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歯の矯正は何歳から始めることができますか?

2024年5月22日
歯の矯正は何歳から始めることができますか?

八尾市のもりかわ歯科が、患者さんの疑問・不安を解消するブログを始めました!

こんにちは!大阪府八尾市の歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯科医やスタッフにとって当たり前のことでも、患者さんにとっては未知のことばかり。歯の専門家ではない患者さんは、様々な疑問や不安を抱くのは当然ですよね。

もりかわ歯科では、患者さんが歯や口腔の健康について安心して治療を受けられるよう、疑問や不安を解消することがとても重要だと考えています。

診療中にすべての質問にお答えできれば一番ですが、時間の制約や専門的な知識が必要となる場合、十分な説明ができないこともあります。

そこで、当院のブログでは、患者さんからよくいただく質問をテーマに、できるだけ細かくわかりやすく解説していきます。

「歯の矯正は何歳から始めることができる?」の質問に全力回答!

今回は、歯の矯正って何歳から始めることができるの?などの質問に対して全力でお答えしていきます!

まず、小児矯正とは?

まず、小児矯正とは?

小児矯正とは、成長期を利用して歯並びと顎のバランスを整える矯正治療です。永久歯が生え変わる前に治療を行うことで、顎の骨の成長を促し、歯を抜かずに歯並びを整えることができます。

具体的には、以下の様な治療を行います。

顎の骨の拡大

狭い顎の骨を拡大することで、歯並びに必要なスペースを確保します。

歯の移動

マウスピースやブラケット、ワイヤーを用いて、歯を少しずつ移動させます。

歯列の調整

歯と歯の隙間を詰めたり、歯を削ったりして、歯並びを整えます。

小児矯正のメリットは以下の通りです

小児矯正のメリット

抜歯を避けられる可能性が高い

顎の骨の成長を促すことで、歯を抜かずに歯並びを整えることができます。

治療期間が短くなる

成長期を利用して治療を行うため、大人になってから矯正を行うよりも治療期間が短くなります。

虫歯や歯周病のリスクを減らせる

歯並びが整うことで、虫歯や歯周病になりにくくなります。

咀嚼機能や発音機能の改善

歯並びが整うことで、咀嚼機能や発音機能が改善されます。

審美面の改善

歯並びが整うことで、見た目が良くなります。

小児矯正のデメリットは以下の通りです

小児矯正のデメリット

治療費が高い

大人矯正よりも治療費が高くなります。

装置が目立つ

マウスピース矯正装置を使用する場合は、目立たないものもありますが、ブラケットとワイヤーを使用する場合は目立ちます。

装置が壊れることがある

装置が壊れた場合は、修理または交換が必要となります。

痛みを感じる

治療中に痛みを感じる場合があります。

 

小児矯正は、永久歯が生え変わる前の6歳頃から始めるのが最適です。ただし、歯並びや顎の状態によっては、それよりも早く始めることもあります。

小児矯正を検討している場合は、矯正歯科医に相談することをおすすめします。

小児矯正について、さらに詳しく知りたい場合は、以下の情報も参考にしてください。

 

もりかわ歯科では小児矯正にも力を入れております。

インビザライン矯正のダイヤモンドプロバイダーに3年連続認定されている専門ドクターが最初から最後まで丁寧に治療いたしますので、ぜひ一度無料の矯正相談にお越しください。

矯正無料相談
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小児矯正って何歳からできますか?

小児矯正って何歳からできますか?

受け口の場合、顎の成長を促すため、3歳頃からの早期治療が望ましいです。しかし、その他の不正咬合では、歯並びや成長の状態によって、最適な開始時期は異なります。

一般的には、永久歯が生え始める6歳頃が小児矯正の開始時期とされています。7~8歳になると、より効果的な治療が期待できます。

お子様の歯並びや成長に不安を感じたら、早めに専門医に相談しましょう。 早期発見・早期治療で、より良い結果を得られる可能性があります。

以下は小児矯正の開始時期の目安です

  • 受け口: 3歳頃
  • 歯並びの異常: 6~8歳頃
  • 顎の成長異常: 7~8歳頃
  • 永久歯の萌出異常: 7~8歳頃

専門医は、お子様の状態を総合的に判断し、最適な治療計画を立てます。

小児矯正は、子供の成長に合わせて行うため、大人になってからの矯正よりも痛みが少なく、治療期間も短くなります。 また、顎の骨格を調整することで、歯並びだけでなく、顔立ちや呼吸にも良い影響を与えることができます。

お子様の将来のために、ぜひ小児矯正について検討してみてはいかがでしょうか。

※上記はあくまで目安であり、個々のケースによって最適な開始時期は異なります。

以下の場合、早めに専門医に相談することをおすすめします

  • 受け口
  • 歯並びの異常が気になる
  • 顎の成長が気になる
  • 永久歯の萌出異常がある
  • 虫歯や歯周病がある

専門医は、お子様の状態を診査・診断し、適切な治療方法を提案します。

小児矯正に関する疑問や不安は、もりかわ歯科の矯正専門ドクター森川康司にお気軽にご相談ください!

 

過去にもりかわ歯科で小児矯正をされた患者さんのインタビューを動画にしていますので、生の患者さんのコメントをご覧ください。

小児矯正の平均費用はいくらですか?

小児矯正の平均費用はいくらですか?

小児矯正の平均費用は、約30万円~80万円ほどです。ただし、これはあくまで平均値であり、実際の費用は、以下の様な要因によって大きく異なります。

  • 矯正歯科医院: 矯正歯科医院によって、治療費が異なります。
  • 治療方法: 使用する装置や治療期間によって、治療費が異なります。
  • 歯並びや顎の状態: 歯並びや顎の状態が複雑な場合は、治療費が高くなります。

具体的な内訳としては、以下の様なものがあります。

  • 初診料: 5,000円~10,000円程度
  • 検査料: 10,000円~20,000円程度
  • レントゲン撮影料: 5,000円~10,000円程度
  • 装置料: 50,000円~300,000円程度
  • 調整料: 5,000円~10,000円程度/回
  • 保定料: 50,000円~100,000円程度

小児矯正は、高額な治療費がかかるため、事前にしっかりと費用を確認することが重要です。

小児矯正の費用を抑える方法としては、以下の様なものがあります。

  • 複数の矯正歯科医院で相談して、見積もりを取る: 矯正歯科医院によって、治療費が大きく異なるため、複数の矯正歯科医院で相談して、見積もりを取ることをおすすめします。
  • 補助金制度を利用する: お住まいの自治体によっては、小児矯正にかかる費用の一部を補助してくれる制度があります。
  • デンタルローンを利用する: デンタルローンを利用することで、治療費を分割して支払うことができます。

小児矯正は、子どもの将来にとって大きなメリットがある治療です。費用面で不安がある場合は、上記のような方法を検討して、お子様に上手に治療を受けさせてあげましょう。

 

もりかわ歯科では小児矯正の治療にも力を入れていますので、これまでに様々な症例を治療しております。

詳しくはもりかわ歯科の小児矯正ページをご覧いただき、一度お気軽にご連絡ください。

子供歯科矯正は保険がききますか?

小児矯正は、原則として保険適用外です。健康保険は、病気やケガの治療を目的としているため、噛み合わせや見た目の改善を目的としている小児矯正は、保険適用外とされています。

しかし、以下の様な先天的な病気や体の異常が原因で、正常に噛むことができないケースは、保険で矯正が受けられます。

  • 3歯以上の永久歯萌出不全に起因した咬合異常(埋伏歯開窓術を必要とするものに限る)
  • 6歯以上の先天性部分(性)無歯症
  • 顎関節症
  • 口唇口蓋裂
  • 先天性骨格異常

これらの疾患に該当する場合は、厚生労働大臣が定める施設基準に適合していて、地方厚生(支)局長に届け出た保険医療機関で、矯正治療を受けることができます。

ただし、保険適用される治療内容は限られており、すべての治療が保険適用になるわけではありません。また、治療開始年齢にも制限があります。

小児矯正の保険適用について、詳しく知りたい場合は、以下の情報も参考にしてください。

 

小児矯正は、子どもの将来にとって大きなメリットがある治療です。保険適用されるかどうかは限られますが、費用面で不安がある場合は、お住まいの自治体の補助金制度などを活用したり、複数の矯正歯科医院で相談して見積もりを取ったりすることをおすすめします。

子供は矯正治療に何年かかる?

子供の矯正治療にかかる期間は、一般的に1年半から3年程度です。ただし、これはあくまでも目安であり、以下の様な要因によって大きく異なります。

治療開始時期

早期治療(一期治療)を始める時期が早ければ早いほど、治療期間が短くなります。

歯並びや顎の状態

歯並びや顎の状態が複雑な場合は、治療期間が長くなります。

使用する装置

マウスピース矯正装置(インビザライン)を使用する場合は、矯正していることが外から目立ちにくいのもメリットですが、ブラケットとワイヤーを使用するよりも治療期間が長くなります。

子供の成長

子供の成長に合わせて、治療計画を変更することがあります。

具体的な治療期間としては、以下の様なものがあります。

  • 早期治療(一期治療): 1年~2年程度
  • 本格治療(二期治療): 1年~2年程度

早期治療と本格治療の両方を行う場合は、2年~5年程度かかることもあります。

小児矯正は、子供の成長に合わせて行うため、長い期間にわたって治療を受ける必要があります。そのため、子供のモチベーションを維持することが重要です。

 

子供のモチベーションを維持するためには、以下の様な方法があります。

治療目標を共有する

子供と一緒に治療目標を共有し、治療の必要性を理解してもらうことが大切です。

治療経過を褒めてあげる

治療がうまく進んでいることを褒めて、子供の自信に繋げてあげましょう。

楽しみを取り入れる

好きなキャラクターの装置を使ったり、ご褒美を用意したりして、治療を楽しみながら受けることができるようにしましょう。

小児矯正は、子供の将来にとって大きなメリットがある治療です。治療期間は長いですが、子供の成長に合わせてじっくりと治療を進めることで、理想的な歯並びを手に入れることができます。

 

小児矯正の治療期間について、さらに詳しく知りたい場合はもりかわ歯科までご相談ください。

矯正専門ドクターがしっかり治療に関するお悩みにお答えします!

まとめ

いかがだったでしょうか?

「歯の矯正は何歳から始めることができますか?」に関する疑問に全力回答いたしました!

お子様の歯並びや噛み合わせが心配な親御さんは多くいらっしゃいます。

気になってはいるものの中々一歩が踏み出せず治療を躊躇しておられる方も多いかと思います。

ですが、お子様の成長は待ってくれません。

手遅れになる前に一度、矯正の無料相談にだけでもいらしてください!

必ず有益な情報が得られる機会になると思います。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

 

審美歯科にご興味のある方、歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。


矯正無料相談
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詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

歯が黒くなるのは虫歯?黒い部分の検査方法や対処法も解説!

2024年5月17日
黒い歯

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

歯に黒い部分があると虫歯なのではないかと不安になる方もいるでしょう。毎日ブラッシングを行っているのにどうして黒い部分ができたのか、虫歯以外に黒くなる原因はあるのか気になっている方もいると思います。

歯の黒い部分は本当に虫歯なのでしょうか。また、歯が黒くなるのを防ぐためにはどうしたらいいのでしょうか。

そこで本記事では、歯に黒い部分ができる原因や予防法について解説します。歯が黒く虫歯なのではないかとお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

歯が黒くなるのは虫歯?

