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虫歯を放置するとどうなる?リスクと予防法を詳しく解説!

2023年5月11日
歯が痛くて手でおさえている女性

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

「歯医者が苦手で、虫歯を放置している」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。痛みもなく日常生活に支障がない場合、ついあとまわしにする方も少なくありません。虫歯は放置したままで問題ないのか、虫歯に心あたりがある方なら気になると思います。

本記事では、虫歯を放置するリスクについて、治療法や治療費用・治療期間、虫歯の予防法などを解説します。

虫歯の原因と進行の仕組み

「虫歯はどうしてできるのか」「虫歯はどのように進行するのか」疑問に思われている方も多いでしょう。虫歯の原因と進行の仕組みは、以下のとおりです。

虫歯の原因

虫歯は、以下の4つの条件が重なったときにできるといわれています。

・歯の質

・微生物

・糖質

・時間

以下、それぞれ解説します。

歯の質

歯の質とは、もともとの歯の質や唾液・歯並びのことです。

歯の質や唾液・歯並びは、個人差がでやすいです。もともとの歯の質が弱い方は、歯が酸の影響を受けやすく溶けてしまうので、虫歯リスクが高い口内環境にあります。乳歯や生えたばかりの永久歯は歯の質が弱いので、特に注意が必要です。

また、唾液には酸を中和する働きや、酸の影響で溶け出した歯を修復する働きがあります。唾液の分泌が多い方は、少ない方と比較して虫歯になりにくいといえるでしょう。

微生物

微生物とは、虫歯の原因となる細菌のことです。

虫歯の細菌は、糖を栄養源にして増殖し、歯を溶かす原因となる酸を作り出します。口内に多くの細菌が生息するほど多くの酸が作られるので、歯の表面が酸性に傾きやすいといえるでしょう。

歯の表面の酸性度が高くなると、歯は溶けてしまいます。

糖質

糖質とは、食べ物に含まれる糖分のことです。

糖分は、虫歯菌が増殖するためのエサとなり、酸を作る原因になります。甘いものをよく食べる方や間食が多い方は、糖分を多く摂取している可能性が高いので、口の中の虫歯菌が増殖しやすい環境にあるといえるでしょう。

時間

時間とは、歯が酸に触れている時間のことです。

歯が溶けてしまう原因は、虫歯菌が作る酸です。歯の表面で酸が作られていても、歯に触れる時間が短時間であれば問題ありません。

しかし、磨き残しがある場合やブラッシングをおこたった場合、長時間にわたり歯の表面に酸が触れ、歯が溶け出してしまいます。ダラダラと食べることが習慣化している方も、歯が酸に触れる時間が長くなるため注意が必要です。

虫歯の進行の仕組み

虫歯の進行は大きくCO・C1・C2・C3・C4の5段階に分類されます。数字が大きくなるほど虫歯が進行している状態で治療回数も多くなります。

進行度別の歯の状態や症状は、以下のとおりです。

CO

COは、治療する段階ではない初期の虫歯がみられる状態です。「要観察歯」ともいわれます。

歯の表面が虫歯菌の出す酸の影響で溶けて、白くにごったようにみえるのが特徴です。穴もあいておらず、自覚症状もないので気がつかない場合が多いでしょう。

COの段階では「ブラッシングをしっかりする」「歯科医院でフッ素塗布する」などの適切な対処を行うと、再石灰化作用で歯を健康な状態に改善できます。

C1

C1は、虫歯が歯の表面のエナメル質まで進行している状態です。

痛みはなく、歯の表面が薄茶色や黒っぽく変色して穴があいている場合が多いです。歯科医師が状態を確認して定期的に様子を見るか、虫歯を削って治療するか判断します。

C2

C2は、エナメル質よりさらに内側にある象牙質にまで虫歯が進行した状態です。

虫歯の部分が黒く、変色して穴があき、口臭がでる場合もあるでしょう。

象牙質はエナメル質と比較して、歯の質が柔らかいので虫歯が急速に進行することも少なくありません。また、象牙質には神経がとおっているので、痛む・冷たいものがしみるなどの自覚症状がみられます。

C2まで虫歯が進行すると虫歯治療が必要です。

C3

C3は、虫歯が象牙質から歯の神経部分まで到達した状態です。

大きな穴があき、激しい痛みをともなうため、多くの方が虫歯だと自覚する段階です。冷たいものやあたたかいものがしみるのはもちろん、何もしなくても歯がズキズキと痛む場合が多いでしょう。

C3まで進行した虫歯は、歯の神経の処置を行う必要があり、治療回数も多くなります。

C4

C4は、虫歯が神経まで到達し、歯が崩壊して根の部分のみ残っている状態です。

歯が大きく欠けた状態で、激しい痛みをともないますが、虫歯菌によって歯の神経が機能を失うと痛みを感じなくなります。

C4まで進行した虫歯は、C3と同様に歯の神経の処置を行います。虫歯によって歯がほとんど残っていない場合や予後が悪いと判断された場合は、抜歯処置が必要になるでしょう。

虫歯を放置するとどのようなリスクがある?

