなどさまざまなトラブルが起こることがあります。

そこで今回は、虫歯治療後に食事をひかえる理由と注意点について説明します。

歯の構造と虫歯治療の種類

虫歯を治療するイメージ図

虫歯治療と聞くと、虫歯を削って詰めるという印象はありませんか。

実は、虫歯の大きさや深さによって治療方法が異なります。虫歯治療の内容により、治療後における食事の注意点も異なるので、まずは歯の構造と虫歯治療の種類について説明します。

歯の構造

歯は、エナメル質、象牙質(ぞうげしつ)、セメント質の硬い組織と、それに取り込まれた歯髄(しずい)により構成されています。

それぞれの組織の特徴は、以下のとおりです。

エナメル質

歯の表面を覆っている白い部分がエナメル質です。体の組織の中で最も硬く、ダイアモンドと同じくらいの硬さといわれています。

しかし、ミュータンス菌が出す「酸」により、溶けてしまうという弱点があります。

象牙質

象牙質は、エナメル質の下層にある組織です。エナメル質よりも柔らかく、弾性や柔軟性があるため、エナメル質に加わる衝撃をおさえ、歯の破折(はせつ)を防ぐ働きがあります。エナメル質よりも虫歯になりやすいといわれています。

セメント質

セメント質は、歯の根っこの部分の表面を覆っている組織です。歯を支える働きがあります。

歯髄(しずい)

象牙質に囲まれた歯の中心には、歯髄があります。歯髄は、神経と血管から構成され、歯に栄養をあたえ、歯に伝わるさまざまな刺激を認識する働きがあります。

虫歯の種類と治療法

歯科医院の定期検診で「C」と先生が言っているのを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

Cは「Caries(カリエス)」の頭文字のことで、虫歯を意味します。このCに、アルファベットのO(オー)と1~4の数字を加えることで、虫歯の進行状態をあらわすことができるのです。

それぞれの状態がどの程度の虫歯を意味するか、以下に説明します。

CO(シーオー)

エナメル質の一部が少し溶けていますが、歯に穴が開く前の初期虫歯です。この状態では、歯を削るなどの治療は行わず、フッ素を歯の表面にぬり、経過観察をします。

C1(シーワン)

エナメル質が溶けて、歯に穴があいた状態です。この状態では、虫歯を取り、プラスティックで詰める治療を行います。虫歯は深くないので、局所麻酔薬を使用することはほとんどありません。

C2(シーツー)

エナメル質の下層にある象牙質(ぞうげしつ)にまで虫歯が進行した状態です。虫歯を取り、プラスティックの詰め物で治療します。虫歯が大きい場合は、型取りしたあとに詰め物を入れる治療を行うことがあります。治療中に痛みが出ることがあるため、局所麻酔薬を使用することもあるでしょう。

C3(シースリー)

象牙質の下層にある歯髄にまで虫歯が進行した状態で、虫歯の治療に加え、歯髄を取る治療を行います。歯髄を取る治療のことを根管治療(こんかんちりょう)といいますが、根管治療が終了したあとに、歯型を取って被せ物を作成します。

C4(シーフォー)

虫歯がかなり進行し、歯の根っこしか残っていない状態です。この状態では歯を残すことが難しいため抜歯となります。

虫歯の進行具合により虫歯治療の内容が大きく異なることがおわかりいただけたかと思います。

虫歯治療後は食事を控えるべき?

頬に手をあて歯を痛がる人とそれを見ている人

虫歯治療後に、食事を控えたほうがよい場合があります。

しかし、食事を控える理由や注意点は、どのような虫歯治療をしたかによって異なります。

虫歯治療の種類ごとの理由と注意点は、以下のとおりです。

フッ素を歯に塗布した場合

初期の虫歯(CO)では、歯を削らずにフッ素を塗布します。フッ素を塗ったあと、飲食をするとフッ素が流れてしまいます。そのため、フッ素塗布を行ったあとは、30分ほど飲食を控えましょう。

虫歯治療時に麻酔をした場合

C2以上の虫歯では、治療中に痛みが出る可能性があるため、局所麻酔薬を使用します。局所麻酔薬は、使用してから1~2時間ほど効果が持続します。そのため、虫歯治療後、しばらくの間は、お口の中がしびれているでしょう。

この状態で食事をすると、以下のことが起きる可能性があります。

・唇や頬の粘膜を噛んでしまう

・熱いものを食べてヤケドしてしまう

・お口をうまく動かせず、食べ物がお口からこぼれてしまう

お口の中のしびれが取れたあと、食事をしましょう。

虫歯治療で歯に詰め物などした場合

C2やC3の虫歯治療では、被せ物や仮フタなどをする場合があります。これらの治療をしたあとも注意が必要です。

被せ物や詰め物を装着した場合

被せ物や詰め物を装着する際、専用の接着剤を使用します。接着剤の性質にもよりますが、しっかりと固まるまで30分ほどかかります。被せ物や詰め物をしたあとは、30分ほど待ってから食事をしましょう。