虫歯の女性

歯が黒いと虫歯なのでしょうか。歯が黒く変色する原因にはさまざまあります。

以下に、歯が黒くなる原因と対処法を解説します。

初期虫歯

初期虫歯は白色や乳白色をしています。初期虫歯はブラッシングをおこなって適切に対処できれば治療が必要ない場合もあります。

しかし、なかには脱灰と再石灰化を繰り返しながら虫歯が慢性化するケースもあります。慢性化した虫歯は硬くなり、歯が黒く変色することがあるのです。

進行している様子がなければ経過観察をして様子をみる場合もありますが、中で虫歯が広がっている可能性もあります。自己判断せずに必ず歯科医院を受診して確認してもらいましょう。

初期虫歯と診断された場合は、治療はせずに経過を観察します。フッ素塗布やブラッシング指導をおこない、自宅でのセルフケアができるようにサポートして様子をみます。初期虫歯はケア次第では治る可能性があるため、しっかりと対処することが大切です。

着色

歯の溝や詰め物・被せ物の隙間は着色汚れが付きやすい部分です。歯の溝や詰め物・被せ物との境目に沿って黒く変色している場合は、着色汚れの可能性が高いでしょう。

特に、生えたての乳歯は歯の溝が深いため着色汚れがつきやすいです。また、喫煙している方やコーヒー・お茶などをよく飲む方は着色汚れがつきやすいといわれています。

着色汚れと初期の虫歯は見分けが付きにくく、虫歯だと思っていたけれど、実際は着色汚れだったというケースも多くみられます。着色汚れは虫歯ではないので歯を削る必要はありません。

しかし、着色汚れは歯ブラシでは除去できないため、歯科医院でクリーニングを受け、除去してもらう必要があります。歯に着色汚れが付きやすい方は、定期的に歯科医院でクリーニングを受けましょう。

歯石

歯と歯茎の境目に黒い点がある場合は、歯石の可能性が高いでしょう。歯石は乳白色をしているイメージをおもちの方もいるかもしれませんが、歯周病が原因で歯茎から出血があると歯石に血液が混じって黒色になります。

歯と歯茎の境目にある歯周ポケットの中に形成される歯石を縁下歯石といいます。歯周ポケット内の歯石を放置すると歯周病の原因になるため、歯石を取り除き清潔な状態を保つことが大切です。

歯石は歯ブラシでは除去できません。歯科医院でスケーラーと呼ばれる専用の器具を使用して取り除きます。

歯石はプラークが石灰化したものです。歯科医院で歯石を除去してもらっても、歯磨きが不十分で磨き残しが多いと、歯の表面に再び歯石が付着する可能性もあるでしょう。歯石の付着を予防するためには正しい歯磨きの仕方を身につける必要があります。

歯の神経が死んでいる

歯全体が黒く変色している場合、歯の神経が死んでいる可能性があります。

歯の神経が死んでしまう原因は、虫歯や打撲です。ボールが当たったり、口元を打ちつけたりして強い衝撃が加わると、時間が経ってから歯の神経が死んでしまうケースがあります。

歯の神経が死ぬと歯の神経や血管が働かなくなるため、歯に栄養が行き渡りません。長期間、栄養が届かなくなると、歯が黒くなるのです。

歯の神経が死んだまま放置すると、神経が通る管(歯髄)が細菌感染を起こし、痛みや歯茎の腫れなどの症状が出る可能性があります。神経が死んでしまった歯は削り、神経の処置をして詰め物・被せ物を装着する治療が必要になるでしょう。

歯を強く打ちつけたときは、症状がなくても歯科医院を受診して確認してもらうと安心です。

歯の黒い部分の検査方法

虫歯のチェック

歯に黒い部分がある場合、黒い部分が虫歯なのか、また治療は必要なのか診断する必要があります。

歯科医院でおこなう歯の黒い部分の検査方法は、以下の4つです。

視診

視診とは、目で虫歯かどうか確認する方法です。歯と歯の間や歯と歯茎の境目、詰め物・被せ物との境目はご自身では確認しにくい部分のため、変色以外の変化を見落としやすいです。

黒く変色している以外に、穴が空いているなど明らかな虫歯の症状がないかを歯科医師が目で見てチェックします。

触診

触診とは、器具を使って歯を触り、異常がないか確認する方法です。黒くなった部分を触って、歯の硬さや穴が空いていないかを確認します。

視診では穴が空いているように見えなくても、実際に触ってみると小さな穴が空いているケースも少なくありません。

レントゲン撮影

レントゲン撮影をすると虫歯の部分は黒く写ります。歯の表面では小さな黒い点でも、中で虫歯が広がっているかどうかは、レントゲン撮影をしないとわかりません。

レントゲンでは、歯の神経の位置も確認できます。虫歯の大きさや神経との距離を確認できるので、診断や治療計画を策定する際の有益な情報を得られます。

レーザー光で測定する

レーザーの光を当てて虫歯の有無や進行状態を確認することもあります。虫歯の状態が数値化されるため、初期虫歯の診断などに有効な方法です。

歯が黒くならないためにはどうしたらいい?

ブラッシング指導

歯が黒くならないためにはどのような対策をとればいいのでしょうか。

歯が黒くならないためのポイントは、以下のとおりです。

正しいブラッシング方法を習得する

歯を黒くさせないためには正しいブラッシング方法を習得することが大切です。ご自身では、しっかり歯磨きができていると思っていても、磨き癖などによってしっかり磨けていない場合があります。

正しいブラッシング方法がわからないという方は、歯科医院でブラッシング指導を受けるとよいでしょう。ブラッシング指導では、歯科衛生士が患者さん一人ひとりの歯並びに合わせた歯磨きの仕方を指導します。

ご自身の歯並びに合った歯磨きの仕方を習得・実践できれば、虫歯などによって歯が黒くなるのを予防できるでしょう。

補助清掃用具を使用する

歯磨きをする際は歯ブラシだけでなく補助清掃用具も使用するとよいでしょう。デンタルフロスや歯間ブラシ、ワンタフトブラシなどの補助清掃用具を使用することで、歯と歯の間や歯と歯茎の境目に付着した汚れもきれいに除去できます。

フッ素入り歯磨き粉・洗口液を使用する

フッ素には、歯質の強化や虫歯菌の活動を抑制する効果、再石灰化を助ける働きがあります。日頃のセルフケアにフッ素入りの歯磨き粉や洗口液を使用してセルフケアをしっかりとおこなえば、虫歯予防はもちろん初期虫歯の改善も期待できるでしょう。

また、歯科医院を受診して定期的にフッ素塗布をしてもらうとより効果的です。3か月に1回ほどの頻度で歯科医院を受診して、フッ素塗布を受けるとよいでしょう。

糖分を控える

歯が黒くなる原因のひとつに虫歯があります。虫歯菌は糖分をエサに増殖して酸を作りだします。歯の表面に酸が付着すると歯が溶け出し虫歯になるのです。糖分の多いものをよく口にする方は、虫歯リスクが高くなるでしょう。

時間を決めて食事をする

歯が黒くなる原因である虫歯を予防するためには、時間を決めて食事をすることも重要です。私たちの口の中は通常、中性の状態です。食べ物を口にすると酸性に傾きます。お口の中が酸性に傾くと、歯の表面が溶け出します。

間食が多かったり、ダラダラ食べをしていたりすると酸性の状態が長く続き、虫歯になるリスクが高まるのです。食事をするときは時間を決めるようにしましょう。

歯科医院で定期検診を受ける

歯が黒くなるのを予防するためには、歯科医院で定期検診を受けることも重要です。万が一、虫歯や歯周病が見つかっても、定期的に歯科医院を受診していれば早期に発見・治療でき、重症化を防げるでしょう。

また、定期検診では歯のクリーニングも行います。自宅での歯磨きでは、歯に付着した汚れを落としきることはできません。歯科医院では専用の器具や機械を使って、ふだんの歯磨きでは落としきれない汚れを徹底的に除去します。

歯が黒く見える原因のひとつである着色汚れや歯石はセルフケアでは落とせないため、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることが重要なのです。歯科医院で定期的にクリーニングを受けることで、着色汚れや歯石を除去でき、お口の中を清潔に保てるでしょう。

まとめ

黒い歯のイメージ

歯が黒くなる原因は、初期虫歯や着色汚れ、歯石などさまざまです。歯の神経が死んで黒くなることもあるでしょう。

歯が黒くなっているのを発見したら速やかに歯科医院を受診して問題ないか確認してもらいましょう。黒い部分が小さくても、中で大きく虫歯が広がっているケースもあります。

歯が黒くなるのを予防するためには、自宅でしっかりとブラッシングを行い、歯科医院で定期検診を受けることが重要です。

虫歯にお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

アマルガムは除去した方がいいですか?

2024年5月15日
アマルガムは除去した方がいいですか?

こんにちは。大阪府八尾市の歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯科医やスタッフにとっては当たり前のことでも、患者さんにとっては歯の専門家ではありません。そのため、様々な疑問や不安を抱くのは当然です。

私たちは、患者さんが歯や口腔の健康について、安心して治療を受けられるように、疑問や不安を解消することが大切だと考えています。

診療中にすべての疑問にお答えできれば一番ですが、時間の制約や専門的な知識が必要となる場合、十分な説明ができないこともあります。

そこで、当院のブログで、患者さんからよくいただく質問をテーマに、わかりやすく解説していきます。

このブログを通じて、患者さんの歯医者さんへの疑問や不安が少しでも解消され、安心して治療を受けられるお手伝いができれば幸いです。

ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

「アマルガムは除去した方がいいの?」の質問に全力回答!

今回は、アマルガムって除去した方がいいの?という質問に対して全力でお答えしていきます!
そもそもアマルガムって?銀歯と何が違うの?という方も多いと思います。

このコラムではアマルガムに関する素朴な疑問から除去治療の事まで詳しく解説していきますので、是非最後までお読みください!

まず、アマルガムとは?

アマルガムとは?

水銀と銀、銅、亜鉛などの金属を混ぜた歯科材料です。安価で強度が高いため、長年歯の詰め物として広く使用されてきました。しかし、水銀が溶け出して体内に蓄積する可能性や、環境汚染への影響などが指摘され、近年では使用が減少しています。

アマルガムの種類

アマルガムは、水銀の含有量や配合される金属の種類によって、以下のように分類されます。

歯科用水銀アマルガム

水銀が約50%、銀が約35%、スズが約9%、銅が約6%、亜鉛が少量含まれる合金です。日本では、昭和初期から平成初期頃まで、虫歯の詰め物として広く使用されていました。

銀アマルガム

水銀が約70%、銀が約30%含まれる合金です。歯科用水銀アマルガムよりも水銀の含有量が多く、現在はほとんど使用されていません。

金アマルガム

水銀が約60%、金が約40%含まれる合金です。銀アマルガムよりも水銀の含有量が多く、現在はほとんど使用されていません。

アマルガムの特徴

アマルガムは、以下のような特徴があります。

加工性が高い

柔らかく、容易に加工することができます。

強度が高い

固まってから硬くなり、強い力に耐えることができます。

耐久性が高い

長期間にわたって使用することができます。

比較的安価

他の歯科用金属材料に比べて安価です。

アマルガムの欠点

アマルガムは、以下のような欠点もあります。

水銀を含む

水銀は、人体に有害な重金属です。近年では、アマルガムから溶け出した水銀が体内に蓄積し、健康被害を引き起こす可能性があることが指摘されています。

審美性に劣る

銀色のため、目立ちやすいという欠点があります。

金属アレルギーを引き起こす可能性がある

アマルガムに含まれる金属が、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。

二次カリエスが発生しやすい

アマルガムと歯の間には隙間ができやすく、二次カリエスが発生しやすいという欠点があります。

アマルガムの使用状況

アマルガムの健康被害が指摘されていることから、近年では多くの国々で使用が制限されています。

日本におけるアマルガムの使用状況

2009年4月から、小児、妊婦、授乳中の女性へのアマルガムの使用が禁止されました。2020年4月からは、歯科用水銀アマルガムの使用が原則禁止となり、例外的に使用が認められる場合には、患者への十分な情報提供と同意が必要となりました。

欧州連合におけるアマルガムの使用状況

2000年から、歯科用水銀アマルガムの使用が段階的に廃止されています。

米国におけるアマルガムの使用状況

2009年から、小児へのアマルガムの使用が禁止されています。

アマルガム除去治療を希望される場合

アマルガムによる健康被害が懸念されていることから、アマルガムを他の歯科用金属材料やセラミック等に置き換える「アマルガム除去治療」を希望される患者さんが増えています。

アマルガム除去は、保険適用となる場合と、自費診療となる場合があります。また、除去後の治療内容によっても費用が異なります。

アマルガム除去を検討している場合は、事前に歯科医師に相談し、費用や治療内容について確認してください。

 

もりかわ歯科ではアマルガム除去を希望される患者さんからのご相談を随時受け付けております。当院予防歯科又は治療にお越しいただきお気軽にご相談ください。

詳しくはもりかわ歯科志記診療所の診療科目一覧をご覧ください。

アマルガムと銀歯の違いって?

