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歯周病の初期症状を見逃すな!歯茎からのサインを見つける方法

2024年9月4日
歯周病の初期症状を見逃すな!歯茎からのサインを見つける方法

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯科医療は専門性の高い分野であり、患者様にとって分かりにくい情報や誤解が生じやすい情報も少なくありません。診療中、患者様お一人おひとりに丁寧にご説明したいのはやまやまですが、限られた時間の中では難しいのが現状です。

そこで、このブログを通して、患者様からよくいただく質問や、知っておいていただきたい歯科医療の知識を分かりやすくお伝えいたします。専門用語はなるべく避け、皆様の疑問を解消し、安心して治療を受けていただけるよう努めてまいります。

このブログが、皆様の歯とお口の健康に関する情報源として、少しでもお役に立てれば幸いです!
疑問や不安がございましたら、遠慮なく当院にご相談ください。

「歯周病」に関する疑問やお悩みに全力回答!

「最近、歯磨きすると血が出るな…」
「朝起きた時、口の中がネバネバする…」
「最近、口臭が気になる…」

そんな些細な変化、もしかしたら歯周病の初期症状かもしれません。歯周病は歯を失う原因の第1位であり、日本人の成人の約8割がかかっていると言われています。しかし初期段階では自覚症状がほとんどないため、気付かないうちに進行してしまう怖い病気です。

今回は歯周病の初期症状や原因、治療法について詳しく解説します!

歯周病ってどんな病気?

歯周病ってどんな病気?

歯周病とは歯を支える骨や歯茎の組織が、歯垢(プラーク)に含まれる細菌によって破壊されていく病気です。初期段階では「歯肉炎」と呼ばれ、歯茎が赤く腫れたり出血しやすくなります。この状態を放置すると歯周炎へと進行し、歯を支える骨が溶けて歯がグラグラし、最終的には抜歯が必要になることもあります。

歯周病の原因は?

歯周病の主な原因は、歯垢(プラーク)です。

歯垢は食べかすや唾液中の成分が細菌と混ざり合ってできたもので、歯磨きを怠ると歯の表面に付着して増殖していきます。歯垢が石灰化すると歯石となり、歯ブラシでは除去できなくなります。歯石はさらに歯垢を付着させ、歯周病を悪化させる原因となります。

歯周病は誰にでも起こりうる病気

歯周病は年齢や性別を問わず、誰にでも起こりうる病気です。
以下のような方は特に注意が必要です。

喫煙者

喫煙は歯周病の最大の危険因子の一つです。タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、歯ぐきへの血流を悪化させます。その結果、免疫細胞の働きが弱まり歯周病の発症や進行を促進します。

また、喫煙者は歯周病の治療効果も低く重症化しやすい傾向にあります。

糖尿病などの持病がある方

糖尿病は免疫力を低下させ、感染症にかかりやすくなるため歯周病のリスクを高めます。

高血糖状態が続くと歯周組織の抵抗力が弱まり、歯周病菌の増殖を許しやすくなります。歯周病が進行すると、さらに血糖コントロールが悪化するという悪循環に陥る可能性もあるため、注意が必要です。

ストレスが多い方

ストレスは免疫力を低下させ、歯周病菌に対する抵抗力を弱めます。ストレスを感じると、歯ぎしりや食いしばりなどの癖が出やすくなり、歯周組織に負担がかかり歯周病が悪化しやすくなります。

歯並びが悪い方

歯並びが悪いと歯ブラシが届きにくく歯垢が溜まりやすくなるので、歯周病のリスクが高まります。矯正治療によって歯並びを整えることは、歯周病予防にも効果的です。

遺伝的に歯周病になりやすい方

歯周病には遺伝的な要因も関与しており、家族に歯周病の方がいる場合は自身も歯周病になりやすい可能性があります。だからといって必ず歯周病になるわけではありません。日頃から丁寧な歯磨きや定期的な歯科検診を心がけることで、歯周病を予防することができます。

歯周病の初期症状、見逃していませんか?

歯周病の初期症状、見逃していませんか?

歯周病は「サイレント・ディジーズ(静かな病気)」とも呼ばれ、初期の段階ではほとんど自覚症状がありません。しかし、実はあなたの歯ぐきは今もSOSのサインを出しているかもしれません。

歯磨きで血が出る

健康な歯ぐきは歯磨きで出血することはありません。もし歯ブラシに血が付くようなら炎症を起こしているサインかもしれません。歯ぐきの毛細血管が炎症によって傷つきやすくなっているため、少しの刺激でも出血しやすくなっているのです。

歯ぐきが赤く腫れている

健康な歯ぐきはきれいなピンク色をしていますが、歯周病になると歯ぐきが赤く腫れぼったくなります。これは歯周病菌と戦うために集まった白血球が、歯ぐきに炎症を起こしているサインです。

歯ぐきがムズムズする

歯周病が進行すると歯ぐきにかゆみを感じることもあります。これは炎症がさらに悪化している可能性があります。

口臭が気になる

「最近、口臭が気になる…」と感じたら、歯周病の可能性も考えてみましょう。歯周病菌は口臭の原因となる物質を作り出します。特に朝起きた時や空腹時に口臭が強い場合は要注意です。

歯が長くなったように見える

鏡を見て「あれ?歯が長くなった?」と感じたことはありませんか?それは歯周病によって歯ぐきが後退し、歯の根元が露出しているサインかもしれません。

硬いものが噛みにくい

歯周病が進行すると、歯を支える骨が溶けて歯がグラグラと動揺するようになります。その結果、硬いものが噛みにくくなったり、噛むと痛みを感じたりするようになります。

これらの症状は、初期の歯周病のサインかもしれません。少しでも心当たりがある方は早めに歯科医院を受診しましょう。早期発見・早期治療で、大切な歯を守ることができます。

歯周病が悪化すると、取り返しのつかないことに…

初期の歯周病は、適切な治療とケアで改善できる可能性が高いですが、放置すると症状はさらに悪化し、取り返しのつかない事態を招くこともあります。

歯周ポケットの深化

歯と歯茎の間にできた溝(歯周ポケット)は、歯周病が進行するにつれてどんどん深くなっていきます。歯周ポケットが深くなると、歯ブラシが届きにくくなり、歯垢(プラーク)や歯石が溜まりやすくなります。そうなると歯周病菌がさらに増殖し、炎症がさらに悪化するという悪循環に陥ってしまいます。

歯槽骨の破壊と歯の動揺

歯周病菌は歯を支える土台となる骨(歯槽骨)を溶かしていきます。歯槽骨が破壊されると、歯はまるで地盤を失った建物のようにグラグラと揺れ始めます。硬いものが噛みにくくなったり、歯並びが変わってきたりしたら歯周病がかなり進行しているサインかもしれません。

歯の喪失

最終的には歯を支えるものがなくなり、歯が抜け落ちてしまう可能性があります。健康な歯を失うことは、食事や会話などの日常生活に大きな支障をきたすだけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。

歯周病により歯を失うリスクを減らし健康な歯を長く保つためにも、「もしかして…」と思ったら一人で悩まず、早めに歯科医院を受診しましょう。

歯周病を防ぐための予防方法

歯周病は一度進行してしまうと治療が難しく、最悪の場合、歯を失ってしまう可能性もある病気です。しかし日々のちょっとした心がけと、歯科医院での定期的なケアによって歯周病を予防し、健康な歯を保つことができます。

毎日のセルフケアが大切!

毎日のセルフケアが大切!

歯周病予防の基本は毎日の丁寧な歯磨きです。

正しい歯磨き方法をマスターし、自分に合った歯ブラシを選び、歯ブラシだけでは届かない歯と歯の間はデンタルフロスや歯間ブラシできれいにしましょう。また、歯周病予防に効果的な成分配合の歯磨き粉や歯磨き後の仕上げに洗口液を活用することで、さらに効果を高めることができます。口腔内の健康を守るため、毎日のセルフケアを徹底しましょう!

定期検診でプロのケアを受けよう

定期検診でプロのケアを受けよう

毎日きちんと歯磨きしていても、どうしても磨き残しが出てしまうもの。そんな磨き残しは歯周病の原因となる歯垢や歯石へと変化していきます。

歯科医院での定期検診ではプロの技術で歯ブラシでは落としきれない汚れを徹底的に除去し、歯周病の早期発見にも繋がります。あなたのお口の状態に合わせた歯磨き方法やケア用品のアドバイスも受けられるので、毎日のセルフケアをさらに効果的にすることができます。

定期検診で歯周病のリスクをきちんと把握し、プロのサポートを受けながら健康な歯を守っていきましょう!

生活習慣を見直そう

毎日の歯磨きや歯科検診に加えて、生活習慣を見直すことも歯周病予防にはとても大切です。

バランスの良い食事で歯や歯茎に必要な栄養をしっかり摂り、タバコはなるべく控えましょう。ストレスを溜め込みすぎず、適度な運動や趣味でリフレッシュすることも大切です。質の高い睡眠をしっかりとることも、免疫力を高め歯周病になりにくい体作りに繋がります。小さな心がけがあなたの歯と健康を守ります。

歯周病の治療方法

歯周病の治療方法

歯周病の治療は病気の進行具合によって変わってきます。

早期発見なら簡単な治療で済みますが、放っておくと大変なことになることも…。ここでは歯周病の進行度合いごとの治療法と、それぞれの治療の特徴をわかりやすく説明します。

初期段階(歯肉炎)

歯周病の初期段階では、歯ぐきが腫れたり出血しやすくなります。

この段階では主に歯のクリーニングを行います。歯に付着した歯垢(プラーク)や歯石を丁寧に除去し、歯茎の炎症を抑えます。また、正しい歯磨きの方法や生活習慣の改善についてのアドバイスもさせていただきます。初期段階であれば、これらの治療と毎日の歯磨きで歯周病の進行を止め、健康な状態に戻すことが可能です。治療期間も短く数回程度の通院で済むことが多いですが、定期的なメンテナンスが大切です。

中等度~重度(歯周炎)

歯周病が進行すると歯と歯茎の間に深い溝(歯周ポケット)ができてしまいます。

この歯周ポケットに歯垢や歯石が溜まりやすくなり、炎症がどんどん悪化していきます。この段階では歯周外科手術や再生療法といった治療が必要になることもあります。

これらの治療は治療期間が長くなり、術後の痛みや腫れも伴うことがあります。

歯並びが悪い方は要注意!矯正治療との組み合わせも

歯並びが悪いと歯ブラシが届きにくく、歯垢が溜まりやすくなります。これが歯周病の原因や悪化に繋がることも。もし歯並びが気になる場合は矯正治療を行うことで歯磨きがしやすくなり、歯周病の予防・改善に繋がります。当院では歯周病治療と矯正治療を組み合わせた治療プランもご提案していますので、お気軽にご相談ください。

どの治療法が最適かは患者様一人ひとりの状態やご希望によって異なります。歯科医師が丁寧にご説明し、あなたにぴったりの治療計画を一緒に考えていきますので、安心してご相談ください。

まとめ「歯周病かも?と思ったら、矯正歯科にご相談を!」

いかがでしたでしょうか?

今回は、歯周病の初期症状や原因、そして放置することの危険性について詳しく解説しました。歯周病は、初期段階では自覚症状がほとんどないため、気付かないうちに進行してしまう怖い病気です。しかし、早期発見・早期治療によって、健康な歯を長く保つことができます。

歯茎の腫れや出血、口臭など、少しでも気になる症状があれば、それは歯周病のサインかもしれません。放置せずに、早めに歯科医院を受診しましょう。

また、もりかわ歯科では、歯周病治療だけでなく、インプラント治療や自費の入れ歯治療、マウスピース矯正にも力を入れて対応しており、患者さま一人ひとりに合わせて治療計画をご提案しています。

「歯並びも気になってきた」「もっと健康な口元にしたい」そんな方も、ぜひお気軽にご相談ください。あなたの笑顔と健康を守るため、全力でサポートいたします。


矯正無料相談
矯正無料相談

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでももりかわ歯科へお越しください。

歯と唾液の関係って?

2024年7月10日
歯と唾液の関係って?

みなさまこんにちは!

大阪府八尾市で60年以上の歴史を持つ、地域に根ざした歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」です。患者様一人ひとりの不安や疑問に寄り添い、丁寧な説明と質の高い治療を提供することで、皆様の口腔内健康を守ります。

当院では、患者様とのコミュニケーション不足という課題を解消するため、このブログを立ち上げました。 ブログを通じて、歯科に関する様々な情報を発信し、患者様との理解を深めていきます。ブログでは、歯に関する基本知識から、治療に関する疑問まで、幅広いトピックを取り扱っています。 専門的な情報も、分かりやすく丁寧な言葉で説明しているので、どなたでも安心して読むことができます。また、ご質問やご意見も受け付けておりますので、お気軽にお寄せください。 患者様からいただいたご意見は、ブログ記事の改善や、より良い歯科治療の提供に活かしていきます。八尾市で歯医者をお探しの方は、ぜひもりかわ歯科へご相談ください。 経験豊富な歯科医師とスタッフが、皆様の歯の健康をサポートいたします。

「歯と唾液の関係って?」の質問に全力回答!

今回は、「歯磨きは1日に何回してもいいの?」などの質問に対して全力でお答えしていきます!

唾液は歯に対してどんな効果があるのですか?

唾液は歯に対してどんな効果があるのですか?

