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歯の痛みの原因はなんですか?

2023年11月29日
歯の痛みの原因は何ですか?

こんにちは!大阪府八尾市で60年!地域に根ざした歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯の健康に関することや、歯にまつわる体のお悩みなどは、歯科医師やスタッフにとっては常識的なことでも、患者さまにとっては疑問や不安になり得るのだ、とあらためて気づかされることがよくあります。できるだけ多くの質問に詳しくお答えできればいいのですが、診療中に個々の患者さまに詳しくご説明する時間が限られていることが多いのが実状です。

そこで、「歯に関するご質問に全力回答!」ブログをスタート! 普段の診療中によく訊(き)かれる質問に対して、この場で詳しく解説していくことを大命題として出発したブログです。このブログが、歯医者に対して患者さまが日頃抱えている疑問や不安の解消への近道になれば、と願ってやみません。

どんな些細な疑問や質問でも、お気軽にお寄せください! 患者さまの健康と幸福を支えることが私たちの役目です。どうぞよろしくお願いいたします。

 歯の痛みの原因は?のご質問に全力回答!

歯が痛い!虫歯?それとも…?? 一気に気持ちがくもってしまいますよね。ああでもない、こうでもないと原因を考えてモヤモヤ、イライラ。どうにかして気のせいってことにならないかなぁ、とまで思ってみたり。今回はそんなお悩みを解消するために、歯の痛みの原因について、歯科医として詳しく解説していきたいと思います。

その痛みの原因は…

歯に原因のある痛み

虫歯と歯肉炎

歯そのものに痛みの原因がある場合は、皆さんご存知の通り、以下のような原因が考えられます。

・虫歯

・歯周病

・歯冠・歯根破折

・知覚過敏

・親知らず

・歯髄炎

非歯原性歯痛のことです。歯の問題ではなく、顎関節、筋肉、または頭部の他の部位から発生する痛みのことを指します。例えば、ストレス、顎関節症、または頭部の神経の問題などにより、歯に関係ない箇所から痛みが発生する状態です。

それぞれを詳しく見ていきましょう。

咀嚼(そしゃく)筋・筋膜性の歯痛

顎や頭部の筋肉や筋膜部分に原因のある痛みです。

噛み合わせの異常(咬合異常)や歯並びの問題が、筋肉や筋膜に過剰な負担をかけて痛みにつながる場合、ストレスによる筋肉の緊張に起因する場合、また最近ではスマートフォンやパソコンの画面を見る頻度と姿勢による首や肩の筋肉のこわばりが原因の場合など、さまざまなケースがあります。

関連痛

このように、痛みを感じる部位と、実際の痛みの原因が異なる場所にある場合に発生する痛みのことを「関連痛」といいます。特定の神経経路によって痛みが他の部位に伝達される現象です。

関連痛は奥歯で起こることが多く、上下の歯を間違えたり、隣の歯に痛みが現れたりします。一般的には鈍い痛みが特徴です。顎関節症などによる痛みも、これに含まれます。

関連痛例

神経障害性の歯痛

中枢神経から末梢神経まで、神経のどこかに障害が起きて感じる、いわゆる「神経痛」。

突然痛みが走る「突発性神経痛」と、鈍い痛みが1日中続く「持続性神経痛」の2種類に分けられます。

突発性神経痛

前者は三叉神経が原因で起こり、うずくまるほどの激痛を伴います。

持続性神経痛

ピリピリ、ジンジンといった痛みで、帯状疱疹の後遺症が代表的ですが、何らかの原因で神経が障害されると同様の症状が出ることがあります。

神経血管性歯痛

片頭痛や発作性片側頭痛など、神経血管性の頭痛に関連して生じる歯の痛みのことです。 中でも群発頭痛は「人間が経験する最悪の痛み」などと表現され、激烈な歯痛や顔面痛を呈するとされています。

上顎洞性歯痛

頬骨の奥に位置する上顎洞の粘膜が腫れ、膿や鼻水が溜まっている状態を上顎洞炎と呼びます。 上顎洞には奥歯の神経が通っており、それが粘膜の腫れなどで圧迫されることにより、奥歯だけに強い痛みを訴えます。

上顎洞歯痛

心臓性歯痛

狭心症や心筋梗塞など、虚血性心疾患の発作に伴って歯の痛みが生じることがあります。 その際、胸や顔面の痛みと同時に生じるのが一般的ですが、中には歯痛のみというケースもあり、いずれも圧迫痛や灼熱痛が数分〜20分程度続きます。

気圧性歯痛

歯の中心部には、歯髄腔という神経を収めた空間があり、普段は内部と外の気圧が同じになるように保たれています。しかし、台風などによって急激に外の気圧が下がると、その変化に対応できずに内部に圧がかかり歯痛が起こります。

飛行機に乗った際も同様の症状が起こり、「航空性歯痛」と呼ばれています。

気圧性歯痛

精神疾患または心理社会的要因による歯痛

ストレスや疲労よって免疫が落ちたりすることで、痛みを伝える神経系統のバランスが崩れ、血液中のホルモン量が変化するなど、さまざまな原因で歯が痛むことがあります。

歯の痛みの原因を見分けるには

このように、歯の痛みの原因には様々なものがありますが、最初に歯科医の診察を受けることが大切になってきます。歯の痛みについての鑑別(見分け)についてのフローチャート(下図)もぜひご参考になさってください。

歯の痛みに関する鑑別(見分け)フローチャート

それでは虫歯以外の歯の痛みのうち代表的なものについて、もう少し詳しく解説しましょう。

歯周病

歯周病は、歯やその周りの組織に影響を及ぼすお口の中の疾患の一つです。歯周病は、歯肉炎と歯周炎の2つに大まかに分けられます。

1. 歯肉炎

・歯肉炎は歯肉(歯ぐき)の炎症を指します。

・主な症状には歯ぐきの腫れ、出血、赤み、口臭などがあります。

・歯垢(歯の表面に形成される細菌の膜。プラークとも言います。)の蓄積によって引き起こされます。

・歯垢を適切に除去し、お口の中の衛生状態を改善することで進行を防ぐことができます。

2.歯周炎

・歯周炎は歯肉炎が進行し、歯周組織(歯槽骨や歯根膜)にまで及ぶ疾患です。

・歯周炎の症状には歯ぐきの後退、歯周ポケットの形成、歯のぐらつき、歯の脱落などが含まれます。

・歯周炎は進行性の疾患なので、放置すると歯を失う可能性があります。

歯肉炎から歯周炎への進行

歯周病の原因は、主に口腔内の細菌による感染です。歯垢(プラーク)が歯の周りの組織に蓄積し、細菌の繁殖を促進し、炎症を引き起こします。歯周病の進行を防ぐために、以下の予防策が重要です。

  • 定期的な歯科検診と歯のクリーニング
  • 歯みがきとフロスの適切な使用
  • 健康的な食事を心がける
  • できるだけタバコを控える、もしくは禁煙
  • ストレスの管理

歯周病は放置すると全身の健康にも悪影響を及ぼすことがあるので、決して軽視しないことが重要です。早期診断と治療のためにも、歯科医による診察やアドバイスを受けることをお勧めします。

知覚過敏

知覚過敏は、冷たさ(冷たい食べ物・飲み物や冷たい空気など)、熱さ(熱い食べ物・飲み物や湯気など熱い空気)、甘さ、酸味などの刺激に対して過敏に反応してしまう、歯の表面の知覚異常です。知覚過敏は一般的な歯の問題であり、以下は主な原因と予防および治療法です。