​​アマルガムと銀歯は、どちらも虫歯の治療に使われる詰め物ですが、実は同じものではありません。

アマルガムは、水銀と銀、スズ、銅などの金属を混ぜ合わせた合金です。

一方、銀歯は、一般的に「金銀パラジウム合金」と呼ばれる金属で作られています。金銀パラジウム合金は、銀の他に、金、パラジウム、銅などが含まれています。

以下、アマルガムと銀歯の主な違いを表にしてみました。

アマルガムと銀歯の主な違い

アマルガムと銀歯の主な違い

近年では、アマルガムの健康被害が懸念されていることから、多くの国々で使用が制限されています。日本では、2020年4月から歯科用水銀アマルガムの使用が原則禁止となりました。

一方、銀歯は、審美性や安全性に優れていることから、現在でも広く使用されています。

まとめ

アマルガムと銀歯は、それぞれ異なる材料で作られており、利点と欠点も異なります。虫歯の治療を受ける際には、歯科医師と相談し、自分に合った詰め物を選ぶことが大切です。

過去のアマルガム詰め物、除去は慎重に! 

過去のアマルガム詰め物、除去は慎重に!

知っておくべき危険性と安全な方法

かつて主流だった銀色の詰め物「アマルガム」。実は水銀が含まれており、近年は健康への影響が懸念されています。除去を希望する方も増えていますが、安易な除去は危険を伴います。

アマルガム除去の危険性

アマルガム除去は、適切な方法で行わなければ、以下の危険性を伴います。

水銀中毒

アマルガムを除去する際に発生する水銀蒸気は、体内に入り込むと水銀中毒を引き起こす可能性があります。頭痛、めまい、腎障害など、様々な症状が現れます。

二次感染

アマルガム除去によって歯の神経が露出してしまうと、細菌感染のリスクが高まります。

歯の損傷

アマルガム除去の際に、周囲の健康な歯質まで削ってしまう可能性があります。

安全なアマルガム除去

アマルガム除去を検討する場合は、以下の点に注意しましょう。

歯科医院選び

水銀対策に十分な設備と技術を持つ、実績のある歯科医院を選びましょう。

除去方法

安全性の高い「ラバーダム防湿」や「バキュームシステム」を用いるなど、水銀蒸気の飛散を徹底した方法で行う必要があります。

体調管理

体調が優れない場合は、アマルガム除去を延期しましょう。

アフターケア

除去後の経過観察や、必要に応じて他の治療を受けることが重要です。

アマルガム除去の必要性

アマルガム自体は安定した物質であり、短期的には健康被害を引き起こす可能性は低いと考えられています。しかし、長期的な影響や、体質によっては影響を受けやすい場合もあります。

以下のような場合は、アマルガム除去を検討した方が良い場合があります。

  • 虫歯や破損など、アマルガム詰め物が劣化している場合
  • 金属アレルギーがある場合
  • 審美的な理由で詰め物を白磁などにしたい場合
  • 水銀による健康被害が心配な場合

 

アマルガム除去は、適切な方法で行えば安全に行うことができます。しかし、安易な除去は危険を伴うため、慎重に検討する必要があります。

アマルガム除去を検討する際は、信頼できる歯科医院に相談し、十分な情報収集と説明を受けた上で判断することが重要です。


情報源

アマルガム除去をお考えの方はもりかわ歯科に相談ください

もりかわ歯科ではアマルガム除去に関する知識豊富なドクターが在籍しております。

過去に銀の詰め物又は被せ物を入れる治療を受けたことのある方は一度ご来院いただき、お気軽にご相談ください。

歯は一生大事にしていくべき大切な体の一部です。

歯に関して少しでも不安がある方はできるだけ早めの受診をお願いしております。

手遅れになる前にご相談だけでもお越しください。

まとめ

いかがだったでしょうか?

アマルガムって除去した方が良いのか?の質問に全力回答いたしました!

アマルガムがお口の中にある方は不安になったかもしれません。

ですが、体に有害である場合は放置しても良いことは何もありません。

昔入れた銀の詰め物・被せ物がある方はアマルガム除去について一度真剣に考えてみてください。

このブログがそのきっかけになれば幸いです。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

 

審美歯科にご興味のある方、歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。


矯正無料相談
矯正無料相談

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

子どもの口がくさい?口臭の原因と対策!

2024年5月10日
口臭のある子供

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

子どもの口臭が強いと、不安に感じる保護者の方も多いでしょう。子どもの口臭がきつくなる原因にはどのようなものがあるのでしょうか。また、子どもの口臭はどのように対策すればよいのでしょうか。

この記事では、子どもの口臭の原因と対策について解説します。子どもの口臭にお悩みの保護者の方は、ぜひ参考にしてください。

子どもの口臭の原因は何?

ストレスが原因で口臭がある子供

子どもの口臭は主に口呼吸や磨き残しなどが原因で発生することが多いですが、病気が隠れている場合もあります。

以下に、子どもの口がくさいときに考えられる原因について解説します。

口呼吸

口呼吸になっていると口の中が乾燥し、細菌が増えやすくなります。口内に細菌が繁殖するとガスを発生させ、口臭の原因となるのです。また、水分不足による乾燥も口臭を引き起こす原因となることが多いです。

磨き残し

食べかすなどの磨き残しも、口臭の原因になります。特に、歯と歯の間には汚れがたまりやすく、普通の歯ブラシだけでは十分に取り除くことが難しいです。汚れが蓄積すると歯垢(プラーク)が形成され、その中で細菌が繁殖してにおいを発生させる場合があります。

虫歯や歯周病

虫歯や歯周病も、口臭の原因の一つです。毎日の歯磨きが不十分だと、食べかすや歯垢が歯に残り、蓄積されていきます。歯垢の中で虫歯菌や歯周病菌などの細菌が繁殖すると、虫歯や歯周病を引き起こすだけでなく、口臭の原因にもなるのです。

副鼻腔炎や扁桃炎

副鼻腔炎や扁桃炎などの鼻・喉の病気も、口臭の原因になることがあります。副鼻腔炎になると鼻水や膿が溜まりやすく、扁桃炎になると膿栓ができることがあります。膿や膿栓には特有の悪臭があるため、それが口臭の原因になるのです。

消化不良

胃や腸の調子が悪いと、食べ物がうまく消化されず、消化不良が起こりやすくなります。この消化不良が原因で食べ物が胃腸で停滞し、異常発酵を起こすと、腐ったようなにおいがして、口臭の原因になるのです。

消化不良を引き起こす要因には、噛み合わせの悪さや早食い、ストレス、高カロリーの食事などがあります。

ストレス

ストレスが溜まると、体が反応して口の中が乾燥しやすくなります。口の中が乾くと、細菌が繁殖しやすい状態になり、口臭や虫歯、歯周病のリスクが高まるのです。

子どもの口臭はどうやって対策する?

歯磨きをしっかりして口臭ケアをしている親子

子どもの口臭が気になるときはどのように対策すればよいのか気になっている保護者の方もいるでしょう。

以下に、子どもの口臭が気になるときの対策について詳しく解説します。

鼻呼吸を意識する

上述のとおり、口呼吸になっていると口臭を発生させやすくなります。口呼吸の習慣を改善するためには、口を閉じる訓練が必要です。鼻が詰まっている場合は、その原因を治療する必要がありますが、口を無意識に開けている場合は意識的に改善しなければなりません。

口を閉じる訓練を行うことで、口輪筋(口元の筋肉)が鍛えられます。これにより、口呼吸から鼻呼吸に切り替えやすくなります。

口輪筋を効果的に鍛える訓練には、主に以下のようなものがあります。

・あいうべ体操
・風船を使ったトレーニング

あいうべ体操とは「あー」「いー」「うー」と大きく口を動かし、最後に「ベー」と舌を下に伸ばす口の体操です。大げさに発音することで口周りや舌の筋肉を鍛え、口呼吸の改善を目指します。

風船を使ったトレーニングでは、風船を膨らませることで口輪筋を強化し、口を閉じる力を向上させます。

これらのエクササイズを日常的に行うことで、口呼吸の改善を期待できるでしょう。

こまめに水分補給をする

こまめに水分補給をすることも、口臭対策のひとつです。口の中が乾燥すると細菌が繁殖して、口臭を引き起こすことがあるためです。口内が乾燥して細菌が繁殖すると口臭だけでなく虫歯や歯周病のリスクも高まります。

そのため、口の中は潤っている状態に保つことが重要なのです。こまめに水分を摂ることで、口の中の乾燥を防ぎ、口臭の改善を期待できます。

しっかりと歯磨きを行う

磨き残しによって口臭が発生する場合もあります。磨き残しによる口臭を改善するためには、しっかりと歯磨きを行い、口内を清潔に保つことが重要です。

食後はできるだけ早く歯を磨いたり、うがいをしたりすることが大切です。さらに、デンタルフロスや歯間ブラシを使うと、歯ブラシだけでは届かない部分に付着した汚れも落とせるため、口臭予防に有効です。

また、歯の生え変わりの時期は磨き残しが発生しやすくなります。そのため、保護者の方が子どもの歯磨きをチェックしたり、仕上げ磨きをしたりすることも大切です。

しかし、子どもが自立心を持ち始めると、親の介入を嫌がることもあります。このような場合は、歯科医院で歯磨き指導を受けることが効果的です。子どものやる気を引き出し、正しい磨き方を学ぶ良い機会になるでしょう。

自分でしっかりと歯を磨くスキルを身につけることは、お口の健康を維持するために非常に重要です。子どもが自分でしっかりと歯を磨けるよう、保護者の方はサポートしてあげましょう。

よく噛んで飲み込む

食べ物を十分に咀嚼しないで飲み込むと消化不良を引き起こし、それによって口臭が発生することがあります。消化不良を防ぐためには、食べ物をよく噛んで食べることが重要です。

食べ物をよく噛むと、それによって唾液腺が刺激され、唾液の分泌が増えます。唾液は食べ物の消化を助けるだけでなく、口の中を潤して乾燥を防ぐ役割もあります。

そのため、食事の際には食べ物をしっかりと噛むように教えましょう。また、食べ物と一緒に水分を摂ることも、口腔内の乾燥予防に効果的です。食事の時間をしっかりとり、ゆっくり噛んで食べることも、消化不良を防ぐために重要といえるでしょう。

規則正しい生活を送る

睡眠不足や偏った食生活、運動不足は、体の様々な不調を引き起こす原因になります。特に偏った食生活は消化不良を引き起こし、体調不良のもととなることもあります。また、睡眠不足は心身のストレスを増加させ、健康を損ねることにつながります。

健康的な生活を送るためには、規則正しい生活を心がけることが非常に重要です。毎日同じ時間に就寝し、起床すること、そしてバランスの取れた食事を心がけましょう。

ストレスの緩和

上述のとおり、ストレスが口臭の原因となることがあります。そのため、ストレスを感じているときは、リラックスする時間を作り、十分に休息を取ることが大切です。

特に、子どもがストレスを感じているときは、しっかりと話を聞いて、感情に寄り添うことが重要です。ストレスの原因を理解し、一緒に解決策を考えることは、子どもの心理的な負担を軽減し、口臭の改善にもつながる可能性があります。

子どもの口臭が気になるときは歯科医院を受診してもよい?

