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虫歯になりやすい歯の場所と原因、予防策を徹底解説

2024年10月2日
虫歯になりやすい歯の場所と原因、予防策を徹底解説

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯科医療は専門性の高い分野であり、患者様にとって分かりにくい情報や誤解が生じやすい情報も少なくありません。診療時間内に患者様お一人おひとりに十分なご説明をすることが難しい場合もあるため、このブログを開設いたしました。

このブログでは患者様からよくいただく質問や、知っておいていただきたい歯科医療の知識を、分かりやすく解説することを目指しています。専門用語はできる限り避け、分かりやすい言葉で情報を提供いたします。皆様の疑問を解消し、安心して治療を受けていただけるよう最新の研究結果やエビデンスに基づいた情報も積極的に発信してまいります。

ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

「虫歯の原因や予防策」について全力回答!

「また虫歯になっちゃった…」
「子どもに虫歯は作ってほしくないけど…」

こんな風に悩んでいませんか?

虫歯は、多くの人が経験する身近な病気だからこそ、その原因や予防法について正しく理解しておくことが大切です。

この記事では、虫歯の「なぜ?」を徹底解説!虫歯ができやすい場所から、意外な原因、そして今日から実践できる効果的な予防策まで、分かりやすくお伝えします。

お子さんの歯の健康を守りたい親御さんも、ご自身の歯のことでお悩みの方も、ぜひ最後まで読んで、虫歯予防の知識を深めてくださいね!

虫歯ができやすい場所はどこ?まずは基本を知ろう

虫歯ができやすい場所はどこ?まずは基本を知ろう

虫歯は、お口の中でも特に以下のような場所にできやすい傾向があります。

  • 歯と歯の間
  • 奥歯の溝
  • 歯と歯茎の境目
  • 詰め物や被せ物の周り

これらの場所は、歯ブラシの毛先が届きにくく、食べかすやプラーク(歯垢)が溜まりやすいのが特徴です。虫歯菌は、プラークの中で糖分を分解して酸を作り出し、歯を溶かしていきます。

なぜ特定の場所が虫歯になりやすいのか?

上記で挙げた場所は、なぜ虫歯になりやすいのでしょうか? それぞれ詳しく見ていきましょう。

歯と歯の間

歯ブラシの毛先が届きにくく、食べかすが残りやすい。歯並びが悪い場合は、さらに磨き残しが増える可能性があります。

奥歯の溝

奥歯の噛み合わせ面には、複雑な溝があり、歯ブラシの毛先が届きにくい。特に、生えたばかりの永久歯は溝が深く、虫歯になりやすいです。

歯と歯茎の境目

歯周ポケットと呼ばれる溝があり、プラークが溜まりやすい。歯周病の原因にもなるため、注意が必要です。

詰め物や被せ物の周り

詰め物や被せ物の境目は、わずかな段差や隙間ができやすく、プラークが溜まりやすい。また、古い詰め物や被せ物は劣化しやすく、そこから虫歯菌が侵入する可能性があります。

歯磨きしても虫歯になる原因とは?

「毎日歯磨きしてるのに、どうして虫歯になるの?」

そんな疑問を持つ方もいるかもしれません。実は歯磨きをしていても、以下の理由で虫歯になることがあります。

磨き残しがある

歯ブラシの当て方や動かし方が間違っていたり時間が短かったりすると、磨き残しが発生し、虫歯の原因となります。

歯磨き粉の選び方が間違っている

研磨剤の強い歯磨き粉は、歯の表面を傷つけ虫歯菌が入り込みやすくなる可能性があります。

食生活の乱れ

糖分を多く含む食品や飲料を頻繁に摂取すると、虫歯のリスクが高まります。

唾液の分泌量が少ない

唾液には、再石灰化作用や抗菌作用など、虫歯を予防する働きがあります。
唾液の分泌量が少ないと、これらの働きが弱まり、虫歯になりやすくなります。

歯並びが悪い

歯並びが悪いと、歯ブラシが届きにくく、磨き残しが増えるため、虫歯のリスクが高まります。

放置すると危険!虫歯の進行段階と症状、そして最悪の事態とは?

放置すると危険!虫歯が進行するとどうなる?

虫歯の進行段階と主な症状

C0(初期虫歯)
  • 虫歯菌による歯の表面のエナメル質の脱灰が始まる段階です。
  • 自覚症状はありませんが、適切な歯磨きや生活習慣の改善で再石灰化が期待できます。
C1
  • エナメル質に穴が開いた状態です。
  • 痛みやしみるなどの自覚症状はまだありません。
C2
  • 虫歯が象牙質まで進行した状態です。
  • 冷たいものや甘いものがしみたり、痛みを感じることがあります。
C3
  • 虫歯が歯髄(神経)まで達した状態です。
  • 激しい痛みを伴い、根管治療が必要になります。
C4
  • 歯の根だけが残った状態です。
  • 神経が死んで痛みは感じませんが、虫歯菌は残っており、放置すると骨髄炎などのリスクがあります。

虫歯を放置するとどうなる?

虫歯は、自然に治ることはありません。放置すると、どんどん進行し、以下のような症状が現れます。

  • 冷たいものや温かいものがしみる
  • 歯がズキズキ痛む
  • 歯茎が腫れる
  • 口臭が強くなる

さらに進行すると、

  • 歯の神経を取る治療が必要になる
  • 最悪の場合は、歯を失ってしまう

といった深刻な事態に陥ることもあります。

虫歯になりやすい人の特徴とリスク要因

虫歯になりやすい人の特徴とリスク要因

虫歯になりやすさには個人差がありますが、以下のような特徴やリスク要因を持つ人は特に注意が必要です。

甘いものや炭酸飲料をよく飲む

糖分は虫歯菌のエサとなり酸を生成します。
この酸が歯のエナメル質を溶かし虫歯を引き起こします。

間食が多い

食べるたびに口内の酸性度が上がり歯が溶けやすい状態が続きます。
特に間食が頻繁な場合、歯の再石灰化の時間が不足します。

唾液の分泌量が少ない

唾液は口内の酸を中和して歯を保護します。
分泌量が少ないと酸に対する防御力が低下し、虫歯のリスクが高まります。

歯並びが悪い

歯が重なっていたり歯と歯の隙間が狭いと磨き残しが多くなり、虫歯が発生しやすい箇所が増えます。

歯磨きが不十分

プラークが長時間歯に残ると、そこに含まれる細菌が酸を生成して虫歯の原因となります。
不十分な歯磨きはプラークの除去不足を招きます。

定期的な歯科検診を受けていない

虫歯の早期発見・治療ができないため、症状が悪化してから気づくことが多くなります。
定期的なクリーニングも予防に欠かせません。

妊娠中や授乳中である

ホルモンバランスの変化やつわりによる口内環境の悪化が虫歯を誘発しやすくなります。
歯磨きが難しくなることもあります。

薬の副作用で口が渇きやすい

口が乾くと唾液の保護機能が低下し、酸が歯を攻撃しやすくなります。
特に高血圧薬や抗うつ薬の使用者は注意が必要です。

高齢である

加齢に伴い、歯の再石灰化能力や唾液の分泌量が低下し、また歯ぐきの後退によって根面が露出してしまうことで虫歯になりやすくなります。

よくある疑問:虫歯にならないために何をすべき?

よくある疑問:虫歯にならないために何をすべき?

虫歯予防には日々のケアと生活習慣が大切ですが、どのように取り組むのが最適かについては多くの疑問が見受けられます。ここでは虫歯にならないための基本的なケアや正しい予防法について、よくある疑問に対する回答をまとめました。

歯磨きは1日何回すればいいの?

1日3回、毎食後なるべく30分以内に歯磨きをするのが理想的です。

どんな歯ブラシを選べばいいの?

毛先が柔らかく、ヘッドが小さめの歯ブラシがおすすめです。

歯磨き粉はどんなものがいいの?

フッ素配合の歯磨き粉がおすすめです。研磨剤の入っていないものを選びましょう。

フロスや歯間ブラシは使った方がいいの?

歯ブラシだけでは落としきれない、歯と歯の間の汚れを落とすために、フロスや歯間ブラシの使用をおすすめします。

定期検診はどのくらいの頻度で受ければいいの?

3ヶ月〜半年に1回の頻度で定期検診を受けることをおすすめします。

効果的な虫歯予防の習慣と対策

効果的な虫歯予防の習慣と対策

毎日のちょっとした工夫で虫歯予防は大きく改善できます。
正しい歯磨き方法や食生活の見直しなど、誰でも簡単に取り組める対策を紹介します。
習慣に取り入れることで、虫歯になりにくい口内環境を作りましょう。

丁寧な歯磨き

歯ブラシの毛先を歯にきちんと当てて丁寧に磨きましょう。
歯と歯の間や奥歯の溝など、磨きにくい場所も意識してケアしましょう。

デンタルフロス・歯間ブラシの使用

歯ブラシだけでは落としきれない歯と歯の間の汚れを、デンタルフロスや歯間ブラシを使って除去しましょう。

フッ素配合歯磨き粉の使用

フッ素には、歯質を強化して虫歯菌の働きを抑える効果があります。
毎日の歯磨きにフッ素配合歯磨き粉を取り入れましょう。

フッ素洗口

フッ素が含まれた洗口液を歯磨き後に使用することで、歯全体にフッ素を行き渡らせることができます。

バランスの取れた食生活

糖分を多く含む食品や飲料は控えめにし、野菜や果物、乳製品など、バランスの取れた食事を心がけましょう。また、ダラダラ食いは避け、決まった時間に食事を済ませるようにしましょう。

キシリトールガム

食後や間食後にキシリトールガムを噛むことで唾液の分泌を促し、虫歯予防に繋がります。

定期的な歯科検診

歯科医院で定期的に検診を受け、歯のクリーニングやフッ素塗布を受けることで、虫歯を早期発見・早期治療することができます。

唾液腺マッサージ

唾液の分泌を促すために唾液腺マッサージを行うのも効果的です。
耳の下や顎の下などを優しくマッサージしてみましょう。

禁煙・節酒

喫煙や過度な飲酒は唾液の分泌を減らして口内環境を悪化させるため、虫歯のリスクを高めます。

まとめ「お口の健康から、全身の健康へ」

この記事では、虫歯になりやすい場所やその原因、そして効果的な予防策について解説してきました。

「自分の歯磨き方法は合っているのかな?」
「もっと効果的な予防法を知りたい!」
「子供の虫歯予防はどうすればいいの?」

など、疑問や不安が少しでも解消されたでしょうか?

虫歯は放置すると、痛みや腫れが生じ、食事や会話といった日常生活に支障をきたすだけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。しかし、虫歯は毎日の丁寧な歯磨きと適切な予防策を実践することで予防できる病気でもあります。今回ご紹介した方法を参考に、虫歯になりにくい強い歯を作り、健康な毎日を送りましょう。

大阪府八尾市にある「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」では、虫歯治療はもちろん、矯正治療や予防歯科にも力を入れており、患者様一人ひとりの口腔内状況やライフスタイルに合わせた、最適な虫歯予防プランをご提案いたします。

お口の健康を守るため、まずはお気軽にご相談ください。 当院では、日々の診療で患者様との対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を心がけています。 審美歯科や歯列矯正にも対応しておりますので、歯に関する心配事がございましたらいつでもお気軽にご来院ください。

また、矯正治療に関する無料相談も実施しておりますので、歯並びでお悩みの方も、ぜひ一度お問い合わせください。

矯正無料相談
矯正無料相談

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

妊婦さんも安心!妊娠中の虫歯予防と治療の注意点

2024年9月18日
妊婦さんも安心!妊娠中の虫歯予防と治療の注意点

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯科医療は専門性の高い分野であり、患者様にとって分かりにくい情報や誤解が生じやすい情報も少なくありません。診療中、患者様お一人おひとりに丁寧にご説明したいのはやまやまですが、限られた時間の中では難しいのが現状です。

そこで、このブログを通して患者様からよくいただく質問や、知っておいていただきたい歯科医療の知識を分かりやすくお伝えいたします。専門用語はなるべく避け、皆様の疑問を解消し、安心して治療を受けていただけるよう努めてまいります。

このブログが皆様の歯とお口の健康に関する情報源として、少しでもお役に立てれば幸いです!

疑問や不安がございましたら、遠慮なく当院にご相談ください。

「妊娠中の虫歯」に関する疑問やお悩みに全力回答!

妊娠中は心身ともに大きな変化が起こる時期。お腹の赤ちゃんのためにもママの健康は特に大切です。しかし妊娠中のホルモンバランスの変化やつわりによる食生活の変化などから、お口の環境も大きく変わり、虫歯や歯周病のリスクが高まってしまうことをご存知でしょうか?

「妊娠中は歯が弱くなるって聞くけど本当?」
「治療は受けられるの?赤ちゃんへの影響が心配…」

そんな不安を抱えている妊婦さんも多いのではないでしょうか。この記事では妊娠中の虫歯予防と治療について、詳しく解説していきます。正しい知識を身につけ安心してマタニティライフを送りましょう!

妊娠中は虫歯になりやすい?

妊娠中は虫歯になりやすい?

