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虫歯予防に役立つ!虫歯ができやすい人の特徴とは?

2023年11月3日
虫歯予防のイメージ

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

「歯磨きをしているはずなのに虫歯ができる」と悩む人は少なくありません。「虫歯になりやすい人の特徴は?」「虫歯にならないための方法を知りたい」と思う人もいるでしょう。

今回は、虫歯ができる原因やできやすい人の特徴、虫歯の予防方法について解説します。虫歯ができやすくて悩んでいる人は、ぜひ最後までご覧ください。

虫歯ができる原因とは?

虫歯のある人

虫歯ができる原因は、プラーク(歯垢)と、ミュータンス菌です。プラークとは、口腔内の細菌と、細菌の排出物でできた塊です。

プラークには粘着性があり、多くの細菌が繁殖しています。歯にプラークが付着した状態が続くと歯の脱灰が進み、虫歯になります。

ミュータンス菌は、虫歯菌とも呼ばれる細菌です。口腔内の食べかすを餌にして、酸を排出します。ミュータンス菌が排出した酸が歯を溶かし、虫歯になるのです。

虫歯ができる直接の原因はプラークとミュータンス菌ですが、以下の要素も大きく関係します。

・糖質

・歯質

・時間

虫歯の直接的な原因は、ミュータンス菌が排出する酸です。

しかし、ミュータンス菌の餌となる糖質が口内になければ、活発に動きません。ミュータンス菌は糖を餌にするため、甘いものを頻繁に摂取すると虫歯ができやすいのです。

もともとの歯質も虫歯に関係します。歯質が弱いと、酸の刺激を受けたときに簡単に脱灰するでしょう。プラークが付着している時間が長いと、歯の脱灰が進んで虫歯ができます。

また、生活習慣も虫歯に大きく関係します。甘い食べ物を好む人や間食が多い人、ダラダラと長時間食べる人、食後に歯磨きをしない人は、虫歯ができやすいでしょう。

虫歯ができやすい人の特徴

間食する人

上述したとおり、歯質やミュータンス菌だけが原因ではなく、さまざまな要素が重なって虫歯ができます。

しかし、虫歯ができやすい人は存在します。虫歯ができやすい人の特徴は、以下のとおりです。

適切に歯磨きできていない

虫歯ができやすい人は、歯磨きを適切にできていない可能性があります。例えば、食後に歯磨きをしない人や、寝る前に歯を磨かない人は虫歯ができやすいです。

「毎日しっかり磨いているのに」と思う人もいるでしょう。

しかし、毎日磨いていれば適切に磨けているというわけではありません。磨き方の癖が影響し、磨き残しが生じている可能性があります。

例えば、利き腕の方向は、磨き残しが多い傾向があります。右利きの人は右の歯の裏側、左利きの人は左の歯の裏側の磨き残しが多いです。

磨く習慣だけでなく、正しい磨き方を身につけることが大切です。

ダラダラと間食をする

ダラダラと間食をする癖がある人は、虫歯ができやすいです。いつも飴を舐めている、清涼飲料水を頻繁に飲むなど、口内に糖がある時間が長く続くと虫歯ができやすいでしょう。

口内は常に唾液で潤っていますが、唾液には口内の汚れを洗い流す自浄作用や、口内の菌の増殖を抑える作用などがあります。ダラダラ食べると唾液の作用が十分に働かないので、ミュータンス菌が活発に働ける状態になるのです。

歯並びが乱れている

歯並びが乱れている人は、虫歯ができやすいです。ガタガタしていると歯ブラシの毛先が当たりにくく、磨き残しが生じるでしょう。しっかり磨いたつもりでもプラークが残り、虫歯や歯周病になるリスクも高くなります。

歯並びが乱れている人は、歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやフロス、タフトブラシを使って磨いてください。歯並びの乱れが原因で虫歯を繰り返す場合は、矯正治療を検討してもよいでしょう。

甘いものや粘着性があるものを好んで食べる

虫歯になりやすい人は、甘いものや粘着性のあるものを好んで食べる傾向があります。粘着性のあるものを頻繁に食べる場合、食べかすが歯に付着する時間が長くなります。

同じ甘いものでも、ゼリーのようにすぐに飲み込むものと、クッキーやキャラメルなどのように歯に付着しやすいものがあるでしょう。クッキーやキャラメルを好んで食べている場合、虫歯ができやすいです。

口内が乾燥している

上述しましたが、唾液には自浄作用など、口内を清潔に保つための働きがあります。唾液の分泌が少ない人や、口呼吸をしていて口内が乾燥している人は、唾液の作用を十分に受けられません。

そのため、虫歯ができやすいでしょう。虫歯・歯周病だけでなく、口臭の原因になる場合もあります。

虫歯予防のための具体的なアドバイス

歯磨きする人

虫歯予防のためには、虫歯になる4つの要素を考慮する必要があります。具体的な方法を、以下にまとめました。

正しい歯磨き方法を習得する

虫歯予防のためには、正しい歯磨き方法の習得は欠かせません。人によってそれぞれ歯磨きの癖があり、同じところを磨き残すことも珍しくありません。

一般的に磨き残しが多くなる場所は、以下のとおりです。

・上の奥歯の外側(頬側)

・下の奥歯の内側(舌側)

・歯並びが悪い部分

・歯と歯の間

・歯と歯茎の境目

また、利き手によっても磨き残しやすい部分が変わります。歯科医院で歯科衛生士による指導を受け、正しい磨き方を習得しましょう。

デンタルフロスや歯間ブラシも使って、口内の汚れを落としてください。食後3回デンタルフロスなどを使うのは難しい場合もあるでしょう。1日1回は使用して、口内を清潔に保ってください。

生活習慣を改善する

生活習慣を改善することで、虫歯になるリスクを減らせます。間食の内容を変える、食べるタイミングを減らす、食後はすぐに歯磨きをするなど、意識して生活を改善しましょう。

甘いものを好んで食べていた場合は、果物や煎餅、ナッツ類などへの変更を検討しましょう。食後すぐに歯磨きすれば、虫歯になるリスクを減らせます。歯磨きをするのが難しい場合は、うがいだけでも行いましょう。最後にお茶や水を飲むなど、食べかすが残らないようにしてください。

こまめに水を飲むことも、虫歯予防に効果的です。口内を洗浄できるだけでなく、細菌の繁殖を抑制できるでしょう。

フッ素塗布をする

虫歯予防には、フッ素塗布も効果的です。フッ素塗布には、以下のメリットがあります。

・ミュータンス菌の働きを抑制する

・脱灰した歯の再石灰化を促進する

・歯質を強化する

フッ素は、虫歯の原因となるミュータンス菌の働きを抑えつつ、歯質を強化します。虫歯予防だけでなく、初期虫歯にも効果的です。

高濃度のフッ素塗布は、歯科医院で施術してもらってください。家庭でも、低濃度のフッ素が配合された歯磨き剤や洗口剤を使用するとよいでしょう。

定期検診に通う

定期的に歯科医院に通うことも重要です。定期検診では、虫歯の有無や歯磨きの癖などを確認します。虫歯予防として効果があり、万が一虫歯ができている場合もすぐに処置できるでしょう。

定期検診の際にPMTC(プロが専用の機械を使って行う口腔ケア)をしてもらえば、口腔内を清潔に保てます。「歯が痛い」「歯が黒くなっている」と感じなくても、歯科医院に通う習慣をつけてください。

まとめ

虫歯の模型

虫歯の原因はミュータンス菌やプラークですが、頻繁に食べるものや、食べ方、磨き方なども大きく関係します。虫歯を防ぐには、甘いものを控える、完食のタイミングを減らすことも大切です。

また、ご自身の磨き方の癖を知り、正しい歯磨きの方法を習得しなければなりません。歯質の強化とミュータンス菌の抑制のために、フッ素塗布も行うとよいでしょう。

定期検診に通うことで、磨き残しや虫歯の有無を確認してもらえます。口腔内にトラブルが起きている場合も、すぐに対処できるでしょう。

歯科医師や歯科衛生士と一緒に虫歯のない健康的な口内を目指しましょう。

虫歯にお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

口臭の原因と対策は?

2023年10月20日
口臭の原因と対策は?

こんにちは!大阪府八尾市に60年間にわたり、地域に根付いた歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯の健康はもちろん、歯にまつわる体のお悩みに対して、歯科医やスタッフからすると当たり前の知識でも、実は患者さんにとっては疑問に感じられることが多いことに気づかされます。診療中に全ての質問に詳しくお答えできればいいのですが、現実的にはお一人お一人に詳細に説明する時間が限られていることが多いのが現状です。

そこで、普段の診療中によく聞かれる質問に対して、当院のブログで詳しく解説していく「歯に関するご質問に全力回答!」ブログをスタートしました。

患者さまがこのブログを通じて、歯医者に対して日常から抱えている疑問や不安を解消していただければ、それが私たちの大きな喜びです。

どんな些細な疑問や質問でも、お気軽にお寄せいただければと思います。私たちは患者さまの健康と幸福を支えるためにここにいます。どうぞよろしくお願いいたします。

口臭の原因と対策は?のご質問に全力回答!

今回は口臭の原因と対策について、歯医者としてのアドバイスや口臭予防・口臭対策にはどういった方法があるのかについて詳しく解説していきたいと思います。

口臭が臭い人の主な原因は何ですか?