唾液には大きく分けて5つの機能があります。

①消化作用

唾液に含まれる「アミラーゼ」という消化酵素が、お米やパンなどに含まれるデンプン質を糖に変え、体内に吸収しやすくします。これにより、胃での消化が助けられます。

②粘膜保護作用

唾液に含まれる「ムチン」という粘り気のあるタンパク質は、口の中の粘膜を保護する役割を担っています。硬いフランスパンやクッキーを食べても口の中が傷つきにくいのは、ムチンのおかげです。また、ムチンは食べ物を飲み込みやすい塊にする「食塊形成作用」も持っています。水分だけでは食べ物がまとまりにくく、慌てて飲み込むと、むせてしまうことがありますよね。ムチンがしっかりと働くと、食べ物がまとまりやすくなり、誤嚥を防いでくれるのです。

③粘膜修復作用

唾液には、傷を治す上皮成長因子(EGF)や脳神経の老化を防止する神経成長因子(NGF)などが含まれています。EGFはその作用からアンチエイジング効果があるとして化粧品にも使われており、動物が傷口をなめるのは抗菌作用に加え、組織修復を促進するためと考えられています。NGFは神経の分化や維持に関与しており、海外の研究ではアルツハイマー型認知症の治療への応用も進められています。

④抗菌作用

お口は空気や食べ物の入り口であり、常に外界の雑菌にさらされています。このため、唾液には細菌の増殖を抑える「抗菌作用」があります。この作用が十分に働かないと、虫歯や歯周病にかかりやすくなり、さらには口からの細菌感染により風邪をひいたり、気管支炎や肺炎を引き起こすこともあります。

⑤再石灰化作用

唾液には、虫歯菌により溶けかけた歯を修復し、強化する能力があります。唾液中にはカルシウムやリンが豊富に含まれており、これらの成分が弱った歯の部分を再石灰化させます。

唾液が出なくなってしまったら一体どうなってしまうの?

唾液の分泌量が減ることで起こるドライマウス

唾液の分泌量が減ることで起こるドライマウス

ドライマウスは、様々な要因によって唾液の分泌量が減少し、口の中が乾燥する状態を指します。糖尿病や腎不全といった病気が原因となることもあれば、ストレスや筋力低下、薬の副作用によって引き起こされることもあります。例えば、更年期障害の不定愁訴で抗うつ剤を服用し、その副作用でドライマウスになり、唾液が出ないことにストレスを感じてさらに症状が悪化することもあります。このように、複数の要因が複雑に絡み合ってドライマウスが発症するケースも少なくありません。

ドライマウスへの対処法

口の渇きという症状は同じでも、ドライマウスの原因は人それぞれです。

まずは、ドライマウスの根本的な原因を特定し、適切な治療を行うことが最善の対処法です。自己判断せず、歯科医院に相談して症状を伝えましょう。ストレス、アルコールの過剰摂取、カフェインや塩分の摂りすぎが原因の場合は、生活習慣の見直しから始めましょう。

乾燥が原因の場合は、マスクの着用や加湿器の使用が効果的です。こまめな水分補給や、ガム・飴を舐めることで唾液の分泌を促すことも、症状の緩和に繋がります。

ドライマウスは虫歯・歯周病のリスクを高めます

唾液の分泌量が減り、口の中が乾燥するドライマウス。唾液の減少は、虫歯や歯周病のリスクを高めることを覚えておきましょう。唾液には、口の中の歯垢や細菌を洗い流す役割があります。しかし、ドライマウスによって唾液が減ると、口の中の汚れが除去されにくくなり、細菌が増殖して虫歯や歯周病になりやすくなるのです。虫歯・歯周病予防のためにも、ドライマウスの症状が続く場合は、歯科医院を受診しましょう。

ドライマウスは虫歯・歯周病のリスクを高めます

唾液が出にくくなる原因は?

①薬の副作用

睡眠薬、精神安定薬(抗不安薬)、抗うつ薬(SSRI)、抗アレルギー薬(抗ヒスタミン剤など)、風邪薬(消炎酵素剤など)、花粉症の薬などは口の乾燥を引き起こします。また、胃酸を抑える胃薬、頻尿を抑える抗コリン薬、降圧剤、骨粗鬆症の薬、抗がん剤や免疫抑制剤にもドライマウスを引き起こすものがあります。ただし、自己判断で治療薬を中断しないでください。病気の治療が優先されるべき場合が多いため、必ず主治医と相談し、薬の減量や変更について助言を受けましょう。

②ストレス

ストレスを感じると口や喉が乾きます。人前で話す際に水差しが用意されるのはこのためです。唾液を分泌する唾液腺は「自律神経」によって制御されています。緊張すると交感神経が優位になり、サラサラした唾液の分泌が抑制され、ネバネバした唾液が少量しか分泌されなくなります。その結果、口の中が粘つき、喉の渇きを感じます。

③筋力低下と老化

老化も唾液分泌の低下を引き起こします。「最近、口の中が乾くなぁ」と感じ、カバンに飴玉を入れている方も多いでしょう。老化による唾液の減少は、唾液腺自体の萎縮ではなく、唾液腺周囲の筋肉の筋力低下が原因とされています。しっかり噛んで食べることで筋力低下を予防し、唾液分泌を促すことが可能です。また、就寝時に筋力が低下した舌が重力で喉のほうに下がると、舌が気道をふさぎ口呼吸となり、口腔乾燥を引き起こすことがあります。

唾液を増やすためのポイントは?

唾液は、ストレス、口呼吸、脱水などにより分泌が減少することがあります。唾液の分泌が減少すると、口の中が乾燥し、細菌が繁殖しやすくなります。その結果、虫歯が発生しやすくなり、口臭が発生したり、風邪をひきやすくなったりします。しかし、日常のちょっとした意識で唾液の分泌量を増やすことができます。

唾液の分泌を増やす5つのポイント 

①よく噛んで食べる

唾液は、ストレス、口呼吸、脱水などにより分泌が減少することがあります。唾液の分泌が減少すると、口の中が乾燥し、細菌が繁殖しやすくなります。その結果、虫歯が発生しやすくなり、口臭が発生したり、風邪をひきやすくなったりします。しかし、日常のちょっとした意識で唾液の分泌量を増やすことができます。

 

②こまめに水分を補給する

唾液を生成するためには水分が必要です。水分補給の際は、カフェインを含むコーヒーや紅茶ではなく、麦茶や水をおすすめします。

③鼻呼吸を心がける

口呼吸は口の乾燥を招きやすいです。口を閉じて鼻で呼吸する「鼻呼吸」を心がけましょう。特にマスク着用時は口呼吸になりやすいので、鼻呼吸を意識することが重要です。

④舌を動かす

舌を動かすことで唾液腺が刺激され、唾液の分泌が促進されます。特別な運動をする必要はなく、口を閉じて舌を上下に動かすだけでも唾液が分泌されるのを実感できるでしょう。

⑤ 唾液腺をマッサージする

唾液腺に刺激を与えるマッサージを行うと、唾液の分泌が促進されます。

唾液はどこから分泌される?

1日に1リットル以上も分泌される唾液は、どこからどのように分泌されるのでしょうか?唾液は唾液腺(だえきせん)と呼ばれる器官で生成され、口の中に分泌されます。主な唾液腺には「耳下腺(じかせん)」、「顎下腺(がっかせん)」、「舌下腺(ぜっかせん)」の3つがあります。唾液の99%以上は水分で構成されており、その他に消化酵素、抗菌物質、タンパク質、ナトリウムなどを含んでいます。

唾液はどこから分泌される?

再石灰化されても虫歯になる?

再石灰化されても虫歯になる?

脱灰と再石灰化のバランスが鍵

上記で触れたように、唾液には歯を修復する再石灰化作用があるのに、なぜ虫歯になるのか疑問に思う方もいるかもしれません。これは、口の中のバランスが崩れることが原因です。口腔衛生が悪かったり、虫歯菌が多い状態が続くと、歯が溶ける「脱灰」が進んでしまい、唾液による再石灰化が追いつかなくなります。その結果、歯が溶け続け、虫歯になってしまうのです。

歯の修復が追いつかなくなる原因

唾液による歯の修復が追いつかなくなり、脱灰が優位になってしまう原因としては、以下のようなものが挙げられます。

唾液の不足

病気や加齢によって唾液腺の機能が低下すると、口の中が乾燥してしまいます。唾液による再石灰化作用だけでなく、自浄作用、抗菌作用、殺菌作用も低下するため、虫歯のリスクが大幅に高まります。

間食の頻度が高い

おやつなどの間食を頻繁に摂ると、口の中が長時間汚れた状態になり、脱灰が起こりやすい環境が続きます。これが歯の修復が追いつかなくなる原因の一つです。

口腔ケアが不十分

食後の歯磨きやうがいが不十分だと、虫歯菌が活発に活動し、脱灰が長時間続くことになります。毎食後だけでなく、ちょっとした間食後も必ず歯磨きをしましょう。少量の「つまみ食い」でも、何か食べ物を口にすれば、歯の脱灰は始まります。

 

適切な口腔ケアを継続することで、歯の脱灰と再石灰化のバランスは良好に保たれます。虫歯を予防したい方は、唾液の働きを理解し、毎日の口腔ケアにしっかりと取り組むことが大切です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

唾液は歯の健康に欠かせない存在です!自浄作用や再石灰化作用など様々な機能を持っており、唾液不足は虫歯や口臭、感染症のリスクを高めます。よく噛む、水分補給、舌の運動などで唾液の分泌を促し、口腔ケアと合わせて健康な口内環境を保ちましょう!

また、もりかわ歯科はマウスピース矯正にも力を入れております!ご自身の歯の審美性が気になる方は、是非お気軽にご相談ください。

矯正無料相談

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでももりかわ歯科へお越しください。

 

歯磨きは1日に何回してもいいの?

2024年7月3日
歯磨きは一日に何回してもいいの?

みなさまこんにちは!

大阪府八尾市で60年以上の歴史を持つ、地域に根ざした歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」です。患者様一人ひとりの不安や疑問に寄り添い、丁寧な説明と質の高い治療を提供することで、皆様の口腔内健康を守ります。

当院では、患者様とのコミュニケーション不足という課題を解消するため、このブログを立ち上げました。 ブログを通じて、歯科に関する様々な情報を発信し、患者様との理解を深めていきます。ブログでは、歯に関する基本知識から、治療に関する疑問まで、幅広いトピックを取り扱っています。 専門的な情報も、分かりやすく丁寧な言葉で説明しているので、どなたでも安心して読むことができます。また、ご質問やご意見も受け付けておりますので、お気軽にお寄せください。 患者様からいただいたご意見は、ブログ記事の改善や、より良い歯科治療の提供に活かしていきます。八尾市で歯医者をお探しの方は、ぜひもりかわ歯科へご相談ください。 経験豊富な歯科医師とスタッフが、皆様の歯の健康をサポートいたします。

「歯磨きは1日に何回してもいいの?」の質問に全力回答!

今回は、「歯磨きは1日に何回してもいいの?」などの質問に対して全力でお答えしていきます!

歯磨きは1日何回するのが適切ですか?

歯磨きは1日何回するのが適切ですか?

皆さん、1日に何回歯磨きをしていますか? 虫歯や歯周病を予防したいけれど、正しい歯磨きの方法や回数、タイミングについてよくわからないという人は少なくありません。歯磨きの習慣は、幼い頃に身につくものですが、1日に何回磨くべきかなんてことは、学校で教わるようなことでもありません。ここでは、1日に何回歯を磨くのが理想的かについて詳しく解説していきます!

理想の歯磨き回数は、ズバリ「3回」以上です!

歯磨きの目的を今一度考えてみましょう。歯磨きは食事後に残った食べかすの除去と、歯の表面に付着する虫歯の原因菌である歯垢を取り除くことです。 そのため、食事の回数が朝・昼・晩の3回であれば、それぞれの食後に磨くのが理想的です。つまり、1日に3回の歯磨きが望ましいということになります。

寝る前に歯磨きを!

人間は通常、唾液の作用で口内が中和され、歯周病菌の増殖が抑えられています。しかし、寝ている間は唾液の分泌が極端に減少するため、細菌が活発に活動しやすくなります。そのため、夜寝る前に歯磨きをして「汚れを次の日に持ち越さない」ことが非常に重要です。こう考えると、1日に3回以上の歯磨きが理想的であると言えますね。

朝食前の「起床してすぐ」の歯磨き

就寝中に増殖した常在菌のことを考えると、朝食前にも歯磨きすることが望ましいです。食後に歯磨きをすれば良いと考える方もいるかもしれませんが、起床直後の口内には多くの細菌が存在しています。そのため、そのまま朝食を摂る前に歯磨きをすることが大切です。朝起きてすぐに歯磨きする習慣を身につけることで、口内の細菌を減らし、より健康な口腔環境を保つことができます。

食後の歯磨きの必要性

食後すぐに磨かないと虫歯になるというわけではありませんが、食べかすが残っていると口内の中和が遅れ、酸に弱い歯が脱灰しやすくなります。そのため、食後の歯磨きは理想的です。もし外出先や仕事で歯磨きが難しい場合でも、お水を飲むことで口内が中和されるため、おすすめです。食後にできる限り歯磨きを行い、難しい場合は水を飲むなどして、口内環境を整えることが大切です。

歯磨きの回数に決まりはないの?

