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審美歯科の費用目安は?治療を受ける前に知っておきたいポイント

2024年9月13日
鏡で自分の歯を見ている女性

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

審美歯科の治療は、見た目の美しさと機能性の両方を追求できるため多くの人が興味を持っています。実際に審美歯科を受けたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

しかし、治療を開始する前に、費用や治療期間、保険の適用などについてしっかり理解しておく必要があります。

この記事では、審美歯科の基本情報から費用の目安、保険が適用されるケース、治療前に知っておきたいポイントまで詳しく解説します。審美歯科に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

審美歯科とは?

審美歯科イメージ

審美歯科とは、歯や口元の美しさを追求する治療で、機能性と審美性を両立させることを目的としています。従来の歯科治療は、虫歯や歯周病などの口腔内の問題を解決し、噛む力や話す機能の回復に重点を置いていました。

しかし、結果的に見た目が不自然になるケースもあります。審美歯科はこの問題に対応し、機能面だけでなく見た目の美しさにも配慮する治療なのです。

審美歯科では、歯並びの矯正や歯のホワイトニング、形や大きさの調整などを通じて、自然で美しい口元を目指します。たとえば、黄ばんだ歯を白くする治療や、歯の形を整えて美しく見せる治療が挙げられます。

さらに、審美歯科は機能面の回復もサポートします。歯並びや噛み合わせを改善することで、快適に食事を摂れるようになったり、滑舌が改善されたりするケースもあります。

審美歯科は見た目の美しさだけでなく、口腔内の健康と機能性も同時に追求する治療といえます。

審美歯科の費用目安は?

審美歯科の費用目安イメージ

審美歯科の治療費は、治療内容や使用する素材によって大きく異なります。一般的に審美歯科は保険適用外であるため、治療費は全額自己負担です。そのため、治療を行う歯科医院ごとに価格が異なることが多いです。

費用の目安は、以下のとおりです。

歯列矯正

歯列矯正には、主にワイヤー矯正とマウスピース矯正の2種類があります。ワイヤー矯正はおおよそ60万〜150万円、マウスピース矯正は80万〜110万円程度が相場となっています。

歯列矯正後は、保定装置を使用して歯並びを固定する期間が必要です。その期間に使用する装置や通院費用などは、別途必要になることもあるため事前に確認しておきましょう。

ホワイトニング

ホワイトニングには、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの2種類があります。

オフィスホワイトニングの費用は2万〜7万円程度で、歯科医院で施術を受けるため即効性が期待できます。ホームホワイトニングは2万〜5万円程度で、患者様が自宅にてご自分のペースで施術を行います。

ラミネートベニアとセラミッククラウン

ラミネートベニアは、歯の表面を削って薄いセラミックを貼り付けて、歯の色や形を整える治療法です。1本あたり約9万5,000円〜15万円が相場です。

セラミッククラウンも同様に審美性の高い治療法です。素材や治療の複雑さによって費用が変動しますが、5万〜17万円程度が相場です。

インプラント

インプラントは失った歯を補うための治療で、1本あたり約30万円かかります。人工歯に使用する素材や保証の内容、追加処置の有無などによって大きく変動するため、事前に確認しておく必要があるでしょう。

審美歯科で保険適用できるのはどんなケース?

歯科治療を受けている患者

審美歯科の治療には、保険が適用されないことが多いです。

しかし、いくつかの条件を満たす場合には保険が適用されるケースがあります。ここでは、保険適用の可能性があるケースについて説明します。

医療的理由による治療

保険適用となる最も一般的なケースは、事故や疾患による治療です。たとえば、歯の欠損を補うためにブリッジやクラウンを使用する場合は、保険の対象となるケースがあります。

これらの治療は、見た目を改善することだけでなく、機能回復を目的としているためです。

矯正治療の特定条件

矯正治療は通常保険適用外ですが、特定の条件下で保険が適用されることもあります。たとえば、厚生労働大臣が認める疾患によって引き起こされた咬合異常や、顎変形症の手術前後の矯正治療が挙げられます。

審美性の改善だけが目的ではなく、医療的に治療が必要であるため保険が適用されることがあります。

審美歯科の治療を受ける前に知っておきたいポイント

審美歯科の治療を受ける前に知っておきたいポイントイメージ

審美歯科の治療を受ける前に重要なポイントを押さえておきましょう。

目的を明確にする

まず、自分が何を達成したいのか、具体的な目的を明確にすることが必要です。美しい歯並びや白い歯を手に入れたいという希望を持つ方は多いですが、そのためにはどのような治療が必要なのか考えてみましょう。必要な治療にどのようなリスクがあるのか知ることも重要です。

自分のゴールがはっきりしていれば、治療方針もより適切に決定することができます。

歯科選びに気をつける

審美歯科の選び方にも注意が必要です。審美歯科は、技術や使用する材料が治療の成功に大きく影響します。信頼できる歯科医師を選ぶことが、納得のいく結果を得るためには不可欠です。

口コミや実績、カウンセリングでの対応などを参考に、自分に合ったクリニックを選ぶようにしましょう。

治療プロセスを理解しておく

治療のプロセスについても理解を深めておくことが重要です。審美歯科の治療は、通常の歯科治療とは異なり複数回にわたる通院や高度な技術が必要となる場合が多いです。

そのため、治療がどのように進むのか、どのくらいの期間がかかるのかを理解しておきましょう。費用やメンテナンスについても事前に把握しておくことで、予期せぬトラブルを避けられます。

審美歯科のメリット

審美歯科のメリットイメージ

審美歯科は、単に見た目を美しくするだけでなく、口腔内の健康改善や機能性向上など、多くのメリットを提供します。以下に、審美歯科の主なメリットを紹介します。

自信が持てる

審美歯科の最大のメリットは、口元の見た目を大きく改善できることです。歯の色や形、歯並びを整えることで、笑顔に自信を持てるようになります。

また、初対面での印象も良くなり、対人関係やビジネスシーンでの自信に繋がります。

健康な口腔環境を維持できる

審美歯科では、見た目の美しさだけでなく、歯の機能性も重視されます。たとえば、歯列矯正によって噛み合わせが改善されると、食事を効率的に行えるようになります。胃腸への負担も軽減されるので、全身に良い影響を及ぼすでしょう。

また、歯の詰め物や被せ物にセラミックを用いれば、歯垢が付着しにくくなり虫歯や歯周病のリスクを軽減できます。これにより、口腔内の健康が長期間にわたって維持されます。

長期間美しさを保てる

審美歯科では、セラミックなどの高品質な素材が使用されることが多いです。変色しにくく、長期間にわたって美しい状態を保つことが可能です。

セラミックは非常に耐久性が高く、通常の生活の中で劣化・変色が起こりにくい特徴があります。数年経過しても治療当初の美しさを維持でき、頻繁に治療をやり直す必要がありません。

金属アレルギーの心配がない

審美歯科で使用されるセラミック素材は金属を含んでいないため、金属アレルギーの心配がありません。また、金属による歯茎の黒ずみも防ぐことができます。

審美的にも健康的にも優れた治療法といえます。

短期間で治療が完了する場合がある

審美歯科の中には、短期間で治療が完了するものもあります。たとえば、セラミックを用いた治療は、数ヶ月以内に歯の美しさと機能を回復させることが可能です。

時間的な制約がある方や、早期に見た目を改善したい方にとって大きなメリットです。

審美歯科のデメリット

審美歯科のデメリットイメージ

審美歯科治療には、美しい歯並びや笑顔を手に入れるという大きなメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。デメリットも理解して、治療を受ける前に慎重に検討することが重要です。

費用が高額になる可能性がある

高度な技術が必要で特殊な素材を使用するため、一般的な歯科治療と比べて費用が高額になる傾向があります。ほとんどの審美歯科治療は保険適用外で全額自己負担となる場合が多いため、治療前にしっかりと費用を確認しておきましょう。

治療期間が長くなる場合がある

審美歯科治療は、一人ひとりのニーズに応じてカスタマイズされるため、治療が完了するまでに時間がかかるケースがあります。特に複数回の通院が必要な治療では、仕事や日常生活との調整が求められるため、スケジュールに余裕がないと負担になるかもしれません。

歯を削るリスクがある

審美歯科治療では、見た目を美しく整えるために健康な歯を削ることがあります。たとえば、歯の形状を整えたり噛み合わせを改善する際に、エナメル質を削る場合があります。

この処置により、治療後に痛みや知覚過敏が発生する可能性があります。削る量が多いと、歯の寿命を縮めるリスクもあるでしょう。

メンテナンスが必要

治療後は、定期的なメンテナンスが不可欠です。治療に使用されるセラミックなどの素材は耐久性が高いものの、日々のケアや定期的なチェックを怠ると欠けや変色のリスクが高まります。

セラミックは衝撃に弱い

審美歯科で使用されるセラミックは、強い衝撃を受けると割れる恐れがあります。奥歯に使用した場合や歯ぎしりがある場合、特に破損のリスクが高まるでしょう。

破損した場合は、再度治療が必要になることもあります。

まとめ

審美歯科によって歯が白くなった女性

審美歯科は、見た目の美しさと口腔の健康を両立させる治療法です。高額な費用や長期の治療期間、メンテナンスが必要などのデメリットもあります。治療を受ける前に、ご自身の目的を明確にして信頼できる歯科医師を選ぶことが大切です。

審美歯科をご検討の方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療、インプラント、セラミック治療、ホワイトニング、歯科矯正など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

ガミースマイルを治したい!気になる治療法は?

2024年9月11日
ガミースマイルを治したい!気になる治療法は?

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯科医療の世界は、専門用語や複雑な情報であふれています。私たちにとっては当たり前のことでも、患者様にとっては「?」がいっぱいになってしまうことも…。診療中、患者様お一人おひとりにじっくりとご説明したいのは山々ですが、限られた時間の中では難しいのが正直なところです。

そこで、このブログを通して、患者様からよくいただく質問や、知っておいていただきたい歯科医療の知識を、分かりやすくお伝えしていきます。

皆様の「?」が「!」に変わる、そんなブログを目指しています。気になること、不安なことがあれば、ぜひこのブログを参考にしてみてください。そして、それでも解決しない疑問があれば、遠慮なく当院にご相談ください。

「ガミースマイル」に関する疑問やお悩みに全力回答!

「笑うと歯ぐきが目立つ…」
「写真に写る自分の笑顔が好きになれない…」
「人前で思いっきり笑うことに抵抗がある…」

そんな悩み、抱えていませんか?その悩みは「ガミースマイル」が原因かもしれません。ガミースマイルとは笑った時に歯ぐきが過剰に露出してしまう状態のこと。見た目のコンプレックスだけでなく、口元の乾燥や歯周病のリスクを高める可能性もあります。

どうかご安心してください。ガミースマイルは決して珍しいものではなく、矯正治療など適切な治療法を選ぶことで改善できるケースがほとんどです。この記事ではガミースマイルの原因や治療法について詳しく解説し、あなたの笑顔を取り戻すお手伝いをします。

ガミースマイルとは – 原因と割合

ガミースマイルとは - 原因と割合

ガミースマイルとは、笑った時に歯ぐきが過剰に露出してしまう状態のことを指します。一般的に、笑った時に歯ぐきが2mm以上見えるとガミースマイルと判断されることが多いですが、明確な基準はありません。

どの程度歯ぐきが見えたらガミースマイルなのかは個人の感じ方や審美的な基準によって異なります。しかしご自身が「歯ぐきが目立つ」と感じ、それがコンプレックスになっているのであればガミースマイルと考えて差し支えないでしょう。

ガミースマイルの原因

ガミースマイルの原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っている場合があります。主な原因としては以下のようなものが考えられます。

歯や骨格の問題

  • 歯が小さい・短い: 歯のサイズが小さい、または歯が短いために歯ぐきが目立ってしまうことがあります。
  • 上顎前突(出っ歯): 上顎の骨や歯が前に出ていることで、相対的に歯ぐきが露出して見える場合があります。
  • 垂直的な骨格の過成長: 上顎の骨が垂直方向に過剰に成長している場合、笑った時に歯ぐきが大きく露出することがあります。

筋肉の問題

  • 上唇挙筋の過活動: 笑った時に上唇を引き上げる筋肉(上唇挙筋)が過剰に活動すると、歯ぐきが大きく露出してしまいます。

歯ぐきの問題

  • 歯ぐきの過成長: 歯ぐきが歯を覆いすぎていたり厚みがありすぎる場合に、ガミースマイルが起こることがあります。

これらの原因が単独で、または組み合わさってガミースマイルを引き起こすことがあります。

ガミースマイルを放置するとどうなる?