頬を手に当て歯を気にしている男性

虫歯を放置するとさまざまなリスクが生じます。

虫歯を放置すると生じる3つのリスクは、以下のとおりです。

・歯の神経を失う

・歯そのものを失う

・炎症性の疾患を引き起こす

以下、それぞれ解説します。

歯の神経を失う

虫歯を放置し続けると、虫歯は神経まで到達します。神経を刺激するので痛む・冷たいものやあたたかいものがしみるなどのリスクも生じるでしょう。

神経まで虫歯が達した場合、神経を取りのぞく処置が必要です。

ただし、神経には歯に栄養をあたえる働きもあるため、神経を失った歯は枯れ木のようにもろくなります。歯が割れるリスクや歯の根が細菌感染を引き起こすリスクが高く、歯の寿命も短くなりやすいです。また、神経まで虫歯が到達すると治療回数も多くなり、通院の負担が大きくなります。

歯の寿命を守り、通院の負担を減らすためにも、虫歯が疑わしい部分がある場合は早めに歯科医院を受診するとよいでしょう。

歯そのものを失う

虫歯を長期間放置すると、虫歯が神経まで到達し、やがて神経は機能を失い、歯は崩壊して根っこだけ残ります。歯が残っている量が少ない場合や根の先まで虫歯菌に感染が広がっている場合は抜歯となるリスクが高いです。

失った歯を補うには、入れ歯やブリッジ・インプラントを行う必要があります。治療期間も長くなるほか、インプラントを選択した場合は治療費も高額となるため、経済的負担も大きくなります。

炎症性の疾患を引き起こす

虫歯を放置すると、全身の健康にも悪影響をおよぼす場合があるため注意が必要です。

虫歯菌が鼻の粘膜に感染すると「副鼻腔炎」、顎骨の骨髄に感染すると「顎骨骨髄炎」になるリスクが高くなります。また、痛みや高熱・排膿などの症状もともないます。

虫歯は治療しなくても自然に治る?

口元に手を当て疑問の様子の男性

虫歯は、COの状態であればしっかりとブラッシングを行い、歯科医院で高濃度のフッ素を塗布するなど、適切な対応を行えば治る場合もあります。

しかし、一般的には虫歯は治療しない限り治ることはありません。たとえ痛みがなくても虫歯は進行しているので、突然耐えられない痛みに襲われるリスクがあります。

歯の変色や痛みなどの違和感があったら早めに歯科医院を受診しましょう。

虫歯を放置した場合の治療法

歯の治療をしている歯科医師と患者

虫歯治療は、虫歯の範囲によって治療法が異なります。進行度が軽いほど治療も簡単で、短期間で完了するケースが一般的です。

虫歯の進行度別の治療法は、以下のとおりです。

C1

C1は、虫歯の範囲がエナメル質に限定されている状態です。

表面に穴があいている場合は、虫歯の部分を削って白い樹脂をつめる治療を行います。C1は虫歯の範囲によっては歯科医師の判断で治療を行わず、経過観察する場合があります。

C2

C2は、虫歯の範囲が象牙質まで到達しているため治療が必要な状態です。

虫歯部分を削って白い樹脂をつめる、型取りをして銀歯・セラミックの詰め物を入れるなどの治療を行います。C2までの状態で虫歯治療を始めることができれば、治療回数も少なくすむ場合が多いでしょう。

C3

C3は、虫歯が神経まで到達している状態です。

歯には神経のとおる管があり、虫歯が神経まで到達している場合は、痛みの有無に関係なく神経の処置が必要です。C3の虫歯の治療は、歯の管をとおっている神経を取りのぞき、管のなかを綺麗に清掃します。神経の代わりとなる薬をつめたら神経の処置は完了です。その後、歯を削った量によって、詰め物をつめる・土台を作って被せ物をするなどの治療を行います。

C4

C4は、歯が崩壊して根の部分だけ残り、虫歯菌の影響で歯の神経が失われている状態です。

歯がほとんど残っていない状態なので、治療できないと判断された場合は抜歯となります。治療が可能な場合は、C3の状態と同様に神経の処置を行い、土台を作って被せ物を被せます。