歯磨きの回数について、一般的な推奨はあるものの、厳密な決まりはありません。例えば、国や歯科医師会が1日の歯磨き回数を具体的に定めているわけではありません。人それぞれのライフスタイルや口内の状態が異なるため、適切な歯磨き回数も異なります。しかし、虫歯や歯周病をしっかり予防するためには、最低でも1日2回は歯磨きすることが推奨されます。2〜3日続けて歯磨きの回数が1回、または0回の人は、明らかに虫歯や歯周病のリスクが高まります。これにより、さまざまな口腔疾患や全身疾患を引き起こす可能性があるため、ぜひ1日に最低でも2回は歯磨きを習慣づけるようにしましょう。

日本人の平均歯磨き回数と歯磨き時間

ここで具体的な数字も見てみましょう!日本人の95%が毎日行っていると言われる歯磨き。厚生労働省が2011年に実施した調査によると、最も多いのは1日に2回歯を磨く人で、約半数にあたります。1975年と比較すると、この割合は約2倍に増加しています。また、ある民間会社の調査では、1日1回以上歯を磨く人の磨き時間について、1~3分が最も多く、全体の約5割を占めています。次いで3~5分が約3割、10分以上磨く人も1割弱いるという結果が出ています。では、1日に何回、どれくらいの時間をかけて歯を磨くのが良いのでしょうか。医学的な明確な答えはまだ出ていません。以前は「1日3回、3分間、食後3分以内に歯を磨こう」という“3・3・3運動”が提唱されていましたが、現在では、回数や時間よりも虫歯や歯周病の原因であるプラーク(歯垢)をどれだけ効果的に除去できるかという質の方が重要とされています。プラークが形成されてから細菌が歯を溶かすまでには最低でも24時間かかるため、1日1回しっかりと歯磨きしてプラークを取り除けば十分だと考える歯科医師も少なくありません。日本人の平均歯磨き回数と歯磨き時間1

※1 厚生労働省(2012). 平成23年歯科疾患実態調査

日本人の平均歯磨き回数と歯磨き時間2

※2 ライフメディアリサーチバンク(2013). 歯に関する調査.

http://research.lifemedia.jp/2013/06/130605_teeth.html

歯磨きのしすぎ(オーバーブラッシング)に注意!

歯磨きのしすぎ(オーバーブラッシング)に注意!

歯磨きの際に力を入れすぎたり、磨く時間が長すぎたりして歯や歯茎を傷つけてしまうことをオーバーブラッシングと言います。一生懸命に磨いているつもりでも、オーバーブラッシングを続けると、歯がきれいに磨けないばかりか、さまざまなトラブルに繋がる可能性があります。今回は、オーバーブラッシングによって生じる口腔内のトラブルや、その予防方法についてご紹介します。

オーバーブラッシングがもたらす歯への悪影響とは?

お口のケアに熱心な人ほど、汚れや着色を落とそうとして力強くブラッシングしやすい傾向にあります。しかし、過度な力で磨きすぎると、オーバーブラッシングによって歯の表面のエナメル質が削られ、その下にある象牙質が露出してしまいます。この結果、歯が冷たいものなどの刺激に敏感になる知覚過敏の症状が現れることがあります。

エナメル質は一度削られると再生することができません。そのため、歯磨きの際の力加減だけでなく、使用する歯磨き粉の研磨作用が強すぎる場合もエナメル質を傷つける原因になりますので、注意が必要です。

歯茎が痩せて虫歯になりやすくなってしまう(歯肉退縮・根面う蝕)

歯茎の退縮は加齢や歯周病が原因であることがありますが、オーバーブラッシングによって歯茎が傷つき、下がってしまうこともあります(歯肉退縮)。通常、歯の根っこの部分は歯茎に埋まっており、エナメル質で覆われていません。そのため、歯の根元は柔らかく汚れがつきやすく、虫歯(根面う蝕)や知覚過敏になりやすい傾向があります。「ハミガキのし過ぎで虫歯になる」というのは不思議に感じるかもしれませんが、実際に歯の根元が露出している人は、露出していない人に比べて、根面う蝕になるリスクが3倍高いというデータもあります。オーバーブラッシングを防ぐためには、自分に合った柔らかめの歯ブラシを選ぶことが重要です。

歯ブラシの選びかたに関しては、当院のブログで紹介しております「歯ブラシや歯間ブラシの選び方は?」をご覧ください!

食後すぐに歯みがきするのはNGって本当?

食後すぐに歯みがきするのはNGって本当?

昨今、ネットニュースなどで「食後30分以内に歯みがきをするのは良くない」という情報が広まっているのはご存知ですか?実際には、なるべく食後すぐに歯みがきをすることがおすすめです!食後30分以内の歯みがきをNGとする根拠は、食事に含まれる酸が歯を傷める可能性があるからです。食事が酸性に傾くと、口の中も酸性になりますが、通常は唾液によって中性に戻ります。しかし、唾液の働きが不十分な場合、まだ口の中が酸性の状態で歯みがきをすると、歯を傷めてしまう恐れがあります。ただし、ほとんどの場合、食事が直接的に歯を傷めるほどの酸性になることは少ないと考えられます。むし歯や歯周病のリスクを考えると、早めに食べかすを取り除くことが重要です。したがって、食後すぐにできるだけ早く歯みがきをすることが、お口の健康を守るためには有効です。

歯科医院で歯磨き指導を受けることもおすすめ!

歯科医院で歯磨き指導を受けることもおすすめ!

歯磨きを丁寧にしているつもりでも、具体的にどうしたら良いのか分からないという方は多いでしょう。日々歯磨きをしているけれど、実は虫歯や歯周病になってしまった経験もあるかもしれません。ひとくちに歯磨きといっても、個々の歯並びや歯と歯茎の状態によって適した方法は大きく異なります。適切な歯みがき方法を知るためには、かかりつけの歯科医院に相談するのが一番です。もちろんもりかわ歯科でも、患者様に合った歯磨き方法や適切な歯ブラシの選び方をアドバイスさせていただきます。さらに、定期的な検診も一緒に受けることで、口の健康を維持するための基本的なケアを学ぶことができます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

歯磨きの回数に関しては、特定の回数が必要とされる根拠はなく、質の良い歯磨きが重要です。たとえ沢山磨いても、磨き残しがあれば虫歯や歯周病のリスクが高まります。ですから、歯磨きの回数よりも、どれだけ効果的に磨けているかを意識することが大切です。

毎日の歯磨きから、「歯並びも気になってきた」と思っている方、もりかわ歯科はマウスピース矯正にも力を入れております!矯正に少しでも興味のある方はお気軽にご相談ください。

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フッ素の塗布は何のためですか?

2024年6月5日
フッ素の塗布は何のためですか?

みなさまこんにちは!

大阪府八尾市に60年にわたり、地域に根ざす歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

当院では、患者さまが抱える歯科に関する疑問や不安に真摯に向き合い、解消できるよう心がけています。歯科医師やスタッフとのコミュニケーションが不足しがちな中、このブログを通じて患者さまと対話し、理解を深める場を提供したいと考えています。

日常生活での歯のお手入れや健康に関する知識は、ご自身の歯の状態を理解し、適切なケアを行う上で非常に重要です。

このブログでは歯に関する基本的な情報から、診療に関する細かい疑問まで、様々なトピックを取り上げています。

患者さまがより良い歯科ケアの選択ができるよう、専門的な情報を分かりやすくお届けしています。

ご質問や疑問がございましたらお気軽にお寄せいただき、私たちが提供する情報を通じて患者様の歯科に関する理解が深まることを願っています。お困りの際は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

こちらでお手伝いさせていただきます。よろしくお願いいたします!

「フッ素の塗布は何のためですか?」の質問に全力回答!

今回は、「フッ素の塗布は何のためですか?」などの質問に対して全力でお答えしていきます!

まず、フッ素とは?

フッ素(元素記号 : F)は、ハロゲン族に属する非金属の一つで、生体にとって必要不可欠な微量元素のことを指します。実は、人体には多くのフッ素が含まれていて、カルシウム、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、鉄に次ぐ量が存在しています。因みに自然界ではフッ素は単体で存在することはなく、フッ化物という化合物の形で存在しています。動植物を含むすべての生物にとってフッ素は重要なミネラルであり、自然界では広く分布しています。飲料水やお茶にフッ化物が含まれているほか、海産物からも高濃度のフッ化物を摂取することができます。またフッ素には、歯のエナメル質の修復を促進する作用があり、歯質を強化し、虫歯菌の活動を抑制することで虫歯の発生を防ぐ効果があります。そのため、フッ素は歯磨き粉や洗口液などの成分として広く使用され、虫歯予防に役立っています。

フッ素は身近にある成分です。

フッ素は身近にある成分です

フッ素は、魚介類、野菜、肉、牛乳、塩、お茶の葉など、ほとんどの食品に含まれており、ビタミンのように毎日摂取する必要がある重要な栄養素です。ただし、前述の通りフッ素は単体では存在せず、ナトリウムと結合した「フッ化ナトリウム」やカルシウムと結合した「フッ化カルシウム」など、常に他の物質と結びついた形で見られます。毎日の食事をきちんと意識して、フッ素を含む食品を摂取することが大切です。

フッ素は、歯に対してどのように働きますか?

フッ素は、歯に対してどのように働きますか?

フッ素は、虫歯の原因菌の活動を抑制し、歯から溶け出したカルシウムやリンを再石灰化させることで、歯の表面を強化し、虫歯になりにくくする効果があります。このため、特に「生えたての乳歯」や「生えたての永久歯」を持つお子さまたちに対して、フッ素を塗布して予防するフッ化物歯面塗布法が多くの歯科医院で行われています。フッ素の主な効果としては、『エナメル質の修復促進』『歯質強化』『菌の活動抑制』があり、虫歯予防に効果的な成分として広く認識されています。

フッ素の具体的な効果は?

 さて、ここでは前述した3つの働きを掘り下げてご説明します!

溶けた歯を修復する(再石灰化)

溶けた歯を修復する_再石灰化

食事の際に虫歯菌は糖分を利用して酸を生成し、その酸が歯の表面からカルシウムイオンやリン酸イオンを溶出させます。これを『脱灰』と呼びます。一方、唾液には『脱灰』した歯の表面にカルシウムイオンやリン酸イオンを補充し、歯を修復する『再石灰化』の作用があります。『脱灰』と『再石灰化』は口腔内で常に繰り返されていますが、このバランスが崩れて『脱灰』が優勢になると虫歯が発生します。フッ素は『再石灰化』を促進し、虫歯の予防や初期虫歯の改善に役立ちます。

歯質を強化する

歯質を強化する

歯の表面のエナメル質は、リン酸カルシウムからなるハイドロキシアパタイトという結晶で構成されています。ハイドロキシアパタイトは酸に弱く、カルシウムやリン酸などのミネラルが溶け出して脱灰を引き起こします。脱灰と同時に再石灰化が進行しますが、フッ素が加わることで「フルオロアパタイト」という酸に強い安定した結晶が形成されます。これにより、虫歯菌に対する抵抗力が高まり、歯が酸に溶けにくくなります。フッ素が歯質を強化するのはこのような理由からです。

虫歯菌の活動を抑制する

虫歯菌の活動を抑制する

フッ素には虫歯菌の活動を抑える効果があります。これにより、虫歯菌が酸を生成する量が減少し、虫歯の予防に効果的です。実際にフッ素が使用されるようになってから、世界中で虫歯の数が減少しています。日本でも、過去のように虫歯が多発する時代は終わり、現在は予防が重視されるようになっています。

フッ素は危険?使っても大丈夫?

水でさえ過剰摂取は体に害を及ぼすことがあるように、どんな物質も適量を超えると健康に悪影響を与える可能性があります。もちろんフッ素も同様です!一度に大量に摂取すると中毒を引き起こすことがあります。急性中毒の症状としては、下痢や嘔吐などが挙げられ、これはフッ素が短時間で大量に体内に取り込まれた場合に起こります。一方、慢性的に過剰摂取した場合には、歯のフッ素症という症状が現れることがあります。これは、歯が形成される過程で過剰なフッ素が取り込まれることで、歯の色や形に異常が生じる状態を指します。具体的には、白斑や黄褐色の斑点が現れ、歯の表面が粗くなることがあります。

しかし、日常生活で正しくフッ素を使用している限り、中毒のリスクは極めて低いです。フッ素は、一般的には歯磨き粉、洗口液、歯科でのフッ素塗布などの形で使用されます。これらの方法では、フッ素は主に歯の表面に作用し、体内に大量に吸収されることはありません。例えば、フッ素入り歯磨き粉を使用する場合、歯磨き後に口をしっかりすすぐことで、体内に取り込まれるフッ素の量はごく微量に抑えられます。また、フッ素洗口液や歯科でのフッ素塗布も、使用方法や頻度が適切であれば安全に使用できます。

さらに、フッ素の安全性については多くの研究が行われており、適正な濃度で使用することで虫歯予防に非常に効果的であることが確認されています。適切なフッ素の使用は、歯のエナメル質を強化し、虫歯菌の活動を抑制することで、虫歯の発生を防ぐ役割を果たします。そのため、フッ素の適量使用を心がけることで、健康的な歯を維持し、虫歯のリスクを大幅に減らすことができます。

慢性中毒(歯のフッ素症)

フッ素を過剰に摂取すると、歯の色や形に異常が生じることがあります。これは「歯のフッ素症」と呼ばれる症状で、生後半年から5歳頃までの永久歯が形成される時期に過剰摂取すると発生する可能性があります。既に生えている歯には影響しません。日本では、海外のように水道水に一定量のフッ素を混ぜる方法は採用されておらず、日常生活でのフッ素摂取量は比較的少ないため、正しくフッ素を使用していれば歯のフッ素症が生じることはほとんどありません。また、胎児への影響についても、適切な使用であれば妊婦がフッ素を控える必要はなく、胎盤がフッ素の胎児への影響を防ぐため安心です。

急性中毒?万が一子供が歯磨き粉を飲んでしまったら??

