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乳歯が生えてきたときの歯磨きはどうするの?

2024年7月17日
乳歯が生えてきたときの歯磨きはどうするの?

みなさまこんにちは!

大阪府八尾市に60年にわたり、地域に根ざす歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

当院では、患者さまが抱える歯科に関する疑問や不安に真摯に向き合い、解消できるよう心がけています。歯科医師やスタッフとのコミュニケーションが不足しがちな中、このブログを通じて患者さまと対話し、理解を深める場を提供したいと考えています。

日常生活での歯のお手入れや健康に関する知識は、ご自身の歯の状態を理解し、適切なケアを行う上で非常に重要です。

このブログでは歯に関する基本的な情報から、診療に関する細かい疑問まで、様々なトピックを取り上げています。

患者さまがより良い歯科ケアの選択ができるよう、専門的な情報を分かりやすくお届けしています。

ご質問や疑問がございましたらお気軽にお寄せいただき、私たちが提供する情報を通じて患者様の歯科に関する理解が深まることを願っています。お困りの際は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

こちらでお手伝いさせていただきます。よろしくお願いいたします!

「乳歯が生えてきたときの歯磨きはどうするの?」の質問に全力回答!

今回は、「乳歯が生えてきたときの歯磨きはどうするの?」などの質問に対して全力でお答えしていきます!

乳歯とは、どのような歯ですか?

乳歯とは、人間の赤ちゃんの時期に生えてくる歯のことです。全部で20本あり、永久歯に生え変わるまでの間、食べ物を噛んだり、言葉を話す練習をするために使われます。

乳歯が生え始める時期や順番には個人差がありますが、一般的には生後6か月頃から下の前歯から生え始め、2歳半頃までに全て生え揃います。

乳歯の特徴は?

本数 : 全部で20本(上の歯10本、下の歯10本)

大きさ : 永久歯よりも小さく、根も短い

色 : 永久歯よりも白っぽく、エナメル質が薄い

役割 : 食べ物を噛む、言葉を話す練習をする、永久歯が生えるスペースを確保する

乳歯は永久歯に比べて虫歯になりやすいので、歯が生え始めたら歯磨きを始めることが大切です。また、定期的に歯科検診を受け、虫歯の早期発見・早期治療に努めましょう。

乳歯の生える順番は?

乳歯の生える順番は?

一般的に歯は下の順番で生えてきます。合計で20本の順番をまとめてみました。

 

  1. ①下の前歯2本(乳中切歯)
  2. ②上の前歯2本(乳中切歯)
  3. ③前歯の脇の2本、上下合わせて4本(乳側切歯)
  4. ④最初の奥歯が上下左右合わせて4本(第1乳臼歯)
  5. ⑤前歯と奥歯の間の歯が上下左右合わせて4本(乳犬歯)
  6. ⑥奥歯が上下左右にもう1本ずつ、合わせて4本(第2乳臼歯)

 

生後6〜9ヵ月ごろから生えはじめて、3歳ごろまでには⑥まで生え揃うのが一般的です。
もちろん個人差があるため、1年程度遅れる子もいます。
1歳をすぎても1本も生えてこない場合は小児歯科医に相談した方がいいですが、あまり気にしすぎないで見守りましょう。

乳歯が生えてきた時の歯磨きは?

乳歯が生えてきた時の歯磨きは?

まずはガーゼ磨きから!

赤ちゃんの下の前歯が2本生えたら、まずは歯磨きシートやガーゼでの歯磨きを始めましょう。

  1. 1.お母さんの膝の上に赤ちゃんを寝かせます。
  2. 2.ガーゼを指に巻き、ぬるま湯や水で濡らします。
  3. 3.赤ちゃんの歯を優しく拭き取ります。

この時期は間食も少なく、よだれ(=唾液)の自浄作用で十分お口を清潔に保っているので、ゴシゴシみがくというよりも、ガーゼで歯の表面を摘んで優しく拭いてあげるだけでも十分綺麗になります。

赤ちゃんの歯磨きは1日何回?

ガーゼ磨きは、1日5〜6回が理想的とされています。食事の回数に合わせて、授乳後や離乳食後に毎回行うのが望ましいです。しかし、1日5〜6回が難しい場合は、夜寝る前に丁寧にケアするだけでも十分です。その他の食後には、簡単に拭き取る程度で問題ありません。また、赤ちゃんに安全な歯ブラシを持たせたり、親が楽しそうに歯磨きする姿を見せることで、赤ちゃんも口のケアに興味を持つようになります。こうして興味を持たせることで、ガーゼ磨きから歯ブラシ磨きへの移行がスムーズに進みます。

歯ブラシに移行してからの歯磨きは?

赤ちゃんの歯ブラシを使い始める時期は、ガーゼ磨きに慣れてきた頃や前歯が半分以上生えた頃が適しています。最初は丁寧に、軽く歯ブラシを口に含ませる程度で十分です。奥歯が生えてくる頃には、1本あたり5秒程度歯ブラシを当てることを目指しましょう。

軽い力で手早くみがく

利き手に歯ブラシを持ち、反対の手で赤ちゃんの唇を支えながら磨きます。歯ブラシは、歯1〜2本に対して横に小刻みに動かし、前歯の表側だけでなく裏側も丁寧に磨きましょう。力を入れすぎると赤ちゃんが嫌がる原因になるので、軽い力で磨くことが大切です。ただし、力が弱すぎて汚れが残らないように、毛先が歯と歯の間に入る程度の軽い力で、歯の付け根もしっかり磨いてください。また、長時間かけすぎると赤ちゃんが嫌がるので、手早く磨くようにしましょう。

軽い力で手早くみがく

上唇小帯(じょうしんしょうたい)に歯ブラシを当てない

上の歯を磨く際は、「上唇小帯」(上唇の裏側と歯ぐきの間にあるスジ)に歯ブラシが当たらないよう注意しましょう。この部分に歯ブラシが当たると、痛みを感じて歯磨きを嫌がる子もいます。上唇に指を添えて少し持ち上げ、上唇小帯を保護しながら丁寧に磨くと良いです。

赤ちゃんに歯磨きに慣れてもらうには?

歯みがきの姿勢に慣れる

歯みがきの姿勢に慣れる

お母さんが歯ブラシを持つ前に、まずは赤ちゃんが歯磨きの姿勢に慣れることが大切です。赤ちゃんをゴロンと寝かせて、お母さんが上から覗き込むようにしましょう。この姿勢は口の中がよく見え、歯の汚れを取りやすく、赤ちゃんの頭も安定して安全です。お母さんと手遊びなどをしながら、楽しく慣れさせていくと良いでしょう。なお、向かい合わせの姿勢は、赤ちゃんの頭が動いて危険なうえ、口の中が見えにくく磨き残しが出やすいので避けましょう。

口の周りに触れられることに慣れる

口の周りに触れられることに慣れる

赤ちゃんと手遊びをしながら、口の周りを軽く触れて少しずつ慣れさせていきましょう。こうすることで、赤ちゃんが口の周りを触られることに抵抗を持たなくなります。優しくチョンチョンと触ることで、自然に慣れさせることができます。

歯ブラシに慣れる

次はいよいよ、歯ブラシを口に入れる練習です。最初は軽く歯に歯ブラシを当てるなどして、少しずつ歯ブラシの感触に慣れさせましょう。歯にチョンチョンと当てる程度から始めると、赤ちゃんも抵抗なく受け入れやすいです。

乳歯にフッ素塗布はしたほうがいいの?

フッ素塗布は、子供の頃から行うことで虫歯に強い歯を育てることができます。以下に、フッ素塗布を始める時期と継続する期間について詳しく説明します。ぜひ参考にしてください!フッ素塗布は、1歳半頃から始めるのが理想です。この時期には乳歯が上下4本ずつ生え揃い、フッ素を塗布するのに適しています。その後、定期的に3〜6ヶ月ごとに塗布を続けることが推奨されます。特に乳歯の奥歯が生え始める2歳半頃には、フッ素塗布を積極的に行うと良いでしょう。永久歯が生え揃う14〜15歳頃まで継続的にフッ素塗布を行うことで、虫歯予防効果が高まります。

お子さまは歯質が弱いのでフッ素塗布が効果的

乳歯は、大人の歯(永久歯)に比べて柔らかく、表面のエナメル質も半分ほどの厚みしかありません。このため、虫歯になると進行が早く、神経に達するのも速くなります。「永久歯が生えるから、乳歯の虫歯は問題ない」と考えるのは危険な考えです!乳歯が虫歯で失われると、そのスペースに他の歯が移動してしまい、歯並びが悪くなります。また、虫歯菌が増えると永久歯も虫歯になりやすくなります。子供の時期は、大人以上に虫歯予防に力を入れることが、健康な永久歯を育てる秘訣です。歯科医院が推奨する虫歯予防策として「フッ素塗布」があります。フッ素は、自然界に存在するミネラルで、食品や飲料にも含まれています。フッ素は、エナメル質を再石灰化し、歯の質を強化し、虫歯菌を弱める効果があるため、非常に効果的です。特に生えたばかりの子供の歯は柔らかく、フッ素を効率よく取り込めるので、幼少期からのフッ素塗布が勧められます。歯科医院では、高濃度のフッ素を使用して、より効果的に歯を強化します。フッ素塗布は、1歳半頃から始め、15歳頃まで定期的に行うことが理想です。1歳〜1歳半の時期には、乳歯の前歯が上下4本ずつ生え揃うため、このタイミングで初めてのフッ素塗布を行いましょう。子供が歯医者に嫌がらないように、少しずつ慣れさせることが大切です。フッ素は、繰り返し塗布することで効果が高まります。初回の塗布後は、3ヶ月〜6ヶ月ごとに定期的に行うと良いでしょう。特に虫歯になりやすい乳歯の奥歯が生えた後(2歳半頃)は積極的にフッ素塗布を行い、必要に応じてレジンで溝を埋めるシーラント処置も効果的です。そして、永久歯が生え揃う14歳〜15歳頃まで、定期的なフッ素塗布を続けましょう。生え始めの永久歯もフッ素をよく取り込むため、虫歯予防効果が高いです。永久歯は一生使う大切な歯なので、早い段階からしっかりと虫歯予防を行いましょう。フッ素が歯にもたらす効果に関しては、当院のブログで紹介しております「フッ素の塗布は何のためですか?をご覧ください!