妊娠中は女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)の分泌が増加し、身体に様々な変化が起こります。お口の中も例外ではなく、このホルモンバランスの変化が実は虫歯のリスクを高める原因となるのです。

女性ホルモン増加が口の中に及ぼす影響

唾液の分泌量減少と質の変化

妊娠中は女性ホルモンの影響で唾液の分泌量が減少し、ネバネバとした粘性の高い唾液になりやすいです。唾液はお口の中を潤すだけでなく、虫歯予防に非常に重要な役割を果たしています。唾液の分泌量が減ったり質が変わると、これらの働きが弱まり、虫歯のリスクが高まってしまうのです。

歯ぐきの炎症

ホルモンの影響で歯ぐきが腫れやすく出血しやすくなる「妊娠性歯肉炎」が起こりやすくなります。この妊娠性歯肉炎を放置すると、さらに進行して歯周病へと悪化し歯を失うリスクが高まります。また歯周病菌が歯ぐきの炎症部位から侵入し、虫歯のリスクも高めてしまうのです。

つわりによるリスク

妊娠初期に起こるつわりも虫歯のリスクを高める要因となります。

歯磨きが困難に

吐き気や嘔吐により歯磨き粉の匂いや味が受け付けなくなり、歯磨きがおろそかになることがあります。その結果、口腔内の衛生状態が悪化し虫歯のリスクを高めてしまいます。

酸による歯の溶解

頻繁な嘔吐により強い酸性の胃酸が口の中に逆流し、歯の表面を覆うエナメル質を溶かしてしまうことがあります。エナメル質は歯を守る大切な鎧のようなもの。これが溶けてしまうと歯はもろくなり、知覚過敏(冷たいものや熱いものがしみやすくなる)を引き起こしたり虫歯になりやすくなってしまいます。

妊娠中の食事スタイルの変化

妊娠中はつわりによる嗜好の変化やお腹の赤ちゃんの成長に必要な栄養を摂取するために、食事の回数や間食が増えることがあります。特に甘いものや酸性の強い飲み物などを頻繁に摂取したり、少しずつ長時間かけて食べる「ダラダラ食い」をしてしまうと口の中が酸性に傾いた状態が続き、虫歯のリスクを高めてしまいます。

このように妊娠中は様々な要因が重なり、虫歯になりやすい状態です。適切なケアと予防を心がけることで、虫歯のリスクを軽減することができます。

虫歯予防、今日から始められる対策は?

妊娠中の虫歯リスク、少しでも減らしたいですよね。実は毎日のちょっとした心がけで、虫歯予防はぐっと効果的になるんです。

こまめな水分補給

妊娠中は唾液の分泌量が減り、口の中が乾燥しやすくなります。こまめな水分補給でお口の中を潤すことを心がけましょう。

丁寧な歯磨き

食後はもちろん間食後や就寝前にも必ず歯磨きをしましょう。歯ブラシだけでなくデンタルフロスや歯間ブラシも使って、歯と歯の間や歯茎の境目も丁寧にケアしましょう。

フッ素配合歯磨き粉の使用

フッ素には、歯質を強化して虫歯菌の働きを抑える効果があります。毎日の歯磨きにフッ素配合歯磨き粉を取り入れましょう。

バランスの取れた食生活

糖分や酸性の強い飲食物は控えめにしましょう。さらにカルシウムやビタミンDなど、歯や骨の健康に良い栄養素を積極的に摂るように心がけましょう。

キシリトールガム

食後や間食後にキシリトールガムを噛むことで唾液の分泌を促し、虫歯予防に繋がります。

定期的な歯科検診

歯科医院で定期的に検診を受け、プロによるクリーニングやフッ素塗布を受けることで虫歯予防効果を高めることができます。

虫歯の予防に関しては以下の記事でも紹介しております。こちらもぜひご覧ください!
虫歯予防に効果的!歯磨きの仕方とポイントを詳しく解説!
虫歯の予防に何ができますか?

 放っておくと大変なことに!?妊娠中の虫歯を放置するリスク

妊娠中の虫歯は決して「自分だけのこと」では済まされません。放置することでママ自身の健康はもちろん、お腹の赤ちゃんにまで悪影響を及ぼす可能性があるのです。

ママの健康への影響

ママの健康への影響

痛みや腫れの悪化

虫歯が進行すると激しい痛みや腫れを引き起こし、食事や睡眠など、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。妊娠中は心身ともに負担がかかりやすい時期。虫歯の痛みに悩まされるのは、ママにとって大きなストレスとなります。

全身への悪影響

口の中の虫歯菌は血液を通じて全身に運ばれ、心臓病や糖尿病などのリスクを高める可能性も指摘されています。妊娠中は免疫力が低下しやすいため、感染症にも注意が必要です。

赤ちゃんの健康への影響

赤ちゃんの健康への影響

早産や低体重児出産のリスク増加

虫歯菌が出す毒素が血液を通して胎盤に到達し、子宮収縮を促す物質の分泌を促す可能性があるため、早産や低体重児出産のリスクが高まると言われています。

生まれてくる子供の虫歯リスク増加

生まれてくる子供のお口には虫歯の原因となる「ミュータンス菌」はいません。母親の口の中に多くのミュータンス菌がいると、キスや食器の共有などを通して赤ちゃんに感染しやすくなります。

お子さまの歯の健康のためにも、妊娠中の虫歯予防・治療は非常に重要です。

虫歯は放置しても治りません

虫歯は放置しても治りません

虫歯は自然に治ることはなく、放置すればするほど症状が悪化して治療も複雑になります。 少しでも気になる症状がある場合は我慢せず、早めに歯科医院を受診しましょう。

妊娠中の歯科治療は安定期に行うのが一般的ですが、痛みや腫れがひどい場合は適切な処置を早期に受けることが大切です。当院では妊婦さんの体調に配慮した治療を行っておりますので、安心してご相談ください。

虫歯の放置に関しては以下の記事でも紹介しております。こちらもぜひご覧ください!
虫歯を放置するとどうなる?リスクと予防法を詳しく解説!

妊娠中の虫歯を見つけるには?適切な受診タイミング

妊娠中の虫歯は早期発見・早期治療が重要です。しかし妊娠中に歯科医院に行って大丈夫か不安に思う方もいるかもしれません。

妊娠中の歯科受診はいつ頃がおすすめ?

基本的に妊娠中の歯科治療は安定期(妊娠5ヶ月〜7ヶ月頃)に行うのがおすすめです。この時期はつわりも落ち着いてお腹もまだ大きくなりすぎていないため、比較的楽に治療を受けられます。

ただし、緊急性が高い場合や痛みがある場合は妊娠初期や後期でも治療が可能ですので、まずは歯科医師にご相談ください。

妊娠中は虫歯や歯周病のリスクが高まるため、安定期に入る前に一度歯科検診を受けることをおすすめします。検診では虫歯や歯周病のチェックだけでなく、お口のクリーニングや歯磨き指導なども受けられます。

まとめ「安心してマタニティライフを送るために」

妊娠中の虫歯予防と治療は、ママと赤ちゃんの健康を守るためにとても大切です。毎日の丁寧な歯磨きとデンタルフロス・歯間ブラシの使用や定期的な歯科検診、バランスの取れた食生活を心がけて気になることや不安なことがあれば、遠慮なく歯科医師に相談しましょう。

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では、妊婦さんの不安や疑問に寄り添いながら、安心して治療を受けていただけるようサポートいたします。

妊娠中の虫歯予防や治療はもちろん、歯並びや矯正治療についても、どんなことでもお気軽にご相談ください。

当院では、日々の診療で患者様との対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。審美歯科や歯列矯正にも対応しておりますので、歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

歯に関する心配事がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

矯正無料相談
矯正無料相談

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

歯の詰め物や被せ物の材料ってどれがいいの?

2024年6月19日
歯の詰め物や被せ物の材料ってどれがいいの?

八尾の歯医者さん【もりかわ歯科】のブログへようこそ!🦷✨

「歯医者さんって、なんだか緊張する…」 「治療のこと、もっと詳しく知りたいけど、聞くのが怖い…」

そんな風に思っていませんか?

私たちは、八尾市にある歯医者さん、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

地域の皆さまのお口の健康をサポートするため、 日々診療に取り組んでいます。

歯科治療って、わからないことだらけですよね。

私たちにとっては当たり前のことでも、 患者さんにとっては初めて聞くことばかり。 疑問や不安を感じるのは当然のことです。

当院では、患者さんが安心して治療を受けていただけるよう、 疑問や不安を解消することを大切にしています。

しかし、診療中は時間の制約もあり、 専門的な内容をどこまで詳しくお話しすればいいのか、 いつも悩んでしまうんです。

そこで、このブログでは、 患者さんからよくいただく質問をテーマに、 わかりやすく解説していきたいと思います!

「こんなこと聞いてもいいのかな?」 なんて遠慮はいりません。

どんな些細なことでも、気になることは解決して、 安心して治療を受けていただきたいと思っています。

このブログが、皆さまのお口の健康を守るための一助となれば幸いです。 ぜひ、最後まで読んでみてくださいね😊

「歯の詰め物や被せ物の材料ってどれがいいの?」の質問に全力回答!

今回は、虫歯治療や審美治療の時に選択する歯の詰め物や被せ物の材料って実際どれが良いのか、素材や金額の違いでどういうメリット・デメリットがあるのかよく分からないというお声をよく耳にします。

そういった治療の時に選択する必要がある歯の材料に対しての質問に全力でお答えしていきます!

まず、歯の詰め物・被せ物とは?

「虫歯の治療で、詰め物と被せ物って言葉を聞くけど、何が違うの?」

そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

実は、どちらも虫歯治療で使われる言葉ですが、 その役割や治療範囲に違いがあります。

詰め物(インレー)

詰め物(インレー)

詰め物は、比較的小さな虫歯の場合に用いられます。

虫歯の部分を削り取った後、その穴を埋めるように詰め物をする治療法です。

例えるなら、壁に開いた小さな穴をパテで埋めるようなイメージですね。

被せ物(クラウン)

被せ物(クラウン)

被せ物は、虫歯が大きく進行してしまった場合に用いられます。

虫歯の部分だけでなく、歯全体を覆うようにかぶせる治療法です。

例えるなら、壊れた屋根を新しい屋根に取り替えるようなイメージです。

詰め物(インレー)の種類

1. 保険適用の詰め物

  • メタルインレー: 銀色の金属でできた詰め物です。奥歯など、強度が必要な部分に使われます。費用が安価ですが、見た目が目立つというデメリットがあります。

2. 保険適用外の詰め物

  • セラミックインレー: 陶器でできた白い詰め物です。天然歯に近い色合いで、見た目が自然です。耐久性も高く、変色しにくいメリットがあります。
  • ハイブリッドインレー: セラミックとレジン(プラスチック)を混ぜた詰め物です。セラミックインレーよりも費用を抑えられますが、耐久性はやや劣ります。
  • ゴールドインレー: 金でできた詰め物です。金属アレルギーの方でも安心して使用でき、耐久性も非常に高いです。しかし、費用が高額になります。

被せ物(クラウン)の種類

1. 保険適用の被せ物

  • 銀歯: 銀色の金属でできた被せ物です。奥歯など、強度が必要な部分に使われます。費用が安価ですが、見た目が目立つというデメリットがあります。
  • CAD/CAM冠: コンピューターで設計・製作される被せ物です。セラミックとレジンを混ぜた素材でできており、銀歯よりも見た目が自然です。
  • 硬質レジンジャケット冠: プラスチックの一種であるレジンでできた被せ物です。前歯など、見た目が気になる部分に使われます。費用が安価ですが、変色しやすいというデメリットがあります。

2. 保険適用外の被せ物

  • オールセラミッククラウン: 陶器でできた白い被せ物です。天然歯に近い色合いで、見た目が最も自然です。耐久性も高く、変色しにくいメリットがあります。
  • ジルコニアクラウン: ジルコニアという白い素材でできた被せ物です。オールセラミッククラウンよりも強度が高く、奥歯にも使用できます。
  • メタルボンドクラウン: 内側が金属、外側がセラミックでできた被せ物です。強度と見た目の美しさを兼ね備えていますが、金属アレルギーの方は使用できません。
  • ゴールドクラウン: 金でできた被せ物です。金属アレルギーの方でも安心して使用でき、耐久性も非常に高いです。しかし、費用が高額になります。

セラミックと銀歯のどちらが強いですか?

セラミックと銀歯、どっちが強い?🤔 それぞれのメリット・デメリットを解説!

「セラミックと銀歯、どっちを選べばいいんだろう?」

そう悩まれている方も多いのではないでしょうか?

実は、「強さ」という点では、銀歯の方が優れています。

被せ物を取り付ける際、歯を削る必要がありますが、 セラミックは銀歯よりも多くの歯を削る必要があります。 これは、セラミックが銀歯ほど強度がないため、 割れないようにするためには、ある程度の厚みが必要になるからです。

セラミックのメリット・デメリット

メリット

  • 見た目が自然で美しい。天然歯に近い色合いや透明感があり、周りの歯との調和がとれます。
  • 金属アレルギーの心配がない。金属を使用していないため、金属アレルギーの方でも安心して使用できます。
  • 汚れがつきにくい。表面が滑らかなため、プラークや着色がつきにくく、虫歯や歯周病になりにくいと言われています。

デメリット

  • 銀歯に比べて割れやすい。強い衝撃や歯ぎしり、食いしばりによって割れる可能性があります。
  • 費用が高い 保険適用外のため、銀歯に比べて費用が高くなります。

銀歯のメリット・デメリット

メリット

  • 強度が高い。硬くて丈夫なため、噛む力が強い方や、歯ぎしり、食いしばりの癖がある方でも安心して使用できます。
  • 費用が安い。保険適用のため、セラミックに比べて費用が安くなります。

デメリット

  • 見た目が目立つ。銀色の見た目が目立ち、審美性に劣ります。
  • 金属アレルギーの可能。唾液などの影響で、時間が経つと変色することがあります。

銀歯は汚れがつきやすい?