少量の歯磨き粉やフッ素洗口液を飲み込んでしまった場合、通常は大きな問題になることは少なく、経過観察で十分です。急性中毒の目安としては、6歳(体重約20kg)の子供が40g(フッ素濃度1000ppm)の歯磨き粉を一度に摂取した場合が挙げられます。この量のフッ素を一度に体内に取り込んだ場合、迅速な対応が必要です。急性中毒の対処法としては、嘔吐を促す、胃洗浄を行う、またはカルシウムを含む飲料(例えば牛乳)を飲ませることが効果的です。これくらいの量のフッ素を摂取した場合、まずは牛乳を飲ませた上で数時間の経過観察を行うのが適切な対応です。さらに大量のフッ素を摂取した場合は、入院可能な病院での治療が必要となりますので、早急に対応可能な病院へ連絡してください。可能であれば、摂取した商品の情報を持参し、摂取量を正確に医療機関に伝えることが重要です。

フッ素は正しく使えばいい事しかない

ここまでの説明でフッ素に対して不安を感じた方もいるかもしれませんが、実際には日常の食事からもフッ素を摂取しています。例えば、イワシ、乳製品、お茶などにフッ素が含まれていますが、これらは問題のない量です。歯磨き後に口に残るフッ素の濃度はお茶よりも低いため、歯磨き粉や洗口液、歯科でのフッ素塗布も正しく使用すれば安全です。フッ素は虫歯予防に非常に効果的なため、適切に使用して虫歯菌から歯を守りましょう。厚生労働省やWHO(世界保健機構)もフッ素の使用を推奨しており、安全性についても安心して使用できます。フッ素を正しく利用することで、効果的に虫歯を防ぎましょう。

ご自宅でできるフッ素の効果的な使い方

ご自宅でできるフッ素の効果的な使い方

フッ素を毎日低濃度で使用することは、虫歯予防に最も効果的です。自宅で簡単に取り入れられるフッ素を使った方法をご紹介します。

フッ素配合の歯磨き粉

毎日使用することで、歯にフッ素が効果的に残り、虫歯予防に役立ちます。市販の歯磨き粉にはほとんどフッ素が含まれていますが、中でも「1,450ppm」と表示されたものは、日本で販売されている中で最も高濃度のフッ素を含む歯磨き粉です(海外ではさらに高濃度のものもあります)。この歯磨き粉を使用してしっかりと歯磨きをしましょう。歯磨き後、口をゆすぐ際には1〜2回で味が少し残る程度に留めると、フッ素の成分が長時間口内に残り、効果を発揮します。歯磨き後30分程度は飲食を控えることをお勧めします。

お子さまにはにはフッ素ジェル

歯磨き粉が使えない小さなお子さまには、フッ素ジェルが効果的です。歯磨き後、フッ素ジェルを子供の歯に塗ってあげることで、長時間フッ素を浸透させることができます。フッ素ジェルにはさまざまな味があり、歯磨きが苦手な子供でも楽しみながら使うことができます。

面倒な方はフッ素洗口液

ジェルの味やぬめりが苦手な方には、フッ素洗口液がおすすめです。歯磨き後にフッ素洗口液でうがいをするだけで済むので、手軽にフッ素を取り入れることができます。原液のまま使用でき、無味無臭なので使いやすいです。


これらの方法を取り入れることで、家庭で簡単に効果的な虫歯予防が可能になります。日常的にフッ素を使用し、健康な歯を維持しましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

フッ素は食事から体内に取り込まれるミネラルの一つで、虫歯菌の出す酸から歯を守り、歯質を強化してくれるため、歯に直接作用させるのが効果的です。フッ素塗布やフッ素入りの歯磨き剤、洗口剤に関してはもりかわ歯科にお気軽にお尋ねください。

また、虫歯等の治療が完了した後、「歯並びが気になる」と思っている方、もりかわ歯科はマウスピース矯正にも力を入れています。矯正に少しでも興味のある方はお気軽にご相談ください。


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矯正無料相談

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歯に関する心配事がございましたらいつでももりかわ歯科へお越しください。

親知らずを抜いた後の適切なケアは?

2024年4月24日
親知らずを抜いた後の適切なケアは?

みなさまこんにちは!

大阪府八尾市に60年にわたり、地域に根ざす歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

当院では、患者さまが抱える歯科に関する疑問や不安に真摯に向き合い、解消できるよう心がけています。歯科医師やスタッフとのコミュニケーションが不足しがちな中、このブログを通じて患者さまと対話し、理解を深める場を提供したいと考えています。

日常生活での歯のお手入れや健康に関する知識は、ご自身の歯の状態を理解し、適切なケアを行う上で非常に重要です。

このブログでは歯に関する基本的な情報から、診療に関する細かい疑問まで、様々なトピックを取り上げています。

患者さまがより良い歯科ケアの選択ができるよう、専門的な情報を分かりやすくお届けしています。

ご質問や疑問がございましたらお気軽にお寄せいただき、私たちが提供する情報を通じて患者様の歯科に関する理解が深まることを願っています。お困りの際は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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「親知らずを抜いた後の適切なケアは?」の質問に全力回答!

今回のブログは、「親知らずを抜いた後の適切なケアは?」の質問に全力でお答えしていきます!

まずは「親知らず」についておさらい!

まずは「親知らず」についておさらい!

親知らず(おやしらず)は、歯の一番奥に生える永久歯であり、智歯(ちし)や第三大臼歯(だいさんだいし)とも呼ばれます。親知らずを含めると、人間の永久歯は合計32本生えます。一般的には15歳頃から生え始めますが、先天的に生えない場合や傾斜して途中で止まる場合もあります。正常に生える場合は特に問題ありませんが、う蝕(むし歯)や炎症などさまざまなトラブルが多いことで知られています。親知らずが生える際には歯肉が炎症を起こして腫れることがあり、生えた後も歯みがきが難しいため、プラーク(歯垢)がたまりやすくう蝕になりやすいです。また、親知らずの周りの歯肉に炎症(智歯周囲炎)を引き起こしたり、隣の歯を押し出すことで歯並びが変わることも報告されています。トラブルがある場合は、歯科医での抜歯が一般的ですが、親知らずの歯根が下あごの神経組織に触れている場合、通常の手術でも下唇が一時的に麻痺する可能性があるため、抜歯前には十分な説明を受けることが重要です。

親知らずのさらに詳細な説明に関しては、当院のブログで紹介しております「親知らずは抜いた方が良いの?」そちらもご覧ください!

親知らずを抜いた後の歯磨きはどうやってするの?

抜歯後は、歯を普段通りに磨いて良いのか、それとも触れない方が良いのか、よく分からない患者さまもおられると思います。一般的には、ヘッドの小さな柔らかめの歯ブラシが最適です。磨きにくい場合は、ワンタフトブラシを使用すると良いでしょう。以下に、抜歯後の歯磨き方法について説明します。

親知らずを抜いた後の歯磨きどうやってするの?

ワンタフトブラシとは…

ワンタフトブラシは、普通の歯ブラシとは異なる形状の歯磨き用具です。小さくて短い柄に、先端に1つのブラシ毛束がついています。主に局所的な歯の清掃や磨きが必要な箇所に使われます。例えば、親知らずや矯正装置の周囲、インプラントやブリッジの下など、通常の歯ブラシでは届きにくい場所を重点的に磨くのに適しています。

磨き方について

抜いた部分の歯ぐきに歯ブラシの毛先が強く当たらないように、軽い力で磨いてください。それ以外の歯は通常通りに磨いて問題ありません。

歯ブラシについて

歯科医院で指示がなければ、普段使用している歯ブラシで磨いて問題ありません。抜歯当日に専用の歯ブラシが処方された場合は、その歯ブラシを使用してください。

歯磨き粉について

抜歯後の歯磨きは通常通り行っても問題ありません。磨きにくい場合は、消毒効果の高い歯磨き粉や低発泡性のジェルタイプの歯磨き剤が適しています。

うがいについて

抜歯当日の強いうがいは避けてください。何度もうがいすると、傷口のふたの役割をしている血の塊が流れてしまい、細菌感染しやすくなります。抜歯後2日目以降から行い、歯科医院で処方されたうがい薬があれば、指示通りに使用してください。

うがい薬について

抜歯後にはうがい薬が処方されることがあります。1週間程度で使い切りましょう。その後も必要であれば、歯科医院で処方されるので、歯磨き後に使用して周囲を消毒しましょう。処方されない場合は、低刺激で薬用成分の配合されたうがい薬を購入して使用してください。

親知らずを抜いたあと、どれくらい安静にしていればいいの?

親知らずを抜いた後は、安静にしていることが重要です。以下のポイントに留意して経過を見守りましょう。運動や長時間の入浴、アルコールの摂取は控えるようにしてください。血行が良すぎると出血しやすくなるため、注意が必要です。抜歯後の出血は、時間が経つにつれて止まって固まっていきますが、それまでは比較的出血しやすい状態にあります。

手術後の安静

手術後は、可能な限り安静にしてください。特に抜歯部位に対して無理な圧力や刺激を避けることが重要です。

抜歯後の最初の24時間は、できるだけ横になって過ごすことが望ましいです。

運動や激しい活動の制限

抜歯後は、重い物の持ち上げや激しい運動を避けてください。これには激しいスポーツやジムでのトレーニングも含まれます。

過度な運動は、抜歯部位の出血や痛みを増大させる可能性があります。

親知らずを抜いた後、いつが1番痛いの?

親知らずを抜いた後、いつが1番痛いの?

親知らずを抜歯したあとは数日から1週間程度で、徐々に痛みが引いていきます。 しかし、2週間から一か月という長い期間痛みが治まらないのであれば、ドライソケットなどの可能性も考慮して医師に相談するとよいでしょう。

ドライソケットとは

「ドライソケット」とは、抜歯後に血が十分に出ない、もしくは血の塊が取れて骨に直接刺激が加わり、炎症が起こる状態のことです。この状態は非常に痛みが強く感じられます。

ドライソケットとは

親知らずを抜いた直後はどんな食事がいいの?

親知らずを抜いた直後はどんな食事がいいの?

親知らずを抜歯した直後の2〜3時間は、麻酔が切れるまで食事を控える必要があります。麻酔が効いている間は口の中がしびれており、食べ物を適切に噛むことが難しくなります。口の中のケガや火傷、誤飲などの危険があるため、食事は控えましょう。

食事を再開する際は、柔らかくて刺激の少ないものから始めます。抜歯当日は、ゼリーや雑炊のような流動食から始めて、数日から数週間かけて徐々に通常の食事に戻していきます。ただし、通常の抜歯とは異なり、歯ぐきを切ったり歯や骨を削った場合は、より長い期間をかけて食事を戻していく必要がありますので、注意が必要です。また、アルコールや刺激の強い食べ物は再び出血する可能性があるため、控えるようにしましょう。

オススメの食事は?

抜歯当日、麻酔が切れた後は、ゼリー、ヨーグルト、雑炊、スムージーなどの流動食が適しています。ただし、麻酔がまだ残っている可能性もあるため、火傷には注意しましょう。また、吸って飲む必要のあるゼリーなどは控えてください。翌日以降は、麺類、雑炊、ハンバーグなど、やわらかくて刺激の少ない食事が良いでしょう。また、傷の治りを早めるためには、大豆、緑黄色野菜、乳製品、卵など、ビタミンやミネラルが豊富な食品もおすすめです。

親知らずを抜いた後の6つの注意点!

抜歯後は処方された抗生物質・痛み止めを服用する

抜歯後は、歯科医院で処方された抗生物質と痛み止めをきちんと服用してください。痛み止めについては、痛みが出始める前に服用することが効果的です。麻酔が切れる前に服用するようにしましょう。また、手術後の痛みがなくなれば服用を中止しても問題ありませんが、抗生物質は必ず処方通りに飲み続けてください。

抗生物質は感染を防ぐために重要です。全ての量を飲み切らないと、合併症のリスクが高まる恐れがあります。

抜歯当日はうがいをしすぎない

抜歯後は、頻繁なうがいがかさぶたを剥がして傷の治りを遅くする可能性があります。手術後の傷口は最初は出血しますが、次第に血餅という塊ができて傷口を保護し、細菌感染を防ぎます。しかし、頻繁なうがいにより血餅が剥がれて流れ出ることがあります。そのため、抜歯後最低でも24時間は、強いうがいは避けるようにしましょう。

抜歯した箇所は触らない

抜歯後に舌や指で抜歯した箇所に触れると、出血が起きて縫合した糸が取れる可能性があります。糸が取れると傷口が開いてしまい、治りが遅くなる恐れがあります。特に、傷口が開くと上記で説明したドライソケットが起こることがあります。ドライソケットにより過度な刺激により血餅が流れ、骨が露出すると食べかすや汚れが侵入し、鋭い痛みを感じることがあります。通常、抜歯後は2〜3日で痛みがおさまり、痛み止めが不要になることが多いですが、ドライソケットになると痛みが10日から1ヶ月続く場合があります。このような症状が起きた場合は、速やかに歯科医院で治療を受ける必要があります。ドライソケットを避けるためにも、抜歯箇所への過度な触れを控えるようにしてください。

腫れた箇所は冷やす

抜歯後によく見られる症状の一つとして、頬の腫れが挙げられます。この腫れを軽減させるためには、腫れが始まる前に濡れタオルで患部を軽く冷やすことが効果的です。ただし、冷やしすぎると血液の循環が悪くなり、腫れの回復を遅らせる可能性があるため、注意が必要です。腫れがひどくて痛みが治まらない場合は、すぐにご相談してくださいませ。

喫煙を控える

タバコを吸うことで、傷口が治りにくくなったり細菌感染しやすくなるなどのリスクが生じます。喫煙者にとって禁煙は簡単なことではありませんが、親知らずの抜歯後は傷口が完全に塞がるまで禁煙することが推奨されます。

タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させる働きがあります。そのため、血管が収縮して血流が悪くなると、傷口を塞ぐために必要な血液が不足してしまい、抜歯した箇所の治りが遅くなります。また、タバコは免疫力を低下させることで、抜歯した傷口からの細菌感染リスクを高めます。

このようなリスクを避けるためにも、親知らずの抜歯後は完全に傷が治るまでタバコを控えるようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、親知らずを抜いた後の適切なケアは?の質問にお答えさせていただきました!