ガミースマイル自体は個性の一つであり、悪いものではありません。しかしガミースマイルが原因で以下のような悩みを抱える方もいらっしゃいます。特に審美性を重視する傾向にある若い女性は、ガミースマイルをコンプレックスに感じやすいと言われています。

口腔内の乾燥によるトラブルリスク

ガミースマイルは口の中の乾燥を招き、様々なトラブルを引き起こす可能性があります。歯ぐきが過剰に露出することで口呼吸になりやすく、唾液が蒸発しやすくなるためです。唾液には口の中の細菌を洗い流したり、酸を中和したりする自浄作用がありますが、ガミースマイルによってこの作用が弱まると、口臭の原因となる細菌が増殖しやすくなります。さらに乾燥した口腔内は歯周病菌にとっても快適な環境となり、歯周病のリスクを高めます。

また、ガミースマイルの原因の一つである上顎前突(出っ歯)も、口を閉じにくくすることで口呼吸を助長し、唾液の蒸発を促します。その結果、唾液の自浄作用がさらに低下し虫歯のリスクも高まってしまいます。

コンプレックスによる精神的な影響

「歯ぐきが目立つから思いっきり笑えない」「写真に写る自分の笑顔が好きになれない」といった悩みから、笑顔に自信を持てなくなったり人とのコミュニケーションに消極的になったりしてしまう方もいます。特に、審美性を重視する傾向にある若い女性は、ガミースマイルをコンプレックスに感じやすいと言われています。口元は人の印象を大きく左右するパーツであるため、ガミースマイルが見た目のコンプレックスとなり、精神的な負担につながるケースも少なくありません。

これらの悩みはガミースマイルを改善することで解消できるかもしれません。ガミースマイルに悩んでいる方はぜひ一度、歯科医師にご相談ください。あなたの笑顔をサポートする様々な方法をご提案させていただきます。

ガミースマイルと遺伝の関係

ガミースマイルは遺伝的な要因も影響します。例えば骨格や歯の大きさ、上唇の筋肉のつき方などは親から子へと受け継がれる可能性があります。ただしガミースマイルの遺伝率は100%ではありません。遺伝的な要因が強い場合もあれば、環境要因や生活習慣によって後天的にガミースマイルになる場合もあります。

後天的なガミースマイルの原因は?

後天的なガミースマイルの原因としては以下のものが考えられます。

  • 歯ぐきの炎症: 歯周病などによって歯ぐきが腫れると一時的に歯ぐきが大きく見えてしまうことがあります。
  • 薬の副作用: 一部の薬には歯ぐきの増殖を促す副作用があります。
  • 加齢: 年齢を重ねるにつれて歯ぐきが痩せて歯が長く見えるようになり、ガミースマイルが顕著になることがあります。

ガミースマイルは必ず遺伝するわけではない

親がガミースマイルだからといって必ずしも子どもに遺伝するとは限りません。また、ガミースマイルは成長過程で変化することもあります。

もしガミースマイルが気になる場合は自己判断せず、歯科医師に相談しましょう。専門的な知識と経験に基づいたアドバイスを受けることができます。

ガミースマイルの治療法

ガミースマイルの治療法は、その原因によって異なります。ここでは主な3つの治療法とその特徴について解説します。なお治療法は症例によって異なる場合があることをご了承ください。

歯肉整形(歯ぐきを切除する手術)

歯肉整形(歯ぐきを切除する手術)

歯ぐきの成長過多が原因の場合に適用される治療法です。余分な歯ぐきを切除することで歯と歯ぐきのバランスを整え、自然な笑顔を作ることができます。短時間で効果を実感できるというメリットがありますが、外科的な処置となるため術後の腫れや痛みが伴う場合があります。

ボトックス注射

ボトックス注射

上唇の筋肉が過剰に活動し、歯ぐきが露出してしまう場合に有効な治療法です。ボトックス注射により筋肉の動きを和らげることで歯ぐきの露出を抑え、自然な笑顔を作ることができます。手軽に治療を受けられるというメリットがありますが、効果は永続的ではなく定期的な注射が必要となります。

矯正治療

矯正治療

骨格的な問題や歯の位置、傾きが原因でガミースマイルになっている場合に最も効果的な治療法です。歯並びや噛み合わせを改善することで口元のバランスを整え、自然で美しい笑顔を実現します。歯並びや噛み合わせの改善に加えて、口元の突出感の改善や顔貌のバランスを整える効果も期待できます。治療期間はかかりますが根本的な解決に繋がり、後戻りの心配も少ないというメリットがあります。

ガミースマイルの矯正治療について

ガミースマイルの矯正治療では歯を移動させることで歯ぐきの位置も調整し、歯と歯ぐきのバランスを整えます。歯が短く歯ぐきが目立っている場合には歯を上に移動させることで歯ぐきの露出を抑え、自然な笑顔に近づけることができます。骨格的な問題が大きい場合には、外科手術を併用して顎の骨を動かすことで、歯の位置や歯ぐきのバランスを根本的に改善することも可能です。

どの治療法が最適かは患者様一人ひとりの歯並びや骨格、そして治療に対するご希望によって異なります。歯科医師とじっくり相談してあなたにぴったりの治療計画を立てていきましょう。

笑顔をさらに輝かせるために – 治療で目指す口元

リップラインとスマイルライン

リップラインとスマイルライン

口角を上げて笑った時の上唇のラインを「リップライン」と呼び、ガミースマイルの程度によって、以下の3つに分類されます。

  • ローリップライン: 上唇が前歯の半分を覆い隠すライン。
  • ミドルリップライン: 上前歯が見えるライン。
  • ハイリップライン: 歯ぐきが広範囲に見えるライン。

一般的に口角を上げた時に上前歯が見える「ミドルリップライン」がバランスの取れた美しい笑顔の基準とされています。

「スマイルライン」は口角を上げて笑った時に見える上の歯の先端を結んだラインを指します。このラインが緩やかなカーブを描いていると自然で魅力的な笑顔に見えます。矯正治療では歯や歯ぐきの位置を調整することで、理想的なリップラインとスマイルラインに近づけることを目指します。

Eライン

Eライン

横顔を見た時に鼻の先端と顎の先端を結んだ線を「Eライン」と呼びます。美しい横顔の基準として、このEライン上に唇が位置していることが理想的とされています。矯正治療によって歯並びや口元の突出感を改善することでEラインとの調和を図り、横顔美人を目指すことも可能です。

ガミースマイルの矯正治療にかかる期間

ガミースマイルの矯正治療はその方法や症状の程度によって治療期間が異なります。一般的には1年半〜2年半程度かかることが多いですが、簡単な症例であれば1年以内で完了することもあります。

ガミースマイルの矯正治療の種類

ワイヤー矯正

歯にブラケットと呼ばれる装置を装着し、ワイヤーを通して歯を動かす方法です。費用は比較的安価ですが装置が目立ちやすいというデメリットがあります。

マウスピース矯正

透明なマウスピースを装着して歯を動かす方法です。目立ちにくいというメリットがありますが、費用はワイヤー矯正よりも高額になります。

矯正治療の流れ

1.精密検査と診断

口腔内写真、レントゲン撮影、歯型採取などを行い、詳しい検査を行います。その結果をもとに患者様一人ひとりに合った治療計画を立てます。

2.矯正装置の装着

ワイヤー矯正またはマウスピース矯正の装置を装着します。

3.定期的な調整

定期的に歯科医院に通い、歯の動きに合わせて装置の調整を行います。

4.保定期間

歯並びが整った後、後戻りを防ぐためにリテーナーと呼ばれる保定装置を装着します。

治療期間はあくまで目安であり個人差があります。歯科医師と相談しながら無理のないペースで治療を進めていきましょう。

まとめ「ガミースマイルは改善できる!諦めずに理想の笑顔を手に入れよう」

いかがでしたでしょうか?

ガミースマイルは決して珍しいものではありませんし、適切な治療を受けることで多くの方が改善を実感しています。当院では患者様一人ひとりの症状やご希望に合わせた治療プランをご提案しています。歯並びや噛み合わせの専門家として、あなたの笑顔をサポートいたします。

「もしかしてガミースマイルかも?」「どんな治療法があるのか知りたい」

そんな方はぜひ一度無料カウンセリングにお越しください。専門医が丁寧にお話を伺い、あなたにぴったりの治療法をご提案します。笑顔に自信がないと悩んでいる方も諦めないでください。一緒に素敵な笑顔を目指しましょう!

矯正無料相談
矯正無料相談

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでももりかわ歯科へお越しください。

インビザライン・ファーストとは?費用・期間・メリット・デメリット

2024年9月6日
インビザライン・ファーストのマウスピースを持っている子ども

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

お子さまの歯並びを整える治療法には、さまざまな選択肢があります。なかでも、インビザライン・ファーストとはどのような治療法なのか気になっている保護者の方がいるのではないでしょうか。

インビザライン・ファーストは、透明のマウスピースを装着することで歯並びを整える治療法で、成長期のお子さまを対象としています。

今回は、インビザライン・ファーストのメリットやデメリット、費用、治療期間について解説します。インビザライン・ファーストを検討している保護者の方は、ぜひ参考にしてください。

インビザライン・ファーストとは?

インビザライン・ファーストのマウスピースを持っている子ども

インビザライン・ファーストとは、アメリカに本社を置く、アライン・テクノロジー社が開発した乳歯と永久歯が混在する時期に行う子どもを対象とした矯正方法です。

マウスピースを毎日決められた時間装着し、1〜2週間ごとに交換することで、徐々に歯を動かしていきます。

インビザライン・ファーストの適応条件は、第一大臼歯を有し、切歯(乳歯もしくは永久歯)の少なくとも2歯が2/3以上萌出していることです。また、少なくとも3/4顎に乳歯(C・D・E)または未萌出の永久歯(3・4・5)を2歯以上有している必要もあります。

対象年齢は6〜12歳です。インビザライン・ファーストでは、お子さんの顎の成長をコントロールしながら歯並びを整えます。

インビザライン・ファーストの費用

インビザライン・ファーストの費用イメージ

インビザライン・ファーストの費用相場は、45万円〜80万円程度です。矯正治療中にマウスピースが破損したり、虫歯や歯周病になったりすると追加料金が必要になるケースもあります。

また、インビザライン・ファーストは基本的に保険が適用されません。自費診療となるため全額自己負担になります。

ただし、噛み合わせなど、何かしらの問題があるケースは医療費控除の対象となり、確定申告すれば費用の負担を軽減できるでしょう。

インビザライン・ファーストの期間

インビザライン・ファーストの期間イメージ

インビザライン・ファーストでは、作製したマウスピースを歯科医師に指示された時間装着し、1週間〜2週間ごとに交換しながら治療を進めます。治療期間は、お子さんの歯並びの状態などによって異なりますが、最大で18ヶ月です。

インビザライン・ファーストでは、顎の成長を利用して永久歯が並ぶスペースを確保しながら歯並びを整えていきます。そのため、顎の成長段階である6歳〜12歳の間に治療を開始することが推奨されているのです。

インビザライン・ファーストのメリット

インビザライン・ファーストのメリットイメージ

インビザライン・ファーストのメリットは、以下の通りです。

装置が目立ちにくい

インビザライン・ファーストでは、薄く透明なマウスピースを装着することで歯を動かします。そのため、装着していても目立ちにくいです。矯正治療をしていることをお友達に気づかれにくいでしょう。

矯正装置が目立つことが気になるお子さまにとっては、大きなメリットといえます。

痛みが少ない

矯正治療では、力をかけて歯を動かすため、装置によっては痛みを感じるケースがあります。

インビザライン・ファーストの場合は、マウスピースを装着・交換しながら少しずつ歯を動かすため、ほかの治療方法と比較すると痛みが少ないのです。そのため、マウスピースを長時間装着していても負担に感じにくいでしょう。