虫歯治療にかかる費用・期間

費用を計算している様子

虫歯治療にかかる費用や期間はどれくらいかかるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。虫歯治療にかかる費用・期間の目安は、以下のとおりです。

<虫歯治療にかかる費用・期間の目安>

虫歯の進行度 費用の目安(保険適用3割負担) 治療期間
C1 1,500~3,000円 1回
C2 2,000~10,000円 2~3回
C3 7,000~20,000円 3回〜
C4 3,000~7,000円 1回~

虫歯治療は、虫歯が進行しているほど費用や期間がかかり負担も大きくなります。神経の処置が必要なC3では神経の管を綺麗に清掃する必要があるため、状態によって治療回数が前後します。

なお、C4は、抜歯処置の費用目安です。抜歯後に歯を補う治療を選択する場合は、別途選択した治療の費用・期間が必要です。

虫歯の予防法

2本ならんだ歯ブラシ

虫歯は、歯の質・微生物・糖質・時間の4つの条件が重なったときにできます。虫歯を予防するには、4つの条件が重ならない生活習慣を心がけることがポイントです。

たとえば、歯の質を強化するためには、フッ素塗布が効果的です。フッ素には、歯の質を強化する作用以外にも唾液の再石灰化作用を助ける働きや虫歯菌の活動を抑制する働きがあります。ふだんからフッ素入り歯磨き粉で歯を磨くことで、歯の質を強化させることができるでしょう。

また、定期的に歯科医院で高濃度フッ素を塗布してもらうとよいでしょう。唾液の分泌が少ない方は、食事のときはよく噛むことを心がけ、唾液腺マッサージなどで唾液の分泌を促進させるとよいでしょう。

微生物・糖質・時間については、ブラッシングと食習慣の見直しがポイントです。ふだんからダラダラと間食や甘いものを多くとる方は、回数や内容を見直しましょう。間食回数を減らして食後にしっかりとブラッシングを行うと、糖質が歯の表面に残らないので、虫歯になるリスクが軽減されます。

少しの工夫で虫歯は予防できるので、可能なことから生活習慣に取り入れるとよいでしょう。

まとめ

ポイントを指さす女性

一度虫歯になると自然に完治することはなく、歯科医院で治療しなければいけません。痛みがないからといって放置すると、やがて痛みや歯の表面に穴があくなどの症状があらわれ、重度の虫歯に進行すると抜歯する場合もあります。

虫歯は初期であれば治療も簡単のため、時間も費用も少ない負担ですみます。気になる症状がある場合は早めに歯科医院を受診しましょう。

歯科医院の定期検診に通うと、虫歯リスクを軽減できます。定期検診では、虫歯のチェックやブラッシング指導、歯石や着色汚れの除去を行います。定期検診に通っていれば、万が一虫歯が見つかっても早期であるケースが多く、簡単な治療ですむ場合が多いです。お口の健康を保つためにも、歯科医院を受診して定期検診を受けるのがよいでしょう。

虫歯でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

親知らずが及ぼす影響をご存じですか?

2023年4月28日

親知らずが及ぼす影響をご存じですか?

こんにちは。八尾市 志紀にある歯医者 医療法人甦歯会もりかわ歯科志紀診療所です。
今回は「親知らずが及ぼす影響をご存じですか?」です。
親知らずは8番目の歯でみんなが萌えている訳ではありません。
また、親知らずが萌える方向も十人十色です。
横向いて萌えていたり、真っすぐ萌えていたり、骨の中に埋まっていたり色々なパターンがあります。
患者様からよく「親知らずって抜かないといけませんか?」と聞かれます。
親知らずを抜歯すると言われると腫れたりなどいい印象ないと思います。
今回は、親知らずが及ぼす影響を理解できるように解説させて頂きます。
この記事を読んで親知らずを抜くメリット、抜くことでのデメリットを比べてもらって抜歯を検討しもらえたらなと思っております。

親知らずが与える影響は?

親知らずの与える影響は様々あります。
虫歯、歯周病、歯並びにも影響を与えていきます。1つ1つ説明していきます。

虫歯のリスク

虫歯のリスク

親知らずが萌えていると磨き残しも増えてきてしまいます。どうしても奥の奥になるので歯を磨くときに器具が届かないので虫歯のリスクが高くなってしまいます。
親知らずが虫歯になるのは抜歯さえすれば大丈夫ですがもし、手前の歯が虫歯になってしまうとすごくもったいないです。
一度、虫歯になってしまうと再度虫歯のリスクが上がりますし、虫歯になる場所が悪ければ治療の質が下がってしまいます。
親知らずには気をつけましょう。