抜歯後に適切な処置を行うことで、経過は順調なものとなりますので、是非参考にしてください。

また、親知らずが隣の歯を圧迫することにより、歯並びが乱れてしまうこともあり、抜歯したとしても歯並びが良くなることはありません!

審美歯科にご興味のある方、歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

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銀歯のメリットとデメリットって?

2024年4月17日
銀歯のメリットとデメリットって?

こんにちは。もりかわ歯科は、大阪府八尾市にある歯医者で、医療法人甦歯会に所属しています。歯科医師やスタッフにとっては常識的な知識でも、患者さんにとっては歯の専門家ではありません。そのため、歯や口腔の健康に関する疑問や不安を抱えることは当然です…。

私たちは、患者さんが歯や口腔の健康について理解し、納得した上で治療を受けられることが大切だと考えています。

そのために、診療中にできる限りすべての疑問にお答えできるように努めています。

ですが、時間や専門的な知識の制約から、全ての疑問にお答えできないことも多々ございます。

そこで!通常の診療でよく寄せられる質問に対して、当院のブログで順次お答えすることにしました。

このブログを通じて、患者さんが歯医者に関する疑問や不安を解消できるよう、少しでもお手伝いできればと願っています。ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

 

「銀歯のメリットとデメリットって?」の質問に全力回答!

今回は、「銀歯のメリットとデメリットって?」の質問に対して全力でお答えしていきます!

そもそも、銀歯って何なの?

銀歯とは、金・銀・銅・パラジウムなどの金属から成る合金で製造された、人工の歯のことです。歯科治療において虫歯の処置が行われた際に使用される金属製の詰め物や被せ物がこれに該当します。銀歯はとても強固で頑丈であり、奥歯などにも使われることが多いですが、見た目に関するいくつかの欠点があります。

そのため、多くの方が外見を考慮して、白い歯に取り変えたいと望んでいる方が年々増えていっています。

銀歯のメリットとは?

1.保険が適応されるため費用を抑えられる

銀歯の主な利点は、経済的な観点から見て費用が比較的リーズナブルなことです。

広範囲の虫歯を保険で治療する場合、多くの歯科医院が銀歯を選択することになると思われます。

ハイブリッドセラミック治療も保険が適用されますが、これは全ての歯科医院で提供されているわけではありません。

保険が適応されるため費用を抑えられる

2.高い耐久性

銀歯は、レジンやセラミックに比べて非常に高い強度を誇るため割れる心配が少ない特長があります。

奥歯は硬いものを噛むという負担がかかる部位のため、かぶせ物には相応の強度が求められます。

銀歯はその強度が高く、かつ薄いため、歯を削る量を最小限に抑えることができます。

これにより、歯への負担を軽減できる利点があります。

3.細部の再現性の高さ

かぶせ物を製作する際には、しっかりと噛むことができるように、元の歯を忠実に再現することが重要です。対向する歯との調和を考慮してかぶせ物を作成しますが、銀歯は噛む面の溝を詳細に調整できます。

噛み合わせが完璧でなければ、見た目が良くても機能的な歯として機能しません。

この点において、銀歯は割れる心配がなく、微調整が可能な特長があります。

 

銀歯のデメリットとは?

1.見た目が目立つ

保険診療では、前から3番目(犬歯)までを前歯に分類します。

白く見えるレジン前装冠(ぜんそうかん)はこの犬歯までの前歯にのみ使用可能です。

第一小臼歯(しょうきゅうし)[4番目]からは銀歯が適用されますが、一部のブリッジでは前装冠(ぜんそうかん)が利用できる場合もあります。

笑顔の際に臼歯まで見える場合、銀歯は外見的には望ましくない治療となります。

また、見かけは白いものの、レジン前装冠(ぜんそうかん)は金属の上にレジンが貼り付けられた素材であり、透明感がなく、自然な歯の色とは異なってしまいます。

見た目が目立つ

2.金属アレルギーのリスクがある

金銀パラジウム合金で製造された銀歯を使用すると、アレルギー反応が起こる可能性があります。

銀歯の金属イオンが溶け出すと、それが唾液と混ざり、体内に吸収されることがあります。この過程でアレルギー反応が生じる可能性があるため、慎重に注意が必要です。

過去に症状がなかったとしても、突然金属アレルギーが発生することがあります。

皮膚炎などの症状が現れることもあるため、注意が必要です。

3.歯石・歯垢が付着しやすい

銀歯は合金でできているため、磨いても微細な表面の凹凸が残り、顕微鏡で見ると粗い印象が生じるかもしれません。

また、銀歯は金属であり、静電気を帯びる傾向があります。

この静電気が引き寄せることで、歯垢や歯石が付きやすいと考えられています。

これが積み重なることで、虫歯や歯周病にかかりやすくなる可能性があり、これが二次カリエス(虫歯が再発すること)の原因となることも考えられます。

4.噛み合わせを壊してしまう

長期間使用すると、銀歯は変形、摩耗、腐食などで初めて装着した時と比較して

形状が変わります。また、歯石や歯垢がつきやすく、これが原因で歯周病に罹ることもあります。

銀歯の形状や状態が変わると、その周りの自然歯もそれに合わせて変化し、徐々に噛み合わせが変わる可能性があります。

ただし、これは自然歯でも年齢に伴う擦り減りなどが発生するため、同様の変化が起こる可能性があります。

ただし、金属と天然の歯では擦り減り方が異なることが問題となります。

デメリットに対する対応策

1.まず、虫歯にならないよう心がける

そもそも論になってしまうかもしれませんが、銀歯が必要になる主な原因は、ほとんどが虫歯です。

特に大臼歯(だいきゅうし)や小臼歯(しょうきゅうし)で範囲が広がる場合、歯と歯の間に広がる虫歯が一般的です。

奥歯の噛む部分や隣接面の虫歯は、主に間食が原因とされています。

特にちびちび飲食する習慣や1日に何度も間食をする人は要注意です。

また、歯ブラシの回数や時間も重要です。

毎日3回以上、3分以上の歯磨きを心がけましょう。

まず、虫歯にならないよう心がける

2.定期的に交換する

銀歯の主な課題として、経年変化による変形や摩耗、腐食が挙げられます。

変形の始まりは人によって異なり、食生活や咀嚼方法の差が影響します。

このため、定期的な交換が推奨されます。外見上の変化が見られなくても、目に見えない微細な隙間から二次カリエス(虫歯が再発すること)を引き起こす細菌が存在する可能性があるため、慎重に注意が必要です。

歯科医院の受診が定期的に行われるほか、具体的な歯に銀歯が装着された日を把握しておくことも大切です。

3.マウスピースの装着

歯に加わる強い力の一因として、「歯ぎしり」や「食いしばり」が挙げられます。

これらの習慣により、銀歯やセラミックが変形または破損することがあります。

これらの行動は夜間に無意識に行われるため、急にこれを止めるのは至難の技です…。

しかし、歯ぎしり用のマウスピース(ナイトガード)を使用することで、歯ぎしりや食いしばりによる銀歯やセラミックの損傷を防ぐことができます。

しかも、歯の磨り減りを抑える利点もあります。

歯ぎしりのことでお悩みの方も、もりかわ歯科の予防歯科までご相談ください!丁寧に診察し最適な改善策をご提案いたします。

歯ぎしりや食いしばりについて詳しくは、当院ブログ「歯ぎしりの対策は?歯ぎしりをなくせばエラ張りも改善する?」をご覧ください。

4.セラミックの詰め物や被せ物に入れ替える

銀は性質上一度溶かして型に流し込んで形成しますので、固まる時に形が変わる(縮む)ため歯とピッタリ合いにくいのですが、セラミックはブロックから削り出して形成しますので、形が変わることなく歯としっかり合います。
さらに、セラミックは銀と違い素材の表面がつるっとしているので汚れが付きにくく虫歯になりにくいのが特徴です。

日本と海外の銀歯に対する考え方の違い

1.銀歯は日本だけ!?

日本では銀歯を入れている人は一般的ですが、他の歯科先進国ではほとんど見られません。海外では虫歯の詰め物や被せものに金属を使用せず、主にレジン(歯の色に近いプラスティック素材)などを用いた治療が基本です。

ただし、外国でも通常の歯科治療を受けられない経済的に困難な人々は、一部で銀歯を選ぶことがあります。

ドイツやスウェーデンでは、金銀パラジウム合金が金属アレルギーや体への悪影響を

引き起こす可能性があるとして、歯科での使用が禁止されています。

この合金には金や銀の他に銅やパラジウム、亜鉛などさまざまな金属が含まれており、口の中で腐食しやすい性質があります。

経済大国であるにもかかわらず、日本人はまだ「歯の美意識が低い」とされています。

銀歯は日本人だけ?

2.海外の方からはどう見えている?

先進国、特にアメリカでは、白く美しい歯は社会的なステータスを表すと言われています。歯が黄ばんでいたり、銀歯が見えると、「経済的に余裕がないのかな」との印象を与えるそうです。お金があるならば、まず歯に投資することが一般的であり、

そのため、外国の人たちは日本の女性が高級なバッグを持ちながらも銀歯が見えていることに不自然さを感じると言われています。

歯の美しさは、個々の自己価値や健康への配慮を反映しているとされ、そのため、歯のケアや美容治療への関心は高まっています。

アメリカなどでは、歯科医療の技術が進化し、ホワイトニングや審美歯科治療が一般的に

行われています。これにより、歯の美しさが一層強調され、社会的なイメージ向上にも繋がると考えられています。

一方で、日本では歯の美意識がまだ発展途上であると指摘されることもあります。

高級なバッグや洋服に比べて、歯に対する投資やケアへの予算が割かれにくい傾向が見られます。しかし、これは文化や価値観の違いによるものであり、

歯科医療の進化とともに、将来的には歯の美意識が一層高まる可能性があります。

治療の方向性はもりかわ歯科に相談ください

ご自身が白い歯を望まれる場合は、ご希望を歯科医に事前にしっかりとお伝えいただけるようお願いします。

しかし、銀歯かセラミックかで迷っている場合は、歯を製作する前に十分なカウンセリングを受け、ゆっくりと担当医師と相談の上で最終的な選択を決定することをおすすめします。様々な理由に基づき、最適な選択をするためにも十分な情報収集と検討が重要です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

「銀歯のメリットとデメリットって?」の質問に全力回答していきました!

ひとくちに銀歯といっても、そこには様々なメリットやデメリットが存在しています。ご自身にとって、何が最適な治療法なのか、いっしょに考えていきましょう!
他にも、もりかわ歯科ではマウスピース矯正に力を入れています。矯正に少しでも興味のある方はお気軽にご相談ください。

もりかわ歯科の矯正無料相談はこちら

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

 

歯列矯正をお考えの方へ。
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詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページをご覧ください。

 

歯医者が苦手なのですが、どうしたらいいですか?

2024年4月10日
歯医者が苦手なのですが、どうしたらいいですか?

はじめまして、こんにちは!私たちは八尾市にある歯医者、もりかわ歯科です。

歯科医療は、極めて専門的な分野であり、治療に対して患者さまがさまざまな疑問や不安を抱くことが多々あると思います。そこで私たちは、患者さまが歯や、それに関連する身体のことを理解して、しっかり納得していただくことが大切だと考えています。診療中に全ての疑問にお答えするのは難しいこともありますが、そこで、通常の診療でよく寄せられる質問に対して、当院のブログで順次回答していくことにしました!このブログを通じて、患者さまが歯医者に抱く疑問や不安を解消できるよう、少しでもお手伝いできれば幸いです。ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

「歯医者が苦手なのですが、どうしたらいいですか?」の質問に全力回答!

今回は、歯医者が苦手なのですが、どうしたらいいですか?などの質問に対して全力でお答えしていきます!

歯医者が苦手な人の割合は?

2013年に医薬品・家庭用品の大手ライオンが、日本、アメリカ、スウェーデンで15〜69歳の無作為に選ばれた人々を対象にアンケートを実施しました。その結果、歯医者を「嫌いな人・苦手な人」と回答した割合は、アメリカとスウェーデンではそれぞれ3%前後でしたが、日本ではなんと14%にも達していました。

歯医者が苦手な人の割合は?

出典:LION調べ【日本・アメリカ・スウェーデン+3カ国のオーラルケア意識調査Vol.1】

歯医者に行くことに恐怖を感じてしまう

歯医者に行くことに恐怖を感じてしまう…

何かの前に不安を感じることの理由を掘り下げると、「わからないことがはっきりしていない」ことがよくあります。歯医者さんが「苦手」「怖い」と感じている方は多いですが、「なぜ苦手なのか」を今一度言語化してみましょう!

