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歯周病を放置してはいけない理由と歯周病によるトラブルを防ぐ方法

2024年7月26日
歯周病イメージ

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

「痛くないから大丈夫だろう」と思い歯周病を放置していると、さまざまなトラブルにつながる恐れがあります。歯周病は初期症状がほとんどないため、気づいたときには歯を失う直前まで進行していることも少なくない病気です。

歯周病を放置すると、実際にどのような問題が生じるのでしょうか。また、歯周病によるトラブルを防ぐためにはどうすれば良いのでしょうか。

今回は、歯周病を放置してはいけない理由について解説します。歯周病によるトラブルを防ぐ方法についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

歯周病の原因

喫煙イメージ

歯周病の原因は、以下のとおりです。

口腔ケアに問題がある

日々の歯磨きなどの口腔ケアが不十分な場合、歯周病につながります。口腔内のプラークや歯石を放置すると細菌が繁殖し、歯周病の原因になるのです。

歯周病は、プラークや歯石の中の細菌が歯肉に炎症を引き起こし、進行すると歯を支える骨が溶かされることもある病気です。日々の口腔ケアをしっかり行って口腔内を清潔に保つことが、歯周病を予防するためには重要でしょう。

喫煙している

タバコに含まれるニコチンやタールなどの有害物質は、歯肉の血行を悪化させ免疫機能を低下させます。歯周病菌に対する抵抗力が弱まり、歯周病を発症しやすくなるのです。

また、喫煙者は歯周病の進行が早く、重症化しやすいです。禁煙することで、歯周病のリスクを低減できるでしょう。

加齢の影響

年齢を重ねるにつれて、歯周病のリスクは高まります。加齢とともに歯茎が下がり、プラークが蓄積しやすくなるからです。

また、年齢とともに唾液の分泌量が減少します。唾液には、口腔内を清浄に保ち細菌の増殖を抑える働きがあります。唾液が減少すると口腔内の自浄作用が低下するので、歯周病が進行しやすくなるでしょう。

ストレスが多い

ストレスが多い人は、歯周病を発症しやすいと考えられます。ストレスが溜まると免疫力が低下し、口腔内の細菌に対する抵抗力も下がるためです。

過度なストレスは、喫煙や飲酒、暴飲暴食といった健康に悪影響を及ぼす生活習慣にも繋がりやすいです。また、ストレスによって歯ぎしりや食いしばりなどが生じると、歯や歯茎に強い力が加わって歯周ポケットが大きくなり、歯周病の進行を早めるので注意が必要です。

歯周病の症状

鏡で自分の歯を見ている女性

歯周病の症状を確認しましょう。

歯肉の出血や腫れ

歯周病の初期の症状として、歯肉の出血や腫れが挙げられます。健康な歯ぐきは薄いピンク色をしており、歯ブラシで軽く触れても出血することはありません。

しかし、歯周病になると歯ぐきに炎症が起こり、赤くなったり腫れが生じたりします。炎症によって歯ぐきの血管が拡張すると、わずかな刺激でも出血することがあるでしょう。

歯周病がさらに進行すると、歯茎が紫がかった色や茶褐色に変化します。

口臭が悪化する

歯周病が進行した口内では、増殖した細菌によって口臭の原因になる揮発性硫黄化合物が生じます。そのため、口臭が悪化することがあるのです。

また、歯周病が進行すると、歯周ポケットが深くなります。歯周ポケットの中は酸素が少ない環境のため、歯周病菌が活発化します。ブラッシングしにくい部位でもあるので、汚れが蓄積して口臭の原因となる物質が発生しやすくなるでしょう。

歯の動揺

歯周病が進行すると、歯がグラグラするようになります。歯周病菌によって歯槽骨や歯根膜が徐々に破壊されると、歯が安定しなくなるのです。

初期段階では歯の動きはわずかで、自覚症状はほとんどありません。歯周病が進行するにつれて歯のグラつきが大きくなります。左右方向だけでなく、前後にもグラグラするようになるでしょう。

歯周病を放置してはいけない理由

歯周病を放置してはいけない理由イメージ

歯周病を放置してはいけない理由を確認しましょう。

自然に治癒しない

歯周病は、一度発症すると自然に治ることはありません。放置すると症状は徐々に悪化していくでしょう。初期段階の歯肉炎から始まり、やがて歯周炎へと進行して最終的には歯の喪失につながります。

歯磨きの際に歯ぐきから出血するなどの軽度な症状から始まり、歯茎の腫れや痛み、ぐらつきなどに発展していきます。

歯周病は、初期の段階であるほど治療が容易です。重症化すると治療に時間がかかり、困難になる可能性が高まるので注意してください。

歯を失う可能性がある

歯周病を放置し続けると、歯を失う可能性が高くなります。健康な状態では、歯は歯槽骨にしっかりと固定されています。

しかし、歯周病が進行すると歯槽骨が溶けて歯が不安定になります。歯がグラグラと動くようになり、さらに進行すると歯が自然に抜け落ちたり抜歯が必要になったりします。

歯を失うリスクが高まるため、放置せずに早めに歯科医院を受診してください。

全身に悪影響を及ぼす

歯周病の影響は、口腔内の問題だけにとどまりません。糖尿病や心疾患などの病気が発症・悪化しやすくなったり、生まれてくる赤ちゃんに悪い影響を与えたりします。

以下で詳しく解説します。

全身疾患のリスク

歯周病と糖尿病は、互いに悪影響を及ぼし合う関係にあります。歯周病菌は、インスリンの働きを妨げ血糖値のコントロールを難しくします。血糖値が高い状態が続くと、歯周病が悪化しやすくなるため注意が必要です。

また、歯周病と心疾患の関係も注目されています。歯周病になると、歯茎から血管内に細菌が侵入して血流に乗って、全身に運ばれることがあります。歯周病菌が心臓に到達すると、動脈硬化や心疾患を引き起こす可能性があるのです。

生まれてくる赤ちゃんへの影響

妊婦さんが歯周病を放置して症状が進行すると、生まれてくる赤ちゃんに影響を与える恐れがあるでしょう。歯周病になると子宮を収縮させる物質が分泌されるため、早産の原因になります。

重度の歯周病の妊婦さんは、そうでない妊婦さんと比べて低体重児を出産する割合が高くなるといわれています。

妊娠中は、ホルモンバランスの変化により歯周病になりやすい時期でもあります。妊娠前から適切な口腔ケアを心がけ、妊娠中も継続することが大切です。

歯周病によるトラブルを防ぐためには

口腔ケア用品

ここからは、歯周病によるトラブルを防ぐための方法を確認しましょう。

口腔ケアを丁寧に行う

毎日の口腔ケアは、歯周病によるトラブルを防ぐための基本です。歯磨きは、少なくとも朝食後と就寝前の1日2回、2分間を目安に行いましょう。毛先がやわらかい歯ブラシを選び、歯茎を傷つけないようにしましょう。

歯ブラシの角度を45度にし、歯と歯茎の境目にブラシを当てて小刻みに動かすことで、歯垢を効果的に取り除けます。特に、奥歯や歯と歯の間は歯垢が溜まりやすい場所なので、念入りに磨きましょう。

また、歯ブラシと併せてデンタルフロスや歯間ブラシも使用することで、より効果的に汚れを除去できます。抗菌作用のある口腔洗浄剤を食後や就寝前に使用すると、さらに口内の清潔を保てるでしょう。

定期的に歯科検診を受ける

定期的に歯科検診を受ければ、専門的なクリーニングを受けたり、トラブルを早期発見できたりします。

歯科医院で行われる専門的なクリーニングでは、専用の器具を使って歯磨きでは取りきれない歯垢や歯石を効果的に除去します。歯の表面を滑らかにして歯垢が付きにくい状態にもしてもらえるでしょう。

歯周病は初期段階では自覚症状が少ないため、気づかないうちに進行することが多いです。定期的に歯科検診を受けることで、早期に問題を発見し適切な治療を受けられるでしょう。

歯周病を治療する

既に歯周病が進行している人は、できるだけ早く歯科医院を受診して治療を行うことが最も重要です。軽度の歯周病の場合は、口腔ケアの指導と専門的なクリーニングで改善できる可能性が高いです。

しかし、重度の歯周病の場合、歯茎を切開して徹底的に歯石を除去するなどの外科的な治療が必要になることもあります。

まとめ

鏡で自分の歯を見ている女性

歯周病は、成人の大多数が罹患しているとされている身近な病気です。軽度の歯周病なら簡単に治療できます。

しかし、重症化すると、歯を失ったり糖尿病や心疾患のリスクが高まったりと、大きな問題に発展することもあります。定期的に歯科検診を受けていれば、歯周病を早期発見できるため進行を防いで適切な治療を受けることができます。

歯茎から出血する、歯茎が腫れるといった歯周病が疑われる症状がある人は、すぐに歯科医院を受診しましょう。今はまだ症状がない人でも、歯周病の予防や早期発見につなげるために、歯科検診を受けることが大切です。

歯周病でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療、インプラント、セラミック治療、ホワイトニング、歯科矯正など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

入れ歯や差し歯ってどう違うの?

2024年7月24日
入れ歯と差し歯ってどう違うの?

みなさま、こんにちは!

大阪府八尾市で60年以上の歴史を持つ歯科医院、「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」です。当院は、地域に根ざし、患者様一人ひとりの不安や疑問に寄り添い、丁寧な説明と質の高い治療を提供することで、皆様の口腔内の健康をサポートしています。これまで、患者様とのコミュニケーション不足を感じていたことから、このブログを開設いたしました。歯科に関する様々な情報を発信し、患者様との相互理解を深めることを目指しています。ブログでは、歯に関する基本的な知識から、治療に関する疑問点まで、幅広いテーマを取り上げています。専門的な内容も、わかりやすい言葉で丁寧に解説しているので、どなたでも安心して読んでいただけます。また、皆様からのご質問やご意見も大歓迎です。いただいたご意見は、今後のブログ記事の改善や、より良い歯科治療の提供に役立ててまいります。八尾市で歯医者をお探しの方は、ぜひ「もりかわ歯科」にご相談ください。経験豊富な歯科医師とスタッフが、皆様の歯の健康を全力でサポートいたします。

 

「入れ歯と差し歯ってどう違うの?」の質問に全力回答!

今回は、「入れ歯と差し歯ってどう違うの?」などの質問に対して全力でお答えしていきます!

そもそも入れ歯と差し歯とは?

歯が大きく欠けてしまったり、重度の虫歯で歯を失ったりした場合、入れ歯や差し歯による治療が必要になることがあります。放置すると、欠けた部分から細菌が侵入し、悪影響を及ぼす可能性があるためです。では、差し歯と入れ歯にはどのような違いがあるのでしょうか。この記事では、差し歯と入れ歯の違いを解説し、それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。

差し歯と入れ歯はどう違うの?

入れ歯は失った歯を補うための装置

入れ歯は失った歯を補うための装置

入れ歯は、虫歯や歯周病、外傷などで歯を失った際に用いられる治療法です。失われた部分を人工歯で補い、残っている歯を支えにして装着することで、歯があった状態に近づけることができます。入れ歯には、「部分入れ歯」と「総入れ歯」の2種類があります。部分入れ歯は、1本または数本の歯を失った場合に適応され、総入れ歯はすべての歯を失った場合に適応されます。

差し歯は失った歯質を補うための人工歯

差し歯は失った歯質を補うための人工歯

差し歯は、一般的に「被せ物」と呼ばれるものとほぼ同じと考えて良いでしょう。専門的には「クラウン」と呼ばれる補綴物で、重度の虫歯治療などで歯の大部分を失った場合に作られます。差し歯治療を行うためには、少なくとも歯の根っこである歯根が残っている必要があります。歯根を土台として、失われた歯冠部分を補うのが差し歯治療の目的だからです。

それぞれのメリットとデメリットは?

