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子どもでも歯科検診を受けるべき?歯科検診の内容と頻度も解説!

2024年3月22日
歯科検診を受ける子供

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

定期的に歯科検診を受けることで虫歯の早期発見や早期治療につながります。子どもも定期的に歯科検診を受けるべきなのかどうか悩む保護者の方もいらっしゃるでしょう。

歯科検診は何歳から受けられるのでしょうか。また、子どもの歯科検診では何を行い、どれくらいの頻度で通えばよいのでしょうか。

今回は、子どもでも歯科検診を受けるべきか解説します。子どもの歯科検診で行う内容や頻度についても解説しますので、子どもに歯科検診を受けさせるべきか悩んでいる保護者の方は、ぜひ参考にしてください。

子どもでも歯科検診を受けるべき?

子どもでも歯科検診を受けるべきか疑問のイメージ

子どもでも歯科検診は受けるべきといわれています。全国の市区町村では1歳6か月と3歳のタイミングにおいて無料で歯科検診を実施していることも、歯科検診の重要性を裏づけるものといえるでしょう。

また、厚生労働省も「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」のなかで、歯の健康を課題として挙げており「3歳児で虫歯のない者の割合を80%以上にする」としていることも、子どもでも歯科検診を受けることを推奨している結果といえます。

とはいえ、低年齢からの歯科検診は本当に必要なのかと悩む方もいるでしょう。

子どもが歯科検診を受けるメリットは、次のとおりです。

参照元:厚生労働省「健康日本21(歯の健康)」

虫歯を早期発見できる

虫歯は特に3歳からできはじめる傾向があります。3歳になると乳歯がすべて生えそろい、いろいろなものを食べられるようになるためと考えられています。

くわえて乳歯は酸に弱く、エナメル質が薄いため、虫歯の進行も早いとされており、5〜6か月程度で神経まで達するケースもあるのです。そのため、子どもは大人よりも定期的に虫歯がないかどうかをチェックすることが重要といえます。

日本では少しずつ子どもの虫歯予防の重要性が認知されてきたため、生活習慣の改善やフッ化物配合歯磨剤の普及が進み、虫歯の有病率は年々減少傾向にあります。

低年齢のうちに虫歯になると、よく噛めなくなり、唾液の分泌が減ることから消化吸収へと影響を及ぼします。さらに、永久歯の歯並びにも影響を及ぼす可能性もあるのです。

子どもの虫歯は大人の歯にまで影響を及ぼす可能性があるため、子どものうちに歯科検診を受けて虫歯を見つけることは非常に重要といえるでしょう。

歯並びと噛み合わせをチェックできる

3歳になると歯がすべて生えそろうため、歯並びや噛み合わせのチェックができるようになります。特に、低年齢のうちは指しゃぶりや舌の癖によって歯並びが乱れやすいです。

定期的に歯科検診を受け、歯並びと噛み合わせをチェックできていれば、適切なタイミングで歯科矯正をはじめられます。歯科医院には低年齢でもできる歯科矯正の情報もあるため、有益な情報を手に入れられるでしょう。

また、指しゃぶりや舌の癖を改善する指導を受けられたり、具体的なやめ方を教えてもらったりできるため、歯並びや噛み合わせが悪くなるのを早い段階から回避できるかもしれません。

磨き残しが多い部分がわかり、正しい歯磨きの仕方を習得できる

未就学児の子どものほとんどは保護者が仕上げ磨きをしているかもしれません。

しかし、仕上げ磨きをしているからといって磨き残しなく完璧に磨けているとは限りません。歯科検診を子どものうちから受けておくことで、磨けていない部分が分かり、正しい歯磨きの方法を習得できるでしょう。

保護者の方が正しい歯磨きの仕方の指導を受けることで、子どもが虫歯になるのを回避できるうえに、子ども自身も歯磨きの正しい方法を習得できます。

歯医者に対する恐怖心をなくせる

歯医者を嫌うこどもは多い傾向にあります。

初めての歯医者が虫歯の治療で痛い思いをしたという経験から、歯医者に恐怖心をもつ子どももいるでしょう。また「歯医者は痛いところ・怖いところ」とまわりから刷り込まれているケースや、うそをついて歯医者に連れてこられたというケースも考えられます。

この恐怖心を回避するためには、低年齢のうちから歯医者通いをはじめることがもっとも効果的です。歯科医院で口の中を見せることに慣れておけば、万が一虫歯になったとしても歯科医院に対する恐怖心が少ないため、治療をスムーズに進められるでしょう。

歯医者に慣れるという点からも、子どものうちから歯科検診を受けるとよいでしょう。

子どもの歯科検診で行う内容

歯科検診を受ける子供

子どもの歯科検診ではどのようなことを行うのか気になる方もいるかもしれません。

子どもの歯科検診は基本的に歯だけでなく歯茎の状態や歯並び、噛み合わせ、口腔粘膜の異常など、口の中を総合的にチェックします。フッ素塗布を行うところもあるでしょう。

フッ素には、歯の再石灰化を促進し、歯質を強化する効果があります。歯科検診では、フッ素を歯ブラシにのせたり、綿棒に乗せたりして歯に直接塗布します。フッ素を塗布したあとはうがいをする必要がないため、うがいができない子どもでもフッ素塗布が受けられます。

子どもの歯科検診は何歳から?

歯科検診を受けたい子供

子どもの歯科検診を受ける年齢については明確な決まりはありません。そのため、歯が生えはじめる0歳から歯科検診を受けても問題ありません。

しかし、実際には1歳6か月頃から歯科検診をスタートすることをすすめる歯科医院が多い傾向にあるようです。実際に市区町村の歯科検診も1歳6か月から設定されています。

また、1歳6か月〜2歳6か月の1年間は虫歯菌への感染が初めて起こる時期といわれています。歯並びのみならず、虫歯のチェックのためにも1歳6か月頃から歯科検診を受けるとよいでしょう。

歯科検診を受ける頻度

歯科検診を受ける頻度イメージ

歯科検診を受ける頻度は、3〜4か月に1回が目安です。

子どもの虫歯は進行スピードが速く、放置すると歯を失うくらいに進行する可能性もあるのです。虫歯で歯を失わないようにするためにも、3〜4か月に1回の頻度で歯科検診を受けることが望ましいとされています。

また、フッ素塗布も定期的に受けるとよいでしょう。フッ素の効果持続期間は3〜4か月程度といわれています。そのため、フッ素塗布も3〜4か月に1回の頻度で受けると虫歯予防に効果があるでしょう。

ただし、子どものお口の状態によっては、これよりも短い頻度で歯科検診を受けたほうがよい場合もあります。歯科検診を受ける頻度については、かかりつけの歯科医師によく確認しましょう。

まとめ

歯医者と子供

今回は、子どものうちから歯科検診を受けるメリットや行う内容、頻度について解説しました。

歯科検診は子どものうちから受けたほうがよいでしょう。子どものうちから歯科検診を受けていれば、虫歯を早期に発見できます。子どもの虫歯は進行が早いです。乳歯が虫歯になると永久歯に影響を及ぼすこともあります。そのため、早期発見・早期治療が重要なのです。

また、歯科検診では歯並びや噛み合わせのチェックも受けられます。歯並びや噛み合わせに影響を及ぼす癖がある場合は、改善する方法を指導してもらえるでしょう。

歯科検診はできれば行政が推奨する1歳6か月から、遅くとも3歳から受けることが望ましいです。歯科検診は3〜4か月に1回の頻度で受けるとよいでしょう。

小児歯科の歯科医師や歯科衛生士は、子どもの対応に慣れています。小児歯科であれば、子どもが不安にならずに歯科検診を受けられるでしょう。

子どものお口の健康を守るためにも、子どものうちから歯科検診を受けましょう。

お子さんのお口の健康を守りたいとお考えの保護者の方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

歯茎の腫れはどうしたら治りますか?

2024年3月20日
歯茎の腫れはどうしたら治りますか?

こんにちは。私たちは大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯科医療は専門的な分野であり、患者さんがさまざまな疑問や不安を抱くのは当然だと理解しています。

私たちは患者さんが歯や関連する身体のことについて理解し、納得していただくことを大切に考えています。

診療中に全ての疑問にお答えできると良いのですが、限られた時間の中で詳しく説明することが難しい場合もあります。

そこで、通常の診療でよく寄せられる質問に対して、当院のブログで順次回答していくことにしました。このブログを通じて、患者さんが歯医者に抱く疑問や不安を解消できるよう、少しでもお手伝いできれば幸いです。ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

「歯茎の腫れはどうしたら治りますか?」の質問に全力回答!

今回は、歯茎の腫れはどうしたら治りますか?などの質問に対して全力でお答えしていきます!

そもそもなぜ歯茎が腫れるのか?

歯茎が急に腫れるてしまうと、どうすれば症状が改善するかや、歯医者に行く前にどう対処すれば良いのか、不安になることが多々あります。

歯茎の腫れは、歯垢(プラーク)や歯肉炎、むし歯など様々な原因や病気が関係している可能性があります。このブログでは、歯茎の腫れの原因や治療方法、自分でできる応急処置の方法などをお伝えします。症状が一時的に落ち着いたとしても、それが完全に治癒したわけではありませんので注意が必要です。それでは、まずは歯茎が腫れる原因から探っていきましょう!

歯茎の腫れの原因は?

歯茎は、咀嚼や発語・頬杖をつく習慣のある人など、日常的に外部からの力にさらされています。また、口腔内には口腔常在菌(こうくうないじょうざいきん)と呼ばれる細菌が生息しており、飲食物が運ばれるとこの口腔常在菌細菌(こうくうないじょうざいきん)が増殖しやすい環境になります。このような状況から、歯茎はダメージを受けやすい部位です。

歯茎の腫れは、頻繁に発生する症状の一つですが、その原因や症状の程度によっては、治療が必要な病気が隠れていることもあります。歯茎の腫れの原因は、主に以下の4つのパターンが考えられます。

口腔常在菌(こうくうないじょうざいきん)とは…

常在菌とは、主に健康な人の身体に日常的に存在する微生物(細菌)のことを言います。 人の場合、腸内に最も多く存在し、他には口腔内、皮膚表面などに棲息しており、様々な作用をもたらしています。 有名な乳酸菌やビフィズス菌、大腸菌なども常在菌の一種です。

①歯周病

歯周病が原因で歯茎が腫れることがあります。歯周病は、歯垢(プラーク)や歯石によって引き起こされる歯周組織の炎症です。歯垢や歯石が歯と歯茎の境目にたまると、歯茎が炎症を起こし、腫れや出血の症状が現れます。この状態が放置されると、歯周病は進行し、歯茎の腫れだけでなく歯槽骨の破壊や歯の脱落など重篤な問題を引き起こす可能性があります。

歯周病に関しては、以前当院のブログで紹介した「歯茎の出血って何が原因なの?」でも詳しく記載していますので、ご覧ください!