仮フタを詰めた場合

虫歯治療が終了し、削った範囲が大きい場合は型取りをし、詰め物を作ることがあります。詰め物が完成するまでの間、歯に仮フタをします。仮フタは、接着力が高くなく取れる場合があるため、ガムやキャラメルなどの歯にくっつきやすく粘着性の高い食べ物は控えましょう。

仮歯を装着した場合

前歯の虫歯治療では、型取りをして歯が入るまで、仮歯を装着する場合があります。仮歯を装着しているあいだ、硬いものを前歯で噛むと、仮歯が割れたり外れたりする場合があるので、前歯で硬い物を噛まないようにしましょう。

根管治療をした場合

C3の虫歯では根管治療を行います。歯の神経を取るので、その刺激で冷たいものがしみることがあります。根管治療後は、冷たいものを食べるのは控えるようにしましょう。

抜歯をした場合

C4の虫歯では抜歯を行います。抜歯後の食事は、歯を抜いた箇所を刺激しないよう、歯を抜いた反対の歯で噛むようにしましょう。また、抜歯した当日は柔らかいものを食べましょう。

虫歯治療後、どれくらい経ったら食事ができる?

頬に手をあて悩んでいる

虫歯治療後は、どれくらい時間が経過したら食事ができるのでしょうか。

治療内容ごとに、以下まとめます。

フッ素を塗布した場合

フッ素塗布をしてから30分ほど待ちましょう。

局所麻酔薬を使用した場合

局所麻酔薬の効果が切れる1~2時間ほど待ってから食事をしましょう。

詰め物などを装着した場合

接着剤が完全に硬化するまで30分ほど待ちましょう。接着剤の種類により、食事までの時間が異なることもあるため、担当医に確認することをおすすめします。

仮フタを装着した場合

治療後すぐに食事をすることができますが、キャラメルなどの歯にくっつきやすい食べ物は避けてください。

根管治療をした場合

治療後すぐに食事をすることができますが、しみる可能性があるので、冷たい食べ物は控えましょう。

どうしてもお腹が空いてしまったら

頬に手を当て歯を痛がる女性

治療後に空腹に耐えられない場合でも、歯科医院で伝えられた時間は食事は我慢しましょう。

どうしてもい我慢できない場合は、治療した歯とは反対側の歯で噛みましょう。また、局所麻酔薬を使用している時はしびれていないほうで噛み、食べ物はうどんやゼリーなど、柔らかく粘着性のないものを食べましょう。

まとめ

ポイントを指さす女性

今回は、虫歯治療後の食事について説明しました。虫歯治療後の食事は、どのような虫歯治療を行なったのかにより異なります。

例えば、詰め物などを入れた場合は、接着剤が固まるまで30分ほど待ってから食事をする必要がありますし、仮フタなど比較的取れやすいものの場合は、キャラメルなどの粘着性のあるものは控えたほうがよいでしょう。また、局所麻酔薬を使用した場合、しびれがあるままで食事をすると、頬の粘膜や唇を噛んで怪我をすることがあります。局所麻酔薬の効果が切れてから食事をしましょう。

虫歯治療後の食事でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

歯って割れてしまう事をご存じですか?

2023年3月31日

歯って割れてしまう事をご存じですか?

こんにちは。八尾市 志紀にある歯医者 もりかわ歯科です。
今回は、「歯って割れてしまう事をご存じですか?」です。
皆様は歯を治療されたご経験があると思います。
痛みがあるから虫歯治療をしたり神経の治療をしたり色々治療の種類があります。
今回は、歯がなぜ割れてしまうのかを解説させて頂きます。

なぜ歯が弱くなるの?