入れ歯のメリット

入れ歯のメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

取り外しが簡単で、日々の清掃がしやすい

清潔な状態を保ちやすく、口腔内の衛生管理に役立ちます。

1本から作製可能

失った歯の本数に合わせて、柔軟に対応できます。

保険適用で費用を抑えられる

保険診療の範囲内であれば、経済的な負担を軽減できます。

外科手術が不要

体への負担が少ないため、幅広い年齢層や健康状態の方に適応できます。

入れ歯は、失った歯の機能を回復させる一般的な治療法です。保険適用であれば費用を抑えられますが、自費診療の入れ歯は高額になるものの、より優れた機能性や審美性を備えています。また、外科手術を必要としないため、高齢者や持病のある方など、ほとんどの方に適応可能です。

入れ歯のメリット

入れ歯のデメリット

 

総入れ歯と部分入れ歯のデメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

保険適用の部分入れ歯は、金属のバネが目立つ場合がある

入れ歯を固定するための金属バネが、口を開けた際に見えることがあります。

保険適用の総入れ歯は、床部分が厚く熱を感じにくい

食べ物の温度が伝わりにくいため、食事の楽しみが減ってしまうことがあります。

適切なケアをしないと、口臭の原因になる

 毎日丁寧に清掃しないと、入れ歯に汚れや細菌がたまり、口臭を引き起こす可能性があります。

自費診療で作ると費用が高額になる

より高機能な素材や審美性の高い入れ歯を選ぶ場合、費用が高くなることがあります。

 

保険適用の部分入れ歯では、金属のバネを使って固定するため、位置によっては目立つことがあります。また、バネをかける歯は汚れが溜まりやすく、虫歯や歯周病のリスクも高まるため、注意が必要です。保険適用の総入れ歯の場合、床部分が厚いため熱が伝わりにくく、食事の味がわかりにくいと感じる方もいます。入れ歯は毎日清掃することが大切です。手入れを怠ると、口臭の原因となることがあります。

入れ歯のデメリット

差し歯のメリット

差し歯のメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

自分の歯を修復できる

 歯の根が残っていれば、それを活かして自然な歯の機能を回復できます。

保険診療の差し歯は比較的安価

保険が適用されるため、費用を抑えて治療を受けられます。

素材によっては、天然歯と変わらない美しさと強度がある: 自費診療では、より自然な見た目で耐久性の高い素材を選ぶことができます。

違和感がほとんどない

自分の歯根に土台をたて歯を修復するため、かみ合わせを改善しやすく、違和感もほとんど感じずに欠損を補うことができます。

外科手術が不要

体への負担が少ないため、幅広い層に適応可能です。

 

差し歯は、自分の歯を修復し、噛み合わせを改善する効果があります。保険診療の場合、費用は比較的抑えられますが、自費診療では天然歯に近い審美性や高い強度など、多くのメリットを得られます。

差し歯のメリット

差し歯のデメリット

差し歯のデメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

素材によっては目立ちやすい

保険診療で使用する銀歯やレジンなどは、天然歯と比べて目立つことがあります。

歯の根っこが割れてしまうことがある

差し歯を支える歯根に負担がかかり、割れてしまうリスクがあります。

差し歯が欠けることがある

素材や噛み合わせの状態によっては、差し歯が欠けてしまう可能性があります。

より審美性や耐久性の高い素材を選ぶ場合、費用が高くなることがあります。

保険診療で差し歯を作る場合、銀歯や硬質レジン、CAD/CAM冠などの素材が使用されますが、自費診療のジルコニアなどに比べると、見た目が目立ちやすいことがあります。自費診療の差し歯は審美性と機能性に優れていますが、費用面での負担が大きくなります。

差し歯のデメリット

差し歯は永久的に使えるものではありません。素材によっては欠けることもあり、歯根が割れてしまう可能性もあります。また、残っている歯根が虫歯や歯周病などで痛みを伴う場合は、差し歯を外して再度根管治療が必要になることもあります。

入れ歯と差し歯などを選択するときの注意点

入れ歯や差し歯を選ぶ際は、治療後に後悔しないために、必ず歯科医師と十分に相談してから治療を進めることが大切です。口腔内の骨の状態や歯、歯ぐきの健康状態などから、入れ歯や差し歯が適しているかどうかを歯科医師が診断し、最適な治療法を提案してくれます。提案された補綴物のメリット・デメリット、費用、作製期間、清掃方法、メンテナンスについて詳しく確認しておきましょう。入れ歯と差し歯はどちらも保険診療が適用されますが、高額な自費診療の方が審美性や機能面で優れている場合があります。費用を重視するか、審美性や機能性を重視するか、自分の希望を歯科医師に伝えることも大切です。

歯を抜いた後、入れ歯はどのくらいで入りますか?

歯を抜いた後、入れ歯はどのくらいで入りますか?

歯を抜いた後、失われた歯の機能を補うために、入れ歯を作る必要があります。しかし、抜歯によってできた傷(抜歯窩)が治るには、2ヶ月から3ヶ月ほどかかります。さらに、入れ歯の作製にも最短で2週間から1ヶ月ほどかかるため、その間は歯がない状態になってしまいます。

歯がなくても差し歯はできますか?

差し歯は、歯の根っこで土台を作って義歯を差し込むので、歯の根っこがなければ差し歯はつけられません。 歯の根っこがない場合には、根っこの代わりになるインプラントを入れると、インプラントの上に差し歯ができます。 その他にも、入れ歯やブリッジなどの治療方法もあるので、自分の要望に合った治療方法を選ぶようにしましょう。

入れ歯と差し歯以外で歯を補う方法はあるの?

差し歯は、歯の根っこを土台にして人工の歯を被せるため、歯の根っこが残っていないと装着できません。もし歯の根っこがない場合は、インプラントという人工の歯根を埋め込むことで、その上に差し歯を装着することができます。根っこが残っている場合でも、状況に応じて入れ歯を選択するケースもあります。

差し歯と入れ歯以外の選択肢

差し歯や入れ歯以外にも、欠損した歯を補う治療法として、「インプラント」と「ブリッジ」の2つが挙げられます。それぞれの特徴について簡単に説明させていただきます!

インプラントの特徴

インプラントは、歯を失った部分の顎の骨に金属製の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。基本的には自由診療ですが、外傷や腫瘍などで顎の骨を失った場合や骨移植を行った場合、先天的に歯や顎の骨がない方など、一定の条件を満たせば健康保険が適用されるケースもあります。天然歯に近い感覚で噛むことができ、人工歯の素材によっては見た目も天然歯に近い審美性を保つことができます。

ブリッジの特徴

ブリッジは、橋をかけるように歯をつなぎ合わせて、欠損した部分を補う治療法です。欠損した歯の両隣の健康な歯を削り、土台となる歯冠を装着し、その上に人工歯を固定します。ただし、土台となる歯の歯根がひび割れたり、ぐらついたりしているなど、しっかりしていない場合は、ブリッジを装着することができません。

インプラントとブリッジ関しては、当院のブログで紹介しております「インプラント治療っていったい何?」「歯のブリッジって何?」もご覧ください!

まとめ

いかがだったでしょうか?義歯とは、様々な理由で歯を失った際に、その機能を補うために人工的に作られた歯の総称です。義歯と入れ歯は、広い意味では同じものを指しますが、厳密には義歯の種類の一つとして、入れ歯・インプラント・ブリッジがあります。どの種類の義歯を選ぶべきか迷った場合は、専門家である歯科医師に相談しましょう。疑問や不安な点があれば、遠慮なく質問することが大切です。

また、もりかわ歯科では、インプラント治療や自費の入れ歯治療に力を入れて対応しており、患者様ひとりひとりに合わせて治療計画をご提案しています。

毎日の歯磨きから、「歯並びも気になってきた」と思っている方、もりかわ歯科はマウスピース矯正にも力を入れております!矯正に少しでも興味のある方はお気軽にご相談ください。

矯正無料相談
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詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでももりかわ歯科へお越しください。

顎が痛いのは虫歯が原因?考えられる原因と対処法を解説!

2024年7月19日
顎が痛い女性

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

顎が痛み出した時、虫歯があるのではないかと不安になるかもしれません。また、虫歯と思われる歯が見つけられなかったり、虫歯になっていることが考えられなかったりする場合は、顎の痛みの原因はなんなのか不安になるでしょう。

本記事では、顎が痛む原因に虫歯は関係あるのか、虫歯以外にも顎が痛くなる原因はあるのか詳しく解説します。顎が痛くなった時の対処法もご紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。

虫歯が原因で顎が痛くなることはある?

虫歯が原因で顎が痛くなることはあるか考えている人

結論から申し上げると、虫歯が原因で顎が痛くなることはあります。

しかし、初期~中期程度の虫歯であれば、顎の痛みは起こりません。虫歯で顎が痛くなるのは、虫歯が進行して重度になった場合です。

初期の虫歯は歯の表面に虫歯菌がとどまるのみですが、進行すると虫歯菌が歯を溶かしながら奥まで進行します。最終的には歯の神経を破壊するでしょう。

虫歯が進行すると歯根の先端部分や顎の骨までも細菌に感染し、膿を作り出します。膿が溜まると炎症を引き起こすため、膿が溜まっている顎の骨の部分が痛いと感じることがあるのです。

虫歯によって顎が痛くなった場合は、痛みの他にも腫れたり発熱したりなどの症状が現れます。

顎が痛いときに考えられる虫歯以外の原因

顎関節症イメージ画像

顎が痛くなるのは、虫歯だけが原因ではありません。虫歯以外にも、さまざまなことが原因で顎の痛みが引き起こされます。

虫歯以外に考えられる顎の痛みの原因は、以下のとおりです。

親知らず

親知らずとは、前歯から数えて8番目に生える奥歯のことです。10代後半~20代前半と、他の歯と比べて遅いタイミングで生えてきます。

親知らずの特徴は、他の歯と比べて綺麗に生えてくる人が少ないことです。例えば、顎が小さいと親知らずの生えるスペースが不足するため、斜めに生えたり半分だけ埋まっていたりします。

親知らずが綺麗に生えてこないと、歯磨きがしにくく磨き残しが生じやすい状態になります。歯垢や歯石などが蓄積しやすいため、細菌が繁殖して炎症が起こるのです。不衛生な口内環境を放置して症状が進行すると、顎にまで炎症が到達して痛みを引き起こすかもしれません。

また、親知らずは抜歯をしなければ痛みは治まらないことが多いですが、親知らずを抜歯した後も、数日は顎に抜歯後の炎症が起こる場合があります。強い痛みを感じることもあるでしょう。

歯周病

歯周病とは、歯垢や歯石に付着した細菌が繁殖し、歯茎や歯を支えている骨に炎症が生じる病気です。進行すると骨が溶かされ、最終的には歯がぬけ落ちる恐れがあります。

歯周病は、初期段階では虫歯と同様に顎の痛みは起こりません。

しかし、自覚症状が出にくいため、気が付かないうちに進行しているケースが多いです。歯周病が進行して重度になると、顎の骨にも強い炎症が引き起こされ、顎に痛みが生じる可能性があります。

人によって痛みの感じ方は異なるため、中程度の歯周病になったタイミングから顎が痛いと感じる方もいます。

顎関節症

顎関節症とは、顎の関節や顎を動かす筋肉に異常が起こり、口が開けにくくなったり、顎を開けた時にカクカクと音が鳴ったりする病気です。歯ぎしりなどによって、顎の関節や筋肉に負荷がかかり続けることが原因で発症するケースが多いでしょう。

無理矢理大きく口を開けようとしたり、食べ物を思いきり噛もうとしたりすると、顎に強い痛みが出ます。痛みが出たことをきっかけに、顎関節症を疑って受診する方が多い傾向にあります。

顎や歯茎の腫瘍

顎の骨や歯茎に腫瘍ができると、腫瘍が良性でも悪性でも顎が痛むことがあります。良性腫瘍の場合は、ある程度大きくならないと症状が出ません。そのため、顎の骨にできた腫瘍が原因で顎が痛む場合には、腫瘍が大きくなっている可能性もあるでしょう。

また、悪性腫瘍の場合も初期は症状がほとんどありませんが、進行すると顎の痛みを始めとするさまざまな症状が現れます。いずれにしても、症状のみでは顎の腫瘍が良性か悪性かの判断はできません。

腫瘍によっては、痛みの他にも歯の位置が変わったり、噛む機能に影響を及ぼしたりする可能性があります。口内に違和感を覚えた際は、早急に医療機関を受診し、適切な治療を受けることが大切です。