強い口臭の主要な原因は、口内の問題です。虫歯や歯周病の場合、特有の嫌な臭いが発生します。さらに、虫歯や歯周病に至らない場合でも、プラーク(歯垢)が多く付着していると口臭の原因になります。また、入れ歯の適切なケアの不足、金属の詰め物や被せ物の腐食、口腔がんなども口臭の原因となります。

口臭の三大原因物質

口臭の三大原因物質

硫化水素(Hydrogen Sulfide)

硫化水素は口臭の主要な原因物質の一つであり、腐敗したタンパク質から生じます。口腔内に存在する細菌がタンパク質を分解し、その過程で硫化水素を生成します。硫化水素は腐った卵のような不快な匂いを持っています。

メチルメルカプタン(Methyl Mercaptan)

メチルメルカプタンも硫化水素と同様に腐敗したタンパク質から生成される物質で、口臭の原因となります。メチルメルカプタンはガーリック(ニンニク)のような匂いを持ち、口臭の特徴的な臭いの一つです。

ジメチルスルフィド(Dimethyl Sulfide)

ジメチルスルフィドも硫化水素とメチルメルカプタンと同様に、口臭の原因となる硫黄化合物です。ジメチルスルフィドは腐敗した食品や細菌による歯垢の分解に関与し、口臭の原因となります。

 

これらの物質は口腔内の細菌の活動によって生成され、口臭の主要な原因となります。定期的な歯科検診、適切な口腔衛生、バランスの取れた食事、そして十分な水分摂取は口臭を軽減するのに役立ちます。

また、口臭で持続的にお悩みの場合は速やかに歯科医師に相談してください。

口臭は病気のサインですか?

口臭は病気のサインですか?

口臭自体は病気ではないですが、口臭が持続的で強烈な場合、潜在的な健康問題を示唆することがあります。口臭は通常、口腔内の問題に関連していますが、以下のような疾患や状態と関連があることがあります。

歯周病(歯槽周囲疾患)

歯周病は歯肉の炎症や感染を伴う口内の疾患で、口臭の一般的な原因です。持続的な口臭がある場合、歯周病が関与している可能性が高いです。

歯周病以外の口腔疾患

口内の潰瘍、口内炎、歯の腐敗など、他の口腔内の問題も口臭を引き起こす原因となります。

食道疾患

胃食道逆流症(GERD)や胃潰瘍などの食道関連の疾患が口臭の原因になることがあります。

呼吸器疾患

呼吸器の感染症、肺疾患、副鼻腔炎などは、口臭を引き起こす可能性があります。

代謝性疾患

一部の代謝性疾患(糖尿病、腎臓疾患など)は口臭の原因になることがあります。

口腔外の疾患

口臭は口腔外の疾患や健康問題の兆候として現れることがあります。口臭が持続的で不明瞭な場合、医療専門家に相談することが重要です。

 

口臭は日常的な口腔ケアと適切な歯科検診を通じて管理できることが多いですが、持続的な口臭がある場合、潜在的な健康問題がある可能性があるため、医師や歯科医に相談することが重要です。

歯磨きしても口が臭いのはどうして?

歯磨きしても口が臭いのはどうして?歯磨きしても口臭が続くことがあるのは、口臭の原因が歯磨きだけでは解決できない場合があるからです。以下は歯磨きだけでは口臭が改善しない理由と、それを改善するための対策です。

歯周病や歯垢の不十分な除去

歯磨きが不十分で歯垢が残ると、歯周病や歯茎の炎症が引き起こされ、口臭の原因となります。歯間ブラシやデンタルフロスを使って歯の間の歯垢を除去することが重要です。定期的な歯科検診も歯垢や歯周病の管理に役立ちます。

舌の清掃の不足

舌の表面には細菌や食べかすが蓄積し、口臭の原因となります。舌ブラシやスクレーパーを使って舌の清掃を行いましょう。

口腔外の原因

口臭は口腔内だけでなく、胃腸の問題や代謝性疾患など体内の要因によることもあります。医師や歯科医に相談し、潜在的な問題を排除するための診察を受けることが重要です。

食事や飲み物

強い香りの食べ物(にんにく、玉ねぎなど)や飲み物(コーヒーやアルコール)の摂取は、口臭の原因となります。これらを控えるか、食後に歯磨きを行うことが役立ちます。

唾液不足

唾液は口腔内の細菌の成長を抑制し、食べかすを洗い流す役割を果たします。唾液不足がある場合、口臭が悪化することがあります。十分な水分摂取と、必要に応じて口腔洗浄薬を使用することが役立ちます。

 

口臭がしやすい人の特徴は?

口臭がしやすい人の特徴は?

口臭がしやすい人には、以下のような特徴があります。ただし、これらの特徴が全て当てはまるわけではありませんし、個人差があります。口臭の原因は複合的で、一人ひとり異なります。

不適切な口腔衛生

歯磨きやフロッシングなどの口腔衛生習慣が不十分な場合、食べかすや歯垢が歯に残り、口臭の原因となります。

歯周病

歯周病は歯茎の炎症と感染を伴う疾患で、口臭の主要な原因となります。

食生活

強い香りを持つ食べ物(にんにく、玉ねぎ、香辛料など)の摂取が多いと、口臭が発生しやすくなります。

喫煙

タバコを吸うことは口臭の原因となり、また、歯周病のリスクを高めることがあります。

口腔乾燥

口腔内が乾燥していると、唾液の量が減少し、口臭が発生しやすくなります。

特定の医薬品

一部の医薬品は口臭を引き起こす可能性があります。これらの薬物を服用している場合、口臭が発生しやすいことがあります。

代謝性疾患

代謝性疾患(糖尿病、腎臓疾患など)は口臭の原因になることがあります。

ストレス

ストレスは唾液の分泌を減少させ、口臭を悪化させることがあります。

口腔外の健康状態

口臭は口腔内だけでなく、体内の疾患によっても引き起こされることがあります。

 

口臭と歯並びの関係

口臭と歯並びには密接な関係があります。

以下に、その関係と両者の影響について説明いたします。

歯の隙間と歯垢

歯の間や歯並びの乱れにより、歯ブラシやフロスが効率的に歯の隙間に到達しづらくなることがあります。これにより、歯垢(プラーク)が蓄積し、口臭の原因となります。歯垢は口腔内で細菌の繁殖を促進し、口臭の主要な要因です。

歯周病

歯並びの乱れがあると、歯周病のリスクが増加します。歯周病は歯肉の炎症や感染を引き起こす疾患で、これも口臭の原因となります。歯並びの悪さにより、歯周ポケットと呼ばれる歯茎と歯の間の隙間ができ、そこに歯垢がたまり、感染の温床となります。

歯石

歯並びの悪さや歯間の隙間により、歯石がたまりやすくなります。歯石は歯垢の硬化物で、歯の表面に付着し、口臭を引き起こす一因となります。

噛み合わせの問題

歯並びの悪さや歯の不正咬合は、正しく噛むことが難しくなることがあります。これにより、食べかすが歯の間に詰まりやすくなり、歯垢や食べかすが腐敗し、口臭を引き起こします。

口臭を改善し、歯並びを改善するための方法には以下のようなものがあります

正しい歯磨きとフロスの継続的な使用

歯垢を除去し、口臭を軽減するのに役立ちます。

歯医者の定期的な診察

歯周病や歯石の除去のために歯科医による専門的なケアが重要です。

歯の矯正治療

歯並びを改善するための矯正治療が必要な場合、歯科医に相談しましょう。

健康的な食生活

バランスの取れた食事と適切な水分摂取が口臭を軽減するのに役立ちます。

口臭や歯の健康に関する具体的なアドバイスや治療については、歯科医に相談することが最善です。歯科医は個々の状態に合わせた適切なケアプランを提供してくれます。

口臭の治し方は?

以下は口臭を軽減するために簡単に実践できる対策方法

口臭を軽減するための簡単な対策方法

歯の適切なブラッシング

歯のブラッシングは日常的な口臭予防に最も効果的な方法の一つです。朝、夜、食後に歯ブラシを使って歯垢や食べかすをしっかりと除去しましょう。舌の裏側もブラッシングすることが重要です。

フロッシング

歯間ブラシやフロスを使って歯の間の食べかすや歯垢を取り除きましょう。これはブラッシングだけでは届かない部分を清潔に保つのに役立ちます。

舌の清掃

舌の表面にも細菌や食べかすが蓄積し、口臭の原因となります。舌ブラシやスクレーパーを使って舌の表面を清掃しましょう。

口腔洗浄薬の使用

口臭を軽減するために、口腔洗浄薬を使うことができます。ただし、過度の使用は口のバランスを乱す可能性があるため、適切な使用方法を尋ねて歯科医に相談しましょう。

水分摂取

十分な水分を摂ることは口臭の軽減に役立ちます。水は口腔内の細菌の増殖を抑制し、口臭を和らげる助けとなります。

定期的な歯科検診

歯科医による定期的な歯科検診とクリーニングを受けることが重要です。歯周病や歯の問題が早期に発見され、治療されることで口臭を軽減できます。

バランスの取れた食事

食事内容に気を付けて、香辛料や強い香りの食べ物を控え、野菜やフルーツを摂ることで口臭を和らげることができます。

 

口臭が気になる方は、まずは上記の内容に気をつけていただき、対策・改善を目指してください。

口臭に関する意識調査

口臭に関する意識調査

歯科医療総合商社などによる意識調査によると、口腔内の懸念に関する回答の90.6%が「口臭について気になったことがある」というものでした。ただし、男性と女性の間に差異が見られ、男性の場合、「口臭がある」が27.9%で最も多く、「歯の黄ばみ」が27.8%でそれに続きました。一方、女性では、「歯の黄ばみ」が44.9%で最も一般的であり、「口臭がある」は26.6%で5番目に位置していました。

自分の口臭はチェックできますか?

自分の口臭はチェックできますか?