口臭が気になり歯科医院を受信している子供

「子どもの口臭が気になるけれど、歯科医院を受診してもいいのかな?」と気になっている保護者の方もいるでしょう。

子どもの口臭は、歯科医院で相談できます。口臭は主に口の中に問題があって起こることが多いです。歯科医院では、正しいブラッシング方法などのアドバイスを受けることができ、必要に応じて虫歯や歯周病の治療を行います。

また、ふだんの歯磨きだけで口臭の原因となる歯垢を完全に取り除くことは難しいです。定期的に歯科医院でプロによるクリーニングを受けることで、自宅での歯磨きでは落とせない歯垢などの汚れも除去でき、口臭の改善を期待できるでしょう。

また、鼻や喉の病気によって口臭が発生している場合は、耳鼻科を受診してください。特に子どもの場合は、原因がはっきりしないことが多いでしょう。何科を受診すれば良いか分からないときは、小児歯科で相談するとよいかもしれません。

まとめ

口臭がなくなり笑顔になった子供

子どもの口臭の原因は、口呼吸や不十分な歯磨き、ストレス、鼻・喉の病気などさまざまです。

口呼吸になっている場合には、口輪筋を鍛える体操などを行い、鼻呼吸に変えましょう。また、磨き残しによって口臭が発生している場合もあるため、保護者の方がしっかりと仕上げ磨きを行うことも重要です。

子どもがどうしても自分で磨きたいというときは、歯科医院でブラッシング指導を受けるとよいでしょう。また、口の中の乾燥を防ぐために、こまめに水分を摂ることも重要です。

子どもの口臭の原因がお口の中にある場合は、歯科医院で相談できます。歯科医院でクリーニングを受けることで口臭が改善される場合があるでしょう。

お子さんの口臭にお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

虫歯が進行して歯を抜かなければならない場合、抜けた歯の代替手段はありますか?

2024年5月8日
抜けた歯の代替手段は?

こんにちは。大阪府八尾市の歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯科医やスタッフにとっては当たり前のことでも、患者さんにとっては歯の専門家ではありません。そのため、様々な疑問や不安を抱くのは当然です。

私たちは、患者さんが歯や口腔の健康について、安心して治療を受けられるように、疑問や不安を解消することが大切だと考えています。

診療中にすべての疑問にお答えできれば一番ですが、時間の制約や専門的な知識が必要となる場合、十分な説明ができないこともあります。

そこで、当院のブログで、患者さんからよくいただく質問をテーマに、わかりやすく解説していきます。

このブログを通じて、患者さんの歯医者さんへの疑問や不安が少しでも解消され、安心して治療を受けられるお手伝いができれば幸いです。

ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

「抜歯の代替手段は?」の質問に全力回答!

今回は、虫歯が進行してしまって仕方なく歯を抜かなければならなくなった時、患者さんも不安になられることかと思います。

そんな時に「歯を抜いた後はどうすれば良いですか?」など、いよいよ抜歯が必要になった患者さんから抜歯後のご心配の質問をよく受けます。

そういった質問に対して全力でお答えしていきます!

 虫歯の進行と歯の抜歯について

虫歯は進行すると、歯の内部で感染が拡大し、歯の神経や周囲の組織に影響を及ぼすことがあります。歯科医師は、虫歯が進行し歯の構造が破壊された場合、歯を抜くことを勧めることがあります。

歯を抜く理由

歯を抜く理由には、以下のような場合があります

1.虫歯の進行が進んで歯の構造が破壊された場合

2.歯周病による歯周組織の損傷がひどく、歯を支える骨が破壊された場合

3.顎の狭さや歯並びの問題により、歯が正常に噛み合わない場合

4.他の歯科治療による合併症やリスクを回避するため

抜歯後、差し歯はできるの? 適切な治療法を選ぶためのガイド

歯の構造

抜歯後の差し歯治療について、多くの疑問をお持ちかと思います。

結論から申し上げますと、抜歯後の歯根がない状態では、差し歯治療はできません。 差し歯は、歯根に土台となる金属やファイバー製の芯を埋め込み、その上に人工歯冠を被せる治療法です。歯根がない場合は、土台を埋め込む場所がなく、差し歯治療は適用されないのです。

では、抜歯後の歯を失った部分を修復するにはどのような方法があるのでしょうか?

1. ブリッジ

欠損歯の両隣の健康な歯を支えとして、人工歯を橋のように渡す治療法です。保険適用される治療法ですが、支えとなる健康な歯を削る必要があり、将来的に負担がかかる可能性があります。

2. 入れ歯

人工歯を樹脂製の床に装着した取り外し式の補綴物です。保険適用される治療法ですが、違和感や装着による口内炎などの問題が生じる可能性があります。

3. インプラント

顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯冠を被せる治療法です。外科手術が必要となりますが、見た目や機能性、耐久性に優れ、周囲の健康な歯に負担をかけないというメリットがあります。

上記の3つの治療法については後ほど詳しく説明いたします。

最適な治療法は、失った歯の部位、顎の骨の状態、費用などの様々な要素を考慮して、歯科医師と相談しながら決めることが重要です。

差し歯治療について詳しく説明します。

差し歯とは?

差し歯は、虫歯や外傷などで歯の大部分を失った場合に行う補綴治療の一つです。歯根と呼ばれる歯の根っこ部分に金属やファイバー製の芯(コア)を埋め込み、その上に人工の歯冠(被せ物)を装着することで、失われた歯の機能と審美性を回復します。

差し歯治療が適用されるケース

  • 歯冠の大部分が虫歯や破折などで失われた重度の虫歯
  • 歯根がしっかり残っている歯

差し歯の構造

差し歯は、大きく分けて3つの部分で構成されています。

  1. コア:歯根に埋め込まれる芯です。金属製のメタルコアと、グラスファイバー製のファイバーコアがあります。
  2. 土台:コアと被せ物を繋ぐ部分です。金属や樹脂で作られます。
  3. 被せ物:人工の歯冠です。保険診療では銀歯になりますが、自費診療ではセラミック製の白い被せ物を選ぶこともできます。

差し歯の種類

差し歯には、主に以下の種類があります。

  • メタルコア差し歯:最も安価な差し歯です。強度に優れていますが、金属アレルギーのリスクや審美性の低さなどがあります。
  • ファイバーコア差し歯:審美性に優れ、金属アレルギーのリスクもありません。しかし、メタルコア差し歯と比べて強度が低くなります。
  • オールセラミック差し歯:天然歯と見分けがつかないほどの審美性を誇ります。また、金属アレルギーのリスクもありません。しかし、他の差し歯と比べて費用が高くなります。

差し歯のメタルコアとファイバーコア

差し歯のメリット

差し歯には、以下のようなメリットがあります。

  • 失われた歯の機能を回復できる
  • 審美性を向上させることができる
  • 噛み合わせを改善できる
  • 虫歯の再発を防ぐことができる

差し歯のデメリット

差し歯には、以下のようなデメリットもあります。

  • 治療に時間がかかる
  • 費用が高い場合がある
  • 神経を抜く必要がある場合がある
  • 将来的にメンテナンスが必要になる

差し歯治療の流れ

差し歯治療は、通常以下の流れで行われます。

  1. カウンセリング・検査:歯科医師によるカウンセリングと検査を行い、治療計画を立てます。
  2. 麻酔・抜髄:虫歯や神経の炎症がある場合は、麻酔をして神経を抜きます。
  3. コアの形成:歯根にコアを埋め込みます。
  4. 土台の作製:コアと被せ物を繋ぐ土台を作製します。
  5. 被せ物の作製:型取りを行い、被せ物を作製します。
  6. 装着:土台と被せ物を接着し、装着します。

差し歯治療後の注意点

差し歯治療後は、以下の点に注意する必要があります。

  • 丁寧な歯磨きを行う
  • 定期的な検診を受ける
  • 硬いものを噛むときは注意する

 

差し歯は、失った歯の機能と審美性を回復する有効な治療法です。治療には時間や費用がかかりますが、メリットも大きいため、検討してみる価値は十分にあります。

抜歯後の治療法について、不安な点や疑問点があれば、お気軽にもりかわ歯科スタッフにご相談ください。

歯を抜いた後の代替手段

歯を抜かなければならなくなっても、抜いた歯の代替手段はあります。

インプラント

抜歯された歯の代わりに人工の歯根を埋め込み、人工歯を取り付ける方法です。これにより、見た目や機能を維持することができます。

インプラントの費用感

1本あたり30万~50万円が相場です。高額な治療ですが、適切な管理で半永久的に使えるため、長い目で見ると費用対効果が高い可能性があります。

インプラント治療に関して過去のコラム「インプラントの費用っていくらぐらい?」や「歯を失った場合インプラントは選択肢ですか?」でも公開しておりますので、そちらも併せてご覧ください。

ブリッジ

隣接する歯に支えをもらって欠損した歯を補う方法です。歯を削ってブリッジを取り付けます。

ブリッジの費用感

1本あたり3~10万円程度です。保険適用される場合もありますが、適用範囲が限られています。

ブリッジに関する詳しい内容は過去のコラム「歯のブリッジって何?」にて公開しておりますので、是非ご覧ください。

パーシャルデンチャー(入れ歯)

パーシャルデンチャーは、欠損した歯を補うための入れ歯です。周囲の歯に支えをもらって装着し、見た目や噛む機能を回復することができます。

パーシャルデンチャー(入れ歯)の費用感

数万円~数十万円程度です。保険適用されるものもありますが、種類や素材によって費用が変わります。

抜歯後、インプラント治療が完了するまでの期間

抜歯後、インプラント治療が完了するまでの期間

一般的な目安

  • 抜歯後、仮歯装着まで:約1~2ヶ月
    • 抜歯後の傷が治癒する期間
    • 抜歯部位の状態や骨の状態によって異なる
  • 仮歯装着からインプラント埋入まで:約3~4ヶ月
    • 歯茎と骨がしっかり治癒するのを待つ期間
    • 骨の状態によっては、さらに時間がかかる場合もある
  • インプラント埋入から最終的な歯装着まで:約2~3ヶ月
    • 骨とインプラントがしっかりと結合するのを待つ期間
    • 人工歯の製作期間も含まれる

合計期間

  • 最短:約6ヶ月
    • 抜歯即時埋入法で、骨の状態が良好な場合
  • 最長:1年以上
    • 骨造成が必要な場合や、抜歯部位の状態が悪い場合

注意点

  • 上記はあくまで目安であり、個人差があります。
  • 治療計画は、歯科医師の診察により個別に立てられます。

適切な治療法の選択

歯を抜くかどうか、また抜いた後の代替手段は、患者さんの状況や希望、歯科医師との相談に基づいて決定されます。患者さんと歯科医師が共同で治療計画を立て、最適な選択肢を検討することが重要です。

最終的な考え

歯を抜くことは、治療の最後の手段であり、常に避けられるべきではありません。しかし、時には避けられない場合もあります。その際は、適切な代替手段を選択し、患者さんの健康と機能性を最大限に保つことが重要です。

歯科医師とのコミュニケーション

歯を抜かなければならない場合、歯科医師とのコミュニケーションが重要です。患者さんは自身の状況や選択肢を理解し、治療プランに納得することが大切です。

治療のリスクとメリット

どの治療法もリスクとメリットがあります。インプラント治療は手術が必要であり、ブリッジやパーシャルデンチャーよりも費用が高い場合があります。一方で、インプラントは長期的な解決策として高い成功率を持ちます。

最良の選択を見極める

歯を抜かなければならない場合、最適な治療法を選択するためには、患者さんのニーズや希望、歯科医師との相談が欠かせません。患者さんと歯科医師が協力して、最良の選択を見極めることが重要です。

抜歯に関してのお悩みは、もりかわ歯科に相談ください

もりかわ歯科では抜歯後のインプラント治療をはじめ、様々な治療方法で患者さんのお悩みに寄り添いながら最善の治療をご提案させていただきます。

虫歯でお困りの方はもちろん、他院で抜歯をしたけどその後の治療で悩んでいる。セカンドオピニオンを検討している等、治療方法の相談だけでも聞いてほしい!とお考えの方も、お気軽にご連絡ください。

まとめ

いかがだったでしょうか?