主な原因
  • 歯エナメルの薄化: 歯のエナメル質が薄くなると、神経に対する刺激が直接伝わりやすくなります。
  • 歯肉の後退: 歯肉の後退によって歯の神経部分が露出し、刺激に対する感受性(外部からの刺激に対する感度)が高まります。
  • 歯垢や歯石の蓄積: 歯垢や歯石の蓄積が歯の表面を侵すことで感受性が増します。
  • むし歯や歯周病: 歯の健康問題が知覚過敏の原因となることがあります。
治療法および予防策
  • 特別な歯磨き粉: 歯医者から勧められた特別な歯磨き粉を使用すると、エナメル質を強化し、感受性を軽減できます。
  • 歯科治療: 歯医者が歯のエナメル質を強化するための処置を行うことがあります。
  • 歯のクリーニング: 歯垢や歯石の除去により感受性を軽減できます。
  • 歯肉の治療: 歯肉の健康を維持することが大切です。歯周病などの問題があれば適切な治療を受ける必要があります。
  • 知覚過敏の仕組み

知覚過敏は一般的に軽度から中程度の症状であり、適切なケアと治療によって改善できます。患者さまの感受性もさまざまですので、ぜひ歯科医に相談し、適切な治療法を見つけ、また口腔内の健康維持に努めてください。

親知らず

親知らずは、一般的に第三大臼歯(第三奥歯)とも呼ばれ、口腔内にある四つの大臼歯のうちの最後に生える歯のことで、他の大臼歯と同じく通常成人になる前後ぐらいに、上下/左右それぞれ1本ずつ計4本生えることがあります。

親知らずが生えないこともある?

実は、なかには親知らずがまったく生えない人もおり、その割合は正確な統計データはないものの、4人に1人程度と言われています。

親知らずはそのままにしたらいけないの?

一般的に親知らずは正常に生えないことが多く、親知らずが問題なく生える人の割合は3割に満たないとも言われています。以下は、そんな親知らずの問題点と処置についてです。

親知らずの生える場所

  • 生える場所: お口の中のスペースは有限で、親知らずが他の歯や歯ぐきの下に埋まってしまうことがあります。
  • 生える方向: 親知らずが他の歯に向かって成長したり、斜めに生えたりすることがあります。これは、親知らずの周辺組織に対する圧力や歯ぎしりなどの習慣によって引き起こされることもあります。
  • 感染: 親知らずが歯肉の下に埋まっている場合、食べかすや細菌が歯の周りに蓄積し、感染症を引き起こす可能性があります。
  • 痛みや不快感: 親知らずの成長や生えてる場所、生え方によっては、痛みや不快感をおぼえることがあります。
  • 抜歯の必要性: 上記のような問題が生じている場合、抜歯することがあります。抜歯が必要な場合、歯科医は患者の具体的な状況を評価し、適切な治療計画を立てます。抜歯は外科的な手術で行われ、適切な麻酔の下で行われます。
  • 親知らず生え方

不適切な生え方をしている親知らずは、他の歯や口腔組織に悪影響を及ぼす可能性があるため、歯科医のアドバイスを受けることが重要です。

ストレス

ストレスと一口に言っても様々です。歯ぎしり、筋肉の緊張、免疫力の低下、食生活の変化、肩こりなど、お口の健康に関連するストレスと、そのストレスが引き起こす歯痛を挙げていきます。

歯ぎしり

ストレスは歯ぎしりや食いしばりを引き起こすことがあります。これらの習慣は歯に圧力をかけ、歯の摩耗や歯肉の問題を引き起こす原因となります。

筋肉の緊張

ストレスは顔の筋肉の緊張を増加させ、顎関節症などの症状を引き起こすことがあります。顎が痛くなったり、顎が自由に動かせなくなったりします。この痛みが前述の関連痛(痛みを感じる部位と、実際の痛みの原因が異なる場所にある場合に発生する痛みのこと)として歯の周辺の痛みにつながることがあります。

免疫力の低下

長期にわたるストレスは免疫機能に悪影響を与えることがあります。免疫機能とは、体が病原体や異物に対抗するために働く防御メカニズムのことです。免疫力が低下すると、これら防御メカニズムが正常に働かなくなり、結果、細菌による歯周病の進行や口内炎などのお口の中の健康問題に大きく影響してしまいます。

食習慣の変化

ストレスが原因で、いつも以上に甘い食べ物や硬い食べ物が食べたくなったりすることがあるため、虫歯や歯の周辺環境にとってのリスクが高まります。

肩こり

肩こりによる全身的な筋肉の緊張は、特に肩に近い顔や口腔周辺の筋肉に影響を及ぼす可能性があります。このような筋肉の過度な緊張は、咬筋(かむ筋)などにも影響を与え、歯に不要な圧力がかかるなどして歯痛を引き起こすことがあります。また肩こりの痛みが関連痛として歯痛につながることもあります。

夜、歯が痛くなる

夜間の歯痛

人には自分が意識的に制御できない機能を調整するための神経(自律神経)があります。この自律神経には、交感神経と副交感神経の2つがあり、ざっくり言うなら交感神経は興奮状態やストレスにさらされている時に優位に、副交感神経はリラックス状態や休息時に優位になることで知られています。

副交感神経が優位になるとどうなるの?

夜間、とくに就寝時などは一般的に副交感神経が優位になるのですが、そうすると体は心拍がゆっくりになったり、血管が膨張し血の流れが円滑になったりします。ところがこの血管の膨張が神経を圧迫し、痛みを引き起こすことがあるのです。例えば、偏頭痛のような血管性の頭痛は、頭部の血管の拡張に伴う痛みです。夜間の歯痛もこれと同じ原理ですが、とりわけ就寝時には横になることで頭に血流も集まりやすくなるので、それが歯痛の原因となってしまうことがあるのです。

1日の自律神経のリズム

まとめ

なんだか歯が痛い……そんな時のご参考になりましたでしょうか。いずれにしても歯痛の原因はさまざまですので、少しでも不安に思われたら、迷わず大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科までお越しください。適切な判断の後、しかるべき治療もしくはアドバイスをさせていただきます。

歯にまつわることならどんなことでもご質問にお答えしたい。そんな思いで書いているこのブログが、患者さまの不安払拭の一助になれたなら幸いです。

虫歯の予防に何ができますか?

2023年10月13日
虫歯の予防に何ができますか?

こんにちは!大阪府八尾市で60年地域に根ざす歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯はもちろん歯に関係する体のお悩みに対して、歯科医や診療所のスタッフからすれば当たり前の知識でも意外に患者さんはこんなことを疑問に感じておられるのか…とハッとさせられることがよくあります。

診療中に全てお答えできれば良いのですが、お一人お一人に詳しく説明する時間も中々取れないのが現状です。

そんな普段の診療中によく聞かれる質問に当院のブログで片っ端からお答えしていく「歯に関する質問に全力回答!」ブログを開始しました!

患者さまがこのブログを読んでいただくことで、歯医者に対して普段からモヤモヤと疑問に感じていることを少しでも解決していただく手助けとなれば幸いです。

虫歯の予防についてのご質問に全力回答!