歯周病

②むし歯

むし歯を放置すると、神経がダメージを受けて壊死し、歯の根の先端に膿がたまる可能性があります。この状態では、歯茎が腫れるだけでなく、痛みや不快感を感じることもあります。特に咀嚼時に歯が痛む場合は、根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)の可能性があります。根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)は、むし歯が進行し、歯の根の周囲で細菌が増殖することによって引き起こされます。

細菌の増殖によって周囲の歯茎も腫れるため、むし歯が疑われます。

根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)とは…

歯の根の先端(根尖部)に炎症が生じる疾患です。通常、むし歯や歯周病などが原因で歯の根の先端部に感染が広がり、そこで炎症が起こります。

炎症が進行すると、歯茎や周囲組織が腫れたり、激しい痛みを引き起こしたりします。

根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)は根管治療や歯の抜歯などの治療が必要となることがあります。

根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)とは…

③智歯周囲炎(ちししゅういえん)

智歯周囲炎(ちししゅういえん)は、親知らず(智歯)の周囲に炎症が生じる状態のことです。親知らずはスペースの問題から斜めや横向きに生えることもあり、細かな部分まで歯ブラシが届きにくい場所です。

歯磨きで汚れが十分に取り除けていない場合は、智歯の歯茎に炎症が起こりやすいと言えるでしょう。

智歯周囲炎(ちししゅういえん)

④プラークの影響

歯垢やプラークが原因で引き起こされることがあります。プラークには細菌が含まれており、これらの細菌が毒素を放出することで、歯茎が刺激を受けて腫れることがあります。

歯磨きが不十分な場合、プラークが歯に溜まりやすくなり、それが歯肉炎へと進行する可能性があります。歯肉炎が進行すると、さらに重篤な歯周病に進展する恐れがあるため、注意が必要です。

歯茎の腫れの応急処置はなんですか?

歯茎の腫れの応急処置はなんですか?

1. 腫れが強い場合は、冷やしましょう。

腫れがひどいときは、湿ったタオルや冷却シートを用いて冷却します。

冷やすことで腫れを和らげることができます。腫れている箇所にはしばしば膿が溜まることがありますので、放置すると痛みが増す可能性があります。

2. 痛みがひどい場合は、痛み止めを服用してください。

歯茎の腫れが強く、痛みを伴う場合は市販の痛み止めを服用してください。市販の痛み止めは医師が処方するものと同様の成分を含んでいます。食事が困難で体力が低下すると、腫れが悪化する可能性があります。痛み止めを服用して痛みを和らげましょう。

3. やわらかい歯ブラシで歯を磨きましょう。

歯茎が腫れている場合、硬い歯ブラシでの磨きや、力強い歯磨きは逆効果です。腫れがひどいときは、やわらかい歯ブラシを使って優しく磨き、腫れが引いてきたら通常の硬さの歯ブラシを使用して磨いてください。また、わずかな出血は気にする必要はありません。徐々に腫れや出血は収まっていきます。

4. 口の中をうがい薬で消毒しましょう。

うがい薬を使用して口の中を消毒しましょう。うがい薬の中には強力な殺菌作用があるものもあり、かつ刺激が少ないため適しています。ただし、アルコールを含むものは逆効果になる可能性があるため、使用を避けましょう。

5. 休息をとり体力を回復しましょう。

歯茎の腫れは疲労や睡眠不足、体調不良などが原因となることがあります。免疫力が低下すると、膿が溜まってしまうことがあります。食事が難しいほど腫れがひどい場合は、高カロリーのゼリーなどを摂取し、安静にして体力を回復させることが効果的です。

歯茎の腫れの予防方法はなんですか?

歯茎の腫れのほとんどは歯周病が原因です。ですが、自宅での予防策をこまめに行うことで歯周病による歯茎の腫れを抑えることも可能です!

日々の適切な歯磨き

毎日の正しい歯磨きは、歯周病を予防するのに重要です。しかし、多くの人が自分流の磨き方をしていて、磨き残しを作ってしまうことがあります。定期的な歯科健診で歯磨き指導を受け、正しい歯磨きの方法を学ぶことが大切です。

歯間ブラシやデンタルフロスの利用

歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れを完全に除去することができません。歯周病は歯と歯の間の歯ぐきから始まることが多いため、歯間ブラシやデンタルフロスを使って歯と歯の間を清掃することも効果的です。

歯ぐきのセルフチェック

毎日の歯磨きと併せて、自分で歯茎をチェックする習慣を身につけましょう。歯茎の腫れに気付いたら、その部分を丁寧に歯磨きすることで、腫れが進行する前に改善することができます。特に、歯と歯の間の歯茎はセルフチェックしやすい部位です。

 

正しい歯磨きの方法や、歯間ブラシ・フロスについては以前当院のブログで紹介した「正しい歯みがきの方法は?」でも詳しく記載していますので、ご覧ください!

 

歯茎が腫れたときの治療はどうしますか?

歯周病の治療について

歯周病は、歯と歯肉の間にたまった歯垢に含まれる細菌によって歯肉が腫れる疾患です。初期段階では、正しい歯磨きが有効な予防法とされますが、進行した場合は歯科医院での治療が必要です。専用の機械を使用して歯垢や歯石を除去し、腫れがひどい場合には抗生剤の処方も行われることがあります。

根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)の治療について

根先性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)の治療は歯の根元に穴を開けて膿を取り除きます。治療は複数回の通院が必要であり、症状が重篤な場合は歯肉を切開して膿を排出する場合や抜歯する場合もあります。

親知らずの治療について

親知らずの生え方によっては周囲の歯肉に汚れがたまりやすく、炎症が起きて腫れることがあります。歯科医院では、まず抗生剤が処方され、腫れが収まった後に親知らずの抜歯が行われることがあります。

歯茎の腫れは自然治癒でも治りますか?

次のような歯茎の腫れは、1週間ほどで自然治癒することが多いです。 

 

・口内炎

・擦過傷

・やけど

 

早く症状を改善したい場合は、歯医者で薬を処方してもらうことで痛みの軽減が期待できます。ただし、1〜2週間経っても症状が改善しない場合は、別の原因による歯茎の腫れである可能性が高いため、歯科医を受診することが重要です。

歯茎の腫れを放置したままだとどうなりますか?

歯茎の腫れを放置したままだとどうなりますか?

口臭の悪化

歯ぐきの腫れを放置すると、歯槽膿漏が原因で、口から出る血や膿、ひどい口臭などの症状が出るリスクがあります。歯槽膿漏は、歯周病の進行した状態で、歯周ポケットが深くなり、そこに細菌が繁殖します。これが口臭の原因となります。また、腫れがひどくなると痛みも生じ、咀嚼時にも不快感を覚えることがあります。このような症状が日常生活に影響を及ぼす可能性もありますので、早めの治療が重要です。

激しい痛みが生じる

腫れがひどくなると痛みも生じ、咀嚼時にも不快感を覚えることがあります。このような症状が日常生活に影響を及ぼす可能性もありますので、早めの治療が重要です。

抜歯が必要になる

虫歯の進行によって歯ぐきが腫れ、その後も放置すると歯が壊れ、最終的には歯の根だけが残る状態になります。このような状況では抜歯が不可避となります。歯が根っこだけ残ると、周囲の骨に細菌が感染し、激しい痛みを引き起こすことがあります。この場合、抜歯以外の選択肢はありません。抜歯後は、失った歯を補うためにブリッジやインプラントが必要になる場合があります。

病気を引き起こす危険性

歯ぐきの腫れを放置すると、脳梗塞や心筋梗塞などの深刻な病気を引き起こす可能性があります。激しい痛みや抜歯のリスクだけでなく、命にかかわる病気を引き起こすリスクもあるため、腫れた歯ぐきは放置せずに速やかに治療を受けることが重要です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は歯茎の腫れの治し方についてのブログでした!本文中でも記載したように、ご自身でできる応急処置や、日々の予防で抑えられることも多々あります。腫れを放置してしまうとと、様々な弊害が出てくるため、お気をつけください!

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

 

また、審美歯科にご興味のある方、歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

もりかわ歯科の矯正無料相談はこちら

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

 

歯周病かも?初期症状と治療すべき理由、予防法を解説!

2024年3月15日
歯周病の人

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

「歯茎が赤く腫れている」「歯磨きのときに出血する」などといった症状にお悩みの方がいるのではないでしょうか。これらは歯周病の初期にみられる症状です。

歯周病の初期症状は軽いことが多く、痛みや強い腫れなどのはっきりとした自覚症状はありません。そのため、気づかないうちに進行すると、重症化して歯を失うおそれがあります。

歯周病は初期の段階で治療を開始すれば健康な状態に戻すことができるため、早期発見・早期治療が非常に重要です。

今回は、歯周病の初期症状や初期の段階で治療すべき理由、歯周病を予防する方法について解説します。歯周病を疑う症状がある方や、歯周病が気になっている方は、ぜひ参考にしてください。

歯周病とは?

歯周病のイメージ

歯周病とは、細菌感染によって歯の周囲にある組織が破壊される炎症性疾患です。歯周病が発症する直接的な原因は細菌(プラーク)ですが、発症には生活習慣が密接に関係しています。そのため、歯周病は生活習慣病のひとつとして位置づけられています。

初期では歯茎の赤みや腫れがみられる程度ですが、重症化して歯茎や歯を支える歯槽骨が破壊されると歯が抜け落ちるおそれがあるため注意が必要です。

歯周病は以下のように少しずつ進行していきます。

歯肉炎

歯と歯茎の境目にプラークが蓄積すると、細菌感染によって歯茎に炎症が起きます。健康な状態では歯と歯茎の間のすき間は1〜2mm程度ですが、歯肉炎になると2〜3mmのすき間(歯周ポケット)ができます。

歯茎に赤みや軽い腫れがみられ、歯磨きのときに出血することもありますが、痛みなどのはっきりとした症状はありません。この段階で歯周病を発見して適切なプラークコントロールを行えば、元の健康な状態に改善できる可能性があります。

軽度の歯周炎

歯茎の炎症が歯周組織に広がり、歯を支える歯槽骨や歯根膜が破壊されはじめます。歯周ポケットは3〜5mmと深くなりますが、この段階でも痛みが出ることはほとんどないため、歯周病に気づかないことも少なくありません。

歯周ポケットに汚れが溜まりやすくなり、放っておくと中度・重度の歯周炎へと進行していきます。

中度の歯周炎

中度の歯周炎になると歯茎の炎症が悪化し、歯周ポケットは4〜7mmとさらに深くなります。歯茎が下がり、歯が長くなったと感じることもあるでしょう。歯槽骨は半分近くまで破壊され、歯がぐらつきはじめます。

口臭がきつくなり、歯茎から膿が出るなどの症状がみられることもあります。この段階まで進行すると、プラークコントロールによる改善は困難です。

重度の歯周炎(歯槽膿漏)

歯周病のなかで最も症状が進んだ状態です。重度の歯周炎では歯槽骨の半分以上が破壊され、歯はぐらぐらの状態になります。歯周ポケットは6mm以上にもなり、中に膿が溜まって歯茎が腫れ、口臭が強くなります。

噛むと痛みが生じて、食事もままならない状態になることもあるでしょう。最悪の場合、歯が自然に抜け落ちることもあります。重度の歯周炎にまで進行すると外科的な治療が必要になり、歯を残せない可能性が高いです。

歯周病の初期症状とは?