歯が割れてしまう一番の理由は歯自体が脆く弱くなるからです。
その理由として、虫歯が原因として考えられます。
虫歯の治療は虫歯になってしまった歯を削って治療するので自分の歯が少しずつ少なくなっていきます。
それは、虫歯の大きさや虫歯の回数によっても変わってきますが自分の歯が少なくなればなる程脆くなり歯が割れやすくなります。
また、虫歯が広がってしまいもし歯髄(神経)の治療をしないといけなくなった場合、歯髄(神経)の役割として歯に栄養を与えています。もし歯髄(神経)の治療をしてしまうと歯自体の栄養がなくなってしまいます。例えるならば歯髄(神経)がある歯は生い茂っている木、歯髄(神経)がない歯が枯れ木になります。

歯の神経を木に例えると

生い茂っている木は力をかけてもしなりますので折れません。
ただ、枯れ木は力をかけるとパキっと折れてしまいます。

割れてしまった歯

歯でも同じことが起きてきます。
歯髄(神経)を治療している歯は噛む度、噛む度力が掛るのでダメージが蓄積していきます。
ある時、歯が割れてしまいます。

ですので、出来るだけ歯の治療をしないように歯髄(神経)を守ることが歯の寿命を引き延ばす最善の方法です。

歯が割れてしまったら?

もし、歯が割れてしまったら?どういう治療ができるのかを説明させて頂きます。

まず、歯が割れるにしても2種類あります。
歯の頭が割れる、歯の根が割れるそれぞれ治療の仕方が変わってきます。

歯の割れ方には2種類あります

歯の頭が割れてしまった場合(歯冠破折)

虫歯治療や虫歯によって割れてしまった場合、治療で治す事が可能になります。
割れてしまった所を修復することで治療することが出来ます。
小さければ歯科用プラスチック材料でも可能です。
ただ、割れ具合が大きくなっていけば詰め物、被せ物で治療しなければいけなくなるのでご注意下さい。
歯が割れた、欠けた場合はすぐに歯科医院にお問い合わせください。

歯の根が割れてしまった場合(歯根破折)

歯の根が割れてしまった歯

このように歯の根が割れてしまった場合、歯を治療して治す事は不可能になります。
根が割れてしまったら歯を抜くしか方法がなくなってしまいます。
ここまで歯にダメージを受けさせない事が大切になってきます。

歯が割れないように予防するには?

歯の治療を減らす

一番大切な事は虫歯にならないように予防をしていく事が大切です。
虫歯になってから治療するのではなく虫歯になる前に歯医者に通い生活の一部にすることが大切です。
歯科医院でのプロによるケアと自身によるセルフケアをしっかりすることで虫歯のリスクを下げることが可能になってきます。
歯医者に通うだけではなくプロによる歯ブラシ指導を受け日々の歯ブラシの正しいやり方を身に付ける事で予防することが出来ます。

プロによる正しいケアの指導

噛み合わせを治す

歯ぎしり、食いしばりがある方は日々歯にダメージが多くなってしまいます。
ダメージが多ければ多いほど歯が割れてしまう可能性が高くなってしまいます。
原因が噛み合わせの場合、噛み合わせを治療しなければ歯へのダメージのリスクは高いままになってしまいます。

嚙み合わせのリスクをまず知る事が大切です

現状の噛み合わせを知り嚙み合わせのリスクをまず知る事が大切です。
もし、噛み合わせのリスクが高い場合は治す事をおすすめします。
歯を失ってから考えても戻ってきません。
1歯1歯を大切に考えていきましょう。

いかがだったでしょうか?
今回は「歯って割れてしまう事をご存じですか?」でした。
1歯1歯を大切に考える事が重要です。
痛くなってから歯医者に行くのは歯を失う原因になってしまいます。
今、平均寿命は伸びているけども健康寿命が伸びていないのもお口の健康が関係していると思います。
しっかり自分のお口の現状を知り、自分には何が必要なのかを知る事が1歩目だと考えています。
この記事を見て気になる方は是非、お問い合わせください。
優しい所長 末廣 赳史があなたのお悩み解消させて頂きます。

優しい所長 末廣赳史

歯周病が引き起こす病気とは?全身の健康との関係性について解説!

2023年3月30日
自分の歯を鏡で見ている女性

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

歯周病は、歯を失う大きな原因であることは多くの方がご存じだと思います。では、歯周病が原因で引き起こされる病気はご存じでしょうか。歯周病に罹患すると、口のなかはもちろん、全身の健康に悪影響を及ぼします。

本記事では、歯周病と全身の健康の関係性や、歯周病の治療法、予防策を解説します。歯周病と全身の健康の関係性に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

歯周病とは

歯茎から血が出ている

歯周病は、歯茎やあごの骨などの組織が歯周病菌に感染して、炎症を起こしている状態です。進行すると、歯の支えとなるあごの骨が溶け、最終的には歯が抜け落ちます。40歳以上の80%の方が歯周病に罹患しているといわれており、身近な疾患の1つといえるでしょう。

歯周病の原因は、口の中にある歯周病菌です。歯周病菌は、歯の表面の磨き残しやプラークに生息しています。口の中に歯周病菌が多く生息すると、細菌の出す毒素の影響で歯茎が炎症を起こします。初期症状は、歯茎の赤みや出血、腫れなどの症状で、痛みや違和感はありません。