歯周病のリスク

歯周病のリスク

親知らずが横に萌えていたりすると磨き残しが出てきてしまいます。
そうすることによって歯茎に炎症が出てきてしまいます。
炎症が起こると口を閉じると痛みが強くごはんも食べられないと困っている患者様は多いです。
親知らずは歯周病のリスクにも影響を与えてきます。

歯並びに影響を与えるリスク

歯並びに影響を与えるリスク

親知らずが萌えていると手前に押してきます。そうすることによって前歯が押し出されてしまい歯並びに影響が出てきてしまいます。

親知らずによって押し出される前歯

年々、歯並びが悪くなっているなと感じることはありませんか?
それは親知らずの影響かもしれません。該当される方は一度、歯科医院にお問合せ下さい。
いかがだったでしょうか?
今回は、親知らずが及ぼす影響でした。
親知らずは埋まっていると抜歯の後に腫れたり、痛みが続いたりと大変な事が多いので抜きたいけど一歩踏み出せない人が多いです。
ただ、親知らずを抜歯せずを置いておくと取り返しのつかない事も起こることがあります。
自分の親知らずはどういう状況なのかなど詳しく知りたい方は一度お問合せ下さい。
優しい所長 末廣 赳史が優しく丁寧にご説明させて頂きます。

優しい所長 末廣赳史

歯って割れてしまう事をご存じですか?

2023年3月31日

歯って割れてしまう事をご存じですか?

こんにちは。八尾市 志紀にある歯医者 もりかわ歯科です。
今回は、「歯って割れてしまう事をご存じですか?」です。
皆様は歯を治療されたご経験があると思います。
痛みがあるから虫歯治療をしたり神経の治療をしたり色々治療の種類があります。
今回は、歯がなぜ割れてしまうのかを解説させて頂きます。

なぜ歯が弱くなるの?

歯が割れてしまう一番の理由は歯自体が脆く弱くなるからです。
その理由として、虫歯が原因として考えられます。
虫歯の治療は虫歯になってしまった歯を削って治療するので自分の歯が少しずつ少なくなっていきます。
それは、虫歯の大きさや虫歯の回数によっても変わってきますが自分の歯が少なくなればなる程脆くなり歯が割れやすくなります。
また、虫歯が広がってしまいもし歯髄(神経)の治療をしないといけなくなった場合、歯髄(神経)の役割として歯に栄養を与えています。もし歯髄(神経)の治療をしてしまうと歯自体の栄養がなくなってしまいます。例えるならば歯髄(神経)がある歯は生い茂っている木、歯髄(神経)がない歯が枯れ木になります。

歯の神経を木に例えると

生い茂っている木は力をかけてもしなりますので折れません。
ただ、枯れ木は力をかけるとパキっと折れてしまいます。

割れてしまった歯

歯でも同じことが起きてきます。
歯髄(神経)を治療している歯は噛む度、噛む度力が掛るのでダメージが蓄積していきます。
ある時、歯が割れてしまいます。

ですので、出来るだけ歯の治療をしないように歯髄(神経)を守ることが歯の寿命を引き延ばす最善の方法です。

歯が割れてしまったら?

もし、歯が割れてしまったら?どういう治療ができるのかを説明させて頂きます。

まず、歯が割れるにしても2種類あります。
歯の頭が割れる、歯の根が割れるそれぞれ治療の仕方が変わってきます。

歯の割れ方には2種類あります

歯の頭が割れてしまった場合(歯冠破折)

虫歯治療や虫歯によって割れてしまった場合、治療で治す事が可能になります。
割れてしまった所を修復することで治療することが出来ます。
小さければ歯科用プラスチック材料でも可能です。
ただ、割れ具合が大きくなっていけば詰め物、被せ物で治療しなければいけなくなるのでご注意下さい。
歯が割れた、欠けた場合はすぐに歯科医院にお問い合わせください。

歯の根が割れてしまった場合(歯根破折)

歯の根が割れてしまった歯

このように歯の根が割れてしまった場合、歯を治療して治す事は不可能になります。
根が割れてしまったら歯を抜くしか方法がなくなってしまいます。
ここまで歯にダメージを受けさせない事が大切になってきます。

歯が割れないように予防するには?