口腔顔面痛

口腔顔面痛とは、顎や口の中、顔などに発生する全ての痛みのことを言います。虫歯や歯周病など、口内には異常がないため原因が分からないケースも多いです。

身体的なものだけでなく、心理的葛藤やストレスなど心理的なもの原因になるケースも少なくありません。原因によって治療法が異なるため、気になる方は医療機関を一度受診しましょう。

顎が痛いときの対処法

顎が痛いときの対処法イメージ

顎が痛い時、どう対処すればいいのか悩む方もいるかもしれません。ここからは、顎が痛い時の対処方法について解説します。

冷やす

まずは顎の痛む箇所を冷やしてみましょう。保冷剤や氷などを使って冷やすと、冷やしすぎによって血行が悪くなる可能性があるので、冷たいタオルや冷却シートを使用してください。冷やすことによって炎症が静まり、痛みの軽減や改善へとつながります。

また、氷を食べて口の中から冷やそうとする方もいますが、重度の虫歯の場合は口の中を冷やすと痛みが強くなる可能性があるので避けましょう。

冷却は一時的に痛みを和らげる効果がありますが、症状の緩和に過ぎず根本的な原因の改善にはなりません。冷却後も症状が改善しない場合は、早急に歯科医院を受診しましょう。

痛み止めを服用する

冷やしても痛みが治らないという場合には、痛み止めの服用も効果的です。抗炎症薬が含まれる痛み止めであれば、痛みを抑えるだけでなく炎症を和らげることが可能です。

痛みが落ち着いたことで治ったと勘違いする方もいますが、あくまで痛みを一時的に止めているだけなので、痛み止めの効果が切れれば再び痛みが起こります。痛み止めには既往歴や現病歴によっては服用できない種類があるため、自己判断せず医師や薬剤師へ相談しましょう。

口の中を清潔にする

口の中の炎症が原因になって顎の痛みが起こっている場合には、口の中を清潔にすることで痛みの改善へとつながります。口の中に食べかすや歯垢・歯石が蓄積していると、細菌が繁殖し炎症を引き起こしたり、悪化したりするのです。

この場合、口の中を綺麗にするだけでも痛みの改善につながります。応急処置の1つとして試してみると良いでしょう。

顎を休ませる

顎が痛いと、不安になってわざと顎を動かす方もいるかもしれません。

しかし、顎を休ませるだけでも痛みが回復する可能性があります。顎を動かす回数を極力減らして顎を休ませましょう。

長時間人と会話したり、硬い物を食べたりするのも顎を酷使するため避けたほうが良いかもしれません。ガムを噛んだり、飴や氷などを噛む癖があったりする方も、顎が痛い時には控えましょう。

歯科医院を受診する

顎の痛みは、原因に対する治療を受けなければ改善する見込みはありません。そのため、紹介してきた対処法を行っても改善しない、一時的に改善したがまたすぐに顎の痛みが出てきたという場合には、なるべく早く歯科医院を受診して診察してもらいましょう。

虫歯や歯周病、腫瘍などは放置するとどんどん悪化し、顎の痛みが増します。最悪の場合、全身にも不調が広がる可能性があります。

腫瘍だった場合には命に関わるリスクもあるため、なるべく早く歯科医院を受診して顎の痛みの原因を確認し、治療してもらいましょう。

まとめ

顎が痛い女性

顎が痛いと感じる理由は、虫歯や親知らず、歯周病、顎関節症などさまざまです。顎の痛みは、顎を冷やしたり薬を飲んだりして一時的に落ち着かせることはできますが、痛みの原因を治療しなければ根本的な改善は見込めません。

そのため、顎が痛いと感じたら、一旦応急処置をしてから歯科医院を受診して、検査や治療をしてもらいましょう。根本的な原因を知り、原因に合わせた対処をすることが大切です。

顎の痛みにお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療、インプラント、セラミック治療、ホワイトニング、歯科矯正など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

乳歯が生えてきたときの歯磨きはどうするの?

2024年7月17日
乳歯が生えてきたときの歯磨きはどうするの?

みなさまこんにちは!

大阪府八尾市に60年にわたり、地域に根ざす歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

当院では、患者さまが抱える歯科に関する疑問や不安に真摯に向き合い、解消できるよう心がけています。歯科医師やスタッフとのコミュニケーションが不足しがちな中、このブログを通じて患者さまと対話し、理解を深める場を提供したいと考えています。

日常生活での歯のお手入れや健康に関する知識は、ご自身の歯の状態を理解し、適切なケアを行う上で非常に重要です。

このブログでは歯に関する基本的な情報から、診療に関する細かい疑問まで、様々なトピックを取り上げています。

患者さまがより良い歯科ケアの選択ができるよう、専門的な情報を分かりやすくお届けしています。

ご質問や疑問がございましたらお気軽にお寄せいただき、私たちが提供する情報を通じて患者様の歯科に関する理解が深まることを願っています。お困りの際は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

こちらでお手伝いさせていただきます。よろしくお願いいたします!

「乳歯が生えてきたときの歯磨きはどうするの?」の質問に全力回答!

今回は、「乳歯が生えてきたときの歯磨きはどうするの?」などの質問に対して全力でお答えしていきます!

乳歯とは、どのような歯ですか?

乳歯とは、人間の赤ちゃんの時期に生えてくる歯のことです。全部で20本あり、永久歯に生え変わるまでの間、食べ物を噛んだり、言葉を話す練習をするために使われます。

乳歯が生え始める時期や順番には個人差がありますが、一般的には生後6か月頃から下の前歯から生え始め、2歳半頃までに全て生え揃います。

乳歯の特徴は?

本数 : 全部で20本(上の歯10本、下の歯10本)

大きさ : 永久歯よりも小さく、根も短い

色 : 永久歯よりも白っぽく、エナメル質が薄い

役割 : 食べ物を噛む、言葉を話す練習をする、永久歯が生えるスペースを確保する

乳歯は永久歯に比べて虫歯になりやすいので、歯が生え始めたら歯磨きを始めることが大切です。また、定期的に歯科検診を受け、虫歯の早期発見・早期治療に努めましょう。

乳歯の生える順番は?

乳歯の生える順番は?

一般的に歯は下の順番で生えてきます。合計で20本の順番をまとめてみました。

 

  1. ①下の前歯2本(乳中切歯)
  2. ②上の前歯2本(乳中切歯)
  3. ③前歯の脇の2本、上下合わせて4本(乳側切歯)
  4. ④最初の奥歯が上下左右合わせて4本(第1乳臼歯)
  5. ⑤前歯と奥歯の間の歯が上下左右合わせて4本(乳犬歯)
  6. ⑥奥歯が上下左右にもう1本ずつ、合わせて4本(第2乳臼歯)

 

生後6〜9ヵ月ごろから生えはじめて、3歳ごろまでには⑥まで生え揃うのが一般的です。
もちろん個人差があるため、1年程度遅れる子もいます。
1歳をすぎても1本も生えてこない場合は小児歯科医に相談した方がいいですが、あまり気にしすぎないで見守りましょう。

乳歯が生えてきた時の歯磨きは?

乳歯が生えてきた時の歯磨きは?

まずはガーゼ磨きから!

赤ちゃんの下の前歯が2本生えたら、まずは歯磨きシートやガーゼでの歯磨きを始めましょう。

  1. 1.お母さんの膝の上に赤ちゃんを寝かせます。
  2. 2.ガーゼを指に巻き、ぬるま湯や水で濡らします。
  3. 3.赤ちゃんの歯を優しく拭き取ります。

この時期は間食も少なく、よだれ(=唾液)の自浄作用で十分お口を清潔に保っているので、ゴシゴシみがくというよりも、ガーゼで歯の表面を摘んで優しく拭いてあげるだけでも十分綺麗になります。

赤ちゃんの歯磨きは1日何回?

ガーゼ磨きは、1日5〜6回が理想的とされています。食事の回数に合わせて、授乳後や離乳食後に毎回行うのが望ましいです。しかし、1日5〜6回が難しい場合は、夜寝る前に丁寧にケアするだけでも十分です。その他の食後には、簡単に拭き取る程度で問題ありません。また、赤ちゃんに安全な歯ブラシを持たせたり、親が楽しそうに歯磨きする姿を見せることで、赤ちゃんも口のケアに興味を持つようになります。こうして興味を持たせることで、ガーゼ磨きから歯ブラシ磨きへの移行がスムーズに進みます。

歯ブラシに移行してからの歯磨きは?

赤ちゃんの歯ブラシを使い始める時期は、ガーゼ磨きに慣れてきた頃や前歯が半分以上生えた頃が適しています。最初は丁寧に、軽く歯ブラシを口に含ませる程度で十分です。奥歯が生えてくる頃には、1本あたり5秒程度歯ブラシを当てることを目指しましょう。

軽い力で手早くみがく

利き手に歯ブラシを持ち、反対の手で赤ちゃんの唇を支えながら磨きます。歯ブラシは、歯1〜2本に対して横に小刻みに動かし、前歯の表側だけでなく裏側も丁寧に磨きましょう。力を入れすぎると赤ちゃんが嫌がる原因になるので、軽い力で磨くことが大切です。ただし、力が弱すぎて汚れが残らないように、毛先が歯と歯の間に入る程度の軽い力で、歯の付け根もしっかり磨いてください。また、長時間かけすぎると赤ちゃんが嫌がるので、手早く磨くようにしましょう。

軽い力で手早くみがく

上唇小帯(じょうしんしょうたい)に歯ブラシを当てない

上の歯を磨く際は、「上唇小帯」(上唇の裏側と歯ぐきの間にあるスジ)に歯ブラシが当たらないよう注意しましょう。この部分に歯ブラシが当たると、痛みを感じて歯磨きを嫌がる子もいます。上唇に指を添えて少し持ち上げ、上唇小帯を保護しながら丁寧に磨くと良いです。

赤ちゃんに歯磨きに慣れてもらうには?

歯みがきの姿勢に慣れる

歯みがきの姿勢に慣れる

お母さんが歯ブラシを持つ前に、まずは赤ちゃんが歯磨きの姿勢に慣れることが大切です。赤ちゃんをゴロンと寝かせて、お母さんが上から覗き込むようにしましょう。この姿勢は口の中がよく見え、歯の汚れを取りやすく、赤ちゃんの頭も安定して安全です。お母さんと手遊びなどをしながら、楽しく慣れさせていくと良いでしょう。なお、向かい合わせの姿勢は、赤ちゃんの頭が動いて危険なうえ、口の中が見えにくく磨き残しが出やすいので避けましょう。

口の周りに触れられることに慣れる

口の周りに触れられることに慣れる

赤ちゃんと手遊びをしながら、口の周りを軽く触れて少しずつ慣れさせていきましょう。こうすることで、赤ちゃんが口の周りを触られることに抵抗を持たなくなります。優しくチョンチョンと触ることで、自然に慣れさせることができます。

歯ブラシに慣れる

次はいよいよ、歯ブラシを口に入れる練習です。最初は軽く歯に歯ブラシを当てるなどして、少しずつ歯ブラシの感触に慣れさせましょう。歯にチョンチョンと当てる程度から始めると、赤ちゃんも抵抗なく受け入れやすいです。

乳歯にフッ素塗布はしたほうがいいの?