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、乳歯が生えてきたときの歯磨きはどうするの?の質問にお答えさせていただきました!歯が1本でも生えたら赤ちゃん用歯ブラシで歯みがきして、早めに歯ブラシの感触に慣れさせて、習慣づけることが大切です。

お子さまの歯が生え揃ったら、歯並びのことを気にされる方も出てこられると思います。

もりかわ歯科ではマウスピース矯正にも力を入れています。矯正に少しでも興味のある方はお気軽にご相談ください。
矯正無料相談
矯正無料相談

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

 

歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページをご覧ください。

 

歯医者が苦手なのですが、どうしたらいいですか?

2024年4月10日
歯医者が苦手なのですが、どうしたらいいですか?

はじめまして、こんにちは!私たちは八尾市にある歯医者、もりかわ歯科です。

歯科医療は、極めて専門的な分野であり、治療に対して患者さまがさまざまな疑問や不安を抱くことが多々あると思います。そこで私たちは、患者さまが歯や、それに関連する身体のことを理解して、しっかり納得していただくことが大切だと考えています。診療中に全ての疑問にお答えするのは難しいこともありますが、そこで、通常の診療でよく寄せられる質問に対して、当院のブログで順次回答していくことにしました!このブログを通じて、患者さまが歯医者に抱く疑問や不安を解消できるよう、少しでもお手伝いできれば幸いです。ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

「歯医者が苦手なのですが、どうしたらいいですか?」の質問に全力回答!

今回は、歯医者が苦手なのですが、どうしたらいいですか?などの質問に対して全力でお答えしていきます!

歯医者が苦手な人の割合は?

2013年に医薬品・家庭用品の大手ライオンが、日本、アメリカ、スウェーデンで15〜69歳の無作為に選ばれた人々を対象にアンケートを実施しました。その結果、歯医者を「嫌いな人・苦手な人」と回答した割合は、アメリカとスウェーデンではそれぞれ3%前後でしたが、日本ではなんと14%にも達していました。

歯医者が苦手な人の割合は?

出典:LION調べ【日本・アメリカ・スウェーデン+3カ国のオーラルケア意識調査Vol.1】

歯医者に行くことに恐怖を感じてしまう

歯医者に行くことに恐怖を感じてしまう…

何かの前に不安を感じることの理由を掘り下げると、「わからないことがはっきりしていない」ことがよくあります。歯医者さんが「苦手」「怖い」と感じている方は多いですが、「なぜ苦手なのか」を今一度言語化してみましょう!

痛いのはぜったいに嫌!

痛いのが好きな人なんて、いませんよね?歯医者が嫌いな最も多い理由は、「治療が痛いから!」です。その他の不安も恐怖も、その多くが痛みに対する恐怖からくるものであることが多いようです。

音が我慢できない

歯医者が苦手な理由として、常に上位をキープしているのが、「キーーーン」という治療中の耳障りな音。歯の表面を覆うエナメル質は、体の中でもっとも固い部分なので、削る側のパワーが必要になります。そのために高速回転のドリルが必要になるのですが、ドリルで削る際に音が出ます。歯医者での処置は、お口の中の治療なので、治療箇所が耳の位置からとても近いです。不快に感じるポイントは2つあり、①間近で音を聞くこと、②自然の音ではないこと。間近で大きな音を聞くことが、不快な気持ちを助長してしまいます。

歯医者特有の臭いが苦手

臭いは、経験と一緒に記憶に残ることが多いと言われています。そのため、歯医者が苦手だと感じたときに、その場にあった臭いが、嫌な記憶と紐づいてしまう人も多いのではないでしょうか。昔の歯医者に充満していた、独特なあの臭いというのは、歯の根っこを治療する際の消毒剤「ホルムクレゾール」という薬品のものです。またそれ以外にも、機器や器具の洗浄・滅菌に使用する塩素系の薬品などにも臭いがついています。普段嗅ぎ慣れていないこともあり、治療に対する不安と臭いが結びついて、苦手だという気持ちを起こさせるのかもしれません。この臭いが原因で治療に対する不快感を増幅させています。

怖い場所だと親や周囲の人にインプットされている

「歯を磨かないと、痛くなって歯医者さんに連れていかれるんだから」誰しも一度は言われたことがある言葉ではないでしょうか。今考えると、歯医者は怖いところという感覚を、日本人は昔から植え付けられているのかもしれません。怖い場所に連れていかれたとき、そこで少しでも不安なことが起きれば、恐怖の気持ちとネガティブなものとして紐づいてしまいます。このような思い込みが、治療に対する不安を増幅させる可能性があります。

特定の処置が苦手・過去に怖い思いをした経験がある

記録のために、くちびるを無理やり広げて撮る口腔内写真。被せ物や、ブリッジなどの処置のためにとる型取り。患者さまの症状や、検査の段階によって、様々な処置があります。また過去に怖い経験をしたことがトラウマになっている方もいます。子供の頃でも、大人になってからでも嫌な経験は、なかなか忘れられるものではありません。特に育ち盛りの子供の感覚・記憶力は研ぎ澄まされているため、心と体に深く嫌な経験として記憶に刷り込まれているのだと思います。痛かった、怖くて泣いた、親御さんに怒られながら連れていかれたなど、嫌な思い出と一緒に記憶に残っている場合は、行きたくない場所になってしまうかもしれません。過去のトラウマが、今の不安を増幅させています。

拘束されている感覚が怖い

歯科治療の際には、ユニットと呼ばれる特別な椅子に座ります。この状況では、患者さまは何もできず、耐える時間が始まると感じてしまいます。その時、「まな板の上の鯉」と形容されるように、自由を奪われた感覚が芽生えることも・・・。椅子が倒れると、起き上がれない角度になり、さらに口に触れているため、ほぼ動くことができません。このような状況において、自由が制限されているような感覚に陥り、恐怖感が生まれます。

「歯科治療恐怖症」とは?

歯科治療に対する恐怖症とは、過去の治療が精神的外傷となり、恐怖を引き起こしている状態です。一般的に、歯科治療は好ましいものではなく、多くの人が苦手と感じるというイメージがあります。しかし、むし歯や歯周病など、お口の健康を保つためには、怖さを我慢して治療を受ける必要があります。近年では、リラックスした状態で治療を受けられる歯科医院も増えていますが、一度トラウマになると、不安が増し、歯科診療への抵抗感が強くなります。その結果、歯科治療が必要であるにもかかわらず、受診することが難しい状況になってしまいます。こうした患者の治療では、徐々に歯科治療に慣れる脱感作法が用いられます。この方法には時間と努力が必要になってきますが、将来的には患者さまがリラックスして治療を受けることができるようになることを目指しています。また、治療が緊急する必要がある場合は、鎮静剤や笑気ガスを使用して治療を行う方法や、全身麻酔下での治療も選択することができます。

歯医者の治療途中で行くのをやめてしまった

普段の生活に追われたり、日々のお仕事が忙しかったりして歯医者の治療を途中で放置してしまったことにより、行きづらくなる方も多々おられると思います。中断する前の治療内容によってはリスクや緊急度が異なってきます。たとえば、「虫歯」の治療が途中の場合、症状が悪化して神経が死んでしまったり、最終的には歯が溶けて失われる可能性も考えられます。「歯周病」の治療が途中の場合、歯茎の腫れや歯のグラつきが悪化する場合があり、歯茎の炎症が悪化すると歯が抜け落ちる可能性もあります。どの場合でも、できるだけ早く再受診することが重要になってきます!

歯医者で緊張しない方法はありますか?