歯の治療を減らす

一番大切な事は虫歯にならないように予防をしていく事が大切です。
虫歯になってから治療するのではなく虫歯になる前に歯医者に通い生活の一部にすることが大切です。
歯科医院でのプロによるケアと自身によるセルフケアをしっかりすることで虫歯のリスクを下げることが可能になってきます。
歯医者に通うだけではなくプロによる歯ブラシ指導を受け日々の歯ブラシの正しいやり方を身に付ける事で予防することが出来ます。

プロによる正しいケアの指導

噛み合わせを治す

歯ぎしり、食いしばりがある方は日々歯にダメージが多くなってしまいます。
ダメージが多ければ多いほど歯が割れてしまう可能性が高くなってしまいます。
原因が噛み合わせの場合、噛み合わせを治療しなければ歯へのダメージのリスクは高いままになってしまいます。

嚙み合わせのリスクをまず知る事が大切です

現状の噛み合わせを知り嚙み合わせのリスクをまず知る事が大切です。
もし、噛み合わせのリスクが高い場合は治す事をおすすめします。
歯を失ってから考えても戻ってきません。
1歯1歯を大切に考えていきましょう。

いかがだったでしょうか?
今回は「歯って割れてしまう事をご存じですか?」でした。
1歯1歯を大切に考える事が重要です。
痛くなってから歯医者に行くのは歯を失う原因になってしまいます。
今、平均寿命は伸びているけども健康寿命が伸びていないのもお口の健康が関係していると思います。
しっかり自分のお口の現状を知り、自分には何が必要なのかを知る事が1歩目だと考えています。
この記事を見て気になる方は是非、お問い合わせください。
優しい所長 末廣 赳史があなたのお悩み解消させて頂きます。

優しい所長 末廣赳史

乳歯の歯並びが気になる!原因と対処法について解説!

2023年3月20日
歯を出して笑っている赤ちゃん

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

「保育園や学校の歯科検診で、歯並びや咬合の項目にチェックが付いていた」「自分の歯並びが悪いのでこどもに遺伝するのでは……」「矯正は、いつからしないといけないの?」など、こどもの歯並びについて気になっている方も多いのではないでしょうか。

今回は、乳歯の歯並びが悪くなる原因や対処法を解説したいと思います。

乳歯の歯並びが悪いことによる影響

下の前歯に隙間があるこども

乳歯の歯並びが悪いと、以下のような影響があります。

永久歯に影響が出る

乳歯の歯並びが悪いと、永久歯の生え代わりにも影響が出ることがあります。

生まれつき歯の本数が足りない先天性欠如や、隣同士の歯がくっついている癒合歯がある場合も注意が必要です。

虫歯・歯周病の原因になる

歯並びが悪いと、歯がデコボコしています。歯磨きをしても磨き残しが多くなり、虫歯や歯周病のリスクが上がります。

滑舌が悪くなる

出っ歯、受け口、すきっ歯などのこどもは、すき間から息が漏れてしまい、正確な発音が難しくなってしまいます。

顎関節症になりやすい

噛み合わせのバランスが悪くなると、口周りの筋肉の発達に影響し、顎関節症発生のリスクが上がります。

乳歯の歯並びが悪いケースと対処法

ピンクと黄色と青色の服を着たこども3人が座って歯ブラシをしている

出っ歯(上顎前突)の場合

顔を横から見たときに、上の前歯が前方に飛び出た状態の歯を「出っ歯(上顎前突)」といいます。

乳歯の出っ歯の場合はすぐに治療はせず、永久歯が生えてきてからの治療になることが多いため、6歳頃には歯科医院へ相談し治療するのがよいでしょう。また、指しゃぶり、口呼吸、舌で歯を押してしまう癖(舌癖)があると出っ歯の原因になるので、こどもの癖は治すことをおすすめします。。

受け口(反対咬合・下顎前突)の場合

下の前歯が上の前歯より出ている噛み合わせのことを「受け口(反対咬合・下顎前突)」といいます。

受け口の場合、骨格に問題があることが多く、そのままにしておくと将来骨格を手術する治療が必要となる場合があります。3~5歳の早いうちから歯科医院へ相談し治療しましょう。

すきっ歯の場合

歯と歯の間にすき間があることを「すきっ歯」といいます。

乳歯の場合、このすき間は永久歯が生えてくるためのスペースになるため、とても重要です。乳歯がすきっ歯の場合は、永久歯に生え変わっていくうちに解消されることが多いので、定期的に歯科検診を受けて様子を見てください。

逆に、乳歯がすき間なくぎゅうぎゅうに生えている場合は、永久歯が生えてくる場所がないため注意が必要です。

前歯が斜め(ハの字)に生えている場合

乳歯の前歯が斜めやハの字に生えているケースはよくみられます。

斜めなので「歯並びが悪いのでは……」と思うかもしれませんが、顎の発達が進むにつれて、次第に改善されることがほとんどです。定期的に歯科検診を受けて様子を見てください。