歯周病で歯茎から血がでる

歯周病は初期の段階で治療を開始すれば健康な状態に戻せる可能性があるため、早期発見が非常に重要です。大切な歯を守るために歯周病の初期症状を理解しておきましょう。

歯周病の主な初期症状は、以下のとおりです。

・歯茎が腫れている
・歯茎に赤みがある
・歯磨きのときに出血する

このように、初期の段階では痛みなどのはっきりとした自覚症状がほとんどないため、歯周病にかかっていると気づかないことも少なくありません。

歯周病は「サイレントディジーズ(静かなる病気)」ともいわれ、静かに少しずつ進行して歯を失う可能性がある恐ろしい病気です。初期の段階で治療を開始できるよう、歯周病を疑う症状がみられたら早めに歯科医院を受診しましょう。

初期の段階で治療すべき理由

歯周病の治療

歯周病を初期の段階で治療すべき理由は、適切な治療を受ければ健康な状態に戻すことができるためです。

また、歯周病を放置すると以下のリスクがあるため、早期治療が重要です。

・歯を支える歯槽骨や顎の骨に炎症が広がり、歯を失う可能性がある
・抜歯や外科手術などの大がかりな治療が必要になる可能性がある
・全身に悪影響を及ぼす可能性がある(心臓血管疾患、呼吸器疾患、骨粗鬆症、がん、糖尿病、妊婦の場合は低体重児出産などの全身疾患を引き起こす可能性がある)

歯周病によって破壊された歯槽骨や歯根膜は、治療を行っても元には戻せません。さらに、歯周病はときに命を脅かす全身の病気と深く関係しているのです。

初期の段階で治療を受けてプラークコントロールを徹底すれば改善できるでしょう。

歯周病を予防する方法

歯磨き指導

歯周病を予防するには、発症に関係するリスクを減らすことが重要です。歯周病の直接的な原因となる細菌を減らし、生活習慣を見直すことで予防できるでしょう。

ここでは、歯周病を予防する方法についてくわしく解説します。

プラークコントロールの徹底

歯周病はプラークに潜む細菌によって引き起こされます。そのため、歯周病の予防にはプラークコントロールが欠かせません。プラークは歯磨きで取り除くことができるため、毎日の歯磨きがプラークコントロールの基本です。

しかし、毎日何気なく歯を磨いていてもプラークは落としきれません。しっかり磨いているつもりでも、歯並びや噛み合わせの状態によって磨き残しやすい箇所があります。

効果的な歯磨きの方法を学ぶために、歯科医院でブラッシング指導を受けるのも一つの方法でしょう。

磨き方のコツ

歯ブラシを小刻みに動かして、歯と歯茎の間を意識して磨くことが大切です。磨き残しがないように、すみずみまで毛先を当ててブラッシングしましょう。

歯ブラシの選び方

ヘッドが小さめの歯ブラシを使用すると、お口のすみずみまで毛先が行き届きやすいです。また、毛先はある程度の硬さがあると歯垢を落としやすいでしょう。

ただし、お口の状態は一人ひとり異なるため、すべての人に適した歯ブラシはありません。そのため、歯科医師や歯科衛生士に相談して選ぶとよいです。

歯ブラシは1か月程度で毛先が開いて歯垢を落とす効果が弱まるため、1か月に1回を目安に新しいものに交換しましょう。

補助清掃用具を使用する

デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助清掃用具を使用すると、歯ブラシが行き届きにくい歯間に付着した汚れも効果的に除去できます。

歯ブラシだけで落とせる歯間のプラークは60%程度で、磨き残したプラークは2〜3日で石灰化が始まるといわれています。プラークが石灰化した歯石はセルフケアでは落とせないため、補助清掃用具を使用してしっかりと除去することが大切です。

デンタルフロスや歯間ブラシにもさまざまな種類があるため、お口の状態に合うものを歯科医院で選んでもらうとよいでしょう。

生活習慣の見直し

歯周病の発症には喫煙やストレスなどの生活習慣も大きく影響しています。そのため、歯周病の予防には生活習慣の見直しが不可欠です。

具体的には、以下の生活習慣が歯周病の原因となります。

・喫煙
・飲酒
・ストレス
・乱れた食生活
・運動不足
・睡眠不足

タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させる作用があります。血流が悪くなり、歯茎に酸素や栄養が行き届かなくなると歯周病にかかりやすく、重症化しやすい状態になるのです。歯周病を予防するためには、喫煙はできるだけ控えた方がよいでしょう。

また、乱れた生活習慣は免疫力を低下させ、歯周病の発症リスクを高めます。栄養バランスのとれた食事や十分な休息、適度な運動を心がけ、健康的な生活を送りましょう。

歯科医院の定期検診を受ける

歯科医院の定期検診を受けることで、歯周病になりにくい口腔環境を維持できます。

歯磨きでは落とし切れない汚れも、プロによる歯のクリーニングを受ければ除去できます。ブラッシング指導でお口の状態に合った正しいブラッシング方法を身につければ、自宅でも効果的にプラークを除去できるでしょう。

歯科医師に歯茎の状態を定期的にチェックしてもらうことで、歯周病にかかっていても早期発見・早期治療が可能です。歯周病の予防・早期発見のために、歯科医院の定期検診を受けましょう。

まとめ

歯の治療器具

歯周病の初期症状は歯茎の赤みや腫れ、歯磨きのときの出血です。進行すると強い口臭や歯の動揺、痛みなどのはっきりとした症状が現れますが、初期の段階では痛みなどの症状がほとんどないため病気に気づかない方も少なくありません。

しかし、歯周病が重度の状態にまで進行すると歯を失う可能性が高く、全身にも悪影響を及ぼすおそれがあります。初期の段階で治療を開始すれば健康な状態に戻せる可能性があるため、予防と早期発見・早期治療が非常に重要です。

プラークコントロールで細菌を減らし、生活習慣の見直しを行うことで歯周病の発症リスクを低減できます。また、歯科医院の定期検診を受ければ歯周病になりにくい口腔環境を維持できます。

歯茎の赤みや腫れ、歯磨きのときの出血など歯周病が疑われる症状がみられる方は、早めに歯科医院を受診して歯茎の状態をチェックしてもらいましょう

歯周病にお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

歯医者の定期検診は必要ですか?

2024年3月13日
歯周病は治療で治りますか?

こんにちは!もりかわ歯科は、大阪府八尾市にある歯医者です。

歯科医やスタッフにとっては日常のことでも、患者さんにとっては歯の専門家ではありません。そのため、様々な疑問や不安を抱くのは当然のことです。

私たちは、患者さんが歯や口腔の健康について、安心して治療を受けられるように、疑問や不安を解消することが大切だと考えています。診療中にすべての疑問にお答えできれば一番ですが、時間の制約や専門的な知識が必要となる場合、十分な説明ができないこともあります。そこで、当院のブログでは、患者さんからよくいただく質問をテーマに、わかりやすく解説していきます。このブログを通じて、患者さんの歯医者さんへの疑問や不安が少しでも解消され、安心して治療を受けられるお手伝いができれば幸いです。ぜひ最後までご覧いただければ幸いです!

「歯医者の定期検診は必要ですか?」の質問に全力回答!

今回は、歯医者の定期検診は必要ですか?の質問に対して全力でお答えしていきます!

歯の定期検診の重要性とは?

歯科医院は一般的には、虫歯の治療や歯の矯正など、症状がある場合に治療を行う場所として知られています。しかし、近年では国や地域社会が歯科検診の義務化に向けて動き始め、窓口での案内だけでなく、メールやはがきを使った定期健診の促進も増えています。

では、なぜ症状がない場合でも定期検診が重要とされているのか気になるところですよね?本記事では、歯科での定期健診の重要性や、そのメリットについて探ってみたいと思います!

歯の定期検診に行くメリットは ?

まず、歯医者の定期検診を受けることでどのようなメリットがあるのでしょうか。 具体的に見ていきましょう。

定期検診のメリットは

メリット①虫歯・歯周病を早期発見できる

歯科定期検診における最大のメリットは、歯科医師が口腔内の変化を早期に発見できることです。定期的な検査によって、虫歯や歯周病の初期症状を見逃すことなく、早めの治療や対処が可能になります。虫歯や歯周病は、痛みが出るまで進行することがあり、そうなってしまうと手遅れになることもしばしばあります。従って、早期発見によってリスクを軽減し、歯を削る必要性を最小限に抑えることができます。

メリット②プラークや歯石を除去できる

歯科定期検診では、歯科衛生士がプラークや歯石を丁寧に除去します。歯垢が歯面に付着し、細菌が増殖すると、歯石が形成されます。この歯石は、徹底的な歯磨きでは取り除けず、口腔内の健康を損なう原因となってしまいます。定期的なクリーニングは、口腔内の清潔を保ち、歯周病や口臭の予防に効果的です。

メリット③詰め物や被せ物の異常に気づける

歯科定期検診では、詰め物や被せ物の異常も早期に発見できます。詰め物や被せ物の周囲には歯垢が溜まりやすく、それが進行すると新たな虫歯や歯周病の原因となります。口腔内の問題を詳しく検査することで、的確な診断と早期の処置が可能になります。

メリット④治療の経過観察ができる

治療後の経過を定期的に観察できる点もメリットです。定期検診では、治療後の管理やトラブルの早期発見につながり、歯の健康状態を維持するための適切な措置が取られます。治療結果の確認や必要に応じた修正を行うことで、歯の長期的な健康をサポートします。

メリット⑤生涯にかかる医療費を減らせる

定期的な歯科検診は予防歯科の一環であり、口腔内の疾患を未然に防ぐことが目的です。虫歯や歯周病が進行すると、他の全身疾患を引き起こすリスクが高まります。定期的な検診により、口腔内の健康状態を維持することで、将来的な医療費を減らすことができます。

歯周病が引き起こす全身疾患に関しては、当院のブログで紹介しております「歯周病は治療で治りますか?」そちらもご覧ください!

メリット⑥きれいな歯、モチベーションをキープできる

定期検診には、口腔内の健康チェックだけでなく、適切な歯磨き方法もお伝えすることができます。これにより、患者さまの歯の健康への意識が高まり、モチベーションも向上します。また、歯科医院で行われる歯石の除去や歯のクリーニングによって、日常の歯磨きでは落としきれない汚れを取り除くことができます。結果として、清潔で健康な歯を維持することができるでしょう。

歯の定期検診の内容は?

口腔検査

口腔検査は、歯科医師が口腔内を丹念に観察し、虫歯や歯周病の初期兆候、歯の磨耗、異常な組織の発見などを行います。また、口腔内の状態を評価し、適切な治療プランを立てるために重要です。口腔検査では、歯や歯茎の健康状態を把握するために鏡や特殊な器具を使用して検査が行われます。

口腔検査

プロのクリーニング

プロのクリーニングは、歯科衛生士が専用の器具を使用して歯垢や歯石を除去し、歯面を徹底的に清掃するプロセスです。このクリーニングにより、歯の表面から細菌や汚れが取り除かれ、歯周病や口臭の予防に効果的です。また、歯科医師や歯科衛生士が口腔内の健康状態を評価し、問題があれば適切な対処法を提案することもあります。

プロのクリーニング

レントゲン検査

レントゲン検査は、歯科医師が必要に応じて歯や顎の骨の状態を評価するために行われます。レントゲン撮影により、歯の根の状態や歯周組織、骨の密度などを詳細に観察することができます。これにより、歯科医師は隠れた歯の問題や骨の異常を発見し、適切な治療計画を立てることが可能となります。

レントゲン検査

上記3項目以外にも、患者さまの状況に合わせた検診内容をご提案させていただきます!

歯の定期検診はどれくらいのペースで行けばいいの?