歯科治療に不安を感じる方も多いでしょう。しかし、その不安だけで治療を避けてしまうと、虫歯や歯周病が進行してしまい、より深刻な問題に発展する可能性があります。そこで、不安を和らげるために以下の5つの方法をご紹介します。

歯医者でスタッフとのコミュニケーションを大切にする

歯医者とのコミュニケーションを大切にする

治療前に歯科医師やスタッフに治療内容について質問することで、不安を解消することができます。どのような治療方法が選択肢としてあるのか、治療の手順はどのように進むのか、痛みはどの程度感じるのかなど、些細な疑問でも遠慮せずに聞いてみましょう。
もりかわ歯科では、診察時にカウンセリングを行いますので、ご要望やお悩みなどをしっかりとヒアリングさせていただきます。

当院ホームページの、治療の流れもご覧ください!

アイマスクやイヤホンを使用する

アイマスクやイヤホンを使用する

治療中にアイマスクやイヤホンを装着することで、外部の刺激から離れることができます。自分が落ち着く音楽やリラックスできる音声を聞きながら、治療を受けることができます。

※治療内容によっては使用していただけない場合もございますので、お気軽にスタッフにお尋ねください。

リラックスした状態で治療を受ける

リラックスした状態で治療を受ける

治療中はリラックスした状態を保つことが重要です。深呼吸やイメージトレーニングなど、リラックス効果のある方法を取り入れることで、心身ともにリラックスした状態で治療を受けることができます。

予防の大切さを理解する

予防の大切さを理解する

虫歯を防ぐためには、予防が最も重要です。定期的な歯科検診やメンテナンスを受けることで、虫歯の発生を未然に防ぐことができます。予防の重要性を理解し、定期的な歯科受診を心がけましょう。予防歯科に関しては、当院のブログで紹介しております「歯医者の定期検診は必要ですか?」そちらもご覧ください!

安心感のある歯医者を選ぶ

安心感のある歯医者を選ぶ

治療を受ける歯医者を選ぶ際には、信頼できる歯医者を選ぶことも重要です。口コミや評判を確認し、自分にとって安心できる歯医者を見つけましょう。歯医者との信頼関係があれば、不安を感じることも少なくなるでしょう。

 

これらの方法を実践することで、歯科治療に対する不安を和らげることができます。治療を受けることをためらわずに、早めに歯科治療を行いましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、歯医者が苦手なのですが、どうしたらいいですか?の質問にお答えさせていただきました!歯医者に対する苦手意識は、個人差はあれど、意外とささいなことかもしれません。もりかわ歯科では、患者さまに寄り添った治療方法を考案し、実践させていただいておりますので、どんな些細なことでも、何でもご相談ください!お待ちしております!

 

また、審美歯科にご興味のある方、歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

もりかわ歯科の矯正無料相談はこちら

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

歯の痛みの原因はなんですか?

2023年11月29日
歯の痛みの原因は何ですか?

こんにちは!大阪府八尾市で60年!地域に根ざした歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯の健康に関することや、歯にまつわる体のお悩みなどは、歯科医師やスタッフにとっては常識的なことでも、患者さまにとっては疑問や不安になり得るのだ、とあらためて気づかされることがよくあります。できるだけ多くの質問に詳しくお答えできればいいのですが、診療中に個々の患者さまに詳しくご説明する時間が限られていることが多いのが実状です。

そこで、「歯に関するご質問に全力回答!」ブログをスタート! 普段の診療中によく訊(き)かれる質問に対して、この場で詳しく解説していくことを大命題として出発したブログです。このブログが、歯医者に対して患者さまが日頃抱えている疑問や不安の解消への近道になれば、と願ってやみません。

どんな些細な疑問や質問でも、お気軽にお寄せください! 患者さまの健康と幸福を支えることが私たちの役目です。どうぞよろしくお願いいたします。

 歯の痛みの原因は?のご質問に全力回答!

歯が痛い!虫歯?それとも…?? 一気に気持ちがくもってしまいますよね。ああでもない、こうでもないと原因を考えてモヤモヤ、イライラ。どうにかして気のせいってことにならないかなぁ、とまで思ってみたり。今回はそんなお悩みを解消するために、歯の痛みの原因について、歯科医として詳しく解説していきたいと思います。

その痛みの原因は…

歯に原因のある痛み

虫歯と歯肉炎

歯そのものに痛みの原因がある場合は、皆さんご存知の通り、以下のような原因が考えられます。

・虫歯

・歯周病

・歯冠・歯根破折

・知覚過敏

・親知らず

・歯髄炎

非歯原性歯痛のことです。歯の問題ではなく、顎関節、筋肉、または頭部の他の部位から発生する痛みのことを指します。例えば、ストレス、顎関節症、または頭部の神経の問題などにより、歯に関係ない箇所から痛みが発生する状態です。

それぞれを詳しく見ていきましょう。

咀嚼(そしゃく)筋・筋膜性の歯痛

顎や頭部の筋肉や筋膜部分に原因のある痛みです。

噛み合わせの異常(咬合異常)や歯並びの問題が、筋肉や筋膜に過剰な負担をかけて痛みにつながる場合、ストレスによる筋肉の緊張に起因する場合、また最近ではスマートフォンやパソコンの画面を見る頻度と姿勢による首や肩の筋肉のこわばりが原因の場合など、さまざまなケースがあります。

関連痛

このように、痛みを感じる部位と、実際の痛みの原因が異なる場所にある場合に発生する痛みのことを「関連痛」といいます。特定の神経経路によって痛みが他の部位に伝達される現象です。

関連痛は奥歯で起こることが多く、上下の歯を間違えたり、隣の歯に痛みが現れたりします。一般的には鈍い痛みが特徴です。顎関節症などによる痛みも、これに含まれます。

関連痛例

神経障害性の歯痛

中枢神経から末梢神経まで、神経のどこかに障害が起きて感じる、いわゆる「神経痛」。

突然痛みが走る「突発性神経痛」と、鈍い痛みが1日中続く「持続性神経痛」の2種類に分けられます。

突発性神経痛

前者は三叉神経が原因で起こり、うずくまるほどの激痛を伴います。

持続性神経痛

ピリピリ、ジンジンといった痛みで、帯状疱疹の後遺症が代表的ですが、何らかの原因で神経が障害されると同様の症状が出ることがあります。

神経血管性歯痛

片頭痛や発作性片側頭痛など、神経血管性の頭痛に関連して生じる歯の痛みのことです。 中でも群発頭痛は「人間が経験する最悪の痛み」などと表現され、激烈な歯痛や顔面痛を呈するとされています。

上顎洞性歯痛

頬骨の奥に位置する上顎洞の粘膜が腫れ、膿や鼻水が溜まっている状態を上顎洞炎と呼びます。 上顎洞には奥歯の神経が通っており、それが粘膜の腫れなどで圧迫されることにより、奥歯だけに強い痛みを訴えます。

上顎洞歯痛

心臓性歯痛

狭心症や心筋梗塞など、虚血性心疾患の発作に伴って歯の痛みが生じることがあります。 その際、胸や顔面の痛みと同時に生じるのが一般的ですが、中には歯痛のみというケースもあり、いずれも圧迫痛や灼熱痛が数分〜20分程度続きます。

気圧性歯痛

歯の中心部には、歯髄腔という神経を収めた空間があり、普段は内部と外の気圧が同じになるように保たれています。しかし、台風などによって急激に外の気圧が下がると、その変化に対応できずに内部に圧がかかり歯痛が起こります。

飛行機に乗った際も同様の症状が起こり、「航空性歯痛」と呼ばれています。

気圧性歯痛

精神疾患または心理社会的要因による歯痛

ストレスや疲労よって免疫が落ちたりすることで、痛みを伝える神経系統のバランスが崩れ、血液中のホルモン量が変化するなど、さまざまな原因で歯が痛むことがあります。

歯の痛みの原因を見分けるには

このように、歯の痛みの原因には様々なものがありますが、最初に歯科医の診察を受けることが大切になってきます。歯の痛みについての鑑別(見分け)についてのフローチャート(下図)もぜひご参考になさってください。

歯の痛みに関する鑑別(見分け)フローチャート

それでは虫歯以外の歯の痛みのうち代表的なものについて、もう少し詳しく解説しましょう。

歯周病

歯周病は、歯やその周りの組織に影響を及ぼすお口の中の疾患の一つです。歯周病は、歯肉炎と歯周炎の2つに大まかに分けられます。

1. 歯肉炎

・歯肉炎は歯肉(歯ぐき)の炎症を指します。

・主な症状には歯ぐきの腫れ、出血、赤み、口臭などがあります。

・歯垢(歯の表面に形成される細菌の膜。プラークとも言います。)の蓄積によって引き起こされます。

・歯垢を適切に除去し、お口の中の衛生状態を改善することで進行を防ぐことができます。

2.歯周炎

・歯周炎は歯肉炎が進行し、歯周組織(歯槽骨や歯根膜)にまで及ぶ疾患です。

・歯周炎の症状には歯ぐきの後退、歯周ポケットの形成、歯のぐらつき、歯の脱落などが含まれます。

・歯周炎は進行性の疾患なので、放置すると歯を失う可能性があります。

歯肉炎から歯周炎への進行

歯周病の原因は、主に口腔内の細菌による感染です。歯垢(プラーク)が歯の周りの組織に蓄積し、細菌の繁殖を促進し、炎症を引き起こします。歯周病の進行を防ぐために、以下の予防策が重要です。