歯を抜くことは重大な決断ですが、適切な代替手段を選択すれば、患者さんの口腔健康と生活品質を維持することが可能です。歯科医師とのコミュニケーションを大切にし、最良の治療法を見つけるために積極的に情報を収集しましょう。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さんとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

 

審美歯科にご興味のある方、歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

もりかわ歯科の矯正無料相談はこちら

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

デンタルフロスの種類や使いドコロって?

2024年5月1日
デンタルフロスの種類や使いドコロって?

みなさまこんにちは!

大阪府八尾市に60年にわたり、地域に根ざす歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

当院では、患者さまが抱える歯科に関する疑問や不安に真摯に向き合い、解消できるよう心がけています。歯科医師やスタッフとのコミュニケーションが不足しがちな中、このブログを通じて患者さまと対話し、理解を深める場を提供したいと考えています。

日常生活での歯のお手入れや健康に関する知識は、ご自身の歯の状態を理解し、適切なケアを行う上で非常に重要です。

このブログでは歯に関する基本的な情報から、診療に関する細かい疑問まで、様々なトピックを取り上げています。

患者さまがより良い歯科ケアの選択ができるよう、専門的な情報を分かりやすくお届けしています。

ご質問や疑問がございましたらお気軽にお寄せいただき、私たちが提供する情報を通じて患者様の歯科に関する理解が深まることを願っています。お困りの際は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

こちらでお手伝いさせていただきます。よろしくお願いいたします!

「デンタルフロスの種類や使いドコロって?」の質問に全力回答!

今回は、「デンタルフロスの種類や使いドコロって?」などの質問に対して全力でお答えしていきます!

まず、デンタルフロスとはどのようなもの?

まず、デンタルフロスとはどのようなもの?

デンタルフロス(歯糸)とは、歯の間や歯茎と歯の隙間に蓄積したプラークや食べカスを取り除くために用いられる歯の清掃用具です。通常、デンタルフロスは細長い糸やテープ状のもので、歯と歯の間に挟んで使用します。これを行うことで、歯石や細菌が溜まりやすい部分をきれいにし、歯周病や虫歯の予防に役立てることができます。

デンタルフロスを使うことで、歯ブラシが届きにくい歯の間の隙間や、歯ぐきに沿って溜まったプラークを効果的に除去することができます。歯周ポケット内の食べカスや細菌を取り除くことで、歯周病のリスクを軽減できます。

デンタルフロスには、ワックス加工されたタイプや無加工のもの、フレーバー(香り)がついているものなど、さまざまな種類があります。歯科医や歯科衛生士からの指導を受けて正しく使うことで、歯の健康を保つために有益なツールとなります。

デンタルフロスの種類は?

デンタルフロスにはいくつかの異なるタイプ、素材があります。主な種類は以下のようなものがあります。

ナイロンフロス

最も一般的なタイプで、細かいナイロンの糸でできています。これは比較的丈夫で、歯の間のプラークを効果的に除去することができます。一般的なデンタルフロスとして広く利用されています。

PTFEフロス(テフロンフロス)

ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)製のフロスで、細かく滑らかな糸が特徴です。歯と歯茎の間でよりスムーズに動かせ、糸が切れにくくなっています。一部の人にとって、ナイロンフロスよりも使いやすい場合があります。

テープフロス:細長い平らなテープ状のフロスで、ナイロンよりも広くて柔らかいです。歯の間でより広い表面をカバーし、歯肉にやさしいとされています。

ワックスコーティングフロス

フロスに薄くワックスがコーティングされています。これにより、フロスを歯の間に挿入しやすくなり、糸が引っかかりにくくなります。

フレーバー付きフロス

いくつかのデンタルフロスには、ミントやフルーツなどのフレーバーが付いています。これにより、使い心地が良くなり口の中が爽やかになります。

 

これらの種類は、個々の好みや使用感によって異なります。当院の歯科医や歯科衛生士と相談して、ご自身に合ったデンタルフロスを見つけましょう。

歯の間のすき間の広さに合わせて、使いやすいものを使用しましょう。

デンタルフロスは、使用部位や用途によって使い分けが必要です。

適切なものをお選びください。

歯の間のすき間の広さに合わせて、使いやすいものを使用しましょう。

デンタルフロスの動かし方

ここでは、デンタルフロス(糸まきタイプ)の動かし方の一例をご紹介します。

STEP 1 ゆっくりスライド

ゆっくりとスライドさせながら「のこぎり」をイメージして歯と歯の間に通します。

STEP 1 ゆっくりスライド

STEP 2 歯に沿わせて動かす

歯に沿わせながら、汚れをかき出します。勢いよく挿入して歯茎を傷つけないように注意して下さい。

STEP 2 歯に沿わせて動かす

STEP 3 糸を外す

STEP 1同様、のこぎりのようにスライドさせながら糸を外します。

これをすべての歯に行います。

STEP 3 糸を外す

デンタルフロスを使うときの注意点

正しい使い方を学ぶ 

正しいデンタルフロスの使い方を学ぶことが重要です。当院の歯科医や歯科衛生士に指導を受けて、適切なテクニックを身につけましょう。

優しく使う

デンタルフロスを歯茎に挟んだり引っ張ったりする際には、優しく行うことが大切です。力を入れすぎると歯茎を傷つけたり、出血を引き起こす可能性があります。

糸の一部を使い回さない

1回の使用で使った部分は、もう一度使わず新しい部分を使います。これにより、細菌の感染やクロスコンタミネーション(交差汚染)を防ぎます。

繊細な箇所に注意

特に歯と歯の間や歯茎の周囲は繊細な部分ですので、デンタルフロスを使用する際には注意が必要です。

頻度を守る

歯科医の指示に従って、デンタルフロスを毎日使う習慣を身につけましょう。定期的な使用が効果的な清掃効果をもたらします。

適切なタイプを選ぶ

自分の歯や歯ぐきの状態に合ったデンタルフロスを選ぶことも大切です。上記で紹介したワックス加工やフレーバー付きなど、好みや必要に応じて選びましょう。

 

デンタルフロスを使う際には、これらのポイントに留意することで、より効果的に歯の清掃を行うことができます。ぜひお試しください!

フロスは毎日やったほうがいいの?

デンタルフロスを使う頻度は、毎日がおすすめです。

朝は忙しくてなかなかできなかったり、夜は疲れてしまって忘れてしまうこともあるかと思いますが、デンタルフロスをするメリットを理解いただいて、歯の健康へとつなげていただきたいです。

まず、デンタルフロスをすることで虫歯予防につながります。歯と歯の間の汚れはデンタルフロスでしか取れません。そのままにしてしまうと虫歯の原因になります。デンタルフロスを使うと、目に見えるくらいに汚れが取れることを実感できるでしょう。

また、デンタルフロスは口臭予防にも効果的です。毎日デンタルフロスをすることで口臭が気になる程度まで改善されることがあります。口臭に悩んでいる方は、この機会に毎日の習慣に加えてみると良いでしょう。

初心者の方には、ワックスがついているタイプや糸ようじのようなものがおすすめです。さまざまな種類のデンタルフロスが市販されていますので、自分に合ったものを見つけてみてください。お子様向けには味のついた糸ようじもありますので、好きな味を選んで楽しく使うことができます。

デンタルフロスで口臭も改善できるの?

上記で触れた通り、デンタルフロスの使用で口臭の改善にもつながります。

口臭の原因の70%は歯の汚れと細菌によって引き起こされていると言われています。つまり、歯垢や食べカスをデンタルフロスで取り除くことで口臭の改善に繋がるのです。口臭を気にされている方は、毎日デンタルフロスや歯間ブラシを使って口臭を軽減することをおすすめします。口臭の予防には日常的な歯のケアが欠かせませんので、デンタルフロスの定期的な使用が大事になってきます。

デンタルフロスと歯間ブラシの使い分けは?

歯間ブラシは、歯間の根元に三角形の隙間のある方、歯ぐきが後退気味の方、ブリッジをしている方に向いています。

一方、デンタルフロスはハブラシの届きにくい歯と歯の間を効果的に清掃します。歯間ブラシの入りにくい歯間の隙間が狭い方におすすめいたします。歯の状況に応じて両方を使い分けていただくのもケアのためには有効です。

デンタルフロスと歯間ブラシの使い分けは?

デンタルフロスをしないとどうなるの?

最後に、デンタルフロスの使用が予防効果に与える影響について記載します。

まず、デンタルフロスの効果はプラークの除去率によって示されます。デンタルフロスを使用しない場合のプラークの除去率は約60%ですが、デンタルフロスを使用すると約80%にまで向上します。また、デンタルフロスは1日1回の使用が理想的です。使用頻度が低いと効果が十分に現れませんので、毎日継続的に使用することが重要です。

デンタルフロスの虫歯予防効果は、特に歯と歯の間にたまりやすいプラークを除去することにより高まります。歯と歯の間にプラークが溜まると、そこが虫歯の発生しやすい場所になります。さらに、デンタルフロスを使うことで歯の異常に気付くきっかけにもなります。デンタルフロスを通して引っかかりや違和感を感じた場合は、虫歯が進行している可能性があるため、早めの対処が重要です。これらの理由から、デンタルフロスの定期的な使用は虫歯や歯周病の予防に非常に効果的です。歯磨きの効果を最大限に発揮するためには、デンタルフロスを歯磨きと併用することが必須です。口腔ケアの一環として、デンタルフロスを日常的に取り入れることで、歯の健康を維持しましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、デンタルフロスの種類や使いドコロって?の質問にお答えさせていただきました!

デンタルフロスを使う重要性を、しっかりとお伝えできたのでは…と思っております。

デンタルフロスの使い方は、一見簡単そうに見えますが、意外に難しいものです。

間違った使い方をしてしまうと、歯茎にダメージを与えてしまうこともしばしばあります。

これから使い始めたいと思っている方はもちろん、既にお使いの方も、使い方はもちろん、何でもお気軽にご相談くださいませ。

 

また、もりかわ歯科ではマウスピース矯正にも力を入れています。矯正に少しでも興味のある方はお気軽にご相談ください。

もりかわ歯科の矯正無料相談はこちら

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

 

歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページをご覧ください。

 

歯周病は痛いの?虫歯の痛みとの違いや進行度別の症状を解説!

2024年4月26日
歯周病を患った人

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

歯が痛いけれど、虫歯ではなかった場合には、歯周病の可能性があります。

しかし、歯周病に痛みがあるというイメージがない方もいるでしょう。では、歯周病は痛いのでしょうか。また、虫歯の痛みと歯周病の痛みに違いはあるのでしょうか。

本記事では、歯周病になると痛みはあるのか、また虫歯の痛みと違いはあるのか解説します。歯周病の進行度別の症状についても解説するため、歯周病かもしれないとお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

歯周病とは?