しかし、歯周病が進行すると、歯茎から膿が出る症状や、あごの骨が溶けることで歯が揺れる症状などがあらわれます。この時期には、多くの方に痛みや違和感などの自覚症状がでるでしょう。

歯を失うもっとも大きな原因は「歯周病」です。ブラッシングや食習慣などの生活習慣が深く関わる疾患なので、日頃からしっかりと歯周病対策をとることがポイントです。

歯周病と全身の健康の関係性

自分の歯を指さしている女性

上述したとおり、歯周病は歯を失う原因の1つです。歯を失うと咀嚼(そしゃく)機能が低下します。咀嚼は、あごの骨に刺激が伝わり、脳の活性化に繋がるといわれています。

実際に、歯の本数が「20本以上」の郡と「20本未満」の郡を比較すると、歯の本数が「20本未満」の郡は認知症の発生率が1.9倍との結果が報告されているのです。歯周病で歯を失うことは、全身の健康に悪影響を及ぼしているといえるでしょう。

また、昨今、歯周病は全身の健康に悪影響を及ぼす原因であることがわかっています。歯周病に罹患していると、歯周病菌が出す毒素や炎症物質が、歯茎の毛細血管から吸収され全身に送られます。歯周病は、口の中に留まらず、全身の健康に関係しているといえるでしょう。

歯周病が引き起こす病気とは

心臓をおさえてしゃがみこむご年配

歯周病が原因となる病気は、以下の4つがあげられます。

・心筋梗塞・脳梗塞・動脈硬化

・糖尿病

・誤嚥性肺炎

・低体重児出産・早産

以下、順に解説します。

心筋梗塞・脳梗塞・動脈硬化

歯周病に罹患している方は、血管疾患にかかる確率が高いです。歯周病菌が出す毒素が、歯茎の毛細血管から侵入し、心臓や脳の血管で炎症を起こすと動脈硬化が起こり、血栓をつくります。

血栓ができると、血管が詰まる場合や、狭くなる場合があります。そして、血液の流れが悪くなり、心筋梗塞や脳梗塞の原因となるのです。

糖尿病

歯周病と糖尿病は密接に関わっています。糖尿病に罹患していると、細菌に対する抵抗力が弱くなり、歯周病になりやすいといわれています。歯茎の抵抗力も弱まっているので、症状の進行も早いです。

また、歯周病に罹患していると、歯茎の毛細血管から毒素や炎症物質が取り込まれ、血液のなかに入り込みます。毒素や炎症物質の影響により糖の代謝が妨げられ、インスリンの働きが低下するため、糖尿病の悪化にも繋がります。糖尿病が悪化すると、合併症の発症リスクも高まるので注意が必要です。

誤嚥性肺炎

誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)は、嚥下(えんげ)機能の低下から飲食物を誤嚥した場合に、口の中にある歯周病菌などの細菌が肺に入り込むことで起こります。とくに免疫力が低下した高齢者は、誤嚥性肺炎を発症しやすいといわれているので注意が必要です。日頃からブラッシングなど口腔ケアをしっかり行い、口内を清潔に保つことで、誤嚥性肺炎のリスクは下げられます。

誤嚥性肺炎の原因となる細菌は、主に歯周病菌といわれています。誤嚥性肺炎を防ぐためには、歯周病対策がポイントとなるでしょう。

低体重児出産・早産

妊娠中は、ホルモンバランスの変化にともない、歯肉炎や歯周病になりやすい口内環境です。妊娠中に歯周病に罹患すると、低体重児出産や早産のリスクが高まるといわれています。血液中に入り込んだ歯周病の毒素や炎症物質が子宮に作用し、子宮収縮を促進させることが主な原因です。

妊娠中は、つわりで口内の衛生状態が悪くなりやすいので、できるだけ清潔に保つよう心がけましょう。

歯周病の治療法

歯の治療を行っている

歯周病の治療方法は、進行度によって異なります。

しかし、口内のプラークや歯石など歯周病の原因を取りのぞくことは、進行度にかかわらず共通した治療です。歯科で行う歯周病治療は、大きく分けて以下の3つです。

・歯周基本治療

・歯周外科手術

・歯周組織再生療法

以下、それぞれ解説します。

歯周基本治療

歯周病の原因は、歯の表面に残るプラークや歯に付着している歯石です。歯周基本治療では、プラークや歯石を取りのぞき、歯の表面を滑沢(かったく)にします。プラークは歯ブラシで除去することが可能です。