  • 定期的な歯科検診と歯のクリーニング
  • 歯みがきとフロスの適切な使用
  • 健康的な食事を心がける
  • できるだけタバコを控える、もしくは禁煙
  • ストレスの管理

歯周病は放置すると全身の健康にも悪影響を及ぼすことがあるので、決して軽視しないことが重要です。早期診断と治療のためにも、歯科医による診察やアドバイスを受けることをお勧めします。

知覚過敏

知覚過敏は、冷たさ(冷たい食べ物・飲み物や冷たい空気など)、熱さ(熱い食べ物・飲み物や湯気など熱い空気)、甘さ、酸味などの刺激に対して過敏に反応してしまう、歯の表面の知覚異常です。知覚過敏は一般的な歯の問題であり、以下は主な原因と予防および治療法です。

主な原因
  • 歯エナメルの薄化: 歯のエナメル質が薄くなると、神経に対する刺激が直接伝わりやすくなります。
  • 歯肉の後退: 歯肉の後退によって歯の神経部分が露出し、刺激に対する感受性(外部からの刺激に対する感度)が高まります。
  • 歯垢や歯石の蓄積: 歯垢や歯石の蓄積が歯の表面を侵すことで感受性が増します。
  • むし歯や歯周病: 歯の健康問題が知覚過敏の原因となることがあります。
治療法および予防策
  • 特別な歯磨き粉: 歯医者から勧められた特別な歯磨き粉を使用すると、エナメル質を強化し、感受性を軽減できます。
  • 歯科治療: 歯医者が歯のエナメル質を強化するための処置を行うことがあります。
  • 歯のクリーニング: 歯垢や歯石の除去により感受性を軽減できます。
  • 歯肉の治療: 歯肉の健康を維持することが大切です。歯周病などの問題があれば適切な治療を受ける必要があります。
  • 知覚過敏の仕組み

知覚過敏は一般的に軽度から中程度の症状であり、適切なケアと治療によって改善できます。患者さまの感受性もさまざまですので、ぜひ歯科医に相談し、適切な治療法を見つけ、また口腔内の健康維持に努めてください。

親知らず

親知らずは、一般的に第三大臼歯(第三奥歯)とも呼ばれ、口腔内にある四つの大臼歯のうちの最後に生える歯のことで、他の大臼歯と同じく通常成人になる前後ぐらいに、上下/左右それぞれ1本ずつ計4本生えることがあります。

親知らずが生えないこともある?

実は、なかには親知らずがまったく生えない人もおり、その割合は正確な統計データはないものの、4人に1人程度と言われています。

親知らずはそのままにしたらいけないの?

一般的に親知らずは正常に生えないことが多く、親知らずが問題なく生える人の割合は3割に満たないとも言われています。以下は、そんな親知らずの問題点と処置についてです。

親知らずの生える場所

  • 生える場所: お口の中のスペースは有限で、親知らずが他の歯や歯ぐきの下に埋まってしまうことがあります。
  • 生える方向: 親知らずが他の歯に向かって成長したり、斜めに生えたりすることがあります。これは、親知らずの周辺組織に対する圧力や歯ぎしりなどの習慣によって引き起こされることもあります。
  • 感染: 親知らずが歯肉の下に埋まっている場合、食べかすや細菌が歯の周りに蓄積し、感染症を引き起こす可能性があります。
  • 痛みや不快感: 親知らずの成長や生えてる場所、生え方によっては、痛みや不快感をおぼえることがあります。
  • 抜歯の必要性: 上記のような問題が生じている場合、抜歯することがあります。抜歯が必要な場合、歯科医は患者の具体的な状況を評価し、適切な治療計画を立てます。抜歯は外科的な手術で行われ、適切な麻酔の下で行われます。
  • 親知らず生え方

不適切な生え方をしている親知らずは、他の歯や口腔組織に悪影響を及ぼす可能性があるため、歯科医のアドバイスを受けることが重要です。

ストレス

ストレスと一口に言っても様々です。歯ぎしり、筋肉の緊張、免疫力の低下、食生活の変化、肩こりなど、お口の健康に関連するストレスと、そのストレスが引き起こす歯痛を挙げていきます。

歯ぎしり

ストレスは歯ぎしりや食いしばりを引き起こすことがあります。これらの習慣は歯に圧力をかけ、歯の摩耗や歯肉の問題を引き起こす原因となります。

筋肉の緊張

ストレスは顔の筋肉の緊張を増加させ、顎関節症などの症状を引き起こすことがあります。顎が痛くなったり、顎が自由に動かせなくなったりします。この痛みが前述の関連痛(痛みを感じる部位と、実際の痛みの原因が異なる場所にある場合に発生する痛みのこと)として歯の周辺の痛みにつながることがあります。

免疫力の低下

長期にわたるストレスは免疫機能に悪影響を与えることがあります。免疫機能とは、体が病原体や異物に対抗するために働く防御メカニズムのことです。免疫力が低下すると、これら防御メカニズムが正常に働かなくなり、結果、細菌による歯周病の進行や口内炎などのお口の中の健康問題に大きく影響してしまいます。

食習慣の変化

ストレスが原因で、いつも以上に甘い食べ物や硬い食べ物が食べたくなったりすることがあるため、虫歯や歯の周辺環境にとってのリスクが高まります。

肩こり

肩こりによる全身的な筋肉の緊張は、特に肩に近い顔や口腔周辺の筋肉に影響を及ぼす可能性があります。このような筋肉の過度な緊張は、咬筋(かむ筋)などにも影響を与え、歯に不要な圧力がかかるなどして歯痛を引き起こすことがあります。また肩こりの痛みが関連痛として歯痛につながることもあります。

夜、歯が痛くなる

夜間の歯痛

人には自分が意識的に制御できない機能を調整するための神経(自律神経)があります。この自律神経には、交感神経と副交感神経の2つがあり、ざっくり言うなら交感神経は興奮状態やストレスにさらされている時に優位に、副交感神経はリラックス状態や休息時に優位になることで知られています。

副交感神経が優位になるとどうなるの?

夜間、とくに就寝時などは一般的に副交感神経が優位になるのですが、そうすると体は心拍がゆっくりになったり、血管が膨張し血の流れが円滑になったりします。ところがこの血管の膨張が神経を圧迫し、痛みを引き起こすことがあるのです。例えば、偏頭痛のような血管性の頭痛は、頭部の血管の拡張に伴う痛みです。夜間の歯痛もこれと同じ原理ですが、とりわけ就寝時には横になることで頭に血流も集まりやすくなるので、それが歯痛の原因となってしまうことがあるのです。

1日の自律神経のリズム

まとめ

なんだか歯が痛い……そんな時のご参考になりましたでしょうか。いずれにしても歯痛の原因はさまざまですので、少しでも不安に思われたら、迷わず大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科までお越しください。適切な判断の後、しかるべき治療もしくはアドバイスをさせていただきます。

歯にまつわることならどんなことでもご質問にお答えしたい。そんな思いで書いているこのブログが、患者さまの不安払拭の一助になれたなら幸いです。

こどもの歯の健康ケア

2023年11月15日
子どもの歯の健康ケアって?

こんにちは!大阪府八尾市で60年間、地域に根付いた歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯の健康に関することや、歯にまつわる体のお悩みなどは、歯科医師やスタッフにとっては常識的なことでも、患者さまにとっては疑問や不安に思われることなのだ、とあらためて気づかされることがよくあります。診療中には、できるだけ多くの質問に詳しくお答えできればいいのですが、実際には個々の患者に詳細に説明する時間が限られていることが多いのが実情です。

そこで、普段の診療中によく聞かれる質問に対して、当院のブログで詳しく解説していく「歯に関するご質問に全力回答!」ブログをスタートしました。

このブログを通じて、歯医者に対して患者さまが日頃抱えている疑問や不安を解消していただければ、それは私たちの大きな喜びにもつながります。

どんな些細な疑問や質問でも、お気軽にお寄せください! 私たちは患者さまの健康と幸福を支えるためにここにいます。どうぞよろしくお願いいたします。

 こどもの歯の健康ケアって?のご質問に全力回答!

ひとくちに「子どもの歯の健康」といっても、子どもの年齢もさまざまだし、何をどうすればいいのか分からない… 今回はそんな不安解消のために、子どもの歯の健康について、歯医者として詳しく解説していきたいと思います。

 こどもは虫歯になりやすい?

そもそも虫歯のできやすさに大人と子どもで違いがあるの? 答えはYES。子どもの歯は、大人に比べて歯の成熟度が低く、見たり触ったりしても分かりませんが、実は歯の表面のエナメル質に比較的多くの空洞があり、薄くて柔らかいのです。そのせいで特段、酸や甘いものに弱く、結論として子供の歯は大人の歯よりも虫歯にかかりやすいと言えます。

また、きちんと歯磨きができていない、間食をよくするなど、子どもならではの生活習慣も虫歯の原因です。

歯の構造

こどもの虫歯は減っている?

最近、フッ化物やフッ化物入り歯磨き粉(剤)を使う方が増えて、子供の虫歯の発生率が30年前の5分の1にまで減少しています。実際、日本の子供の2人に1人は虫歯の経験がないという調査結果も出ています。

こどもの虫歯の原因は?