通院回数が少ない

ワイヤー矯正の場合は、矯正器具の調整などのために1か月に1回の頻度で歯科医院に通院する必要があります。そのため、お子さんだけでなく保護者の方の負担も大きいです。

一方でインビザライン・ファーストの場合は、患者さん自身でマウスピースを装着・交換しながら治療を進めます。そのため、治療中の通院回数は少なくすみます。

マウスピースに慣れたあとは、2ヶ月に1回の頻度で検診を受けるのが一般的です。通院にかかる負担が少ない点は大きなメリットといえるでしょう。

装置を取り外せる

治療に使用するマウスピースは取り外しが可能です。そのため、矯正開始前と同じように食事を楽しむことができます。また、スポーツをするときや記念撮影をするときにもマウスピースを外すことも可能です。

マウスピースの装着時間を守る必要はありますが、必要に応じて取り外せる点は大きなメリットといえます。

虫歯や歯周病になりにくい

ワイヤー矯正の場合は、矯正装置の周囲に食べかすがたまりやすいです。しっかりとケアをしないと歯垢や歯石が蓄積され、虫歯や歯周病になる可能性があります。

一方でインビザライン・ファーストの場合は、マウスピースを取り外して食事や歯磨きができます。そのため、食べかすが装置に挟まることがなく、また通常通りのケアで口腔内を清潔に保てるので、虫歯や歯周病になりにくいのです。

子どものうちに歯並びが整う

インビザライン・ファーストで治療を受けることで、永久歯にすべての歯が生え変わる前に歯並びがある程度きれいに整います。多感な時期をきれいな歯並びで過ごせることは大きなメリットといえるでしょう。

抜歯せずに歯並びを整えられる可能性がある

インビザライン・ファーストでは、顎の成長を利用して永久歯が並ぶスペースを作ります。そのため、抜歯せずに歯並びが整えられる可能性が高まります。健康な歯を抜かなくてもよい点は大きなメリットといえるでしょう。

金属アレルギーでも治療できる

インビザライン・ファーストで使用するマウスピースはプラスチックでできています。金属を使用していないため、金属アレルギーの方でも安心して治療が受けられます。

インビザライン・ファーストのデメリット

インビザライン・ファーストのデメリットイメージ

インビザライン・ファーストのデメリットは、以下の通りです。

適応条件がある

インビザライン・ファーストは、成長期のお子さまのみを対象とした矯正方法です。また、上述したとおり、インビザライン・ファーストには適応条件があるため、すべての子どもが治療を受けられるわけではありません。

だれでも治療を受けられるわけではない点はデメリットといえるでしょう。

自身管理が必要

インビザライン・ファーストで使用するマウスピースは自由に外せます。

しかし、マウスピースを外したまま装着し忘れ、装着時間が短くなると、計画どおりに歯を動かせなくなる可能性があります。食事や歯磨きなどが終わったらすぐにマウスピースをつける習慣を身につける必要があるでしょう。

また、食事後はしっかりと歯磨きをすることも大切です。食べかすが残った状態でマウスピースを装着すると、マウスピースの中で細菌が繁殖して虫歯や歯周病になるリスクが高まります。また、マウスピース自体もしっかり洗浄する必要があります。

マウスピースが破損する恐れがある

力をいれてマウスピースを外したり、装着方法が間違っていたりすると、マウスピースが破損する可能性があります。また、マウスピースを取り外した際に、専用のケースに入れないと、紛失したり、誤って捨てたりすることもあるでしょう。

マウスピースの大切さを認識して、いつでもていねいに扱えない場合は、インビザライン・ファーストで治療することには不安があります。

まとめ

インビザライン・ファーストで歯並びが綺麗になった子ども

今回は、子どもを対象とした矯正方法であるインビザライン・ファーストについて解説しました。

インビザライン・ファーストでは、子どもの顎の成長を利用して歯並びを整えていきます。そのため、抜歯をせずに歯並びが整う可能性があるのです。

また、使用するマウスピースは透明であるため目立ちにくい点や痛みが少ない点、取り外しができる点もメリットといえるでしょう。

ただし、インビザライン・ファーストには適応条件があります。限られた期間にしか受けられない治療なので、検討されている方は早めに歯科医院で相談しましょう。

インビザライン・ファーストを検討されている方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療、インプラント、セラミック治療、ホワイトニング、歯科矯正など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

歯周病の初期症状を見逃すな!歯茎からのサインを見つける方法

2024年9月4日
歯周病の初期症状を見逃すな!歯茎からのサインを見つける方法

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯科医療は専門性の高い分野であり、患者様にとって分かりにくい情報や誤解が生じやすい情報も少なくありません。診療中、患者様お一人おひとりに丁寧にご説明したいのはやまやまですが、限られた時間の中では難しいのが現状です。

そこで、このブログを通して、患者様からよくいただく質問や、知っておいていただきたい歯科医療の知識を分かりやすくお伝えいたします。専門用語はなるべく避け、皆様の疑問を解消し、安心して治療を受けていただけるよう努めてまいります。

このブログが、皆様の歯とお口の健康に関する情報源として、少しでもお役に立てれば幸いです!
疑問や不安がございましたら、遠慮なく当院にご相談ください。

「歯周病」に関する疑問やお悩みに全力回答!

「最近、歯磨きすると血が出るな…」
「朝起きた時、口の中がネバネバする…」
「最近、口臭が気になる…」

そんな些細な変化、もしかしたら歯周病の初期症状かもしれません。歯周病は歯を失う原因の第1位であり、日本人の成人の約8割がかかっていると言われています。しかし初期段階では自覚症状がほとんどないため、気付かないうちに進行してしまう怖い病気です。

今回は歯周病の初期症状や原因、治療法について詳しく解説します!

歯周病ってどんな病気?

歯周病ってどんな病気?

歯周病とは歯を支える骨や歯茎の組織が、歯垢(プラーク)に含まれる細菌によって破壊されていく病気です。初期段階では「歯肉炎」と呼ばれ、歯茎が赤く腫れたり出血しやすくなります。この状態を放置すると歯周炎へと進行し、歯を支える骨が溶けて歯がグラグラし、最終的には抜歯が必要になることもあります。

歯周病の原因は?

歯周病の主な原因は、歯垢(プラーク)です。

歯垢は食べかすや唾液中の成分が細菌と混ざり合ってできたもので、歯磨きを怠ると歯の表面に付着して増殖していきます。歯垢が石灰化すると歯石となり、歯ブラシでは除去できなくなります。歯石はさらに歯垢を付着させ、歯周病を悪化させる原因となります。

歯周病は誰にでも起こりうる病気

歯周病は年齢や性別を問わず、誰にでも起こりうる病気です。
以下のような方は特に注意が必要です。

喫煙者

喫煙は歯周病の最大の危険因子の一つです。タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、歯ぐきへの血流を悪化させます。その結果、免疫細胞の働きが弱まり歯周病の発症や進行を促進します。

また、喫煙者は歯周病の治療効果も低く重症化しやすい傾向にあります。

糖尿病などの持病がある方

糖尿病は免疫力を低下させ、感染症にかかりやすくなるため歯周病のリスクを高めます。

高血糖状態が続くと歯周組織の抵抗力が弱まり、歯周病菌の増殖を許しやすくなります。歯周病が進行すると、さらに血糖コントロールが悪化するという悪循環に陥る可能性もあるため、注意が必要です。

ストレスが多い方

ストレスは免疫力を低下させ、歯周病菌に対する抵抗力を弱めます。ストレスを感じると、歯ぎしりや食いしばりなどの癖が出やすくなり、歯周組織に負担がかかり歯周病が悪化しやすくなります。

歯並びが悪い方

歯並びが悪いと歯ブラシが届きにくく歯垢が溜まりやすくなるので、歯周病のリスクが高まります。矯正治療によって歯並びを整えることは、歯周病予防にも効果的です。

遺伝的に歯周病になりやすい方

歯周病には遺伝的な要因も関与しており、家族に歯周病の方がいる場合は自身も歯周病になりやすい可能性があります。だからといって必ず歯周病になるわけではありません。日頃から丁寧な歯磨きや定期的な歯科検診を心がけることで、歯周病を予防することができます。

歯周病の初期症状、見逃していませんか?

歯周病の初期症状、見逃していませんか?

歯周病は「サイレント・ディジーズ(静かな病気)」とも呼ばれ、初期の段階ではほとんど自覚症状がありません。しかし、実はあなたの歯ぐきは今もSOSのサインを出しているかもしれません。

歯磨きで血が出る

健康な歯ぐきは歯磨きで出血することはありません。もし歯ブラシに血が付くようなら炎症を起こしているサインかもしれません。歯ぐきの毛細血管が炎症によって傷つきやすくなっているため、少しの刺激でも出血しやすくなっているのです。

歯ぐきが赤く腫れている

健康な歯ぐきはきれいなピンク色をしていますが、歯周病になると歯ぐきが赤く腫れぼったくなります。これは歯周病菌と戦うために集まった白血球が、歯ぐきに炎症を起こしているサインです。

歯ぐきがムズムズする

歯周病が進行すると歯ぐきにかゆみを感じることもあります。これは炎症がさらに悪化している可能性があります。

口臭が気になる

「最近、口臭が気になる…」と感じたら、歯周病の可能性も考えてみましょう。歯周病菌は口臭の原因となる物質を作り出します。特に朝起きた時や空腹時に口臭が強い場合は要注意です。

歯が長くなったように見える

鏡を見て「あれ?歯が長くなった?」と感じたことはありませんか?それは歯周病によって歯ぐきが後退し、歯の根元が露出しているサインかもしれません。

硬いものが噛みにくい

歯周病が進行すると、歯を支える骨が溶けて歯がグラグラと動揺するようになります。その結果、硬いものが噛みにくくなったり、噛むと痛みを感じたりするようになります。

これらの症状は、初期の歯周病のサインかもしれません。少しでも心当たりがある方は早めに歯科医院を受診しましょう。早期発見・早期治療で、大切な歯を守ることができます。

歯周病が悪化すると、取り返しのつかないことに…

初期の歯周病は、適切な治療とケアで改善できる可能性が高いですが、放置すると症状はさらに悪化し、取り返しのつかない事態を招くこともあります。

歯周ポケットの深化

歯と歯茎の間にできた溝(歯周ポケット)は、歯周病が進行するにつれてどんどん深くなっていきます。歯周ポケットが深くなると、歯ブラシが届きにくくなり、歯垢(プラーク)や歯石が溜まりやすくなります。そうなると歯周病菌がさらに増殖し、炎症がさらに悪化するという悪循環に陥ってしまいます。

歯槽骨の破壊と歯の動揺

歯周病菌は歯を支える土台となる骨(歯槽骨)を溶かしていきます。歯槽骨が破壊されると、歯はまるで地盤を失った建物のようにグラグラと揺れ始めます。硬いものが噛みにくくなったり、歯並びが変わってきたりしたら歯周病がかなり進行しているサインかもしれません。

歯の喪失

最終的には歯を支えるものがなくなり、歯が抜け落ちてしまう可能性があります。健康な歯を失うことは、食事や会話などの日常生活に大きな支障をきたすだけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。

歯周病により歯を失うリスクを減らし健康な歯を長く保つためにも、「もしかして…」と思ったら一人で悩まず、早めに歯科医院を受診しましょう。

歯周病を防ぐための予防方法

歯周病は一度進行してしまうと治療が難しく、最悪の場合、歯を失ってしまう可能性もある病気です。しかし日々のちょっとした心がけと、歯科医院での定期的なケアによって歯周病を予防し、健康な歯を保つことができます。

毎日のセルフケアが大切!

毎日のセルフケアが大切!

歯周病予防の基本は毎日の丁寧な歯磨きです。

正しい歯磨き方法をマスターし、自分に合った歯ブラシを選び、歯ブラシだけでは届かない歯と歯の間はデンタルフロスや歯間ブラシできれいにしましょう。また、歯周病予防に効果的な成分配合の歯磨き粉や歯磨き後の仕上げに洗口液を活用することで、さらに効果を高めることができます。口腔内の健康を守るため、毎日のセルフケアを徹底しましょう!

定期検診でプロのケアを受けよう

定期検診でプロのケアを受けよう

毎日きちんと歯磨きしていても、どうしても磨き残しが出てしまうもの。そんな磨き残しは歯周病の原因となる歯垢や歯石へと変化していきます。

歯科医院での定期検診ではプロの技術で歯ブラシでは落としきれない汚れを徹底的に除去し、歯周病の早期発見にも繋がります。あなたのお口の状態に合わせた歯磨き方法やケア用品のアドバイスも受けられるので、毎日のセルフケアをさらに効果的にすることができます。

定期検診で歯周病のリスクをきちんと把握し、プロのサポートを受けながら健康な歯を守っていきましょう!