今回は虫歯の予防について、歯医者として何ができるのか、どういった虫歯予防の方法があるのかについて詳しく解説していきたいと思います。

虫歯予防とは

虫歯予防は、歯に虫歯(むしば、または蝕とも呼ばれます)ができるのを防ぐための対策やケアのことを指します。虫歯は、口の中の細菌が食べ物の残りカスや糖分を分解して酸を産生し、それが歯のエナメル質を脱灰(脱石灰化)させることによって起こります。虫歯が進行すると、歯の組織が崩れ、痛みや感染が引き起こされる可能性があります。

虫歯予防の方法

正しい歯磨き

虫歯の予防に最も基本的なのは、正しい歯磨きです。特に、その方法とタイミングが重要です。

食事の後や寝る前に、歯ブラシと歯磨き粉を使用して口腔内を丁寧に清掃し、食べかすや細菌の増殖を防ぎましょう。

正しい歯磨きの方法

歯磨きを始める際に、以下の手順に従ってブラッシングを行います。

バス法

毛先を90度にあてて磨く

スクラップ法

毛先を歯と歯茎の境目に当てて磨く

歯ブラシの持ち方

持ち方はペングリップ 歯や歯茎に過大な力をかけないように磨いてください。

  • 歯ブラシを歯に対して45度の角度で当てます。歯ブラシの毛先が歯茎と接触するようにします。

②小さな円を描くように歯ブラシを動かし、徐々に歯の表面を磨きます。

③上下左右、全ての歯の表面(外側、内側、噛む面)を磨きます。

④特に歯と歯茎の境界部分を丁寧に磨きましょう。

歯磨きの時間

歯磨きは2分間程度行います。タイマーを使うか、歯ブラシに搭載されているタイマー機能を利用することで、適切な時間を確保できます。

歯磨きの頻度

朝晩の食事後に歯磨きを行うのが一般的です。食後の歯磨きにより、食べかすや細菌を取り除き、口腔内を清潔に保ちます。

歯磨きするタイミング

食事の後すぐに歯磨きを行うと、食べ物の酸が歯のエナメル質を軟化させている時間帯になります。そのため、その状態で強く磨くと歯を傷つける可能性があるため、食後30分以上待つことで、唾液の働きにより口腔内の酸性度が下がり、安全に歯磨きを行うことができます。

歯磨きは、歯の表面に付着した食べかすや細菌を取り除くために重要です。適切な歯ブラシと歯磨き粉を使用し、朝晩の歯磨きを行いましょう。

 

正しい歯磨き方法を実践することで、歯の健康を維持し、虫歯や歯周病のリスクを最小限に抑えることができます。

歯間清掃

歯間清掃は、歯間にたまった食べかすや細菌を取り除くための重要なステップです。

歯間には歯ブラシが届きにくい場所がありますので、歯間ブラシやフロスを使用して歯間を清掃しましょう。以下に、歯間清掃を行う方法を説明します。

歯間清掃

歯間ブラシの選択

歯間ブラシは、歯の間に挟まるような小さなブラシで、さまざまなサイズや形状があります。歯の間の隙間に合ったサイズの歯間ブラシを選びましょう。歯科医や歯科衛生士からアドバイスを受けることもおすすめです。

歯間ブラシの使い方

歯間ブラシの使い方

歯間ブラシを優しく歯間に挿入します。力を入れすぎないように注意しましょう。

歯間ブラシを歯茎の方向にゆっくりと進め、歯と歯茎の境界部分を丁寧に清掃します。

ブラシを歯の間で軽く回転させることで、食べかすや細菌を取り除きます。歯の間を十分に清掃するために、ブラシを上下に動かしてみてください。

歯間ブラシの交換

歯間ブラシの毛先は使用に伴って摩耗しますので、定期的に新しい歯間ブラシに交換しましょう。

歯間清掃の頻度

歯間清掃は、朝晩の歯磨きと同様に毎日行うことがおすすめです。特に、歯間に食べかすがたまりやすい箇所や詰め物の周りを重点的に清掃しましょう。

歯医者からのアドバイス

歯医者や歯科衛生士に歯間清掃の方法や適切な歯間ブラシの選択について相談することが大切です。口腔内の状態に合わせて適切なアドバイスをさせていただきます。

歯間清掃を毎日行うことで、歯間にたまった食べかすや細菌を取り除き、虫歯や歯周病のリスクを低減させることができます。

健康的な食事

健康的な食事

虫歯の発生に関与する細菌は、糖分を代謝してエネルギーを得、その過程で酸を生成します。この酸が歯のエナメル質を侵食し、虫歯の原因となります。したがって、糖分の摂取を制限することによって、虫歯のリスクを軽減できます。

特に、間食による糖分の摂取は控え、食事の時間を設定して摂取することが勧められます。また、飲み物にも注意が必要で、糖分の多い飲み物は虫歯の主要な原因の一つとなります。したがって、水や無糖のお茶などを選ぶことが良いでしょう。

バランスの取れた食事を心がけ、特に甘い飲料やお菓子を控えることが重要です。

低糖分の食事

高糖分の食品や飲料品は、虫歯の主な原因の一つです。糖分は口腔内の細菌によって代謝され、酸を産生することがあり、これが歯のエナメル質を脱灰させて虫歯を引き起こします。健康的な食事では、砂糖や甘いお菓子、炭酸飲料、果物ジュースなどの高糖分の食品を制限しましょう。

フッ素を摂取

フッ素は歯のエナメル質を強化し、虫歯の予防に役立ちます。フッ素を含む水道水を飲むか、フッ素入りの歯磨き粉や口腔ケア製品を使用することが効果的です。ただし、フッ素の摂取量には適切なバランスが必要です。

バランスの取れた食事

健康的な食事は、栄養バランスが取れていることが重要です。食事には主食(穀物)、タンパク質(肉、魚、卵、豆類)、乳製品、果物、野菜をバランスよく含めることが大切です。特にカルシウムを多く含む乳製品は、歯のエナメル質の強化に役立ちます。

食事のタイミング

食事の頻度とタイミングも考慮が必要です。連日頻繁におやつを摂ることは、歯に悪影響を及ぼす可能性があります。食事の後、特に糖分を多く含む食品を摂った場合、歯磨きを行うことが重要です。

歯を傷つけない食品

硬い食べ物や氷を噛む習慣は、歯を傷つける可能性があるため、控えるべきです。また、歯に付着しやすい色の濃い食品や飲料(コーヒー、紅茶、赤ワインなど)は、歯の着色を引き起こす可能性があるため、適度に摂るようにしましょう。

健康的な食事習慣を実践することは、虫歯予防に加えて全身の健康にも良い影響を与えます。定期的な歯科検診と歯のケアと共に、バランスの取れた食事を心がけましょう。

歯医者での定期検診

歯医者での定期検診

歯医者のチェックアップを定期的に受けることで、早期の虫歯や歯周病を発見し、治療を受けることができます。

歯医者での定期検診は、口腔健康を維持し、歯の問題を早期に発見して治療するために非常に重要なプロセスです。

以下に、歯医者での定期検診について詳しく説明します。

定期検診の頻度

一般的に、成人の場合、歯医者での定期検診は年に1回から2回が推奨されています。子供や特定のリスクを持つ成人は、より頻繁な検診が必要かもしれません。歯科医に相談し、最適なスケジュールを決めましょう。

定期検診の目的

定期検診の主な目的は、虫歯や歯周病などの歯の問題を早期に発見し、適切な治療を行うことです。また、口腔内の健康状態を評価し、予防策や口腔ケアのアドバイスをさせていただくこともあります。

検査と診断

歯医者は口腔内を詳細に検査し、歯の表面や歯茎、歯周ポケットなどを確認します。必要に応じてX線撮影や歯のクリーニングも行われます。異常や問題が見つかった場合、歯医者は診断を行い、治療計画を提案します。

クリーニングと歯垢の除去

定期検診の一環として、歯科衛生士が歯垢(プラーク)や歯石を除去し、歯の表面をクリーニングします。これにより、歯の健康を維持し、歯周病のリスクを低減します。

予防策とアドバイス

歯医者は口腔健康を保つための予防策や適切な口腔ケアに関するアドバイスを提供します。適切な歯磨き方法、フッ素の使用、栄養指導、歯間清掃の方法などが含まれます。

カウンセリングと治療計画

歯医者は患者に口腔健康に関するアドバイスを提供し、必要な場合は治療計画を立てます。これには虫歯の治療、詰め物の修復、歯周病治療、審美歯科処置などが含まれます。

予約の設定

定期検診の際に、次回の予約を設定することが一般的です。定期的な検診を欠かさず受けることで、口腔健康を維持し、問題を早期に発見して治療することができます。

歯医者での定期検診は、虫歯や歯周病などの歯の問題を防ぎ、口腔内の健康を保つために非常に重要です。定期的な検診を受けることで、長期的な口腔健康をサポートしましょう。