銀歯は汚れがつきやすい?

銀歯って汚れやすいの?🤔 実は…

「銀歯って、時間が経つと黒ずんできたりするけど、汚れやすいの?」

そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

実は、銀歯はセラミックに比べて表面に傷がつきやすいという特徴があります。

この傷によってできた小さな溝に汚れが溜まりやすく、 それが黒ずんで見える原因の一つです。

また、銀歯は金属なので、 唾液などの影響で腐食し、変色することもあります。

銀歯の汚れ、どうすればいいの?

残念ながら、歯ブラシでの通常のケアでは、 銀歯の溝に溜まった汚れを完全に落とすことは難しいです。

そのため、歯科医院での定期的なクリーニングがおすすめです。

歯科衛生士が専用の器具を使って、 銀歯の表面を磨き、汚れを徹底的に除去します。

銀歯の汚れを放置するとどうなるの?

銀歯の汚れを放置すると、 虫歯や歯周病のリスクが高まります。

汚れが溜まった部分は、 虫歯菌や歯周病菌にとって絶好の住処になってしまうからです。

また、銀歯の変色は、見た目の問題だけでなく、 金属イオンが溶け出し、 歯ぐきや体への悪影響を及ぼす可能性も指摘されています。

銀歯の汚れを防ぐには?

  • 毎日の丁寧な歯磨き 歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシも使って、 歯と銀歯の隙間を丁寧に清掃しましょう。
  • 定期的な歯科検診 歯科医院で定期的にクリーニングを受け、 銀歯の汚れや変色をチェックしてもらいましょう。
  • 銀歯以外の素材を検討する セラミックなど、汚れがつきにくい素材を選ぶのも一つの方法です。

銀歯の汚れや変色が気になる方は、 お気軽に当院にご相談ください。

セラミックとジルコニア、奥歯にはどっちがいいの?

セラミックとジルコニアそれぞれの長所を活かした使い分けがポイント!

「奥歯の治療で、セラミックとジルコニア、どっちを選べばいいんだろう?」

そう悩まれている方も多いのではないでしょうか?

一般的に、オールセラミックとフルジルコニアを比較した場合、

  • 前歯にはセラミック
  • 奥歯にはジルコニア

がそれぞれ適していると言われています。

なぜ、前歯にはセラミック?

セラミックは、天然歯に近い色合いや透明感を再現できるため、見た目の自然さ、美しさが求められる前歯に適しています。

また、セラミックは、金属を一切使用していないため、 金属アレルギーの心配もありません。

なぜ、奥歯にはジルコニア?

ジルコニアは、セラミックよりも強度が高く、 噛む力が強い奥歯に適しています。

奥歯は、食べ物を噛み砕くという重要な役割を担っているため、耐久性が求められます。

ジルコニアは、セラミックよりも割れにくく、 長持ちしやすいというメリットがあります。

ただし、注意も必要!

ジルコニアは、硬すぎるがゆえに、 噛み合う歯を傷つけてしまう可能性があります。

そのため、ジルコニアを使用する際は、 噛み合わせの調整を慎重に行う必要があります。

まとめ

セラミックとジルコニア、どちらを選ぶべきかは、 治療する歯の位置や、患者さんのお口の状態によって異なります。

当院では、患者さん一人ひとりのご希望や状況を考慮し、 最適な素材と治療法をご提案いたします。

セラミックやジルコニアについて、 もっと詳しく知りたい方は、 お気軽にもりかわ歯科のスタッフにご相談ください😊

もりかわ歯科ではセラミックをおすすめしております

このように様々な視点から鑑みて歯医者としておすすめの素材はセラミックです。

セラミックは自由診療なので保険が使えませんが、長く使うことや身体のことを考えると、どうしてもセラミックに行き着きます。

皆様も歯の詰め物や被せ物の材料選びで迷われたときは一度もりかわ歯科にご相談ください。

決して無理やりすすめたりは致しません。

患者さんお一人お一人に寄り添って何が最適かご提案させていただきます。

 

もりかわ歯科がセラミックをおすすめする理由はYoutubeで動画にてご説明しております。

そちらもぜひご覧ください。

セラミックについてもっと詳しく知りたい方は過去のセラミックに関する記事「歯のセラミックってご存じですか?」をご覧ください。

まとめ

いかがだったでしょうか?

歯の詰め物・被せ物について詳しく解説いたしました。

もりかわ歯科では概ねセラミックをおすすめしておりますが、患者さんお一人お一人に最適な素材を選ぶことが最も重要です。

虫歯治療で歯の詰め物被せ物で不安に感じる事がある方は事前にご相談ください。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

 

審美歯科にご興味のある方、歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。


矯正無料相談
矯正無料相談

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

アマルガムは除去した方がいいですか?

2024年5月15日
アマルガムは除去した方がいいですか?

こんにちは。大阪府八尾市の歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯科医やスタッフにとっては当たり前のことでも、患者さんにとっては歯の専門家ではありません。そのため、様々な疑問や不安を抱くのは当然です。

私たちは、患者さんが歯や口腔の健康について、安心して治療を受けられるように、疑問や不安を解消することが大切だと考えています。

診療中にすべての疑問にお答えできれば一番ですが、時間の制約や専門的な知識が必要となる場合、十分な説明ができないこともあります。

そこで、当院のブログで、患者さんからよくいただく質問をテーマに、わかりやすく解説していきます。

このブログを通じて、患者さんの歯医者さんへの疑問や不安が少しでも解消され、安心して治療を受けられるお手伝いができれば幸いです。

ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

「アマルガムは除去した方がいいの?」の質問に全力回答!

今回は、アマルガムって除去した方がいいの?という質問に対して全力でお答えしていきます!
そもそもアマルガムって?銀歯と何が違うの?という方も多いと思います。

このコラムではアマルガムに関する素朴な疑問から除去治療の事まで詳しく解説していきますので、是非最後までお読みください!

まず、アマルガムとは?

アマルガムとは?

水銀と銀、銅、亜鉛などの金属を混ぜた歯科材料です。安価で強度が高いため、長年歯の詰め物として広く使用されてきました。しかし、水銀が溶け出して体内に蓄積する可能性や、環境汚染への影響などが指摘され、近年では使用が減少しています。

アマルガムの種類

アマルガムは、水銀の含有量や配合される金属の種類によって、以下のように分類されます。

歯科用水銀アマルガム

水銀が約50%、銀が約35%、スズが約9%、銅が約6%、亜鉛が少量含まれる合金です。日本では、昭和初期から平成初期頃まで、虫歯の詰め物として広く使用されていました。

銀アマルガム

水銀が約70%、銀が約30%含まれる合金です。歯科用水銀アマルガムよりも水銀の含有量が多く、現在はほとんど使用されていません。

金アマルガム

水銀が約60%、金が約40%含まれる合金です。銀アマルガムよりも水銀の含有量が多く、現在はほとんど使用されていません。

アマルガムの特徴

アマルガムは、以下のような特徴があります。

加工性が高い

柔らかく、容易に加工することができます。

強度が高い

固まってから硬くなり、強い力に耐えることができます。

耐久性が高い

長期間にわたって使用することができます。

比較的安価

他の歯科用金属材料に比べて安価です。

アマルガムの欠点

アマルガムは、以下のような欠点もあります。

水銀を含む

水銀は、人体に有害な重金属です。近年では、アマルガムから溶け出した水銀が体内に蓄積し、健康被害を引き起こす可能性があることが指摘されています。

審美性に劣る

銀色のため、目立ちやすいという欠点があります。

金属アレルギーを引き起こす可能性がある

アマルガムに含まれる金属が、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。

二次カリエスが発生しやすい

アマルガムと歯の間には隙間ができやすく、二次カリエスが発生しやすいという欠点があります。

アマルガムの使用状況

アマルガムの健康被害が指摘されていることから、近年では多くの国々で使用が制限されています。

日本におけるアマルガムの使用状況

2009年4月から、小児、妊婦、授乳中の女性へのアマルガムの使用が禁止されました。2020年4月からは、歯科用水銀アマルガムの使用が原則禁止となり、例外的に使用が認められる場合には、患者への十分な情報提供と同意が必要となりました。

欧州連合におけるアマルガムの使用状況

2000年から、歯科用水銀アマルガムの使用が段階的に廃止されています。

米国におけるアマルガムの使用状況

2009年から、小児へのアマルガムの使用が禁止されています。

アマルガム除去治療を希望される場合

アマルガムによる健康被害が懸念されていることから、アマルガムを他の歯科用金属材料やセラミック等に置き換える「アマルガム除去治療」を希望される患者さんが増えています。

アマルガム除去は、保険適用となる場合と、自費診療となる場合があります。また、除去後の治療内容によっても費用が異なります。

アマルガム除去を検討している場合は、事前に歯科医師に相談し、費用や治療内容について確認してください。

 

もりかわ歯科ではアマルガム除去を希望される患者さんからのご相談を随時受け付けております。当院予防歯科又は治療にお越しいただきお気軽にご相談ください。

詳しくはもりかわ歯科志記診療所の診療科目一覧をご覧ください。

アマルガムと銀歯の違いって?

​​アマルガムと銀歯は、どちらも虫歯の治療に使われる詰め物ですが、実は同じものではありません。

アマルガムは、水銀と銀、スズ、銅などの金属を混ぜ合わせた合金です。

一方、銀歯は、一般的に「金銀パラジウム合金」と呼ばれる金属で作られています。金銀パラジウム合金は、銀の他に、金、パラジウム、銅などが含まれています。

以下、アマルガムと銀歯の主な違いを表にしてみました。

アマルガムと銀歯の主な違い

アマルガムと銀歯の主な違い

近年では、アマルガムの健康被害が懸念されていることから、多くの国々で使用が制限されています。日本では、2020年4月から歯科用水銀アマルガムの使用が原則禁止となりました。

一方、銀歯は、審美性や安全性に優れていることから、現在でも広く使用されています。

まとめ

アマルガムと銀歯は、それぞれ異なる材料で作られており、利点と欠点も異なります。虫歯の治療を受ける際には、歯科医師と相談し、自分に合った詰め物を選ぶことが大切です。

過去のアマルガム詰め物、除去は慎重に! 

過去のアマルガム詰め物、除去は慎重に!

知っておくべき危険性と安全な方法

かつて主流だった銀色の詰め物「アマルガム」。実は水銀が含まれており、近年は健康への影響が懸念されています。除去を希望する方も増えていますが、安易な除去は危険を伴います。

アマルガム除去の危険性

アマルガム除去は、適切な方法で行わなければ、以下の危険性を伴います。

水銀中毒

アマルガムを除去する際に発生する水銀蒸気は、体内に入り込むと水銀中毒を引き起こす可能性があります。頭痛、めまい、腎障害など、様々な症状が現れます。

二次感染

アマルガム除去によって歯の神経が露出してしまうと、細菌感染のリスクが高まります。

歯の損傷

アマルガム除去の際に、周囲の健康な歯質まで削ってしまう可能性があります。

安全なアマルガム除去

アマルガム除去を検討する場合は、以下の点に注意しましょう。

歯科医院選び

水銀対策に十分な設備と技術を持つ、実績のある歯科医院を選びましょう。

除去方法

安全性の高い「ラバーダム防湿」や「バキュームシステム」を用いるなど、水銀蒸気の飛散を徹底した方法で行う必要があります。

体調管理

体調が優れない場合は、アマルガム除去を延期しましょう。

アフターケア

除去後の経過観察や、必要に応じて他の治療を受けることが重要です。

アマルガム除去の必要性

アマルガム自体は安定した物質であり、短期的には健康被害を引き起こす可能性は低いと考えられています。しかし、長期的な影響や、体質によっては影響を受けやすい場合もあります。

以下のような場合は、アマルガム除去を検討した方が良い場合があります。

  • 虫歯や破損など、アマルガム詰め物が劣化している場合
  • 金属アレルギーがある場合
  • 審美的な理由で詰め物を白磁などにしたい場合
  • 水銀による健康被害が心配な場合

 

アマルガム除去は、適切な方法で行えば安全に行うことができます。しかし、安易な除去は危険を伴うため、慎重に検討する必要があります。

アマルガム除去を検討する際は、信頼できる歯科医院に相談し、十分な情報収集と説明を受けた上で判断することが重要です。


情報源

アマルガム除去をお考えの方はもりかわ歯科に相談ください

もりかわ歯科ではアマルガム除去に関する知識豊富なドクターが在籍しております。

過去に銀の詰め物又は被せ物を入れる治療を受けたことのある方は一度ご来院いただき、お気軽にご相談ください。

歯は一生大事にしていくべき大切な体の一部です。

歯に関して少しでも不安がある方はできるだけ早めの受診をお願いしております。

手遅れになる前にご相談だけでもお越しください。

まとめ

いかがだったでしょうか?

アマルガムって除去した方が良いのか?の質問に全力回答いたしました!

アマルガムがお口の中にある方は不安になったかもしれません。

ですが、体に有害である場合は放置しても良いことは何もありません。

昔入れた銀の詰め物・被せ物がある方はアマルガム除去について一度真剣に考えてみてください。

このブログがそのきっかけになれば幸いです。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

 

審美歯科にご興味のある方、歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。


矯正無料相談
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詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

虫歯が進行して歯を抜かなければならない場合、抜けた歯の代替手段はありますか?

2024年5月8日
抜けた歯の代替手段は?