一方、歯石は歯ブラシで取ることができないので、歯科医院で取る必要があります。歯科医院では、スケーラーと呼ばれる器具を使用して、歯の表面や根に付いたプラークや歯石を除去します。歯石の付着していた歯の表面はザラザラした形状が多いです。

歯石除去後は、歯の表面を滑沢にし、プラークや歯石が残りにくい環境に整えます。また、歯周病の進行によって噛み合わせが変化している場合は、歯に負担が掛からないように噛み合わせを調整します。

歯周外科手術

歯周病が中等度以上に進行している場合は、歯周外科手術の検討が必要です。歯周外科手術は、歯茎の奥深くに付着したプラークや歯石を取りのぞく治療法です。歯周基本治療だけでは、歯石が取りきれない場合に適用されます。

歯周外科手術は、歯茎を切開し、患部を見える状態にしてからプラークや歯石を取りのぞきます。歯茎を切開してアプローチしやすくすることで、確実に歯石を取ることができるでしょう。

しかし、治療後は歯茎が健康な状態に引き締まるので、歯が長く見え、審美性が悪くなる可能性があります。

歯周組織再生療法

歯周病が進行すると、あごの骨が溶けてしまいます。一度溶けてしまったあごの骨は、元の状態に戻すことができません。このような重度の歯周病の場合、あごの骨の再生を促す歯周組織再生療法を行うのが一般的です。

歯周組織再生療法は、大きく分けて以下の2つです。

・GTR法

・エムドゲイン法

以下、それぞれ解説します。

GTR法

GTR法は、骨が再生する場所を確保することで骨の再生を促す治療法です。

通常、組織の再生は粘膜の方が早く、骨は時間がかかります。歯茎が骨を覆ってしまうため、骨は上手く再生することが難しくなるでしょう。

GTR法は、再生したい骨の部分と歯茎との間に膜を設置し、歯茎の侵入を防ぐことで骨の再生をうながします。再生するスペースが確保できれば、ゆっくりですが骨を再生することが可能です。

エムドゲイン法

エムドゲイン法は、歯周組織の再生をうながす治療法です。

歯の表面や根についているプラークや歯石を除去し、表面を滑沢にしたあと、エムドゲインと呼ばれるタンパク質の一種を根の周りに塗布して歯茎を縫い合わせます。

エムドゲインの効果で歯の周辺組織が活性化されれば、歯周組織を再生することができるでしょう。

歯周病の予防法

歯ブラシなどのセルフケア用品

歯周病は多くの方が罹患している身近な疾患ですが、症状が進まないと自覚症状があらわれない特徴があります。

ただし、歯周病は日々の生活習慣が大きくかかわる疾患なので、ご自身で防ぐことができるでしょう。以下、歯周病の予防法をご紹介します。

自宅で行うセルフケア

歯周病の原因は、歯の表面に残るプラークです。歯周病を予防するためには、プラークを歯の表面に溜めないことがポイントとなります。正しいブラッシングで歯の表面にあるプラークをしっかりと落とすようにしましょう。

しかし、歯ブラシだけでは、口のなかの60%の汚れしか除去できません。歯と歯の間に残る汚れは、デンタルフロスや糸ようじ、歯間ブラシを使用します。また、歯並びが悪く、歯ブラシが届かない部分には、ワンタフトブラシを使用するとよいでしょう。

歯並びは一人ひとり異なるので、ご自身に合った歯ブラシや補助清掃用具を使用してブラッシングしましょう。

歯科医院で行うプロフェッショナルケア

歯周病を防ぐためには、毎日のブラッシングはもちろん、歯科医院での定期メンテナンスが必要不可欠です。定期的に歯科医院を受診し、口内の状態を確認してもらうことは、虫歯や歯周病予防に効果があります。万が一、異常が見つかっても、早期に発見されるケースが多いので、治療も簡単に済む可能性が高いです。

定期メンテナンスでは、虫歯や歯周病チェックのほか、歯ブラシが当たっていない部分のブラッシング指導や歯石、着色除去なども行います。ブラッシング指導では、一人ひとりの口内の状態やブラッシング能力にあわせて、歯科医師や歯科衛生士が適切なブラッシング方法を提案してくれます。指導された内容を自宅で実践すれば、より確実にプラークを除去することができるため、歯周病予防につながるでしょう。

まとめ

ポイントを指さす女性

歯周病は、40歳以上の80%が罹患している身近な感染症です。歯周病は全身の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。歯周病菌が歯茎の毛細血管から血液にのって全身に移動すると、心筋梗塞や糖尿病、誤嚥性肺炎や早産などの原因になります。全身の健康を保つためにも歯周病に罹患しないことが大切です。

歯周病の原因は、歯に残るプラークです。毎日のブラッシングと歯科医院での定期メンテナンスで、プラークが残らない清潔な口内環境を保つことができれば歯周病は防げます。万が一、歯周病に罹患していても、適切な処置を受ければ改善する可能性があります。歯周病に罹患していないか気になる方は、一度歯科医院を受診してみてはいかがでしょうか。

歯周病でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

虫歯が痛くて寝れないときの対処法!痛みの原因も解説!