子どもの虫歯が減っているとはいえ、子どもが虫歯にならないわけではありません。

子どもの虫歯の原因としては、主に以下のようなものがあげられます。

不十分な歯磨き

子どものうちは正しく歯磨きをするのはたいへんです。歯ブラシが大嫌いというお子さまもいらっしゃるでしょう。お子さまの歯磨きを根気強く大人がチェックすることが虫歯予防には大切です。

不十分な歯磨き

糖分の過剰摂取

砂糖を多く含む食品や飲み物を過度に摂取することも、虫歯になりやすい大きな要因です。砂糖を栄養とする細菌が酸を生成し、その酸が歯に悪影響を与えます。

糖分の摂取やダラダラ食べ

おやつの「ダラダラ食べ」

決められた時間に甘いものを食べるのではなく、いつも何かを食べている「ダラダラ食べ」。これは口の中に食べ物のない時間が少なくなるということで、歯によくありません。

虫歯菌の感染

生まれたばかりの赤ちゃんの口の中に虫歯菌(代表的なものとしてはミュータンス菌)はいません。虫歯菌に感染してしまうことで虫歯になります。

歯並びが安定していない

乳歯と永久歯の両方が生えていたり、生えかけの歯があったりなど、汚れの溜まりやすい状況になりやすく、虫歯のリスクも高まります。

では子どもの虫歯についての疑問点も踏まえて、もう少し詳しく説明しましょう。

虫歯菌が感染するって本当?

本当です。よく知られていることですが、虫歯菌はご家族(親・祖父母)から感染すると言われています。母乳やミルク期が終わり離乳食になると、大人が自分のスプーンや箸で食べ物を取り分けたり、食べさせたりします。また温かい物に息を吹きかけて冷ますこともあるでしょうし、至近距離でのおしゃべりやスキンシップでも唾液が飛び、その唾液を介して感染してしまうことが多いのです。

特に奥の乳歯が生えてくる頃は、食べるものも増えてきて、感染しやすい要注意時期と言われています。

唾液の飛散やおしゃべりも!?

乳歯と永久歯について意外と知らないこと

永久歯の生える時期と順番

そもそもどうして最初から永久歯が生えないのでしょうか。それは、子どもの顎の大きさに理由があります。小さな顎に、大人と同じ大きさや本数の歯は収まりきらないからです。大人の歯が28本なのに対して、乳歯は全部で20本。乳歯は、生えることで永久歯の生えるスペースを確保し、顎を発達させたり、言葉を発すること(発音)の助けになったりと、非常に重要な役目を担っているのです。

乳歯なら虫歯になっても大丈夫?

どうせ抜けてしまうのだから虫歯になっても大丈夫だろうというのは大きな間違いです。歯は外側から「エナメル質」、その下に「象牙質」、そして一番内側に「歯髄(しずい)」、という3つの層からできています。「歯髄」には血管と神経が通っているのですが、虫歯にかかった乳歯をそのままにしておくと、虫歯菌が歯髄にまで到達してしまいます。そうなると、乳歯の下で待機している永久歯にまで影響が及びます。つまり、せっかくの永久歯が「虫歯菌を持った永久歯」として生えてきてしまうのです。いつ虫歯になってもおかしくありません。

また、永久歯の生え方をサポートする役割の乳歯が虫歯で早々に失われてしまうと、永久歯がまっすぐ生えてこられないなど、将来の歯並びに影響することも考えられます。

乳歯から永久歯への感染

子どもの歯は虫歯になったら進行が早いのですか?

前述の通り、永久歯に比べてエナメル質に細かな空洞も多く、薄くて柔らかい乳歯は虫歯の進行が早いです。また、小さなお子さまは違和感や痛みをうまく伝えることができなくて、いつの間にか進行していたといったケースもあるのです。

乳歯が虫歯になったらどうすればいいの?

永久歯の健康を守るためにも、早期発見・早期治療が大切です。乳歯の歯科治療には、おおむね以下のような治療を施します。

シーラント法

乳歯の溝や凹みにフッ素樹脂を詰めて、虫歯菌の侵入を防ぐ方法です。

フッ素塗布

フッ素を歯に塗布して、歯質を強化する方法です。

歯科医によるフッ素塗布

充填(レジン充填)

虫歯を削った部分にレジンというプラスチックを詰める方法です。

レジン充てん

根管治療

虫歯が神経まで進行してしまった場合に、神経を抜いて根管を充填する方法です。

抜歯

虫歯が進行して歯を残すことができなくなった場合に、歯を抜く方法です。

いずれもケースバイケースです。嫌がるお子さまに無理やり治療を施すと、歯科恐怖症などお子さまの将来に悪影響を及ぼすこともあります。お子さまが治療を受けやすい環境を整え、お子さまの大事な永久歯のために最善の治療を施すためにも、歯科医師とよくご相談ください。

一生虫歯にならないようにできるの?

口の中に虫歯菌が存在しなければ、虫歯になるリスクはほぼゼロです。 そして、口の中に虫歯菌が住み着く可能性は、2歳半〜3歳までに決まると言われています。 そのため、3歳までに虫歯菌の感染を予防できれば、一生虫歯にならないか、虫歯になりにくい口腔内環境を築くことができると言えます。

子どもの歯の健康を守るには?

ここまで、子どもの歯と虫歯の関係について基本的な問題点を知ってもらいました。ここからはさらに踏み込んで、子どもが虫歯にならないようにするには何をすれば良いのか、子どもの歯の健康のためにどうすればいいのかを具体的に解説していきます。

食べ物のおはなし

子どもの歯と食べ物の関係は非常に重要で、正しい食習慣は歯の健康のみならず体の健康にも大きな影響を与えます。まず、おいしくと感じることで食欲がわき、子どもの体づくりにつながります。「咀(そ)しゃく(=噛むこと)」「歩行(=歩くこと)」「呼吸(=)息をすること」は生きるために絶対不可欠な運動であると証明されています。

よく噛むということのメリット

よく噛んで食べることにはメリットがたくさんあります。

  • 消化を助け、胃腸への負担を減らすことができます。
  • 食べ物本来の味がよくわかるので、味覚が発達します。
  • 脳の神経を刺激するため、脳細胞の働きが活発になり、脳の発達につながります。
  • 脳の神経が刺激されるとホルモンの分泌もさかんになり、運動神経の発達も期待できます。
  • 口の周りの筋肉を使うので、きれいな発音の助けになります。
  • よく噛んで食べる

よく噛んでたべましょう!

虫歯予防にはバランスの良い食事が大切

大切な栄養素としてカルシウムが有名ですが、カルシウムだけで強い歯はできません。もちろん、永久歯を作る時期にカルシウムが不足すると、強い永久歯は生えてきませんが、良質なタンパク質などをバランスよく摂取することがとても大切です。以下は、歯に良いとされる栄養素です。

カルシウム

カルシウムを多く含む食材

歯のエナメル質や象牙質の主要な構成要素です。カルシウムが不足すると歯が脆くなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。牛乳、チーズ、ヨーグルト、大豆などの乳製品に多く含まれています。

ミネラル

ミネラル(亜鉛、マグネシウムなど)は歯の硬度を維持し、歯の石灰化のための材料になります。これらのミネラルは様々な食品に含まれています。

たんぱく質

歯の再生と修復に重要で、歯の有機物質のほとんどがたんぱく質でできています。肉、魚、乳製品、豆腐、卵などが良いたんぱく質の源です。

りん

歯や骨の形成に必要な栄養素で、カルシウムとのバランスが重要です。カルシウムとりんのバランスが取れた食事が、歯の健康をサポートします。肉、魚、卵、乳製品などに含まれています。

ビタミンA

歯のエナメル質の健康を維持するのに役立ちます。ビタミンAはにんじん、かぼちゃ、スイートポテトなどの植物性食品や、レバーや魚などの動物性食品に多く含まれています。

ビタミンC

歯の象牙質の生成に必要な栄養素です。歯と歯ぐきの健康をサポートし、唾液の分泌を促すことで虫歯のリスクを減らしたりもします。柑橘類、いちご、ブロッコリー、パプリカなどの食品に多く含まれています。

ビタミンD

カルシウムの吸収を助け、腸で吸収したミネラルを歯や骨に送る役目もします。ビタミンDは日光や魚、卵、乳製品などに含まれています。

丈夫な歯のためにはバランスの良い食事を心がけ、「偏食ゼロ」を目指しましょう。

歯の健康には食べるおやつにも注意

歯によくないおやつ

アメなど甘みが口の中にとどまるものや、キャラメルなどの歯にくっつきやすいむもの、チョコレートやグミ、クッキーなど奥歯や歯のすき間に残りやすいものは注意が必要です。

歯に悪くはないおやつ

アイスクリーム、ゼリーやプリン、ケーキなどは長時間口にとどまりにくいので、意外と歯にやさしいおやつです。

歯にいいおやつ

せんべいやポテトチップなど甘くないおやつは総じて歯にやさしいおやつです。煮干し、果物、ナッツ類、チーズなども歯にいい栄養素(カルシウムやフッ素)を含んだおやつです。

上の子と下の子のおやつは同じじゃない!