こんにちは。大阪府八尾市の歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯科医やスタッフにとっては当たり前のことでも、患者さんにとっては歯の専門家ではありません。そのため、様々な疑問や不安を抱くのは当然です。

私たちは、患者さんが歯や口腔の健康について、安心して治療を受けられるように、疑問や不安を解消することが大切だと考えています。

診療中にすべての疑問にお答えできれば一番ですが、時間の制約や専門的な知識が必要となる場合、十分な説明ができないこともあります。

そこで、当院のブログで、患者さんからよくいただく質問をテーマに、わかりやすく解説していきます。

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「抜歯の代替手段は?」の質問に全力回答!

今回は、虫歯が進行してしまって仕方なく歯を抜かなければならなくなった時、患者さんも不安になられることかと思います。

そんな時に「歯を抜いた後はどうすれば良いですか?」など、いよいよ抜歯が必要になった患者さんから抜歯後のご心配の質問をよく受けます。

そういった質問に対して全力でお答えしていきます!

 虫歯の進行と歯の抜歯について

虫歯は進行すると、歯の内部で感染が拡大し、歯の神経や周囲の組織に影響を及ぼすことがあります。歯科医師は、虫歯が進行し歯の構造が破壊された場合、歯を抜くことを勧めることがあります。

歯を抜く理由

歯を抜く理由には、以下のような場合があります

1.虫歯の進行が進んで歯の構造が破壊された場合

2.歯周病による歯周組織の損傷がひどく、歯を支える骨が破壊された場合

3.顎の狭さや歯並びの問題により、歯が正常に噛み合わない場合

4.他の歯科治療による合併症やリスクを回避するため

抜歯後、差し歯はできるの? 適切な治療法を選ぶためのガイド

歯の構造

抜歯後の差し歯治療について、多くの疑問をお持ちかと思います。

結論から申し上げますと、抜歯後の歯根がない状態では、差し歯治療はできません。 差し歯は、歯根に土台となる金属やファイバー製の芯を埋め込み、その上に人工歯冠を被せる治療法です。歯根がない場合は、土台を埋め込む場所がなく、差し歯治療は適用されないのです。

では、抜歯後の歯を失った部分を修復するにはどのような方法があるのでしょうか?

1. ブリッジ

欠損歯の両隣の健康な歯を支えとして、人工歯を橋のように渡す治療法です。保険適用される治療法ですが、支えとなる健康な歯を削る必要があり、将来的に負担がかかる可能性があります。

2. 入れ歯

人工歯を樹脂製の床に装着した取り外し式の補綴物です。保険適用される治療法ですが、違和感や装着による口内炎などの問題が生じる可能性があります。

3. インプラント

顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯冠を被せる治療法です。外科手術が必要となりますが、見た目や機能性、耐久性に優れ、周囲の健康な歯に負担をかけないというメリットがあります。

上記の3つの治療法については後ほど詳しく説明いたします。

最適な治療法は、失った歯の部位、顎の骨の状態、費用などの様々な要素を考慮して、歯科医師と相談しながら決めることが重要です。

差し歯治療について詳しく説明します。

差し歯とは?

差し歯は、虫歯や外傷などで歯の大部分を失った場合に行う補綴治療の一つです。歯根と呼ばれる歯の根っこ部分に金属やファイバー製の芯(コア)を埋め込み、その上に人工の歯冠(被せ物)を装着することで、失われた歯の機能と審美性を回復します。

差し歯治療が適用されるケース

  • 歯冠の大部分が虫歯や破折などで失われた重度の虫歯
  • 歯根がしっかり残っている歯

差し歯の構造

差し歯は、大きく分けて3つの部分で構成されています。

  1. コア:歯根に埋め込まれる芯です。金属製のメタルコアと、グラスファイバー製のファイバーコアがあります。
  2. 土台:コアと被せ物を繋ぐ部分です。金属や樹脂で作られます。
  3. 被せ物:人工の歯冠です。保険診療では銀歯になりますが、自費診療ではセラミック製の白い被せ物を選ぶこともできます。

差し歯の種類

差し歯には、主に以下の種類があります。

  • メタルコア差し歯:最も安価な差し歯です。強度に優れていますが、金属アレルギーのリスクや審美性の低さなどがあります。
  • ファイバーコア差し歯:審美性に優れ、金属アレルギーのリスクもありません。しかし、メタルコア差し歯と比べて強度が低くなります。
  • オールセラミック差し歯:天然歯と見分けがつかないほどの審美性を誇ります。また、金属アレルギーのリスクもありません。しかし、他の差し歯と比べて費用が高くなります。

差し歯のメタルコアとファイバーコア

差し歯のメリット

差し歯には、以下のようなメリットがあります。

  • 失われた歯の機能を回復できる
  • 審美性を向上させることができる
  • 噛み合わせを改善できる
  • 虫歯の再発を防ぐことができる

差し歯のデメリット

差し歯には、以下のようなデメリットもあります。

  • 治療に時間がかかる
  • 費用が高い場合がある
  • 神経を抜く必要がある場合がある
  • 将来的にメンテナンスが必要になる

差し歯治療の流れ

差し歯治療は、通常以下の流れで行われます。

  1. カウンセリング・検査:歯科医師によるカウンセリングと検査を行い、治療計画を立てます。
  2. 麻酔・抜髄:虫歯や神経の炎症がある場合は、麻酔をして神経を抜きます。
  3. コアの形成:歯根にコアを埋め込みます。
  4. 土台の作製:コアと被せ物を繋ぐ土台を作製します。
  5. 被せ物の作製:型取りを行い、被せ物を作製します。
  6. 装着:土台と被せ物を接着し、装着します。

差し歯治療後の注意点

差し歯治療後は、以下の点に注意する必要があります。

  • 丁寧な歯磨きを行う
  • 定期的な検診を受ける
  • 硬いものを噛むときは注意する

 

差し歯は、失った歯の機能と審美性を回復する有効な治療法です。治療には時間や費用がかかりますが、メリットも大きいため、検討してみる価値は十分にあります。

抜歯後の治療法について、不安な点や疑問点があれば、お気軽にもりかわ歯科スタッフにご相談ください。

歯を抜いた後の代替手段

歯を抜かなければならなくなっても、抜いた歯の代替手段はあります。

インプラント

抜歯された歯の代わりに人工の歯根を埋め込み、人工歯を取り付ける方法です。これにより、見た目や機能を維持することができます。

インプラントの費用感

1本あたり30万~50万円が相場です。高額な治療ですが、適切な管理で半永久的に使えるため、長い目で見ると費用対効果が高い可能性があります。

インプラント治療に関して過去のコラム「インプラントの費用っていくらぐらい?」や「歯を失った場合インプラントは選択肢ですか?」でも公開しておりますので、そちらも併せてご覧ください。

ブリッジ

隣接する歯に支えをもらって欠損した歯を補う方法です。歯を削ってブリッジを取り付けます。

ブリッジの費用感

1本あたり3~10万円程度です。保険適用される場合もありますが、適用範囲が限られています。

ブリッジに関する詳しい内容は過去のコラム「歯のブリッジって何?」にて公開しておりますので、是非ご覧ください。

パーシャルデンチャー(入れ歯)

パーシャルデンチャーは、欠損した歯を補うための入れ歯です。周囲の歯に支えをもらって装着し、見た目や噛む機能を回復することができます。

パーシャルデンチャー(入れ歯)の費用感

数万円~数十万円程度です。保険適用されるものもありますが、種類や素材によって費用が変わります。

抜歯後、インプラント治療が完了するまでの期間

抜歯後、インプラント治療が完了するまでの期間

一般的な目安

  • 抜歯後、仮歯装着まで:約1~2ヶ月
    • 抜歯後の傷が治癒する期間
    • 抜歯部位の状態や骨の状態によって異なる
  • 仮歯装着からインプラント埋入まで:約3~4ヶ月
    • 歯茎と骨がしっかり治癒するのを待つ期間
    • 骨の状態によっては、さらに時間がかかる場合もある
  • インプラント埋入から最終的な歯装着まで:約2~3ヶ月
    • 骨とインプラントがしっかりと結合するのを待つ期間
    • 人工歯の製作期間も含まれる

合計期間

  • 最短:約6ヶ月
    • 抜歯即時埋入法で、骨の状態が良好な場合
  • 最長:1年以上
    • 骨造成が必要な場合や、抜歯部位の状態が悪い場合

注意点

  • 上記はあくまで目安であり、個人差があります。
  • 治療計画は、歯科医師の診察により個別に立てられます。

適切な治療法の選択

歯を抜くかどうか、また抜いた後の代替手段は、患者さんの状況や希望、歯科医師との相談に基づいて決定されます。患者さんと歯科医師が共同で治療計画を立て、最適な選択肢を検討することが重要です。

最終的な考え

歯を抜くことは、治療の最後の手段であり、常に避けられるべきではありません。しかし、時には避けられない場合もあります。その際は、適切な代替手段を選択し、患者さんの健康と機能性を最大限に保つことが重要です。

歯科医師とのコミュニケーション

歯を抜かなければならない場合、歯科医師とのコミュニケーションが重要です。患者さんは自身の状況や選択肢を理解し、治療プランに納得することが大切です。

治療のリスクとメリット

どの治療法もリスクとメリットがあります。インプラント治療は手術が必要であり、ブリッジやパーシャルデンチャーよりも費用が高い場合があります。一方で、インプラントは長期的な解決策として高い成功率を持ちます。

最良の選択を見極める

歯を抜かなければならない場合、最適な治療法を選択するためには、患者さんのニーズや希望、歯科医師との相談が欠かせません。患者さんと歯科医師が協力して、最良の選択を見極めることが重要です。

抜歯に関してのお悩みは、もりかわ歯科に相談ください

もりかわ歯科では抜歯後のインプラント治療をはじめ、様々な治療方法で患者さんのお悩みに寄り添いながら最善の治療をご提案させていただきます。

虫歯でお困りの方はもちろん、他院で抜歯をしたけどその後の治療で悩んでいる。セカンドオピニオンを検討している等、治療方法の相談だけでも聞いてほしい!とお考えの方も、お気軽にご連絡ください。

まとめ

いかがだったでしょうか?

歯を抜くことは重大な決断ですが、適切な代替手段を選択すれば、患者さんの口腔健康と生活品質を維持することが可能です。歯科医師とのコミュニケーションを大切にし、最良の治療法を見つけるために積極的に情報を収集しましょう。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さんとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

 

審美歯科にご興味のある方、歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

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銀歯のメリットとデメリットって?

2024年4月17日
銀歯のメリットとデメリットって?

こんにちは。もりかわ歯科は、大阪府八尾市にある歯医者で、医療法人甦歯会に所属しています。歯科医師やスタッフにとっては常識的な知識でも、患者さんにとっては歯の専門家ではありません。そのため、歯や口腔の健康に関する疑問や不安を抱えることは当然です…。

私たちは、患者さんが歯や口腔の健康について理解し、納得した上で治療を受けられることが大切だと考えています。

そのために、診療中にできる限りすべての疑問にお答えできるように努めています。

ですが、時間や専門的な知識の制約から、全ての疑問にお答えできないことも多々ございます。

そこで!通常の診療でよく寄せられる質問に対して、当院のブログで順次お答えすることにしました。

このブログを通じて、患者さんが歯医者に関する疑問や不安を解消できるよう、少しでもお手伝いできればと願っています。ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

 

「銀歯のメリットとデメリットって?」の質問に全力回答!

今回は、「銀歯のメリットとデメリットって?」の質問に対して全力でお答えしていきます!

そもそも、銀歯って何なの?

銀歯とは、金・銀・銅・パラジウムなどの金属から成る合金で製造された、人工の歯のことです。歯科治療において虫歯の処置が行われた際に使用される金属製の詰め物や被せ物がこれに該当します。銀歯はとても強固で頑丈であり、奥歯などにも使われることが多いですが、見た目に関するいくつかの欠点があります。

そのため、多くの方が外見を考慮して、白い歯に取り変えたいと望んでいる方が年々増えていっています。

銀歯のメリットとは?

1.保険が適応されるため費用を抑えられる

銀歯の主な利点は、経済的な観点から見て費用が比較的リーズナブルなことです。

広範囲の虫歯を保険で治療する場合、多くの歯科医院が銀歯を選択することになると思われます。

ハイブリッドセラミック治療も保険が適用されますが、これは全ての歯科医院で提供されているわけではありません。

保険が適応されるため費用を抑えられる

2.高い耐久性

銀歯は、レジンやセラミックに比べて非常に高い強度を誇るため割れる心配が少ない特長があります。

奥歯は硬いものを噛むという負担がかかる部位のため、かぶせ物には相応の強度が求められます。

銀歯はその強度が高く、かつ薄いため、歯を削る量を最小限に抑えることができます。

これにより、歯への負担を軽減できる利点があります。

3.細部の再現性の高さ

かぶせ物を製作する際には、しっかりと噛むことができるように、元の歯を忠実に再現することが重要です。対向する歯との調和を考慮してかぶせ物を作成しますが、銀歯は噛む面の溝を詳細に調整できます。

噛み合わせが完璧でなければ、見た目が良くても機能的な歯として機能しません。

この点において、銀歯は割れる心配がなく、微調整が可能な特長があります。

 

銀歯のデメリットとは?