定期的な歯のクリーニングについて詳しくは以前のブログ「歯のクリーニング頻度はどれぐらい?」をご覧ください。

シーラント

シーラント

歯の奥歯の溝レジンを始めとしたプラスチック樹脂で埋めることで、食べかすや細菌の侵入を防ぐことができます。

歯医者でのシーラント(歯のシーリングとも呼ばれます)は、主に永久歯の奥歯(臼歯)に対して行われる予防的な歯科処置です。

シーラントは、虫歯の発生を予防するために歯の表面に薬剤を塗布し、歯の溝やクレバスを埋めることで、食べかすや細菌が歯の表面に付着するのを防ぎます。

以下は、歯医者でのシーラントについて詳しく説明いたします。

対象

シーラントは通常、永久歯の奥歯(第一大臼歯、第二大臼歯、第一小臼歯、第二小臼歯)に対して行われます。これらの歯は溝やクレバスが多く、食べかすや細菌がたまりやすいため、虫歯の発生リスクが高いです。

プロセス

歯医者は、シーラントを施す前に歯の清掃を行います。歯をクリーニングし、表面の汚れや細菌を取り除きます。

歯の表面をドライに保つために、歯の周りにコットンロールや吸引器を使用することがあります。

歯の表面にシーラント材(通常はレジンと呼ばれるプラスチックの材料)を塗布します。この材料は液状で、歯の溝やクレバスにしっかりと入り込みます。

シーラント材は通常、特定の波長の光を照射して硬化させます。硬化することで、シーラントが歯の表面に密着し、長期間にわたって保護を提供します。

必要に応じて、歯医者はシーラントの微調整を行い、最適な密封性を確保します。

利点

シーラントは歯の表面に保護バリアを形成し、食べかすや細菌が侵入するのを防ぎます。

特に子供の永久歯に対して行うことが一般的で、虫歯の予防に効果的です。

シーラントは痛みを伴わず、非侵襲的な処置であるため、患者にとって快適です。

シーラントは虫歯予防の効果的な方法の一つであり、定期的な歯科検診時に歯医者と相談し、適切なタイミングで施術を受けることがおすすめされます。

十分な睡眠

十分な睡眠

睡眠は体全体の健康に大きな影響を与えますが、口腔内の健康にも重要な影響を及ぼします。睡眠中には唾液の分泌が増加し、口腔内を清潔に保つ役割を果たします。

唾液には口腔内の健康をサポートするさまざまな役割があります。

酸の中和

唾液には中性のpHを保つための緩衝作用があり、口腔内の酸性度を中和する役割を果たします。これにより、酸が歯のエナメル質を侵害しにくくなります。

細菌の制御

唾液には細菌の増殖を抑制する酵素や抗菌成分が含まれており、口腔内の細菌の数をコントロールします。

食べかすの洗浄

唾液は食べかすや微粒子を洗い流す役割を果たし、口腔内を清潔に保ちます。

したがって、十分な睡眠を確保し、充分な唾液の分泌を促進することは、虫歯予防に非常に役立ちます。成人においては、理想的な睡眠時間は一晩につき約7〜8時間とされています。適切な睡眠を確保することで、口腔内の健康を維持し、虫歯や歯周病のリスクを低減させることができます。

ストレスを溜めない

ストレスを溜めない

ストレスは、唾液の分泌を抑制し、虫歯の発生リスクを高める要因となります。ストレスを軽減し、虫歯の予防に努力することが大切です。趣味を楽しむ、音楽を鑑賞する、適度な運動を行う、瞑想を実践するなど、ストレス管理の方法を積極的に取り入れることが有益です。

虫歯予防に大切なこと

毎食後の歯磨きを習慣づけましょう

食事後やおやつの後に、できるだけ速やかに歯磨きを行いましょう。口腔内に残った食べ物は虫歯の細菌にとって大変魅力的なものであり、それを口内に放置する時間を最小限に抑えることが重要です。外出先で歯磨きが難しい場合でも、お茶や水でうがいをするだけでも効果的です。

虫歯予防は、歯の健康を維持し、痛みや治療の負担を減らすために非常に重要です。定期的な歯のケアと予防策を実践することで、虫歯のリスクを最小限に抑えることができます。

まとめ

虫歯の予防には、正しい歯磨き方法とタイミング、歯間清掃、低糖分の食事、フッ素の摂取が重要です。歯医者での定期検診も虫歯や歯周病の早期発見に役立ちます。また、睡眠の質とストレス管理も口腔健康に影響を与える要因であり、適切な睡眠時間とストレス軽減方法を採用することが虫歯予防に貢献します。虫歯予防は、口腔健康を維持し、痛みや歯の問題を最小限に抑えるために非常に重要です。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

 

歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページをご覧ください。

虫歯治療の後気をつけないといけない事

2023年5月19日

虫歯治療の後気をつけないといけない事

こんにちは。大阪府八尾市志紀にある歯医者 医療法人 甦歯会もりかわ歯科志紀診療所です。
今回は、「虫歯治療の後気をつけないといけない事」です。
虫歯治療の後に〇〇してもいいですか?とよく質問をもらいます。
今回の記事では虫歯治療の後気をつけないといけない事を深堀して、徹底的に解説させて頂きます。

虫歯治療の後気をつけないといけない3選は?

虫歯治療の後気をつけないといけない3選は?

第3位 歯を磨き過ぎに気をつける

くさび状欠損

虫歯になってしまった後、これ以上虫歯にならないように歯磨きを頑張ってしまう方が多いです。
すごく気持ちはわかります。
ただ、歯磨きを強く磨き過ぎると歯を傷つける原因になってしまいます。

くさび状欠損と言って歯と歯茎の境目の歯が歯磨きの圧によって傷がついてしまい噛み合わせの力のよって歯がかけてしまっている状態です。

虫歯ではないですが歯が欠けている状態なので歯が染みるなど知覚過敏のような症状が出て来てしまいます。
虫歯治療した後に歯を磨きすぎることは歯が傷ついてしまい逆効果です。
歯磨きは適正な圧で正しい持ち方で日々のケアをすることが虫歯予防になります。
正しい磨き方は歯科医院にて教わった上で磨くことを推奨しております。

第2位 麻酔をした時、治療後にすぐ飲食には気を付けろ‼︎

麻酔が効いてる状態で唇を噛んでしまった

虫歯治療の際、麻酔された方は少なくないはずです。
麻酔後2〜3時間は感覚がなくなってしまいます。
もし麻酔が効いているのに飲食をしてしまったら?
ご飯食べる時に感覚がないので誤って唇や口の中を噛んでしまうなどが起きても痛みがないので気付くことが出来ません。
麻酔が効いている時は痛みを感じませんが麻酔の効果が切れて来てしまうと痛みが出て来てしまったり最悪、唇が腫れてしまいます。

また、熱い飲み物も感覚がないので熱く感じません。
知らず知らずに火傷してしまう場合もありますので虫歯治療の際、麻酔された場合は麻酔が効いている時は飲食を控えましょう。

第1位 粘着物は食べるな‼︎

虫歯治療で詰め物をする場合がございます。
下の図は虫歯治療の工程を表したものです。

虫歯治療の工程(銀歯の詰め物製作)

治療は一回では完了しません。
虫歯を取り除いて銀の詰め物を作製する為にピンクの型取り材を使って型取りをします。
銀の詰め物を作製する期間は仮詰めをしている状態です。
その際にもし粘着物を食べてしまうと、せっかく虫歯を取り除いたところに汚れが入らないようにする目的で仮詰めしているのに粘着物を食べて仮詰めが取れてしまっては汚れがついてしまいます。
虫歯治療のあとは粘着物を食べることは避けましょう。

いかがだったでしょうか?