1歳6カ月〜3歳ごろの子には自然の甘みを中心としたおやつを、4〜6歳ごろの子のおやつには上記にもある甘さ控えめの「歯にいいおやつ」を選びましょう。

 

おやつの「だらだら食べ」はなぜ悪い?

口の中に食べ物のない時間というのは、実は唾液が歯の再石灰化(虫歯を修復すること)を促進する大事な時間でもあるのです。つまり、だらだらと食べ続け、口の中にいつも食べ物や食べ物の残り滓がある状態は、歯のための大切な時間がとれないということです。

同じ糖分量を摂取したとしても、一度に摂取するよりも、だらだら接種するほうが虫歯になりやすいのはそういう理由です。

歯の健康には飲み物にも注意

子どもはお茶や水よりも甘い飲み物を欲しがりがちですが、飲み物もおやつです。栄養もとれて体によさそうな野菜ジュースにも糖分やクエン酸などの酸も含まれているので、飲んだあとのケアは必要です。

定期検診のおはなし

乳歯の生え始める生後6〜8カ月頃からは特に虫歯になりやすい時期に突入するので、この時期が歯医者さんデビューの目安となります。また、定期検診は1歳半検診の後に開始するといいでしょう。検診は3〜4カ月に1回の受診が理想的ですが、最低でも半年に1回の受診をおすすめします。

定期検診

定期検診ではどんなことをするの?

  1. 歯科医がお子さまの口の中をチェックし、歯の汚れや虫歯の有無、歯はどんなふうに生えてきているのか、永久歯が生えるためのスペースや歯の形、舌や粘膜の状態はどうかなど口の中のあらゆることを細かく調べます。
  2. 汚れを落とし、虫歯予防のために歯にフッ素の塗布を行ったりもします。
  3. お子さまの生活習慣についてたずね、歯磨きや間食についてのアドバイスをしたり、お子さまの指しゃぶりなどの気になるくせや歯並びについての相談などにも応じます。

では、ここで気になったワードについても説明します。

フッ素のおはなし

歯の定期検診でフッ素を塗るのはなぜでしょう。それは、乳歯や生えたばかりの永久歯は、育ちきった永久歯よりも効率よくフッ素を吸収し、歯質を強化することができるため、虫歯予防に非常に効果的な手段だからです。

また、ご家庭で使用する子ども用の歯磨き剤もフッ素入りが有効ですが、フッ素濃度には推奨基準があり、歯の生え始め〜2歳までは1000ppm(米粒大)、5歳までは同じく1000ppm(グリーンピース大)、6歳以上は1,400〜1,500ppm(2cm程度)となっています。年齢にあった歯磨き剤を使用しましょう。

キシリトールのおはなし

フッ素と並んでよく聞くキシリトールとは、甘みの成分でありながら虫歯の原因にならず、そればかりか虫歯の発生や進行を防いでくれる有用な物質です。歯磨きができない時などはうがいとキシリトール(ガムや、ガムが噛めない年齢のお子さまならタブレット)で対応できます。特に歯科医で販売しているものはキシリトール100%ですので、虫歯予防効果が高くおすすめです。甘いものを食べた後にはキシリトールをぜひ。

歯並びのおはなし

歯並びも健康に多大な影響があります。すみずみまで歯磨きが行き届きにくく、虫歯や歯周病になりやすいのはもちろん、舌の動きが悪くなると発音にも影響しますし、噛み合わせが悪ければ胃腸にも悪影響を及ぼし、ひいては体の健康に関わります。

子どもの歯並びは自然に治るの?

乳歯の時期にある歯の隙間は、永久歯がきれいに生えるために必要な場合もあり、問題ないと言えます。また乳歯が斜めに生えるのもよくあることで、成長にともない改善される場合があります。けれども、永久歯が生え始める6歳頃からは顎の骨の成長度合いは80%になり、この時期に歯並びもほぼ決まってしまいます。お子さまの歯並びは、歯や顎の大きさ、遺伝、指しゃぶりなどの生活習慣や癖などに影響を受けると言われています。

歯並びは自然に治りますか?

歯列矯正はしたほうがいいの?

子どものうちに矯正をする最大のメリットは、成長発育を利用できるということです。大人になってからの矯正では、例えば外科手術が必要な場合もありますが、子どもは顎の骨が発育途中なので、骨格そのものの改善を試みることができるのです。

上下の顎のバランスを整え、虫歯や歯周病のリスクを減らし、口に悪影響のある生活習慣や癖を改善する、などお子さまの将来のためになることも多い反面、お子さまが乗り気じゃない、期間が長いなどのデメリットもありますので、ぜひ歯科医にご相談いただき、納得のいく答えを見つけてください。

子どもの歯列矯正は必要?

子どもの歯列矯正のタイミングは?

個人差はありますが、永久歯が生え始める6歳頃から始め、顎の成長がとまる12歳頃までに終了させるのがよいとされています。

シーラントって何ですか?

フッ素塗布と共に、よく行われている虫歯予防のひとつです。奥歯の溝は食べかすなどが溜まりやすく、また歯ブラシも届きにくく虫歯のできやすいゾーンです。この奥歯の複雑な溝をレジンなどのプラスチック樹脂で埋めてしまうのがシーラントです。この素材にはフッ素も含まれているので、歯質強化にも役立ちます。虫歯予防の強い味方ではありますが、定期的にやり直しが必要だったりもするので、歯科医とよくご相談ください。

シーラントって何?

正しい歯磨きのおはなし

歯磨きはもっとも大切なケアのひとつです。子どもの歯磨きはたいへんですが、将来の健康のためにも、しっかりサポートしましょう。歯が生えそろう3歳ぐらいまでにはじぶん磨き(自分で歯磨き)デビューさせ、しっかり仕上げ磨きもしてあげてください。

乳幼児の歯磨き方法

まずは触られることに慣れてもらいましょう。 歯が生えてきたらお手入れスタートです。

湿らせたガーゼなどで歯や歯肉をやさしくぬぐい、やわらかい歯ブラシでケア。1日1回寝る前にきちんと磨いてあげるといいでしょう。

乳幼児の歯磨き

混合歯列期(生え変わり時期)の歯磨き方法

乳歯と永久歯の混じった混合歯列期は、歯の大きさもまちまちで段差も多く、とても磨きにくいです。さらに、乳歯も生えたての永久歯も柔らかくて弱いので、磨き残しのないようしっかり磨きましょう。フッ素もぜひ取り入れてください。

抜けかけの乳歯がある時の歯磨き方法は?

グラグラして気になる乳歯も、他の歯と同じように磨いて大丈夫ですが、気になるようであれば、歯ブラシを持っていないほうの手の指でそっと支えながら磨きましょう。

乳歯が抜けたあとの歯磨き方法は?

出血した場合は清潔なガーゼやティッシュなどで軽く圧迫して止血します。抜けた後の空間はうがいをして細菌を減らしましょう。歯磨きはやさしく行い、特に両隣の歯は汚れやすいので、しっかり歯ブラシを入れて磨くようにします。

大人による仕上げ磨きはいつまで?

仕上げ磨きはお子さまが小さいうちは座った状態で仰向けにして、大きくなったら立った姿勢で後ろからお腹などでお子さまの頭を固定して行うといいですが、だいたい10〜12歳ぐらいまで仕上げ磨きしてあげるのがおすすめです。

仕上げ磨き

歯磨きは1日に何回もするほうがいいの?

実は歯にたまった汚れで虫歯菌が増殖して酸を出し、歯に悪さをするようになるのには時間がかかります。そのため、1日に何回も歯磨きするよりも、1日1回しっかり歯磨きすることのほうが効果があると言われています。特に寝ている間は唾液の分泌が減ってしまうので、寝る前の歯磨きは大切です。

子どもの歯磨きに良いアイテムは?

子どもの年齢にあった歯ブラシを選ぶようにしますが、いずれにしても握りやすく、小さめのヘッドで歯の奥まで届くものがいいでしょう。危ないので、くわえたまま歩き回ったりしないように注意してください。また、フロスも活用すると効果的です。ホルダー付きのものなら子どもも使いやすいでしょう。

 

まとめ

いかがでしたか? 子どものお口の健康は子どもの将来の生活に直結します。分からないこと、不安なことがある場合は、いつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

もりかわ歯科は「ママとこどものはいしゃさん」認定医院です。
どうぞ親子で安心して通ってください。
ママとこどものはいしゃさんロゴ

正しい歯磨きと食事習慣、わたしたち歯科医のサポートによって子どもの歯を健康に保ち、将来の歯の問題を予防しましょう。28本(親知らずは除く)、すべて使っていけるようにしてあげたいですね。

歯医者って何歳から??

2023年9月1日

歯医者って何歳から??