1.見た目が目立つ

保険診療では、前から3番目(犬歯)までを前歯に分類します。

白く見えるレジン前装冠(ぜんそうかん)はこの犬歯までの前歯にのみ使用可能です。

第一小臼歯(しょうきゅうし)[4番目]からは銀歯が適用されますが、一部のブリッジでは前装冠(ぜんそうかん)が利用できる場合もあります。

笑顔の際に臼歯まで見える場合、銀歯は外見的には望ましくない治療となります。

また、見かけは白いものの、レジン前装冠(ぜんそうかん)は金属の上にレジンが貼り付けられた素材であり、透明感がなく、自然な歯の色とは異なってしまいます。

見た目が目立つ

2.金属アレルギーのリスクがある

金銀パラジウム合金で製造された銀歯を使用すると、アレルギー反応が起こる可能性があります。

銀歯の金属イオンが溶け出すと、それが唾液と混ざり、体内に吸収されることがあります。この過程でアレルギー反応が生じる可能性があるため、慎重に注意が必要です。

過去に症状がなかったとしても、突然金属アレルギーが発生することがあります。

皮膚炎などの症状が現れることもあるため、注意が必要です。

3.歯石・歯垢が付着しやすい

銀歯は合金でできているため、磨いても微細な表面の凹凸が残り、顕微鏡で見ると粗い印象が生じるかもしれません。

また、銀歯は金属であり、静電気を帯びる傾向があります。

この静電気が引き寄せることで、歯垢や歯石が付きやすいと考えられています。

これが積み重なることで、虫歯や歯周病にかかりやすくなる可能性があり、これが二次カリエス(虫歯が再発すること)の原因となることも考えられます。

4.噛み合わせを壊してしまう

長期間使用すると、銀歯は変形、摩耗、腐食などで初めて装着した時と比較して

形状が変わります。また、歯石や歯垢がつきやすく、これが原因で歯周病に罹ることもあります。

銀歯の形状や状態が変わると、その周りの自然歯もそれに合わせて変化し、徐々に噛み合わせが変わる可能性があります。

ただし、これは自然歯でも年齢に伴う擦り減りなどが発生するため、同様の変化が起こる可能性があります。

ただし、金属と天然の歯では擦り減り方が異なることが問題となります。

デメリットに対する対応策

1.まず、虫歯にならないよう心がける

そもそも論になってしまうかもしれませんが、銀歯が必要になる主な原因は、ほとんどが虫歯です。

特に大臼歯(だいきゅうし)や小臼歯(しょうきゅうし)で範囲が広がる場合、歯と歯の間に広がる虫歯が一般的です。

奥歯の噛む部分や隣接面の虫歯は、主に間食が原因とされています。

特にちびちび飲食する習慣や1日に何度も間食をする人は要注意です。

また、歯ブラシの回数や時間も重要です。

毎日3回以上、3分以上の歯磨きを心がけましょう。

まず、虫歯にならないよう心がける

2.定期的に交換する

銀歯の主な課題として、経年変化による変形や摩耗、腐食が挙げられます。

変形の始まりは人によって異なり、食生活や咀嚼方法の差が影響します。

このため、定期的な交換が推奨されます。外見上の変化が見られなくても、目に見えない微細な隙間から二次カリエス(虫歯が再発すること)を引き起こす細菌が存在する可能性があるため、慎重に注意が必要です。

歯科医院の受診が定期的に行われるほか、具体的な歯に銀歯が装着された日を把握しておくことも大切です。

3.マウスピースの装着

歯に加わる強い力の一因として、「歯ぎしり」や「食いしばり」が挙げられます。

これらの習慣により、銀歯やセラミックが変形または破損することがあります。

これらの行動は夜間に無意識に行われるため、急にこれを止めるのは至難の技です…。

しかし、歯ぎしり用のマウスピース(ナイトガード)を使用することで、歯ぎしりや食いしばりによる銀歯やセラミックの損傷を防ぐことができます。

しかも、歯の磨り減りを抑える利点もあります。

歯ぎしりのことでお悩みの方も、もりかわ歯科の予防歯科までご相談ください!丁寧に診察し最適な改善策をご提案いたします。

歯ぎしりや食いしばりについて詳しくは、当院ブログ「歯ぎしりの対策は?歯ぎしりをなくせばエラ張りも改善する?」をご覧ください。

4.セラミックの詰め物や被せ物に入れ替える

銀は性質上一度溶かして型に流し込んで形成しますので、固まる時に形が変わる(縮む)ため歯とピッタリ合いにくいのですが、セラミックはブロックから削り出して形成しますので、形が変わることなく歯としっかり合います。
さらに、セラミックは銀と違い素材の表面がつるっとしているので汚れが付きにくく虫歯になりにくいのが特徴です。

日本と海外の銀歯に対する考え方の違い

1.銀歯は日本だけ!?

日本では銀歯を入れている人は一般的ですが、他の歯科先進国ではほとんど見られません。海外では虫歯の詰め物や被せものに金属を使用せず、主にレジン(歯の色に近いプラスティック素材)などを用いた治療が基本です。

ただし、外国でも通常の歯科治療を受けられない経済的に困難な人々は、一部で銀歯を選ぶことがあります。

ドイツやスウェーデンでは、金銀パラジウム合金が金属アレルギーや体への悪影響を

引き起こす可能性があるとして、歯科での使用が禁止されています。

この合金には金や銀の他に銅やパラジウム、亜鉛などさまざまな金属が含まれており、口の中で腐食しやすい性質があります。

経済大国であるにもかかわらず、日本人はまだ「歯の美意識が低い」とされています。

銀歯は日本人だけ?

2.海外の方からはどう見えている?

先進国、特にアメリカでは、白く美しい歯は社会的なステータスを表すと言われています。歯が黄ばんでいたり、銀歯が見えると、「経済的に余裕がないのかな」との印象を与えるそうです。お金があるならば、まず歯に投資することが一般的であり、

そのため、外国の人たちは日本の女性が高級なバッグを持ちながらも銀歯が見えていることに不自然さを感じると言われています。

歯の美しさは、個々の自己価値や健康への配慮を反映しているとされ、そのため、歯のケアや美容治療への関心は高まっています。

アメリカなどでは、歯科医療の技術が進化し、ホワイトニングや審美歯科治療が一般的に

行われています。これにより、歯の美しさが一層強調され、社会的なイメージ向上にも繋がると考えられています。

一方で、日本では歯の美意識がまだ発展途上であると指摘されることもあります。

高級なバッグや洋服に比べて、歯に対する投資やケアへの予算が割かれにくい傾向が見られます。しかし、これは文化や価値観の違いによるものであり、

歯科医療の進化とともに、将来的には歯の美意識が一層高まる可能性があります。

治療の方向性はもりかわ歯科に相談ください

ご自身が白い歯を望まれる場合は、ご希望を歯科医に事前にしっかりとお伝えいただけるようお願いします。

しかし、銀歯かセラミックかで迷っている場合は、歯を製作する前に十分なカウンセリングを受け、ゆっくりと担当医師と相談の上で最終的な選択を決定することをおすすめします。様々な理由に基づき、最適な選択をするためにも十分な情報収集と検討が重要です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

「銀歯のメリットとデメリットって?」の質問に全力回答していきました!

ひとくちに銀歯といっても、そこには様々なメリットやデメリットが存在しています。ご自身にとって、何が最適な治療法なのか、いっしょに考えていきましょう!
他にも、もりかわ歯科ではマウスピース矯正に力を入れています。矯正に少しでも興味のある方はお気軽にご相談ください。

もりかわ歯科の矯正無料相談はこちら

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

 

歯列矯正をお考えの方へ。
当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページをご覧ください。

 

歯医者が苦手なのですが、どうしたらいいですか?

2024年4月10日
歯医者が苦手なのですが、どうしたらいいですか?

はじめまして、こんにちは!私たちは八尾市にある歯医者、もりかわ歯科です。

歯科医療は、極めて専門的な分野であり、治療に対して患者さまがさまざまな疑問や不安を抱くことが多々あると思います。そこで私たちは、患者さまが歯や、それに関連する身体のことを理解して、しっかり納得していただくことが大切だと考えています。診療中に全ての疑問にお答えするのは難しいこともありますが、そこで、通常の診療でよく寄せられる質問に対して、当院のブログで順次回答していくことにしました!このブログを通じて、患者さまが歯医者に抱く疑問や不安を解消できるよう、少しでもお手伝いできれば幸いです。ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

「歯医者が苦手なのですが、どうしたらいいですか?」の質問に全力回答!

今回は、歯医者が苦手なのですが、どうしたらいいですか?などの質問に対して全力でお答えしていきます!

歯医者が苦手な人の割合は?

2013年に医薬品・家庭用品の大手ライオンが、日本、アメリカ、スウェーデンで15〜69歳の無作為に選ばれた人々を対象にアンケートを実施しました。その結果、歯医者を「嫌いな人・苦手な人」と回答した割合は、アメリカとスウェーデンではそれぞれ3%前後でしたが、日本ではなんと14%にも達していました。

歯医者が苦手な人の割合は?

出典:LION調べ【日本・アメリカ・スウェーデン+3カ国のオーラルケア意識調査Vol.1】

歯医者に行くことに恐怖を感じてしまう

歯医者に行くことに恐怖を感じてしまう…

何かの前に不安を感じることの理由を掘り下げると、「わからないことがはっきりしていない」ことがよくあります。歯医者さんが「苦手」「怖い」と感じている方は多いですが、「なぜ苦手なのか」を今一度言語化してみましょう!

痛いのはぜったいに嫌!

痛いのが好きな人なんて、いませんよね?歯医者が嫌いな最も多い理由は、「治療が痛いから!」です。その他の不安も恐怖も、その多くが痛みに対する恐怖からくるものであることが多いようです。

音が我慢できない

歯医者が苦手な理由として、常に上位をキープしているのが、「キーーーン」という治療中の耳障りな音。歯の表面を覆うエナメル質は、体の中でもっとも固い部分なので、削る側のパワーが必要になります。そのために高速回転のドリルが必要になるのですが、ドリルで削る際に音が出ます。歯医者での処置は、お口の中の治療なので、治療箇所が耳の位置からとても近いです。不快に感じるポイントは2つあり、①間近で音を聞くこと、②自然の音ではないこと。間近で大きな音を聞くことが、不快な気持ちを助長してしまいます。

歯医者特有の臭いが苦手

臭いは、経験と一緒に記憶に残ることが多いと言われています。そのため、歯医者が苦手だと感じたときに、その場にあった臭いが、嫌な記憶と紐づいてしまう人も多いのではないでしょうか。昔の歯医者に充満していた、独特なあの臭いというのは、歯の根っこを治療する際の消毒剤「ホルムクレゾール」という薬品のものです。またそれ以外にも、機器や器具の洗浄・滅菌に使用する塩素系の薬品などにも臭いがついています。普段嗅ぎ慣れていないこともあり、治療に対する不安と臭いが結びついて、苦手だという気持ちを起こさせるのかもしれません。この臭いが原因で治療に対する不快感を増幅させています。

怖い場所だと親や周囲の人にインプットされている

「歯を磨かないと、痛くなって歯医者さんに連れていかれるんだから」誰しも一度は言われたことがある言葉ではないでしょうか。今考えると、歯医者は怖いところという感覚を、日本人は昔から植え付けられているのかもしれません。怖い場所に連れていかれたとき、そこで少しでも不安なことが起きれば、恐怖の気持ちとネガティブなものとして紐づいてしまいます。このような思い込みが、治療に対する不安を増幅させる可能性があります。

特定の処置が苦手・過去に怖い思いをした経験がある

記録のために、くちびるを無理やり広げて撮る口腔内写真。被せ物や、ブリッジなどの処置のためにとる型取り。患者さまの症状や、検査の段階によって、様々な処置があります。また過去に怖い経験をしたことがトラウマになっている方もいます。子供の頃でも、大人になってからでも嫌な経験は、なかなか忘れられるものではありません。特に育ち盛りの子供の感覚・記憶力は研ぎ澄まされているため、心と体に深く嫌な経験として記憶に刷り込まれているのだと思います。痛かった、怖くて泣いた、親御さんに怒られながら連れていかれたなど、嫌な思い出と一緒に記憶に残っている場合は、行きたくない場所になってしまうかもしれません。過去のトラウマが、今の不安を増幅させています。

拘束されている感覚が怖い

歯科治療の際には、ユニットと呼ばれる特別な椅子に座ります。この状況では、患者さまは何もできず、耐える時間が始まると感じてしまいます。その時、「まな板の上の鯉」と形容されるように、自由を奪われた感覚が芽生えることも・・・。椅子が倒れると、起き上がれない角度になり、さらに口に触れているため、ほぼ動くことができません。このような状況において、自由が制限されているような感覚に陥り、恐怖感が生まれます。

「歯科治療恐怖症」とは?

歯科治療に対する恐怖症とは、過去の治療が精神的外傷となり、恐怖を引き起こしている状態です。一般的に、歯科治療は好ましいものではなく、多くの人が苦手と感じるというイメージがあります。しかし、むし歯や歯周病など、お口の健康を保つためには、怖さを我慢して治療を受ける必要があります。近年では、リラックスした状態で治療を受けられる歯科医院も増えていますが、一度トラウマになると、不安が増し、歯科診療への抵抗感が強くなります。その結果、歯科治療が必要であるにもかかわらず、受診することが難しい状況になってしまいます。こうした患者の治療では、徐々に歯科治療に慣れる脱感作法が用いられます。この方法には時間と努力が必要になってきますが、将来的には患者さまがリラックスして治療を受けることができるようになることを目指しています。また、治療が緊急する必要がある場合は、鎮静剤や笑気ガスを使用して治療を行う方法や、全身麻酔下での治療も選択することができます。

歯医者の治療途中で行くのをやめてしまった

普段の生活に追われたり、日々のお仕事が忙しかったりして歯医者の治療を途中で放置してしまったことにより、行きづらくなる方も多々おられると思います。中断する前の治療内容によってはリスクや緊急度が異なってきます。たとえば、「虫歯」の治療が途中の場合、症状が悪化して神経が死んでしまったり、最終的には歯が溶けて失われる可能性も考えられます。「歯周病」の治療が途中の場合、歯茎の腫れや歯のグラつきが悪化する場合があり、歯茎の炎症が悪化すると歯が抜け落ちる可能性もあります。どの場合でも、できるだけ早く再受診することが重要になってきます!