フッ素塗布は、子供の頃から行うことで虫歯に強い歯を育てることができます。以下に、フッ素塗布を始める時期と継続する期間について詳しく説明します。ぜひ参考にしてください!フッ素塗布は、1歳半頃から始めるのが理想です。この時期には乳歯が上下4本ずつ生え揃い、フッ素を塗布するのに適しています。その後、定期的に3〜6ヶ月ごとに塗布を続けることが推奨されます。特に乳歯の奥歯が生え始める2歳半頃には、フッ素塗布を積極的に行うと良いでしょう。永久歯が生え揃う14〜15歳頃まで継続的にフッ素塗布を行うことで、虫歯予防効果が高まります。

お子さまは歯質が弱いのでフッ素塗布が効果的

乳歯は、大人の歯(永久歯)に比べて柔らかく、表面のエナメル質も半分ほどの厚みしかありません。このため、虫歯になると進行が早く、神経に達するのも速くなります。「永久歯が生えるから、乳歯の虫歯は問題ない」と考えるのは危険な考えです!乳歯が虫歯で失われると、そのスペースに他の歯が移動してしまい、歯並びが悪くなります。また、虫歯菌が増えると永久歯も虫歯になりやすくなります。子供の時期は、大人以上に虫歯予防に力を入れることが、健康な永久歯を育てる秘訣です。歯科医院が推奨する虫歯予防策として「フッ素塗布」があります。フッ素は、自然界に存在するミネラルで、食品や飲料にも含まれています。フッ素は、エナメル質を再石灰化し、歯の質を強化し、虫歯菌を弱める効果があるため、非常に効果的です。特に生えたばかりの子供の歯は柔らかく、フッ素を効率よく取り込めるので、幼少期からのフッ素塗布が勧められます。歯科医院では、高濃度のフッ素を使用して、より効果的に歯を強化します。フッ素塗布は、1歳半頃から始め、15歳頃まで定期的に行うことが理想です。1歳〜1歳半の時期には、乳歯の前歯が上下4本ずつ生え揃うため、このタイミングで初めてのフッ素塗布を行いましょう。子供が歯医者に嫌がらないように、少しずつ慣れさせることが大切です。フッ素は、繰り返し塗布することで効果が高まります。初回の塗布後は、3ヶ月〜6ヶ月ごとに定期的に行うと良いでしょう。特に虫歯になりやすい乳歯の奥歯が生えた後(2歳半頃)は積極的にフッ素塗布を行い、必要に応じてレジンで溝を埋めるシーラント処置も効果的です。そして、永久歯が生え揃う14歳〜15歳頃まで、定期的なフッ素塗布を続けましょう。生え始めの永久歯もフッ素をよく取り込むため、虫歯予防効果が高いです。永久歯は一生使う大切な歯なので、早い段階からしっかりと虫歯予防を行いましょう。フッ素が歯にもたらす効果に関しては、当院のブログで紹介しております「フッ素の塗布は何のためですか?をご覧ください!

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、乳歯が生えてきたときの歯磨きはどうするの?の質問にお答えさせていただきました!歯が1本でも生えたら赤ちゃん用歯ブラシで歯みがきして、早めに歯ブラシの感触に慣れさせて、習慣づけることが大切です。

お子さまの歯が生え揃ったら、歯並びのことを気にされる方も出てこられると思います。

もりかわ歯科ではマウスピース矯正にも力を入れています。矯正に少しでも興味のある方はお気軽にご相談ください。
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矯正無料相談

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

 

歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページをご覧ください。

 

乳歯が抜けるのが早いと歯並びに影響はあるのか解説!

2024年7月12日
乳歯が抜けた子供

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

乳歯は、子どものうちに生え変わって永久歯になります。

とはいえ、乳歯が抜けるのが早いと「大丈夫かな」と心配になることもあるかもしれません。また、なかには乳歯が抜けたあと、なかなか永久歯が生えてこないというケースもあるでしょう。

今回は、乳歯が抜けるのが早いと影響はあるのか解説します。歯が生え変わる時期や永久歯が生えてこないときの対処法についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

乳歯が抜け始める時期は?

乳歯が抜け始める時期イメージ

乳歯が抜け始める時期は、男女とも5歳半〜7歳頃です。歯が抜ける時期には個人差があるため、周囲のお子さんの歯が抜け始めると心配になることもあるかもしれませんが、ゆっくりと待つようにしましょう。

歯は1本ずつ抜けるとは限りません。2本抜けることもあれば、次の歯が抜けるまでに期間があくこともあります。

心配な場合は、歯科医院でレントゲン写真を撮れば、歯ぐきの中の永久歯の状態が確認できます。歯科医院でじっとしていられるようになれば、レントゲン撮影ができますので、生え変わりの時期になったら、検討すると良いでしょう。

乳歯が抜けるのが早いと歯並びに影響はあるの?

乳歯が抜けるのが早いと歯並びに影響はあるのか考えている人

乳歯が早く抜けてしまうと「歯並びに影響があるのではないか」と心配する保護者の方もいますが、心配しすぎる必要はありません。

乳歯が抜ける時期はあくまで目安です。個人差が大きく、永久歯が生える準備が整っていたり、顎の成長が早かったりするお子さんは歯が早く抜けることがあります。顎がしっかり成長してくれば、永久歯が並ぶ土台ができるため、見守るようにしましょう。

顎の成長と歯並びのバランスを見るためには、定期検診と併せてチェックしてもらうのが良いでしょう。継続的に経過をみていくことで、矯正治療が必要な場合も、適切な時期に始めることができます。

乳歯が抜けてから、永久歯がなかなか生えてこない場合は、歯並びに影響する可能性があるため、歯科医院を受診して相談しましょう。ほかにも、以下の場合は注意が必要です。

3歳よりも前に乳歯が抜けた場合

非常に頻度が少ない症例ですが、乳歯が抜けるのが早すぎる場合には、低ホスファターゼ症という遺伝性の難病の可能性があります。発症割合は10万人に1人と非常に少ないですが、乳歯が抜けたことがきっかけで病気に気がつくことがあります。

あまり低年齢で歯が抜けてしまった場合には、歯科医院を受診して相談しましょう。

乳歯が抜けるのが遅い場合

乳歯が抜けるのが遅く、横から永久歯が生えてきてしまった場合には、注意が必要です。乳歯がぐらぐらと揺れている場合には様子をみることもあります。

しかし、乳歯が抜ける様子がない場合は永久歯の歯並びに影響する可能性があるため、歯科医院で乳歯を抜くケースもあるでしょう。

乳歯が抜けたあとの注意点

乳歯が抜けたあとの注意点イメージ

歯ぐきの中の永久歯が成長すると、乳歯の根が溶かされていき、次第にポロリと抜けます。ここでは、乳歯が抜けたあとの注意点について解説します。お子さんの歯の健康を保つための参考にしてください。

清潔にする

乳歯は歯の根が溶かされた状態で取れるので、抜けたあとの傷口は深くありません。

とはいえ、乳歯が抜けた部分は傷になっているため出血しやすいです。感染を起こさないよう、指などでできるだけ触らないようにし、清潔に保つようにしてください。子どもは気になると触ってしまいますので、保護者の方が注意を促すようにしましょう。

抜けた歯の根を確認する

先ほども説明したように、乳歯が抜けるときは歯の根が溶かされた状態で抜けます。歯の根がなくなっていることを確認しましょう。歯の根の大部分が残っている場合には、病気が潜んでいる場合や、トラブルが起きている可能性があります。早めに歯科医院を受診しましょう。

丁寧に仕上げみがきをする

乳歯が抜けたあとは、歯みがきがしづらい状態のため、抜けた歯の周囲に汚れが溜まりやすくなります。歯ぐきの部分をゴシゴシとみがくと痛いので、うまく磨けていないことが多いです。保護者の方が意識して周囲の歯の仕上げみがきをしてあげましょう。

永久歯が生えてくることを確認する

乳歯が抜けたあとは、永久歯が生えてくることを確認しましょう。永久歯は乳歯が抜けてからおおむね3ヶ月程度で生えてきます。こちらも個人差が大きく、半年ほど経ってから生えてくる症例もあります。

乳歯が抜けたあとに永久歯が生えてこない場合は

乳歯が抜けた子供

上述のとおり、乳歯が抜けてから3ヶ月程度で永久歯が生えてきますが、半年以上経っても永久歯が生えてこない場合には、歯科医院を受診して相談したほうがよいでしょう。

乳歯が抜けたあとに永久歯が生えてこないときに考えられる原因と対処法を解説します。

永久歯の先天性欠如

永久歯の歯胚(しはい)という歯の元は、お腹に中にいるときにつくられ始めます。

しかし、何らかしらの原因で歯胚がつくられず、生まれつき永久歯がないという場合もあるのです。全ての永久歯がないことはほとんどありませんが、数本の歯がないという症例はあります。

日本小児歯科学会の調査によると、約10人に1人に先天性欠如歯があるという結果がわかっています。永久歯が先天的にない場合には、乳歯が抜けずにそのまま残り続けることが多いですが、稀に隣の歯の影響などで抜けることがあります。

この場合は経過観察をして歯がないところのスペースを埋めるように歯並びを整えたり、入れ歯やインプラント、ブリッジなどの人工歯で補ったりします。いずれの場合も、顎の骨が成長してからが望ましいので、定期的に歯科医院を受診して経過観察してもらいましょう。

参照元:日本小児歯科学会学術委員会「日本人小児の永久歯先天性欠如に関する疫学調査」

歯ぐきが厚すぎる

通常よりも歯ぐきが厚いと、なかなか永久歯が出てこられない場合があります。経過観察が基本ですが、なかなか出てこない場合には、歯ぐきを少し切開して、永久歯が出やすくすることもあります。

それでもなかなか出てこない場合には、歯を引っ張り出す治療を行うこともあるでしょう。

外傷で乳歯が早く抜けてしまった

通常は、歯ぐきの中にある永久歯が育ってくるにしたがって、乳歯の根が溶けて抜ける仕組みになっています。

ところが、歯ぐきの中の永久歯がまだ育っていないにも関わらず、外傷などで乳歯が早く抜けてしまうと、なかなか生えてこないことがあるのです。この場合も経過観察になります。

外傷によって乳歯が抜けたときには、必ず歯科医院を受診して、レントゲン撮影を行なってもらうのが良いでしょう。それにより、歯ぐきの中の永久歯の状態を確認することができます。

過剰歯が邪魔になっている

乳歯は本来、合計20本ですが、それ以上の数の乳歯がある状態を過剰歯と呼びます。過剰歯は、歯ぐきの中に埋まったままになっていることも多く、永久歯が生えるのを邪魔することがあります。

過剰歯は、永久歯が生える邪魔をするだけでなく、歯並びや噛み合わせが悪くなる原因にもなります。永久歯の歯根を溶かし、永久歯の寿命を縮めることもあるでしょう。

過剰歯がある場合、状況によっては早めに除去したほうが望ましいケースもあります。過剰歯を除去する場合には外科手術が必要です。過剰歯がほかの歯に影響を与えるようであれば、除去するのが良いでしょう。

まとめ

永久歯に生え変わった子供

乳歯が抜け始める時期は、5歳半〜7歳頃です。乳歯が抜けるのがあまりにも早いと歯並びが悪くなるのではないかと心配になってしまうことがあるかもしれませんが、問題がないことが多いので見守るようにしましょう。

なかには、乳歯が抜けたのにも関わらず、なかなか永久歯が生えてこない場合もあるかもしれません。乳歯が抜けてから3ヶ月程度で永久歯が生えてくることが多いですが、半年以上経っても生えてこない場合には、何らかしらの問題が起こっているかもしれません。

早めに対処したほうがいい場合もあるため、一度歯科医院を受診して、レントゲン写真を撮ってもらうようにしましょう。

お子さまの歯の生えかわりにお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

歯と唾液の関係って?

2024年7月10日
歯と唾液の関係って?

みなさまこんにちは!

大阪府八尾市で60年以上の歴史を持つ、地域に根ざした歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」です。患者様一人ひとりの不安や疑問に寄り添い、丁寧な説明と質の高い治療を提供することで、皆様の口腔内健康を守ります。

当院では、患者様とのコミュニケーション不足という課題を解消するため、このブログを立ち上げました。 ブログを通じて、歯科に関する様々な情報を発信し、患者様との理解を深めていきます。ブログでは、歯に関する基本知識から、治療に関する疑問まで、幅広いトピックを取り扱っています。 専門的な情報も、分かりやすく丁寧な言葉で説明しているので、どなたでも安心して読むことができます。また、ご質問やご意見も受け付けておりますので、お気軽にお寄せください。 患者様からいただいたご意見は、ブログ記事の改善や、より良い歯科治療の提供に活かしていきます。八尾市で歯医者をお探しの方は、ぜひもりかわ歯科へご相談ください。 経験豊富な歯科医師とスタッフが、皆様の歯の健康をサポートいたします。

「歯と唾液の関係って?」の質問に全力回答!

今回は、「歯磨きは1日に何回してもいいの?」などの質問に対して全力でお答えしていきます!

唾液は歯に対してどんな効果があるのですか?

唾液は歯に対してどんな効果があるのですか?