生活習慣を見直そう

毎日の歯磨きや歯科検診に加えて、生活習慣を見直すことも歯周病予防にはとても大切です。

バランスの良い食事で歯や歯茎に必要な栄養をしっかり摂り、タバコはなるべく控えましょう。ストレスを溜め込みすぎず、適度な運動や趣味でリフレッシュすることも大切です。質の高い睡眠をしっかりとることも、免疫力を高め歯周病になりにくい体作りに繋がります。小さな心がけがあなたの歯と健康を守ります。

歯周病の治療方法

歯周病の治療方法

歯周病の治療は病気の進行具合によって変わってきます。

早期発見なら簡単な治療で済みますが、放っておくと大変なことになることも…。ここでは歯周病の進行度合いごとの治療法と、それぞれの治療の特徴をわかりやすく説明します。

初期段階(歯肉炎)

歯周病の初期段階では、歯ぐきが腫れたり出血しやすくなります。

この段階では主に歯のクリーニングを行います。歯に付着した歯垢(プラーク)や歯石を丁寧に除去し、歯茎の炎症を抑えます。また、正しい歯磨きの方法や生活習慣の改善についてのアドバイスもさせていただきます。初期段階であれば、これらの治療と毎日の歯磨きで歯周病の進行を止め、健康な状態に戻すことが可能です。治療期間も短く数回程度の通院で済むことが多いですが、定期的なメンテナンスが大切です。

中等度~重度(歯周炎)

歯周病が進行すると歯と歯茎の間に深い溝(歯周ポケット)ができてしまいます。

この歯周ポケットに歯垢や歯石が溜まりやすくなり、炎症がどんどん悪化していきます。この段階では歯周外科手術や再生療法といった治療が必要になることもあります。

これらの治療は治療期間が長くなり、術後の痛みや腫れも伴うことがあります。

歯並びが悪い方は要注意!矯正治療との組み合わせも

歯並びが悪いと歯ブラシが届きにくく、歯垢が溜まりやすくなります。これが歯周病の原因や悪化に繋がることも。もし歯並びが気になる場合は矯正治療を行うことで歯磨きがしやすくなり、歯周病の予防・改善に繋がります。当院では歯周病治療と矯正治療を組み合わせた治療プランもご提案していますので、お気軽にご相談ください。

どの治療法が最適かは患者様一人ひとりの状態やご希望によって異なります。歯科医師が丁寧にご説明し、あなたにぴったりの治療計画を一緒に考えていきますので、安心してご相談ください。

まとめ「歯周病かも?と思ったら、矯正歯科にご相談を!」

いかがでしたでしょうか?

今回は、歯周病の初期症状や原因、そして放置することの危険性について詳しく解説しました。歯周病は、初期段階では自覚症状がほとんどないため、気付かないうちに進行してしまう怖い病気です。しかし、早期発見・早期治療によって、健康な歯を長く保つことができます。

歯茎の腫れや出血、口臭など、少しでも気になる症状があれば、それは歯周病のサインかもしれません。放置せずに、早めに歯科医院を受診しましょう。

また、もりかわ歯科では、歯周病治療だけでなく、インプラント治療や自費の入れ歯治療、マウスピース矯正にも力を入れて対応しており、患者さま一人ひとりに合わせて治療計画をご提案しています。

「歯並びも気になってきた」「もっと健康な口元にしたい」そんな方も、ぜひお気軽にご相談ください。あなたの笑顔と健康を守るため、全力でサポートいたします。


矯正無料相談
矯正無料相談

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでももりかわ歯科へお越しください。

マウスピース矯正にデメリットはある?適応症例やワイヤーとの比較も

2024年8月30日
マウスピース矯正装置を持っている人

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

マウスピース矯正は、透明な器具を用いて歯を移動させて歯並びを整える方法です。ワイヤー矯正と比較すると目立ちにくいといった特徴があります。

しかし、費用が高額になったり、治療期間が長引いたりといくつかのデメリットも存在します。

この記事では、マウスピース矯正のデメリットや適応症例、ワイヤー矯正との違いについて詳しく解説します。マウスピース矯正を始めようかお悩みの方は、ぜひ参考になさってください。

マウスピース矯正とは

マウスピース

マウスピース矯正とは、透明で取り外し可能な矯正装置を使用して歯並びを整える治療法の一種です。従来の金属製ワイヤーとは異なり、目立ちにくく、食事や歯磨きの際に簡単に外せる点が特徴です。

患者様ごとに調整されたマウスピースを段階的に交換し、徐々に歯を理想的な位置へと移動させます。軽度から中等度の歯並びの乱れに使用されており、審美性や快適さを重視する方が多く選んでいます。

マウスピース矯正のデメリットは?

マウスピース矯正のデメリットイメージ

マウスピース矯正にはいくつかのデメリットが存在します。ここでは、5つのデメリットについて詳しく解説するので、治療を選択する際の参考にしてください。

装用時間が長い

マウスピース矯正で治療を行う場合、1日に20時間から22時間程度の装用が求められます。装用時間が短くなくなると治療の効果を十分に得られず、トータルの治療期間も長引くためストレスに感じる患者様も少なくありません。

装着時間を確保するためには、早めに習慣化しマウスピースの着脱に慣れる必要があります。

治療期間が長い

マウスピース矯正の治療期間は、患者様の歯並びや矯正の範囲によって異なりますが、通常全体矯正では1年半から3年程度、部分矯正であれば5カ月から1年3カ月程度が目安です。

ただし、症状や治療の進行具合によっては、この期間を超える場合もあります。

自己管理が難しい

マウスピース矯正では、食事をするたびに器具を取り外す必要があるため手間がかかります。また、食後の歯磨きが不十分な状態でマウスピースを装着すると、歯とマウスピースの間に汚れがたまり、虫歯や歯周病などのリスクが高まります。

虫歯のリスクを抑えるためには、今まで以上に口腔ケアを徹底する必要があるでしょう。自己管理の難しさが、デメリットに感じる方は少なくありません。

症例によっては適応外になる

マウスピース矯正は、ワイヤー矯正と比較すると適応範囲に限りがあります。症例の程度や歯科医院の方針によっても異なりますが、出っ歯や受け口などは適応外になるケースがあります。

自身の症例はマウスピース矯正で治療できるのか、しっかりと歯科医師に相談することが大切です。

噛み合わせに支障が出るケースがある

マウスピース矯正では器具が歯全体を包み込むため、口を閉じたときに奥歯が歯茎側に沈むことがあります。この結果、マウスピースの厚みの分だけ歯が浮いたような感覚が生じ、奥歯の噛み合わせに支障をきたす可能性も否定できません。

噛み合わせに支障が出た場合、マウスピースの一部を削ったり部分的にワイヤーを追加したり、顎間ゴムを使って歯を動かすなどの処置が必要なる場合もあります。事前にリスクを考慮しておく必要があるでしょう。

マウスピース矯正のメリット

マウスピース矯正のメリットイメージ

マウスピース矯正には、デメリットを上回るさまざまなメリットがあります。主な6つのメリットについて詳しく解説します。

透明で目立ちにくい

マウスピース矯正の最大のメリットは、器具が透明で目立ちにくい点です。ワイヤー矯正の場合、歯の表面にワイヤーを装着するため口を開けたときに目立ちますが、マウスピース矯正の装置はプラスチック製で透明なため、口を開けてもほとんど目立ちません。

このメリットにより、見た目に関するストレスが大幅に軽減されます。仕事や学校でのコミュニケーションにも自信を持つことができ、他人の視線を気にする機会も少なくなります。

着脱が可能

2つ目のメリットは、自身で装置の着脱ができる点です。ワイヤー矯正の装置はご自身では取り外すことができません。

対して、マウスピース矯正の装置はご自身の都合に合わせて簡単に着脱ができるため、衛生管理がしやすく、歯周病や虫歯のリスクを低減できます。

金属アレルギーでも対応可能

マウスピース矯正は、金属アレルギーの患者様でも安心して受けられる治療方法です。ワイヤー矯正の場合、基本的には金属の装置を使用するのでアレルギー反応を引き起こす可能性も否定できません。

しかし、マウスピースはプラスチック製であり金属を含んでいないため、アレルギー症状を引き起こす心配はありません。

食べ物に関する制限がない

取り外し可能なマウスピース矯正は、ワイヤー矯正のように器具に食べ物が詰まる心配がありません。そのため、食べ物に関する制限はなく、今まで通り自由に食事を楽しむことが可能です。

外食や友人との食事も気にせず楽しめるため、日常生活においてもストレスが軽減できます。食前に器具を外して、歯磨き・マウスピースの清掃をしてから再装着するだけで、歯列矯正ができる点は大きな魅力です。

口腔内の清潔を維持できる

器具を着脱すれば、治療開始前と同様に口腔内を隅々まで清掃できます。そのため、虫歯や歯周病のリスクが減少し、口腔トラブルの発生を抑えることが可能です。

また、マウスピース矯正は、歯の動きに応じて装置を交換して歯の移動を進める治療法であるため、プラスチック製のマウスピースは定期的に新しいものに変わります。一つの装置を使い続けるわけではないので、より清潔に保てる点がメリットです。

ワイヤー矯正よりも違和感が少ない

マウスピース矯正は、ワイヤー矯正のように金属の凸凹で舌や口内を傷つけることが少なく、口内炎のリスクが低いです。また、密着性の高い器具を用いるため、装着時に違和感があったり、活舌に影響を与える心配もありません。

マウスピース矯正の適応症例

マウスピース矯正装置と適用できる症例の模型

マウスピース矯正は気軽に始められる矯正方法ですが、すべての歯並びに対応できるわけではありません。軽度の叢生(歯が少し重なっている状態)や軽度の出っ歯、すきっ歯などが適応症例です。

いずれも、歯と歯の間にわずかな隙間を作って歯を移動させて歯並びを整えます。

マウスピース矯正とワイヤー矯正の違い

マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いを示した模型

マウスピース矯正とワイヤー矯正は、それぞれ異なる特徴を持つ矯正方法です。

先述したように、マウスピース矯正の場合、透明で薄いプラスチック製の器具を使用するため目立ちにくく、見た目を気にする方に選ばれています。食事や歯磨きの際には自身で器具を外せることも大きなメリットです。

装着時間を厳守しないと効果が出にくい点や、ワイヤー矯正と比較すると適応症例が限られる点などがデメリットでしょう。

一方、ワイヤー矯正は歯の表面にブラケットを装着し、ワイヤーで歯を動かすスタンダードな矯正方法です。幅広い歯並びの乱れに対応でき、歯列全体を効果的に矯正できます。歯科医院によっては、ブラケットやワイヤーが目立ちにくいタイプを選択することも可能です。

しかし、マウスピース矯正のように自身で器具の着脱ができないため、虫歯や口内炎などの口腔トラブルを引き起こす可能性があります。また、治療期間に関しては、ワイヤー矯正のほうがマウスピース矯正よりも長期にわたる傾向にあります。

費用に関しては、治療期間や治療範囲によって大きく変動する可能性があります。一般的には、ワイヤー矯正が50万円から90万円程度、マウスピース矯正が40万円から100万円程度と、大きな差はありません。

どちらの矯正方法にもメリット・デメリットがあるため、個々のニーズや症状に応じて選択することが重要です。治療を開始する前に、歯科医師としっかり相談してください。

まとめ

複数のマウスピース

マウスピース矯正とワイヤー矯正には、それぞれメリット・デメリットがあります。

マウスピース矯正は目立ちにくく取り外しが可能である一方、装着時間を守る必要があり、適応症例が限られます。ワイヤー矯正は幅広い症例に対応できますが、口腔トラブルのリスクがあります。

治療法選択の際は、費用や期間、症例などを考慮して歯科医師と相談することが重要です。

マウスピース矯正をするかどうかお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療、インプラント、セラミック治療、ホワイトニング、歯科矯正など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

【決定版】虫歯になりやすい食べ物ランキング!今日からできる予防法も紹介

2024年8月28日
【決定版】虫歯になりやすい食べ物ランキング!今日からできる予防法も紹介

「歯医者さんって、なんだか緊張する…」 「治療のこと、もっと詳しく知りたいけど、聞くのが怖い…」

そんな風に思っていませんか?