自分の口臭をチェックする方法はいくつかあります。

手首や手の甲をかいてにおいをかぐ

手首や手の甲を舌でなめ、その後ににおいをかいてみることで、自分の口臭をチェックできます。ただし、これは口臭を正確に評価する方法としてはあまり信頼性がありません。

スプーンを使った舌の検査

スプーンの背で舌の表面をこするか、スクレーパーを使用して舌の表面をこすり、その後に匂いをかぐことができます。舌の白い舌苔(舌の汚れ)や異常な匂いがあるかどうかをチェックします。

別の人に聞いてみる

友人や家族に率直な意見を求めることもできます。他人が自分の口臭を感じる可能性があります。

臭いを感じるテスト

手で息を鼻に持っていき、息がどのように臭うかを評価できます。この方法は、口臭の一般的な特徴を知るのに役立つことがあります。

 

ただし、これらの方法はあくまで自己診断であり、正確な評価が難しいことがあります。口臭が持続的な問題となる場合、歯科医や医師に相談することをおすすめします。専門家は正確な診断を行い、適切な対策や治療を提供することができます。また、定期的な歯科検診を受けることも、口臭の早期発見と対策に効果があります。

どうしたら口が臭いのは治りますか?

口臭の治療において、まず最初に原因を特定することが重要です。もし口臭の原因が歯周病である場合、歯科医で適切な治療を受けながら、歯垢をしっかりと除去するために適切な歯磨きを行います。歯間ブラシやデンタルフロスの使用も効果的です。

一方、唾液の減少が口臭の原因となっている場合、しっかりと食事を噛んで唾液をよく出すことを心がけることが大切です。

まとめ

口臭の原因は様々ですが、最も多い原因がお口(口腔内)のトラブルです。

虫歯や歯周病にならないよう日頃からのケアがとても大切です。

医療法人甦歯 もりかわ歯科志紀診療所では定期的なメンテナンスに通っていただくことをおすすめしております。

予防歯科について詳しくは、もりかわ歯科志紀診療所の予防歯科ページをご覧ください。

 

また、歯並びが悪いことも口臭の原因になってしまいます。

歯並びや噛み合せを正すことで、口臭だけでなく全身の健康を手に入れることができます。

詳しくは当院ホームページの矯正歯科ページをご覧いただくか、直接診療所へ矯正無料相談にお越しくださいませ。

 

親知らずは抜いた方が良いの?

2023年9月29日
親知らずは抜いた方がいいの?

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯やそれに関係する体のことに対して、歯科医や診療所のスタッフからすれば当たり前の知識でも意外に患者さんはこんなことを疑問に感じておられるのか…とハッとさせられることがよくあります。

診療中に全てお答えしたいのは山々なのですが、お一人お一人に長い時間を割いて詳しく説明する時間も中々取れないのが現状です。

 

ですので、そんな普段の診療中によく聞かれる質問に当院のブログで片っ端から答えていくことに致しました!

患者さまがこのブログを読んでいただくことで、歯医者に対して普段からモヤモヤと疑問に感じていることを少しでも解決していただく手助けとなれば幸いです。

そもそも「親知らず」とは?

そもそも「親知らず」とは?

“親知らず”(おやしらず、英: wisdom teeth)は、歯科用語で「智歯」とも呼ばれ、通常、人間の口腔内に生える四つの「第三大臼歯」を指します。親知らずは、他の奥歯よりも後ろに位置し、通常、生後17歳から25歳の間に生えてくることが一般的です。ただし、個人差があり、一部の人は親知らずが生えてこないこともあります。

 

“親知らず”という名前は、通常、この歯が生えてくる年齢が経験と知恵を積み重ねた成人の段階に相当することから来ています。一般的には、人間の口腔内には32本の歯があり、親知らずを含めて8本の大臼歯があります。しかし、親知らずは口腔内のスペースに収まりにくいことが多く、問題を引き起こすことがあります。そのため、親知らずが十分なスペースを持って生えてこない場合や、歯の健康に悪影響を及ぼす場合、歯科医師は親知らずの抜歯を勧めることがあります。

 

親知らずの抜歯は、疼痛、歯茎の腫れ、歯周病、歯列の乱れ、感染などの問題を予防または解決するために行われることがあります。歯科医師は患者さまの具体的な状況を評価し、必要性を判断します。

親知らずを抜いた方が良い場合

親知らずを抜いた方が良い場合

患者さまからよく聞かれるのが親知らずに関する内容で「抜いた方が良いのか?」や「早めに処置すべき?」、「きれいに生えてたら問題ない?」という質問です。

親知らず(智歯、英: wisdom teeth)の抜歯が必要かどうかは個別の状況に依存しますので一概に必ずしも抜いた方が良いとは言い切れません。

ですが、一般的に以下のような状況で親知らずの抜歯が検討されることがあります。

言い換えれば「親知らずを抜くメリット」とも言えるかもしれません。

それぞれ詳しく解説していきます。

空間の不足

空間の不足

親知らずは通常、他の歯列に対して奥に位置し、口腔内のスペースが限られているため、次のような問題が生じることがあります。

歯が横に押される

スペースが不足すると、親知らずが他の歯に圧力をかけ、これが隣接する歯の歪みや不正咬合を引き起こす可能性があります。

歯が噛み合わなくなる

親知らずの位置が噛み合わせに影響を与え、不正咬合や噛み合わせの問題を引き起こすことがあります。

歯茎の痛み

親知らずが不適切な位置にある場合、歯茎に圧力をかけ、痛みや不快感を引き起こすことがあります。

炎症や感染

炎症や感染

親知らずは他の歯よりも奥に位置し、清潔に保つのが難しいことがあります。そのため、次のような状況で感染や炎症が起こる可能性があります。

埋もれた親知らず

親知らずが歯茎の下に埋もれている場合、歯ブラシやフロスで適切に清潔に保つことが難しく、細菌や食べかすが歯茎の周りに蓄積しやすくなります。

歯茎の腫れや痛み

埋もれた親知らずの周りの組織が炎症を起こすことがあり、これは歯茎の腫れ、赤み、痛みなどの症状を引き起こします。

感染: 炎症が進行すると、感染が起こる可能性があります。感染が広がると、膿(化膿)がたまり、これは非常に痛みを伴う状態で、全身への影響も及ぼす可能性があります。

痛みや不快感

痛みや不快感

親知らず(智歯、英: wisdom teeth)が正しく口腔内に生えてこない場合、口腔内の他の歯や組織に圧力をかけ、これが痛みや不快感を引き起こすことがあります。以下は、この状況に関連する詳細です

歯茎の圧力

正常に成長しきれない親知らずは、歯茎や隣接する歯に圧力をかけることがあります。この圧力は、歯茎の腫れや痛みを引き起こす原因となります。痛みはしばしば鋭く、持続的で、食事や噛むことに大きな不便をもたらすことがあります。

不正咬合(ふせいこうごう)

親知らずの成長が正常でない場合、他の歯との噛み合わせに問題が生じることがあります。親知らずが噛み合わないことで、歯列の不正咬合(かみ合わせの異常)が発生し、痛みや不快感を引き起こす可能性があります。

口内潰瘍(こうないかいよう)

親知らずが周囲の組織に摩擦を引き起こすことがあり、これが口内潰瘍(アフタ)を誘発する可能性があります。口内潰瘍は痛みを伴い、食事や会話が困難になることがあります。

顎関節の不調

親知らずが噛み合わせに影響を与えると、顎関節にも負担がかかることがあります。この結果、顎の痛みや不調、顎関節症状が発生することがあります。

頭痛

親知らずが不適切な位置にある場合、頭痛や顔面痛が起こることがあります。これは、口腔内の不快感が頭痛の原因となることがあるためです。

痛みや不快感は、親知らずの位置や成長状態によって異なりますが、これらの症状は通常、親知らずの抜歯を検討する理由となります。歯科医は、患者さまの症状や口腔内の状態を評価し、必要に応じて親知らずの抜歯を勧めるかどうかを決定します。抜歯が実施されれば、患者さまは通常、麻酔を受けて手術を行い、痛みや不快感の軽減が期待されます。

歯列矯正

歯列矯正

歯列矯正は、歯の噛み合わせや歯並びを改善し、美しい笑顔を実現するための治療方法です。この治療を受ける患者さまは、歯の位置や噛み合わせに関する特定の問題を抱えていることがあります。歯列矯正の目的は、歯を正しい位置に移動させ、適切な噛み合わせを実現することです。

親知らずは、通常、口の奥の方に位置し、他の歯列との噛み合わせに影響を及ぼすことがあります。以下は、歯列矯正患者さまにとって親知らずの抜歯が必要になる主な理由です。

スペースの不足

歯列矯正を行う際、歯を適切な位置に移動させるために十分なスペースが必要です。親知らずが他の歯に圧力をかけ、スペースを制約している場合、歯列矯正の進行に支障をきたすことがあります。

歯の移動の妨げ

親知らずが奥歯の位置にある場合、他の歯を正しい方向に移動させるのが難しいことがあります。これにより、歯の位置を調整するプロセスが遅延し、治療期間が長引く可能性があります。

不正咬合の修正

歯列矯正は、不正咬合(例:オーバービット、アンダーバイトなど)を修正するための治療でもあります。親知らずが正しく位置していない場合、これらの不正咬合を修正するのが難しいことがあります。

噛み合わせの安定性

歯列矯正後、歯の噛み合わせを安定させるために、親知らずの抜歯が必要な場合があります。これにより、新たな噛み合わせが維持されやすくなります。

歯科医は、患者さまの個別の状況に基づいて親知らずの抜歯の必要性を評価し、治療計画を立てます。歯列矯正を受けるかどうか、また親知らずを抜歯するかどうかは、患者さまの口腔内の状態や矯正の目標に応じて決定されます。抜歯が必要な場合、歯科医は適切なタイミングと方法で手術を行い、矯正治療を成功させるための一環として取り組みます。

システム的な健康の問題

システム的な健康の問題

一部の医療状態や疾患において、親知らずの抜歯が推奨されることがあります。これは、口腔感染症を他の健康問題に拡大させないため、また口腔内の感染源を除去するための措置として行われることがあります。