口腔内の細菌を劇的に減らすことは可能ですが、完全に排除するのは至難の業です。

口腔内を清潔に保ち、細菌の数を最小限に抑えつづけることが最も重要なことです。しかし、歯磨きが不十分だったり、体の免疫力が低下したりしてしまうと、口腔内の細菌は増殖しやすくなってしまいます…。このような状況では、口腔内の状態が元の状態に戻りやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。通常、口腔内の細菌の数が元に戻るには、約3ヶ月かかると言われています。ですので、歯科医院で治療を受けた後は、3ヶ月ごとに再び受診することが推奨されます。これによって、口腔内の細菌が再び増殖しても、大きな問題になる可能性が低くなります。ただし、喫煙や全身疾患(例: 糖尿病など)、歯磨きの状態が悪い場合は、虫歯や歯周病が進行しやすくなるため、3ヶ月よりも頻繁に定期健診に通う必要があります。反対に、口腔内の状態が継続して良好であれば、定期健診の期間は3ヶ月よりも長くなる場合もあります。

歯の定期検診を受けている人はどれくらいの割合ですか?

厚生労働省が毎年実施している「国民健康・栄養調査」※1の結果によれば、2016年の調査では「20歳以上で過去1年間に歯科検診を受けた者の割合」は52.9%でした。さらに、年々の推移を見ると、この割合は着実に増加しています。年齢別の分析からも、年齢が高いほど歯科検診を受けた割合が高くなっている傾向が見られます。ちなみに、2022年の「20歳以上で過去1年間に歯科検診を受けた者の割合」の目標値は、健康日本21(第二次)において65%と設定されています※2。

※1厚生労働省:平成28年 国民健康・栄養調査結果の概要

※2国立健康・栄養研究所:健康日本21(第二次)目標項目一覧

定期検診を受けている人はどれくらいの割合ですか?

歯医者の定期健診の値段の目安は?

歯科の定期健診には、保険適用の健診と自費診療の健診があります。

費用は保険適用の場合は3000〜4000円、自費診療の場合は6000〜10000円が目安になります。保険適用の場合は厚生労働省が認める内容で行います。内容は先述のとおりになります。一方、自費診療の健診は、医院によって内容が異なります。一部の医院では、時間を長めに設定し、歯周病が進行している方に対する専門的なクリーニングや治療、専門的な予防処置を行っています。また、患者さまとの相談に基づいて内容を変更できるため、保険適用の健診よりも柔軟性があります。自由診療は、検査や治療内容によって価格が異なる傾向があります。一般的なものから専門的なものまで、様々な内容が提供されていますので、受ける前に自身に合った内容かどうかを確認することが重要です。

歯の定期健診を受けていないとどうなりますか?

もし歯科の定期歯科健診を受けなかったら、あなたの歯はどうなると思いますか?

きっと80歳時点で残っている歯の本数に圧倒的な違いが現れてきます。80歳の方の残存歯数は、日本では「平均12本」と言われています。しかし、スウェーデンでは「平均20本」、アメリカでは「平均17本」と日本を大きく上回る結果が出ているという事実もあります!スウェーデンでは定期歯科健診の受診率は「80%以上」、アメリカでは「70%程度」と言われており、対して日本では「10%未満」とされています。定期検診を受けることで歯周病を予防し、歯を残しやすくなるはずです。定期検診を受けていないと80歳前後になったときのあなたの歯の本数に大きく悪影響を与えてしまうことになるでしょう…。そのようなことにならないために、どんな小さなことでも気になることがありましたらもりかわ歯科までご相談くださいませ!

まとめ

いかがだったでしょうか?

定期検診はお口だけではなく、健康にとっても非常に重要な事となる為、当院ではできる限りオススメさせていただいております。少しでも気になる方はお気軽にご相談ください。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

 

歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページをご覧ください。

 

虫歯が再発?二次カリエスの原因と予防のポイントを解説!

2024年3月8日
二次カリエスが痛い人

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

二次カリエスは、過去に治療した歯に虫歯が再発した状態です。「なぜ二次カリエスになるの?」「二次カリエスは予防できるの?」などの疑問をお持ちの方もいるでしょう。

一度治療した歯は虫歯にならないと思う方もいますが、詰め物・被せ物の劣化や不十分な口腔ケアにより二次カリエスが発生します。二次カリエスは詰め物や被せ物の下で気づかないうちに進行して、重症化する可能性が高い注意が必要な病気です。

今回は、二次カリエスの特徴や原因、予防のポイントについて解説します。虫歯で治療した経験のある方や虫歯の再発が気になっている方は、ぜひ参考にしてください。

二次カリエスとは?

虫歯の歯

二次カリエスとは、過去に治療した歯が再び虫歯になることです。虫歯治療では、虫歯になっている部分を削って詰め物や被せ物で補います。

治療した直後は問題なくても、時間の経過とともに削った歯と詰め物・被せ物の間にすき間が生じます。生じた隙間から細菌が侵入して二次カリエスになるのです。

過去の治療で神経を抜いている場合、二次カリエスができても痛みを感じません。詰め物や被せ物の下で気づかないうちに進行し、重症化して抜歯が必要になることもあります。

二次カリエスの特徴

治療した歯は虫歯にならないと思う方も多いですが、気付かないうちに詰め物や被せ物の下で二次カリエスが進行しているおそれがあります。二次カリエスには、以下の3つの特徴があります。

・発見しにくい
・進行が早く重症化しやすい
・歯を失う原因になる

それぞれくわしく解説します。

発見しにくい

二次カリエスは詰め物・被せ物の下にできるため、自分で気づくのは難しいです。とくに、過去の虫歯治療で神経を抜いている場合、痛みを感じないために発見が遅れる可能性が高いです。

二次カリエスができても発見しにくいため、気付かないうちに重症化する恐れがあります。

進行が速く重症化しやすい

二次カリエスは通常の虫歯に比べて進行が速いです。過去に虫歯の治療をした歯は、硬く厚みがあるエナメル質が削られ、その下にある象牙質が露出した状態になっています。

象牙質はやわらかいため、二次カリエスができると一気に進行するのです。象牙質の下には神経と血管が通る歯髄があり、二次カリエスによって象牙質がダメージを受けると痛みなどの症状が現れます。

二次カリエスは発見が遅れやすく進行も速いため、重症化するリスクが高いのです。

歯を失う原因になる

二次カリエスは繰り返すと歯を失う原因になります。二次カリエスの治療では、過去に虫歯で削った歯をさらに大きく削る必要があります。

進行が早いため、虫歯によって歯が大きく溶かされていることも少なくありません。二次カリエスを繰り返せばどんどん歯が失われ、最終的には抜歯が必要になるでしょう。

二次カリエスの原因とは?

二次カリエスの歯

二次カリエスのおもな原因は、以下の通りです。

・詰め物・被せ物の劣化
・不十分な口腔ケア
・治療に問題があった

それぞれくわしく解説します。

詰め物・被せ物の劣化

虫歯治療で使用する詰め物や被せ物は、時間の経過とともに劣化します。治療した直後は問題がなくても、材料や接着に使用したセメントの劣化により歯との間にすき間や段差ができ、汚れが溜まりやすくなります。

不十分なプラークコントロールにより汚れが蓄積されると、細菌が繁殖して二次カリエスが発生するのです。とくに、保険診療の銀歯やレジンは劣化しやすいため注意しましょう。

不十分な口腔ケア

不十分な口腔ケアを続けていると、口腔環境が悪化して二次カリエスができる可能性が高まります。虫歯の直接的な原因はプラークに含まれる細菌で、詰め物・被せ物のすき間や段差から侵入して二次カリエスが発生します。

詰め物・被せ物で治療した歯は、より丁寧な口腔ケアが必要となるでしょう。

治療に問題があった

過去の治療で虫歯を除去しきれていないと、被せ物・詰め物の下で虫歯が進行します。また、歯と詰め物の適合性が悪かったり、セメントでの接着が不十分だったりすると、すき間から二次カリエスが発生する可能性が高まります。

二次カリエスを予防するためには

歯間ブラシでケアする女性

二次カリエスは発見しにくく進行しやすいため、予防が非常に重要です。以下の方法で良好な口腔環境を維持できれば、二次カリエスは予防できます。

・口腔ケアを徹底する
・定期検診を受ける
・セラミック治療を選択する
・生活習慣を見直す

それぞれくわしく解説します。

口腔ケアを徹底する

虫歯の直接的な原因はプラークに含まれる細菌で、これは二次カリエスにも当てはまります。過去に虫歯になった歯は磨き残しやすい可能性が高いため、とくに意識して口腔ケアを行うことが大切です。

歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやフロスを併用するとしっかりと汚れを取り除くことができます。二次カリエスを予防するために、詰め物・被せ物と歯の境目はとくに気を付けて磨きましょう。

定期検診を受ける

二次カリエスの予防には歯科医院の定期検診が重要です。定期的に歯や歯茎、詰め物・被せ物の状態をチェックしてもらい、歯のクリーニングを受けることで二次カリエスを未然に防ぐことが可能です。

ブラッシング指導を受ければ、お口の状態に合った適切なブラッシング方法を身に付けられます。自宅でも正しいケアを行うことで、効果的に二次カリエスを予防できます。

二次カリエスの予防と早期発見・早期治療のために、定期検診を受けましょう。

セラミック治療を選択する

虫歯治療の際にセラミックを選択することで二次カリエスを予防できます。保険診療で使用される銀歯やレジンは経年劣化しやすく、二次カリエスのリスクが高い素材です。

一方、セラミックは経年劣化しにくく歯との適合性も高いため、細菌が侵入するすき間や段差が生じにくいです。また、表面が滑らかで汚れが付着しにくいことからも、二次カリエスのリスクを低減できます。

セラミックは審美性にも優れており、天然歯のような自然な色調やツヤ、透明感の再現も可能です。

ただし、セラミックには保険が適用されないため、銀歯やレジンと比較すると費用は高額です。また、陶器と同じ素材でできており、強い衝撃が加わると割れるおそれもあります。

メリットの多い治療法ですがデメリットも存在するため、歯科医師とよく相談して治療法を選択しましょう。

生活習慣を見直す

生活習慣を見直すことで口腔環境を改善できます。二次カリエスを予防するための正しい生活習慣は、以下のとおりです。

・甘いものを控える
・間食やだらだら食べを控える
・よく噛んで食べる
・疲れやストレスを溜めない

虫歯菌は糖分をエサにして増殖します。甘いものを食べ過ぎると細菌が繁殖して二次カリエスのリスクが高まるので、甘いものは控えめにしましょう。食べた後は歯磨きをすると、二次カリエスの予防に効果があります。

間食が多いと、口の中が酸性に傾いて細菌が繁殖やすくなります。間食を減らしたり、時間を決めて食べたりするなど食べ方を工夫してみましょう。

また、よく噛んで食べると、唾液の分泌が促進されます。唾液には食べ物の消化を助けたり、味を感じやすくしたりする作用のほか、口腔環境を良好に維持するためのさまざまな作用があるのです。

疲れやストレスは、唾液の分泌量を減少させる原因になります。栄養バランスの取れた食事や適切な運動、十分な休養を心がけ、疲れやストレスを溜めない健康的な生活を送りましょう。

まとめ

歯のチェック

二次カリエスは、過去に治療した虫歯が再発した状態です。詰め物・被せ物や接着に使用したセメントの劣化によりすき間や段差が生じ、そこから細菌が侵入して発生します。

二次カリエスは発見しにくく、進行も早いです。気づいたときには歯が残せないほど重症化していることもあるため、予防と早期発見・早期治療が非常に重要になります。

口腔ケアを徹底し、生活習慣を見直すことで二次カリエスを予防しましょう。また、二次カリエスの予防と早期発見には定期検診も重要です。定期的に歯科医院の検診を受けて二次カリエスを予防しましょう。

二次カリエスでお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

歯周病は治療で治りますか?