歯医者で緊張しない方法はありますか?

歯科治療に不安を感じる方も多いでしょう。しかし、その不安だけで治療を避けてしまうと、虫歯や歯周病が進行してしまい、より深刻な問題に発展する可能性があります。そこで、不安を和らげるために以下の5つの方法をご紹介します。

歯医者でスタッフとのコミュニケーションを大切にする

歯医者とのコミュニケーションを大切にする

治療前に歯科医師やスタッフに治療内容について質問することで、不安を解消することができます。どのような治療方法が選択肢としてあるのか、治療の手順はどのように進むのか、痛みはどの程度感じるのかなど、些細な疑問でも遠慮せずに聞いてみましょう。
もりかわ歯科では、診察時にカウンセリングを行いますので、ご要望やお悩みなどをしっかりとヒアリングさせていただきます。

当院ホームページの、治療の流れもご覧ください!

アイマスクやイヤホンを使用する

アイマスクやイヤホンを使用する

治療中にアイマスクやイヤホンを装着することで、外部の刺激から離れることができます。自分が落ち着く音楽やリラックスできる音声を聞きながら、治療を受けることができます。

※治療内容によっては使用していただけない場合もございますので、お気軽にスタッフにお尋ねください。

リラックスした状態で治療を受ける

リラックスした状態で治療を受ける

治療中はリラックスした状態を保つことが重要です。深呼吸やイメージトレーニングなど、リラックス効果のある方法を取り入れることで、心身ともにリラックスした状態で治療を受けることができます。

予防の大切さを理解する

予防の大切さを理解する

虫歯を防ぐためには、予防が最も重要です。定期的な歯科検診やメンテナンスを受けることで、虫歯の発生を未然に防ぐことができます。予防の重要性を理解し、定期的な歯科受診を心がけましょう。予防歯科に関しては、当院のブログで紹介しております「歯医者の定期検診は必要ですか?」そちらもご覧ください!

安心感のある歯医者を選ぶ

安心感のある歯医者を選ぶ

治療を受ける歯医者を選ぶ際には、信頼できる歯医者を選ぶことも重要です。口コミや評判を確認し、自分にとって安心できる歯医者を見つけましょう。歯医者との信頼関係があれば、不安を感じることも少なくなるでしょう。

 

これらの方法を実践することで、歯科治療に対する不安を和らげることができます。治療を受けることをためらわずに、早めに歯科治療を行いましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、歯医者が苦手なのですが、どうしたらいいですか?の質問にお答えさせていただきました!歯医者に対する苦手意識は、個人差はあれど、意外とささいなことかもしれません。もりかわ歯科では、患者さまに寄り添った治療方法を考案し、実践させていただいておりますので、どんな些細なことでも、何でもご相談ください!お待ちしております!

 

また、審美歯科にご興味のある方、歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

もりかわ歯科の矯正無料相談はこちら

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

歯が痛い時の対処法って?

2024年3月27日
歯が痛い時の対処法って?

こんにちは!大阪府八尾市の歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯科医や診療所のスタッフにとっては当たり前の知識でも、患者さんは歯の専門家ではありません。そのため、様々な疑問を抱かれることでしょう。

私たちは、患者さんが歯やそれに関連する体のことについて、知りたいことを理解し、納得していただくことが大切だと考えています。

診療中にすべての疑問にお答えできれば一番ですが、時間をかけて詳しく説明することも難しいのが現状です。

そこで、通常の診療でよく寄せられる質問に対して、当院のブログで順次お答えしていくことにしました。

このブログを通じて、患者さんが歯医者に対して抱く疑問や不安を解消できるよう、少しでもお手伝いできればと願っています。ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

「歯が痛い時の対処法って?」の質問に全力回答!

今回は、歯が痛くなった時の対処法、夜中に痛くなった場合や歯医者が休みの時の応急処置などあるの?といった質問に対して全力でお答えしていきます!

歯の痛みの原因とは?

歯の痛みの原因はさまざまであり、以下は一般的なもののいくつかです。

虫歯(むし歯)による痛み

虫歯(むし歯)による痛み

口内の細菌が歯垢を作り、それが酸を生成して歯を侵食します。これが進行すると、歯が腐り、痛みを引き起こします。

歯周病による痛み

歯周病による痛み

歯茎周囲の組織が感染し、炎症を引き起こす歯周病も歯の痛みの原因となります。進行すると歯槽骨も影響を受け、歯が揺れたり痛むことがあります。

歯ぎしりや食いしばりによる痛み

歯ぎしりや食いしばりによる痛み

ストレスや不安によって引き起こされる歯ぎしりや食いしばりは、歯を傷つけ、痛みを引き起こすことがあります。

歯髄炎(神経の炎症)による痛み

歯髄炎(神経の炎症)による痛み

虫歯や歯周病が進行すると、歯の神経に炎症が起こり、激しい痛みを引き起こすことがあります。

歯の割れやひびによる痛み

歯の割れやひびによる痛み

歯が割れたりひび割れたりすることで、食べ物や冷たい空気などが歯に刺激を与え、痛みを引き起こすことがあります。

歯科手術や治療後の過敏症による痛み

歯科手術や治療後の過敏症による痛み

歯科手術や治療後に一時的な過敏症が起こることがあります。

歯の位置異常による痛み

歯の位置異常による痛み

歯の位置異常や咬み合わせ(噛み合わせ)の問題が痛みを引き起こすことがあります。

歯の痛みが持続する場合、歯科医に相談することが重要です。専門家が痛みの原因を詳しく調査し、適切な治療を提案してくれます。

 

歯の痛みの原因については過去のブログ 「歯の痛みの原因はなんですか?」で詳しく解説していますので、そちらも併せてご覧ください。

歯が痛い時どうすれば良いの?

歯が痛い場合、その原因によって適切な対処法が異なります。以下は、一般的な歯痛への対処法ですが、歯の状態によっては歯科医に相談することが重要です

歯磨き

歯が適切に磨かれていることを確認し、歯垢や食物のかすみがないようにします。柔らかい歯ブラシを使用し、優しく歯を磨きます。

デンタルフロス

歯と歯の間に詰まった食物や歯垢を取り除くためにデンタルフロスを使用します。

塩水うがい

温かい塩水でうがいをすると、口内炎や歯肉の腫れを和らげることがあります。1杯の温かい水に小さじ半分程度の塩を混ぜて使います。

鎮痛剤の使用

パラセタモールやイブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を使用して痛みを和らげることができます。ただし、適切な用量を守り、医師や薬剤師の指示に従ってください。

冷却または温熱療法

痛みや腫れがある場合は、氷や冷却パッドを使ったり、逆に温かい湿布を当てたりすることが効果的な場合があります。

歯科医の診察

痛みが強い場合や継続している場合は、早めに歯科医に診察してもらうことが重要です。歯痛の原因には虫歯、歯周病、歯髄炎などがあり、適切な治療が必要です。

 

歯の痛みは様々な原因が考えられるため、対処法が一概に当てはまるわけではありません。症状が続く場合や悪化する場合は、できるだけ早く歯科医の診察を受けることが大切です。

 

歯の痛みについて詳しくは過去のブログ記事「歯の痛みの原因はなんですか?」をご覧ください。

歯が痛む時、和らげる方法はありますか?

歯が痛む時、和らげる方法はありますか?

歯がズキズキと痛む際には、頬の上に湿らせたタオルを当てて冷却してみてください。神経が過敏に反応している可能性があり、冷やすことで痛みが和らぐことが期待されます。ただし、急激な冷却や氷、保冷剤を直接使うと逆効果になることがありますのでご注意ください。この対処法は、歯科医院にすぐに行けない状況下での一時的な対策として利用できます。例えば、仕事中や就寝中に有効です。

何をしても歯の痛みが収まらない時はどうすれば良いの?

何をしても歯の痛みが収まらない時はどうすれば良いの?

歯が痛くて眠れない時や、通ってる歯医者が休みの日に我慢できない歯の痛みがあるときどうすれば良いのか悩みますよね。

下記に簡単な対処法を8つ挙げますので、どうしても我慢ができない時に試してみてください。

患部を冷やす

患部を冷やすことで、炎症を抑えて痛みを和らげることができます。ただし、氷を直接当ててしまうと、患部が刺激されて痛みが強くなる可能性があるため、注意が必要です。濡れたタオルなどを当てて、間接的に冷やすようにしましょう。

歯磨きを丁寧にする

患部に食べかすや歯垢などがたまっていると、細菌の活動が活発化して痛みが強くなることがあります。痛みで辛いかとは思いますが、患歯も含めた歯列全体を、優しく丁寧に歯磨きして清潔に保ちましょう。

ツボを押す

合谷(ごうこく)というツボを押すことで、歯痛の症状を緩和する効果が期待できます。合谷は、人差し指と親指の骨が交差する部分にあります。両手で合谷を押さえて、3秒ほど強めに押すようにしましょう。

マッサージをする

患部の周囲の筋肉をマッサージすることで、症状が改善されることがあります。ただし、マッサージをしすぎると患部を刺激してしまい、痛みが強くなる可能性があるため、注意が必要です。

痛み止めを飲む

処方された痛み止めがある場合は、用法・用量を守って服用しましょう。市販の痛み止めでも構いませんが、普段から飲み慣れているものを選ぶとよいでしょう。

軽いうがいをする

歯に詰まった汚れを取り除くために、軽いうがいをしましょう。歯ブラシで磨くのが難しい場合は、口をゆすぐだけでも構いません。

虫歯の穴に正露丸を詰める

正露丸には歯痛を抑える成分が含まれているため、虫歯の穴に詰めると症状の改善が見込めます。ただし、あくまで応急的な対処法であり、虫歯を根本的に治すわけではない点に注意が必要です。

歯科の夜間救急外来を受診する

痛みがひどくて眠れない場合は、歯科の夜間救急外来を受診しましょう。歯科医師が応急処置をしてくれます。ただし、本格的な歯科治療には対応していないため、その後は一般外来で治療を受ける必要があります。

歯が痛いのは何日くらい続く?

歯の神経に達した虫歯の痛みは通常3〜4日間続きますが、その後は神経が損傷し、痛みを感じなくなります。ただし、この痛みの消失は単なる一時的なものであり、虫歯の進行は続いています。したがって、なるべく早く歯医者を受診して専門家のアドバイスを受けることが重要です。虫歯は放置すると深刻な問題に発展する可能性がありますので、適切な治療を受けることで将来的な合併症を予防できます。

急に歯が痛くならないよう、定期メンテナンスが重要です

急に歯が痛くならないよう、定期メンテナンスが重要です

歯痛の予防方法

歯痛を未然に防ぐためには、毎日の食生活を見直すことが重要です。特に歯みがきの習慣や歯科検診の頻度を振り返り、不足している部分を補う必要があります。以下では、歯痛の予防に役立つ方法を確認していきましょう。

食事・生活習慣の見直し

知覚過敏の場合は、冷たいものを摂ると歯が敏感になることがあります。そのため、食べ物や飲み物を常温に近づけるか、氷を直接口にしないよう心掛けましょう。また、咀嚼によって痛みが生じる場合は、柔らかくて消化しやすい食べ物を選ぶと良いです。

虫歯になりやすい食べ物、飲み物は避ける

虫歯菌は糖質を好み、その代謝によって虫歯の原因となる酸が生成されます。炭水化物や糖分を摂り過ぎている場合は、摂取量を抑えることを考えてみてください。虫歯菌に栄養を与えないことで、虫歯のリスクを低減できます。

就寝30分前は飲食を控える

寝ている間は口腔内が無防備になり、虫歯菌の活動が活発になります。就寝前は糖質の含まれていない飲み物で軽く口をすすぎ、歯みがきやフロス、マウスウォッシュでデンタルケアを行いましょう。

歯ブラシ・歯磨き粉を見直す

使いづらい歯ブラシは、小回りの利くヘッドに変更するか、歯ぐきを傷つけないやわらかいものに変更しましょう。歯の奥の汚れに対処するために、電動歯ブラシや使いやすいフロス、歯間ブラシも活用できます。歯を強化するためには、フッ素や殺菌成分が配合された歯みがき粉への切り替えや、MIペーストの併用もおすすめです。

歯医者での定期健診

虫歯は肉眼では見えないことが多いため、定期的な歯科検診が重要です。レントゲンやマイクロスコープを使用して細かい部分まで確認し、クリーニングやホワイトニングを組み合わせた治療を行います。理想的な検診の頻度は1ヶ月から2ヶ月に1回です。

 

セルフケアと定期検診を組み合わせることで、歯の痛みを未然に防ぐことができます。本記事では歯痛の様々な原因について紹介しましたので、歯と歯ぐきの健康を確認し、痛みの原因を早めに突き止めるよう心がけましょう。

歯が痛くなった時は年中無休のもりかわ歯科に相談ください

急な歯痛はとても苦痛なものです。そんな時にいつもの歯医者が休診日で空いてない!ということがあるかも知れません。

そんな時は医療法人甦歯会「マイデンタルもりかわ歯科」、「リノアス診療所もりかわ歯科」は年中無休で診療しておりますので、安心してかかりつけの歯医者としてご利用ください。

まとめ

原因のわからない歯痛は詳細な検査が必要ですが、過去のケガや歯の治療の影響で歯痛が起きる場合もあります。不明点はかかりつけの歯医者を受診し、検査を受けるようにしてください。

 

食べものや生活習慣の見直しも、歯痛予防には大切です。痛みを引き起こしやすい刺激物や硬いものは控え、痛みのない歯で噛む工夫を行いましょう。ブラッシングや歯痛改善の作用がある歯みがき粉や歯ブラシはクリニックに相談することをおすすめします。

 

患者様1人1人に真剣に向き合い、来院して良かったと思われるよう日々治療に励んでいます。

 

もりかわ歯科の予防歯科を受診してください。

 

もりかわ歯科では歯痛や虫歯の原因を根本から治すべく、矯正歯科にも力をいれております。

歯列矯正に興味のある方、虫歯になりにくいお口を目指したい方は是非一度、もりかわ歯科の矯正無料相談にお越しください。

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詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

歯冠の被せ物の種類ってどんなものがある?