2023年3月25日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

夜は血流が増加するため、寝られないほど虫歯の痛みが強くなることがあります。夜は歯が痛くなっても、すぐに歯医者を受診することができません。

今回は、虫歯が痛くて寝られないときの対処法や歯が痛くなる原因について、詳しく解説します。

寝るときに虫歯が痛くなる原因

夜中にベッドで眠れず頭を抱えている女性

虫歯が痛くなるのは、歯の神経(歯髄)にまで感染が広がっているからです。寝るときは血流が増加するので、神経に刺激が加わりやすく痛みが悪化することがあります。

ここでは、夜に血流が増加する原因について解説します。

副交感神経が優位になるから

自律神経は、交感神経と副交感神経の2つの神経から成り立っています。

副交感神経が優位になるのは、身体がリラックスした状態のときです。そのため、夜は副交感神経が優位になりやすく、血管が広がり血流が増加します。血流が増加すると神経が圧迫され、虫歯の痛みを感じやすくなります。

横になる体勢をとるから

虫歯の痛みが悪化する原因は、寝るときの姿勢も影響します。

血流は重力の影響を受けるため、立っているときよりも寝ているときのほうが血流がよくなります。頭部の血液量が増加するので、顔の血管も膨張し、神経が圧迫されて虫歯の痛みが悪化する仕組みです。

入浴するから

副交感神経は、夜という時間帯だけでなく、活動によっても左右されます。

入浴は副交感神経を優位にさせる行為の一つです。入浴により副交感神経が優位になることで、全身を巡る血液の循環がよくなります。血流の促進は血管の膨張につながるので、入浴すると歯の痛みにつながることが多いでしょう。

虫歯が痛くて寝れないときの対処法

水を飲んでいて歯がしみり頬に手をあてる女性

虫歯が痛くて寝られないときの対処法を紹介します。

あくまでも応急処置なので、痛みを治すには早めに歯医者を受診してください。

患部を冷やす

炎症には冷やすことが有効です。

歯を直接冷やすと、かえって痛みが強くなることがあるので、間接的に冷やしましょう。冷やしたタオルなどを頬の上から当ててください。

鎮痛剤を飲む

虫歯の痛みには鎮痛剤が効果的です。痛みに直接アプローチできるので、即効性も期待できるでしょう。

市販のものでいいので、虫歯が痛くて寝られない場合は鎮痛剤を飲みましょう。

丁寧に歯磨きをする

虫歯は、細菌の繁殖によって引き起こされます。さらに細菌を増殖させないためにも、汚れや食べかすをしっかりと除去することが大切です。

痛みを増強させないよう、やさしく丁寧に磨きましょう。すぐに痛みを取ることはできませんが、悪化を防ぐには有効な手段です。

うがいをする

虫歯の痛みが強く歯磨きができない場合は、うがいだけでもいいので口の中を清潔にしましょう。

歯に食べかすがついていると細菌が活性化し、痛みが強くなる可能性があります。痛みを抑えるには、汚れが溜まらないようにすることが重要です。

ツボを押す

ツボを押して、虫歯の痛みをやわらげる方法もあります。

「合谷(ごうこく)」と呼ばれるツボは、虫歯の痛みに効くといわれています。手の甲に、人差し指と親指の骨が合流する部分があるので、押したときに痛みや刺激を感じるところを探してください。やや人差し指よりの部分を、少し強めに約2〜3分揉みます。

もうひとつのツボは「承漿(しょうしょう)」です。唇と顎のあいだにあるツボで、虫歯の痛みに効果的とされています。中央のくぼんだ部分を強めに、5秒間押してみてください。5回ほど繰り返しましょう。

救急外来を受診する

患部を冷やしたり鎮痛剤を飲んだりしても、寝られないほど虫歯の痛みが強い場合は、救急外来を受診しましょう。救急外来は通常の診療よりも治療費が高くなりますが、我慢できないほどの痛みがある場合は、受診するのも一つの手です。