歯周病

歯周病とは、細菌によって引き起こされる炎症疾患の総称です。歯周病は虫歯と並んで、歯科の2大疾患といわれており、40歳以上の日本人の約8割が歯周病に悩まされているといわれています。

歯をしっかりと磨けていないと、歯と歯茎の隙間から細菌が侵入して、歯周病を引き起こします。歯茎に炎症を起こしている状態を歯肉炎と呼び、歯槽骨を溶かして歯をぐらぐらとさせる状態を歯周炎といいますが、この2つを合わせて歯周病と呼びます。

歯周病になると歯茎が腫れたり、出血したりします。口臭の原因になることもあるでしょう。症状が進行すると、歯を支える顎の骨が溶け、歯がぐらつくようになります。最悪の場合には、歯が抜け落ちることもあるのです。

歯周病の原因

歯周病の原因は歯周病菌と呼ばれる細菌です。歯磨きが十分にできていないとプラークと呼ばれる細菌の塊が付着します。この細菌が産生する毒素が歯茎と歯の境目の歯周ポケットに入ることで、歯茎が腫れたり出血しやすくなったりします。

進行すると歯周ポケットが徐々に深くなり、歯周病菌が奥にまで侵入します。すると、最終的に歯を支える歯槽骨を溶かし、最終的には歯が抜けてしまうのです。

歯周病になりやすい人

歯周病になりやすいのは、歯磨きがきちんとできていない人です。汚れが付着したままだと歯周病になりやすいため、歯を磨いてはいるけれど磨き残しがある人や、歯を磨いていない人は歯周病になりやすいでしょう。

ただし、歯を磨かなくても虫歯になりにくい人がいるように歯を磨かなくても、歯周病になりにくい人もおり、これは体質が関係していると考えられています。

ほかにも、喫煙者や糖尿病の人、噛み合わせが悪い人、歯ぎしりのクセがある人、銀歯などの被せ物がある人、口呼吸の人は歯周病になりやすいといわれています。

歯周病は痛いの?

歯周病治療をしている人

歯が痛むと虫歯や知覚過敏を疑う人がほとんどかもしれません。

しかし、歯周病でも痛みを感じる場合があります。歯茎が炎症を起こし、進行すると痛みが出現する場合があるのです。また、歯周病になると歯茎が下がることがあります。歯茎が下がり、歯の根が露出することで知覚過敏の症状が現れることもあるでしょう。

体調が悪い時や免疫力が低下した時にだけ痛むこともあります。歯周病が進行して膿が溜まるほどにまで状態が悪くなると痛みが強くなるでしょう。

歯周病の進行度別の症状

進行した歯周病

歯周病は進行度合いによって症状が異なります。

ここからは、歯周病の進行度別の症状について解説します。

歯肉炎

歯周病の初期の状態です。歯茎に炎症が起こっている状態で、通常ならピンク色をしている歯茎が赤くなるのが特徴です。歯と歯茎の間に2〜3mm程度の隙間ができます。歯茎が腫れているため、歯磨きをすると出血する場合があります。

歯周炎

歯肉炎が進行すると歯周炎になります。歯周炎は、軽度から重度にまで分類されます。

軽度の歯周炎

軽度の歯周炎は歯肉炎よりも炎症がひどくなります。ブラッシングで出血して痛みを伴うこともあるでしょう。歯周ポケットの深さは3〜5mm程度になり、この隙間から少しずつ歯周病菌が入り込みます。

また、歯と歯の間に隙間ができやすくなって食べ物が詰まることもあるでしょう。

中度の歯周炎

中度の歯周炎になると歯周病菌が歯槽骨まで達するため歯がぐらつき始めます。軽度の歯周炎よりも歯周ポケットが深くなるため、歯茎が下がったように見えることもあるでしょう。

重度の歯周炎

重度の歯周炎になると歯周ポケットの深さが6mm以上になります。歯周病菌が歯槽骨に入り込んで歯槽骨を破壊するため、人によっては歯が抜けることもあるでしょう。

歯周病の痛みと虫歯の痛みには違いがある?

歯に痛みのある人

歯周病と虫歯では痛みの程度が異なります。これは虫歯と歯周病とで、痛みを誘発するメカニズムが異なるためです。

ここでは、歯周病の痛みと虫歯の痛みの違いについて解説します。

虫歯の痛み

虫歯菌によって歯のエナメル質が溶かされ、象牙質が剥き出しになると痛みを感じるようになります。虫歯菌が歯の神経にまで達すると、ずきずきとした強い痛みを感じることもあるでしょう。

また、虫歯がさらに進行して神経が破壊されると一時的に痛みがなくなる場合があります。この時に治ったと思う方もいるかもしれませんが、歯の根の先に細菌が繁殖すると膿が溜まり、さらに強い痛みが出現する場合があるのです。

歯周病の痛み

軽度の歯周病では、歯茎が腫れたり、歯磨きのときに出血したりしますが、痛みを感じることはほとんどありません。

しかし、歯周病の症状が進行すると歯茎が下がり、歯根部分が露出して知覚過敏の症状が現れるようになります。また、膿が溜まると痛みを感じるようになるのです。

歯周病は放っておくと進行し、時間が経つほど痛みは強くなります。強い痛みが現れて歯科医院を受診したときには重度の状態にまで進行していることも珍しくありません。

歯周病で痛みがある場合の対処法

口腔ケアをしている女性

歯周病で痛みがある場合には、なるべく早く歯科医院を受診して、歯周病の治療を受けるのが望ましいです。歯科医院では歯周病の原因となるプラークや歯石を取り除きます。軽度の歯周病であればこれによって痛みが改善される場合があるでしょう。

歯周病の状態が悪化している場合には清掃に加えて、歯茎を切開したり、膿を取り除いたり、直接お薬をつけたりします。

しかし、人によっては仕事などが忙しく、痛みがあっても歯医者に行けないという方もいるかもしれません。

すぐに歯科医院を受診できない場合には、次の方法で対処しましょう。

しっかりと口腔ケアを行う

痛みがある場合には、しっかりと口腔ケアを行うことが重要です。口腔ケアを怠ると、症状が進行してさらに痛みが強くなる場合があります。歯磨きをするときはやわらかめの歯ブラシを使用して、優しく磨きましょう。

痛み止めを服用する

痛みが強く、日常生活に支障をきたしている場合には痛み止めを服用するとよいでしょう。市販されている痛み止めでも十分に効果が期待できます。

痛みが落ち着くので治ったと思う方もいますが、あくまで薬の力で痛みを抑えているだけなので、なるべく早く歯科医院を受診して治療を受けましょう。

また、痛み止めを服用することで副作用があったり、人によっては基礎疾患で服用できなかったりする場合もあります。ドラッグストアなどで痛み止めを購入する際には、薬剤師に確認してください。

痛いところを冷やす

痛いところを冷やすことで痛みが落ち着くこともあります。保冷材や濡らしたタオルなどを使用して、頬の上から冷やしましょう。

また、痛い時に入浴したり、温かいものを口にしたりすると痛みが増す場合があります。そのため、身体を温めることは控えましょう。

まとめ

歯周病が治った女性

歯周病でも痛みを感じることはあります。状態が進むほど痛みは強くなるでしょう。歯周病による痛みは歯茎に炎症が起こっていたり、根元に膿が溜まっていたりすることが原因です。

すぐに歯科医院を受診できないという場合には痛み止めを服用したり、冷やしたりすることで対処できますが、根本的な解決には至りません。そのため、歯周病による痛みを感じた場合には、なるべく早く歯科医院を受診しましょう。

歯周病にお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

親知らずを抜いた後の適切なケアは?

2024年4月24日
親知らずを抜いた後の適切なケアは?

みなさまこんにちは!

大阪府八尾市に60年にわたり、地域に根ざす歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

当院では、患者さまが抱える歯科に関する疑問や不安に真摯に向き合い、解消できるよう心がけています。歯科医師やスタッフとのコミュニケーションが不足しがちな中、このブログを通じて患者さまと対話し、理解を深める場を提供したいと考えています。

日常生活での歯のお手入れや健康に関する知識は、ご自身の歯の状態を理解し、適切なケアを行う上で非常に重要です。

このブログでは歯に関する基本的な情報から、診療に関する細かい疑問まで、様々なトピックを取り上げています。

患者さまがより良い歯科ケアの選択ができるよう、専門的な情報を分かりやすくお届けしています。

ご質問や疑問がございましたらお気軽にお寄せいただき、私たちが提供する情報を通じて患者様の歯科に関する理解が深まることを願っています。お困りの際は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

こちらでお手伝いさせていただきます。よろしくお願いいたします!

「親知らずを抜いた後の適切なケアは?」の質問に全力回答!

今回のブログは、「親知らずを抜いた後の適切なケアは?」の質問に全力でお答えしていきます!

まずは「親知らず」についておさらい!

まずは「親知らず」についておさらい!

親知らず(おやしらず)は、歯の一番奥に生える永久歯であり、智歯(ちし)や第三大臼歯(だいさんだいし)とも呼ばれます。親知らずを含めると、人間の永久歯は合計32本生えます。一般的には15歳頃から生え始めますが、先天的に生えない場合や傾斜して途中で止まる場合もあります。正常に生える場合は特に問題ありませんが、う蝕(むし歯)や炎症などさまざまなトラブルが多いことで知られています。親知らずが生える際には歯肉が炎症を起こして腫れることがあり、生えた後も歯みがきが難しいため、プラーク(歯垢)がたまりやすくう蝕になりやすいです。また、親知らずの周りの歯肉に炎症(智歯周囲炎)を引き起こしたり、隣の歯を押し出すことで歯並びが変わることも報告されています。トラブルがある場合は、歯科医での抜歯が一般的ですが、親知らずの歯根が下あごの神経組織に触れている場合、通常の手術でも下唇が一時的に麻痺する可能性があるため、抜歯前には十分な説明を受けることが重要です。

親知らずのさらに詳細な説明に関しては、当院のブログで紹介しております「親知らずは抜いた方が良いの?」そちらもご覧ください!

親知らずを抜いた後の歯磨きはどうやってするの?

抜歯後は、歯を普段通りに磨いて良いのか、それとも触れない方が良いのか、よく分からない患者さまもおられると思います。一般的には、ヘッドの小さな柔らかめの歯ブラシが最適です。磨きにくい場合は、ワンタフトブラシを使用すると良いでしょう。以下に、抜歯後の歯磨き方法について説明します。

親知らずを抜いた後の歯磨きどうやってするの?

ワンタフトブラシとは…

ワンタフトブラシは、普通の歯ブラシとは異なる形状の歯磨き用具です。小さくて短い柄に、先端に1つのブラシ毛束がついています。主に局所的な歯の清掃や磨きが必要な箇所に使われます。例えば、親知らずや矯正装置の周囲、インプラントやブリッジの下など、通常の歯ブラシでは届きにくい場所を重点的に磨くのに適しています。

磨き方について

抜いた部分の歯ぐきに歯ブラシの毛先が強く当たらないように、軽い力で磨いてください。それ以外の歯は通常通りに磨いて問題ありません。

歯ブラシについて

歯科医院で指示がなければ、普段使用している歯ブラシで磨いて問題ありません。抜歯当日に専用の歯ブラシが処方された場合は、その歯ブラシを使用してください。

歯磨き粉について

抜歯後の歯磨きは通常通り行っても問題ありません。磨きにくい場合は、消毒効果の高い歯磨き粉や低発泡性のジェルタイプの歯磨き剤が適しています。

うがいについて

抜歯当日の強いうがいは避けてください。何度もうがいすると、傷口のふたの役割をしている血の塊が流れてしまい、細菌感染しやすくなります。抜歯後2日目以降から行い、歯科医院で処方されたうがい薬があれば、指示通りに使用してください。

うがい薬について

抜歯後にはうがい薬が処方されることがあります。1週間程度で使い切りましょう。その後も必要であれば、歯科医院で処方されるので、歯磨き後に使用して周囲を消毒しましょう。処方されない場合は、低刺激で薬用成分の配合されたうがい薬を購入して使用してください。

親知らずを抜いたあと、どれくらい安静にしていればいいの?

親知らずを抜いた後は、安静にしていることが重要です。以下のポイントに留意して経過を見守りましょう。運動や長時間の入浴、アルコールの摂取は控えるようにしてください。血行が良すぎると出血しやすくなるため、注意が必要です。抜歯後の出血は、時間が経つにつれて止まって固まっていきますが、それまでは比較的出血しやすい状態にあります。

手術後の安静

手術後は、可能な限り安静にしてください。特に抜歯部位に対して無理な圧力や刺激を避けることが重要です。

抜歯後の最初の24時間は、できるだけ横になって過ごすことが望ましいです。

運動や激しい活動の制限

抜歯後は、重い物の持ち上げや激しい運動を避けてください。これには激しいスポーツやジムでのトレーニングも含まれます。

過度な運動は、抜歯部位の出血や痛みを増大させる可能性があります。

親知らずを抜いた後、いつが1番痛いの?