今回は「虫歯治療の後気をつけないといけない事」でした。
虫歯治療の後は色々注意した方がいいことがあります。
今回は、よく患者さんから質問がくる3選をご紹介させて頂きました。
他にも注意すべきことはたくさんあります。
不安なことなどありましたら歯科医院に問い合わせて下さい。
ご自身の判断で行動することは時に危険なこともあります。
何か気になることありましたら医療法人甦歯会 もりかわ歯科 志紀診療所の所長
末廣 赳史にお問合せ下さい。
優しく、丁寧にご対応させて頂きます。

歯に黒い点が??これって虫歯なの?を徹底的に解説

2023年5月5日

歯に黒い点が??これって虫歯なの?を徹底的に解説

こんにちは。八尾市志紀にある歯医者 医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。
今回は、患者様からよく質問がくる
「歯に黒い点が??これって虫歯??」に対して掘り下げて説明させて頂きます。
ある日、突然歯に黒い点が出来たらびっくりしますよね。
この記事を読んで頂けましたら黒い点の正体をわかって頂けるかなと思うので是非読んで頂けましたら幸いです。

黒い点の正体は??

ある日、歯を磨いていたら発見してしまった黒い点
一体どういう状態なのかと言うと色々原因があります。

  1. 1、虫歯
  2. 2、着色
  3. 3、詰物との境目

主に3つの原因が挙げられます。
一つずつ説明させて頂きます。

黒い点の正体1、虫歯

黒い点の正体① 虫歯

虫歯の入口が出来てしまっている状態です。
可能性としては初期虫歯かエナメル質虫歯という状態です。
症状としては何もありません。
ですので自分で気づく事はなかなか難しいです。ただここから虫歯はどんどん進行していきます。

虫歯の進行

このように虫歯は進行していきます。
C1(エナメル質虫歯)の時点で早期に治療することで進行を防ぐことが出来ます。
症状がないのでなかなか発見は出来ませんがもし、自分で発見した場合すぐに歯科医院にお問い合わせして下さいね。

黒い点の正体2、着色

黒い点の正体② 着色

歯の溝は深く複雑な形をしています。非常に着色しやすいです。
溝に沿って黒くなっている場合虫歯ではなく着色が疑われます。
ただ、歯の溝は磨きにくく虫歯の好発部位なので歯科医院にて判別する必要が御座います。
気になる方は一度、お問い合わせ下さい。

黒い点の正体3、詰物との境目

黒い点の正体③ 詰物との境目

このように白い樹脂との先目が黒くなっています。
これは樹脂と歯はどうしても境目が出来てしまいます。そこに着色がついてしまい黒くなっています。
歯と樹脂の境目はどうしても汚れがついてしまいその境目から虫歯になることが多々あります。
2回目、3回目と虫歯になるとどんどん虫歯が大きくなり歯を失うリスクが上がってしまいます。
現状をしっかり診てもらうことは大切です。
昔、治療されて暫く歯医者に行っていない方は、是非一度歯科医院で診てもらうことをおすすめします。

対策は??

黒い点の正体は少し理解してもらえたかなと思いますのでここからは対策のお話をしていきます。

1、虫歯 2、着色 3、詰物との境目に共通することなので該当される方は参考にして頂けましたら幸いです。

1,歯の溝を埋める

歯の溝は磨き残しが多い場所です。理由は簡単で溝になっていると磨くのが難しいからです。

対策として歯の溝を埋めることによって歯を磨きやすくなります。
シーラントと言って歯の溝を樹脂で埋めます。歯を削ることなく施術するのでご安心ください。
※シーラントについて詳しくはもりかわ歯科志記診療所の「予防歯科」のページをご覧ください

シーラント治療のイメージ

2、定期的に歯科医院に通う

歯に問題があるから歯科医院に通うのではなく歯に問題が起こる前に歯科医院に通う事が大切です。要は「予防」です。

定期的に歯のお掃除に通いお口の中に問題がないかなどチェックしてもらう事、そして日々のケアの仕方などをしっかり教わり正しい磨き方を習得する事が大切です。

お口の中の問題の予防はプロと患者様との2人3脚で成り立ちます。

歯科医院に通い、しっかり予防をしましょう。

歯科医院に通い、しっかり予防をしましょう

3、詰め物の種類の選択

一度、虫歯になった時そこでしっかり立ち止まって考える事が大切です。
詰め物の材料の性質をしっかり理解することが必要です。

樹脂の詰め物

保険が効き、一度の来院で治療が終わる。という利点があります。
ただ、固まる時に縮むので歯と樹脂の間に境目が出来てしまいます。

銀の詰め物

保険が効くというのが利点です。
ただ、見た目的に目立つ、2回目の虫歯になりやすい、外れやすいなどの欠点があります。

セラミックの詰め物

歯との境目が少ない、見た目がいい、2回目の虫歯になりにくいなどの利点があります。
保険が効かないというのが欠点です

それぞれの利点、欠点を知り自分のお口の中になにが最適なのかを考えて選択することが大切です。

いかがだったでしょうか?

今回は、歯に黒い点が??これって虫歯なの?を徹底的に解説でした。
普段、自分のお口の中ってなかなか見る事はないと思います。
ただ、ふとした時に黒い点を見つけてしまうことがあると思います。
虫歯かな?と不安になる前に是非、ご相談ください。
あなたのお悩みを優しい所長 末廣 赳史が丁寧にご説明させて頂きますのでご安心下さい。

優しい所長 末廣赳史

親知らずが及ぼす影響をご存じですか?

2023年4月28日

親知らずが及ぼす影響をご存じですか?

こんにちは。八尾市 志紀にある歯医者 医療法人甦歯会もりかわ歯科志紀診療所です。
今回は「親知らずが及ぼす影響をご存じですか?」です。
親知らずは8番目の歯でみんなが萌えている訳ではありません。
また、親知らずが萌える方向も十人十色です。
横向いて萌えていたり、真っすぐ萌えていたり、骨の中に埋まっていたり色々なパターンがあります。
患者様からよく「親知らずって抜かないといけませんか?」と聞かれます。
親知らずを抜歯すると言われると腫れたりなどいい印象ないと思います。
今回は、親知らずが及ぼす影響を理解できるように解説させて頂きます。
この記事を読んで親知らずを抜くメリット、抜くことでのデメリットを比べてもらって抜歯を検討しもらえたらなと思っております。

親知らずが与える影響は?