乳歯の歯並びが悪くなる原因と予防法

指をくわえながら仰向きで笑顔で寝そべる赤ちゃん

こどもの歯並びが悪くなる原因は、遺伝、日常の癖、生活習慣など、さまざまあります。

ここでは、ふだんの生活で、どのようなことが歯並びを悪くする要因になるのか、そしてどのような予防ができるのかを一つひとつ解説していきます。

指しゃぶりをしている

2歳頃までの指しゃぶりは歯並びに影響がないといわれていますが、3歳を過ぎても指しゃぶりをしているこどもは注意が必要です。

指しゃぶりは、指を吸うことで上の前歯の裏側に強い圧がかかり、前歯が前に出てきてしまう出っ歯(上顎前突)や開咬の原因になります。5歳を過ぎても指しゃぶりをしていると、骨格にも影響が出てしまうので、注意が必要です。

指しゃぶりを止めさせたくて怒ってしまうご両親もいると思いますが、怒ると逆効果の場合があります。無理に止めさせるのではなく、なぜ指しゃぶりをしてしまうのか、なぜ指しゃぶりはダメなのかなど、こどもと一緒に考えて優しく寄り添いましょう。指しゃぶりをしなかったときは褒めてあげてください。指しゃぶり防止グッズを活用するのも効果的です。

口呼吸をしている

鼻呼吸と口呼吸をしてみると、それぞれ舌の位置が異なります。この舌の位置は、歯並びに非常に関係しています。

鼻呼吸のときは、舌先が前歯の裏側あたりにあり、全体が上顎にくっついている状態です。この位置にあることで唇や口周りの筋肉とのバランスを取り、歯並びを形成していきます。

一方、口呼吸のときは、舌は下の歯の方へ下がっていき、唇や口周りの筋肉のバランスが崩れてしまいます。筋肉のバランスが崩れると、歯並びがガタガタになる叢生や出っ歯(上顎前突)、開咬の原因になります。

また、口呼吸のこどもは鼻炎を抱えていることが多いです。鼻炎が治らなければ鼻呼吸はできませんので、耳鼻咽喉科で鼻炎の治療を受けましょう。寝るときに鼻呼吸になるよう、市販で売られているテープを口に貼り、鼻呼吸を促すのも効果的です。さらに、左右の歯でよく噛んで食べることや、「あー」「いー」「うー」と口を大きく動かし、舌をべーっと突き出すあいうべ体操などで、舌や口周りの筋肉を鍛えてあげましょう。

頬杖をつく

頬杖をつくと、顎や歯の一部に大きな力が加わり続け、顎が変形し、歯並びが悪くなってしまう原因になります。寝ころびながら頬杖をつくこどもが多いので気を付けましょう。姿勢よく椅子に座っていられるよう習慣づけることが大切です。

舌癖がある

無意識のうちに舌で歯を押している、上下の歯の間から舌を出している状態を「舌癖」と言います。舌で歯を押し続けていることで出っ歯(上顎前突)や受け口(下顎前突)の原因になり、歯と歯の間から舌を出していると開咬の原因になります。

正しい舌の位置は、舌先が前歯の裏側あたりにあり、全体が上顎にくっついている状態です。まずはその位置に舌を持っていくよう教えてあげましょう。「あー」「いー」「うー」と口を大きく動かし、舌をべーっと突き出す「あいうべ体操」や、口を大きく開けて舌先で唇をなぞるといったトレーニングで、舌や口周りの筋肉を鍛えてあげましょう。

爪や唇を噛む

爪や唇を噛む癖も、指しゃぶりと同じような影響があり、出っ歯(上顎前突)や受け口(下顎前突)の原因になります。どちらも精神的な要因が考えられるため、こどもに不安やストレスがないか把握しましょう。

無理に止めさせるのではなく、なぜ爪や唇を噛んでしまうのか、なぜダメなのかなど、こどもと一緒に考え、怒らずに優しく寄り添ってあげてください。爪を短く切っておくことや、苦みのあるマニキュアを塗ることも効果的です。

こどもの歯並びは遺伝するのか?

歯を出して笑っている両親と息子

結論からいうと歯並びは遺伝します。

ただし、ご両親が出っ歯だからこどもも出っ歯になるというわけではありません。ご両親の骨格や顎の大きさ、顔のバランス、歯の形や大きさなどが遺伝するといわれており、歯並びを形成するための要因が似ているため、同じような歯並びになりやすいのです。

歯並びは、遺伝はもちろんですが、生活習慣も大きく関わっています。ご両親の歯並びがきれいでも、こどもの何気ない癖で歯並びが悪くなることもあるので、注意しましょう。

歯列矯正が必要な歯並び

歯科でシリコンを使って歯型を取っている男の子

さまざまな歯並びがあるなかで、どのような歯並びだと矯正が必要になってくるのでしょうか。詳しく解説していきます。

出っ歯(上顎前突)