親知らずを抜いた後、いつが1番痛いの?

親知らずを抜歯したあとは数日から1週間程度で、徐々に痛みが引いていきます。 しかし、2週間から一か月という長い期間痛みが治まらないのであれば、ドライソケットなどの可能性も考慮して医師に相談するとよいでしょう。

ドライソケットとは

「ドライソケット」とは、抜歯後に血が十分に出ない、もしくは血の塊が取れて骨に直接刺激が加わり、炎症が起こる状態のことです。この状態は非常に痛みが強く感じられます。

ドライソケットとは

親知らずを抜いた直後はどんな食事がいいの?

親知らずを抜いた直後はどんな食事がいいの?

親知らずを抜歯した直後の2〜3時間は、麻酔が切れるまで食事を控える必要があります。麻酔が効いている間は口の中がしびれており、食べ物を適切に噛むことが難しくなります。口の中のケガや火傷、誤飲などの危険があるため、食事は控えましょう。

食事を再開する際は、柔らかくて刺激の少ないものから始めます。抜歯当日は、ゼリーや雑炊のような流動食から始めて、数日から数週間かけて徐々に通常の食事に戻していきます。ただし、通常の抜歯とは異なり、歯ぐきを切ったり歯や骨を削った場合は、より長い期間をかけて食事を戻していく必要がありますので、注意が必要です。また、アルコールや刺激の強い食べ物は再び出血する可能性があるため、控えるようにしましょう。

オススメの食事は?

抜歯当日、麻酔が切れた後は、ゼリー、ヨーグルト、雑炊、スムージーなどの流動食が適しています。ただし、麻酔がまだ残っている可能性もあるため、火傷には注意しましょう。また、吸って飲む必要のあるゼリーなどは控えてください。翌日以降は、麺類、雑炊、ハンバーグなど、やわらかくて刺激の少ない食事が良いでしょう。また、傷の治りを早めるためには、大豆、緑黄色野菜、乳製品、卵など、ビタミンやミネラルが豊富な食品もおすすめです。

親知らずを抜いた後の6つの注意点!

抜歯後は処方された抗生物質・痛み止めを服用する

抜歯後は、歯科医院で処方された抗生物質と痛み止めをきちんと服用してください。痛み止めについては、痛みが出始める前に服用することが効果的です。麻酔が切れる前に服用するようにしましょう。また、手術後の痛みがなくなれば服用を中止しても問題ありませんが、抗生物質は必ず処方通りに飲み続けてください。

抗生物質は感染を防ぐために重要です。全ての量を飲み切らないと、合併症のリスクが高まる恐れがあります。

抜歯当日はうがいをしすぎない

抜歯後は、頻繁なうがいがかさぶたを剥がして傷の治りを遅くする可能性があります。手術後の傷口は最初は出血しますが、次第に血餅という塊ができて傷口を保護し、細菌感染を防ぎます。しかし、頻繁なうがいにより血餅が剥がれて流れ出ることがあります。そのため、抜歯後最低でも24時間は、強いうがいは避けるようにしましょう。

抜歯した箇所は触らない

抜歯後に舌や指で抜歯した箇所に触れると、出血が起きて縫合した糸が取れる可能性があります。糸が取れると傷口が開いてしまい、治りが遅くなる恐れがあります。特に、傷口が開くと上記で説明したドライソケットが起こることがあります。ドライソケットにより過度な刺激により血餅が流れ、骨が露出すると食べかすや汚れが侵入し、鋭い痛みを感じることがあります。通常、抜歯後は2〜3日で痛みがおさまり、痛み止めが不要になることが多いですが、ドライソケットになると痛みが10日から1ヶ月続く場合があります。このような症状が起きた場合は、速やかに歯科医院で治療を受ける必要があります。ドライソケットを避けるためにも、抜歯箇所への過度な触れを控えるようにしてください。

腫れた箇所は冷やす

抜歯後によく見られる症状の一つとして、頬の腫れが挙げられます。この腫れを軽減させるためには、腫れが始まる前に濡れタオルで患部を軽く冷やすことが効果的です。ただし、冷やしすぎると血液の循環が悪くなり、腫れの回復を遅らせる可能性があるため、注意が必要です。腫れがひどくて痛みが治まらない場合は、すぐにご相談してくださいませ。

喫煙を控える

タバコを吸うことで、傷口が治りにくくなったり細菌感染しやすくなるなどのリスクが生じます。喫煙者にとって禁煙は簡単なことではありませんが、親知らずの抜歯後は傷口が完全に塞がるまで禁煙することが推奨されます。

タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させる働きがあります。そのため、血管が収縮して血流が悪くなると、傷口を塞ぐために必要な血液が不足してしまい、抜歯した箇所の治りが遅くなります。また、タバコは免疫力を低下させることで、抜歯した傷口からの細菌感染リスクを高めます。

このようなリスクを避けるためにも、親知らずの抜歯後は完全に傷が治るまでタバコを控えるようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、親知らずを抜いた後の適切なケアは?の質問にお答えさせていただきました!

抜歯後に適切な処置を行うことで、経過は順調なものとなりますので、是非参考にしてください。

また、親知らずが隣の歯を圧迫することにより、歯並びが乱れてしまうこともあり、抜歯したとしても歯並びが良くなることはありません!

審美歯科にご興味のある方、歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

もりかわ歯科の矯正無料相談はこちら

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

 

虫歯治療の詰め物が取れたときの注意点と歯科医院で行う治療を解説!

2024年4月19日
虫歯治療の詰め物をチェック

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

虫歯治療の詰め物が取れたらどのように対処すればよいのでしょうか。

「取れた詰め物はどのように保管したらいいの?」「取れた詰め物を付け直してもよいの?」など、対処法がわからずお困りの方もいるでしょう。

そこで今回は、虫歯治療の詰め物が取れる原因と5つの注意点を解説します。歯科医院で行う治療法についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

虫歯治療の詰め物が取れる原因

虫歯が再発するイメージ

レジンや銀歯、セラミックなど詰め物の種類にはさまざまありますが、虫歯治療後に取れることがあります。

ここでは、虫歯治療後に詰め物が取れる4つの原因を解説します。

虫歯の再発

虫歯治療後、歯磨きやメンテナンスを怠ると、詰め物と歯の間から虫歯になり、詰め物が取れることがあります。詰め物と歯の間が虫歯になると適合しなくなり、ポロっと取れてしまうのです。

詰め物は人工物ですが、清掃が不十分にできていないと虫歯が再発する可能性があります。虫歯治療で詰め物をしたから虫歯にならないというわけではありませんので、歯磨きと定期メンテナンスを欠かさないようにしましょう。

接着剤の劣化

虫歯治療の詰め物は接着剤で固定しますが、唾液やお口の中の温度変化、噛む力の負担などで徐々に経年劣化していきます。そのため、歯や詰め物に問題がなくても、接着剤の劣化により詰め物が取れることがあるのです。

特に、セラミックの詰め物を接着するときに使う接着剤よりも、保険の銀歯を接着するときに使う接着剤は劣化しやすいといわれています。銀歯の虫歯治療後、何年も経過している場合は接着剤の劣化が原因で詰め物が取れることも少なくありません。

歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりの癖があると大きな負担がかかって詰め物が取れることがあります。また、歯ぎしりや食いしばりによって、ご自身の健康な歯が欠けたり割れたりすることも少なくありません。

歯ぎしりや食いしばりは詰め物だけでなく天然の歯の寿命を縮める原因にもなるため、対策が必要になるでしょう。

噛み合わせの変化

加齢による歯のすり減りなどで、噛み合わせは少しずつ変化します。虫歯治療を受けたときの噛み合わせに合わせて詰め物を作成するため、噛み合わせが変化すると詰め物に負担がかかって取れることがあるのです。

そのため、自覚症状がなくても定期的に噛み合わせをチェックすることが大切です。

虫歯治療の詰め物が取れたときの注意点

虫歯治療の詰め物が取れたときの注意点イメージ

虫歯治療の詰め物が取れると、詰め物を元に戻そうとしたり、詰め物が取れた歯を指や舌で触ったりする方がいます。これにより詰め物を入れていた歯の状態が悪くなる可能性があるため注意が必要です。

ここでは、虫歯治療の詰め物が取れたときの5つの注意点を解説します。

取れた詰め物を戻そうとしない

取れた詰め物を自分で元に戻そうとしてはいけません。自分で接着剤を使用して付け直そうとする方もいますが、市販の接着剤は口内専用のものではないので、健康を阻害する可能性があります。

また、自分で付け直してもすぐに外れてしまい、詰め物の変形を招くだけでなく、誤って飲み込む恐れもあります。

詰め物の接着は、プロである歯科医師にしかできません。詰め物が取れたことによって見栄えが悪かったり、違和感をおぼえたりするかもしれませんが、取れた詰め物は自分で戻さないようにしてください。

詰め物は捨てずに保管する

取れた詰め物は捨てずに保管してください。取れた詰め物を再装着できる場合があるためです。

また、取れた詰め物はタッパーやプラスチックなどのケースに入れて保管してください。ティッシュなどに包んで保管すると、間違って捨ててしまう可能性があります。

詰め物が取れた歯で極力噛まない

健康な歯に比べると、詰め物が取れた歯は非常にもろい状態です。そのため、詰め物が取れた歯で硬いものを噛むと、欠けたり割れたりすることがあります。

また、冷たいものや熱いものを口にすると、歯がしみたり痛んだりすることもあります。歯科医院を受診するまでは刺激が強いものは避け、詰め物が取れた歯では極力噛まないようにしてください。

詰め物が取れた歯を指や舌で触らない

詰め物が取れた後の歯が気になって指や舌で触る方もいるでしょう。

しかし、詰め物が取れた歯は敏感な状態になっているため、指や舌で刺激を与えてはいけません。詰め物が取れた歯は縁が尖っていることもあり、けがをする恐れもあります。

また、詰め物が取れると象牙質が露出した状態になるため、指や舌で触ることで雑菌が付着したり、刺激によって歯が痛んだりすることもあるでしょう。

詰め物が取れたまま放置しない

「詰め物が取れても症状がない」「忙しくて受診できない」という理由で歯科医院を受診せず、放置する方もいるかもしれません。

詰め物が取れると象牙質が露出した状態になるため、健康な歯よりも虫歯のリスクが高いといえます。詰め物が取れた箇所から虫歯が広がり、大きな虫歯になることも珍しくありません。

詰め物が取れたときは症状がなくても、虫歯が広がることで歯がしみたり痛んだりすることがあります。虫歯が重症化すると、何もしなくてもズキズキ痛み、神経を取る治療が必要になることもあるでしょう。

また、詰め物が取れて噛み合わせが悪くなると、咀嚼しにくくなるため、消化器官にも負担がかかる可能性があります。そのため、詰め物が取れたら放置せずに、なるべく早く歯科医院を受診することが重要なのです。

虫歯治療の詰め物が取れたときに歯科医院で行う治療

虫歯治療の詰め物が取れたときの治療

詰め物が取れた場合、付け直すことで対処できるケースもありますが、詰め物の作り直しが必要になるケースもあります。いずれにしても、取れた詰め物を持参のうえ、歯科医院を受診してください。

ここでは、詰め物が取れたときに歯科医院で行う治療について解説します。

虫歯の再発が原因で詰め物が取れた場合

虫歯の再発が原因で詰め物が取れた場合は、虫歯の治療を行なってから、詰め物を作り直します。虫歯治療によって歯を削ると、取れた詰め物は適合しなくなるため、改めて型取りをして詰め物を作り直す必要があるのです。

接着剤の劣化が原因で詰め物が取れた場合

接着剤の劣化が原因で詰め物が取れた場合、歯と詰め物に問題がなければ再接着できる可能性があります。そのため、取れた詰め物はケースなどに保管して、歯科医院を受診する際に持参してください。

詰め物の劣化が原因で取れた場合

詰め物の劣化が原因で取れた場合は、作り直しが必要になるでしょう。改めて型取りをして詰め物を作成します。選択する素材によっては、高額な費用がかかる場合もあるでしょう。

噛み合わせの変化が原因で詰め物が取れた場合

噛み合わせの変化が原因で詰め物が取れた場合も、詰め物を作り直す必要があるでしょう。取れた詰め物を付け直しても現在の噛み合わせと合っていなければ、また取れる可能性があるためです。お口全体の噛み合わせを改善する治療が必要になる場合もあるでしょう。

まとめ

虫歯が治った女性

虫歯が再発した場合や接着剤が劣化した場合、噛み合わせが変化した場合などに詰め物が取れることがあります。

接着剤の劣化が原因で詰め物が取れた場合は、付け直せるかもしれません。虫歯の再発や詰め物自体の劣化、噛み合わせの変化によって詰め物が取れた場合は、必要に応じた治療と詰め物の作り直しが必要になるでしょう。

虫歯治療の詰め物が取れたら、自分で接着しようとせず、なるべく早く歯科医院を受診してください。詰め物が取れたまま放置すると、気付いたときには大きな虫歯になっていることも珍しくありません。

また、詰め物が取れて象牙質が露出した状態になると痛む場合もあるため、詰め物が取れたらなるべく早く歯科医院を受診しましょう。

虫歯治療でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

銀歯のメリットとデメリットって?