唾液には大きく分けて5つの機能があります。

①消化作用

唾液に含まれる「アミラーゼ」という消化酵素が、お米やパンなどに含まれるデンプン質を糖に変え、体内に吸収しやすくします。これにより、胃での消化が助けられます。

②粘膜保護作用

唾液に含まれる「ムチン」という粘り気のあるタンパク質は、口の中の粘膜を保護する役割を担っています。硬いフランスパンやクッキーを食べても口の中が傷つきにくいのは、ムチンのおかげです。また、ムチンは食べ物を飲み込みやすい塊にする「食塊形成作用」も持っています。水分だけでは食べ物がまとまりにくく、慌てて飲み込むと、むせてしまうことがありますよね。ムチンがしっかりと働くと、食べ物がまとまりやすくなり、誤嚥を防いでくれるのです。

③粘膜修復作用

唾液には、傷を治す上皮成長因子(EGF)や脳神経の老化を防止する神経成長因子(NGF)などが含まれています。EGFはその作用からアンチエイジング効果があるとして化粧品にも使われており、動物が傷口をなめるのは抗菌作用に加え、組織修復を促進するためと考えられています。NGFは神経の分化や維持に関与しており、海外の研究ではアルツハイマー型認知症の治療への応用も進められています。

④抗菌作用

お口は空気や食べ物の入り口であり、常に外界の雑菌にさらされています。このため、唾液には細菌の増殖を抑える「抗菌作用」があります。この作用が十分に働かないと、虫歯や歯周病にかかりやすくなり、さらには口からの細菌感染により風邪をひいたり、気管支炎や肺炎を引き起こすこともあります。

⑤再石灰化作用

唾液には、虫歯菌により溶けかけた歯を修復し、強化する能力があります。唾液中にはカルシウムやリンが豊富に含まれており、これらの成分が弱った歯の部分を再石灰化させます。

唾液が出なくなってしまったら一体どうなってしまうの?

唾液の分泌量が減ることで起こるドライマウス

唾液の分泌量が減ることで起こるドライマウス

ドライマウスは、様々な要因によって唾液の分泌量が減少し、口の中が乾燥する状態を指します。糖尿病や腎不全といった病気が原因となることもあれば、ストレスや筋力低下、薬の副作用によって引き起こされることもあります。例えば、更年期障害の不定愁訴で抗うつ剤を服用し、その副作用でドライマウスになり、唾液が出ないことにストレスを感じてさらに症状が悪化することもあります。このように、複数の要因が複雑に絡み合ってドライマウスが発症するケースも少なくありません。

ドライマウスへの対処法

口の渇きという症状は同じでも、ドライマウスの原因は人それぞれです。

まずは、ドライマウスの根本的な原因を特定し、適切な治療を行うことが最善の対処法です。自己判断せず、歯科医院に相談して症状を伝えましょう。ストレス、アルコールの過剰摂取、カフェインや塩分の摂りすぎが原因の場合は、生活習慣の見直しから始めましょう。

乾燥が原因の場合は、マスクの着用や加湿器の使用が効果的です。こまめな水分補給や、ガム・飴を舐めることで唾液の分泌を促すことも、症状の緩和に繋がります。

ドライマウスは虫歯・歯周病のリスクを高めます

唾液の分泌量が減り、口の中が乾燥するドライマウス。唾液の減少は、虫歯や歯周病のリスクを高めることを覚えておきましょう。唾液には、口の中の歯垢や細菌を洗い流す役割があります。しかし、ドライマウスによって唾液が減ると、口の中の汚れが除去されにくくなり、細菌が増殖して虫歯や歯周病になりやすくなるのです。虫歯・歯周病予防のためにも、ドライマウスの症状が続く場合は、歯科医院を受診しましょう。

ドライマウスは虫歯・歯周病のリスクを高めます

唾液が出にくくなる原因は?

①薬の副作用

睡眠薬、精神安定薬(抗不安薬)、抗うつ薬(SSRI)、抗アレルギー薬(抗ヒスタミン剤など)、風邪薬(消炎酵素剤など)、花粉症の薬などは口の乾燥を引き起こします。また、胃酸を抑える胃薬、頻尿を抑える抗コリン薬、降圧剤、骨粗鬆症の薬、抗がん剤や免疫抑制剤にもドライマウスを引き起こすものがあります。ただし、自己判断で治療薬を中断しないでください。病気の治療が優先されるべき場合が多いため、必ず主治医と相談し、薬の減量や変更について助言を受けましょう。

②ストレス

ストレスを感じると口や喉が乾きます。人前で話す際に水差しが用意されるのはこのためです。唾液を分泌する唾液腺は「自律神経」によって制御されています。緊張すると交感神経が優位になり、サラサラした唾液の分泌が抑制され、ネバネバした唾液が少量しか分泌されなくなります。その結果、口の中が粘つき、喉の渇きを感じます。

③筋力低下と老化

老化も唾液分泌の低下を引き起こします。「最近、口の中が乾くなぁ」と感じ、カバンに飴玉を入れている方も多いでしょう。老化による唾液の減少は、唾液腺自体の萎縮ではなく、唾液腺周囲の筋肉の筋力低下が原因とされています。しっかり噛んで食べることで筋力低下を予防し、唾液分泌を促すことが可能です。また、就寝時に筋力が低下した舌が重力で喉のほうに下がると、舌が気道をふさぎ口呼吸となり、口腔乾燥を引き起こすことがあります。

唾液を増やすためのポイントは?

唾液は、ストレス、口呼吸、脱水などにより分泌が減少することがあります。唾液の分泌が減少すると、口の中が乾燥し、細菌が繁殖しやすくなります。その結果、虫歯が発生しやすくなり、口臭が発生したり、風邪をひきやすくなったりします。しかし、日常のちょっとした意識で唾液の分泌量を増やすことができます。

唾液の分泌を増やす5つのポイント 

①よく噛んで食べる

唾液は、ストレス、口呼吸、脱水などにより分泌が減少することがあります。唾液の分泌が減少すると、口の中が乾燥し、細菌が繁殖しやすくなります。その結果、虫歯が発生しやすくなり、口臭が発生したり、風邪をひきやすくなったりします。しかし、日常のちょっとした意識で唾液の分泌量を増やすことができます。

 

②こまめに水分を補給する

唾液を生成するためには水分が必要です。水分補給の際は、カフェインを含むコーヒーや紅茶ではなく、麦茶や水をおすすめします。

③鼻呼吸を心がける

口呼吸は口の乾燥を招きやすいです。口を閉じて鼻で呼吸する「鼻呼吸」を心がけましょう。特にマスク着用時は口呼吸になりやすいので、鼻呼吸を意識することが重要です。

④舌を動かす

舌を動かすことで唾液腺が刺激され、唾液の分泌が促進されます。特別な運動をする必要はなく、口を閉じて舌を上下に動かすだけでも唾液が分泌されるのを実感できるでしょう。

⑤ 唾液腺をマッサージする

唾液腺に刺激を与えるマッサージを行うと、唾液の分泌が促進されます。

唾液はどこから分泌される?

1日に1リットル以上も分泌される唾液は、どこからどのように分泌されるのでしょうか?唾液は唾液腺(だえきせん)と呼ばれる器官で生成され、口の中に分泌されます。主な唾液腺には「耳下腺(じかせん)」、「顎下腺(がっかせん)」、「舌下腺(ぜっかせん)」の3つがあります。唾液の99%以上は水分で構成されており、その他に消化酵素、抗菌物質、タンパク質、ナトリウムなどを含んでいます。

唾液はどこから分泌される?

再石灰化されても虫歯になる?

再石灰化されても虫歯になる?

脱灰と再石灰化のバランスが鍵

上記で触れたように、唾液には歯を修復する再石灰化作用があるのに、なぜ虫歯になるのか疑問に思う方もいるかもしれません。これは、口の中のバランスが崩れることが原因です。口腔衛生が悪かったり、虫歯菌が多い状態が続くと、歯が溶ける「脱灰」が進んでしまい、唾液による再石灰化が追いつかなくなります。その結果、歯が溶け続け、虫歯になってしまうのです。

歯の修復が追いつかなくなる原因

唾液による歯の修復が追いつかなくなり、脱灰が優位になってしまう原因としては、以下のようなものが挙げられます。

唾液の不足

病気や加齢によって唾液腺の機能が低下すると、口の中が乾燥してしまいます。唾液による再石灰化作用だけでなく、自浄作用、抗菌作用、殺菌作用も低下するため、虫歯のリスクが大幅に高まります。

間食の頻度が高い

おやつなどの間食を頻繁に摂ると、口の中が長時間汚れた状態になり、脱灰が起こりやすい環境が続きます。これが歯の修復が追いつかなくなる原因の一つです。

口腔ケアが不十分

食後の歯磨きやうがいが不十分だと、虫歯菌が活発に活動し、脱灰が長時間続くことになります。毎食後だけでなく、ちょっとした間食後も必ず歯磨きをしましょう。少量の「つまみ食い」でも、何か食べ物を口にすれば、歯の脱灰は始まります。

 

適切な口腔ケアを継続することで、歯の脱灰と再石灰化のバランスは良好に保たれます。虫歯を予防したい方は、唾液の働きを理解し、毎日の口腔ケアにしっかりと取り組むことが大切です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

唾液は歯の健康に欠かせない存在です!自浄作用や再石灰化作用など様々な機能を持っており、唾液不足は虫歯や口臭、感染症のリスクを高めます。よく噛む、水分補給、舌の運動などで唾液の分泌を促し、口腔ケアと合わせて健康な口内環境を保ちましょう!

また、もりかわ歯科はマウスピース矯正にも力を入れております!ご自身の歯の審美性が気になる方は、是非お気軽にご相談ください。

矯正無料相談

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでももりかわ歯科へお越しください。

 

歯ぎしりをすると歯周病が悪化する?その理由も詳しく解説!

2024年7月5日
歯ぎしりをしている人

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

歯ぎしりと歯周病は、何も関係がないように思うかもしれません。

しかし、歯ぎしりをすることによって、歯周病が悪化すると考えられています。なぜ、歯ぎしりが歯周病の悪化の原因になるのでしょうか。

本記事では、歯ぎしりと歯周病の関係性について詳しく解説します。また、歯ぎしりは歯周病以外にも様々なトラブルを引き起こすので、他のトラブルや歯ぎしりの対処法などもご紹介します。

歯ぎしりにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

歯周病とは?

歯周病のイメージ

歯周病とは、歯周ポケットから侵入した細菌が歯肉に炎症を引き起こし、進行すると歯槽骨を溶かすこともある病気です。

歯肉炎と歯周炎をあわせた状態と定義されており、日本では虫歯と並んで歯科の2大疾患とも呼ばれています。現在、40歳以上の日本人の半数以上が歯周病に罹患しているとされています。

歯周病の原因は歯周病菌で、数十種類以上の歯周病菌が組み合わさって歯周病を発症させています。歯磨きが十分にできていない方や糖尿病の方、歯ぎしりのクセがある方などは、リスクが高いとされています。

歯周病の症状は、進行度で異なります。軽度の歯周病の場合は歯茎が赤く腫れて、触ると出血することがあるでしょう。

軽度の歯周病の段階で、歯周ポケットは2~4mm程度の深さになります。歯周ポケットから細菌が侵入することで症状が進行し、歯茎の腫れや出血に加えて歯周ポケットがさらに深くなります。

中等度の歯周病では、4~6mm程度になるでしょう。重度になると6mmを超えます。

歯周ポケットに歯垢や歯石が蓄積して細菌が繁殖するため、口臭が悪化する方もいます。歯周病が進行すると歯槽骨が溶け、最終的には歯が抜け落ちることもあるでしょう。

歯ぎしりとは?

歯ぎしりをしている人

歯ぎしり(ブラキシズム)とは、上下の歯が必要なタイミング以外で接触している状態のことを言います。噛んだり会話したりする時以外は、上下の歯は接触していないのが正常なのです。

歯ぎしりの原因には、ストレスや噛み合わせの異常、生活習慣などが挙げられます。特に、ストレスは歯ぎしりの最も大きな原因と考えられています。

歯ぎしりは寝ている時に起こる場合と、目覚めている時に起こる場合で分類されます。

寝ている時に起こる歯ぎしりを睡眠時ブラキシズムと呼びます。無意識に行うため制御ができず、非常に強い力がかかることが特徴です。睡眠中は、歯をぎりぎりと左右に動かすグラインディングという種類の歯ぎしりをすることが多いです。

起きている時に行われる歯ぎしりを、覚醒時ブラキシズムと言います。覚醒時ブラキシズムも無意識で行われることが多いですが意識的に行われる場合もあり、さまざまな種類の歯ぎしりをすることが特徴です。

前述したグラインディングの他に、歯をカチカチと打ち鳴らすタッピングや、ぐっと歯を噛みしめるクレンチングなどの種類があります。

歯ぎしりをすると歯周病が悪化する?