親知らずの抜歯がシステム的な健康の問題に関連する場合、以下のような状況が考えられます。

免疫系の弱い患者さま

免疫系が弱い患者さま、例えばがん治療を受けている患者さまや免疫抑制剤を服用している患者さまは、口腔内の感染に対するリスクが高まります。親知らずが感染症の原因となる可能性があるため、感染を予防するために抜歯が勧められることがあります。

心臓弁膜疾患などの心臓疾患

特定の心臓疾患や人工心臓弁を持つ患者さまは、口腔内の感染が血流に進行し、心臓に感染が及ぶ可能性があります。このような患者さまにとって、口腔内の感染を予防するために親知らずの抜歯が検討されることがあります。

糖尿病

糖尿病患者さまは感染に対するリスクが高まるため、口腔内の感染を予防することが重要です。親知らずが感染症の源になる可能性がある場合、抜歯が検討されることがあります。

免疫系の異常

免疫系の異常を持つ患者さま、例えば免疫不全症候群(HIV/AIDS)を持つ患者さまは、一般の感染に対する免疫力が低下しているため、感染を予防するために親知らずの抜歯が検討されることがあります。

親知らずの抜歯がシステム的な健康の問題に関連する場合、患者さまの全身の健康状態を考慮に入れて、口腔内感染を予防することが主要な目的となります。歯科医は、患者さまの病歴や医療状態を評価し、必要な治療を提案します。抜歯が行われる場合でも、患者さまの健康を最大限に配慮し、手術中および後のケアを適切に行います。親知らずの抜歯は、感染症のリスクを最小限に抑え、患者さまの全身の健康を保護するための重要な処置となることがあります。

親知らずを抜かなくても良い場合

親知らずを抜かなくても良い場合

親知らずは必ずしも抜歯するわけではありません

親知らずを抜かなくても良いと判断される場合があります。以下は、抜かなくても良い親知らずの一般的な状況です。

正常に生えている場合

親知らずが正常に生えており、周囲の歯に対して問題を引き起こしていない場合、通常は抜歯の必要はありません。正常に生えた親知らずは、噛み合わせや口腔内の機能に影響を与えないことが多いです。

適切なスペースがある場合

口腔内に親知らずの成長に十分なスペースがある場合、抜歯の必要性は低いです。スペースが適切であれば、親知らずが他の歯に圧力をかけたり、歯列に問題を引き起こすことは少ないです。

正常な噛み合わせを妨げていない場合

親知らずが噛み合わせに問題を引き起こしていない場合、抜歯の必要性は低いです。正常な噛み合わせを維持している場合、親知らずの抜歯は通常推奨されません。

歯周病や感染が発生していない場合

親知らず周辺に歯周病や感染が発生しておらず、口腔内の健康に影響を与えていない場合、抜歯は必要ないことがあります。歯周病や感染が進行している場合、抜歯を検討することがあります。

患者さまの健康状態に合致する場合

患者さまの全身の健康状態や医療状態を考慮し、抜歯のリスクを回避するために、親知らずを抜かない選択ができることがあります。免疫系の弱い患者さまや特定の心臓疾患を持つ患者さまなど、抜歯がリスクを伴う場合は、歯科医と相談し、適切な決定を下すことが重要です。

 

親知らずを抜くべきかどうかは、個別の状況に依存します。歯科医師は患者さまの口腔内の状態や全身の健康を評価し、抜歯の必要性を判断します。患者さま自身や歯科医師とのコミュニケーションを通じて、最適な治療計画を立てることが大切です。抜歯の必要性が低い場合、親知らずをそのまま残しておくことができます。

 

親知らずを抜くデメリット

少ないとはいえリスクも存在します

親知らずを抜くことにはいくつかのデメリットやリスクも存在します。以下に、親知らずを抜く際に考慮すべき主なデメリットを説明します。

手術のリスク

親知らずの抜歯は手術的なプロセスであり、手術に伴うリスクが存在します。手術中に出血、感染、神経損傷、歯周病の悪化などが発生する可能性があります。ただし、これらの合併症は比較的まれです。

疼痛と腫れ

抜歯後、口内に腫れや疼痛が生じることが一般的です。これらの症状は一時的であり、通常、数日から数週間で改善します。適切な疼痛管理とケアが必要です。

食事制限

抜歯後、硬い食べ物や飲み物を摂取することが制限される場合があります。柔らかい食事に切り替える必要があるため、食事の制約が生じることがあります。

口の臭い

抜歯後、口内の傷が癒えるまで口の臭いが生じることがあります。しかし、適切な口腔衛生と歯磨きで管理できます。

神経損傷

抜歯中に周囲の神経にダメージが及ぶ可能性があります。これは感覚の一時的または持続的な損失を引き起こす可能性がありますが、まれな事例です。

合併症

まれに、抜歯後に感染症が発生することがあります。感染症が進行すると、膿(化膿)がたまり、疼痛や不快感を引き起こす可能性があります。

噛み合わせの変化

親知らずを抜くことにより、噛み合わせに変化が生じることがあります。これは通常、他の歯が親知らずの抜歯によってスペースを確保するためです。しかし、歯科医師は噛み合わせの変化を最小限に抑えるために努力します。

時間と費用

親知らずを抜く手術には時間がかかり、手術費用や麻酔費用がかかることがあります。また、回復にかかる時間も考慮する必要があります。

親知らずの抜歯は一般的に安全であり、多くの患者さまにとって問題ありません。ただし、個別の状況や口腔内の状態によっては、一時的な不快感やリスクが生じることがあるため、歯科医師との相談が重要です。歯科医師はリスクを最小限に抑えつつ、患者さまの健康と快適さを最優先に考え、抜歯の必要性を評価します。

まとめ

親知らずの抜歯の必要性は個別の状況に依存し、口腔内の問題や全身の健康状態を考慮して歯科医が診察したうえで患者さまごと個別に判断いたします。

抜歯が行われる場合でも、患者さまの健康を最大限に配慮し、感染症のリスクを最小限に抑えるための措置を取るなど、常に患者さまにとってのリスクを最小限にする為の選択をいたします。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

 

歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページをご覧ください。

 

指しゃぶりは歯並びに悪影響?指しゃぶりをする理由と対策

2023年9月26日
指をしゃぶる赤ちゃん

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

指しゃぶりは、こどもが成長していく途中で必要な動作です。

しかし、一定の年齢を超えても続く場合は、歯並びや噛み合わせに影響が出ることがあります。

今回は、指しゃぶりがどのように歯並びに悪影響が出るのか、そして乳児期を過ぎても指しゃぶりをしてしまう理由や対策を解説します。

大きくなってもこどもがなかなか指しゃぶりをやめられないとお悩みの方や、そろそろ指しゃぶりを卒業する年齢のこどもがいらっしゃる方は、ぜひ参考にしてください。

指しゃぶりが歯並びに与える悪影響

不安そうな女の子

指しゃぶりを続けることにより、強く吸った指が前歯を押し続け、徐々に嚙み合わせや歯並びが悪くなります。実際に指しゃぶりが続いた場合、歯並びに与える悪影響は、以下のとおりです。

出っ歯

出っ歯は、上の前歯が下の歯よりも前に突き出した状態を指し、上顎前突ともいいます。出っ歯の状態は非常に目立つため、外見のコンプレックスに感じる方も多いでしょう。

また、前歯が突き出していることから口が開きっぱなしになるため、口腔内が乾燥し、細菌が繁殖しやすくなります。口腔内の乾燥により虫歯や歯周病のリスクが高くなるため、早急の治療が必要です。

開咬(かいこう)

上下の前歯にすき間ができて噛み合わない状態を「開咬」といいます。

開咬は、前歯だけでなく奥歯の噛み合わせも悪くなるため、食事の際にうまく食べ物を噛み切れないなどの支障が生じることがあります。噛み合わせが悪いと咀嚼の力が低下するため、消化不良など胃腸にかかる負担が大きくなるでしょう。

叢生(そうせい)

叢生は、下の前歯の歯並びがガタガタと不揃いな状態を指します。

叢生は指しゃぶり以外にも、歯の大きさと顎の大きさが合わない場合や顎骨の発達不全などによって歯並びがずれてしまうことで起こります。歯が重なった部分は食べ物のカスが溜まりやすく、磨き残しも多くなるため、虫歯や歯周病のリスクが高まるでしょう。

交叉咬合(こうさこうごう)

本来は、上の歯が下の歯にかぶさる形が正常な歯並びですが、奥歯の噛み合わせが逆になってしまう場合があります。これを「交叉咬合」といい、交叉咬合になる歯は1本から複数本とさまざまです。1本でも噛み合わせが逆になっていることで、そこからこどもの下顎がずれて成長してしまうため、交叉咬合がある場合はなるべく早い治療が必要です。

こどもはなぜ指しゃぶりをするの?

疑問がある両親

歯並びに影響するといわれる指しゃぶりですが、もともとは赤ちゃんの成長発達過程において必要な指の動きです。

しかし、成長していくとともに指しゃぶりの原因は変化していきます。なぜ指しゃぶりをしてしまうのか、以下で解説します。

乳児期の癖が抜けない

乳児期にしていた指しゃぶりが癖となって、成長しても習慣化してしまいやめられない場合があります。中には、ついつい指が口元に入ってしまうこどももいるでしょう。

無意識にしてしまっている場合もあるため、指しゃぶりを見つけたらその都度指摘してあげることが大切です。

環境の変化に伴うストレスがある

入園や引っ越しなど、こどもを取り巻く環境の変化にストレスを感じ、指しゃぶりをしてしまうことがあります。

環境に慣れて気持ちが落ち着くことにより、指しゃぶりも落ち着くことがありますが、指しゃぶりが見られる場合は、こどもの気持ちを汲み取り、メンタルケアをしてあげましょう。

寂しさ・不安な気持ちを和らげる

指しゃぶりをして寝る赤ちゃんがいるように、こどもが寂しさや不安な気持ちを和らげるために指しゃぶりをすることもあります。赤ちゃん返りの一つとして見られることもあるでしょう。

抱きしめてあげるなどのスキンシップをとることで、こどもの不安な気持ちを和らげ、安心感を与えることが大切です。

こどもの指しゃぶりはやめさせたほうがいい?