2024年3月6日
歯周病は治療で治りますか?

みなさまこんにちは!

大阪府八尾市に60年にわたり、地域に根ざす歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

当院では患者さまが抱える歯科に関するさまざまな疑問や不安に真摯に向き合い、解消できるよう尽力しています。歯科医師やスタッフとのコミュニケーションが不足しがちな中、

このブログを通じて患者さんとの対話の場を提供し、より理解を深めるお手伝いができればと考えています。

日常生活での歯のお手入れや健康に関する知識は、自身の歯の状態を理解し、適切なケアを行う上で非常に大切なことです。そこで、このブログでは歯にまつわる基本的な情報から、診療に関する細かな疑問まで、幅広いトピックをカバーしています。患者さまがより良い歯科ケアの選択ができるよう、専門的な情報を分かりやすくお届けしています。

どなたでもお気軽にご質問や疑問をお寄せいただき、私たちが提供する情報を通じて患者さまの歯科に関する理解を深めていただければ幸いです。何かお困りのことがあれば、お気軽にお問い合わせください。ご協力をお願い申し上げます!

「歯周病は治療で治りますか?」の質問に全力回答!

今回は、歯周病は治療で治りますか?の質問に対して全力でお答えしていきます!

まず、歯周病とは?

歯周病とむし歯は、歯科の2大疾患とされ、成人期における歯の喪失の主な原因となっています。まずは、歯周病について解説させていただきます。

まず、歯周病とは?

歯周病の定義

歯周病は、口腔内の歯と歯茎(歯肉)の隙間に侵入した細菌が、歯肉炎として知られる歯肉の炎症を引き起こす状態から始まります。さらに、この炎症が進行すると、歯を支える骨である歯槽骨が溶解され、歯がグラグラになる「歯周炎」が生じます。つまり、歯周病は歯肉炎と歯周炎を含む複合的な状態です。

歯周病の原因

歯周病は、口腔内のバランスを崩す歯周病原菌と呼ばれる細菌が関与しています。歯みがきが不十分だと、歯と歯ぐきの間に歯垢(プラーク)が蓄積されます。プラーク内には、1mgあたり1億個以上もの細菌が含まれ、これらの細菌が産生する毒素によって歯肉が腫れたり、出血しやすくなったりします。この状態が進行すると、歯肉は炎症によって急速に腫れ上がり、歯周ポケットが深くなります。歯周ポケットの深部は酸素が少ないため、歯周病原菌の繁殖に適した環境となります。また、プラーク内の細菌は唾液中のカルシウムやリン酸と結合して歯石となり、歯の表面に付着します。これが細菌の足場となり、ポケットの奥深くへ進行します。歯周病原菌の毒素は歯槽骨を溶かし、歯を不安定にし、歯肉を引き下げ、進行していくと、最終的に歯を失ってしまう可能性も出てきます。

歯周病の特徴

歯周病の発症には、プラーク内に存在する細菌が直接関与しています。従って、歯周病は

歯みがきの不適切さが引き金となりやすい傾向があります。さらに、喫煙者は非喫煙者と

比較して歯周病にかかるリスクが3倍以上高いという報告もあります。同様に、糖尿病患者は歯周病の進行が促進される可能性があります。また、金属やプラスチック製のかぶせ物や詰め物が歯との間に隙間を作ると、プラークが付着しやすくなり、これらの段差や隙間は、歯周病の進行を助長する要因の一つとなります。そのため、歯周病の予防や管理には、適切な歯磨きや口腔衛生の実践だけでなく、喫煙を控えたり、糖尿病の管理を行ったり、かぶせ物や詰め物の適切な管理も含まれます。

どのような治療方法がありますか?

歯周病は、治療によって状態を改善できる病気ですが、具体的にどんな治療をするのか気になるところ…。虫歯治療のように痛みを伴う可能性があるため、治療を受けることをためらう方もいるかもしれません。もりかわ歯科の「歯周病予防ページ」もご覧いただき、当院にご相談くださいませ。

大切なのはセルフケアとプロフェッショナルケア

歯周病は、プラークを適切に除去しなければ、進行を食い止めることはできません。

そのため、治療では、根本的な原因である歯垢や歯石を取り除くことが重要とされます。

これが『歯周基本治療』であり、患者様自身が行う『セルフ・ケア(ブラッシング)』と、歯科医院で行う専門的な『プロフェッショナル・ケア』が組み合わされます。

ただし、歯周病の悪化には、歯垢だけでなく、喫煙や糖尿病などさまざまな要因が関与しているため、プロフェッショナル・ケアを中心に、歯周病の原因を一つひとつ取り除く治療が『歯周基本治療』として行われます。歯周基本治療は、軽度の歯肉炎から中等度以上、あるいは重症の段階に至るまで、幅広い範囲の患者に適用されます。歯肉炎や軽度の歯周病では、歯垢や歯石を取り除くプロフェッショナル・ケアを主体とした『歯周基本治療』だけで改善が見られることもあります。

一方で、歯周基本治療だけでは奥深い歯肉に蓄積した汚れを十分に取り除けない場合、『歯周外科治療』が必要です。治療後には定期的な再検査が行われ、改善が確認された場合はメインテナンス(定期的な清掃と検査)が行われます。改善が見られない場合は、再度治療が必要となります。

大切なのはセルフケアとプロフェッショナルケア

歯周病治療の流れは?

1. 検査と評価

・歯科医院での初回診察: 歯周病の症状や歯茎の状態を評価します。

・口腔内検査: 歯周ポケットの深さや歯肉の腫れ、出血などを確認します。

・X線撮影: 歯槽骨の状態や歯周ポケットの深さを評価するために撮影されることが

 あります。

2. 診断

・歯周病のステージングとグレーディング: 歯周ポケットの深さや歯槽骨の損失などを評価 し、歯周病の進行度合いを決定します。

・リスク評価: 歯周病の進行リスクや治療の成功率を予測します。

3. 治療計画の立案

・個々の症状に基づく治療計画: 患者の状態に応じて、適切な治療法を選択します。

・治療目標の設定: 歯周病の進行を止めること、歯茎や歯槽骨の健康を回復させることが一 般的な目標です。

4. 歯周基本治療

・歯垢と歯石の除去: プロフェッショナルな歯のクリーニングが行われ、歯周ポケットの掃 除が行われます。

・セルフ・ケアの指導: 歯みがきやフロスの正しい使用法について患者に指導されます。

5. 週間のフォローアップ

・治療の効果の評価: 歯周病の状態が改善しているかどうかを確認します。

・患者様に対して正しいセルフケアの重要性や口腔衛生の習慣の確立についてご指導させて いただきます。

6. 必要に応じた追加治療

・歯周外科治療: 歯周基本治療だけでは改善しない場合、歯周ポケットの清掃や歯槽骨再生 などの手術的な治療が行われることがあります。

・定期的なメインテナンス: 治療後の定期的な清掃や検査が必要です。

上記は一般的な歯周病治療の流れになります。

歯周病の治療は患者の症状や進行度に応じて異なるため、患者様のそれぞれ状況に応じた、カスタマイズされたアプローチをご提案させていただきます。

セルフケアの具体的なブラッシング方法は?

歯磨きの頻度について

歯磨きの回数よりも重要なのは、歯垢をきちんと落とすことです。歯周病の予防には、

丁寧な歯磨きが必要です。歯磨きの回数が多くても、十分な丁寧さがなければ意味がありません。歯垢がたまりやすい方や歯磨きが苦手な方は、1日1回でも、歯の隅々まで丁寧に磨くことが大切です。

歯磨きのタイミングについて

歯周病菌は、口の中に残った食べかすを栄養源として増殖します。そのため、食後の歯磨きが重要ですが、すぐに磨くよりも食後30分から1時間後のタイミングが最も適切です。

食後は口の中が酸性になっており、この状態で歯を磨くと、歯が傷つきやすくなります。

また、寝ている間は唾液の分泌が減少し、歯周病のリスクが高まります。そのため、就寝前に丁寧な歯磨きを心がけましょう。

適切なブラッシング方法

「スクラビング法」

スクラビング法

スクラビング法は、歯ブラシの毛先を歯面に直角に当て、小刻みに磨く方法です。歯を2~3本ずつ意識して、細かな横磨きを行います。毛先が少ししなる程度の力で行うのがポイントです。この方法は、歯の側面や奥歯の咬み合わせる面を磨くのに最適な磨き方です。磨く際には、上顎と下顎に分け、さらに表側、咬み合わせる面、裏側の3面に分けて磨くことが重要です。この方法を実践すると、磨き残しを減らすだけでなく、磨く効率も向上します。

「バス法」

バス法

バス法は、歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目に45度の角度で立て、歯肉縁に歯ブラシを当てる方法です。歯ブラシを優しく歯肉に沿って振動させるようにして歯垢や汚れを除去します。この方法は、歯と歯ぐきの境目にたまった歯垢を効果的に除去し、歯周ポケット内の汚れを取り除くのに適しています。バス法は、歯周病の予防や歯肉の健康を保つために推奨される歯磨き方法の一つです。

歯ブラシの選び方についてより詳しく知りたい方は、当院のブログで紹介しております「歯ブラシや歯間ブラシの選び方は?」もご覧ください。

歯周病を放っておくと、どのようになりますか?

歯周病を放っておくと、どのようになりますか?

歯周病を無視しつづけて、歯が抜けるようなことになってしまうと、顎の骨は大きな損傷を受ける可能性があります。この段階では、インプラント治療が困難になってしまうこともあります。また、周囲の歯や顎の骨の状態も悪化してしまい、ブリッジ治療の難度も高くなります。そのため歯周病で失った歯の治療は、しばしば入れ歯に制限されることがあります。

さらに恐ろしいことに、抜けるだけでは終わらないのが歯周病です。歯周病の進行により、さまざまな全身疾患が引き起こされる可能性があります。動脈硬化、狭心症、脳梗塞、心筋梗塞、誤嚥性肺炎、糖尿病、認知症などが挙げられます。これらは重篤な疾患であり、命に関わるリスクもあります。歯周病を放置すると、これらの全身疾患を引き起こすリスクが高まることを認識しておくことが重要です。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回は、歯周病の治療に関しての記事でした。

日頃の丁寧なメインテナンスを心がけて、歯周病の予防につなげましょう!

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

 

歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページをご覧ください。

歯のホワイトニング方法って?

2024年2月28日
歯のホワイトニング方法って?

こんにちは。大阪府八尾市の歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

「歯科医師やスタッフにとっては常識であること」でも患者さんにとっては「これってどうなんだろう…」と思うことはたくさんあります。

それも当然、患者さんは歯の専門家ではありません。ですので、歯や口内の健康についての疑問や不安を抱くのは当然です…。

 私たちは、患者さんが歯や口腔の健康について理解し、納得した上で治療を受けることが大事だと信じています。そのためには、診療中にできる限りすべての疑問にお答えできるよう努めていますが、時間や専門知識の制約から、すべてにお答えできない場合もあります。そこで、通常の診療でよくある質問に対しては、当院のブログで順次解説していくことにしました。このブログを通じて、患者さんが歯医者に関する疑問や不安を解消できるよう、お手伝いできればと願っています。ぜひ最後までご覧いただければ幸いです!