私たちは、八尾市にある歯医者さん、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

地域の皆さまのお口の健康をサポートするため、 日々診療に取り組んでいます。

歯科治療って、わからないことだらけですよね。

「こんなこと聞いてもいいのかな?」 「こんなこと、もしかして常識なのかな?」 と遠慮して、聞きたいことが聞けない… そんな経験はありませんか?

実は、私たちも診療中、 「患者さんは、こんなことを疑問に思っているんだ!」 と驚くことがたくさんあるんです。

そこで、このブログでは、 患者さんからよくいただく質問に、正直に、わかりやすく答えていきたいと思っています!

「へぇ〜、そうだったんだ!」 そんな発見があるかもしれません。

このブログを通して、 歯医者さんへのモヤモヤを少しでも解消し、 安心して治療を受けていただければ嬉しいです😊

ぜひ、お気軽に読んでみてくださいね!

虫歯になりやすい食べ物ランキング!

甘いものが大好きな方も多いと思います。「虫歯になりやすい食べ物って何ですか?」と質問を受けることが度々あります。実は虫歯になりやすい食べ物というのが存在します。

今回は、虫歯になりやすい食べ物ランキングと、今日からできる虫歯予防法について全力回答していきます!

1位:砂糖を多く含むお菓子やジュース

やはり、砂糖を多く含むお菓子やジュースは虫歯の大敵です。砂糖は虫歯の原因菌のエサとなり、酸を作り出して歯を溶かしてしまうのです。

特に、キャラメルやグミなどの「歯にくっつきやすいお菓子」や、スポーツドリンクやジュースなどの「だらだら飲み」は要注意です。

2位:酸性の強い食べ物・飲み物

酸性の強い食べ物や飲み物は、歯の表面のエナメル質を溶かし、虫歯になりやすい状態にしてしまいます。

柑橘系の果物やジュース、炭酸飲料、お酢を使った料理などは、摂取頻度や量に気をつけましょう。

3位:粘着性の高い食べ物

餅や飴、キャラメルなど、歯にくっつきやすい食べ物は、虫歯菌のエサとなる砂糖が長時間歯に付着したままになりやすく、虫歯のリスクを高めます。

食べた後は、丁寧に歯磨きをするように心がけましょう。

4位:乾燥した食べ物

せんべいやクラッカーなどの乾燥した食べ物は、唾液の分泌を促しにくいため、虫歯になりやすい傾向があります。

唾液には、口の中を洗い流したり、酸を中和したりする働きがあるため、唾液の分泌が少ないと虫歯になりやすくなってしまうのです。

5位:精製された炭水化物

白米やパン、うどん、パスタなどの精製された炭水化物は、口の中で糖に分解されやすく、虫歯菌のエサとなります。

できるだけ未精製の穀物を選ぶようにし、よく噛んで食べるようにしましょう。

番外編:意外な落とし穴!

実は、ドライフルーツやヨーグルトなどの健康的なイメージのある食品も、糖分が多く含まれている場合があります。

成分表示をよく確認し、食べ過ぎには注意しましょう。

虫歯になりにくい食べ物

虫歯になりにくい食べ物を、含まれる栄養素別に詳しく解説します!

1. フッ素パワーで歯を強く!

フッ素は、歯を強くするイメージがありますよね。 実は、それ以外にも、

  • 初期虫歯を修復する(再石灰化)
  • 歯質を強化し、酸に強くする
  • 虫歯菌の働きを抑える

といった効果があるんです!

積極的に摂りたいフッ素を含む食品は…

  • 海藻類: わかめ、めかぶ、海苔など
  • 魚介類: 鮭、いわし、エビなど
  • お茶: 緑茶、紅茶など

2. カルシウムで歯の基礎作り!

カルシウムは、骨だけでなく、歯にとっても大切な栄養素。 歯の土台となる部分を丈夫にする働きがあります。

カルシウムを豊富に含む食品は…

  • 乳製品: 牛乳、ヨーグルト、チーズなど
  • 小魚: しらす干し、煮干しなど
  • 大豆製品: 豆腐、納豆など

3. ビタミンで歯ぐきを健康に!

ビタミンC、D、Aは、それぞれ歯ぐきの健康を保つために重要な役割を果たしています。

  • ビタミンC: 歯ぐきのコラーゲン生成を助け、出血や腫れを防ぎます。(ピーマン、ブロッコリー、いちごなど)
  • ビタミンD: カルシウムの吸収を助けます。(きのこ類、鮭、いわしなど)
  • ビタミンA: 歯の表面のエナメル質を強くします。(レバー、うなぎ、卵など)

さらに、こんな食べ物もおすすめ!

  • 繊維質の多い野菜や果物: よく噛むことで唾液の分泌を促し、お口の中を清潔に保ちます。
  • お茶: フッ素だけでなく、カテキンによる殺菌効果も期待できます。

虫歯になりやすい生活習慣

実はこんなに違う!虫歯になりやすい人と虫歯になりにくい人の食生活🦷🔍

「なんで私はこんなに虫歯になりやすいんだろう?」 「虫歯になりにくい人って、どんな生活をしているの?」

そんな疑問をお持ちのあなたへ。

実は、虫歯になりやすいかどうかは、毎日の食生活に大きく影響されているんです。

虫歯になりやすい人と虫歯になりにくい人の食生活の違いを、 わかりやすく解説します!

虫歯になりにくい人の食生活「メリハリがポイント!」

虫歯になりにくい人は、食事の時間をきちんと決めています。

  1. 朝ごはん
    しっかり食べてエネルギーチャージ! その後は、唾液が歯を修復する時間(再石灰化)を確保します。
  2. お昼ごはん
    デザートも楽しんじゃいましょう!🍰 ただし、ダラダラ食べはNG。時間を決めて食べることが大切です。
  3. 夜ごはん
    1日の終わりに、栄養バランスの取れた食事を。 食後はしっかり歯磨きをして、虫歯菌の増殖を防ぎます。

このように、メリハリのある食生活を送ることで、 唾液が歯を修復する時間を十分に確保し、 虫歯のリスクを減らすことができるんです。

虫歯になりやすい人の食生活「ダラダラ食べが危険信号!⚠️」

一方、虫歯になりやすい人は、ダラダラと食べ続ける傾向があります。

  1. 朝ごはん
    食べる時間が不規則だったり、 忙しくて食べなかったりすることも。
  2. 間食
    お菓子やジュースを頻繁に口にするため、 お口の中が常に酸性に傾きがちです。
  3. お昼ごはん
    間食の影響で、すでにお口の中が酸性になっている状態で食事をするため、 歯が溶けやすい状態が続きます。
  4. 夜ごはん
    寝る前に間食をしてしまうと、 唾液の分泌が減る睡眠中に、虫歯菌が活発に活動してしまいます。
  5. 夜ごはん後にデザート 

このように、ダラダラ食べは、 唾液が歯を修復する時間を奪い、 虫歯のリスクを大幅に高めてしまいます。

現代社会は虫歯の罠がいっぱい!?

現代社会は、コンビニや自動販売機が身近にあり、 いつでもどこでも食べ物や飲み物を手に入れることができます。

特に、

  • ペットボトル飲料
  • 一口サイズのお菓子

などは、ついついダラダラと食べ続けてしまいがち。

しかし、これらの食品には、糖分が多く含まれていることが多く、 虫歯のリスクを高める原因となります。

ダラダラ食べで虫歯菌が喜ぶワケ

甘いものを食べると、お口の中の虫歯菌は、大喜びで酸を作り出します。 この酸が歯を溶かし始めるのが、虫歯の始まりです。

でも、安心してください! 私たちの口の中には、唾液という強い味方がいます。 唾液は、酸を中和し、溶けかけた歯を修復してくれるんです。(これを「再石灰化」といいます。)

ダラダラ食べは、唾液の働きを邪魔する!?

問題は、ダラダラ食べです。 ダラダラ食べをすると、唾液が歯を修復する間もなく、 虫歯菌が何度も酸を出し、歯を攻撃し続けることになります。

これでは、唾液も頑張りきれず、虫歯のリスクがどんどん高まってしまいます。

じゃあ、どうすればいいの?

ポイントは、時間を決めて食べることです。

例えば、

  • おやつは時間を決めて、1日1~2回にする
  • ダラダラとジュースを飲むのではなく、食事と一緒に飲む
  • 食後は歯磨きをする

など、ちょっとした工夫で、虫歯のリスクを減らすことができます。

虫歯予防の鍵は「メリハリ」!

虫歯予防には、時間を決めて食事をすることが大切です。

ダラダラ食べを避け、 唾液が歯を修復する時間をしっかりと確保しましょう。

また、糖分の多い食べ物や飲み物は控えめにし、 水やお茶など、虫歯になりにくい飲み物を積極的に摂るように心がけましょう。

 

もりかわ歯科では、虫歯予防のためのアドバイスも行っておりますので、お気軽にご相談ください😊

今日からできる虫歯予防法

虫歯予防には、以下の3つのポイントが重要です。

  • 正しい歯磨き

歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシも使って、歯のすみずみまで丁寧に磨き残しがないようにしましょう。

歯磨きについてもっと詳しく知りたい方は過去のブログもご覧ください。

正しい歯磨きの方法は?

イヤイヤ期の子どもに歯磨きをさせるためのポイントと注意点!

  • 定期的な歯科検診

早期発見・早期治療が大切です。定期的に歯科医院で検診を受け、歯のクリーニングやフッ素塗布を行いましょう。

もりかわ歯科では予防歯科にも力をいれております。
虫歯予防や歯周病が気になる方は一度お気軽に当院までご相談ください。

  • 食生活の改善

甘いものや酸性の強いもの、粘着性の高い食べ物は控えめにし、バランスの取れた食生活を心がけましょう。

もりかわ歯科での虫歯予防

もりかわ歯科では、患者様一人ひとりの口腔内の状態に合わせた虫歯予防プログラムをご提案しています。

歯磨き指導やフッ素塗布、シーラントなど、様々な予防処置をご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。

もりかわ歯科の予防歯科について詳しくは「予防歯科ページ」をご覧ください。

その他もりかわ歯科志記診療所のサイト内で予防歯科に関する記事は下記にまとめてあります。
是非気になる記事をご覧ください!
もりかわ歯科志記診療所「検索キーワード:予防歯科」まとめ

皆様の健康な歯を守るため、スタッフ一同全力でサポートいたします。ぜひ一度、当院へお越しください!

まとめ

いかがだったでしょうか?

虫歯になりやすい食べ物の中には意外な物もありますよね?

普段の食生活を正すことはもちろん、虫歯の予防方法についても詳しく解説いたしました。

そもそも虫歯になりにくい口内環境にするにはきれいな歯並びがかかせません。

もりかわ歯科ではインビザライン矯正で全国の歯科の1%しか認定されていないダイヤモンドプロバイダー認定の歯医者です。

 

歯列矯正することで虫歯になりにくい環境を手に入れることが可能です。

矯正歯科や審美歯科にご興味のある方、歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。


矯正無料相談
矯正無料相談

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

初めてのホワイトニング!費用について徹底解説!