二つに分かれた矢印とクエスチョンマーク

こどもの指しゃぶりをやめさせるかどうかは、年齢で見るとよいでしょう。3歳程度までの指しゃぶりは成長段階で多くのこどもに現れる自然な動作です。個人差はありますが、歯並びにもそこまで大きな影響はないとされているため問題はありません。

しかし、4歳を超えたあたりからは徐々に歯の生え変わりや顎の骨の発達が始まるため、歯並びに影響が出始めるといわれています。4歳あたりからは声掛けをすることや、運動や手先を使った遊びなどを行い、指しゃぶりから気を逸らすなど工夫していく必要があるでしょう。

こどもの指しゃぶりに対する対策

ハート型の石を持つ親子の手

歯並びの悪化を防ぐためにも、指しゃぶりをやめるための対策をとる必要があります。さまざまな場面で指しゃぶりの対策が可能です。順番に解説していきます。

手を使う遊びを取り入れる

指しゃぶりがやめられないこどもには、手を使う遊びを取り入れてみましょう。

手を使うおもちゃに集中することで、指しゃぶりの回数も減っていくでしょう。人形やブロック、積み木、パズルなど年齢やこどもの好みに合わせたおもちゃがおすすめです。

こどもが自信をもてるような声掛けを意識する

「○○くんはもうお兄さんだから、指しゃぶりを卒業できてえらいね」というように、こどもが自信をもてるような声掛けをしてあげることは効果的です。

「えらいね」「すごいね」など、なるべく前向きな意味合いをもたせて声掛けしてあげましょう。自信をもてるようになると、少しずつ大人に注意される前に自分で指しゃぶりを我慢できるようになるでしょう。

たくさん体を動かす

指しゃぶりから気を逸らすために、たくさん体を動かすこともおすすめです。こどもは成長とともにどんどん体力もついていくため、思いっきり体を動かすことで、楽しいだけでなく気持ちの面でもいいストレス発散になるでしょう。

また、公園の遊具やボールで遊ぶなど、さまざまな遊びは脳の活性化にも効果的です。外遊びだけでなく、雨の日も室内で走り回れるような施設はたくさんあります。雨の日は屋内の複合施設で過ごすことなども検討してみるといいでしょう。

指しゃぶりに関する本を読む

指しゃぶりに関する本を一緒に読むことも効果的です。

最近では指しゃぶりをテーマにした絵本が出ています。親子一緒に読むことで、こどもが指しゃぶりを自分事に感じられるようになり、意識的にやめられるようになるでしょう。また、こどもの目につくところに絵本を置いておくことも効果的です。こどもが無意識のうちに指しゃぶりしないように気をつけることがあります。

親子のスキンシップをたくさんとる

親子のスキンシップをたくさんとることで、こどもは安心感を得ます。

こどもによっては、寂しさや不安感などが原因で指しゃぶりをすることがあります。こどもと一緒に外で遊んだり、抱っこして絵本を読んだりするなど、一緒に過ごす時間を作ることで徐々に指しゃぶりも改善されるでしょう。

まとめ

満面の笑顔の女の子

こどもの指しゃぶりは、癖だけでなく、心理的な要因で起こることがあります。環境の変化などに伴う寂しさや不安な気持ちや、両親にもっと甘えたい、触れ合いたい気持ちなども指しゃぶりの行動に現れるようです。

こどもは、成長していくにつれ、徐々に周りの友達の様子を見て生活するようになります。中には指しゃぶりを友達に指摘されることもあるでしょう。このような流れで、社会の中でおのずと指しゃぶりを卒業できるこどもも中にはいます。

しかし、どうしてもやめられない場合は指先や体を動かす遊びをたくさん取り入れて、指しゃぶりに意識を向けさせない工夫、スキンシップや前向きな声掛けが大切です。大人がこどもに焦らず寄り添うことで、こどもも少しずつ指しゃぶりをやめられるようになるでしょう。

お子様の指しゃぶりでお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

こどもの歯並びの変化を追ってみた

2023年8月26日
こどもの歯並びの変化を追ってみた
こんにちは。
大阪府八尾市志紀にある歯医者 医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。
今回は、「こどもの歯並びの変化を追ってみた」です。
この記事では、1人の患者さんが3カ月の矯正治療でどのように変化したのかを詳しく説明していきます。
当院では、小児矯正に使用する装置として『インビザラインファースト』という小児用のマウスピースを使用しています。
『インビザラインファースト』でどのように歯並びが変化するのかご紹介させて頂きます。
子供の歯並びが気になるママに必見です。是非、最後までご覧ください。

インビザラインファーストとは?

インビザラインファーストとは

インビザラインファーストは、透明なマウスピースを使用した歯列矯正の新たなアプローチです。従来のブラケット矯正とは異なり、透明なアライナーを使うことで、目立たず快適な治療が可能です。この手法は、歯の不正咬合を軽度から中等度のケースに適用することができます。
インビザラインファーストについて詳しくはこちら

インビザラインファーストの特徴は?

1、目立たない透明なアライナー(マウスピース)

インビザラインファーストでは、透明なアライナー(マウスピース)を使用するため、治療中でも目立ちにくく、自然な笑顔を保つことができます。

2、短期間での治療

インビザラインファーストは、軽度から中等度の歯の不正咬合に対して特化しており、従来の矯正治療よりも短期間で結果を得ることができる場合があります。

3、快適な装着感:

アライナーは滑らかで柔軟な素材で作られており、口腔内に違和感を与えず、快適に装着できる特徴があります。

4、取り外し可能

インビザラインファーストのアライナーは取り外し可能であるため、食事や歯磨きの際に外すことができ、日常生活の利便性を高めることができます。

インビザラインファースト症例

インビザラインファースト矯正前(初診時)

インビザラインファースト矯正前(初診時)
2022年12月に歯並びが気になると来院されました。9歳の女の子です。
上顎は狭く小さい状態でした。スペースが小さく歯並びが悪い状態でした。
話を聞いていると、アレルギーがあり鼻が詰まり口呼吸になっていました。
口呼吸によって脳の機能が抑制され、上顎の成長不足になってしまった事が原因だと考えられます。
また、下顎は前歯の歯並びも悪く重なっている状態でした。
口呼吸によって舌の位置が悪くなり歯並びが悪くなっていると考えられます。
歯並びが悪くなった原因を考えると『口呼吸』です。
原因は小さい事かもしれませんが、歯並びに大きく影響を与えてしまいます。

今回の治療計画としては

1、インビザラインファーストで顎を広げて、歯並びを綺麗にする。
2、歯並びの原因である口呼吸を改善し、口腔機能をトレーニングする。

インビザラインファースト矯正1カ月後

インビザラインファースト矯正1カ月後
インビザラインファースト矯正1カ月後です。
上顎も下顎も少し拡大されて広がってきました。
唇の筋肉によって内側に押し込められていた前歯が少し広がり歯並びが改善されてきました。

患者さんのお母さまから

『痛みはなく目立たないから続けられています。1ヶ月でこんな変化するなんてビックリです。』とのことでした。
9歳の子供でも矯正が続けられるのは『痛みが少なく』、『目立たない』が鍵ではないかと思います。

インビザラインファースト矯正2カ月後

インビザラインファースト矯正2カ月後
インビザラインファースト矯正2ヶ月後です。
2ヶ月でここまで変化します。
下の歯並びは特に、重なっていたのが綺麗になってきました。
あと、一踏ん張りです。
患者さん自身もお母さまも一丸になってインビザライン矯正に取り組んで頑張ってくれています。

インビザラインファースト矯正3カ月後

インビザラインファースト矯正3カ月後

インビザラインファースト矯正3カ月後です。
3カ月で歯並びがここまで綺麗になりました。

インビザラインファースト矯正前と矯正3ヶ月後の比較

インビザラインファースト矯正前と矯正3ヶ月後の比較

あと少し、顎を広げてスペースを広げたら終わります。
インビザラインファーストは顎を広げながら歯並びを整えることが出来るのでこんなに短期間で成果を得る事が出来ます。
是非、お子さまの歯並びで悩まれているママはご相談ください。

いかがだったでしょうか?

小児矯正の目的は顎を広げる事で脳の成長を促すことが一番の目的です。
成長はその瞬間しかありません。
少しでも成長に不安を感じる場合はすぐにご相談ください。
時間は戻らないので是非、その瞬間を逃さないで下さい。
当院は、全国でも1%も獲得する事が出来ないダイヤモンドプロバイダーですので安心してご相談ください。
もりかわ歯科での矯正治療について詳しくはこちらをご覧ください。
ダイヤモンドプロバイダーの森川康司

こどもが笑顔で通える!小児歯科の選び方ガイド!

2023年8月11日
歯科衛生士と女の子

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

歯科医院は「歯を削る」などの行為によるイメージにより、怖いと感じるこどももいます。そのため、いざこどもを歯科医院に連れて行くとなると、どの歯科医院を選べばいいのか迷うこともあるでしょう。

また、虫歯治療以外にも、小児歯科の診療内容はたくさんあります。長く健康な歯を維持するためには、こどもの頃から定期的に歯科医院に通うことが大切です。

この記事では、小児歯科の診療内容や小児歯科の対象年齢、小児歯科の選び方について解説します。

小児歯科は何歳から何歳まで?