「歯のホワイトニング方法って?」の質問に全力回答!

今回は、歯のホワイトニング方法って?などの質問に対して全力でお答えしていきます!

まず、ホワイトニングとは?種類はあるの?

歯のホワイトニングとは、特定の薬剤を使用して歯を明るくする治療方法です。歯の変色はさまざまな原因があります。歯の表面が着色や汚れで変色している場合は、クリーニングで改善できますが、歯の内部まで変色している場合は、表面のクリーニングだけでは効果がありません。そういった場合には、歯のホワイトニングが有効になってきます。

歯が元々黄ばんでいる方でも、ホワイトニングによって理想的な白さに近づけることができます。また歯を白くするためにクラウンを使用する場合は、歯を削ってクラウンを被せる必要がありますが、ホワイトニングでは歯を削ることなく白くすることができます。

また、ホワイトニングは以下の3種類の方法があります。

ホームホワイトニング

「ホームホワイトニング」とは、歯科医院に通わなくても自分の家で行えるホワイトニング方法です。自宅だけでなく、必要な道具と材料さえあればどこでもホワイトニングができます。専用のマウスピースにホワイトニング用の薬剤を入れて装着し、自分の好きなタイミングに合わせて歯を白くすることができるのがメリットです。

ホームホワイトニング

オフイスホワイトニング

「オフィスホワイトニング」とは、歯科医院で提供される専門的な歯のホワイトニング治療です。専用の薬剤を歯の表面に塗布して、特定の波長の光(レーザーやLEDなど)を照射します。この光が薬剤の成分と反応して、歯の表面に付着している色素を分解・除去することで歯を白くします。オフィスホワイトニングは効果が早く現れ、複数回の施術を受けることで顕著な白さを実感できます。ホームホワイトニングと比較すると、歯の白さにムラが出る可能性が少ないのがメリットです。ただし、色戻りが早く、費用が高額であるというデメリットも発生してしまいます。

オフィスホワイトニング

デュアルホワイトニング

「デュアルホワイトニング」とは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用して行うホワイトニングです。それぞれのホワイトニングを別で行うよりも短い期間での白さアップが期待でき、その効果も長持ちしやすいのがメリットです。

デュアルホワイトニング

ホワイトニングは何回くらい受けると効果が現れる?

歯のホワイトニングは、通院期間や施術回数において個人差やその方が目指す歯の白さのレベルによって異なります。もりかわ歯科では約2〜3回のオフィスホワイトニングと、約1〜2回のホームホワイトニング、デュアルホワイトニングは2回の施術をそれぞれ推奨しています。理想の白さと明るさを実現するのに役立てましょう。基本的な手順は、オフィスホワイトニングで白さと明るさを向上させ、ホームホワイトニングで後戻りを防ぎながら白さを定着させることです。一度の通院で複数回の施術を行ったり、新しい薬剤を使用することで、より少ない通院回数で効果を得られる場合もございます。

白さを急いで実現したい方や通院回数を減らしたい方は、 事前にご相談いただいて、その対応を確認することが重要です。特にホームホワイトニングは自己処理になりますが、薬剤の量を増やすという方法は、しみたり痛みが出る可能性があるため注意が必要です。

ホワイトニングで歯が白くなりやすい人は?

ホワイトニングの効果は、個人によって異なる傾向があります。一般的には、若い年齢の方や歯の黄ばみが少ない方、またはコーヒーや赤ワインなどの着色物を摂取しない方は、歯が白くなりやすいとされています。ただし、詰め物がある箇所は白くなりませんので、こちらも留意してください。これらの条件に当てはまらない場合でも、ホワイトニングを行うことで歯を白くすることは可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。

ホワイトニングで効果を感じにくい人は?

以下のような人は、ホワイトニングをしても効果を十分に得られない可能性があります。

フッ素コーティングしている人

フッ素コーティングを受けた人は、歯を強化し表面を保護しますが、同時にホワイトニング剤の浸透が難しくなることがあります。ホワイトニング後にフッ素コーティングを施すことがおすすめされます。

ホワイトスポットのある人

ホワイトスポットとは歯にできる白い斑点のことです。ホワイトスポットがある人は、ホワイトニングによってこれらのスポットがより目立つことがあります。ホワイトニング後には、周囲の歯の色との調和を考慮した治療を検討することが重要です。

テトラサイクリン歯の人

テトラサイクリン歯とは、テトラサイクリン系抗生物質により変色した歯のことを指します。歯の内部で変色が起こるため、表面的なホワイトニングでの改善は難しいですが、繰り返しのホワイトニングによって改善される可能性があります。

無髄歯や失活歯がある人

無髄歯や失活歯の場合、ホワイトニングでは黒っぽい変色を解消することができません。このような場合は、ウォーキングブリーチや被せ物、ラミネートベニアなどの処置を検討する必要があります。

詰め物や人工歯がある人

詰め物や人工歯を持つ人も注意が必要です。ホワイトニング剤は天然歯にのみ効果がありますので、詰め物や人工歯はホワイトニングで白くなりません。

使用薬剤とホワイトニングができない人は?

使用する特別な薬剤

歯科のホワイトニングで使用される成分は、「過酸化水素(または過酸化尿素)」です。過酸化水素は一般的にオキシドールなどの消毒剤として知られ、強力な酸化剤として作用します。歯科医師は、患者様の健康に悪影響を及ぼす可能性があると判断した場合、この成分を用いたホワイトニング施術を行うことはありません。

もちろん、過酸化水素を使用したホワイトニング剤が健康に害を及ぼすことはまれですが、誤った使い方や特定の体質に合わない場合には事故が発生する可能性があります。

そのため、過酸化水素(または過酸化尿素)を含むホワイトニングを受ける際には、歯科医師が口内の状態を確認し、患者様への問診を行って特定の条件を満たす必要があります。

ホワイトニングができない人

18歳未満の人

乳歯や新しく生えてきた歯は、施術の影響を受ける可能性があるため、18歳未満の方の治療を受け付けない歯科医院も多く見られます。具体的な症状は不明ですが、少なくとも歯に損傷をもたらす可能性があります。お子様の歯が黄ばんでいる原因の多くは、歯の表面の着色によるものです。お子様の歯を黄ばみから守り、白く保つためには、定期的な歯科検診と正しい歯磨きが重要です。

虫歯・歯周病が進行している人

虫歯や歯周病が進行している箇所にホワイトニング剤が触れると、痛みや炎症が生じる可能性があります。そのため、ホワイトニングの前には歯の治療が必要です。ホワイトニングの施術前には、歯科医師や歯科衛生士が口内をチェックしますので、安心してください。

妊娠中・授乳中である人

ホワイトニングに使用される薬剤には、胎児や乳児に悪影響を及ぼす可能性がある過酸化水素や過酸化尿素などの成分が含まれています。乳歯への影響と同様に、具体的な害は不明ですが、100%安全とは言い切れないため、妊娠中や授乳中の方はホワイトニングを控えることをおすすめします。授乳中でも歯を白くしたい場合は、ホワイトニングではなく、歯のクリーニングを検討してみましょう。歯の表面の着色汚れであれば改善できる可能性があります。また、口腔内の清潔を保つことは、お子様への歯周病や虫歯の感染リスクを低減させるのに役立ちます。

知覚過敏がある人

知覚過敏は、刺激に敏感な象牙質が露出し、冷たいものや熱いものに触れると痛みを感じる症状です。ホワイトニング剤が歯にしみ込んで痛みを引き起こす可能性があります。知覚過敏がある方は、ホワイトニングを控えることをおすすめしますが、痛みを最小限に抑える低濃度の薬剤を使用することもご提案可能です。知覚過敏だけどホワイトニングをしといという方はお気軽にご相談くださいませ。

知覚過敏がある人

歯が白くなるとどんなメリットがありますか?

最後に、白い歯が与える印象について書かせていただきます。

美しさと自信の向上

白い歯は一般的に美しく、清潔感があります。白い歯を手に入れることで、笑顔が明るく見え、自信を持つことができます。

若々しさの印象

白い歯は若々しさを象徴します。年齢が上がっても、白い歯を維持することで若々しい印象を与えることができます。

社会的な影響

社会的な場面でも、白い歯は好印象を与えます。面接やビジネスの場での第一印象が良くなることがあります。

歯の健康

ホワイトニングを行う際には、歯の表面の汚れや歯垢も取り除かれるため、口の中の健康も促進されます。

歯が白くなるとどんなメリットがありますか?

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、歯のホワイトニングについて説明してみました。ひとくちにホワイトニングといっても、種類やメリット・デメリットなどはいろいろございます。もりかわ歯科のホワイトニングページでもご説明しておりますので、あわせてご覧いただければ幸いです。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お客様お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

 

また歯列矯正をお考えの人も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページをご覧ください。

イヤイヤ期の子どもに歯磨きをさせるためのポイントと注意点!

2024年2月23日
歯磨きする子供

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

イヤイヤ期の子どもは自己主張が強く、日常のささいなことでも拒否反応を示すことが多いです。歯磨きが非常に困難になることも珍しくありません。

しかし、イヤイヤ期においても、子どもの口腔衛生を守ることは重要です。歯磨きを習慣化し、楽しい時間に変えるためのポイントと注意点を理解する必要があるでしょう。子どもも保護者も、ストレスなく歯磨きの時間を過ごせるようになります。

この記事では、イヤイヤ期の子どもに歯磨きをさせる効果的なアプローチ方法と、その際に気をつけるべきポイントについて解説します。

イヤイヤ期とは?

イヤイヤ期の子供

イヤイヤ期は、子どもの成長過程における自己主張が特に顕著になる時期のことです。主に2歳前後に見られます。この時期の子どもは、親の指示や要求に対して「イヤ!」と強く反発し、拒絶することが多くなります。

この反応は、子どもの脳、特に前頭前野の発達がまだ未熟で、感情のコントロールや判断力が十分に育っていないために起こります。前頭前野は我慢する力や、感情を適切に管理する役割を持っている部分です。

イヤイヤ期の子どもはこの能力が発達していないため、自分の欲求に直接的に反応するのです。

イヤイヤ期は1歳半頃から3歳頃まで続くとされ、自己の感情や意志をより適切に伝えられるようになるための過渡期です。イヤイヤ期を単なる反抗期と捉えるのではなく、子どもの自立心と感情表現の能力が育つ重要な時期と理解し、適切にサポートすることが大切です。

歯磨きを嫌がる理由

歯磨きを嫌がる子供

イヤイヤ期の子どもは、なぜ嫌なのかを上手く伝えられないため、ただ「イヤ!」と繰り返すことが多いです。イヤイヤ期の子どもに歯磨きをさせるためには、なぜ子どもが歯磨きを嫌がるのかを理解することが大切です。

子どもが歯磨きを嫌がる理由をご紹介します。

口の中の違和感

イヤイヤ期の子どもが歯磨きを嫌がる主な理由は、口内に歯ブラシが入ることへの抵抗感や、歯磨きという行為自体にまだ慣れていないことにあります。この段階では、長時間歯を磨くことを目指す必要はありません。

子どもが歯ブラシに少しずつ慣れることから始めることが大切です。徐々に慣れさせることで、やがて子どもも歯磨きを自然と受け入れるようになります。

口の中に歯ブラシが入る恐怖

小さい子どもにとって、歯磨きはまだ未知のものです。口に歯ブラシを入れることが怖いと感じることも多く、歯磨きを苦手とする子もいます。

このような子どもに対しては、歯磨きの絵本を一緒に読むなど、歯磨きに対する恐怖心を和らげることが大切です。絵本を通じて「歯磨きは毎日の楽しい習慣である」というポジティブなイメージを持てるようにしましょう。