親知らずの与える影響は様々あります。
虫歯、歯周病、歯並びにも影響を与えていきます。1つ1つ説明していきます。

虫歯のリスク

虫歯のリスク

親知らずが萌えていると磨き残しも増えてきてしまいます。どうしても奥の奥になるので歯を磨くときに器具が届かないので虫歯のリスクが高くなってしまいます。
親知らずが虫歯になるのは抜歯さえすれば大丈夫ですがもし、手前の歯が虫歯になってしまうとすごくもったいないです。
一度、虫歯になってしまうと再度虫歯のリスクが上がりますし、虫歯になる場所が悪ければ治療の質が下がってしまいます。
親知らずには気をつけましょう。

歯周病のリスク

歯周病のリスク

親知らずが横に萌えていたりすると磨き残しが出てきてしまいます。
そうすることによって歯茎に炎症が出てきてしまいます。
炎症が起こると口を閉じると痛みが強くごはんも食べられないと困っている患者様は多いです。
親知らずは歯周病のリスクにも影響を与えてきます。

歯並びに影響を与えるリスク

歯並びに影響を与えるリスク

親知らずが萌えていると手前に押してきます。そうすることによって前歯が押し出されてしまい歯並びに影響が出てきてしまいます。

親知らずによって押し出される前歯

年々、歯並びが悪くなっているなと感じることはありませんか?
それは親知らずの影響かもしれません。該当される方は一度、歯科医院にお問合せ下さい。
いかがだったでしょうか?
今回は、親知らずが及ぼす影響でした。
親知らずは埋まっていると抜歯の後に腫れたり、痛みが続いたりと大変な事が多いので抜きたいけど一歩踏み出せない人が多いです。
ただ、親知らずを抜歯せずを置いておくと取り返しのつかない事も起こることがあります。
自分の親知らずはどういう状況なのかなど詳しく知りたい方は一度お問合せ下さい。
優しい所長 末廣 赳史が優しく丁寧にご説明させて頂きます。

優しい所長 末廣赳史

なぜ、一度治療したところが再治療になるの?

2023年4月7日

なぜ、一度治療したところが再治療になるの?

こんにちは。八尾市志紀にあるもりかわ歯科です。
今回は、患者様から質問があります。
「なぜ、一度治療したところが再治療になるの?」です。
治療したらもう悪くならないと思ってしまう方が多いです。
ただ、治療したところは尚更虫歯になりやすいです。
治療したところがなぜ、虫歯になりやすいのか?を今回はご説明させて頂きます。

なぜ、虫歯になりやすいのか?

虫歯が出来てしまって治療して終わり…と思いたいところですが、そうではありません。
日々、生活する中で虫歯になる要素がいっぱいあります。
治療後にまた虫歯ですと言われた経験があると言う方はいっぱいおられると思います。
虫歯になる理由を深堀りしてご説明していきます。

生活習慣

1日3回歯を磨くので大丈夫と思いがちですがそうではありません。
例えば1日3食以外に間食をすると思いますが1回にしっかり食べる人と何回にも分けて食べる人ではもし食べる量が一緒でもお口の中の環境が変わってきてしまいます。

食事の回数とpHの変化

このように左は1日3食の方です。
食べた瞬間は酸性といって歯が溶ける環境になってしまいます。
唾液の作用でまた中性に戻してくれます。

右の方は3食以外に間食をしている方です。
食べたらお口の中が酸性になり唾液の作用により中性に戻ろうとするのですが間食を食べるのでまた酸性になりと繰り返してしまいます。
そうすることによってお口の中の酸性の時間が長くなってしまい歯が溶けてしまう時間が増えてしまいます。

もし、虫歯になり治療したとしてもお口の環境が悪くなることで再び虫歯を繰り返してしまいます。

歯ブラシの仕方

1日3回歯磨きするなかで正しく歯を磨けているのかも関係しています。
自分の歯に合った歯ブラシはどれなのか?歯磨き粉は何がいいのか?歯ブラシの正しい使い方は??など一度、歯科医院にて歯ブラシ指導を受けることで現状のお口の中で磨く際に気を付けるべき場所、ポイントなど細かく知ることで普段の歯磨きの仕方が変わってきます。
3カ月に1回歯のお掃除をしているから虫歯にならないわけではありません。
日々のケアをしっかりしているからこそ歯の予防が出来ます。
歯科衛生士さんによるプロのケアとご自身で毎日行うセルフケアの2つが出来ている時に虫歯を防ぐことが出来ます。
今一度、ご自身のセルフケアを見直してみましょう。

ご自身のセルフケアを見直してみましょう

歯並び

前歯が重なった歯並び

虫歯の大きな要因として歯並びが関係しています。
このように前歯の重なりの部分はどうしても磨き残しが出てしまいます。
磨き残しがあると虫歯になってしまいます。

また、虫歯になってしまうと治療も困難になってしまい治療の質も悪くなってしまいます。
せっかく治療したのにまた虫歯になるリスクが上がってしまいます。
ご自身の歯並び、お口の中の環境を見直すのも一つの方法です。

“矯正して磨きやすくなった歯並び"

このように重なっているところが矯正治療することで磨きやすくもなります。
また、重なっていたところが矯正で綺麗になってくることで虫歯を見つける事も出来ます。
虫歯を早期発見することで歯を守ることが出来ます。

治療の材料

虫歯治療を行う上で保険治療か保険外治療を選んで材料を選択していきます。
この材料の選択が今後の虫歯の再治療をするかしないかを大きく左右します。

詰め物の材料の選択

保険治療(銀の詰め物、被せ物)は表面が凹凸になっています。
それに対して保険外治療(セラミックの詰め物、被せ物)は表面がツルっとしているので汚れの付き方が違います。

歯の表面の拡大図

また表面が凹凸になっていると汚れが取れにくくもなってきます。
保険治療(銀の詰め物、被せ物)は表面が凹凸になっているので汚れが付きやすく取れにくく一度、治療したところが再治療になりやすいです。

いかがだったでしょうか?
今回は「なぜ、一度治療したところが再治療になるの?」でした。
虫歯で悩まれてる方必見です。
一度、治療したところは出来るだけ虫歯になることを避けて欲しいです。
再治療を繰り返してしまうと歯の寿命は縮んでしまいます。
この記事を読んで自分のお口の中が気になる方はお問い合わせください。
優しい所長 末廣 赳史があなたのお悩み解消致します。

優しい所長 末廣赳史

歯って割れてしまう事をご存じですか?

2023年3月31日

歯って割れてしまう事をご存じですか?

こんにちは。八尾市 志紀にある歯医者 もりかわ歯科です。
今回は、「歯って割れてしまう事をご存じですか?」です。
皆様は歯を治療されたご経験があると思います。
痛みがあるから虫歯治療をしたり神経の治療をしたり色々治療の種類があります。
今回は、歯がなぜ割れてしまうのかを解説させて頂きます。

なぜ歯が弱くなるの?

歯が割れてしまう一番の理由は歯自体が脆く弱くなるからです。
その理由として、虫歯が原因として考えられます。
虫歯の治療は虫歯になってしまった歯を削って治療するので自分の歯が少しずつ少なくなっていきます。
それは、虫歯の大きさや虫歯の回数によっても変わってきますが自分の歯が少なくなればなる程脆くなり歯が割れやすくなります。
また、虫歯が広がってしまいもし歯髄(神経)の治療をしないといけなくなった場合、歯髄(神経)の役割として歯に栄養を与えています。もし歯髄(神経)の治療をしてしまうと歯自体の栄養がなくなってしまいます。例えるならば歯髄(神経)がある歯は生い茂っている木、歯髄(神経)がない歯が枯れ木になります。

歯の神経を木に例えると

生い茂っている木は力をかけてもしなりますので折れません。
ただ、枯れ木は力をかけるとパキっと折れてしまいます。

割れてしまった歯

歯でも同じことが起きてきます。
歯髄(神経)を治療している歯は噛む度、噛む度力が掛るのでダメージが蓄積していきます。
ある時、歯が割れてしまいます。

ですので、出来るだけ歯の治療をしないように歯髄(神経)を守ることが歯の寿命を引き延ばす最善の方法です。

歯が割れてしまったら?