顎に手を当てて悩んでいる女性

小児歯科は、こどもの口腔健康を専門的に管理するための歯科の一部で、乳歯のケアから永久歯への移行、そしてそのあとの管理を行います。こどもが小児歯科に通い始める目安は、一般的には0〜1歳半です。まずは、虫歯の確認やフッ素の塗布などが中心に行われるでしょう。

この時期に初めて歯科医院に訪れることで、こども自身が歯科医院を恐れることなく受診できるようになります。また、小さいうちから口腔ケアの重要性を理解し、正しい歯磨きの方法を覚えられるでしょう。

一般的には、中学生や高校生になると大人の歯に生え変わっているため、一般歯科での治療が可能になります。小児歯科を受診できる確定的な終了年齢は存在せず、小児歯科での方針や患者さん自身の状態などを見て歯科医師が判断するのが一般的でしょう。

小児歯科の診療内容

歯科医師から歯磨き指導を受ける親子

大人が受診する一般歯科の診療は虫歯や歯周病などの治療が多いのに対し、小児歯科の診療は、主に歯の発育・発達に特化しています。小児歯科では具体的にどのような診療を行っているのか、それぞれ解説します。

虫歯の予防・治療

こどもも大人同様に、砂糖を使用したおやつやジュースなどを飲食するため、きちんと歯磨きをしないと虫歯になります。そのため、丁寧な歯磨きや歯科医院での定期検診による虫歯予防が必要です。

歯磨き指導

こどもが小さいうちは、親御さんが歯磨きをしたり仕上げ磨きをしてあげたりすることが多いでしょう。そのため、こどもが小さいうちは親御さんが歯磨き指導を受けることが多いです。

こどもがある程度大きくなってきたら、こどもに直接歯磨きの指導があります。

しかし、まだうまく歯を磨けない子が多いため、親御さんが引き続き仕上げ磨きをしてあげる必要性があります。しばらくの間は、こどもと一緒に歯磨き指導を受けることになるでしょう。

フッ素塗布

歯科医院で初めてこどもが受ける処置は、乳児健診でのフッ素塗布の場合が多いでしょう。健診後も歯科医院で継続的にフッ素塗布の処置を受けることが推奨されています。

フッ素塗布をすることで、歯の表面を強化して虫歯を予防する効果があるといわれています。小さい頃の歯磨きは大変なため、フッ素塗布を定期的に行うことで、虫歯の元になる細菌に負けない口内環境を保てるのです。

歯並び・噛み合わせの矯正

小児歯科は「歯並び・噛み合わせの矯正」も診療範囲に含まれます。

乳歯から永久歯への生え変わり時期は、こどもの顎の骨格が成長段階であることによって起こる歯並びや噛み合わせの問題が現れる時期です。中には永久歯が生えそろう前に行うことで効果的な治療もあるため、歯科医師に早期に相談できるのは大きいといえるでしょう。

安心して治療を受けられる小児歯科の選び方

喜怒哀楽の表情が描かれた木のブロック

こどもの健康な歯を守るための治療を受けられる小児歯科ですが、どのように小児歯科を選べばいいのでしょうか。順番に解説します。

小児歯科診療経験が豊富

小児歯科を選ぶ際は「小児歯科診療経験が豊富」であることを確認しましょう。

大人と違って、こどもは歯も骨格も発達段階です。また、こどもは大人に比べてじっとしていられない、または感情に左右されやすいなど、診療だけでなくコミュニケーションが重要になる面もたくさんあります。

こどもの年齢や成長に合わせた予防や治療計画が必要なことから、経験豊富な歯科医院を選ぶことが大切です。

カウンセリングが丁寧

小児歯科では、カウンセリングが丁寧であるかも大きなポイントです。

診察を受けるうえで、いかに歯科医師やスタッフがこどもを理解し、前向きに診察をすすめられるかが重要になってきます。そのため、初回はこどもの歯の状態を見てもらう以外にも、どのような性格のこどもなのか、何が好きで嫌いなのかなど、こどもの特性を一緒に見ることが大切です。

それによって、歯科医師やスタッフと、こどもや親御さんとの間のコミュニケーションが円滑になり、結果的に診察がスムーズにいくでしょう。

怖くない雰囲気や工夫がされている

こどもにとって歯科医院は未知の世界で恐怖の対象になることが多いため、口腔ケアが疎かになるケースも少なくありません。こどもがリラックスして治療を受けられるような「怖くない雰囲気」の小児歯科を選びましょう。

キッズスペースが設置されていることや暖色系の壁であること、こどもが好きなイラストやキャラクターの装飾があることなど、こどもに安心感を与える工夫がされている歯科医院がおすすめです。

また、テレビでこども向けアニメを流して診察までの時間を楽しく待てる工夫をしている小児歯科や、診療後にミニグッズがもらえたりガチャガチャができたりするなど「歯科医院に行けばいいことがある」と感じられるような工夫をしている小児歯科も多くあります。

こどもに対する歯科医師やスタッフの対応がやさしい

こどもの歯科治療は、親御さんにとってもこどもにとってもストレスになりがちです。ストレスを軽減するには、こどもが喜んで足を運べるような小児歯科を選ぶことが大切でしょう。

大前提に「怖くない」ことが挙げられます。不安なこどもに対して歯科医師やスタッフが優しく接してくれることにより、こどもの緊張もほぐれ、スムーズに診察が進むでしょう。

こどもは新しい場所や未知の経験に対して恐怖心を感じやすいため、優しく接してもらえる歯科医院が望ましいといえます。歯科医師やスタッフがこどもを怖がらせないように工夫しているか、診療の説明をこどもが理解できるように行っているかを確認しましょう。

予防歯科に力を入れている

虫歯の治療も大切ですが、なるべく虫歯にならないようにする「予防歯科」に力を入れている小児歯科はおすすめです。

歯科医院に恐怖心を抱く原因は、虫歯の治療が多いといえるでしょう。虫歯にならなければ、怖い思いをして虫歯治療をする必要はありません。どのように虫歯予防をすればいいかを丁寧に教えてくれる、また虫歯予防のための処置を施してくれる歯科医院を選びましょう。

健康な歯を維持することは、大人になってもずっと継続する必要があります。そのためには、小さいうちから「歯磨きをすることの大切さ」や「歯の適切な磨き方」などを指導してくれる歯科医院に出会うことが大切です。

まとめ

頬に手を当てている兄弟

小児歯科を初めて受診するときは、どのようなところを見て選べばよいか迷うことも多いのではないでしょうか。小児歯科診療の経験が豊富で雰囲気の明るい小児歯科を選ぶことで、こどもも怖がらずに足を運べるでしょう。

また、歯科医師やスタッフが優しいという点も大切です。積極的にこどもに声掛けをしてくれたり「頑張ったね」と褒めてくれることで、こどもにも自信がつき、歯科医院への抵抗感も減っていくでしょう。

最近では、こどもがまた歯科医院に行きたくなるような可愛いシールや消しゴムなどのグッズを用意しているところもあります。ご褒美があると、頑張れるこどもがたくさんいるのではないでしょうか。はじめはご褒美目当てでも、通院していくうちに「歯科医院は怖い場所ではなく健康な歯を維持するために行くところ」となるように親御さんがこどもに合わせてアシストしてあげましょう。

お子さんの初めての歯科医院受診を検討されている方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

こどもの顎の成長を考え、健やかな未来を築く方法

2023年8月11日

こどもの顎の成長を考え、健やかな未来を築く方法

こんにちは。
大阪府八尾市志紀にある歯医者 医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。
今回は、「こどもの顎の成長を考え、健やかな未来を築く方法」です。
こどもの成長は、体のあらゆる部分が急速に変化する大切な時期です。特に顎の成長は、大人になった時に歯並びや噛み合わせに大きな影響を与える重要な要素です。
このコラムでは、こどもの顎の成長についての重要性と注意すべきポイントについて探求してみましょう。

顎の成長の重要性

顎の成長の重要性

こどもの顎の成長は、身体と心の健康に直結する重要な要素です。正常な顎の成長は、以下のような点で大きな意味を持ちます

1. 歯並びと噛み合わせの形成

顎の成長は、将来の歯並びと噛み合わせに大きな影響を与えます。適切な顎の成長がなされることで、歯が正しく並び、噛み合わせも良好なものとなります。これにより、咀嚼機能が向上し、栄養摂取や消化がスムーズに行われるようになります。
逆に、顎の成長に問題がある場合、歯並びや噛み合わせが乱れることがあります。
これは、歯の健康だけでなく、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。

2. 言語の発

顎の成長は、言語の発達にも密接に関連しています。正常な顎の成長により、舌や口の筋肉が適切に発達し、言語の発音が正確に行われるようになります。こどものうちから適切な発音や言葉の発達をサポートすることは、学習能力や社会的なコミュニケーションにも大きな影響を及ぼすことがあります。

3. 顔の形成と自己イメージ

顎の成長は、顔の形成にも関与します。適切な顎の成長がなされることで、バランスの取れた顔の形状が形成されます。顎骨が形成されてから口元を変えようとしてしまうと骨を切ったりが必要になってしまったりとすごく大変な治療になってしまいます
また、顔の形成はこどもの自己イメージや自己肯定感にも影響を与える要素となります。健やかな自己イメージを築くためにも、顎の成長の健全性を重視することが大切です。

顎の成長に影響を与える要因

顎の成長に影響を与える要因

顎の成長は、さまざまな要因によって影響を受けます。主な要因としては以下の点が挙げられます

1. 遺伝的要因

顎の成長には、遺伝的な要因が大きく関与します。親や祖父母の顔の形状や歯の並びは、子供の顎の成長に影響を及ぼすことがあります。遺伝子の影響を理解することは、将来の歯並びや噛み合わせを予測し、適切なケアを行う上で重要です。