こんにちは。

大阪府八尾市志紀にある歯医者 医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

今回は、「歯医者って何歳から?」です。

よく「何歳から歯医者にいくべきでしょうか?」という質問がきます。

答えは「1歳半ごろからです」

ただ、なぜ1歳半ごろから通う必要があるのか理由を知っておくべきだと思います。

歯医者にこどもの時から通うことで色々なメリットがあります。

ここ最近では虫歯の数も減ってきています。

昔、歯医者は『痛くなったら』、『虫歯になったら』という問題が起きてから行くというのが当たり前でした。

今は、『虫歯になる前に』、『歯が痛くなる前に』という予防がメインになってきました。

問題から予防に変えることでお口の中の健康を守れる様になってきました。

要は『予防』が鍵になります。そのためにはこどもの時から歯医者に行く習慣『あたりまえ』が大切になってきます。

このブログではこどもの時の予防がいかに大切なのかをお伝えさせて頂きます。

こどもが歯医者にいつからいっていいのか悩まれているママは必見です。

 

なぜ、1歳半ごろから歯医者に行く必要があるのか?

なぜ、1歳半ごろから歯医者に行く必要があるの?

先ほど「何歳から歯医者にいくべきでしょうか?」という質問に対して『1歳半』とお答えさせて頂きました。

では、どうして早く歯医者に行く必要があるのでしょうか?

理由としては3つ挙げられます

1、虫歯予防

2、正しい顎の成長

3、お口の正しい機能獲得

です。

それぞれ詳しく説明させて頂きます。

1、虫歯予防

1、虫歯予防

虫歯予防として思い描くのは歯の磨き方だと思います。勿論、歯の磨き方を正しくする事は大切です。

ただ、それだけではなく間食が多いなど『生活習慣』の見直しや歯の強化目的とした『フッ素』などが大切になってきます。

1歳半から『歯の磨き方』、『生活習慣』、『歯の強化』を続けていけば虫歯のリスクはグッと下がります。

虫歯になり歯が痛くなってから歯医者にいったら『治療された』というイメージになり怖いイメージが付きます。

一方、予防で通う場合『治療してもらった』といういいイメージになり歯医者に通うことにいいイメージが付き、楽しく歯医者に通えるようになってくると思います。

2、正しい顎の成長

2、正しい顎の成長

こどもの成長は今その瞬間しかありません。逃してしまうと取り戻すことができません。

上顎は10歳で80%成長が終わってしまいます。

まだ10歳ではなく、“もう10歳”という認識に変えて下さい。

その瞬間を逃さないためには現状の歯並びが正しく成長できているのかを知ることが大切になります。

例えば、3歳で乳歯が萌え揃います。

その時に、乳歯と乳歯の間に隙間が出来ていることが必要です。

『発育空隙』『霊長空隙』といって成長のためのスペースです。

もし、ここにスペースがなくキチキチに萌えていたら将来は歯並びが悪くなってしまいます。

仮に1歳半から歯医者に通っていたとしたら、顎の成長が正しいのかなどを歯科医師がしっかりチェックして正しい成長を促すことができます。

3、お口の正しい機能獲得

3、お口の正しい機能獲得

今のこどもを見ていると口がよく開いています。これは本当に危険です。

色々原因はあります。

鼻が詰まり、口呼吸になり、舌の位置が悪くなり、姿勢が悪くなるといったように一つの要因から様々な問題が起こってしまいます。

小さい頃からお口の正しい機能獲得をしっかりしておくと将来良い結果に繋がります。

小さな事をコツコツやっていくことで素晴らしい成長を促せます。

実際、歯医者でなにするの?

実際、歯医者でなにするの?

歯医者でなにをするのかをお話します。

時間は30分程です。勿論、保険適応なのでご安心ください。

メニューとしては

1、虫歯チェック 2,フッ素による歯の強化 3、磨き方の指導 4,お口の体操となります。

勿論、人によってメニューは変わりますが30分の中でこれだけのことをしていきます。

 

勿論、兄弟、姉妹も一緒に診ることができるのでご安心ください。

歯の検診をしていく中で歯並びに問題や顎の成長に問題ある場合には、当院は矯正の先生もいますので無料相談を受けてもらうことも可能です。

いかがだったでしょうか?

今回は、「歯医者って何歳から?」でした。

歯医者には歯が痛くて困っている方がまだいっぱいおられます。

ただ、こどもの時に歯医者さんに行く習慣があれば事前に防ぐことができます。

『痛い』、『怖い』というイメージがついてしまう前に歯医者さんにいきましょう。

しっかり通うことで習慣『あたりまえ』という認識に変わってきます。

是非、こどもから歯医者に通い予防をしましょう。

もりかわ歯科志紀診療所はお口の中だけではなく全身のアドバイスも行っております。

当院は「ママとこどもの歯医者さん」認定医です。

ママと子供の歯医者さんロゴ

 

こどもの歯並びの変化を追ってみた

2023年8月26日
こどもの歯並びの変化を追ってみた
こんにちは。
大阪府八尾市志紀にある歯医者 医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。
今回は、「こどもの歯並びの変化を追ってみた」です。
この記事では、1人の患者さんが3カ月の矯正治療でどのように変化したのかを詳しく説明していきます。
当院では、小児矯正に使用する装置として『インビザラインファースト』という小児用のマウスピースを使用しています。
『インビザラインファースト』でどのように歯並びが変化するのかご紹介させて頂きます。
子供の歯並びが気になるママに必見です。是非、最後までご覧ください。

インビザラインファーストとは?

インビザラインファーストとは

インビザラインファーストは、透明なマウスピースを使用した歯列矯正の新たなアプローチです。従来のブラケット矯正とは異なり、透明なアライナーを使うことで、目立たず快適な治療が可能です。この手法は、歯の不正咬合を軽度から中等度のケースに適用することができます。

インビザラインファーストの特徴は?

1、目立たない透明なアライナー(マウスピース)

インビザラインファーストでは、透明なアライナー(マウスピース)を使用するため、治療中でも目立ちにくく、自然な笑顔を保つことができます。

2、短期間での治療

インビザラインファーストは、軽度から中等度の歯の不正咬合に対して特化しており、従来の矯正治療よりも短期間で結果を得ることができる場合があります。

3、快適な装着感:

アライナーは滑らかで柔軟な素材で作られており、口腔内に違和感を与えず、快適に装着できる特徴があります。

4、取り外し可能

インビザラインファーストのアライナーは取り外し可能であるため、食事や歯磨きの際に外すことができ、日常生活の利便性を高めることができます。

インビザラインファースト症例

インビザラインファースト矯正前(初診時)

インビザラインファースト矯正前(初診時)
2022年12月に歯並びが気になると来院されました。9歳の女の子です。
上顎は狭く小さい状態でした。スペースが小さく歯並びが悪い状態でした。
話を聞いていると、アレルギーがあり鼻が詰まり口呼吸になっていました。
口呼吸によって脳の機能が抑制され、上顎の成長不足になってしまった事が原因だと考えられます。
また、下顎は前歯の歯並びも悪く重なっている状態でした。
口呼吸によって舌の位置が悪くなり歯並びが悪くなっていると考えられます。
歯並びが悪くなった原因を考えると『口呼吸』です。
原因は小さい事かもしれませんが、歯並びに大きく影響を与えてしまいます。

今回の治療計画としては

1、インビザラインファーストで顎を広げて、歯並びを綺麗にする。
2、歯並びの原因である口呼吸を改善し、口腔機能をトレーニングする。

インビザラインファースト矯正1カ月後

インビザラインファースト矯正1カ月後
インビザラインファースト矯正1カ月後です。
上顎も下顎も少し拡大されて広がってきました。
唇の筋肉によって内側に押し込められていた前歯が少し広がり歯並びが改善されてきました。

患者さんのお母さまから

『痛みはなく目立たないから続けられています。1ヶ月でこんな変化するなんてビックリです。』とのことでした。
9歳の子供でも矯正が続けられるのは『痛みが少なく』、『目立たない』が鍵ではないかと思います。

インビザラインファースト矯正2カ月後

インビザラインファースト矯正2カ月後
インビザラインファースト矯正2ヶ月後です。
2ヶ月でここまで変化します。
下の歯並びは特に、重なっていたのが綺麗になってきました。
あと、一踏ん張りです。
患者さん自身もお母さまも一丸になってインビザライン矯正に取り組んで頑張ってくれています。

インビザラインファースト矯正3カ月後

インビザラインファースト矯正3カ月後

インビザラインファースト矯正3カ月後です。
3カ月で歯並びがここまで綺麗になりました。

インビザラインファースト矯正前と矯正3ヶ月後の比較

インビザラインファースト矯正前と矯正3ヶ月後の比較

あと少し、顎を広げてスペースを広げたら終わります。
インビザラインファーストは顎を広げながら歯並びを整えることが出来るのでこんなに短期間で成果を得る事が出来ます。
是非、お子さまの歯並びで悩まれているママはご相談ください。

いかがだったでしょうか?