もし、歯が割れてしまったら?どういう治療ができるのかを説明させて頂きます。

まず、歯が割れるにしても2種類あります。
歯の頭が割れる、歯の根が割れるそれぞれ治療の仕方が変わってきます。

歯の割れ方には2種類あります

歯の頭が割れてしまった場合(歯冠破折)

虫歯治療や虫歯によって割れてしまった場合、治療で治す事が可能になります。
割れてしまった所を修復することで治療することが出来ます。
小さければ歯科用プラスチック材料でも可能です。
ただ、割れ具合が大きくなっていけば詰め物、被せ物で治療しなければいけなくなるのでご注意下さい。
歯が割れた、欠けた場合はすぐに歯科医院にお問い合わせください。

歯の根が割れてしまった場合(歯根破折)

歯の根が割れてしまった歯

このように歯の根が割れてしまった場合、歯を治療して治す事は不可能になります。
根が割れてしまったら歯を抜くしか方法がなくなってしまいます。
ここまで歯にダメージを受けさせない事が大切になってきます。

歯が割れないように予防するには?

歯の治療を減らす

一番大切な事は虫歯にならないように予防をしていく事が大切です。
虫歯になってから治療するのではなく虫歯になる前に歯医者に通い生活の一部にすることが大切です。
歯科医院でのプロによるケアと自身によるセルフケアをしっかりすることで虫歯のリスクを下げることが可能になってきます。
歯医者に通うだけではなくプロによる歯ブラシ指導を受け日々の歯ブラシの正しいやり方を身に付ける事で予防することが出来ます。

プロによる正しいケアの指導

噛み合わせを治す

歯ぎしり、食いしばりがある方は日々歯にダメージが多くなってしまいます。
ダメージが多ければ多いほど歯が割れてしまう可能性が高くなってしまいます。
原因が噛み合わせの場合、噛み合わせを治療しなければ歯へのダメージのリスクは高いままになってしまいます。

嚙み合わせのリスクをまず知る事が大切です

現状の噛み合わせを知り嚙み合わせのリスクをまず知る事が大切です。
もし、噛み合わせのリスクが高い場合は治す事をおすすめします。
歯を失ってから考えても戻ってきません。
1歯1歯を大切に考えていきましょう。

いかがだったでしょうか?
今回は「歯って割れてしまう事をご存じですか?」でした。
1歯1歯を大切に考える事が重要です。
痛くなってから歯医者に行くのは歯を失う原因になってしまいます。
今、平均寿命は伸びているけども健康寿命が伸びていないのもお口の健康が関係していると思います。
しっかり自分のお口の現状を知り、自分には何が必要なのかを知る事が1歩目だと考えています。
この記事を見て気になる方は是非、お問い合わせください。
優しい所長 末廣 赳史があなたのお悩み解消させて頂きます。

優しい所長 末廣赳史

虫歯に困っていませんか?

2023年3月17日

虫歯に困っていませんか?

こんにちは。八尾市にあるもりかわ歯科です。
今回は、虫歯に困っていませんか?です。

この記事を読むことで得られることは
「虫歯の原因の治療方法です。」

虫歯で困っている人は是非チェックして下さい。

なぜ虫歯が出来てしまうの?

なぜ虫歯が出来てしまうの?

定期検診に通っているのにまた虫歯になっていますと言われたことないですか?
まず思うことは歯の磨き方が悪かったのかな?と困っている人が多いです。
プロのケアとセルフケアによってお口を健康に保つことが出来ます。
歯医者に検診に通うことでしっかりとしたプロによるケアそして、日々のケアをプロによる正しいやり方の指導を受ける事で正しいセルフケアを身につけることが出来ます。

プロによる正しいケアの指導

ただ日々のケアの仕方はすごく大切ですが何よりも大切なことがあります。
それは「お口の中の環境を整える事です。」
お口の中の環境をよくすることで虫歯の予防をすることが出来ます。

お口の環境を整えるとは?

矯正前の歯磨きしにくい歯並び

こちらは矯正前の写真です。

見てもらったらわかるのですが、歯が重なっているところがあり磨きにくそうです。
日々のケアの中で重なっているところを磨き残しなくそうとするとすごく時間も
かかりますし技術もかなり入ります。
歯磨きは1日3回あります毎回毎回歯磨きにそんな労力を使うなんて到底難しいと思います。
ただ、磨き残しがあると虫歯になります。
例えば、歯の重なりが強いところに虫歯が出来てしまうと治療も難しくなりそこにまた2回目3回目の虫歯が出来てしまいます。

矯正中の歯磨きしやすい歯並び

こちらは矯正が進んでいる写真です。

だいぶ磨きやすくなりましたよね?
お口の中の環境をよくする事で磨きやすくなり虫歯も少なくなります。
日々のケアの労力も少なく虫歯を予防することが可能になります。

最大の虫歯予防は歯並びを整えることでお口の中の環境を整えることです。

歯の寿命は?

歯の寿命

歯の寿命というのがあるのですが一度虫歯になり治療してから大体20年ほどで歯を失ってしまうそうです。
一度虫歯になったところを虫歯になりにくくすることは出来ます。
ただあくまでも「なりにくく」です。完治は難しいです。
歯の寿命を考えるのであれば虫歯にならないことが一番大切です。
虫歯になる前にお口の環境を整えることがすごく大切になります。

いかがだったでしょうか?
今回は虫歯に困っていませんか?でした。
虫歯は年齢が幾つになっても付きまとってきます。
磨き残し、唾液の性質、生活習慣など複合的な理由で虫歯になってしまいます。
ただ、磨く環境は大きな要因になってきます。
虫歯を根本から予防するにはセルフケアが命になります。
今一度ご自身の歯並びを見つめ直して一度ご相談してみませんか?
歯並び相談は無料で行っているのでお気軽にお問合せ下さい。
八尾症例数No.1である矯正担当 森川康司が担当させて頂きます。

八尾症例数ナンバーワンの森川歯科

虫歯治療後の痛みについて

2023年3月3日

虫歯治療後の痛みについて

こんにちは。八尾市 志紀にあるもりかわ歯科です。
今回は、虫歯治療後の痛みについてです。
「虫歯治療の後痛みが出ない?」とよく質問があります。
虫歯治療の後に痛みがでることがあります。
今回は治療後の注意事項をご説明させて頂きます。

どういう時治療後に痛みが出るのか?

虫歯にはそれぞれ深さの違いがあります。
C1~C4まであります。

歯は3構造になっています

C1は1層目のエナメル質に限局している状態です。
C2は2層目の象牙質まで及んでいる状態です。
C3は3層目の歯髄(神経)まで及んでいる状態です。
C4は残根になっている状態です。

治療後に痛みが出やすい状態はC2の虫歯です。
C2とC3の狭間の虫歯が危険です。
なぜかと言いますと
虫歯を取った後は健康な歯が薄くなるので歯髄(神経)までの距離が近くなってしまいます。
そうすることによって歯髄(神経)の痛みが出てしまったりしてしまう事があります。
虫歯治療をして痛みがでてしまった時は必ず医院にご連絡下さい。

詰め物をした後もご注意下さい。

C2 象牙質まで及んでいる状態の虫歯の場合、銀の詰め物やセラミックの詰め物など治療をしていくのですが治療後2~3週間は冷たいものが染みるなどの症状が出る場合がございます。

なぜ、それが起こるのか?

虫歯治療直後の痛み

虫歯治療の際、削る時の振動や詰め物をつけるためのセメントなど機械的刺激、化学的刺激により歯髄(神経)が敏感になってしまう場合があります。
それによって詰め物をしてから冷たい物が染みる事がございます。
ただ、その後に歯髄(神経)を保護する物が出来てきて染みなくなってきます。

大丈夫かなと心配されると思うのですが治療後から2~3週間は起こる可能性がありますのでご安心ください。

ただ、何もしていないのにズキズキ痛むなど痛みが強くなってきた場合は必ず医院にご連絡下さい。

虫歯治療後の痛みを起こさない為には?