2. 咬合や呼吸の癖

咬合(こうごう)や呼吸の癖は、顎の成長に大きな影響を与える要因です。舌の位置や呼吸の方法が不適切な場合、顎の成長に乱れが生じる可能性があります。特に子供のうちから正しい呼吸法を身につけることや、咬合の癖を改善することは、顎の健全な成長を促すために重要です。

3. 口呼吸やアレルギー

口呼吸やアレルギーも顎の成長に影響を与える要因となります。アレルギーによる鼻づまりやアデノイド(扁桃)の肥大などが、口呼吸を引き起こすことがあります。口呼吸は顎の発育に悪影響を及ぼすだけでなく、言語の発達や顔の形成にも影響を与える可能性があります。

顎の成長の注意点

顎の成長の注意点

こどもの顎の成長を健全に促すためには、以下の点に注意することが重要です

1. 正しい姿勢と呼吸法の習慣化

正しい姿勢と呼吸法の習慣化が顎の成長に重要です。良好な姿勢を保つことで、顎の発育や噛み合わせのバランスがサポートされます。また、口呼吸を改善し、鼻呼吸を促すことで、顎の成長にプラスの影響を与えることが期待されます。鼻呼吸は成長において重要になってきます。鼻呼吸することによって脳を冷やし、脳の機能にも正常化に繋がります。

2. 定期的な歯科検診と早期治療

定期的な歯科検診は、顎の成長を正しくサポートするために欠かせません。歯科医師による顎の成長の評価と早期治療の提案が、将来の歯並びや噛み合わせを改善するために重要です。

3. 栄養と口腔ケアのバランス

栄養と口腔ケアのバランスを保つことも顎の成長に影響を及ぼします。健康的な食事と適切な口腔ケアを提供することで、歯と顎の健康を維持することができます。

いかがだったでしょうか?

今回は、「こどもの顎の成長を考え、健やかな未来を築く方法」でした。
こどもの顎の成長は、将来の歯並びや噛み合わせ、言語の発達、自己イメージに影響を与える重要な要素です。遺伝的要因や生活習慣、口腔ケアなどが顎の成長に影響を与えることを理解し、適切なケアを行うことが大切です。
正しい姿勢と呼吸法の習慣化、定期的な歯科検診と早期治療、栄養と口腔ケアのバランスの確保が、健やかな顎の成長をサポートするために必要です。こどもの大切な発達期を理解し、健やかな未来への基盤を築くために、顎の成長に対する適切なサポートを行いましょう。
もりかわ歯科志紀診療所はお口の中だけではなく全身のアドバイスも行っております。
当院は「ママとこどもの歯医者さん」認定医です。

ママと子供の歯医者さんロゴ

小児歯科で行う虫歯予防とは?こどもの虫歯の特徴と原因も解説!

2023年8月4日
歯科衛生士がこどものお口の中を確認している

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

虫歯になると、痛みを感じる方や、虫歯治療自体が大きなストレスとなる方も少なくありません。特に、小さなお子さまの場合、歯科医院へ行くのを嫌がる場合や虫歯の痛みを訴えるのが難しい場合があるため、親御さまは虫歯にならないように予防したいと思うでしょう。

今回は「小児歯科で行う虫歯予防にはどのようなものがあるのか」「こどもは大人に比べて虫歯になりやすいのは本当なのか」などの疑問に答えます。

虫歯になりやすいこどもの特徴とは

歯の治療を受けているこども

虫歯になりやすいこどもの特徴は、以下のとおりです。

・ひとりで上手に歯磨きできない

・甘い食べ物や飲み物を口にすることが多い

・口呼吸している

・歯並びが悪い

以下、それぞれ解説します。

ひとりで上手に歯磨きできない

小さいお子さまは、まだ上手に歯磨きができず、磨き残しが多いです。また、親御さまが歯磨きを手伝う場合でも、歯磨きが苦手でお子さまが暴れてしまったり歯磨きを拒否したりすることで、うまく歯磨きができず、虫歯のリスクが高まることがあります。

甘い食べ物や飲み物を口にすることが多い

虫歯の原因となる菌は糖をエサにするため、お菓子やジュースなどの甘いものを口にする機会が多いこどもは、虫歯のリスクを高めるといわれています。

特に、時間を決めずにダラダラとお菓子を食べる習慣がある場合は注意しましょう。虫歯菌が好む口内環境が続くため、さらに虫歯になる確率が高くなるのです。

口呼吸している

口呼吸していると、唾液の分泌が少なくなるため、虫歯になりやすくなります。

口を閉じて鼻で呼吸することで、埃や細菌などをそのまま吸い込まないようになっているため、鼻呼吸が理想の呼吸方法です。唾液には口内の汚れを洗い流す作用や抗菌作用がありますが、唾液の分泌が減ることで、虫歯の原因となる菌が繁殖しやすくなるのです。

歯並びが悪い

歯並びが悪く、歯と歯が重なっている部分があることで、歯ブラシだけでは十分に磨けない場合があります。歯が被さっている状態のため、虫歯があっても発見しにくい場合もあるでしょう。

また、噛み合わせが悪いと、口がうまく閉じられず、口呼吸になってしまう可能性もあるのです。

こどもの虫歯の特徴

虫歯治療をあらわすイメージ

こどもの虫歯の特徴は、以下のとおりです。

・虫歯になりやすく、進行が早い

・乳歯の虫歯は白く濁る

・年齢によって虫歯ができやすい場所が異なる

以下、それぞれ解説します。

虫歯になりやすく、進行が早い

こどもの歯は、永久歯に比べて「エナメル質」という歯の表面にある層が柔らかく薄いため、虫歯になりやすいです。乳歯の場合は、エナメル質やエナメル質の奥にある象牙質(ぞうげしつ)という部分の厚みが永久歯の半分しかないため、虫歯が一気に神経まで到達する可能性が高くなります。

乳歯の虫歯は白くにごる

永久歯が虫歯になると黒くなりますが、乳歯の場合は白くにごります。虫歯以外の理由でも歯が白くにごることがあるため、白くにごるからといって必ずしも虫歯とは限りませんが、虫歯になっている可能性もあります。

白色の場合、虫歯が見えにくく気づきにくいです。また、乳歯の虫歯は痛みをあまり感じないまま進行していくことがあります。虫歯に気づかないお子さまや、痛みをうまく伝えられないお子さまもいらっしゃるため、気づいたときには虫歯がかなり進行している場合があるでしょう。

年齢によって虫歯ができやすい場所が異なる

こどもの歯は、年齢によって虫歯ができやすい場所が異なります。年齢ごとの虫歯ができやすい場所は、以下のとおりです。

2歳ごろまでの虫歯ができやすい場所:上の前歯

2歳頃までは、哺乳瓶を使ったり、かじるようにして食事をしたりすることが多いため、上の前歯が虫歯になりやすいです。

特に、前歯の裏側は歯ブラシがあてづらく、見えにくい場所のため、虫歯ができていても気づかないことがあります。

2〜5歳ごろの虫歯ができやすい場所:奥歯

2、3歳ごろからは、少しずつ奥歯を使って食事ができるようになります。

汚れが溜まりやすく溝がある奥歯は、歯ブラシの毛先が届きにくいため、虫歯になりやすいでしょう。

6歳以降の虫歯ができやすい場所:6歳臼歯

6歳ごろからは、永久歯が生え始めます。6歳以降で最も虫歯になりやすいのは、6歳臼歯とよばれる歯です。6歳臼歯は、永久歯の中で最も早く生えてくる歯で、前から数えて6番目にあたる歯のことを指します。

6歳臼歯の生え始めは最も奥にあり、手前の乳歯のほうが背が高いため、歯ブラシが届きにくいです。また、6歳臼歯は、噛み合わせの面の溝が深いため、磨き残しが発生しやすい歯といえます。

虫歯になる原因

原因と結果

虫歯になる4つの原因は、以下のとおりです。

・歯の質

・細菌(微生物)

・糖質

・時間

以下、それぞれ解説します。

歯の質というのは、歯を構成するエナメル質や象牙質の状態のことを指します。大人の永久歯に比べ、乳歯や生えたばかりの永久歯は、エナメル質や象牙質がまだしっかり形成されていないため、柔らかく薄い状態です。そのため、虫歯になりやすい環境といえます。成長するにつれ、少しずつ歯が硬くなっていくため、大人の歯よりも歯の質が未熟であるこどものほうが虫歯になりやすいのです。

虫歯の原因となる細菌は、食材などに含まれる糖分を餌にして増え、ねばねばした物質をだすことでプラークを作り出します。その状態で時間が経つと、プラークの中で虫歯菌が酸を作り、エナメル質が酸によって溶かされることで歯に穴があき、虫歯になります。これが虫歯になるメカニズムです。

一般的には、食べ物や飲み物を口にすることで口内が酸に傾きますが、唾液の働きで中性に戻すことができます。

しかし、ダラダラと時間を決めずに甘いものを摂取すると、唾液の働きが間に合わず、口内が酸性になっている時間が多くなり、虫歯になる可能性が高まるでしょう。

小児歯科で行う虫歯予防

歯ブラシと歯磨き粉がおいてある

一度虫歯になってしまうと、歯を削ったり通院したりする場合があり、小さなお子さまにとってストレスになる可能性があります。虫歯予防をしっかりしておけば、歯の健康が守られるだけでなく、治療が必要ないため歯科医院への怖いイメージをもちにくいメリットもあります。

小児歯科で行う虫歯の予防方法は、以下のとおりです。

・歯のクリーニングやブラッシング指導

・フッ素の利用

・シーラントの利用

以下、それぞれ解説します。

歯のクリーニングやブラッシング指導

定期的に歯のクリーニングをすることで、歯ブラシでは落としきれない汚れを落とすことができます。プロに口内をチェックしてもらうことで、虫歯の早期発見にもつながります。