救急外来での治療は、虫歯の治療ではなく痛みに対する治療を行います。痛みが引いたとしても、一般歯科を受診して虫歯を完治させてください。

虫歯以外で痛みを感じるケースも

親知らずが赤く光っている歯のレントゲン写真

実は、虫歯以外にも歯や歯茎に痛みを感じることがあります。

虫歯以外に考えられるケースについて紹介します。

知覚過敏

知覚過敏とは、熱いものや冷たいものを口にしたときに、歯にしみるような痛みが生じることです。

歯の表面であるエナメル質が薄くなると、象牙質が露出します。象牙質が露出されると刺激が神経に届きやすくなるため、痛みを感じやすくなります。

歯周病

歯と歯茎の間に細菌が侵入し、炎症を起こすことがあります。

歯周組織に細菌感染が起こることで歯の周りに痛みを感じるのが「歯周病」です。歯周組織の炎症は痛みのほか、膿が出ることもあります。歯周病は進行すると顎の骨が溶けて、歯を支えることができなくなるので、最終的に抜歯が必要な場合もあります。

親知らず

親知らずが斜めや真横に向かって生えている場合、隣の歯が圧迫されて痛みを感じることがあります。

さらに、親知らず周囲は汚れが溜まりやすく、細菌が増殖しやすいです。親知らずが原因で歯周組織に炎症が起きる「智歯周囲炎」になると、歯茎に痛みや腫れなどの症状が現れます。とくに、下の親知らずは、顎の神経との距離が近いので神経が刺激されやすいでしょう。

歯根膜炎

歯周組織の一つである「歯根膜」に炎症が起きた場合も、歯が痛くなることがあります。

歯根膜は、食べ物を噛み砕くときの衝撃をやわらげるクッションの役割を果たしています。歯根膜炎の原因には、食いしばりなどによる非感染性のものと、虫歯や歯周病などによる感染性のものに分けられます。

咀嚼筋(そしゃくきん)の負担

咀嚼筋とは、食べ物を噛み砕くときに使われる筋肉です。

硬いものばかり食べたり強く噛みしめたりすることが多いと、咀嚼筋が痛むことがあります。咀嚼筋は奥歯の近くに位置しているので、奥歯の痛みを感じることがあります。

歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりは、体重の2〜3倍の負荷が歯や顎の骨にかかります。また、強い噛みしめにより歯が削れ、エナメル質が薄くなり、象牙質が露出することがあります。

さらに、顎の関節や筋肉に炎症や損傷が起きることで、結果的に歯の痛みにつながる場合があるでしょう。

口腔がん

口腔がんの症状のひとつに、口腔内の痛みがあります。

初期段階で痛みが発生することは少なく、痛みを感じたときにはすでに進行している可能性があります。痛みのほかに、舌や歯茎の腫れ、硬いしこりのようなものがある場合は注意が必要です。

帯状疱疹

帯状疱疹は、歯の神経でもある「三叉神経(さんさしんけい)」に影響を及ぼし、歯や口腔内に痛みが現れることがあります。帯状疱疹による歯の痛みは、眠れないほど強く、虫歯と間違えられることもあるでしょう。

ただし、虫歯と違って1週間ほどで痛みがなくなることが多いです。

片頭痛

片頭痛とは、一時的に脳血管に炎症が起きている状態で、三叉神経が過敏になります。

三叉神経は上下の顎の近くを通っているため、三叉神経に刺激が加わると歯に痛みを感じることがあります。片頭痛が原因の歯の痛みは、片頭痛が治まれば一緒に治まることが多いです。

朝になって歯の痛みが治っていても

歯科で女性歯科医師から治療について説明を受ける女性

朝になって歯の痛みが治まっていても、歯科医院を受診しましょう。虫歯が原因の場合、放置すると進行するおそれがあるからです。

また、歯の痛みが虫歯ではなく、ほかの原因の可能性もあります。歯の痛みが必ずしも虫歯であるとは限らないので、痛みの原因を解明してもらうことが大切です。

放置すると痛みが悪化する場合があり、日常生活に支障をきたす可能性も考えられます。痛みの原因によって治療法も変わるので、専門知識をもつ歯科医師にみてもらうことが重要です。

まとめ

指を1本立てながら笑っている女性

虫歯が痛くて寝られないときは、患部を冷やして鎮痛剤を飲みましょう。我慢できないほどの痛みの場合は、救急外来を受診してください。とくに、夜は血流が増加することから、神経が圧迫されて痛みが強くなることがあります。

また、朝に痛みが落ち着いたからといって放置すると、虫歯が進行して抜歯など複雑な治療が必要になる可能性があります。早期に治療することで、病気の進行を抑え、痛みが悪化するのを防ぐことができるでしょう。痛みの原因は虫歯ではないかもしれません。原因によっては治療法が異なるので、できる限り早めに歯科医院を受診しましょう。

虫歯の痛みでお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

インビザラインのメリット、デメリット

2023年3月24日

インビザラインのメリット、デメリット

こんにちは。八尾市 志紀にある もりかわ歯科です。
今回は、インビザライン矯正のメリット、デメリットです。

インビザラインとは従来のワイヤー矯正と違って透明なマウスピースを使ってする矯正です。
従来のワイヤー矯正とどのような違いがあるのかなどをご説明させて頂きます。

インビザラインの特徴は?