顔を横から見たときに、上の前歯が前方に飛び出た状態の歯を「出っ歯(上顎前突)」といいます。

出っ歯は、前歯でうまくご飯が噛み切れず、横の歯で嚙み切ろうとしてしまい、噛み合わせが悪くなります。また、前歯が出ていることで唇や口の中が乾燥し、口臭、虫歯や歯周病のリスクが上がります。

出っ歯の場合、歯の生え代わりの時期である6歳頃には歯科医院へ相談し、治療しましょう。

受け口(下顎前突)

下の前歯が上の前歯より出ている噛み合わせのことを「受け口(反対咬合・下顎前突)」といいます。

受け口は、咀嚼がうまく行えず、顎関節症になるリスクが上がり、体のバランスや成長に大きく影響するほか、言葉の発音に影響することもあります。

受け口の場合、骨格に問題があることが多く、そのままにしておくと将来骨格を手術する治療が必要な場合があるため、3~5歳の早いうちから歯科医院へ相談し、治療するのがよいでしょう。

叢生

歯がすき間なく生え、ガタガタしている歯並びを「叢生」といいます。

歯がガタガタしていることで歯磨きがしにくく、磨き残しが多くなってしまい、口臭や虫歯、歯周病のリスクが上がります。また、顎が小さいことで咀嚼がうまくできず、言葉の発音に影響することもあります。

叢生の場合、歯の生え代わりの時期である6歳頃には歯科医院へ相談し、治療するのがよいでしょう。

開咬

奥歯で噛みしめたときに、上下の前歯にすき間がある歯並びを「開咬」といいます。

すき間があるため、前歯で食べ物を噛み切ることができず、奥歯への負担も少なくありません。言葉の発音に影響する可能性があり、口の中が乾燥するため口臭や虫歯、歯周病のリスクが上がります。

開咬の場合、舌癖や指しゃぶりなどの癖が大きく関わっているため、3~5歳の早いうちから歯科医院へ相談し、治療するのがよいでしょう。

まとめ

歯科で歯ブラシと歯の模型を使って歯磨きの仕方を教えてもらっている女の子

こどもの歯並びは大きくなってからも関わる問題なので、心配されるご両親も多いでしょう。

ふだんの生活でこどもをよく観察し、歯並びが悪くなるような癖がないかを早期に見つけることが重要です。また、一人で悩むのではなく定期的に歯科検診を受けましょう。検診を定期的に受けていれば、こどもの成長時期にあった適切な対応を行えます。

乳歯の歯並びでお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

虫歯に困っていませんか?

2023年3月17日

虫歯に困っていませんか?

こんにちは。八尾市にあるもりかわ歯科です。
今回は、虫歯に困っていませんか?です。

この記事を読むことで得られることは
「虫歯の原因の治療方法です。」

虫歯で困っている人は是非チェックして下さい。

なぜ虫歯が出来てしまうの?

なぜ虫歯が出来てしまうの?

定期検診に通っているのにまた虫歯になっていますと言われたことないですか?
まず思うことは歯の磨き方が悪かったのかな?と困っている人が多いです。
プロのケアとセルフケアによってお口を健康に保つことが出来ます。
歯医者に検診に通うことでしっかりとしたプロによるケアそして、日々のケアをプロによる正しいやり方の指導を受ける事で正しいセルフケアを身につけることが出来ます。

プロによる正しいケアの指導

ただ日々のケアの仕方はすごく大切ですが何よりも大切なことがあります。
それは「お口の中の環境を整える事です。」
お口の中の環境をよくすることで虫歯の予防をすることが出来ます。

お口の環境を整えるとは?

矯正前の歯磨きしにくい歯並び

こちらは矯正前の写真です。

見てもらったらわかるのですが、歯が重なっているところがあり磨きにくそうです。
日々のケアの中で重なっているところを磨き残しなくそうとするとすごく時間も
かかりますし技術もかなり入ります。
歯磨きは1日3回あります毎回毎回歯磨きにそんな労力を使うなんて到底難しいと思います。
ただ、磨き残しがあると虫歯になります。
例えば、歯の重なりが強いところに虫歯が出来てしまうと治療も難しくなりそこにまた2回目3回目の虫歯が出来てしまいます。

矯正中の歯磨きしやすい歯並び

こちらは矯正が進んでいる写真です。

だいぶ磨きやすくなりましたよね?
お口の中の環境をよくする事で磨きやすくなり虫歯も少なくなります。
日々のケアの労力も少なく虫歯を予防することが可能になります。

最大の虫歯予防は歯並びを整えることでお口の中の環境を整えることです。

歯の寿命は?