2024年8月23日
ホワイトニングをしている女性

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

「ホワイトニングの費用の相場はどれくらい?」という疑問をお持ちではないでしょうか。ホワイトニングにはいくつか種類があり、種類によって費用が大きく異なります。

ホワイトニングの費用相場は知っていたけれど、診察料やメンテナンス料が別途かかることを知らなかったという方もいるかもしれません。予想していたよりも費用がかかったという方も意外と多いので注意しましょう。

この記事では、ホワイトニングにかかる費用について解説します。ホワイトニングを検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

ホワイトニングの費用

ホワイトニングの費用イメージ

ホワイトニングは大きく分けて4種類あり、それぞれ費用の相場が異なります。これはホワイトニングに使用する薬剤や機械、施術する場所が異なるためです。ホワイトニングの種類は、以下の4種類です。

・オフィスホワイトニング
・ホームホワイトニング
・デュアルホワイトニング
・セルフホワイトニング

ここではそれぞれの費用を詳しく解説します。ホワイトニングは健康保険が適用されない自由診療のため、歯科医院によって費用が異なります。以下の費用相場を参考に自分に合った方法を選択し、施術を受ける前に必ず実際にかかる費用を確認するようにしてください。

オフィスホワイトニングの費用

オフィスホワイトニングの費用の目安は2万円〜7万円程度です。オフィスホワイトニングは、歯科医院で専用の薬剤と機器を使用して行います。資格を持った歯科医師や歯科衛生士が行うため、高濃度の薬剤を使用することができる点が特徴です。

オフィスホワイトニングで使用する薬剤には、歯を表面から白くする効果があります。そのため即効性があり、1回の施術で効果を実感できる方も少なくありません。また、オフィスホワイトニングでは、元の歯以上の白さを実現できる点もメリットです。

一方で効果持続期間は3〜6ヶ月程度であり、後述するホームホワイトニングと比べて短いです。オフィスホワイトニングは短期間で確実に歯を白くしたい方や、歯科医院で有資格者に施術してもらいたい方に選ばれています。

ホームホワイトニングの費用

ホームホワイトニングの費用の目安は2万5,000円〜5万円程度です。マウスピース代に1万円〜3万円程度、薬剤費(1週間分)に5,000円〜1万円程度かかります。ホワイトニングの期間が延びると、その分追加の薬剤費がかかります。

ホームホワイトニングでは、歯科医院で専用のマウスピースを作成し、自宅で薬剤を塗布します。ホームホワイトニングで使用する薬剤は歯の内側から徐々に白くする効果があります。そのため効果が出るまで2週間程度かかりますが、効果の持続期間は6ヶ月〜1年程度と長いです。

自分で薬剤を塗布して、マウスピースを1日1〜2時間程度装着する必要があるため煩わしく感じる方もいるでしょう。

しかし、通院の回数が少なく、費用を抑えながらも効果が持続する点はメリットです。費用が抑えられれば効果が出るまで時間がかかっても良い方や、確実に白くしたいが頻繁に通院できない方に選ばれています。

デュアルホワイトニングの費用

デュアルホワイトニングの費用の目安は5万円〜8万円程度です。デュアルホワイトニングとは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせたホワイトニング方法です。歯科医院でオフィスホワイトニングを受けたあと、自宅でホームホワイトニングを行います。

2つの方法を併用するため費用は高くなりますが、即効性があり効果が高く、効果持続期間も1〜2年程度と長い点がメリットです。費用がかかってもすぐに歯を白くして長く維持したい方に選ばれています。

セルフホワイトニングの費用

セルフホワイトニングの費用の目安は数百円〜5,000円程度です。セルフホワイトニングは歯科医院を受診することなく、自分で歯を白くするホワイトニングです。

市販の歯磨き粉や歯の消しゴム、マウスウォッシュなどを使用して自宅でケアをする方法と、ホワイトニングサロンに出向いて自分で薬剤とLEDライトを照射することで歯を白くする方法があります。

どちらも歯科医院で使用する薬剤と比べて効果は低く、歯本来の白さを取り戻すことが目的です。サロンでホワイトニングをする場合にかかる費用は1回につき2,000円〜5,000円が目安ですが、定額制のサロンもあるため事前に料金設定を確認しておきましょう。

セルフホワイトニングの効果持続期間は2〜3週間程度と短く、繰り返し施術する必要があります。費用を抑えて手軽に歯を白くしたい方や、歯科医院に通院したくない方に選ばれています。

ホワイトニング以外に必要となる費用

虫歯の治療をしている様子

これまでご紹介したホワイトニングにかかる費用の相場は、あくまでもマウスピースや薬剤にかかる費用です。オフィスホワイトニング・ホームホワイトニング・デュアルホワイトニングでは、治療以外に以下のような費用が必要になることを知っておきましょう。

・診察料(1回3,000円〜1万円程度)
・虫歯や歯周病がある場合の治療費(保険適用)
・クリーニング料(1万円程度)
・コーティング料(5,000円〜1万円程度)
・施術本数の追加費用
・照射時間の追加費用
・メンテナンス(アフターケア)料

なかでも大切なのはメンテナンス料です。白い歯を維持するためには、治療後のメンテナンスが大切です。メンテナンスにかかる費用はホワイトニングの種類によって異なります。

オフィスホワイトニングの場合は年間2万円〜7万円程度、ホームホワイトニングの場合は年間5,000円〜2万円程度、デュアルホワイトニングの場合は年間2万5,000円〜8万円程度が目安です。

ホワイトニングにかかる費用の総額は歯科医院によって異なります。予算を超えてホワイトニングが続けられない、といったことにならないよう注意しましょう。

ホワイトニングは保険適用の対象?

歯のホワイトニングは保険適用の対象外です。健康保険では、公的医療保険で認められた材料や技術の範囲内で行われる治療が保険適用の対象となります。具体的な例を挙げると、むし歯や歯周病の治療、抜歯、歯の機能回復に必要な最低限の被せ物、歯のクリーニングなどです。

しかし、最低限の治療を上回る、見た目の美しさや耐久性を重視する治療は、自由診療となり保険適用の対象外になります。

ホワイトニングは機能面で問題のない歯に対する審美性の高い治療であるため、保険適用の対象にはなりません。そのため、ホワイトニングの料金は歯科医院によって自由に決めることができます。

この記事でご紹介したように費用の相場はありますが、設定された費用にどこまでが含まれるのか、追加で必要な費用はどの程度なのかは歯科医院によって大きく異なります。事前にしっかりと確認しましょう。

ホワイトニングの効果を長持ちさせるためには

ホワイトニングの効果を長持ちさせるため歯磨きをしているイメージ

理想の白い歯を手に入れたら、できるだけ長く白さを維持するための工夫が必要です。日常生活のなかでホワイトニングの効果を長持ちさせる方法をご紹介するので、参考にしてください。

着色しやすい飲食物を控える

ホワイトニング直後は、歯の表面を保護している膜が剥がれています。普段より歯が着色しやすくなっているため注意が必要です。

オフィスホワイトニングの場合は治療後1〜2日、ホームホワイトニングの場合はマウスピースを外して2〜3時間程度は着色しやすい飲食物を控えてください。特に着色しやすい飲食物は、色の濃いものと酸性度の高いものです。

<色が濃い飲食物>

・カレー
・コーヒー・お茶
・ワイン
・ベリー系のフルーツ

<酸性度の高い飲食物>

・炭酸飲料
・お酢
・スポーツドリンク
・柑橘系のフルーツ

これらのものを口にした場合、食後すぐに歯磨きをしたり、水で口の中をゆすいだりするだけでも着色を抑えることができます。

歯磨きを習慣化する

歯の表面や歯と歯の間に食べかすが残っていると、着色の原因となります。食べたら歯磨きを習慣化して、白い歯を維持しましょう。

歯磨きをする際、フッ素が配合されている歯磨き粉やホワイトニング効果のある歯磨き粉を使用すると、手軽にホワイトニング効果を長持ちさせることができます。

タバコを控える

タバコに含まれるニコチンやタールは歯の黄ばみの原因となるため、禁煙を検討しましょう。タバコは歯の着色だけでなく、歯周病を引き起こす原因にもなります。お口の中を美しく、健康に保つためにも、タバコは控えるのが望ましいです。

歯科医院で定期的にクリーニングを受ける

食べ物や飲み物に注意して、定期的に歯磨きをしていても、歯の表面や隙間には取り切れない汚れが溜まっていきます。歯科医院で定期的にプロのクリーニングを受けて、歯の汚れをしっかりと落としましょう。

個人差がありますが、1〜3ヶ月に1回程度、歯科医院でクリーニングを受けることが推奨されています。歯の着色予防だけでなく、むし歯や歯周病の予防にもつながります。

また、再度ホワイトニングをするときにも、歯石や汚れが付着していない状態で施術を行うことが大切です。ホワイトニングの効果を最大限引き出すためにも、定期的に歯科医院でクリーニングを受けましょう。

まとめ

ホワイトニングで白く綺麗な歯を手に入れた人

今回は、ホワイトニングの費用について解説しました。

ホワイトニングの費用は治療の種類によって異なります。オフィスホワイトニングは2万円〜7万円程度、ホームホワイトニングは2万5,000円〜5万円程度が目安です。

短期間で白い歯を手に入れたい方はオフィスホワイトニング、費用を抑えながら長く白い歯を維持したい方はホームホワイトニングを検討するとよいでしょう。また、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの良い部分を取り入れたデュアルホワイトニングは、費用が高額です。

しかし、すぐに白い歯を手に入れることができ、効果も長く続くでしょう。できるだけ費用を抑えたい方には、セルフホワイトニングという方法もあります。

費用のほかに、ホワイトニングの治療方法にはそれぞれメリット・デメリットがあるので、この記事を参考に自分に合った方法をみつけてください。

ホワイトニングを検討されている方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療、インプラント、セラミック治療、ホワイトニング、歯科矯正など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

歯ぎしりの原因と対策!マウスピースの効果は?

2024年8月21日
歯ぎしりの原因と対策!マウスピースの効果は?

皆さま、こんにちは!

大阪府八尾市で60年以上、地域密着型の歯科医療を提供している「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」です。当院では、患者さま一人ひとりの不安やお悩みに寄り添い、わかりやすい説明と質の高い治療で、皆さまのお口の健康をサポートすることを心がけています。

これまで、患者さまとのコミュニケーションが十分でなかったと反省し、この度、情報発信の場としてブログを開設いたしました。このブログを通して、歯科に関する様々な情報を発信し、患者さまとの信頼関係を築いていきたいと考えています。

歯の基礎知識から治療に関する疑問まで、幅広いテーマを取り上げ、専門的な内容もわかりやすく解説していますので、どなたでも気軽に読んでいただけます!

皆さまからのご質問やご意見も大歓迎です。いただいたご意見は、今後の記事作成や、より良い治療の提供に役立ててまいります。

八尾市で歯医者をお探しの方は、ぜひ「もりかわ歯科」へお気軽にご相談ください。経験豊富な歯科医師とスタッフが、皆さまのお口の健康を全力でサポートさせていただきます。

「歯ぎしりの原因と対策!マウスピースの効果は?」の質問に全力回答!

「睡眠中の癖」と思われがちな歯ぎしりですが、実は口の中の問題や心身のストレスが原因となっていることがあります。放置すると、深刻なトラブルを引き起こす可能性もあるため、注意が必要です。この記事では、歯ぎしりの原因と治療法について解説しますので、お悩みの方はぜひ参考にしてください。

歯ぎしりの原因は何なの?

歯ぎしりの原因は何なの?

睡眠時の歯ぎしりの原因は多種多様

睡眠中に起こる歯ぎしりの原因は、まだはっきりと解明されていません。しかし、大きく関係していると考えられるのは、以下の4つの要因です。

1. 噛み合わせ・骨格

歯の噛み合わせが悪い、または骨格に問題があると、歯が接触しやすく、歯ぎしりが起こりやすくなります。特に、他の歯よりも高い歯があると、歯ぎしりのリスクが高まります。しかし、近年では、噛み合わせや骨格だけが歯ぎしりの原因になることは少ないという考え方が主流です。後述する複数の要因が複合的に影響して歯ぎしりが発生すると考えられています。

2. 口内の不快感

虫歯、歯周病、ドライマウスなどの症状があると、睡眠中に口の中が不快になり、それを解消するために口を動かすことで歯ぎしりが起こることがあります。また、歯の治療後の詰め物の違和感や、お子さまの場合は乳歯と永久歯の生え変わりの時期の不快感が原因となることもあります。このような場合は一時的なもので、口内の変化に慣れてしまえば解消されることが多いです。

3. ストレス

現代人の多くが抱えるストレスも、歯ぎしりの大きな原因の一つです。イライラしたり不安になったりすると、無意識に歯を食いしばることがあります。これが習慣化し、睡眠中にも歯ぎしりが起こるようになることがあります。また、ストレスによる不眠や睡眠の浅さも問題です。浅いノンレム睡眠時は、歯ぎしりが起こりやすい状態です。さらに、深く眠るためにアルコールを摂取することも、歯ぎしりを悪化させる要因となります。

4. 生活習慣

日常生活での癖や、喫煙・飲酒の習慣も歯ぎしりと関係しています。例えば、力仕事やスポーツをする人は、歯を食いしばる癖がつきやすく、それが睡眠中の歯ぎしりへと繋がることがあります。アルコールやニコチンの摂取も、歯ぎしりを悪化させる要因として知られています。ただし、飲酒や喫煙はストレス解消に役立つ面もあるため、我慢しすぎてストレスを溜めないように注意することも大切です。

歯ぎしりの種類は?