透明なマウスピースを使って矯正する装置です。
1枚のマウスピースで矯正するのではなく何枚もの形が違うマウスピースをつけることでどんどん理想的な歯並びにするといった矯正方法です。

何枚もの形が違うマウスピースをつけるインビザライン

メリットしては
1、見た目が目立たない
2、虫歯、歯周病のリスクが低い
3、痛みが少ない
4、シミュレーションでゴールを確認することができる

デメリットとしては
装着時間が少ないと歯は計画通りに動きません。

このようなメリット、デメリットが挙げられます。
これから詳しくメリット、デメリットについて解説していきます。

メリットについて

1、見た目が目立たない

見た目が目立ちにくい

従来のワイヤー矯正は歯の表面にハリガネが付いているので見た目的に問題があります。
ただ、インビザラインは透明なマウスピースを使って矯正していく物になりますので着けていても目立つことはあまりありません。

2、虫歯、歯周病のリスクが低い

ワイヤー矯正に比べて虫歯、歯周病のリスクが低い

インビザラインはずっとつけている物ではありません。ごはん食べる時、歯を磨く時など取り外しが自由に出来ます。
ワイヤー矯正だとずっとお口の中に付いているのでご飯食べると時に挟まったり、歯を磨く時に器具が付いているので磨きにくかったりと虫歯、歯周病のリスクが上がってしまいます。

インビザラインは取り外しできるのでご飯の時に器具に挟まったり、歯を磨くときは外せるので簡単に綺麗に磨くことが可能になってきます。
途中で、虫歯、歯周病のリスクが少なく快適に矯正を行うことが出来ます。

3、痛みが少ない

ワイヤー矯正の経験者にお話を聞くと矯正途中痛くて寝れなかった、ご飯が食べれなかったなど苦痛の声をよく聞きます。

インビザラインは1枚1枚形が変わり少しずつ歯並びが変化していきます。
マウスピース1枚につきなんと0.25mmしか動きません。

なので歯に対する負担は少なくワイヤー矯正の大体1/4程の痛みと言われております。

当院では年間150人ほど矯正を始められていますが痛みを訴えられるかたはほとんどいませんのでご安心下さい

当院では年間150人ほど矯正を始められていますが痛みを訴えられるかたはほとんどいませんのでご安心下さい。

4、シミュレーションでゴールを確認することができる

治療スタートする時、治療途中の時などゴールがわからず治療することに不安を感じませんか?

インビザラインでは治療スタート時にゴールを確認してからスタートしております。

シミュレーションでゴールを確認することができる

また、矯正スタートさせてからも今のお口の中とシミュレーションが一致しているのかを確認しながら進めていきますのでご安心下さい。

矯正スタート時

矯正スタート時

3ヶ月後

矯正3ヶ月後

6ヶ月後

矯正6ヶ月後

このようにお口の中とシミュレーションが一致しているのかを確認していきます。

 

デメリット

装着時間が少ないと計画がうまく進まない。

インビザラインは取り外しできるというのが良い面でもあり悪い面にもなります。

ワイヤー矯正は取り外し出来ないので24時間歯に力を掛けられます。
ただ、インビザラインは外してしまうと力が掛けられません。
また、外している時間は後戻りしてしまいます。

基本的に22時間装着と決まりがあります。
2時間はご飯食べたり、歯を磨いたりという時間です。
22時間装着していても2時間外している時間があるので実質は20時間分しか動いておりません。
仮に12時間しかつけられない日があると12時間は外しているので
実質動いた時間は0時間になってしまいます。

なぜ22時間装着する必要があるのか?

装着時間をコントロール出来ない場合はワイヤー矯正が向いている場合もございます。

いかがだったでしょうか?
今回はインビザラインのメリット、デメリットでした。

インビザラインにご興味がある方は是非、当院にご相談下さい。
ダイヤモンドプロバイダーといい全国で1%しか獲得できない称号を獲得し八尾でNO.1
獲得することが出来ました。

ダイヤモンドプロバイダーの矯正担当医 森川康司

無料相談も実施していますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
矯正担当医 森川康司が担当させて頂きます。

診療スケジュール

当院へのお電話からの問い合わせは086-250-8800へ

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医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所

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