歯ぎしりをすると歯周病が悪化するか考えている人

歯ぎしりが歯周病の直接的な原因になっているわけではありませんが、歯に強い負担がかかることにより、歯周病が悪化する可能性があると考えられています。

歯周病で炎症が生じている歯茎に歯ぎしりや食いしばりで強い力がかかると、炎症が激しくなるのです。また、歯肉や歯周組織に大きな負担がかかるため、歯肉が衰えたり特定部分の骨吸収を促進させたりするケースもあるでしょう。

歯肉が衰えている状態で歯周病菌が侵入すると、歯周病が悪化しやすいのです。

歯ぎしりが引き起こすトラブル

歯ぎしりが原因で顎関節症になった人

歯ぎしりは歯周病の悪化につながるだけでなく、他にもさまざまなトラブルを引き起こします。ここからは、歯ぎしりが引き起こすトラブルについて解説します。

顎関節症

歯ぎしりが引き起こすトラブルとして、代表的なものが顎関節症です。歯ぎしりによって顎に過度な力がかかり続けると、顎の骨や筋肉などにもダメージを与えます。

長期間にわたって顎の関節を構成する骨などに負担をかけ続けた結果、顎関節症が引き起こされると考えられています。

顎関節症の主な症状として、顎の痛みや不快感、口を開け閉めする際に音が鳴ることなどが挙げられます。頭痛や首・肩の痛みなどが引き起こされる場合もあり、日常生活に支障をきたす恐れがあるでしょう。

歯が摩耗・損傷する

歯ぎしりは、歯の摩耗や損傷を引き起こします。歯ぎしりを長期的に行うと、歯がすり減って噛み合わせや歯並びへ悪影響を及ぼすこともあるでしょう。

歯ぎしりをすると、歯の表面にあるエナメル質もすり減ります。エナメル質がすり減って象牙質がむき出しになると、神経に刺激が伝わりやすくなり、知覚過敏を引き起こすかもしれません。冷たいものや熱いものを摂取する際に、しみたり痛みを感じたりすることがあるでしょう。

他にも、歯に詰め物があった場合には詰め物が外れてしまったり壊れたりする他、自身の歯が欠けたり折れたりすることもあります。歯の損傷を防ぐためには、早期の治療やマウスガードでの対策が効果的です。

全身に影響を及ぼす

歯ぎしりは、口腔内だけでなく全身に影響を及ぼすことがあります。歯ぎしりによって強い力を歯や顎にかけ続けていると、顎や首、肩などの筋肉が緊張状態になるため、頭痛や肩凝りの原因になるのです。

顔のバランスが崩れる

歯ぎしりを続けていると、顔の見た目にも影響が出ます。特に、エラ張りと歯ぎしりは密接に関係していると考えられています。

歯ぎしりは、顔のエラと呼ばれる部分にある咬筋を発達させるため、エラが張った顔立ちになる可能性があるのです。「エラの張りを何とかしたい」と考え美容医療を受ける方の中には、歯ぎしりをやめただけで改善するケースもあります。

また、顎のズレやゆがみを引き起こしたり、筋肉が引っ張られることで目の大きさが片方だけ変わったりするなど、顔のバランスが崩れやすくなります。

歯ぎしりの癖がある場合の対処法

歯ぎしりを防ぐためマウスピースをはめようとしている人

歯ぎしりは身体にさまざまな症状を引き起こすリスクがあるため、歯ぎしりの癖がある方は早急に対処し改善しましょう。特に、寝ている間など無意識のうちに歯ぎしりをしている場合には、何らかの対処を行わなければ身体への影響が大きくなります。

ここからは、歯ぎしりの癖がある場合の対処法について解説します。

マウスピースを装着する

「寝ている間に無意識に起こっている歯ぎしりを何とかしたい」という方に有効なのが、マウスピースを装着することです。

就寝時にマウスピースを使用することによって、歯と歯が直接接触するのを防ぎ、咬合力を分散させる役割を果たします。そのため、歯や顎関節にかかる負担を軽減できます。

歯科医院で作製したマウスピースの場合、患者さまに合わせて作られているため、より快適に使用することができるでしょう。

薬物療法

薬を使って歯ぎしりを改善させる方法です。筋弛緩剤などを使用し、筋肉の緊張を軽減させます。

しかし、薬剤の使用は慎重に行わなければなりません。依存症になる可能性があることや副作用があることなどの観点から、長期的には使用できないでしょう。

まとめ

歯ぎしりがなくなり気持ちよく寝ている人

歯ぎしりをすると顎の骨や歯周組織に負担がかかり、歯周病を悪化させる可能性があるとされています。口内の健康を守るためには、歯ぎしりをなるべくしないことが望ましいでしょう。

しかし、寝ている間など無意識に歯ぎしりをしている場合、自身の意識だけでは改善が難しいケースもあります。マウスピースの装着で歯への負担を軽減したり、薬物を使用して歯ぎしりを抑制したりしましょう。

マウスピースは、市販品よりも歯科医院でオーダーメイドで作成してもらったほうが外れにくく、確実な効果が期待できます。

歯ぎしりでお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

歯磨きは1日に何回してもいいの?

2024年7月3日
歯磨きは一日に何回してもいいの?

みなさまこんにちは!

大阪府八尾市で60年以上の歴史を持つ、地域に根ざした歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」です。患者様一人ひとりの不安や疑問に寄り添い、丁寧な説明と質の高い治療を提供することで、皆様の口腔内健康を守ります。

当院では、患者様とのコミュニケーション不足という課題を解消するため、このブログを立ち上げました。 ブログを通じて、歯科に関する様々な情報を発信し、患者様との理解を深めていきます。ブログでは、歯に関する基本知識から、治療に関する疑問まで、幅広いトピックを取り扱っています。 専門的な情報も、分かりやすく丁寧な言葉で説明しているので、どなたでも安心して読むことができます。また、ご質問やご意見も受け付けておりますので、お気軽にお寄せください。 患者様からいただいたご意見は、ブログ記事の改善や、より良い歯科治療の提供に活かしていきます。八尾市で歯医者をお探しの方は、ぜひもりかわ歯科へご相談ください。 経験豊富な歯科医師とスタッフが、皆様の歯の健康をサポートいたします。

「歯磨きは1日に何回してもいいの?」の質問に全力回答!

今回は、「歯磨きは1日に何回してもいいの?」などの質問に対して全力でお答えしていきます!

歯磨きは1日何回するのが適切ですか?

歯磨きは1日何回するのが適切ですか?

皆さん、1日に何回歯磨きをしていますか? 虫歯や歯周病を予防したいけれど、正しい歯磨きの方法や回数、タイミングについてよくわからないという人は少なくありません。歯磨きの習慣は、幼い頃に身につくものですが、1日に何回磨くべきかなんてことは、学校で教わるようなことでもありません。ここでは、1日に何回歯を磨くのが理想的かについて詳しく解説していきます!

理想の歯磨き回数は、ズバリ「3回」以上です!

歯磨きの目的を今一度考えてみましょう。歯磨きは食事後に残った食べかすの除去と、歯の表面に付着する虫歯の原因菌である歯垢を取り除くことです。 そのため、食事の回数が朝・昼・晩の3回であれば、それぞれの食後に磨くのが理想的です。つまり、1日に3回の歯磨きが望ましいということになります。

寝る前に歯磨きを!

人間は通常、唾液の作用で口内が中和され、歯周病菌の増殖が抑えられています。しかし、寝ている間は唾液の分泌が極端に減少するため、細菌が活発に活動しやすくなります。そのため、夜寝る前に歯磨きをして「汚れを次の日に持ち越さない」ことが非常に重要です。こう考えると、1日に3回以上の歯磨きが理想的であると言えますね。

朝食前の「起床してすぐ」の歯磨き

就寝中に増殖した常在菌のことを考えると、朝食前にも歯磨きすることが望ましいです。食後に歯磨きをすれば良いと考える方もいるかもしれませんが、起床直後の口内には多くの細菌が存在しています。そのため、そのまま朝食を摂る前に歯磨きをすることが大切です。朝起きてすぐに歯磨きする習慣を身につけることで、口内の細菌を減らし、より健康な口腔環境を保つことができます。

食後の歯磨きの必要性

食後すぐに磨かないと虫歯になるというわけではありませんが、食べかすが残っていると口内の中和が遅れ、酸に弱い歯が脱灰しやすくなります。そのため、食後の歯磨きは理想的です。もし外出先や仕事で歯磨きが難しい場合でも、お水を飲むことで口内が中和されるため、おすすめです。食後にできる限り歯磨きを行い、難しい場合は水を飲むなどして、口内環境を整えることが大切です。

歯磨きの回数に決まりはないの?

歯磨きの回数について、一般的な推奨はあるものの、厳密な決まりはありません。例えば、国や歯科医師会が1日の歯磨き回数を具体的に定めているわけではありません。人それぞれのライフスタイルや口内の状態が異なるため、適切な歯磨き回数も異なります。しかし、虫歯や歯周病をしっかり予防するためには、最低でも1日2回は歯磨きすることが推奨されます。2〜3日続けて歯磨きの回数が1回、または0回の人は、明らかに虫歯や歯周病のリスクが高まります。これにより、さまざまな口腔疾患や全身疾患を引き起こす可能性があるため、ぜひ1日に最低でも2回は歯磨きを習慣づけるようにしましょう。

日本人の平均歯磨き回数と歯磨き時間

ここで具体的な数字も見てみましょう!日本人の95%が毎日行っていると言われる歯磨き。厚生労働省が2011年に実施した調査によると、最も多いのは1日に2回歯を磨く人で、約半数にあたります。1975年と比較すると、この割合は約2倍に増加しています。また、ある民間会社の調査では、1日1回以上歯を磨く人の磨き時間について、1~3分が最も多く、全体の約5割を占めています。次いで3~5分が約3割、10分以上磨く人も1割弱いるという結果が出ています。では、1日に何回、どれくらいの時間をかけて歯を磨くのが良いのでしょうか。医学的な明確な答えはまだ出ていません。以前は「1日3回、3分間、食後3分以内に歯を磨こう」という“3・3・3運動”が提唱されていましたが、現在では、回数や時間よりも虫歯や歯周病の原因であるプラーク(歯垢)をどれだけ効果的に除去できるかという質の方が重要とされています。プラークが形成されてから細菌が歯を溶かすまでには最低でも24時間かかるため、1日1回しっかりと歯磨きしてプラークを取り除けば十分だと考える歯科医師も少なくありません。日本人の平均歯磨き回数と歯磨き時間1

※1 厚生労働省(2012). 平成23年歯科疾患実態調査

日本人の平均歯磨き回数と歯磨き時間2

※2 ライフメディアリサーチバンク(2013). 歯に関する調査.

http://research.lifemedia.jp/2013/06/130605_teeth.html

歯磨きのしすぎ(オーバーブラッシング)に注意!

歯磨きのしすぎ(オーバーブラッシング)に注意!

歯磨きの際に力を入れすぎたり、磨く時間が長すぎたりして歯や歯茎を傷つけてしまうことをオーバーブラッシングと言います。一生懸命に磨いているつもりでも、オーバーブラッシングを続けると、歯がきれいに磨けないばかりか、さまざまなトラブルに繋がる可能性があります。今回は、オーバーブラッシングによって生じる口腔内のトラブルや、その予防方法についてご紹介します。

オーバーブラッシングがもたらす歯への悪影響とは?