痛いのはぜったいに嫌!

痛いのが好きな人なんて、いませんよね?歯医者が嫌いな最も多い理由は、「治療が痛いから!」です。その他の不安も恐怖も、その多くが痛みに対する恐怖からくるものであることが多いようです。

音が我慢できない

歯医者が苦手な理由として、常に上位をキープしているのが、「キーーーン」という治療中の耳障りな音。歯の表面を覆うエナメル質は、体の中でもっとも固い部分なので、削る側のパワーが必要になります。そのために高速回転のドリルが必要になるのですが、ドリルで削る際に音が出ます。歯医者での処置は、お口の中の治療なので、治療箇所が耳の位置からとても近いです。不快に感じるポイントは2つあり、①間近で音を聞くこと、②自然の音ではないこと。間近で大きな音を聞くことが、不快な気持ちを助長してしまいます。

歯医者特有の臭いが苦手

臭いは、経験と一緒に記憶に残ることが多いと言われています。そのため、歯医者が苦手だと感じたときに、その場にあった臭いが、嫌な記憶と紐づいてしまう人も多いのではないでしょうか。昔の歯医者に充満していた、独特なあの臭いというのは、歯の根っこを治療する際の消毒剤「ホルムクレゾール」という薬品のものです。またそれ以外にも、機器や器具の洗浄・滅菌に使用する塩素系の薬品などにも臭いがついています。普段嗅ぎ慣れていないこともあり、治療に対する不安と臭いが結びついて、苦手だという気持ちを起こさせるのかもしれません。この臭いが原因で治療に対する不快感を増幅させています。

怖い場所だと親や周囲の人にインプットされている

「歯を磨かないと、痛くなって歯医者さんに連れていかれるんだから」誰しも一度は言われたことがある言葉ではないでしょうか。今考えると、歯医者は怖いところという感覚を、日本人は昔から植え付けられているのかもしれません。怖い場所に連れていかれたとき、そこで少しでも不安なことが起きれば、恐怖の気持ちとネガティブなものとして紐づいてしまいます。このような思い込みが、治療に対する不安を増幅させる可能性があります。

特定の処置が苦手・過去に怖い思いをした経験がある

記録のために、くちびるを無理やり広げて撮る口腔内写真。被せ物や、ブリッジなどの処置のためにとる型取り。患者さまの症状や、検査の段階によって、様々な処置があります。また過去に怖い経験をしたことがトラウマになっている方もいます。子供の頃でも、大人になってからでも嫌な経験は、なかなか忘れられるものではありません。特に育ち盛りの子供の感覚・記憶力は研ぎ澄まされているため、心と体に深く嫌な経験として記憶に刷り込まれているのだと思います。痛かった、怖くて泣いた、親御さんに怒られながら連れていかれたなど、嫌な思い出と一緒に記憶に残っている場合は、行きたくない場所になってしまうかもしれません。過去のトラウマが、今の不安を増幅させています。

拘束されている感覚が怖い

歯科治療の際には、ユニットと呼ばれる特別な椅子に座ります。この状況では、患者さまは何もできず、耐える時間が始まると感じてしまいます。その時、「まな板の上の鯉」と形容されるように、自由を奪われた感覚が芽生えることも・・・。椅子が倒れると、起き上がれない角度になり、さらに口に触れているため、ほぼ動くことができません。このような状況において、自由が制限されているような感覚に陥り、恐怖感が生まれます。

「歯科治療恐怖症」とは?

歯科治療に対する恐怖症とは、過去の治療が精神的外傷となり、恐怖を引き起こしている状態です。一般的に、歯科治療は好ましいものではなく、多くの人が苦手と感じるというイメージがあります。しかし、むし歯や歯周病など、お口の健康を保つためには、怖さを我慢して治療を受ける必要があります。近年では、リラックスした状態で治療を受けられる歯科医院も増えていますが、一度トラウマになると、不安が増し、歯科診療への抵抗感が強くなります。その結果、歯科治療が必要であるにもかかわらず、受診することが難しい状況になってしまいます。こうした患者の治療では、徐々に歯科治療に慣れる脱感作法が用いられます。この方法には時間と努力が必要になってきますが、将来的には患者さまがリラックスして治療を受けることができるようになることを目指しています。また、治療が緊急する必要がある場合は、鎮静剤や笑気ガスを使用して治療を行う方法や、全身麻酔下での治療も選択することができます。

歯医者の治療途中で行くのをやめてしまった

普段の生活に追われたり、日々のお仕事が忙しかったりして歯医者の治療を途中で放置してしまったことにより、行きづらくなる方も多々おられると思います。中断する前の治療内容によってはリスクや緊急度が異なってきます。たとえば、「虫歯」の治療が途中の場合、症状が悪化して神経が死んでしまったり、最終的には歯が溶けて失われる可能性も考えられます。「歯周病」の治療が途中の場合、歯茎の腫れや歯のグラつきが悪化する場合があり、歯茎の炎症が悪化すると歯が抜け落ちる可能性もあります。どの場合でも、できるだけ早く再受診することが重要になってきます!

歯医者で緊張しない方法はありますか?

歯科治療に不安を感じる方も多いでしょう。しかし、その不安だけで治療を避けてしまうと、虫歯や歯周病が進行してしまい、より深刻な問題に発展する可能性があります。そこで、不安を和らげるために以下の5つの方法をご紹介します。

歯医者でスタッフとのコミュニケーションを大切にする

歯医者とのコミュニケーションを大切にする

治療前に歯科医師やスタッフに治療内容について質問することで、不安を解消することができます。どのような治療方法が選択肢としてあるのか、治療の手順はどのように進むのか、痛みはどの程度感じるのかなど、些細な疑問でも遠慮せずに聞いてみましょう。
もりかわ歯科では、診察時にカウンセリングを行いますので、ご要望やお悩みなどをしっかりとヒアリングさせていただきます。

当院ホームページの、治療の流れもご覧ください!

アイマスクやイヤホンを使用する

アイマスクやイヤホンを使用する

治療中にアイマスクやイヤホンを装着することで、外部の刺激から離れることができます。自分が落ち着く音楽やリラックスできる音声を聞きながら、治療を受けることができます。

※治療内容によっては使用していただけない場合もございますので、お気軽にスタッフにお尋ねください。

リラックスした状態で治療を受ける

リラックスした状態で治療を受ける

治療中はリラックスした状態を保つことが重要です。深呼吸やイメージトレーニングなど、リラックス効果のある方法を取り入れることで、心身ともにリラックスした状態で治療を受けることができます。

予防の大切さを理解する

予防の大切さを理解する

虫歯を防ぐためには、予防が最も重要です。定期的な歯科検診やメンテナンスを受けることで、虫歯の発生を未然に防ぐことができます。予防の重要性を理解し、定期的な歯科受診を心がけましょう。予防歯科に関しては、当院のブログで紹介しております「歯医者の定期検診は必要ですか?」そちらもご覧ください!

安心感のある歯医者を選ぶ

安心感のある歯医者を選ぶ

治療を受ける歯医者を選ぶ際には、信頼できる歯医者を選ぶことも重要です。口コミや評判を確認し、自分にとって安心できる歯医者を見つけましょう。歯医者との信頼関係があれば、不安を感じることも少なくなるでしょう。

 

これらの方法を実践することで、歯科治療に対する不安を和らげることができます。治療を受けることをためらわずに、早めに歯科治療を行いましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、歯医者が苦手なのですが、どうしたらいいですか?の質問にお答えさせていただきました!歯医者に対する苦手意識は、個人差はあれど、意外とささいなことかもしれません。もりかわ歯科では、患者さまに寄り添った治療方法を考案し、実践させていただいておりますので、どんな些細なことでも、何でもご相談ください!お待ちしております!

 

また、審美歯科にご興味のある方、歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

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詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

歯が痛い時の対処法って?

2024年3月27日
歯が痛い時の対処法って?

こんにちは!大阪府八尾市の歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯科医や診療所のスタッフにとっては当たり前の知識でも、患者さんは歯の専門家ではありません。そのため、様々な疑問を抱かれることでしょう。

私たちは、患者さんが歯やそれに関連する体のことについて、知りたいことを理解し、納得していただくことが大切だと考えています。

診療中にすべての疑問にお答えできれば一番ですが、時間をかけて詳しく説明することも難しいのが現状です。

そこで、通常の診療でよく寄せられる質問に対して、当院のブログで順次お答えしていくことにしました。

このブログを通じて、患者さんが歯医者に対して抱く疑問や不安を解消できるよう、少しでもお手伝いできればと願っています。ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

「歯が痛い時の対処法って?」の質問に全力回答!

今回は、歯が痛くなった時の対処法、夜中に痛くなった場合や歯医者が休みの時の応急処置などあるの?といった質問に対して全力でお答えしていきます!

歯の痛みの原因とは?

歯の痛みの原因はさまざまであり、以下は一般的なもののいくつかです。

虫歯(むし歯)による痛み

虫歯(むし歯)による痛み

口内の細菌が歯垢を作り、それが酸を生成して歯を侵食します。これが進行すると、歯が腐り、痛みを引き起こします。

歯周病による痛み

歯周病による痛み

歯茎周囲の組織が感染し、炎症を引き起こす歯周病も歯の痛みの原因となります。進行すると歯槽骨も影響を受け、歯が揺れたり痛むことがあります。

歯ぎしりや食いしばりによる痛み

歯ぎしりや食いしばりによる痛み

ストレスや不安によって引き起こされる歯ぎしりや食いしばりは、歯を傷つけ、痛みを引き起こすことがあります。

歯髄炎(神経の炎症)による痛み

歯髄炎(神経の炎症)による痛み

虫歯や歯周病が進行すると、歯の神経に炎症が起こり、激しい痛みを引き起こすことがあります。

歯の割れやひびによる痛み

歯の割れやひびによる痛み

歯が割れたりひび割れたりすることで、食べ物や冷たい空気などが歯に刺激を与え、痛みを引き起こすことがあります。

歯科手術や治療後の過敏症による痛み

歯科手術や治療後の過敏症による痛み

歯科手術や治療後に一時的な過敏症が起こることがあります。

歯の位置異常による痛み

歯の位置異常による痛み

歯の位置異常や咬み合わせ(噛み合わせ)の問題が痛みを引き起こすことがあります。

歯の痛みが持続する場合、歯科医に相談することが重要です。専門家が痛みの原因を詳しく調査し、適切な治療を提案してくれます。

 

歯の痛みの原因については過去のブログ 「歯の痛みの原因はなんですか?」で詳しく解説していますので、そちらも併せてご覧ください。

歯が痛い時どうすれば良いの?

歯が痛い場合、その原因によって適切な対処法が異なります。以下は、一般的な歯痛への対処法ですが、歯の状態によっては歯科医に相談することが重要です

歯磨き

歯が適切に磨かれていることを確認し、歯垢や食物のかすみがないようにします。柔らかい歯ブラシを使用し、優しく歯を磨きます。

デンタルフロス

歯と歯の間に詰まった食物や歯垢を取り除くためにデンタルフロスを使用します。

塩水うがい

温かい塩水でうがいをすると、口内炎や歯肉の腫れを和らげることがあります。1杯の温かい水に小さじ半分程度の塩を混ぜて使います。

鎮痛剤の使用

パラセタモールやイブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を使用して痛みを和らげることができます。ただし、適切な用量を守り、医師や薬剤師の指示に従ってください。

冷却または温熱療法

痛みや腫れがある場合は、氷や冷却パッドを使ったり、逆に温かい湿布を当てたりすることが効果的な場合があります。

歯科医の診察

痛みが強い場合や継続している場合は、早めに歯科医に診察してもらうことが重要です。歯痛の原因には虫歯、歯周病、歯髄炎などがあり、適切な治療が必要です。

 

歯の痛みは様々な原因が考えられるため、対処法が一概に当てはまるわけではありません。症状が続く場合や悪化する場合は、できるだけ早く歯科医の診察を受けることが大切です。

 

歯の痛みについて詳しくは過去のブログ記事「歯の痛みの原因はなんですか?」をご覧ください。

歯が痛む時、和らげる方法はありますか?

歯が痛む時、和らげる方法はありますか?

歯がズキズキと痛む際には、頬の上に湿らせたタオルを当てて冷却してみてください。神経が過敏に反応している可能性があり、冷やすことで痛みが和らぐことが期待されます。ただし、急激な冷却や氷、保冷剤を直接使うと逆効果になることがありますのでご注意ください。この対処法は、歯科医院にすぐに行けない状況下での一時的な対策として利用できます。例えば、仕事中や就寝中に有効です。

何をしても歯の痛みが収まらない時はどうすれば良いの?

何をしても歯の痛みが収まらない時はどうすれば良いの?