2024年1月31日
歯冠の被せ物の種類ってどんなものがある?

大阪府八尾市に60年、地域に根ざす歯科医院「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」です。

当院では、患者さまの歯科に関する疑問や不安を解消できるよう、真摯に向き合い、丁寧な説明を心がけています。

また、歯科医師やスタッフとのコミュニケーションが不足しがちな中、このブログを通じて患者さんとの対話の場を提供し、理解を深めるお手伝いができればと考えています。

日常生活での歯のお手入れや健康に関する知識は、自身の歯科状態を理解し、適切なケアを行う上で非常に重要です。

そこで、このブログでは、歯にまつわる基本的な情報から、診療に関する細かな疑問まで、幅広いトピックをカバーしています。

患者さまがより良い歯科ケアの選択ができるよう、専門的な情報を分かりやすくお届けします。

お気軽にご質問や疑問をお寄せいただき、私たちが提供する情報を通じて、患者さまの歯科に関する理解を深めていただければ幸いです。

何かお困りのことがあれば、お気軽にお問い合わせください。

「歯冠の被せ物の種類ってどんなものがあるの?」の質問に全力回答!

今回は、歯(歯冠)の被せ物の種類について、一体どんな種類があるのか?よくいただく質問に対し全力でお答えしていきます!

歯冠(シカン)とは

歯冠(シカン)とは

歯冠(シカン)は、歯の一部分のことを指します。具体的には、歯の見える部分で、歯茎の上に位置する部分を指します。歯冠は、エナメル質(歯の硬い表面)、象牙質(歯の内部の硬い組織)、およびセメント質(歯根を覆う組織)から構成されています。

 

歯冠は、歯の形状や機能に影響を与える重要な部分であり、咀嚼(かみしめる)や話すといった口腔機能に寄与しています。歯冠に異常が生じると、虫歯や歯の割れなどの問題が発生する可能性があります。

 

歯科医師が治療を行う際には、歯冠に関する検査や治療が行われることがあります。例えば、詰め物やクラウン(冠)を使って歯冠の修復や補強が行われることがあります。

歯冠(シカン)の被せ物の種類について

歯冠の被せ物には様々な種類があります。
下記にその種類と併せてメリット、デメリットもご紹介します。

コンポジットレジンインレー

コンポジットレジンインレーは、歯科用プラスチックであるコンポジットレジンを材料として作られる被せ物です。歯の形や大きさを削り、その形に合わせてコンポジットレジンを詰めて作ります。

メリット

  • 保険適用で費用が安い
  • 治療期間が短い
  • 天然歯とほぼ同じ色調で仕上がる

デメリット

  • 強度が弱いため、強い力がかかると割れる可能性がある
  • 経年劣化により、変色やひび割れが発生する可能性がある

メタルインレー

メタルインレーは、金属を材料として作られる被せ物です。歯の形や大きさを削り、その形に合わせて金属を鋳造して作ります。

メリット

  • 強度が強く、耐久性が高い
  • 費用が比較的安い

デメリット

  • 金属アレルギーの可能性がある
  • 審美性が低い

ゴールドインレー

ゴールドインレーは、金合金や白金加金などの貴金属を材料として作られる被せ物です。歯の形や大きさを削り、その形に合わせて金属を鋳造して作ります。

メリット

  • 強度が強く、耐久性が高い
  • 金属アレルギーのリスクが低い

デメリット

  • 審美性が低い
  • 保険適用外で費用が高い

セラミックインレー

セラミックインレーは、陶器を材料として作られる被せ物です。歯の形や大きさを削り、その形に合わせてセラミックを焼成して作ります。

メリット

  • 審美性が高く、天然歯と見分けがつかない
  • 強度が高く、耐久性が高い
  • 金属アレルギーのリスクが低い

デメリット

  • 保険適用外で費用が高い
  • 治療期間が長い

硬質レジン

硬質レジンとは、歯科用プラスチックの一種で、主に前歯の詰め物や被せ物に使われます。

メリット

  • 審美性が高く、天然歯と見分けがつかない
  • 治療期間が短い

デメリット

  • 強度が弱いため、強い力がかかると割れる可能性がある
  • 経年劣化により、変色やひび割れが発生する可能性がある

金属冠(銀歯)

金属冠は、金属を材料として作られる被せ物です。歯の形や大きさを削り、その形に合わせて金属を鋳造して作ります。

メリット

  • 強度が強く、耐久性が高い
  • 費用が比較的安い

デメリット

  • 審美性が低い
  • 金属アレルギーの可能性がある

CAD/CAM冠

CAD/CAM冠は、コンピューター制御による機械加工で作られる被せ物です。歯の形や大きさを3Dスキャンで測定し、そのデータから被せ物を製作します。

メリット

  • 精度が高く、フィット感が良い
  • 治療期間が短い

デメリット

  • 保険適用外で費用が高い

ゴールドクラウン

ゴールドクラウンは、金合金や白金加金などの貴金属を材料として作られる被せ物です。歯の形や大きさを削り、その形に合わせて金属を鋳造して作ります。

メリット

  • 強度が強く、耐久性が高い
  • 金属アレルギーのリスクが低い
  • 審美性が低い

デメリット

  • 保険適用外で費用が高い
  • 治療期間が長い

被せ物の選び方

被せ物を選ぶ際には、以下の点を考慮すると良いでしょう。

  • 予算
  • 強度
  • 審美性
  • 耐久性
  • 金属アレルギーのリスク

また、被せ物は歯の形や大きさを削って作るため、歯の健康状態も重要です。被せ物治療を受ける前に、歯科医師に相談して、自分に合った被せ物を選びましょう。

被せ物と詰め物の違いは何ですか?

被せ物と詰め物は、どちらも歯の欠損部分を補うための補綴物ですが、その違いは、欠損部分の範囲の大きさです。

詰め物は、虫歯などで欠損した部分を埋めるタイプの補綴物です。歯の形や大きさを削り、その形に合わせて詰め物を詰めて作ります。

被せ物は、虫歯などで欠損した部分を覆うタイプの補綴物です。歯の形や大きさを大きく削り、その形に合わせて被せ物を被せて作ります。

具体的には、詰め物は、虫歯の穴が小さい場合に使用されます。一方、被せ物は、虫歯の穴が大きく、歯の形や大きさを大きく削る必要がある場合に使用されます。

また、詰め物は、保険適用の範囲が広いため、費用が比較的安価に抑えられます。一方、被せ物は、保険適用の範囲が狭いため、費用が高額になる傾向があります。

被せ物と詰め物の主な違いを表にまとめると、以下のようになります。

被せ物と詰め物の主な違い

被せ物と詰め物のどちらが適しているかは、歯の状態や患者様の希望などによって異なります。被せ物治療を受ける前に、歯科医師に相談して、自分に合った治療法を選ぶようにしましょう。

インレーは被せ物ですか?

虫歯治療には、詰め物と被せ物という2つの方法があります。

詰め物は、小さな虫歯を削った穴を埋める治療です。歯科用語では「インレー」とも呼ばれます。

被せ物は、虫歯が進行して歯を大きく削る必要がある場合に行う治療です。歯科用語では「クラウン」とも呼ばれます。

インレーとクラウンの違い

前歯はセラミックとジルコニアのどちらがいいですか?

前歯の被せ物に使用する素材として、セラミックとジルコニアはどちらも優れた材料です。

セラミックは、審美性が高く、天然歯と見分けがつかないのが特徴です。また、金属アレルギーのリスクも低く、耐久性も高いというメリットがあります。


ジルコニアは、強度が高く、噛み合わせの強い部分への装着に適しています。また、金属アレルギーのリスクも低く、審美性もセラミックに劣らないというメリットがあります。

前歯の被せ物にセラミックとジルコニアのどちらが適しているかは、以下の点を考慮して判断するとよいでしょう。

審美性

天然歯と見分けがつかないほど自然な見た目を重視するなら、セラミックがおすすめです。

強度

噛み合わせの強い部分への装着を検討しているなら、ジルコニアがおすすめです。

費用

セラミックはジルコニアよりも費用が高くなる傾向があります。

治療期間

セラミックはジルコニアよりも治療期間が長くなる傾向があります。

また、前歯の被せ物は、歯の健康状態や患者様の希望などによっても適した素材が変わってきます。被せ物治療を受ける前に、歯科医師に相談して、自分に合った素材を選ぶようにしましょう。

具体的な症例としては、以下のようなものが挙げられます。

審美性を重視したい場合

前歯の虫歯が進行し、歯の形や色が大きく変化してしまった場合、セラミックで被せ物を作ることで、天然歯と見分けがつかないほど自然な見た目を回復することができます。

強度を重視したい場合

前歯の歯ぎしりや食いしばりがひどい場合、ジルコニアで被せ物を作ることで、歯折れを予防することができます。

費用を抑えたい場合

セラミックはジルコニアよりも費用が高くなるため、費用を抑えたい場合は、セラミックインレーや硬質レジンなどの保険適用の被せ物を選択することも可能です。

治療期間を短縮したい場合

セラミックはジルコニアよりも治療期間が長くなるため、治療期間を短縮したい場合は、硬質レジンなどの保険適用の被せ物を選択することも可能です。

解剖歯冠と臨床歯冠の違いは何ですか?

解剖歯冠と臨床歯冠の違いは、歯の形や大きさの基準となる部分が異なることです。

解剖歯冠は、歯の根の頂点からエナメル質の境界までの部分を指します。

臨床歯冠は、歯肉から見える部分を指します。

つまり、解剖歯冠は歯の内部構造に基づいて定義されているのに対し、臨床歯冠は歯の外部構造に基づいて定義されているのです。

具体的には、解剖歯冠は、歯の根の頂点からエナメル質の境界までの部分であり、その形や大きさは歯の種類や個体差によって異なります。一方、臨床歯冠は、歯肉から見える部分であり、その形や大きさは歯肉の状態によって異なります。

解剖歯冠と臨床歯冠の違いを理解することは、歯科治療において重要です。例えば、被せ物や冠などの補綴物を製作する際には、解剖歯冠ではなく、臨床歯冠を基準に形や大きさを決める必要があります。

また、歯周病の治療においても、臨床歯冠が縮小している場合は、歯周病が進行していると考えられます。

失PZとは何ですか?

PZとは、Preparation von Zahnという英語とドイツ語の造語で、支台歯形成を意味します。生活歯の形成は「生PZ」、失活歯の形成は「失PZ」と呼びます。

失活歯は、神経が死んでしまった歯です。神経が死んでしまうと、歯の痛みがなくなりますが、虫歯の進行を止めることができません。そのため、虫歯が進行して歯の形が大きく欠損してしまうと、被せ物やレジンジャケット冠で補う必要があります。

失PZを行う際には、歯の形や大きさを削り、その形に合わせて被せ物やレジンジャケット冠を製作します。失活歯は、生活歯よりも強度が弱いため、被せ物やレジンジャケット冠を装着することで、歯の強度を高めることができます。

失PZの治療は、麻酔をして行うため、痛みはありません。しかし、歯の形や大きさを大きく削るため、治療後に違和感や痛みを感じる場合もあります。

失活歯に被せ物やレジンジャケット冠を装着することで、歯の機能を回復し、見た目を改善することができます。また、歯の強度を高めることで、虫歯の進行や歯折れを予防することができます。

適切な被せ物を選びたい方はもりかわ歯科に相談ください

もりかわ歯科では患者様お一人お一人に合った治療内容をご提案しております。

被せ物の種類から費用についてもお気軽にご相談ください。

あらゆる状況を鑑みて最適なご提案をさせていただきます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

「歯冠の被せ物の種類ってどんなものがある?」について全力回答してきました。

もりかわ歯科では被せ物の種類によるメリット・デメリットも踏まえて適切な治療をご提案いたします。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

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歯のクラウンの寿命は?

2023年12月6日
歯のクラウンの寿命は?