お口のケアに熱心な人ほど、汚れや着色を落とそうとして力強くブラッシングしやすい傾向にあります。しかし、過度な力で磨きすぎると、オーバーブラッシングによって歯の表面のエナメル質が削られ、その下にある象牙質が露出してしまいます。この結果、歯が冷たいものなどの刺激に敏感になる知覚過敏の症状が現れることがあります。

エナメル質は一度削られると再生することができません。そのため、歯磨きの際の力加減だけでなく、使用する歯磨き粉の研磨作用が強すぎる場合もエナメル質を傷つける原因になりますので、注意が必要です。

歯茎が痩せて虫歯になりやすくなってしまう(歯肉退縮・根面う蝕)

歯茎の退縮は加齢や歯周病が原因であることがありますが、オーバーブラッシングによって歯茎が傷つき、下がってしまうこともあります(歯肉退縮)。通常、歯の根っこの部分は歯茎に埋まっており、エナメル質で覆われていません。そのため、歯の根元は柔らかく汚れがつきやすく、虫歯(根面う蝕)や知覚過敏になりやすい傾向があります。「ハミガキのし過ぎで虫歯になる」というのは不思議に感じるかもしれませんが、実際に歯の根元が露出している人は、露出していない人に比べて、根面う蝕になるリスクが3倍高いというデータもあります。オーバーブラッシングを防ぐためには、自分に合った柔らかめの歯ブラシを選ぶことが重要です。

歯ブラシの選びかたに関しては、当院のブログで紹介しております「歯ブラシや歯間ブラシの選び方は?」をご覧ください!

食後すぐに歯みがきするのはNGって本当?

食後すぐに歯みがきするのはNGって本当?

昨今、ネットニュースなどで「食後30分以内に歯みがきをするのは良くない」という情報が広まっているのはご存知ですか?実際には、なるべく食後すぐに歯みがきをすることがおすすめです!食後30分以内の歯みがきをNGとする根拠は、食事に含まれる酸が歯を傷める可能性があるからです。食事が酸性に傾くと、口の中も酸性になりますが、通常は唾液によって中性に戻ります。しかし、唾液の働きが不十分な場合、まだ口の中が酸性の状態で歯みがきをすると、歯を傷めてしまう恐れがあります。ただし、ほとんどの場合、食事が直接的に歯を傷めるほどの酸性になることは少ないと考えられます。むし歯や歯周病のリスクを考えると、早めに食べかすを取り除くことが重要です。したがって、食後すぐにできるだけ早く歯みがきをすることが、お口の健康を守るためには有効です。

歯科医院で歯磨き指導を受けることもおすすめ!

歯科医院で歯磨き指導を受けることもおすすめ!

歯磨きを丁寧にしているつもりでも、具体的にどうしたら良いのか分からないという方は多いでしょう。日々歯磨きをしているけれど、実は虫歯や歯周病になってしまった経験もあるかもしれません。ひとくちに歯磨きといっても、個々の歯並びや歯と歯茎の状態によって適した方法は大きく異なります。適切な歯みがき方法を知るためには、かかりつけの歯科医院に相談するのが一番です。もちろんもりかわ歯科でも、患者様に合った歯磨き方法や適切な歯ブラシの選び方をアドバイスさせていただきます。さらに、定期的な検診も一緒に受けることで、口の健康を維持するための基本的なケアを学ぶことができます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

歯磨きの回数に関しては、特定の回数が必要とされる根拠はなく、質の良い歯磨きが重要です。たとえ沢山磨いても、磨き残しがあれば虫歯や歯周病のリスクが高まります。ですから、歯磨きの回数よりも、どれだけ効果的に磨けているかを意識することが大切です。

毎日の歯磨きから、「歯並びも気になってきた」と思っている方、もりかわ歯科はマウスピース矯正にも力を入れております!矯正に少しでも興味のある方はお気軽にご相談ください。

矯正無料相談

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでももりかわ歯科へお越しください。

 

虫歯が原因で口臭が発生!?予防方法や口臭を抑える対策

2024年6月28日
口臭を確認している女性

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

虫歯が進行すると、歯の痛みや不快感にとどまらず強い口臭が発生するかもしれません。虫歯が進行することで細菌が繁殖し、悪臭を放つガスを発生するためです。

この記事では、虫歯が原因で発生する口臭について解説し、日常的に実践できる予防方法や口臭を抑える効果的な対策について詳しく紹介します。

虫歯があると口臭が発生する?

虫歯の人の歯

口臭は、食事や飲み物、口の中の環境が原因の場合が多いですが、虫歯も口臭の原因となることがあります。虫歯が進行すると歯の内部で細菌が繁殖し、口臭の原因になるのです。

さらに、虫歯があるということは口腔内が清潔に保たれていなかったということなので、細菌が繁殖しやすい口内環境であるといえます。細菌が繁殖することで口臭が引き起こされ、場合によっては他人に感じられるほどの強い臭いを発生させる恐れがあります。

虫歯の予防と早期治療が、口臭対策には重要です。

虫歯があるとなぜ口臭が発生するのか

虫歯があるとなぜ口臭が発生するのか

虫歯が口臭を発生させる原因は、以下の通りです。

食べ物が詰まりやすい

虫歯が進行すると歯に穴が開き、食べカスが詰まりやすくなります。穴に詰まった食べカスは通常の歯磨きでは取り除きにくく、放置されると細菌が繁殖するでしょう。

食べカスは細菌によって分解され、悪臭を放つ原因になります。特に、糖質が豊富な食べ物は虫歯菌のエサになりやすく、細菌の活動を活発化させ口臭を悪化させるため注意が必要です。

歯の根元に膿が溜まる

虫歯が進行して歯の根元まで細菌が達すると、膿が溜まることがあります。膿は非常に強い臭いを放ち、口臭の原因になるのです。

膿が溜まると歯や歯茎に痛みや腫れを引き起こし、放置すればさらに臭いが悪化するでしょう。最悪の場合、歯が抜け落ちたり抜歯が必要になったりする可能性もあります。

神経の腐敗

虫歯が進行すると歯の神経に達し、神経が死ぬことがあります。神経が腐敗して口臭の原因になるガスが発生すると、特有の強い臭いを放つでしょう。通常、虫歯が神経に達すると激しい痛みを伴うため、早期に歯科治療を受ける方が多いです。

しかし、その状態で放置するとやがて神経が死んで痛みを感じなくなります。痛みを感じなくなるまで放置すると、腐敗が進行してさらに強い口臭を引き起こすでしょう。

歯が痛み始めたら早めに歯科医に相談し、適切な治療を受けることが重要です。

口臭を抑える方法

市販のミントタブレット

口臭を抑えるためには、以下の方法が効果的です。

丁寧な口腔ケア

歯磨きは、口臭対策の基本です。食べカスや歯垢をしっかりと取り除くことで、口腔内の細菌の繁殖を防ぎます。

歯磨きはできるだけ毎食後に行いましょう。外出先などで歯磨きが難しい場合は、マウスウォッシュなどを活用して細菌の繁殖を防いでください。

また、歯ブラシだけでは取りきれない細かい部分の汚れを除去するために、フロスや歯間ブラシなども併用しましょう。歯と歯茎を丁寧に磨いて歯垢を完全に除去し、口内を常に清潔に保つことが重要です。

舌の表面にも多くの細菌が存在し、口臭の原因になることがあります。舌ブラシや舌クリーナーを使って舌を清掃することで、口臭を効果的に抑えられるでしょう。

舌ブラシを使う際は、力を入れすぎずに優しくブラッシングし、舌全体を均等に清掃しましょう。

口腔内の保湿

口腔内が乾燥すると細菌が繁殖しやすくなります。唾液には自浄作用があり、口臭の原因となる細菌を抑える役割を果たしているため、口内が乾燥すると口臭につながるのです。

水分を十分に摂取し、口の中を潤すことで細菌の繁殖を防げます。特に、口呼吸の人は意識して口を閉じるようにし、鼻呼吸を心がけましょう。

また、室内の湿度を保つために加湿器を使用することも効果的です。

食生活の改善

食生活の改善も口臭予防に有効です。食物繊維が豊富な野菜や果物を積極的に摂取し、消化を助けることが大切です。消化不良を防ぎ、口臭の原因となるガスの発生を抑えましょう。

また、ニンニクや玉ねぎなど、口臭の原因になる食材の摂取は控えると良いでしょう。発酵食品やヨーグルトなど、腸内環境を整える食品を積極的に摂取することも口臭予防に効果的です。

バランスの取れた食事を心がけることで、全身の健康を保ち口臭を防いでください。

口臭ケア製品の使用

市販されている口臭ケア製品を使用するのも効果的です。マウスウォッシュやミントタブレット、ガムなどを活用すれば、口臭を一時的に抑えることができます。携帯しやすいものも多いので、外出先や会議前など口臭が気になる場面で便利に使えます。

また、抗菌成分が含まれている製品を選ぶと、細菌の繁殖を抑えて持続的に口臭予防効果を期待できます。

ただし、口臭ケア製品は一時的な対策であり、根本的な口臭予防には日常的な口腔ケアと定期的な歯科検診が不可欠です。

虫歯によって起こる口臭を予防する方法

水を飲んでいる女性

虫歯が原因で発生する口臭を防ぐためには、日常的なケアと定期的な歯科受診が重要でしょう。虫歯による口臭を効果的に予防する主な方法は、以下のとおりです。

虫歯治療

虫歯が原因の口臭の場合は、早期に治療を行うことが最も重要です。虫歯が見つかったら、すぐに歯科医院を受診して適切な治療を受けましょう。虫歯菌が発する悪臭の原因を根本から取り除くことが、口臭予防につながります。

初期の虫歯は簡単な治療で終わることが多いですが、進行した虫歯の場合は、強い口臭を引き起こすかもしれません。治療が遅れると歯を失うリスクも高まるため、定期的な検診で早期発見・早期治療を心がけることが大切です。

正しい歯磨き習慣

歯磨きは口臭予防の基本です。なるべく毎食後に歯を磨きましょう。特に、就寝中は唾液の分泌が減って虫歯になりやすいため、より丁寧に口腔ケアをしてください。歯と歯茎の境目や奥歯など、虫歯ができやすい箇所をしっかりと磨くことが重要です。

また、歯磨き粉にはフッ素配合のものを使用することで、虫歯予防の効果が高まります。毎回短くても3分以上は歯を磨き、歯ブラシは1ヶ月に一度交換して常に清潔なものを使いましょう。

歯間に詰まった食べカスや歯垢は歯ブラシだけでは取り除きにくいため、歯ブラシに加えデンタルフロスや歯間ブラシを併用しましょう。

口臭の原因になる虫歯にならないように、丁寧に口腔ケアを行い口腔内の清潔を保つことが大切です。

水分をとる

口腔内が乾燥すると細菌が繁殖しやすくなり、口臭の原因になります。水分を十分に摂取し、口の中を常に潤すように心がけてください。また、口の乾燥を防ぐことは、虫歯予防にもつながるため、虫歯のよる口臭の発生を抑えられるでしょう。

唾液には口内の細菌を洗い流し、口臭を抑える効果があります。ガムを噛むことで唾液の分泌を促せば、口腔内を自然に潤すことができます。

ただし、糖分が含まれていないキシリトールガムを選ぶことがポイントです。口内の保湿スプレーなどを使用することも有効です。

定期的なクリーニング

定期的な歯科検診は、虫歯や口臭を予防するためには欠かせないでしょう。少なくとも半年に一度は歯科医院を訪れ、プロの手によるクリーニングやチェックを受けることが重要です。

定期的に検診を受けることで、初期の虫歯や歯周病を早期に発見し適切な治療を施すことができます。また、歯科医院で行われる専門的なクリーニングでは、セルフケアでは取り除けない歯垢や歯石を除去することができます。

歯科医院では歯磨き指導も受けられるため、セルフケアの質も上げることができるでしょう。口内を常に清潔に保ち、口臭を防ぐことにつながります。

まとめ

歯ブラシとマウスウォッシュ

虫歯が進行すると、口臭の原因になることがあります。虫歯が進行して歯に穴が開くと食べカスや歯垢が詰まりやすくなり、細菌が繁殖して悪臭を放ちます。

虫歯が神経に達すると神経が腐敗し、強い臭いを放つガスが生成されます。虫歯の進行により歯の根元に膿が溜まり、悪臭の原因になることもあるでしょう。

虫歯による口臭を予防するためには、虫歯治療や正しい歯磨き習慣、口腔内の保湿が重要です。また、バランスの取れた食生活も大切です。野菜や果物を積極的に摂取し、糖分の多い食べ物は控えるようにしましょう。

歯科医院で定期的に検診とクリーニングを受けることで、虫歯や歯周病の早期発見・治療することができ、口臭予防に繋がります。

口臭でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

歯医者さんで働くスタッフの役割って?