2024年4月17日
銀歯のメリットとデメリットって?

こんにちは。もりかわ歯科は、大阪府八尾市にある歯医者で、医療法人甦歯会に所属しています。歯科医師やスタッフにとっては常識的な知識でも、患者さんにとっては歯の専門家ではありません。そのため、歯や口腔の健康に関する疑問や不安を抱えることは当然です…。

私たちは、患者さんが歯や口腔の健康について理解し、納得した上で治療を受けられることが大切だと考えています。

そのために、診療中にできる限りすべての疑問にお答えできるように努めています。

ですが、時間や専門的な知識の制約から、全ての疑問にお答えできないことも多々ございます。

そこで!通常の診療でよく寄せられる質問に対して、当院のブログで順次お答えすることにしました。

このブログを通じて、患者さんが歯医者に関する疑問や不安を解消できるよう、少しでもお手伝いできればと願っています。ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

 

「銀歯のメリットとデメリットって?」の質問に全力回答!

今回は、「銀歯のメリットとデメリットって?」の質問に対して全力でお答えしていきます!

そもそも、銀歯って何なの?

銀歯とは、金・銀・銅・パラジウムなどの金属から成る合金で製造された、人工の歯のことです。歯科治療において虫歯の処置が行われた際に使用される金属製の詰め物や被せ物がこれに該当します。銀歯はとても強固で頑丈であり、奥歯などにも使われることが多いですが、見た目に関するいくつかの欠点があります。

そのため、多くの方が外見を考慮して、白い歯に取り変えたいと望んでいる方が年々増えていっています。

銀歯のメリットとは?

1.保険が適応されるため費用を抑えられる

銀歯の主な利点は、経済的な観点から見て費用が比較的リーズナブルなことです。

広範囲の虫歯を保険で治療する場合、多くの歯科医院が銀歯を選択することになると思われます。

ハイブリッドセラミック治療も保険が適用されますが、これは全ての歯科医院で提供されているわけではありません。

保険が適応されるため費用を抑えられる

2.高い耐久性

銀歯は、レジンやセラミックに比べて非常に高い強度を誇るため割れる心配が少ない特長があります。

奥歯は硬いものを噛むという負担がかかる部位のため、かぶせ物には相応の強度が求められます。

銀歯はその強度が高く、かつ薄いため、歯を削る量を最小限に抑えることができます。

これにより、歯への負担を軽減できる利点があります。

3.細部の再現性の高さ

かぶせ物を製作する際には、しっかりと噛むことができるように、元の歯を忠実に再現することが重要です。対向する歯との調和を考慮してかぶせ物を作成しますが、銀歯は噛む面の溝を詳細に調整できます。

噛み合わせが完璧でなければ、見た目が良くても機能的な歯として機能しません。

この点において、銀歯は割れる心配がなく、微調整が可能な特長があります。

 

銀歯のデメリットとは?

1.見た目が目立つ

保険診療では、前から3番目(犬歯)までを前歯に分類します。

白く見えるレジン前装冠(ぜんそうかん)はこの犬歯までの前歯にのみ使用可能です。

第一小臼歯(しょうきゅうし)[4番目]からは銀歯が適用されますが、一部のブリッジでは前装冠(ぜんそうかん)が利用できる場合もあります。

笑顔の際に臼歯まで見える場合、銀歯は外見的には望ましくない治療となります。

また、見かけは白いものの、レジン前装冠(ぜんそうかん)は金属の上にレジンが貼り付けられた素材であり、透明感がなく、自然な歯の色とは異なってしまいます。

見た目が目立つ

2.金属アレルギーのリスクがある

金銀パラジウム合金で製造された銀歯を使用すると、アレルギー反応が起こる可能性があります。

銀歯の金属イオンが溶け出すと、それが唾液と混ざり、体内に吸収されることがあります。この過程でアレルギー反応が生じる可能性があるため、慎重に注意が必要です。

過去に症状がなかったとしても、突然金属アレルギーが発生することがあります。

皮膚炎などの症状が現れることもあるため、注意が必要です。

3.歯石・歯垢が付着しやすい

銀歯は合金でできているため、磨いても微細な表面の凹凸が残り、顕微鏡で見ると粗い印象が生じるかもしれません。

また、銀歯は金属であり、静電気を帯びる傾向があります。

この静電気が引き寄せることで、歯垢や歯石が付きやすいと考えられています。

これが積み重なることで、虫歯や歯周病にかかりやすくなる可能性があり、これが二次カリエス(虫歯が再発すること)の原因となることも考えられます。

4.噛み合わせを壊してしまう

長期間使用すると、銀歯は変形、摩耗、腐食などで初めて装着した時と比較して

形状が変わります。また、歯石や歯垢がつきやすく、これが原因で歯周病に罹ることもあります。

銀歯の形状や状態が変わると、その周りの自然歯もそれに合わせて変化し、徐々に噛み合わせが変わる可能性があります。

ただし、これは自然歯でも年齢に伴う擦り減りなどが発生するため、同様の変化が起こる可能性があります。

ただし、金属と天然の歯では擦り減り方が異なることが問題となります。

デメリットに対する対応策

1.まず、虫歯にならないよう心がける

そもそも論になってしまうかもしれませんが、銀歯が必要になる主な原因は、ほとんどが虫歯です。

特に大臼歯(だいきゅうし)や小臼歯(しょうきゅうし)で範囲が広がる場合、歯と歯の間に広がる虫歯が一般的です。

奥歯の噛む部分や隣接面の虫歯は、主に間食が原因とされています。

特にちびちび飲食する習慣や1日に何度も間食をする人は要注意です。

また、歯ブラシの回数や時間も重要です。

毎日3回以上、3分以上の歯磨きを心がけましょう。

まず、虫歯にならないよう心がける

2.定期的に交換する

銀歯の主な課題として、経年変化による変形や摩耗、腐食が挙げられます。

変形の始まりは人によって異なり、食生活や咀嚼方法の差が影響します。

このため、定期的な交換が推奨されます。外見上の変化が見られなくても、目に見えない微細な隙間から二次カリエス(虫歯が再発すること)を引き起こす細菌が存在する可能性があるため、慎重に注意が必要です。

歯科医院の受診が定期的に行われるほか、具体的な歯に銀歯が装着された日を把握しておくことも大切です。

3.マウスピースの装着

歯に加わる強い力の一因として、「歯ぎしり」や「食いしばり」が挙げられます。

これらの習慣により、銀歯やセラミックが変形または破損することがあります。

これらの行動は夜間に無意識に行われるため、急にこれを止めるのは至難の技です…。

しかし、歯ぎしり用のマウスピース(ナイトガード)を使用することで、歯ぎしりや食いしばりによる銀歯やセラミックの損傷を防ぐことができます。

しかも、歯の磨り減りを抑える利点もあります。

歯ぎしりのことでお悩みの方も、もりかわ歯科の予防歯科までご相談ください!丁寧に診察し最適な改善策をご提案いたします。

歯ぎしりや食いしばりについて詳しくは、当院ブログ「歯ぎしりの対策は?歯ぎしりをなくせばエラ張りも改善する?」をご覧ください。

4.セラミックの詰め物や被せ物に入れ替える

銀は性質上一度溶かして型に流し込んで形成しますので、固まる時に形が変わる(縮む)ため歯とピッタリ合いにくいのですが、セラミックはブロックから削り出して形成しますので、形が変わることなく歯としっかり合います。
さらに、セラミックは銀と違い素材の表面がつるっとしているので汚れが付きにくく虫歯になりにくいのが特徴です。

日本と海外の銀歯に対する考え方の違い

1.銀歯は日本だけ!?

日本では銀歯を入れている人は一般的ですが、他の歯科先進国ではほとんど見られません。海外では虫歯の詰め物や被せものに金属を使用せず、主にレジン(歯の色に近いプラスティック素材)などを用いた治療が基本です。

ただし、外国でも通常の歯科治療を受けられない経済的に困難な人々は、一部で銀歯を選ぶことがあります。

ドイツやスウェーデンでは、金銀パラジウム合金が金属アレルギーや体への悪影響を

引き起こす可能性があるとして、歯科での使用が禁止されています。

この合金には金や銀の他に銅やパラジウム、亜鉛などさまざまな金属が含まれており、口の中で腐食しやすい性質があります。

経済大国であるにもかかわらず、日本人はまだ「歯の美意識が低い」とされています。

銀歯は日本人だけ?

2.海外の方からはどう見えている?

先進国、特にアメリカでは、白く美しい歯は社会的なステータスを表すと言われています。歯が黄ばんでいたり、銀歯が見えると、「経済的に余裕がないのかな」との印象を与えるそうです。お金があるならば、まず歯に投資することが一般的であり、

そのため、外国の人たちは日本の女性が高級なバッグを持ちながらも銀歯が見えていることに不自然さを感じると言われています。

歯の美しさは、個々の自己価値や健康への配慮を反映しているとされ、そのため、歯のケアや美容治療への関心は高まっています。

アメリカなどでは、歯科医療の技術が進化し、ホワイトニングや審美歯科治療が一般的に

行われています。これにより、歯の美しさが一層強調され、社会的なイメージ向上にも繋がると考えられています。

一方で、日本では歯の美意識がまだ発展途上であると指摘されることもあります。

高級なバッグや洋服に比べて、歯に対する投資やケアへの予算が割かれにくい傾向が見られます。しかし、これは文化や価値観の違いによるものであり、

歯科医療の進化とともに、将来的には歯の美意識が一層高まる可能性があります。

治療の方向性はもりかわ歯科に相談ください

ご自身が白い歯を望まれる場合は、ご希望を歯科医に事前にしっかりとお伝えいただけるようお願いします。

しかし、銀歯かセラミックかで迷っている場合は、歯を製作する前に十分なカウンセリングを受け、ゆっくりと担当医師と相談の上で最終的な選択を決定することをおすすめします。様々な理由に基づき、最適な選択をするためにも十分な情報収集と検討が重要です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

「銀歯のメリットとデメリットって?」の質問に全力回答していきました!

ひとくちに銀歯といっても、そこには様々なメリットやデメリットが存在しています。ご自身にとって、何が最適な治療法なのか、いっしょに考えていきましょう!
他にも、もりかわ歯科ではマウスピース矯正に力を入れています。矯正に少しでも興味のある方はお気軽にご相談ください。

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大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

 

歯列矯正をお考えの方へ。
当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページをご覧ください。

 

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