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。歯科医や診療所のスタッフにとっては当たり前の情報でも、患者さんは歯の専門家ではないため、さまざまな疑問や疑問が生じることは当然です。歯やそれに関連する体のことについて、患者さんが知りたいことを理解し、納得していただくことが重要だと考えています。

診療中にすべての疑問に答えることが理想的ですが、詳しく説明するには時間的な制約もあります。そこで、日々の診療でよく寄せられる質問に対して、このブログで順次お答えしていくことにしました!このブログを通じて、患者さんが歯医者に対して抱く疑問や不安を解消できるよう、お手伝いできればと願っています。最後までご覧いただければ幸いです。

歯のクラウンについてのご質問に全力回答!

今回は歯のクラウンについて、その用途や種類、寿命についてなど様々な質問に全力でお答えしていきます!

歯の”クラウン”とは何ですか?

歯の”クラウン”とは?

歯の「クラウン」は、歯の頂部にあたる部分で、歯冠(しかん)とも呼ばれます。歯のクラウンは、歯根と呼ばれる歯茎の下にある部分から生えている歯の部分です。歯冠は、エナメル質、象牙質、および歯髄(歯の中心にある神経組織)から構成されています。

歯のクラウンが損傷したり虫歯になったりした場合、歯を修復するために歯科治療が必要になることがあります。このとき、歯科医師は患者の歯の状態に応じて、クラウンを製作して歯を覆い、形状を修復します。このクラウンは通常、人工的に作られた材料でできており、天然の歯と同様の外観と機能を提供します。

クラウンは、歯を保護し、噛む力を分散させる役割を果たすだけでなく、歯の外観を美しく整える効果もあります。クラウンはさまざまな材料で製造され、患者の特定のニーズや好みに合わせて選択されます。クラウンは、単独の歯を補強するだけでなく、歯の形や色を改善し、審美的な修復を行うためにも使用されます。

クラウンとブリッジの違いは何ですか?

クラウンとブリッジは、歯の修復や置換に使用される歯科治療の手法ですが、それぞれ異なる役割を果たしています。

クラウンとブリッジの違い

クラウン(冠)

クラウンは、1本の歯を覆うキャップ状の装置です。損傷した、割れた、または虫歯になった歯を覆い、形状を修復し、機能を回復させます。クラウンは、歯を強化し、外観を美しくするために使用されます。患者の歯の上に合わせて作られ、接着剤で確実に固定されます。

ブリッジ(橋)

ブリッジは、欠損した歯を補うための装置で、周囲の健康な歯に支えられた人工の歯(ポンティック)で構成されます。ブリッジは、欠損した歯の箇所に固定され、両側の健康な歯に取り付けられたクラウン(アバットメント)が支えとなります。ブリッジは、歯の欠損を修復し、咬合力を分散させることで周囲の歯を保護します。

 

要するに、クラウンは1本の歯を覆うために使用され、損傷した歯を修復します。

一方、ブリッジは欠損した歯を置き換えるために使用され、周囲の健康な歯に支えられます。どちらも患者様の口腔健康を維持し、歯の損傷や欠損を修復するための重要な歯科治療オプションです。

クラウンとインレーの違いは?

クラウン(Crown)とインレー(Inlay)は、虫歯や他の理由により歯が欠けたり割れたりした際に、損失した部分を修復するための治療法です。インレーは部分的な詰め物であり、一方でクラウンは歯全体を覆う被せものです。このため、失われた範囲が比較的小さい場合にはインレーが適しており、歯の大部分が失われた場合にはクラウンが使用される傾向があります。

クラウンとインレーの違い

クラウン(冠)

  • クラウンは、1本の歯全体を覆うキャップ状の装置です。
  • 歯の大部分が損傷している、虫歯や割れが深い場合に使用されます。
  • クラウンは歯を強化し、外観を美しく修復するのに役立ちます。
  • 歯の表面全体を覆うため、歯を完全に包み込む形になります。

インレー(Inlay)

  • インレーは、歯のうち特定の部分のみを補強・修復する装置です。
  • 主に歯のうちのくぼみ(溝)や窪みに合わせて作られ、歯の中央部分に取り付けられます。
  • インレーは、歯の咬合面やう蝕(虫歯)の部分を修復するのに使用されます。
  • インレーは、クラウンよりも歯を温存するため、歯の構造を最小限に削ることができます。

 

クラウンが一本の歯を覆うために使用するものに対し、インレーは歯の一部分を補強し、くぼみや窪みに取り付けられ、歯の温存が可能な範囲で修復されます。どちらも患者様の特定の状況に合わせて選択され、歯科医との相談が重要です。

クラウンの種類

歯のクラウンは、患者様のニーズや歯科医の勧告に基づいて様々な材料で作られます。以下は一般的な歯のクラウンの種類です。

セラミッククラウン(陶磁器クラウン)

ポーセレン製で、天然の歯に近い外観と光沢を持っています。前歯や視認されやすい場所に適しています。

金属クラウン

金属(通常は合金)から作られ、丈夫で強力です。金属の色が天然の歯とは異なるため、見た目が気になるかもしれませんが、強度が求められる場合に選択されることがあります。

ポーセレンフュージョンメタルクラウン(PFMクラウン)

ポーセレンと金属を組み合わせたもので、金属の強度とポーセレンの天然な外観を組み合わせています。

ジルコニアクラウン

ジルコニアは非常に強力で、天然の歯に近い透明感があります。金属が不要なため、アレルギーがある患者様に適しています。

レジンクラウン

レジンはプラスチック製の歯のクラウンで、通常は一時的な修復に使用されます。他のクラウンよりも削り取りやすいため、長期的な使用には向いていません。

全金属クラウン

歯全体が金属でできており、主にバックティース(奥歯)で使用されることがあります。

オールセラミッククラウン

セラミックでできたクラウンで、金属を使用せずに自然な見た目を提供します。前歯や視認されやすい場所に適しています。

 

これらのクラウンの材料にはそれぞれメリット・デメリットがあり、患者様の個別の状況や好みによって最適な選択が異なります。歯科医とよく相談して、最適なクラウンの材料を選ぶことが重要です。

クラウン治療は何回くらいかかりますか?

通常、クラウンの治療にはおおよそ4〜5回の診療が必要です。ただし、虫歯がまったくない場合や仮歯を使用しない場合、治療回数は2〜3回で済むこともあります。虫歯や根の状態によっては、クラウンの前に神経の治療や根の再治療が必要な場合があり、その際は別途治療が必要となります。

クラウン治療の一般的な流れ

以下は一般的なケースの治療の流れですが、個々の状況によって変化する可能性がありますことをご了承ください。

1.初回の診断と治療計画

1.初回の診断と治療計画

初めて歯科医に相談する際に、歯の状態を評価し、治療計画を立てます。この段階では仮歯の取り付けや歯の調整が行われることがあります。

2.歯の削り準備

2.歯の削り準備

次に、クラウンを取り付けるために、対象となる歯を削ります。これにより、クラウンが適切にフィットするスペースが確保されます。

3.型取りと仮歯の取り付け

3.型取りと仮歯の取り付け

歯の削りが終わった後、歯の型を取り、これを基にクラウンが作成されます。同時に、仮歯が取り付けられることがあります。

4.クラウンの取り付け

4.クラウンの取り付け

クラウンが作成されたら、最終的な取り付けが行われます。歯科医はクラウンの適合性や咬み合わせを確認し、必要に応じて微調整を行います。

これらのステップは一般的な流れであり、特定の状況によっては追加の診療や調整が必要となることがあります。クラウン治療には患者様の個別の状態に基づいた計画が必要であり、歯科医との協力が重要です。

クラウンの寿命について

歯のクラウン(冠)の寿命は様々であり、いくつかの要因によって異なります。

クラウンの寿命に関する要因

以下は一般的なガイドラインですが、個々のケースによって異なる可能性がありますので、より詳しく知りたい方は歯科医へ問い合わせてください。

クラウンの素材

クラウンの素材によって寿命は異なります。金属合金やセラミックなどの素材は一般的に耐久性が高く、長寿命であることがあります。

メンテナンス

正しいケアとメンテナンスが行われれば、クラウンは長持ちします。適切な歯磨き、歯科検診、プロフェッショナルなクリーニングが寿命を延ばすのには重要です。

歯ぎしりや噛み合わせの問題

歯ぎしりや咬み合わせの不調和がある場合、クラウンへの負担が増加し、寿命が短くなる可能性があります。

 

歯ぎしりや噛み合わせに心配事がある方はインビザライン矯正のダイヤモンドプロバイダーである、もりかわ歯科の矯正無料相談へ一度お越しください。

クラウンの適合性

正確な歯科手術とクラウンの適切な合わせが行われると、寿命が向上します。

歯周病

歯周病が進行すると、クラウンの寿命が短くなる可能性があります。歯周病の管理が重要です。

 

もりかわ歯科の定期的なメンテナンスでクラウンも長持ちさせましょう。

個人の生活習慣

タバコの喫煙や過度なアルコール摂取など、生活習慣も寿命に影響を与える可能性があります。

 

通常、クラウンは数年から数十年にわたって持続することが期待されますが、個別の状況により異なります。歯のクラウンを長持ちさせるには歯科医との定期的な相談と検診がとても大切になってきます。

クラウン(主にセラミック)の寿命を伸ばす為に重要なこと

セラミック歯の寿命を短縮させる原因について

まずはセラミックの寿命を短縮させる原因について以下に4つご紹介いたします。セラミック歯は、メンテナンスを行いつつ適切に使用することで、長期間にわたり利用することが可能です。

歯ぎしり・食いしばりの習慣

歯ぎしりや食いしばりは、セラミック歯の寿命を縮める一因です。これにより、セラミック歯に不自然な圧力がかかり、摩耗、割れ、剥がれなどの問題が生じる可能性があります。歯科医院での定期的な検診を通じて、早期に問題を発見し対策することが重要です。

強い衝撃

セラミック歯は硬く耐久性がありますが、強い衝撃には弱いです。硬い食物を噛む、スポーツで口に強い衝撃を受けるなどが原因となり、セラミック歯に損傷を与え、寿命を短くします。

噛み合わせの不良

噛み合わせの悪さもセラミック歯の寿命を短くする要因となります。噛み合わせが悪い場合、セラミック歯に不必要な圧力がかかり、破損の可能性が高まります。噛み合わせの調整は専門的な技術が必要であり、歯科医院での治療が必要です。

 

噛み合せや歯並びでお悩みの方はインビザライン ダイヤモンドプロバイダーのもりかわ歯科で歯列矯正をしてみませんか?

興味のある方はもりかわ歯科の矯正ページをご覧ください。

矯正症例をはじめ矯正に関する様々な質問にお答えしています。

虫歯や歯周病

虫歯や歯周病もセラミック歯の寿命を短くします。セラミック歯は腐食に強いですが、周囲の天然歯や歯茎に問題があると影響を受けます。特に歯周病は歯肉や骨を侵し、セラミック歯の安定性を損ね、歯のぐらつきや抜け落ちの原因となります。毎日の適切な歯磨きで虫歯や歯周病を予防し、セラミック歯を含む全ての歯を注意深くケアしましょう。

セラミック歯の寿命を延ばすためのアドバイス

セラミック歯の寿命を向上させるために、以下に4つのヒントをご紹介いたします。

歯に強い衝撃を与えないこと

セラミック歯は非常に硬く耐久性がありますが、外部からの強い衝撃や上下歯のぶつかりなど、噛み合わせによる衝撃には弱いです。硬い食べ物を控え、奥歯を強く噛まないように心がけましょう。口元にダメージを受ける可能性のあるスポーツを行う際は、マウスガードを着用して歯を保護することが重要です。衝撃を最小限に抑えることが、セラミック歯の寿命を伸ばす一環となります。

歯ぎしり・食いしばりの癖を改善すること

歯ぎしりや食いしばりは、セラミック歯が割れる原因となります。これらの癖はストレスが原因となり、就寝時などに無意識に行われることが多いです。歯科医院で口腔ガードを処方してもらい、ストレスの軽減も心掛けましょう。心身がリラックスできる環境を整えることで、歯ぎしりや食いしばりの頻度を減少させることができます。

丁寧な歯磨きを実践すること

セラミック歯も日々のケアが不可欠です。歯磨きは歯に付着した細菌の除去や歯垢・歯石の予防に効果的です。歯周囲や天然歯にも注意深くケアを施し、毎食後と就寝前に歯磨きを行いましょう。フロスや歯間ブラシを使用して歯間の汚れも除去しましょう。清潔な歯と口内は、セラミック歯の寿命を延ばす要因となります。

定期的な歯科医院でのメンテナンス

セラミック歯の寿命を保つためには、信頼できる歯科医院での定期的なメンテナンスが必要です。歯科医師が口腔内の健康をチェックし、歯に付着した歯垢や歯石を除去します。定期的なメンテナンスは歯周病の早期発見や予防にもつながります。歯科医院でのプロのケアにより、自宅ケアでは難しい微細なダメージも確実にチェックできます。美しい口元と健康な歯を維持するために、歯科医院でのメンテナンスをお忘れなく。

 

クラウンの寿命を短くするも長くするのも歯医者での定期的なメンテナンスがとても重要です。もりかわ歯科のメンテナンスで口腔内の環境をより良くするお手伝いをさせてください。

もりかわ歯科のメンテナンスについて詳しくは当院ホームページの「予防歯科」ページをご覧ください。

まとめ

クラウンの寿命についてお話しましたが、そもそも虫歯にならないことが一番です。

そのためには歯医者に定期メンテナンスにお越しください。

予防歯科に通うことで歯に関する様々な悩みから解放されます。

万が一虫歯になってクラウンやその他の詰め物などの治療を受けた場合もやっぱりその後メンテナンスが大切です。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

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歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

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