C2の虫歯まで進行させない事が大切になります。
C1の虫歯は痛みもないので自分ではなかなか気づくことは難しいです。

定期検診の様子

予防するためには痛みが出てから歯医者に通うのではなくて痛みが出る前に歯医者に通い定期検診を受ける事が大切になります。
定期的に歯のお掃除やレントゲン撮影することで早期発見、早期治療を行うことが出来ます。
歯の寿命を伸ばす為には悪くなる前からしっかり歯のメンテナンスを行うことが必須になります。
平均寿命は伸びてますがお口の健康が全身の健康に繋がります。
お口の健康を守り健康寿命を伸ばしていきましょう。

いかがでしょうか。
今回は、「虫歯治療後の痛みについて」でした。
虫歯治療後の痛みって怖いですよね。
歯が悪くなるんじゃないかなど不安になりますよね。
治療後どうしても痛みが出ることはあります。
不安な時はすぐにお問い合わせください。

所長 末廣赳史
優しい所長 末廣 赳史がお悩みにコミットさせて頂きます。

虫歯治療について詳しくは当院ホームページ内の「虫歯治療」ページもご覧ください。

虫歯を放置しておくと何が起こるの?

2023年2月10日

八尾市 歯医者 虫歯を放置しておくと何が起こるの?

こんにちは。八尾市 志紀 もりかわ歯科です。
虫歯になった経験はございますか?冷たいものがしみるなどで歯医者に行かれた経験が多いと思います。
ただ、何か症状が出てからでは遅いです。虫歯を放置しておくとどのように進行していくのか、虫歯になると歯の寿命はどうなっていくのかを今回は紹介させて頂きます。

虫歯はどのように進行していくの?

虫歯というのはどんどん進んでいき歯を蝕んでいきます。

八尾市 歯医者 虫歯の進行

歯の構造はこのようにエナメル質、象牙質、神経というように3構造になっています。

初期虫歯はエナメル質(1層目)からスタートしていきます。
この時期は症状がありません。

次に、象牙質(2層目)になると症状が出てきます。
象牙質は神経に冷たいなどの感覚を神経に伝える機能があります。
虫歯が象牙質まで到達してしまうとしみるなどの症状が出てきてしまいます。

最後に、神経(3層目)に到達してしまいます。
ここまで虫歯が到達してしまうと痛みが強くなってしまいます。
何もしていないのにズキズキするなど自発痛が発生してしまいます。

このように虫歯を放置してしまうとどんどん進行してしまいます。
症状が出てからでは虫歯が進行が進んでいる場合もあります。
また、神経まで達している場合神経の治療になってしまいます。

歯の寿命はどうなっていくのか?

八尾市 歯医者 歯の寿命

歯というのは一度治療をしてしまうと上のイラストのように歯の寿命がどんどん短くなってしまいます。

平均ですが、一度治療をしてから20年〜25年ほどで歯が失われることが多いです。

何度も何度も治療することで寿命が短くなってきまいます。
最初は小さな虫歯でも治療したところからまた虫歯という風に虫歯が神経に近づき神経の治療になり歯が弱くなることで歯が失われてしまいます。

虫歯の発見が遅くなると寿命がすごく短くなってしまいます。

歯の寿命を長くする為に何をすべきなのか?

歯の寿命は皆さん伸ばしたいと思います。
ただ、歯医者に通っているが何度も虫歯になるや次々に虫歯が出来てしまうなど悩んでる方が多いです。
歯の寿命を長くするには何をすべきなのかご紹介させて頂きます。

1、虫歯にならないように日々のケアを大切にする

虫歯にならない為には日々のケアが欠かせません。
今の歯磨きの仕方は正しいでしょうか?
歯磨きは毎日することなので正しいやり方なのか?間違っているのか?
というのはすごく大切になってきます。

八尾市 歯医者 部位ごとの歯の磨き方

このように部位によっても磨き方があります。
正しい歯磨きの仕方、自分にあった歯ブラシの選択をしっかり教わることで一気に虫歯のリスクを下げることが出来ます。

2、虫歯になってしまったら再治療を防止する。

虫歯にならないように気をつけていてもどうしてもなってしまう事があります。
ただ、虫歯になってしまった時にしっかり考える事が大切になってきます。

詰め物を選択するときに
銀の詰め物、セラミックの詰め物を選ぶ必要があります。
この時に、歯の寿命の話が絡んできます。
虫歯になって治療を繰り返してしまうとその歯の寿命はどんどん短くなってきてしまいます。
ここで、銀とセラミックの材質の違いをご紹介させて頂きます。

銀の詰め物の特性

  • 表面が凹凸がある。
  • お口の中で噛み合わせの力で変形してしまう。
    というのがあります。

それがどのように影響してくるかと言いますと

表面が凹凸

凹凸があると詰め物の表面に汚れが付きやすくなってしまいます。
また、凹凸になっていることで汚れがどうしても残ってしまいます。

八尾市 歯医者 歯の表面の凹凸の汚れ​​​​​​​​​​
このように汚れが残ってしまうと虫歯のリスクが上がってしまいます。

噛み合わせの力で変形

日々、自分の体重以上の力で噛んでいると銀の詰め物自体が変形してしまいます。

最初はピタッとしていた詰め物も噛み合わせの力によって変形してしまい形が合わなくなってしまいます。

そうすることによって詰め物と歯の間に隙間が生まれてしまいそこから虫歯になってしまいます。

八尾市 歯医者 銀歯の下の虫歯

セラミックの詰め物の特性

  • 表面に滑沢がある
  • 変形がない
表面に滑沢がある

セラミックは歯の表面が滑沢があります。
表面がツルっとしている所は汚れがつきにくく、汚れも落としやすいです。
そうすることによって虫歯の再発のリスクが大幅に下げることが可能になります。

こちらは表面を拡大した写真です。
セラミックの表面は凹凸が少なく滑沢なのがお分かり頂けると思います。

八尾市 歯医者 歯の素材表面の拡大図

変形がない

銀のように噛み合わせの力によって変形はしないので歯と詰め物の間に隙間は出来ませんので虫歯のリスクを下げることが出来ます。

3、歯を磨きやすい環境にする。

お口の環境はすごく大切です。
歯磨きしやすい、しにくいで虫歯のリスクが変わるのはご存じでしょうか?

例えば

掃除でも物がいっぱい置いてある床を拭き掃除するのと物がない床を掃除をするのでしたらどちらが短い時間で綺麗にお掃除出来ますか?

お口の中もそれは一緒です。
歯並びがガタガタなところを普段の歯磨きの時間で綺麗にするには色々な角度から磨いたりとすごく大変ですし時間もかかってしまいます。

毎日1日3回それを繰り返さないと虫歯のリスクは下がりません。

八尾市 歯医者 矯正開始6ヶ月後の歯並び

このように歯並びを治すことで磨きやすさが変わってきてしまいます。
また歯並びがガタガタなところに虫歯が出来てしまうと治療をやりにくいですし綺麗な治療は難しくなってきます。
歯並びを正して日々のケアをやり易くすること、歯並びを正して虫歯になったとしても綺麗な治療が可能な環境を作ることで歯の寿命を伸ばすことが可能になってきます。

歯の寿命を長くするために色々な事が出来ます。
今ご自身のお口の中にお悩みがある方は是非一度お問合せ下さい。
些細なお悩みでもいいのでご相談下さい。

いかがだったでしょうか?
今回は、「虫歯を放置すると何が起こるの?」でした。
虫歯はなる前に予防する事ができます。
日々のケアをしっかりする事でなる確率を減らす事ができます。
今、お口の中にお悩みがある方、不安な方は是非一度ご相談下さい。

優しい所長 末廣 赳史が丁寧にご説明させて頂きますのでご安心下さい。

診療スケジュール

当院へのお電話からの問い合わせは086-250-8800へ

診療時間
9:30〜13:00
14:00〜18:30
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