歯が痛くて眠れない時や、通ってる歯医者が休みの日に我慢できない歯の痛みがあるときどうすれば良いのか悩みますよね。

下記に簡単な対処法を8つ挙げますので、どうしても我慢ができない時に試してみてください。

患部を冷やす

患部を冷やすことで、炎症を抑えて痛みを和らげることができます。ただし、氷を直接当ててしまうと、患部が刺激されて痛みが強くなる可能性があるため、注意が必要です。濡れたタオルなどを当てて、間接的に冷やすようにしましょう。

歯磨きを丁寧にする

患部に食べかすや歯垢などがたまっていると、細菌の活動が活発化して痛みが強くなることがあります。痛みで辛いかとは思いますが、患歯も含めた歯列全体を、優しく丁寧に歯磨きして清潔に保ちましょう。

ツボを押す

合谷(ごうこく)というツボを押すことで、歯痛の症状を緩和する効果が期待できます。合谷は、人差し指と親指の骨が交差する部分にあります。両手で合谷を押さえて、3秒ほど強めに押すようにしましょう。

マッサージをする

患部の周囲の筋肉をマッサージすることで、症状が改善されることがあります。ただし、マッサージをしすぎると患部を刺激してしまい、痛みが強くなる可能性があるため、注意が必要です。

痛み止めを飲む

処方された痛み止めがある場合は、用法・用量を守って服用しましょう。市販の痛み止めでも構いませんが、普段から飲み慣れているものを選ぶとよいでしょう。

軽いうがいをする

歯に詰まった汚れを取り除くために、軽いうがいをしましょう。歯ブラシで磨くのが難しい場合は、口をゆすぐだけでも構いません。

虫歯の穴に正露丸を詰める

正露丸には歯痛を抑える成分が含まれているため、虫歯の穴に詰めると症状の改善が見込めます。ただし、あくまで応急的な対処法であり、虫歯を根本的に治すわけではない点に注意が必要です。

歯科の夜間救急外来を受診する

痛みがひどくて眠れない場合は、歯科の夜間救急外来を受診しましょう。歯科医師が応急処置をしてくれます。ただし、本格的な歯科治療には対応していないため、その後は一般外来で治療を受ける必要があります。

歯が痛いのは何日くらい続く?

歯の神経に達した虫歯の痛みは通常3〜4日間続きますが、その後は神経が損傷し、痛みを感じなくなります。ただし、この痛みの消失は単なる一時的なものであり、虫歯の進行は続いています。したがって、なるべく早く歯医者を受診して専門家のアドバイスを受けることが重要です。虫歯は放置すると深刻な問題に発展する可能性がありますので、適切な治療を受けることで将来的な合併症を予防できます。

急に歯が痛くならないよう、定期メンテナンスが重要です

急に歯が痛くならないよう、定期メンテナンスが重要です

歯痛の予防方法

歯痛を未然に防ぐためには、毎日の食生活を見直すことが重要です。特に歯みがきの習慣や歯科検診の頻度を振り返り、不足している部分を補う必要があります。以下では、歯痛の予防に役立つ方法を確認していきましょう。

食事・生活習慣の見直し

知覚過敏の場合は、冷たいものを摂ると歯が敏感になることがあります。そのため、食べ物や飲み物を常温に近づけるか、氷を直接口にしないよう心掛けましょう。また、咀嚼によって痛みが生じる場合は、柔らかくて消化しやすい食べ物を選ぶと良いです。

虫歯になりやすい食べ物、飲み物は避ける

虫歯菌は糖質を好み、その代謝によって虫歯の原因となる酸が生成されます。炭水化物や糖分を摂り過ぎている場合は、摂取量を抑えることを考えてみてください。虫歯菌に栄養を与えないことで、虫歯のリスクを低減できます。

就寝30分前は飲食を控える

寝ている間は口腔内が無防備になり、虫歯菌の活動が活発になります。就寝前は糖質の含まれていない飲み物で軽く口をすすぎ、歯みがきやフロス、マウスウォッシュでデンタルケアを行いましょう。

歯ブラシ・歯磨き粉を見直す

使いづらい歯ブラシは、小回りの利くヘッドに変更するか、歯ぐきを傷つけないやわらかいものに変更しましょう。歯の奥の汚れに対処するために、電動歯ブラシや使いやすいフロス、歯間ブラシも活用できます。歯を強化するためには、フッ素や殺菌成分が配合された歯みがき粉への切り替えや、MIペーストの併用もおすすめです。

歯医者での定期健診

虫歯は肉眼では見えないことが多いため、定期的な歯科検診が重要です。レントゲンやマイクロスコープを使用して細かい部分まで確認し、クリーニングやホワイトニングを組み合わせた治療を行います。理想的な検診の頻度は1ヶ月から2ヶ月に1回です。

 

セルフケアと定期検診を組み合わせることで、歯の痛みを未然に防ぐことができます。本記事では歯痛の様々な原因について紹介しましたので、歯と歯ぐきの健康を確認し、痛みの原因を早めに突き止めるよう心がけましょう。

歯が痛くなった時は年中無休のもりかわ歯科に相談ください

急な歯痛はとても苦痛なものです。そんな時にいつもの歯医者が休診日で空いてない!ということがあるかも知れません。

そんな時は医療法人甦歯会「マイデンタルもりかわ歯科」、「リノアス診療所もりかわ歯科」は年中無休で診療しておりますので、安心してかかりつけの歯医者としてご利用ください。

まとめ

原因のわからない歯痛は詳細な検査が必要ですが、過去のケガや歯の治療の影響で歯痛が起きる場合もあります。不明点はかかりつけの歯医者を受診し、検査を受けるようにしてください。

 

食べものや生活習慣の見直しも、歯痛予防には大切です。痛みを引き起こしやすい刺激物や硬いものは控え、痛みのない歯で噛む工夫を行いましょう。ブラッシングや歯痛改善の作用がある歯みがき粉や歯ブラシはクリニックに相談することをおすすめします。

 

患者様1人1人に真剣に向き合い、来院して良かったと思われるよう日々治療に励んでいます。

 

もりかわ歯科の予防歯科を受診してください。

 

もりかわ歯科では歯痛や虫歯の原因を根本から治すべく、矯正歯科にも力をいれております。

歯列矯正に興味のある方、虫歯になりにくいお口を目指したい方は是非一度、もりかわ歯科の矯正無料相談にお越しください。

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詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

歯茎の腫れはどうしたら治りますか?

2024年3月20日
歯茎の腫れはどうしたら治りますか?

こんにちは。私たちは大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯科医療は専門的な分野であり、患者さんがさまざまな疑問や不安を抱くのは当然だと理解しています。

私たちは患者さんが歯や関連する身体のことについて理解し、納得していただくことを大切に考えています。

診療中に全ての疑問にお答えできると良いのですが、限られた時間の中で詳しく説明することが難しい場合もあります。

そこで、通常の診療でよく寄せられる質問に対して、当院のブログで順次回答していくことにしました。このブログを通じて、患者さんが歯医者に抱く疑問や不安を解消できるよう、少しでもお手伝いできれば幸いです。ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

「歯茎の腫れはどうしたら治りますか?」の質問に全力回答!

今回は、歯茎の腫れはどうしたら治りますか?などの質問に対して全力でお答えしていきます!

そもそもなぜ歯茎が腫れるのか?

歯茎が急に腫れるてしまうと、どうすれば症状が改善するかや、歯医者に行く前にどう対処すれば良いのか、不安になることが多々あります。

歯茎の腫れは、歯垢(プラーク)や歯肉炎、むし歯など様々な原因や病気が関係している可能性があります。このブログでは、歯茎の腫れの原因や治療方法、自分でできる応急処置の方法などをお伝えします。症状が一時的に落ち着いたとしても、それが完全に治癒したわけではありませんので注意が必要です。それでは、まずは歯茎が腫れる原因から探っていきましょう!

歯茎の腫れの原因は?

歯茎は、咀嚼や発語・頬杖をつく習慣のある人など、日常的に外部からの力にさらされています。また、口腔内には口腔常在菌(こうくうないじょうざいきん)と呼ばれる細菌が生息しており、飲食物が運ばれるとこの口腔常在菌細菌(こうくうないじょうざいきん)が増殖しやすい環境になります。このような状況から、歯茎はダメージを受けやすい部位です。

歯茎の腫れは、頻繁に発生する症状の一つですが、その原因や症状の程度によっては、治療が必要な病気が隠れていることもあります。歯茎の腫れの原因は、主に以下の4つのパターンが考えられます。

口腔常在菌(こうくうないじょうざいきん)とは…

常在菌とは、主に健康な人の身体に日常的に存在する微生物(細菌)のことを言います。 人の場合、腸内に最も多く存在し、他には口腔内、皮膚表面などに棲息しており、様々な作用をもたらしています。 有名な乳酸菌やビフィズス菌、大腸菌なども常在菌の一種です。

①歯周病

歯周病が原因で歯茎が腫れることがあります。歯周病は、歯垢(プラーク)や歯石によって引き起こされる歯周組織の炎症です。歯垢や歯石が歯と歯茎の境目にたまると、歯茎が炎症を起こし、腫れや出血の症状が現れます。この状態が放置されると、歯周病は進行し、歯茎の腫れだけでなく歯槽骨の破壊や歯の脱落など重篤な問題を引き起こす可能性があります。

歯周病に関しては、以前当院のブログで紹介した「歯茎の出血って何が原因なの?」でも詳しく記載していますので、ご覧ください!

歯周病

②むし歯

むし歯を放置すると、神経がダメージを受けて壊死し、歯の根の先端に膿がたまる可能性があります。この状態では、歯茎が腫れるだけでなく、痛みや不快感を感じることもあります。特に咀嚼時に歯が痛む場合は、根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)の可能性があります。根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)は、むし歯が進行し、歯の根の周囲で細菌が増殖することによって引き起こされます。

細菌の増殖によって周囲の歯茎も腫れるため、むし歯が疑われます。

根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)とは…

歯の根の先端(根尖部)に炎症が生じる疾患です。通常、むし歯や歯周病などが原因で歯の根の先端部に感染が広がり、そこで炎症が起こります。

炎症が進行すると、歯茎や周囲組織が腫れたり、激しい痛みを引き起こしたりします。

根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)は根管治療や歯の抜歯などの治療が必要となることがあります。

根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)とは…

③智歯周囲炎(ちししゅういえん)

智歯周囲炎(ちししゅういえん)は、親知らず(智歯)の周囲に炎症が生じる状態のことです。親知らずはスペースの問題から斜めや横向きに生えることもあり、細かな部分まで歯ブラシが届きにくい場所です。

歯磨きで汚れが十分に取り除けていない場合は、智歯の歯茎に炎症が起こりやすいと言えるでしょう。

智歯周囲炎(ちししゅういえん)

④プラークの影響

歯垢やプラークが原因で引き起こされることがあります。プラークには細菌が含まれており、これらの細菌が毒素を放出することで、歯茎が刺激を受けて腫れることがあります。

歯磨きが不十分な場合、プラークが歯に溜まりやすくなり、それが歯肉炎へと進行する可能性があります。歯肉炎が進行すると、さらに重篤な歯周病に進展する恐れがあるため、注意が必要です。

歯茎の腫れの応急処置はなんですか?

歯茎の腫れの応急処置はなんですか?

1. 腫れが強い場合は、冷やしましょう。

腫れがひどいときは、湿ったタオルや冷却シートを用いて冷却します。

冷やすことで腫れを和らげることができます。腫れている箇所にはしばしば膿が溜まることがありますので、放置すると痛みが増す可能性があります。

2. 痛みがひどい場合は、痛み止めを服用してください。

歯茎の腫れが強く、痛みを伴う場合は市販の痛み止めを服用してください。市販の痛み止めは医師が処方するものと同様の成分を含んでいます。食事が困難で体力が低下すると、腫れが悪化する可能性があります。痛み止めを服用して痛みを和らげましょう。

3. やわらかい歯ブラシで歯を磨きましょう。

歯茎が腫れている場合、硬い歯ブラシでの磨きや、力強い歯磨きは逆効果です。腫れがひどいときは、やわらかい歯ブラシを使って優しく磨き、腫れが引いてきたら通常の硬さの歯ブラシを使用して磨いてください。また、わずかな出血は気にする必要はありません。徐々に腫れや出血は収まっていきます。

4. 口の中をうがい薬で消毒しましょう。

うがい薬を使用して口の中を消毒しましょう。うがい薬の中には強力な殺菌作用があるものもあり、かつ刺激が少ないため適しています。ただし、アルコールを含むものは逆効果になる可能性があるため、使用を避けましょう。

5. 休息をとり体力を回復しましょう。

歯茎の腫れは疲労や睡眠不足、体調不良などが原因となることがあります。免疫力が低下すると、膿が溜まってしまうことがあります。食事が難しいほど腫れがひどい場合は、高カロリーのゼリーなどを摂取し、安静にして体力を回復させることが効果的です。

歯茎の腫れの予防方法はなんですか?

歯茎の腫れのほとんどは歯周病が原因です。ですが、自宅での予防策をこまめに行うことで歯周病による歯茎の腫れを抑えることも可能です!

日々の適切な歯磨き

毎日の正しい歯磨きは、歯周病を予防するのに重要です。しかし、多くの人が自分流の磨き方をしていて、磨き残しを作ってしまうことがあります。定期的な歯科健診で歯磨き指導を受け、正しい歯磨きの方法を学ぶことが大切です。

歯間ブラシやデンタルフロスの利用

歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れを完全に除去することができません。歯周病は歯と歯の間の歯ぐきから始まることが多いため、歯間ブラシやデンタルフロスを使って歯と歯の間を清掃することも効果的です。

歯ぐきのセルフチェック

毎日の歯磨きと併せて、自分で歯茎をチェックする習慣を身につけましょう。歯茎の腫れに気付いたら、その部分を丁寧に歯磨きすることで、腫れが進行する前に改善することができます。特に、歯と歯の間の歯茎はセルフチェックしやすい部位です。

 

正しい歯磨きの方法や、歯間ブラシ・フロスについては以前当院のブログで紹介した「正しい歯みがきの方法は?」でも詳しく記載していますので、ご覧ください!