歯の寿命

歯の寿命というのがあるのですが一度虫歯になり治療してから大体20年ほどで歯を失ってしまうそうです。
一度虫歯になったところを虫歯になりにくくすることは出来ます。
ただあくまでも「なりにくく」です。完治は難しいです。
歯の寿命を考えるのであれば虫歯にならないことが一番大切です。
虫歯になる前にお口の環境を整えることがすごく大切になります。

いかがだったでしょうか?
今回は虫歯に困っていませんか?でした。
虫歯は年齢が幾つになっても付きまとってきます。
磨き残し、唾液の性質、生活習慣など複合的な理由で虫歯になってしまいます。
ただ、磨く環境は大きな要因になってきます。
虫歯を根本から予防するにはセルフケアが命になります。
今一度ご自身の歯並びを見つめ直して一度ご相談してみませんか?
歯並び相談は無料で行っているのでお気軽にお問合せ下さい。
八尾症例数No.1である矯正担当 森川康司が担当させて頂きます。

八尾症例数ナンバーワンの森川歯科

歯並びが及ぼす影響について

2023年3月10日

歯並びが及ぼす影響について

今回は、歯並びが及ぼす影響についてです。
歯並びは見た目的な所が影響していると思われると思いますが、実はそれだけではありません。

今回の記事では
虫歯、歯周病にどのように影響しているのか?
身体の歪み、身体能力の向上にどう影響しているのか?

この2つについてご説明させて頂きます。

虫歯、歯周病にどのように影響しているの?

歯医者で定期検査しているのに虫歯が見つかったり、歯周病が進んでいたりするご経験ございませんか?
日々の手入れ不足?虫歯、歯周病になりやすい体質?など悩まれている方が多い気がします。

勿論、日々の手入れや虫歯になりやすい、歯周病になりやすいなどあると思いますがもう一つすごく重要な問題がございます。
それはお口に中の環境にあります。
床掃除でも物が散らばっている所を掃除するのときれいに片付いている所を掃除するのでは掃除の時間も変わってきますし掃除するにも工夫も必要になってきます。
それはお口の中にも同じことが言えます。

矯正前と6ヶ月後の歯並びの比較

矯正前の歯並びと矯正後の歯並びどちらが磨きやすいですか?
歯並びがガタガタになっていると磨き残しが多くなり、また歯磨きの時間も長くないといけません。

歯並びを整える事でお口の中の環境がよくなり、歯が磨きやすくなり磨き残しも少なくなります。
正しい歯並びになって歯磨きがしやすくなることで、普段の手入れもしやすくなり見た目も良くなり、お口の中の環境が良くなります。

虫歯ができやすい状態の歯並び

このように歯並びが悪いままだと歯石も溜まりやすい状態、虫歯が出来やすい状態です。
もし、進行してしまったら治療するのは困難になります。

原因を治療することが大切

この図のように蛇口が原因なのに蛇口を止めることなく床の水を拭くだけしていると原因を防ぐことは出来ません。
お口の中でも同じです。
虫歯、歯周病になっている原因は?と考えて原因から治療することが大切になってきます。

身体の歪み、身体能力に影響が?

顎のずれが生じてしまうと身体の歪みが起きてしまいます。
歯並びが悪い事で左右の奥歯の位置がずれてしまいます。
奥歯の位置がずれてしまうと顎の位置が変化してしまいます。
そうすることによって肩の高さ、骨盤の高さなどが変化してしまい身体の歪みが生じてきてきてしまいます。

ゆがみが生じた体

また身体の歪みが起こってくると筋肉のバランスも悪くなるので柔軟性や運動能力など低下に繋がってしまいます。

顎の歪みがある場合は矯正治療前に歪みを正します

当院ではこのように顎の歪みがあるときに矯正治療の前に顎の歪みを取って治療をします。

歪みを取った状態で柔軟体操をしてもらい身体能力の向上などを検査しております。

顎の歪みを正すと身体能力が向上する

身体の柔軟度が全然違います。
顎の位置を整えるだけでこんなに違いが出てきます。
歯並びはお口の中だけではなく身体の歪み、身体能力まで影響を及ぼします。

いかがだったでしょうか?
今回は、歯並びが及ぼす影響についてでした。
歯並びは見た目的なところだけではなく身体の歪み、身体能力まで関係してきてしまいます。
歯並びを整えることでお口の健康だけではなく全身の健康にも繋がります。
是非、一度ご相談ください。
ダイヤモンドプロバイダーである森川 康司があなたのお悩みにコミットさせて頂きます。

インビザラインダイヤモンドプロバイダーの森川康二

当院では矯正無料相談を実施していますのでお気軽にお問い合わせください。
詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページをご覧ください。