2024年6月26日
歯医者さんで働くスタッフの役割って?

「歯医者さんって、なんだか緊張する…」 「治療のこと、もっと詳しく知りたいけど、聞くのが怖い…」

そんな風に思っていませんか?

私たちは、八尾市にある歯医者さん、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

地域の皆さまのお口の健康をサポートするため、 日々診療に取り組んでいます。

歯科治療って、わからないことだらけですよね。

私たちにとっては当たり前のことでも、 患者さんにとっては初めて聞くことばかり。 疑問や不安を感じるのは当然のことです。

当院では、患者さんが安心して治療を受けていただけるよう、 疑問や不安を解消することを大切にしています。

しかし、診療中は時間の制約もあり、 専門的な内容をどこまで詳しくお話しすればいいのか、 いつも悩んでしまうんです。

そこで、このブログでは、 患者さんからよくいただく質問をテーマに、 わかりやすく解説していきたいと思います!

「こんなこと聞いてもいいのかな?」 なんて遠慮はいりません。

どんな些細なことでも、気になることは解決して、 安心して治療を受けていただきたいと思っています。

このブログが、皆さまのお口の健康を守るための一助となれば幸いです。 ぜひ、最後まで読んでみてくださいね😊

「歯医者さんで働くスタッフの役割って」の質問に全力回答!

今回は、歯医者さんて先生(ドクター)意外に色んな役割の人が居そうだけど、それぞれ何をする人たちなの?など疑問に感じられることがあると思います。

そんな疑問に対して全力でお答えしていきます!

まず、歯医者で働く各スタッフの名称は?

  1. 歯科医師(ドクター)
  2. 歯科衛生士(DH)
  3. 歯科助手(DA)
  4. 受付スタッフ
  5. トリートメントコーディネーター(TC)
  6. 歯科技工士

①歯科医師(ドクター)の役割

①歯科医師(ドクター)の役割

歯医者さんってどんなお仕事? 意外と知らない歯科医師の役割🦷

「歯医者さんって、歯を削ったり、詰め物をしたりするんでしょ?」

もちろん、それも大切な仕事ですが、それだけではありません!

歯科医師は、国家資格を持った、いわばお口のスペシャリスト。

歯やお口の中の病気の診断から治療まで、 幅広い業務を担っています。

実は、歯科医院を開業するには、 必ず歯科医師が1人以上いないといけないんです。

それだけ、歯科医師の存在は重要なんですね。

歯科医師にしかできないことって?

歯科医院の中では、歯科医師にしかできない特別な仕事がたくさんあります。

例えば…

  • 病気の診断とその説明 患者さんの症状を詳しく調べ、どんな病気なのかを判断し、 わかりやすく説明します。
  • レントゲンの撮影 レントゲンを撮るためのスイッチを押すのは、 実は歯科医師にしか許されていないんです。
  • 歯を削る、詰め物や被せ物を作る 虫歯を削ったり、詰め物や被せ物を作るための型取り、 そしてそれらを調整して装着するのも、 歯科医師の大切な仕事です。

このように、歯科医師は、 患者さんのお口の健康を守るために、 様々な専門的な知識や技術を駆使して、 日々診療にあたっています。

「歯が痛い」「歯ぐきが腫れている」 そんな時はもちろん、 「お口の中を定期的にチェックしてほしい」 という方も、ぜひお気軽にご相談ください。

私たち、もりかわ歯科は、 地域の皆さまのお口の健康をサポートするため、 いつでもお待ちしております😊

②歯科衛生士(DH)の役割

②歯科衛生士(DH)の役割

歯医者さんの頼れるパートナー! 歯科衛生士ってどんなお仕事?🦷✨

「歯医者さんでのクリーニングって、気持ちいいけど、  あれって、どんな人がやってるの?」

そう思ったことはありませんか?

実は、あのクリーニングをしてくれるのは、歯科衛生士という国家資格を持ったプロフェッショナルなんです。

歯科衛生士は、歯科医師と協力して、 患者さんのお口の健康を守る大切なお仕事。

歯科医師のように歯を削ったり、薬を処方したりすることはできませんが、 患者さんのお口の中に直接触れて、 様々なケアや治療を行うことができます。

歯科衛生士のお仕事って?

歯科衛生士のお仕事は、大きく分けて3つあります。

  1. 診療補助 歯科医師の診療をサポートします。 器具の準備や片付け、患者さんの誘導などを行います。
  2. 予防処置 歯磨き指導やフッ素塗布など、 虫歯や歯周病を予防するためのケアを行います。
  3. 歯石除去などの治療 歯石を取ったり、歯の表面を磨いたりして、 お口の中を清潔に保ちます。

このように、歯科衛生士は、 虫歯や歯周病の予防、早期発見、そして治療後のケアまで、 幅広い役割を担っています。

「歯医者さんは怖い…」 「何をされるのか不安…」

そんな方も、ぜひ安心してください。

歯科衛生士は、患者さんの気持ちに寄り添い、 安心して治療を受けていただけるよう、 コミュニケーションをとることを大切にしています。

③歯科助手(DA)の役割

③歯科助手(DA)の役割

歯医者さんの縁の下の力持ち! 歯科助手ってどんなお仕事?🦷✨

「歯医者さんでの治療中、  先生がスムーズに治療を進められるように、  テキパキと動いている人って、どんな人なんだろう?」

そう思ったことはありませんか?

それは、歯科助手かもしれません。

歯科助手は、歯科医師や歯科衛生士をサポートし、 患者さんが安心して治療を受けられるよう、 様々な業務を担っています。

歯科助手の主な仕事内容

  1. ドクターのアシスタント 治療に必要な器具の準備や片付け、 患者さんのお口の吸引など、 歯科医師が治療に集中できるようサポートします。
  2. お子さんの世話 小さなお子さんが安心して治療を受けられるよう、 優しく声をかけたり、おもちゃで遊んだりして、 緊張をほぐします。
  3. 院内の環境整備 診療室や待合室の清掃、 タオルや器具の洗濯、 そして治療で使用する器具の滅菌・消毒など、 清潔で安全な環境を保つための業務を行います。

このように、歯科助手は、 患者さんが安心して治療を受けられるよう、 縁の下の力持ちとして、 様々な場面で活躍しています。

「歯医者さんは怖い…」 「子供を連れて行くのが不安…」

そんな方も、ぜひご安心ください。

歯科助手は、患者さんの不安な気持ちを理解し、 安心して治療を受けていただけるよう、 笑顔で対応させていただきます。

私たち、もりかわ歯科は、 歯科医師、歯科衛生士、そして歯科助手、 全員で力を合わせて、 皆さまのお口の健康をサポートします!

④受付スタッフの役割

④受付スタッフの役割

笑顔でお出迎え!受付スタッフが、あなたの歯医者さん体験をサポートします😊

「歯医者さんに電話する時、ちょっと緊張するな…」 「予約の変更って、どうすればいいんだろう?」

そんな風に思っていませんか?

大丈夫です! 私たち受付スタッフが、あなたの不安を解消し、 安心してご来院いただけるよう、精一杯サポートいたします。

受付スタッフの主な仕事内容

  1. 笑顔でのお出迎え&お見送り 受付で笑顔でお迎えし、気持ちよくお帰りいただけるよう、 心を込めて対応いたします。
  2. ご予約の受付・変更・確認 ご都合に合わせて、ご予約の受付や変更、確認を行います。 お電話やオンラインでもご予約いただけますので、お気軽にご連絡ください。
  3. 患者様のスケジュール管理 ご予約の状況を管理し、スムーズにご案内できるよう努めます。 ご希望のお日にちや時間帯など、お気軽にご相談ください。
  4. カルテの管理 患者様の大切な情報を管理し、 より良い治療を受けていただけるようサポートいたします。

受付スタッフは、患者様にとって、 歯医者さんでの初めての接点となることが多いです。

だからこそ、 「ここに来てよかった」 そう思っていただけるような、 温かい対応を心がけています。

⑤トリートメントコーディネーター(TC)の役割

⑤トリートメントコーディネーター(TC)の役割

歯医者さんでの不安や疑問、何でも相談できる!それがトリートメントコーディネーター✨

「この治療法で本当に大丈夫かな?」 「費用はどれくらいかかるんだろう?」

歯科治療を受けるにあたって、 このような疑問や不安を感じるのは当然のことです。

そんな時、頼りになるのが トリートメントコーディネーター です。

トリートメントコーディネーターは、 患者さんと歯科医師との間に入り、スムーズなコミュニケーションをサポートする役割を担っています。

トリートメントコーディネーターの役割

  1. 患者さんのご要望を的確に把握
    治療に対するご希望やご不安など、 患者さんのお話をじっくりとお伺いします。 「どんな治療法があるのか知りたい」 「費用について詳しく知りたい」 など、どんなことでもお気軽にご相談ください。
  2. 歯科医師への情報伝達
    患者さんからお伺いした内容を、 歯科医師に正確に伝えます。 患者さんのご要望を踏まえた上で、 最適な治療計画を一緒に考えていきます。
  3. 治療に関するご説明
    歯科医師が提案する治療計画について、 患者さんにわかりやすくご説明します。 専門用語を使わず、 図や模型なども活用しながら、 丁寧にご説明いたしますのでご安心ください。
  4. 治療中のサポート
    治療中、不安なことや気になることがあれば、 いつでもお気軽にご相談ください。 患者さんが安心して治療を受けられるよう、 精一杯サポートさせていただきます。

もりかわ歯科のトリートメントコーディネーター

当院にも、患者さんの気持ちに寄り添い、 丁寧な対応を心がけるトリートメントコーディネーターが在籍しています。 どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。

⑥歯科技工士の役割

6歯科技工士の役割

歯医者さんの裏方ヒーロー! 歯科技工士の職人技をご紹介🦷✨

「銀歯って、どうやって作ってるんだろう?」 「入れ歯って、どうやって自分の歯に合うように調整してるの?」

そんな疑問、考えたことありませんか?

実は、その陰には、歯科技工士という 国家資格を持ったプロフェッショナルの存在があるんです。

歯科技工士は、歯科医師の指示のもと、 患者さん一人ひとりに合った かぶせ物(クラウン)や入れ歯(義歯)などを 製作する、いわば歯の職人です。

歯科技工士のお仕事って?

歯科技工士の主な仕事内容

  1. 歯科技工物の設計・製作 歯科医師が作成した設計図や型をもとに、 患者さんのお口にぴったり合う 歯科技工物を製作します。
  2. 修理・調整 壊れたり、合わなくなったりした歯科技工物を 修理・調整します。
  3. 新しい素材や技術の研究 より良い歯科技工物を提供するため、 常に新しい素材や技術の研究に取り組んでいます。

歯科技工士は、歯科医院の中にいることは少なく、歯科技工所という場所で働いていることがほとんどです。

歯科医師と連携を取りながら、 患者さんの快適な生活を支える 重要な役割を担っています。

歯科技工士の職人技

歯科技工物は、 単に歯の機能を補うだけでなく、見た目も自然で美しいことが求められます。

歯科技工士は、 高い技術と繊細な手作業で、 まるで本物の歯のような 精巧な歯科技工物を作り上げます。

それはまさに、職人技と呼ぶにふさわしいものです。

歯科技工士がいるからこそ…

私たち歯科医師は、 歯科技工士の技術力に支えられて、 患者さんに最適な治療を提供することができます。

歯科技工士は、 患者さんの笑顔を取り戻すために、 日々、情熱を込めて仕事に取り組んでいます。

歯科技工物について、 何かご質問があれば、 お気軽に当院のスタッフにお尋ねください😊

まとめ

いかがだったでしょうか?

このように歯医者に関わるそれぞれのスタッフが日々患者さんのお口の健康について真剣に親身になって考えております。

お口のことで気になること、不安なことがあれば、 いつでもお気軽にご相談ください😊

私たち、もりかわ歯科は、 歯科医師と歯科衛生士が協力して、 皆さまのお口の健康をサポートします!

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

 

審美歯科にご興味のある方、歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

矯正無料相談

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。