歯ぎしりは、大きく分けて以下の3つの種類があります。

グラインディング(歯ぎしり)

グラインディング(歯ぎしり)

上下の歯を水平方向に擦り合わせる、最も一般的なタイプの歯ぎしりです。歯や顎の骨へのダメージが最も大きく、「ガリガリ」「ギリギリ」といった周囲の人も驚くような音が鳴ることがあります。通常は睡眠中に起こりますが、まれに起きている間にも無意識に起こることがあります。

クレンチング(食いしばり)

クレンチング(食いしばり)

上下の歯を垂直方向に強く噛みしめるタイプの歯ぎしりです。グラインディングのように水平方向に擦り合わせることはありません。重い物を持ったり、短時間で力を出す際などには誰にでも起こり得る行為ですが、病的なクレンチングはそれ以外の時にも強く噛みしめてしまいます。グラインディングと同様に、自覚症状はほとんどありません。また、異常な音はしないため、周囲の人も気づきにくいという特徴があります。

タッピング

タッピング

上下の歯を軽くぶつけるように、カチカチと小さな音を鳴らすタイプの歯ぎしりです。3つのタイプの中で最も頻度は低く、歯や顎の骨へのダメージも比較的軽微です。

歯ぎしりを放置していると何が起こる?

歯ぎしりは、放置することで次に挙げるようなリスクが生じます。

歯を摩耗させる

歯ぎしりが習慣化すると、歯が徐々にすり減り、もろくなって欠けたり折れたりする可能性があります。

象牙質知覚過敏症の発症

歯ぎしりでエナメル質が削れると、その下の象牙質が露出します。象牙質には神経が通っているため、冷たいものや熱いものに敏感に反応する「象牙質知覚過敏症」を引き起こすことがあります。

詰め物・被せ物の脱落

詰め物や被せ物は、想定外の力が加わると脱落することがあります。レジンやセラミックの場合は、欠けてしまうこともあります。

顎関節症を引き起こす

歯ぎしりによる強い圧力は、歯や歯周組織だけでなく、顎の骨や筋肉にも負担をかけます。特に顎関節への負担は大きく、顎関節症を引き起こすことも少なくありません。

歯周病を悪化させる

歯周病は、歯周組織に炎症が起こる病気です。歯ぎしりによる強い力が加わることで、歯茎や歯槽骨の炎症が悪化し、歯周病の進行を促進させることがあります。

咬合性外傷を引き起こす

歯ぎしりや食いしばりを続けると、歯根膜をはじめとする歯周組織にダメージが蓄積し、「咬合性外傷」という歯周組織の病気を引き起こすことがあります。咬合性外傷は、歯周病と同様に歯茎や歯槽骨が破壊されていく病気です。

歯並びが悪くなる

歯に強い力がかかり続けると、歯が移動し始め、歯並び全体が乱れて噛み合わせにも異常が生じることがあります。

歯ぎしりから歯を守るにはマウスピースを!

歯ぎしりから歯を守るためにマウスピース(ナイトガード)をつけることをオススメします!!

マウスピースの効果

マウスピースを装着することで、歯に加わる力を分散させ、歯や詰め物・被せ物が欠けたり割れたりするのを防ぐことができます。さらに、顎関節症の改善や筋肉の緊張を緩和する効果も期待できます。

マウスピースの種類と特徴

マウスピースの種類と特徴

ソフトタイプ

ゴム製の柔らかい素材でできており、装着時の違和感は少ないですが、強い歯ぎしりがあると削れて穴が開くことがあります。

ハードタイプ

レジンという硬い樹脂素材でできており、耐久性が高いですが、装着時の違和感があり、噛み合わせの調整が難しい場合があります。

市販品との違い

市販のマウスピースは、お湯で柔らかくしたゴム素材を歯型に合わせて作るものが一般的です。手軽に作れる反面、フィット感が悪く違和感を感じやすいというデメリットがあります。一方、歯科医院で作るマウスピースは、患者様一人ひとりの歯型に合わせて精密に作製するため、フィット感が良く快適に使用できます。

歯科医院で作るマウスピース

歯科医院では、歯型を採取し(通常は上顎のみ)、吸引圧接装置を使って歯型にぴったり合ったマウスピースを作製します。嘔吐反射が強い方や、装着時の違和感がある方は、下顎で作ることも可能です。

マウスピースの寿命

マウスピースは、時間の経過とともにすり減って穴が開いたり、変形したりすることがあります。修理も可能ですが、大幅な修復が必要な場合は、新しいものを作製した方が良いでしょう。寿命は個人差や使用頻度によって異なりますが、一般的には1年程度と言われています。ソフトタイプで穴が開きやすい場合は、ハードタイプの検討をおすすめします。また、定期的に歯科医院でチェックを受けることも大切です。

マウスピースの保管方法とお手入れ

マウスピースを外したら、流水で柔らかめの歯ブラシを使って洗浄しましょう。熱湯は変形の原因となるため、使用しないでください。歯磨き粉はマウスピースを傷つける可能性があるため、使用せず、専用の洗浄剤を使用することをおすすめします。紛失や破損を防ぐため、専用のケースに入れて保管しましょう。

マウスピースで歯ぎしりが完全に治るの?

歯ぎしりの予防法として、自分の歯型に合ったマウスピースを就寝中に装着することが一般的ですが、これはあくまで歯ぎしりの症状を軽減するための対症療法であり、根本的な解決にはなりません。マウスピースを装着していても、歯ぎしり自体は止まらないのです。歯ぎしりの根本的な原因に対処するためには、矯正治療や噛み合わせの調整など、専門的な治療が必要になる場合があります。まずは歯科医院を受診し、歯ぎしりの原因を特定してもらい、適切な治療法を選択することが大切です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

多くの方は、自分が歯ぎしりをしていることに気づいていません。それだけ自覚しにくいものなのです。しかし、気づかないうちに大切な歯が大きなダメージを受けているかもしれません。歯がしみる、顎が痛いなどの症状がある方は、一度歯科医院を受診し、早めに対策を始めることをおすすめします。

また、もりかわ歯科では、インプラント治療や自費の入れ歯治療に力を入れて対応しており、患者さまひとりひとりに合わせて治療計画をご提案しています。

毎日鏡を見て「歯並びも気になってきた」と思っている方、もりかわ歯科はマウスピース矯正にも力を入れております!矯正に少しでも興味のある方はこちらもご相談ください。

 

矯正無料相談

矯正無料相談

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでももりかわ歯科へお越しください。

銀歯からセラミックにするメリットとは?セラミック歯の種類や費用も解説

2024年8月16日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

「銀歯からセラミックにしたい」と考えたことがある方は多いのではないでしょうか。セラミックは自然の歯に近い色合いで、治療箇所が目立たないことからも人気の治療法です。

今回は、銀歯からセラミックにするメリットやデメリットについて解説します。セラミック歯の種類と費用についても解説しますので、銀歯からセラミックにしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

銀歯からセラミックにするメリット

銀歯からセラミックにするメリットイメージ

セラミックは、自然な色合いで治療箇所が目立たないことで知られています。銀歯からセラミックにすることでのメリットは、見た目の良さだけでなく、歯や歯茎の健康維持の観点からも多く挙げることができます。

ここでは、銀歯からセラミックにするメリットについて詳しく解説します。

金属アレルギーの心配がない

銀歯の場合、金属が溶け出すと金属アレルギーを発症するリスクがあります。そのため、金属アレルギーの方は使用することができません。

また、これまで金属アレルギーを持っていなかった方でも銀歯の詰め物や被せ物を長期間使用することで、金属アレルギーを発症する可能性もあります。

一方でセラミックのなかには金属を使用しないものもあります。銀歯から金属を使用しないセラミックに交換することで、金属アレルギーを発症する心配がなくなります。

ただし、メタルボンドには金属が使用されているため、金属アレルギーの方は避けましょう。

見た目が良い

セラミックは、陶器素材のため透明感があり、歯本来の色味に似ているという特徴があります。銀歯は治療箇所がわかりやすく口を開けたときに目立ってしまうのに対して、セラミックは自然な色合いでほかの歯との見分けがつきません。

また、歯を希望の形に整えることができるため、見た目のコンプレックスを解消できるというメリットもあります。

長持ちする

銀歯の寿命は、一般的に5年程度といわれています。銀歯は劣化することで外れたり、変形したりするため寿命が短いのです。また、口内で金属が溶け出すこともあります。

一方でセラミックの寿命は10年ほどといわれています。適切なケアと定期的なメンテナンスによって長期間良い状態を維持することが可能です。長持ちするという点は大きなメリットといえるでしょう。

むし歯になりにくい

銀歯は、劣化や食べ物の温度によって変形するという特徴があります。変形によって銀歯と天然の歯との間にすき間や段差ができ、そこに汚れが溜まるとむし歯の原因となります。

また、銀歯と天然の歯との間にできたすき間には歯ブラシが届きにくく、毎日のケアでは汚れが落としきれないということも原因の一つです。

セラミックは、表面がなめらかで汚れや細菌が付きにくく、長期間使用しても変形することがありません。セラミックの歯と天然の歯との間にすき間ができにくいため、むし歯や歯周病のリスクを抑えることが可能です。

銀歯からセラミックにするデメリット

銀歯からセラミックにするデメリットイメージ

銀歯からセラミックにすることには、メリットだけでなくデメリットもあります。メリットとデメリットの両方を理解したうえで、治療を決定することが重要です。銀歯からセラミックにするデメリットは、以下のとおりです。

歯を削る量が多くなる

セラミックは陶器のような材質で、薄いと割れる可能性があります。そのため、セラミックにある程度の厚みをもたせるために土台となる歯を多く削る必要があるのです。

歯を多く削ることで、神経との距離が近づいて痛みを感じやすくなったり、知覚過敏になったりするリスクがあります。削った歯が神経まで達して強い痛みを感じるときには、神経を抜く処置が必要になる場合もあるでしょう。

健康な歯を削るともとに戻すことはできないため、十分にリスクを理解したうえで治療に臨むことが重要です。

ホワイトニング効果がない

セラミックの歯は、ホワイトニングを受けても白くすることができません。ホワイトニングで白くできるのは天然の歯のみです。セラミック治療後にホワイトニングを受けると、セラミック歯の色が目立つ可能性があります。

歯全体を白くしたい場合、セラミック治療の前にホワイトニングを済ませて、セラミックの歯の色を調整する必要があります。

費用がかかる

銀歯やレジンによる治療は保険が適用されます。そのため、安い費用で治療を受けられます。

それに対して、セラミック治療は保険が適用されない自由診療として扱われます。そのため、銀歯の治療よりも高額な費用がかかります。

割れる可能性がある

セラミックの歯に強い衝撃が加わると割れる可能性があります。噛み合わせが悪く、誤った方向から力が加えられ続けることや、歯ぎしり・食いしばりによって強い力が加え続けられるとセラミックの歯が割れることがあるのです。

歯ぎしりや食いしばりを頻繁にする方の場合、ナイトガードという専用のマウスピースを装着してセラミックの歯を守る必要があります。

また、セラミック治療後のメンテナンスを怠ることでセラミックが劣化し、割れやすくなる場合もあるため、定期的なケアとメンテナンスが重要です。

セラミック歯の種類

セラミックの種類イメージ

セラミック歯にはいくつか種類があります。ここでは、セラミック歯の種類とそれぞれの特徴について解説します。

ジルコニア

ジルコニアは、人工ダイヤモンドと呼ばれるほど強度が高く、割れにくい素材です。そのため、強い力がかかる奥歯にも使用できます。また、金属を使用していないため、金属アレルギーの方でも安心です。

ただし、ジルコニアは非常に硬いため、噛み合わせの歯がすり減る可能性がある点はデメリットといえるでしょう。

オールセラミック

オールセラミックとは、100%セラミックで作られた素材です。セラミックのなかでも見た目がよく、自然の歯と馴染むという特徴があります。

ただし、強い衝撃が加わると破損する可能性がある点はデメリットといえるでしょう。

ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックは、セラミックとレジンを混ぜて作られた素材です。オールセラミックと比較すると、経年劣化しやすく、人工的な色合いであるというのが大きなデメリットです。

一方、レジンが混ぜ合わせられているため、ほかのセラミックの素材に比べると治療費用を安く抑えられる可能性があります。

メタルボンド

メタルボンドとは、内側に金属、外側にセラミックを使用したものです。見える部分にはセラミックが使用されているため見た目が良く、内側に金属が使用されているため強度が高いのが特徴です。

ただし、ジルコニアやオールセラミックなどと異なり、金属を使用しているため、金属が溶け出して歯茎が黒くなる可能性があります。また、金属アレルギーの方は使用できないため、注意が必要です。

銀歯からセラミックにする場合にかかる費用

銀歯からセラミックにする場合にかかる費用を計算

銀歯からセラミックに交換する場合、詰め物だと約5万円〜10万円、被せ物だと約10万円〜18万円かかるとされています。セラミック治療を受ける歯の本数によっても変化し、そこにむし歯や歯周病などの治療が必要になると、さらに費用がかかることが想定されます。

保険は一般的に機能回復のための最低限の治療にのみ適用され、銀歯治療の場合は保険が適用されます。

一方、セラミックは、審美目的の治療になるため保険が適用されず、高額になります。治療箇所やセラミックの種類によって費用は異なるため、治療を受ける歯科医院で事前に確認しましょう。

まとめ

セラミックの歯

銀歯からセラミックにすると、見た目がよいことや長持ちすることなど多くのメリットがあります。また、セラミックは耐久性が高く、変形することがありません。そのため、むし歯になりにくいのも特徴です。

一方、銀歯からセラミックにする場合、歯を多く削る必要があります。また、保険が適用されないため高額な費用がかかる点もデメリットといえるでしょう。

セラミックの歯にはいくつか種類があり、それぞれ特徴が異なるため、よく理解したうえで検討することが重要です。

セラミック治療を検討されている方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療、インプラント、セラミック治療、ホワイトニング、歯科矯正など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

歯茎の黒ずみを改善!歯茎のピーリングとは?