小児矯正の目的は顎を広げる事で脳の成長を促すことが一番の目的です。
成長はその瞬間しかありません。
少しでも成長に不安を感じる場合はすぐにご相談ください。
時間は戻らないので是非、その瞬間を逃さないで下さい。
当院は、全国でも1%も獲得する事が出来ないダイヤモンドプロバイダーですので安心してご相談ください。
ダイヤモンドプロバイダーの森川康司

こどもの顎の成長を考え、健やかな未来を築く方法

2023年8月11日

こどもの顎の成長を考え、健やかな未来を築く方法

こんにちは。
大阪府八尾市志紀にある歯医者 医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。
今回は、「こどもの顎の成長を考え、健やかな未来を築く方法」です。
こどもの成長は、体のあらゆる部分が急速に変化する大切な時期です。特に顎の成長は、大人になった時に歯並びや噛み合わせに大きな影響を与える重要な要素です。
このコラムでは、こどもの顎の成長についての重要性と注意すべきポイントについて探求してみましょう。

顎の成長の重要性

顎の成長の重要性

こどもの顎の成長は、身体と心の健康に直結する重要な要素です。正常な顎の成長は、以下のような点で大きな意味を持ちます

1. 歯並びと噛み合わせの形成

顎の成長は、将来の歯並びと噛み合わせに大きな影響を与えます。適切な顎の成長がなされることで、歯が正しく並び、噛み合わせも良好なものとなります。これにより、咀嚼機能が向上し、栄養摂取や消化がスムーズに行われるようになります。
逆に、顎の成長に問題がある場合、歯並びや噛み合わせが乱れることがあります。
これは、歯の健康だけでなく、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。

2. 言語の発

顎の成長は、言語の発達にも密接に関連しています。正常な顎の成長により、舌や口の筋肉が適切に発達し、言語の発音が正確に行われるようになります。こどものうちから適切な発音や言葉の発達をサポートすることは、学習能力や社会的なコミュニケーションにも大きな影響を及ぼすことがあります。

3. 顔の形成と自己イメージ

顎の成長は、顔の形成にも関与します。適切な顎の成長がなされることで、バランスの取れた顔の形状が形成されます。顎骨が形成されてから口元を変えようとしてしまうと骨を切ったりが必要になってしまったりとすごく大変な治療になってしまいます
また、顔の形成はこどもの自己イメージや自己肯定感にも影響を与える要素となります。健やかな自己イメージを築くためにも、顎の成長の健全性を重視することが大切です。

顎の成長に影響を与える要因

顎の成長に影響を与える要因

顎の成長は、さまざまな要因によって影響を受けます。主な要因としては以下の点が挙げられます

1. 遺伝的要因

顎の成長には、遺伝的な要因が大きく関与します。親や祖父母の顔の形状や歯の並びは、子供の顎の成長に影響を及ぼすことがあります。遺伝子の影響を理解することは、将来の歯並びや噛み合わせを予測し、適切なケアを行う上で重要です。

2. 咬合や呼吸の癖

咬合(こうごう)や呼吸の癖は、顎の成長に大きな影響を与える要因です。舌の位置や呼吸の方法が不適切な場合、顎の成長に乱れが生じる可能性があります。特に子供のうちから正しい呼吸法を身につけることや、咬合の癖を改善することは、顎の健全な成長を促すために重要です。

3. 口呼吸やアレルギー

口呼吸やアレルギーも顎の成長に影響を与える要因となります。アレルギーによる鼻づまりやアデノイド(扁桃)の肥大などが、口呼吸を引き起こすことがあります。口呼吸は顎の発育に悪影響を及ぼすだけでなく、言語の発達や顔の形成にも影響を与える可能性があります。

顎の成長の注意点

顎の成長の注意点

こどもの顎の成長を健全に促すためには、以下の点に注意することが重要です

1. 正しい姿勢と呼吸法の習慣化

正しい姿勢と呼吸法の習慣化が顎の成長に重要です。良好な姿勢を保つことで、顎の発育や噛み合わせのバランスがサポートされます。また、口呼吸を改善し、鼻呼吸を促すことで、顎の成長にプラスの影響を与えることが期待されます。鼻呼吸は成長において重要になってきます。鼻呼吸することによって脳を冷やし、脳の機能にも正常化に繋がります。

2. 定期的な歯科検診と早期治療

定期的な歯科検診は、顎の成長を正しくサポートするために欠かせません。歯科医師による顎の成長の評価と早期治療の提案が、将来の歯並びや噛み合わせを改善するために重要です。

3. 栄養と口腔ケアのバランス

栄養と口腔ケアのバランスを保つことも顎の成長に影響を及ぼします。健康的な食事と適切な口腔ケアを提供することで、歯と顎の健康を維持することができます。

いかがだったでしょうか?

今回は、「こどもの顎の成長を考え、健やかな未来を築く方法」でした。
こどもの顎の成長は、将来の歯並びや噛み合わせ、言語の発達、自己イメージに影響を与える重要な要素です。遺伝的要因や生活習慣、口腔ケアなどが顎の成長に影響を与えることを理解し、適切なケアを行うことが大切です。
正しい姿勢と呼吸法の習慣化、定期的な歯科検診と早期治療、栄養と口腔ケアのバランスの確保が、健やかな顎の成長をサポートするために必要です。こどもの大切な発達期を理解し、健やかな未来への基盤を築くために、顎の成長に対する適切なサポートを行いましょう。
もりかわ歯科志紀診療所はお口の中だけではなく全身のアドバイスも行っております。
当院は「ママとこどもの歯医者さん」認定医です。

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子供の虫歯予防をしていますか?

2023年1月13日

八尾市 志紀 歯医者 子供の虫歯予防をしていますか?

こんにちは。八尾市 志紀 もりかわ歯科です。
今回は、子供の虫歯について解説していこうと思います。
子供の時、歯医者で痛いことされるという記憶は一生残ります。
いかに虫歯治療をせずに歯医者が嫌いという認識を持たせない事が鍵になってきます。

どうして乳歯は虫歯になりやすいの?

歯の構造上、虫歯になりやすい理由があります。
乳歯の弱さを知り対策することが必要になってきます。

永久歯に比べて歯の質が弱いです

乳歯は永久歯に比べて歯が薄く、歯の構造としても弱いです。

【対策】

八尾市 志紀 歯医者 フッ素塗布の効果
フッ素と言って歯質強化、菌の働きを弱めるなどの効果があるものを
歯に塗布してあげて歯の強化をすることで対策することが出来ます。

歯の溝が永久歯に比べて複雑であり、深いです

乳歯は永久歯に比べて歯の溝が深く、複雑な形をしています。
なので、永久歯に対して磨き残しが多く虫歯になりやすいです。

【対策】

八尾市 志紀 歯医者 シーラント
シーラントと言って歯の溝が深く、複雑な形をしている所に樹脂を埋める治療があります。磨きやすい環境を作っていくことで虫歯の対策をすることが出来ます。

生活習慣も関係があるの?

虫歯になるのは歯の質の問題もありますが大きく関わってくるのは生活習慣が大きく関わってきます。

虫歯になりやすい生活習慣の例

一度にお菓子をいっぱい食べる子とダラダラお菓子を食べる子どちらが虫歯になりやすいでしょうか?
それは後者です。
なぜかと言いますとお口の中は常に中性です。
ただ、食べ物を食べるとお口の中が酸性になります。
所謂、歯が溶けてしまう環境です。そうなると唾液の作用で酸性の環境を時間かけて中性に戻す作用があります。
そうすることによって歯が溶けるのを阻止してくれています。

もし、ダラダラ食べてしまうと唾液の作用で中性に戻ろうとしても食べての繰り返しをしてしまうのでお口の中が酸性の時間が増えてしまい虫歯になりやすい環境になってしまいます。

八尾市 志紀 歯医者 食事の回数とpHの変化

【対策】

食生活にメリハリをつけて間食の回数などコントロールをしてダラダラ食べの習慣をやめさせる必要があります。

子供の時にそういった癖をなくしてあげることで将来大人になった時に当たり前になり虫歯になりにくい環境を持続することが出来ます。

歯の磨き方は正しいですか?

最後に歯の磨き方です。
一日3回歯磨きをしているから大丈夫だと思っていませんか?
歯磨きは歯の表面だけではありません。虫歯になりやすい部位を理解し歯磨きする必要があります。
また、子供の時は仕上げ磨きがなってきます。
正しい磨き方を理解していきましょう。

歯磨きにおいてチェック部位は?

歯磨き次第で歯茎が腫れたり、虫歯になったりしてしまいます。
歯の表面がツルツルしているなどを重視される方は多いですが、大切なポイントはそこではありません。
今回は3つ紹介させて頂きます。

歯と歯茎の境目

ここは、歯ブラシの当てる角度が要になってきます。
意識しないと磨き残しが多い所です。
残ってしまうと歯茎が腫れてしまう原因になってしまいます。
磨き方のポイントはこちらです。
八尾市 志紀 歯医者 歯磨きのポイント


歯の溝

歯の溝は複雑な形をしており深いので歯ブラシを念入りにしないと虫歯になってしまいます

歯と歯の間

歯と歯の間は虫歯が一番多い部位です。
歯ブラシだけでは磨き残しがどうしても多くなるのでフロスを使って歯と歯の間を清掃する必要があります。

いかがだったでしょうか?
子供の時に虫歯を予防する習慣をつけることで大人になってから歯に困ることが少なくなります。
もりかわ歯科 志紀診療所では子供の予防に力を入れています。
気になる方は是非お問合せ下さい。

診療スケジュール

当院へのお電話からの問い合わせは086-250-8800へ

診療時間
9:30〜13:00
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