遊びが中断される

歯磨きの時間に子どもの遊びをいきなり中断させると、子どもは「もっと遊びたい」とイヤイヤを始めることがあります。歯磨き前には子どもと遊びの終了時間を決め、その時間が来たら歯磨きをするというルールを設けることが重要です。

遊びと歯磨きの時間を区切ることで、スムーズに行動を切り替えられるかもしれません。

自分の思い通りにならない

歯磨きをする際、保護者からの「こう磨くのが正しい」という指摘や、仕上げ磨きを強いられることに反発を感じる子どももいます。自分でコントロールできない状況が発生するのが嫌で、歯磨きを全面的に拒否することもあるでしょう。

このような場合、子どもが自分で歯磨きを試みることを優先する必要があります。最初に子ども自身に歯磨きの体験をさせ、満足したところで保護者が介入しましょう。

歯磨きの重要性を理解していない

イヤイヤ期にある2歳頃の子どもたちは、歯磨きの大切さをまだ理解できていないことが多いです。彼らにとって、自分が楽しんでいる遊びを中断してまで歯磨きをする価値は見出せないでしょう。

また、歯磨きの重要性をある程度理解していたとしても、この時期の子どもは自分の感情を上手くコントロールできません。歯磨きは必要だと頭では理解していても、今はしたくないという感情に強く動かされるのです。

イヤイヤ期の子どもに歯磨きをさせるためのポイント

イヤイヤ期の子どもに歯磨きをさせるポイントイメージ

嫌がられるからと言って、歯磨きをしなくていいわけではありません。イヤイヤ期の子どもに歯磨きをさせるためのポイントをご紹介します。

歯磨きの必要性を理解してもらう

イヤイヤ期の子どもの場合は「バイキンさんをやっつけようね」などの簡単な言葉を使って歯磨きの必要性を説明することが効果的です。シンプルな表現であれば、大人の話も理解できます。

楽しく話をしながら歯磨きの大切さを伝えることで子どもの関心を引いて、歯磨きに対する前向きな態度を育みましょう。

歯磨きを習慣化させる

歯磨きを習慣化するためには、行う人や時間、場所を毎日同じにすることが大切です。ルーティン化することで、子どもの歯磨きへの抵抗感を減少できます。

日々同じパターンで歯磨きを行うことで、子どもは徐々に歯磨きを日常の一部として受け入れるでしょう。

仰向けにさせる

子どもを仰向けに寝かせて歯磨きをすると、大人が上から磨きやすくなります。口内が見えづらい体勢では、痛みを与えてしまう可能性があります。子どもの拒否感を強めるかもしれません。

仰向けならば、口腔内を明確に確認できます。効率的かつ丁寧に歯磨きを行えるため、歯磨きにかかる時間も短縮できるでしょう。

効率的かつ迅速に歯磨きを終えることが、イヤイヤ期の子どもの歯磨きを成功させるポイントです。

上唇小帯に触れないよう注意する

上唇と歯茎をつなぐ上唇小帯に歯ブラシが触れないよう注意しましょう。この部分に触れると痛みを感じやすく、子どもの歯磨き拒否につながります。

歯ブラシを持たない手の指の腹をこの部分にやさしく当て、保護しながら磨きましょう。

たくさん褒める

子どもの気持ちは日によって変わり、歯磨きをすんなりと受け入れない日もあります。それでも歯磨きをしっかりと行えた日には、たくさん褒めて励ますことが大切です。

褒められた経験は、次回の歯磨きも頑張ろうと思うきっかけにもなります。完全には磨けなかったとしても、歯磨きできたことを肯定し続けることで、歯磨きに前向きな気持ちを持つようになるでしょう。

歯磨きの環境づくりを行う

子どもの顔を見ないで必死に歯磨きすると、怖い雰囲気を感じて子どもの拒否感が強まることがあります。歯磨きは大切ですが、仕上げ磨きをする際は明るい表情や優しい声を心がけることが重要です。

歯磨きを楽しい時間に変える工夫をしましょう。具体的には、歯磨きに関連する絵本を読み聞かせる、好きな音楽や動画を流す、ぬいぐるみを活用するなどが挙げられます。

イヤイヤ期の歯磨きで注意すること

イヤイヤ期の歯磨きで注意することイメージ

子どもが歯磨きを嫌がるからといって、歯磨きを諦めることは避けましょう。今後、子どもの口腔環境に悪影響を及ぼす可能性があります。イヤイヤ期であっても丁寧に歯磨きを行う必要があります。

ここでは、イヤイヤ期の歯磨きで注意することをご紹介します。

歯磨きを諦めない

嫌がられたとしても「乳歯は生え変わるから大丈夫」という考えに流されず、しっかりとケアすることが重要です。乳歯の虫歯を放置すると、重症化して永久歯の発育に影響を与えたり、虫歯が他の歯に広がったりするリスクがあります。

これだけ嫌がり続ければ諦めてもらえる、と誤って理解する可能性もあるでしょう。イヤイヤ期の子どもでも歯磨きを怠らず、正しい口腔ケアの習慣を身につけることが大切です。

無理やり歯磨きしない

子どもに無理やり歯磨きをさせると、恐怖や痛みといった負の感情が強く残るかもしれません。歯磨きに対する拒否感を強めてしまいます。

イヤイヤ期の心理状態と組み合わさって、歯磨きがさらに困難になる可能性があります。無理やり歯磨きをするのではなく、上述した方法を試しながら前向きに取り組めるよう促しましょう。

できなくても責めない

子どもの気分によっては歯磨きがうまくできない日もあります。そんな時でも、責めるのではなく「少しでもいいから歯磨きしてみよう」と優しく促してあげてください。

強く叱らない

イヤイヤ期の子どもが歯磨きを嫌がり、どうしてもできない日があるかもしれません。

しかし、子どもを強く叱ることは避けましょう。叱られた経験が、歯磨きの時間をさらに嫌がる原因になる可能性があります。

歯磨きを楽しくポジティブな時間と捉えられるようにすることが、長期的に見ても非常に重要です。

仕上げ磨きは必ず行う

自分で何でもやりたい、保護者にされたくないと拒否するケースもあります。

しかし、歯磨きに関しては全てを子どもに任せてはいけません。汚れをしっかり落とすためには、保護者による仕上げ磨きが不可欠です。

虫歯予防のためにも、最初は子どもに好きなように歯磨きをさせ、その後で保護者が仕上げ磨きをしてあげましょう。適切に介入してコントロールすることが大切です。

子どもの自立心を尊重しながら、歯の健康を守りましょう。

まとめ

歯磨きする子供

イヤイヤ期は、子どもの自己主張が強くなる2歳前後に見られる現象です。親や保護者に対して「イヤ!」と反抗する行動が頻繁に見られます。

イヤイヤ期の子どもに歯磨きをさせるのは非常に苦労するかもしれません。

しかし、乳歯が虫歯になってしまうと、永久歯や他の歯に影響を与えます。将来歯並びが悪化するなどのリスクが考えられます。

イヤイヤ期の子どもの場合、歯磨きが楽しい時間になるよう環境づくりをすることが非常に重要です。歯磨きができたときはたくさん褒めることで、次回の歯磨きの動機づけにもなるでしょう。

お子さまの歯磨きでお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

 歯のブリッジって何?

2024年2月21日
歯のブリッジって何

こんにちは。大阪府八尾市の歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯科医や診療所のスタッフにとっては当たり前の知識でも、患者さんは歯の専門家ではありません。そのため、様々な疑問や不安を抱くのは当然です。

私たちは、患者さんが歯やそれに関連する体のことについて、納得して治療を受けられることが大切だと考えています。

診療中にすべての疑問にお答えできれば一番なのですが、時間をかけて詳しく説明することは難しい場合もあります。

そこで、通常の診療でよく寄せられる質問に対して、当院のブログで順次お答えしていくことにしました。

このブログを通じて、患者さんが歯医者さんに対して抱く疑問や不安を解消できるよう、少しでもお手伝いできればと願っています。

ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

「歯のブリッジって何?」の質問に全力回答!

今回は、歯のブリッジって?ブリッジってどんな物?などの質問に対して全力でお答えしていきます!

歯のブリッジって何?

歯のブリッジって何?ブリッジの図解

歯を失った時に、両隣の健康な歯を支えにして人工歯を装着する治療法です。取り外しの必要がなく、見た目も自然で、健康な歯と近い噛み心地が得られます。

入れ歯や被せ物とどう違うの?

歯のブリッジ、入れ歯、および被せ物は、いずれも歯科治療で使用される異なる種類の歯の補綴物です。それぞれの違いについて簡単に説明します。

ブリッジ(歯橋)

特徴

ブリッジは、欠損した歯の隣の健康な歯(またはインプラント)に支えられる人工の歯です。

取り外し

通常は取り外しできません。歯科医師がセメントなどの強力な接着剤を使用して歯に固定します。

適応

隣接する歯が強固で十分な場合に使用されます。

入れ歯(部分入れ歯や完全入れ歯)

特徴

入れ歯は、欠損した歯を置き換えるために取り外し可能なプロセスで製作された歯の補綴物です。

取り外し

患者が自分で取り外しできることが一般的です。

適応

多くの欠損歯の補綴や、歯のない場合に使用されます。

被せ物(クラウン)

特徴

被せ物は、単一の歯を覆うためのカスタムメイドのキャップです。欠損した歯に装着され、形状や機能を回復します。

取り外し

通常は取り外しできません。永久的に歯にセメントまたは他の強力な接着剤で固定されます。

適応

一つまたは複数の歯を修復する際に使用されます。

 

これらの歯の補綴物は、患者の具体的な状態や治療の必要性によって選択されます。歯科医師が患者と協力して、最適な治療計画を策定することが重要です。

ブリッジは何年くらい持ちますか?

ブリッジは、失った歯の代わりに隣の健康な歯を利用して架ける“歯の架け橋”。一般的には7~8年と言われています。しかし、それはあくまでも目安。虫歯や歯周病、噛み合わせなど、様々な要因によって大きく左右されます。

ブリッジを長持ちさせる方法は?

大切なのは、あなただけの“橋”を丁寧にケアすること。

  • 毎日の歯磨き:歯ブラシとデンタルフロスで、ブリッジと歯の間もしっかり清掃しましょう。
  • 定期検診:歯科医院で定期的に検診を受け、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療を。
  • 適切なケア:歯科医師から指導された適切なケアを毎日行いましょう。

もしブリッジが使えなくなったら?

ブリッジが使えなくなっても、再治療は可能です。しかし、失った歯の状況によっては、インプラントなどの他の治療法が必要になる場合もあります。

治療を受ける前に

治療を受ける前に、歯科医師と以下の点をしっかり相談しましょう。

  • メンテナンス方法:日々のケア方法や定期検診の頻度など、あなたに合ったメンテナンス方法を相談しましょう。
  • 長期的な治療計画:ブリッジが将来的にどうなっていくのか、長期的な視野で治療計画を立てましょう。

あなただけの“歯の架け橋”を大切に

ブリッジは、あなたの歯の健康を支える大切な存在です。正しいケアと定期検診で、あなただけの“橋”を長持ちさせましょう。

ブリッジ治療の流れってどんな感じ?