2024年8月14日
歯茎の黒ずみを改善!歯茎のピーリングとは?

みなさま、こんにちは!

大阪府八尾市で60年以上、地域に根ざした歯科医療を提供している「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」です。当院では、患者さま一人ひとりの不安やお悩みを真摯に受け止め、わかりやすい説明と質の高い治療で、みなさまのお口の健康をサポートいたします。

これまで、患者さまとのコミュニケーションが不十分だったと感じ、この度ブログを開設いたしました。このブログを通じて、歯科に関する様々な情報を発信し、患者さまとの信頼関係を深めていきたいと考えています。

歯の基礎知識から治療に関する疑問まで、幅広いテーマを取り上げ、専門的な内容もわかりやすく解説していますので、どなたでもお気軽に読んでいただけます。

みなさまからのご質問やご意見も大歓迎です。いただいた貴重なご意見は、今後の記事作りや、より良い治療の提供に活かしていきたいと考えています。

八尾市で歯医者をお探しの方は、ぜひ「もりかわ歯科」へお気軽にご相談ください。経験豊富な歯科医師とスタッフが、みなさまのお口の健康を全力でサポートさせていただきます。

「歯茎の黒ずみを改善!歯茎のピーリングとは?」の質問に全力回答!

今回は、「歯茎の黒ずみを改善!歯茎のピーリングとは?」などの質問に対して全力でお答えしていきます!

まず、ピーリングって何なの?

まず、ピーリングって何なの?

歯茎のピーリングは、正式には「ガムピーリング」という名称です。ピーリングとは、色素が沈着して変色した歯肉を健康的なピンク色に戻す治療法です。専用のピーリング薬やレーザー照射を用いて、歯茎を元の色に戻します。

日本では、歯を薬剤で漂白するホワイトニングが一般的になっていますが、歯茎の黒ずみを解消するピーリングについてはまだ知らない方が多いかもしれません!

ホワイトニングで歯を白くしても、歯茎が黒や紫、茶色に変色してしまっていると、口元のバランスが悪くなり、せっかくの白い歯が引き立ちません…。実際、歯茎の黒ずみが気になってしまい人前で思い切り笑えないという方も多くいらっしゃることかと思います。口元の美しさを追求するためには、歯並びの矯正やホワイトニングと並んで、ピーリングも重要です。きれいなピンク色の歯茎を取り戻すことで、口元が明るくなり、整った歯並びや白い歯が一層引き立ちます。因みに「ピーリング」とは、果物や野菜の皮を剥くことを意味します。「黒ずんだ歯茎の表皮を剥き、新しい表皮の再生を促す」という意味が込められています。

ピーリングをする人の向き不向きってあるの?

向いている(施術をオススメする)方

  • 歯茎の黒ずみが気になる方
  • 長期間の喫煙で歯茎にメラニン色素が沈着している方
  • ホワイトニングやセラミック治療をしたのに口元が明るくならない方
  • 歯茎の黒ずみで淡い色のリップが似合わない方
  • 結婚式など、人前に出る予定がある方
  • 接客業や営業など、人と接する機会が多い仕事をしている方
  • 紫外線や口呼吸の影響で歯茎の黒ずみが目立つ方
  • ガミースマイル(笑った時に歯茎が大きく目立つお口のこと)で歯茎が露出しやすい方

特に、喫煙によるメラニン色素の沈着や、紫外線・口呼吸の影響で歯茎が黒ずんでいる方におすすめです。ピーリングによって歯茎の黒ずみを解消すると、口元が明るくなってお顔全体の印象が良くなったりする効果が期待できます。上記のようなお悩みをお持ちの方や、人前に出る機会が多い方は、ぜひ一度、もりかわ歯科でピーリングについてご相談くださいませ!

向いていない(施術ができない)方

  • 歯周病で歯茎に変色や炎症がある方
  • 被せ物による変色(メタルタトゥー)がある方
  • フェノール、アルコール類にアレルギーがある方

歯茎の黒ずみの原因が歯周病やメタルタトゥーの場合は、ピーリングでは改善できません。

また、フェノール・アルコール類にアレルギーがある方や、妊娠中の方は、歯科医師の判断によってはピーリングを受けられない場合があります。

妊娠中のピーリングは、基本的には問題ないとされていますが、確立されたデータがないため、出産後の施術をおすすめする場合もあります。

ピーリングのメリットとデメリットは?

ここからは、ピーリングのメリットとデメリットについて詳しくご説明します!

ピーリングのメリット

ピーリングのメリット

即効性がある

ピーリングには、フェノールを使用する薬物治療とレーザー治療の二種類があります。レーザー治療は一度では効果が得られにくく、何度か繰り返す必要があります。しかし、フェノールを用いる薬物治療のピーリングは、一回の施術で大半の症例で効果が見られるため、即効性が高いのが特徴です。

痛みが少ない

フェノールを使ったピーリングは、治療中に痛みを感じることはほぼありません。表面麻酔だけで十分な疼痛コントロールが可能です。治療後に数日間ヒリヒリすることがありますが、鎮痛剤を使わずに自然に治ることが多いです。

回復が速い

ピーリングは、古くなった上皮が新しい上皮に置き換わるターンオーバーという生理現象を利用しています。フェノールの作用でターンオーバーが促進され、歯肉の変色が改善されるため、回復が速く、約1週間(個人差はありますが)で健康的な色調が戻ります。

高い安全性

フェノールを使用したピーリングは、開発されてから約70年の歴史があるため、施術方法も確立され、問題点も解決されてきたため、安全性が高いとされています。

ピーリングのデメリット

ピーリングのデメリット

治療後のヒリヒリ感

施術を受けた後、数日間は患部に軽いヒリヒリ感や違和感を感じることがあります。ほとんどの場合、自然に治癒するため、特別な治療は必要ありません。

薬物アレルギーの場合は禁忌

ピーリングで使用するフェノールやアルコールにアレルギーがある方は、この治療を受けることができません。事前にアレルギーの有無を確認することが非常に重要です。

歯肉退縮のリスク

フェノールを綿球で塗布する際、液体が広がるため、塗布範囲のコントロールが難しいことがあります。特に歯肉が薄い部分では、歯肉退縮のリスクがあるため注意が必要です。

金属による変色には効果なし

金属補綴物から溶け出した金属イオンによる歯肉の変色や、メタルコアを削った際に入り込んだ金属片による変色は、ガムピーリングの薬剤では改善が難しいです。このような場合、他の治療法を検討する必要があります。

一般的な施術の流れは?

ピーリングは、主に以下のような流れで施術いたします。

STEP1.初診カウンセリング

STEP1.初診カウンセリング

事前に治療を行っても問題ないかを確認するため、お口の状態や既往歴などについてお伺いします。

STEP2.歯ぐきの洗浄・消毒

STEP2.歯ぐきの洗浄・消毒

薬剤を塗布する前に、歯茎を丁寧に洗浄・消毒します。

STEP3.薬剤の塗布

STEP3.薬剤の塗布

歯茎に薬剤を塗布し、洗い流し、乾燥させる工程を繰り返します。これにて施術は終了です。

STEP4.施術後の経過観察

STEP4.施術後の経過観察

個人差はありますが、施術後3〜4日で歯茎が白っぽくなり、約2週間ほどで健康的なピンク色に戻ります。

保険は適用されるの?

ピーリングは保険適用外の治療となり、費用は全額自己負担となります。相場は上下合わせて1万円前後です。通院回数は歯科医院や着色の程度によって異なりますが、通常1~2回の通院で治療が完了します。

そもそもなぜ歯茎が黒ずんでしまうの?

そもそもなぜ歯茎が黒ずんでしまうの?

では、どういった原因で歯茎の黒ずみが発生するのか?原因として、以下の4つが挙げられます。

  1. タバコの一酸化炭素
  2. 紫外線や口呼吸
  3. メタルタトゥー・メタルマージン
  4. 刺激の強い食事

タバコを吸う方や辛い食べ物がお好きな方は、歯茎に黒ずみが生じやすいので注意が必要です。では、それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

原因① タバコの一酸化炭素 

喫煙は、タバコに含まれる一酸化炭素が血中の酸素不足を引き起こし、ニコチンが血管を収縮させて歯茎の血行不良を促します。また、ニコチンはビタミンCを破壊し、メラニン色素を増やすため、歯茎の黒ずみを引き起こします。タバコを吸う習慣がある方は、禁煙・減煙

が大切です。

原因② 紫外線や口呼吸

皮膚が日焼けするように、歯茎も紫外線に長時間さらされると黒ずむことがあります。また、口呼吸によって口腔内が乾燥し、炎症が起きやすい環境になるため、赤く腫れて黒ずんで見えることがあります。さらに、乾燥した歯茎は外部からの刺激を受けやすく、メラニン色素が生成されやすくなります。過度なブラッシングや硬い歯ブラシの使用も、色素沈着を引き起こすため注意が必要です。

原因③ メタルタトゥー・メタルマージン

メタルタトゥーは、歯茎に金属イオンが沈着して黒ずんで見える状態です。特に保険診療で使用される非貴金属の被せ物が原因です。口腔内の湿気で非貴金属が錆びやすく、溶け出した金属イオンが歯茎に沈着します。また、被せ物の金属フレームが見えることも黒ずみの原因です。時間が経つと隙間(マージン)ができて黒ずむ「メタルマージン」もあります。

原因④ 刺激の強い食事

濃い味付けの料理や辛味・酸味が強い食品をよく摂ると、歯茎が刺激を受けて黒ずむことがあります。また、コーヒー・紅茶・ワインなどの着色しやすい飲食物を頻繁に摂取することも、歯茎の黒ずみの原因となります。

ピーリングは、施術後後戻りしますか?

ピーリングを受けた後、1〜3日間ほど歯肉が白っぽくなりますが、時間と共に表層が剥がれ、1週間後には健康的な歯茎の色に戻ります。ただし、個人差があり、生活習慣(喫煙、コーヒー、お茶の摂取など)によっては再度色素沈着が起こることがあります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はピーリングに関してのご説明をさせていただきました!歯茎の黒ずみが気になっているそこのアナタ!もりかわ歯科まで、お気軽にご相談ください!また、もりかわ歯科では、インプラント治療や自費の入れ歯治療に力を入れて対応しており、患者さまひとりひとりに合わせて治療計画をご提案しています。

毎日鏡を見て「歯並びも気になってきた」と思っている方、もりかわ歯科はマウスピース矯正にも力を入れております!矯正に少しでも興味のある方はこちらもご相談ください。

 


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詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでももりかわ歯科へお越しください。

 

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