また、仕上げ磨きを含め、きちんと歯が磨けているかどうか不安な場合は、ご自宅で正しい歯磨きができるようにブラッシング指導をしてもらうことも可能です。

フッ素の利用

フッ素とはミネラルの一種で、自然界にも存在し、骨や歯のために必要な栄養素です。フッ素を利用して期待される効果は、以下のとおりです。

・歯の質の強化

・酸の産生の抑制

こどもの歯は歯の質が弱く、虫歯になりやすいため、フッ素によって歯の質を強化することで、虫歯になりにくい歯をつくる効果が期待できます。また、フッ素は虫歯の原因となる細菌を弱らせ、細菌が産生する酸を抑制できるといわれています。

歯の質が弱いこどもの時期に歯科医院でフッ素を塗布してもらうことで、虫歯予防できる可能性が高まるでしょう。

シーラントの利用

歯科医院でできるこどもの虫歯予防に「シーラント」とよばれる処置があります。

シーラントは、奥歯の溝を埋めることで食べかすが溝に入り込みにくくし、虫歯の発生を予防する目的で行われます。

ご自宅で行う虫歯予防

こどもを見守る親

歯科医院で虫歯予防をしても完全に虫歯を防げるわけではありません。ご自宅での毎日のケアや生活習慣を見直すことで、さらに虫歯のリスクを減らすことができるでしょう。ご自宅で行う虫歯予防は、以下のとおりです。

・食後の歯磨きを徹底する

・バランスのよい食事を心がける

・間食の時間を決める

以下、それぞれ解説します。

食後の歯磨きを徹底する

虫歯予防には食後の歯磨きが欠かせません。食後にしっかり歯を磨くことで菌の繁殖を最小限に防ぐことができます。小さなお子さまは隅々まできれいに磨くことが難しいため、仕上げ磨きをすることで、さらに口内を清潔に保てます。

また、フロスや部分用ブラシなどのアイテムを使うことで、細かい汚れも落とすことができるでしょう。

バランスのよい食事を心がける

糖を含むような甘い食べ物を口にする機会が多いと、虫歯のリスクを高めます。食事はバランスよく食べましょう。

間食をひかえるのが難しい場合は、チョコレートや飴などの糖を多く含む食べ物の代わりに、チーズやさつまいもにするなど、甘すぎないものに変えたり、頻度を減らしたりすることも効果的です。

間食の時間を決める

間食の時間を決めることなく、一日に何度も甘い食べ物や飲み物を口にしていると、唾液がもつ口内を中性に保つ作用が働きにくくなり、細菌が繁殖しやすい環境を作り出します。

間食するときはしっかり時間を決め、ダラダラ食べないようにしましょう。

まとめ

ポイントをまとめる女の子

今回は、こどもの虫歯予防について解説しました。虫歯になりやすいこどもの特徴や虫歯ができてしまう原因を知ると、小児歯科やご自宅で行う虫歯予防が重要かご理解いただけるかと思います。

一度虫歯になってしまうと、虫歯の痛みや歯科医院での虫歯治療は、こどもにとって大きなストレスやトラウマになることが予想されます。しっかり虫歯予防を行い、お子さまの大切な歯を守ってあげましょう。

お子さまの虫歯でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

小児矯正の目的は?

2023年6月30日

小児矯正の目的は?

こんにちは。大阪府八尾市志紀にある歯医者 医療法人 甦歯会もりかわ歯科 志紀診療所です。
今回は、「小児矯正の目的は?」です。
皆様は、小児矯正の目的をご存じですか?
大人になると成長はしなくなります、子供の成長はその時しかありません。
その瞬間を逃してしまうと成長は戻ってきません。
今回の記事では小児矯正の目的を徹底的にご説明させて頂きます。
小児矯正を考えている方は是非、この記事を読んで参考にしてもらえたら幸いです。

成長で大切なことは?

脳のラジエーターとして重要な働き

成長で大切なことは『呼吸』です。
口がポカンと空いていて口呼吸になっている子と鼻呼吸出来ている子では成長の仕方が違います。
脳は20Wの熱を産生しているのですが、脳が熱くなりすぎると機能が働かなくなります。
それを防ぐために鼻呼吸があります。
顎の成長は脳の成長と関係しています。
成長をしっかり促すためにはまず、お子様の呼吸の仕方を確認して下さい。
鼻が詰まっていて鼻呼吸が出来ていない場合、耳鼻科に是非、受診して下さい。

小児矯正の目的は?

矯正相談でいつもお話する事ですが、大人の矯正の目的と子供の矯正の目的は違います。
子供の矯正の目的は
1、顎の成長を促すため
2、大人になった時抜歯矯正を避けるため
3、脳の成長を促すため

主にこの3つの目的だと考えています。

上顎は10歳までに80%成長します。そのタイミングで脳も成長します。
上顎の成長は10歳までに広げないと広がりにくくなります。

上顎はどうやって成長するの?

上顎はどうやって成長するの?

上顎は3方向に成長していきます。
ピンクの線が切歯縫合といって前方向に成長していきます。
青い線が正中口蓋縫合といって横方向にに成長していきます。
要は縫合が広がることで上顎が成長していきます。

小児と成人の上顎の違い

左は子供、右は大人の上顎です。
子供の時縫合は深いです。それに比べ大人になると縫合は薄くなっていきます。
これは大人になると成長がストップしてしまう事を表しています。
成長をさせるためには縫合が広がるタイミングで広げてあげる必要があります。
小児矯正の目的は今しか出来ないことへのアプローチだと当院では考えております。

実際の症例

インビザライン矯正前(初診)

インビザライン矯正前の状態(初診)

9歳の女の子で歯並びが気になるという事で来院されました。

上顎のスペースが小さいので歯が並ぶことが出来ていないことによって歯並びが悪くなってしまっています。
下顎も前歯がガタついている状態でした。
インビザライン矯正にて顎を広げながら歯並びを整えていく計画を作成していきました。

インビザライン矯正8ヶ月後

インビザライン矯正8ヶ月後

インビザライン矯正8ヶ月後です。
歯並びもだいぶ綺麗になりました。このように8ヶ月ほどでここまで変化します。
もし、この方が大人になって矯正していたら抜歯をしないと歯並びを解消出来なかったかもしれません。
歯は大切なので、できるだけ抜かずに歯を並べることが大切になってきます。
お子様の歯並びが気になっている方はすぐに矯正相談を受けてもらうことをおすすめします。

いかがだったでしょうか?

今回は、「小児矯正の目的は?」でした。
子供の時に矯正をすることにはたくさんメリットがあります。
気になっているけどなかなか1歩踏み出せていない方は
この問診票を見てみて下さい。
該当する項目があればご相談することを推奨します。

もりかわ歯科問診票

当院は、ダイヤモンドプロバイダーといって全国の歯科医院で1%程しか獲得することができない称号を獲得しております。
気になる方は是非ご相談下さい。
小児矯正の詳しい内容はこちら

ダイヤモンドプロバイダー森川康司

矯正相談に密着してみた

2023年6月23日

矯正相談に密着してみた

こんにちは。大阪府八尾市志紀にある歯医者 医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。
今回は、「矯正相談に密着してみた」です。
矯正相談と言われると敷居を高く感じられる方が多いのではないかと思います。
一体、矯正相談で何が行われるのかを今回の記事ではご説明させて頂きます。
矯正に興味はあるがなかなか行動に移せていない人は必見です。
最後まで読んで頂けますと幸いです。

矯正相談の1日の動画はこちら


矯正相談の流れ

1.iTeroでお口の中を撮影

iTeroを使ってお口の中を撮影をさせて頂く事で、360度あらゆる角度からお口の中を見ることが可能になってきます。
普段、見る事ができない奥歯の状態も確認する事が出来ます。

360度あらゆる角度から口腔内を確認

iTeroとは?

iTeroとは何?

従来のピンクの型取り材

光を使って型取りする機械になります。
銀の詰め物を作る時にピンクの型取り材で型取りをされた経験があると思います。
iTeroを使うことでピンクの型取り材を使わずに型取りをすることが出来ます。
詳しい内容はこちらから

2、カウンセリング

詳しくカウンセリング

今のお悩みを聞きながら現状の問題点などを詳しくご説明させて頂きます。
歯の問題によって体の問題にも繋がってきます。
治し方など詳しくご説明させて頂きます。

3、ビフォーアフター

歯並びのビフォーアフター

その場でビフォーアフターが見られる

iTero撮影させて頂くことで、その場で矯正後の歯並びのシミュレーションを見る事が出来ます。
矯正相談で先生からの話だけだとなかなか想像する事が出来ません。
iTeroを使う事で現状を知りそして未来の歯並びまで見る事が出来ます。
歯並びの変化を目の前で作っていきますのでどのように歯が動いていくのかが想像しやすいです。

実際の歯並びの変化はこちら


料金、装置の説明

費用、装置の説明

最後に、インビザライン矯正で使うマウスピースについての説明や費用の説明をさせて頂きます。

生活の中に矯正を入れていかないといけません。
マウスピースの取り扱いの仕方や注意事項など生活していく中で気を付けないといけない事も色々説明させて頂きます。

また、矯正の一番のポイントである費用の所も説明させて頂きます。
支払いの方法は何があるのか?、分割払いはできるのか?、通院費がかかるのか?
など費用の説明をしっかりさせて頂きます。

いかがだったでしょうか?

今回は、「矯正相談に密着してみた」でした。
矯正相談はこのような流れで進んでいきます。
なかなか矯正と言われると敷居は高くなると思います。
ただ、現状の状態を知ることは大切です。
無料なので是非、お気軽にお越しください。
当院は、全国でも1%も獲得することも出来ないダイヤモンドプロバイダーです。
インビザライン矯正医である森川 康司がお悩みを解消させて頂きます。
当院では矯正無料相談を実施していますのでお気軽にお問い合わせください。
詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページをご覧ください。

ダイヤモンドプロバイダー森川康司