 

歯茎が腫れたときの治療はどうしますか?

歯周病の治療について

歯周病は、歯と歯肉の間にたまった歯垢に含まれる細菌によって歯肉が腫れる疾患です。初期段階では、正しい歯磨きが有効な予防法とされますが、進行した場合は歯科医院での治療が必要です。専用の機械を使用して歯垢や歯石を除去し、腫れがひどい場合には抗生剤の処方も行われることがあります。

根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)の治療について

根先性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)の治療は歯の根元に穴を開けて膿を取り除きます。治療は複数回の通院が必要であり、症状が重篤な場合は歯肉を切開して膿を排出する場合や抜歯する場合もあります。

親知らずの治療について

親知らずの生え方によっては周囲の歯肉に汚れがたまりやすく、炎症が起きて腫れることがあります。歯科医院では、まず抗生剤が処方され、腫れが収まった後に親知らずの抜歯が行われることがあります。

歯茎の腫れは自然治癒でも治りますか?

次のような歯茎の腫れは、1週間ほどで自然治癒することが多いです。 

 

・口内炎

・擦過傷

・やけど

 

早く症状を改善したい場合は、歯医者で薬を処方してもらうことで痛みの軽減が期待できます。ただし、1〜2週間経っても症状が改善しない場合は、別の原因による歯茎の腫れである可能性が高いため、歯科医を受診することが重要です。

歯茎の腫れを放置したままだとどうなりますか?

歯茎の腫れを放置したままだとどうなりますか?

口臭の悪化

歯ぐきの腫れを放置すると、歯槽膿漏が原因で、口から出る血や膿、ひどい口臭などの症状が出るリスクがあります。歯槽膿漏は、歯周病の進行した状態で、歯周ポケットが深くなり、そこに細菌が繁殖します。これが口臭の原因となります。また、腫れがひどくなると痛みも生じ、咀嚼時にも不快感を覚えることがあります。このような症状が日常生活に影響を及ぼす可能性もありますので、早めの治療が重要です。

激しい痛みが生じる

腫れがひどくなると痛みも生じ、咀嚼時にも不快感を覚えることがあります。このような症状が日常生活に影響を及ぼす可能性もありますので、早めの治療が重要です。

抜歯が必要になる

虫歯の進行によって歯ぐきが腫れ、その後も放置すると歯が壊れ、最終的には歯の根だけが残る状態になります。このような状況では抜歯が不可避となります。歯が根っこだけ残ると、周囲の骨に細菌が感染し、激しい痛みを引き起こすことがあります。この場合、抜歯以外の選択肢はありません。抜歯後は、失った歯を補うためにブリッジやインプラントが必要になる場合があります。

病気を引き起こす危険性

歯ぐきの腫れを放置すると、脳梗塞や心筋梗塞などの深刻な病気を引き起こす可能性があります。激しい痛みや抜歯のリスクだけでなく、命にかかわる病気を引き起こすリスクもあるため、腫れた歯ぐきは放置せずに速やかに治療を受けることが重要です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は歯茎の腫れの治し方についてのブログでした!本文中でも記載したように、ご自身でできる応急処置や、日々の予防で抑えられることも多々あります。腫れを放置してしまうとと、様々な弊害が出てくるため、お気をつけください!

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

 

また、審美歯科にご興味のある方、歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

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歯周病は治療で治りますか?

2024年3月6日
歯周病は治療で治りますか?

みなさまこんにちは!

大阪府八尾市に60年にわたり、地域に根ざす歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

当院では患者さまが抱える歯科に関するさまざまな疑問や不安に真摯に向き合い、解消できるよう尽力しています。歯科医師やスタッフとのコミュニケーションが不足しがちな中、

このブログを通じて患者さんとの対話の場を提供し、より理解を深めるお手伝いができればと考えています。

日常生活での歯のお手入れや健康に関する知識は、自身の歯の状態を理解し、適切なケアを行う上で非常に大切なことです。そこで、このブログでは歯にまつわる基本的な情報から、診療に関する細かな疑問まで、幅広いトピックをカバーしています。患者さまがより良い歯科ケアの選択ができるよう、専門的な情報を分かりやすくお届けしています。

どなたでもお気軽にご質問や疑問をお寄せいただき、私たちが提供する情報を通じて患者さまの歯科に関する理解を深めていただければ幸いです。何かお困りのことがあれば、お気軽にお問い合わせください。ご協力をお願い申し上げます!

「歯周病は治療で治りますか?」の質問に全力回答!

今回は、歯周病は治療で治りますか?の質問に対して全力でお答えしていきます!

まず、歯周病とは?

歯周病とむし歯は、歯科の2大疾患とされ、成人期における歯の喪失の主な原因となっています。まずは、歯周病について解説させていただきます。

まず、歯周病とは?

歯周病の定義

歯周病は、口腔内の歯と歯茎(歯肉)の隙間に侵入した細菌が、歯肉炎として知られる歯肉の炎症を引き起こす状態から始まります。さらに、この炎症が進行すると、歯を支える骨である歯槽骨が溶解され、歯がグラグラになる「歯周炎」が生じます。つまり、歯周病は歯肉炎と歯周炎を含む複合的な状態です。

歯周病の原因

歯周病は、口腔内のバランスを崩す歯周病原菌と呼ばれる細菌が関与しています。歯みがきが不十分だと、歯と歯ぐきの間に歯垢(プラーク)が蓄積されます。プラーク内には、1mgあたり1億個以上もの細菌が含まれ、これらの細菌が産生する毒素によって歯肉が腫れたり、出血しやすくなったりします。この状態が進行すると、歯肉は炎症によって急速に腫れ上がり、歯周ポケットが深くなります。歯周ポケットの深部は酸素が少ないため、歯周病原菌の繁殖に適した環境となります。また、プラーク内の細菌は唾液中のカルシウムやリン酸と結合して歯石となり、歯の表面に付着します。これが細菌の足場となり、ポケットの奥深くへ進行します。歯周病原菌の毒素は歯槽骨を溶かし、歯を不安定にし、歯肉を引き下げ、進行していくと、最終的に歯を失ってしまう可能性も出てきます。

歯周病の特徴

歯周病の発症には、プラーク内に存在する細菌が直接関与しています。従って、歯周病は

歯みがきの不適切さが引き金となりやすい傾向があります。さらに、喫煙者は非喫煙者と

比較して歯周病にかかるリスクが3倍以上高いという報告もあります。同様に、糖尿病患者は歯周病の進行が促進される可能性があります。また、金属やプラスチック製のかぶせ物や詰め物が歯との間に隙間を作ると、プラークが付着しやすくなり、これらの段差や隙間は、歯周病の進行を助長する要因の一つとなります。そのため、歯周病の予防や管理には、適切な歯磨きや口腔衛生の実践だけでなく、喫煙を控えたり、糖尿病の管理を行ったり、かぶせ物や詰め物の適切な管理も含まれます。

どのような治療方法がありますか?

歯周病は、治療によって状態を改善できる病気ですが、具体的にどんな治療をするのか気になるところ…。虫歯治療のように痛みを伴う可能性があるため、治療を受けることをためらう方もいるかもしれません。もりかわ歯科の「歯周病予防ページ」もご覧いただき、当院にご相談くださいませ。

大切なのはセルフケアとプロフェッショナルケア

歯周病は、プラークを適切に除去しなければ、進行を食い止めることはできません。

そのため、治療では、根本的な原因である歯垢や歯石を取り除くことが重要とされます。

これが『歯周基本治療』であり、患者様自身が行う『セルフ・ケア(ブラッシング)』と、歯科医院で行う専門的な『プロフェッショナル・ケア』が組み合わされます。

ただし、歯周病の悪化には、歯垢だけでなく、喫煙や糖尿病などさまざまな要因が関与しているため、プロフェッショナル・ケアを中心に、歯周病の原因を一つひとつ取り除く治療が『歯周基本治療』として行われます。歯周基本治療は、軽度の歯肉炎から中等度以上、あるいは重症の段階に至るまで、幅広い範囲の患者に適用されます。歯肉炎や軽度の歯周病では、歯垢や歯石を取り除くプロフェッショナル・ケアを主体とした『歯周基本治療』だけで改善が見られることもあります。

一方で、歯周基本治療だけでは奥深い歯肉に蓄積した汚れを十分に取り除けない場合、『歯周外科治療』が必要です。治療後には定期的な再検査が行われ、改善が確認された場合はメインテナンス(定期的な清掃と検査)が行われます。改善が見られない場合は、再度治療が必要となります。

大切なのはセルフケアとプロフェッショナルケア

歯周病治療の流れは?

1. 検査と評価

・歯科医院での初回診察: 歯周病の症状や歯茎の状態を評価します。

・口腔内検査: 歯周ポケットの深さや歯肉の腫れ、出血などを確認します。

・X線撮影: 歯槽骨の状態や歯周ポケットの深さを評価するために撮影されることが

 あります。

2. 診断

・歯周病のステージングとグレーディング: 歯周ポケットの深さや歯槽骨の損失などを評価 し、歯周病の進行度合いを決定します。

・リスク評価: 歯周病の進行リスクや治療の成功率を予測します。

3. 治療計画の立案

・個々の症状に基づく治療計画: 患者の状態に応じて、適切な治療法を選択します。

・治療目標の設定: 歯周病の進行を止めること、歯茎や歯槽骨の健康を回復させることが一 般的な目標です。

4. 歯周基本治療

・歯垢と歯石の除去: プロフェッショナルな歯のクリーニングが行われ、歯周ポケットの掃 除が行われます。

・セルフ・ケアの指導: 歯みがきやフロスの正しい使用法について患者に指導されます。

5. 週間のフォローアップ

・治療の効果の評価: 歯周病の状態が改善しているかどうかを確認します。

・患者様に対して正しいセルフケアの重要性や口腔衛生の習慣の確立についてご指導させて いただきます。

6. 必要に応じた追加治療

・歯周外科治療: 歯周基本治療だけでは改善しない場合、歯周ポケットの清掃や歯槽骨再生 などの手術的な治療が行われることがあります。

・定期的なメインテナンス: 治療後の定期的な清掃や検査が必要です。

上記は一般的な歯周病治療の流れになります。

歯周病の治療は患者の症状や進行度に応じて異なるため、患者様のそれぞれ状況に応じた、カスタマイズされたアプローチをご提案させていただきます。

セルフケアの具体的なブラッシング方法は?

歯磨きの頻度について

歯磨きの回数よりも重要なのは、歯垢をきちんと落とすことです。歯周病の予防には、

丁寧な歯磨きが必要です。歯磨きの回数が多くても、十分な丁寧さがなければ意味がありません。歯垢がたまりやすい方や歯磨きが苦手な方は、1日1回でも、歯の隅々まで丁寧に磨くことが大切です。

歯磨きのタイミングについて

歯周病菌は、口の中に残った食べかすを栄養源として増殖します。そのため、食後の歯磨きが重要ですが、すぐに磨くよりも食後30分から1時間後のタイミングが最も適切です。

食後は口の中が酸性になっており、この状態で歯を磨くと、歯が傷つきやすくなります。

また、寝ている間は唾液の分泌が減少し、歯周病のリスクが高まります。そのため、就寝前に丁寧な歯磨きを心がけましょう。

適切なブラッシング方法

「スクラビング法」

スクラビング法

スクラビング法は、歯ブラシの毛先を歯面に直角に当て、小刻みに磨く方法です。歯を2~3本ずつ意識して、細かな横磨きを行います。毛先が少ししなる程度の力で行うのがポイントです。この方法は、歯の側面や奥歯の咬み合わせる面を磨くのに最適な磨き方です。磨く際には、上顎と下顎に分け、さらに表側、咬み合わせる面、裏側の3面に分けて磨くことが重要です。この方法を実践すると、磨き残しを減らすだけでなく、磨く効率も向上します。

「バス法」

バス法

バス法は、歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目に45度の角度で立て、歯肉縁に歯ブラシを当てる方法です。歯ブラシを優しく歯肉に沿って振動させるようにして歯垢や汚れを除去します。この方法は、歯と歯ぐきの境目にたまった歯垢を効果的に除去し、歯周ポケット内の汚れを取り除くのに適しています。バス法は、歯周病の予防や歯肉の健康を保つために推奨される歯磨き方法の一つです。

歯ブラシの選び方についてより詳しく知りたい方は、当院のブログで紹介しております「歯ブラシや歯間ブラシの選び方は?」もご覧ください。

歯周病を放っておくと、どのようになりますか?

歯周病を放っておくと、どのようになりますか?

歯周病を無視しつづけて、歯が抜けるようなことになってしまうと、顎の骨は大きな損傷を受ける可能性があります。この段階では、インプラント治療が困難になってしまうこともあります。また、周囲の歯や顎の骨の状態も悪化してしまい、ブリッジ治療の難度も高くなります。そのため歯周病で失った歯の治療は、しばしば入れ歯に制限されることがあります。

さらに恐ろしいことに、抜けるだけでは終わらないのが歯周病です。歯周病の進行により、さまざまな全身疾患が引き起こされる可能性があります。動脈硬化、狭心症、脳梗塞、心筋梗塞、誤嚥性肺炎、糖尿病、認知症などが挙げられます。これらは重篤な疾患であり、命に関わるリスクもあります。歯周病を放置すると、これらの全身疾患を引き起こすリスクが高まることを認識しておくことが重要です。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回は、歯周病の治療に関しての記事でした。

日頃の丁寧なメインテナンスを心がけて、歯周病の予防につなげましょう!

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

 

歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページをご覧ください。