抜けた歯を補うため、ブリッジを作ります

ブリッジ治療は、失った歯を両隣の健康な歯で支える治療法です。奥歯のブリッジ治療の流れを、分かりやすく解説します!

1. 土台となる歯を準備

ブリッジを作るために、両隣の歯を削り、土台を作ります。土台となる歯は、今まで以上に大きな負担を担うことになるため、慎重な検査が必要です。

土台となる歯を準備

2.ブリッジの土台を作ります

※注意

土台になる歯は今まで以上に歯に負荷がかかるため、この治療が適さない場合があります。

ブリッジの土台を作ります

3. 精密な型取りと咬み合わせの記録

削った歯と咬み合わせを精密に型取りし、記録します。この型をもとに、ぴったりフィットするブリッジを作製します。

精密な型取りと咬み合わせの記録

4.仮歯で快適な状態を維持

型取りまでの間、仮歯を装着することで、歯の移動や咬み合わせの変化を防ぎ、快適な状態を維持します。

仮歯で快適な状態を維持

5.あなただけのブリッジを設計・製作

型から模型を作製し、咬合器と呼ばれる精密な機械で咬み合わせを再現します。歯科医師と技工士が連携し、あなただけのブリッジを設計・製作します。

あなただけのブリッジを設計・製作

6.ブリッジを設計します

模型を器械に装着し、実際の咬み合わせを忠実に再現します。

ブリッジを設計します

7.素材を選んで、ぴったりフィットさせる

ブリッジの素材は、金属、セラミック、プラスチックなど、それぞれメリットとデメリットがあります。歯科医師と相談しながら、最適な素材を選びましょう。

素材を選んで、ぴったりフィットさせる

金属、セラミック、プラスチックなどの素材から最適な物を選びます。

8.最終調整で快適な咬み合わせを実現

完成したブリッジを装着し、咬み合わせや形態を丁寧に調整します。違和感がないか、しっかりと確認を行います。

最終調整で快適な咬み合わせを実現

歯のブリッジ治療は何日かかる?

歯のブリッジは最短で治療回数は2回、約1~2週間の治療で終わります。 1回目は歯を削って型を取ります。 2回目にブリッジを装着します。 インプラントの場合は最低5回、期間は3か月以上かかります。

 

ブリッジの費用はいくら?

ブリッジは1本いくら?

ブリッジ治療には保険と自費の選択肢があります。

それぞれ費用相場に違いがあります。

保険適用と自費の違い

保険適用内のブリッジは、欠損歯1本あたり2万円~3万円と費用を抑えられます。機能的な回復を重視する方におすすめです。

 

一方、自費治療では、審美性に優れたセラミック素材を使用するため、5万円~15万円と高くなります。自然な白さを追求し、美しい笑顔を手に入れたい方におすすめです。

素材別費用目安

ハイブリッドセラミック:5万円~8万円

メタルボンド:8万円~10万円

オールセラミック:12万円~15万円

その他費用

診察・診断:治療費に含まれることが多い

メンテナンス:1回あたり約1,000円~3,000円

自分にぴったりの治療を見つけよう

 

費用だけでなく、治療期間や耐久性、審美性など、様々な要素を考慮して、最適な治療方法を選びましょう。

歯科医院選びのポイント

費用体系が明確

患者とのコミュニケーションを大切にしている

豊富な経験と実績がある

複数の歯科医院を比較検討し、納得できる治療を受けましょう。

歯のブリッジのメリット・デメリットは?

歯を失った時に選択肢となる治療法の一つ、ブリッジ治療。ブリッジは、失った歯の両隣の歯を支えとして人工歯を固定する方法です。保険適用範囲が広く、費用を抑えながらもしっかり噛める機能性と自然な見た目を取り戻せる治療法として人気です。

ブリッジ治療のメリット

  • 保険適用で経済的:治療費が比較的安価で、経済的な負担を抑えられます。
  • しっかり噛める:天然歯に近い噛み心地を実現し、食事の楽しみを取り戻せます。
  • 異物感が少ない:取り外しの必要がなく、違和感が少ない快適な装着感です。
  • お手入れ簡単:取り外して洗浄する必要がなく、通常の歯磨きで簡単にお手入れできます。
  • 治療期間が短い:他の治療法と比べて治療期間が短く、短期間で歯を補えます。
  • 多くの歯科医院で対応可能:多くの歯科医院で治療を受けることができます。
  • 食べ物の温度を感じられる:入れ歯と異なり、床がないため、食べ物の冷たさや熱さを感じられます。

ブリッジ治療のデメリット

  • 両隣の歯を削る:支えとなる両隣の歯を削る必要があり、健康な歯を傷つける可能性があります。
  • 支える歯への負担:ブリッジ全体で噛む力を支えるため、支える歯に負担がかかります。
  • 適用範囲が限られる:両隣に健康な歯がない場合は治療ができない場合があります。
  • 定期的なクリーニングが必要:自分では清掃できない部分があるため、歯科医院で定期的なクリーニングが必要です。
  • 部分的な修理が難しい:ブリッジの一部に問題が発生した場合、全体を作り直す必要が生じる場合があります。

ブリッジ治療がおすすめの方

費用を抑えながらしっかり噛める治療法を求めている方

取り外しの必要がなく、自然な見た目と装着感を求めている方

治療期間を短くしたい方

ブリッジ治療は、メリットとデメリットを理解した上で、歯科医師と相談しながら自分に合った治療法を選択することが大切です。

歯をブリッジしないで放置するとどうなる?

ブリッジが出来ない場合は入れ歯かインプラントでの処置になります。 何もしないで歯がないまま放置すると、相手の歯が伸びて来てしまったり、歯が傾いたり、噛み合わせが悪くなってお顔が歪んだり、良くない現象が色々と起きてきます。 何年かして、治療しようとしても何の処置も出来ない、きれいにできない、などという状況に陥ります。

歯をブリッジしないで放置するとどうなる?

歯が何本あればブリッジができる?

ブリッジにするには両隣の歯が健康であることが条件で、失った歯が1~3本までが使用の目安となります。 固定式のため、装着による違和感が少なく、見た目も自然で、健康なときの歯と同程度にかむ力が保たれます。

歯のブリッジは外せますか?

歯のブリッジは通常、歯科医師によって取り外すことができますが、自分で簡単に外すことは難しいです。ブリッジは通常、歯科用セメントや他の強力な接着材を使用して歯に固定されています。ブリッジの外し方は、歯科医師が専門的な道具や技術を用いて行う必要があります。

ブリッジを取り外す主な理由

修理や交換が必要な場合、周囲の歯や歯ぐきの健康状態を確認するための歯科検査、他の治療を行う際にブリッジを一時的に外す必要がある場合などが挙げられます。

歯を傷つけたり、ブリッジ自体を損傷させる可能性があるため、ブリッジの取り外しには歯科医師の専門知識と注意が必要であり、自分で行うことはお勧めできません。必要な場合は、歯科医師に相談し、適切な処置を受けることが重要です。

ブリッジの利点は、取り外しがないために違和感が少なく、治療自体がシンプルであることです。

ブリッジができない例はある?

ブリッジ治療は、失った歯の両隣の歯を支えにして人工歯を装着する方法です。しかし、この治療法を選択するには、いくつかの条件を満たす必要があります。

1. 両隣の歯の健康状態

ブリッジ治療は、両隣の歯を土台として人工歯を支えるため、これらの歯が健康で丈夫であることが必須条件です。具体的には、以下の条件を満たす必要があります。

  • 虫歯や歯周病がない
  • 十分な強度があり、しっかりと噛むことができる
  • 歯並びが整っている

もし、両隣の歯に問題がある場合は、まずそれらの治療を完了する必要があります。虫歯や歯周病が進行していたり、歯が弱っていたりする場合、ブリッジを支えることができず、治療が失敗する可能性があります。

2. 一番奥の歯の場合

一番奥の歯を失った場合は、ブリッジ治療を選択することができません。これは、一番奥の歯には両隣の歯が存在しないため、ブリッジを支える土台がないからです。

3. 土台となる歯の状態

土台となる歯がぐらぐらしていたり、虫歯で根がわずかしか残っていない場合も、ブリッジ治療は難しいです。

  • 歯がぐらぐらしている場合:ブリッジを支える力が弱くなり、脱落や破損のリスクが高くなります。
  • 虫歯で根がわずかしか残っていない場合:土台となる歯の強度が不足し、ブリッジを支えることができません。

これらの状況では、インプラント治療や入れ歯などの他の治療法を検討する必要があります。

ブリッジ治療を選択する前に

ブリッジ治療は、失った歯を補う有効な方法ですが、上記のようにいくつかの条件を満たす必要があります。治療を受ける前に、歯科医師に相談し、自身の口腔状況に適した治療法を選択することが重要です。

自分でできるブリッジのメンテナンス方法は?

ご自身でのケア方法や、定期メンテナンスの頻度などについては、歯科医院にご相談ください。歯科医師や歯科衛生士が、あなたの口腔状態に合わせたアドバイスをさせていただきます。

ブリッジを長持ちさせるためには、歯科医院での定期メンテナンスとご自宅でのセルフケアを組み合わせることが大切です。

ブリッジの歯の洗い方は?

歯ブラシを使う方法

ポンティックや被せ物と歯茎の間は、磨き残しができやすい要注意ポイント!汚れが溜まるとむし歯や歯周病のリスクを高めてしまいます。

ポイント
  • 毛先を歯肉側に45度傾ける
  • 軽い力で歯を1本ずつ磨くイメージで細かく動かす
  • 大きく動かさない
  • ポンティックや被せ物の表面も丁寧に磨く
磨き方
  1. 歯ブラシの毛先を歯肉側に45度傾けます。
  2. 軽い力で歯を1本ずつ磨くイメージで、小刻みに動かします。
  3. 大きく動かさずに、歯茎に負担をかけないように注意しましょう。
  4. ポンティックや被せ物の表面も、忘れずに丁寧に磨きます。
補足
  • 歯ブラシは、柔らかめの毛先のものを使用することをおすすめします。
  • 歯磨き粉は、フッ素配合のものを使用すると効果的です。
  • 1日2回、朝晩の歯磨きを習慣化しましょう。

スーパーフロスを使う方法

ブリッジの清掃は、通常のフロスでは届かない部分が多く、汚れが溜まりやすいのが難点です。そこで役立つのが、ブリッジ専用のフロス「スーパーフロス」です。

スーパーフロスは、先端が固く加工されているので、ブリッジの間をスムーズに通すことができます。また、中央部分がスポンジ状になっているので、ポンティックと歯茎の間の汚れをしっかりキャッチしてくれます。

使い方
  1. スーパーフロスの先端を、ポンティックの脇下に通します。
  2. スポンジ部分が真ん中にくるようにし、ポンティックと歯茎の間を2~3回往復させます。
  3. 最後に、横から引き抜いてください。
ポイント
  • 使用後は、フロスに付いた汚れを拭き取ってから、別の部分に使用してください。
  • スーパーフロスは、歯科医院やドラッグストアで購入できます。
補足
  • 初めてスーパーフロスを使用する場合は、歯科医院で使い方を指導してもらうことをおすすめします。
  • スーパーフロスを使用する際は、無理に力を入れず、優しく動かしてください。

スーパーフロスを正しく使用することで、ブリッジを清潔に保ち、むし歯や歯周病を予防することができます。

さらに効果的な清掃方法
  • スーパーフロスに加えて、歯間ブラシを使用すると、より効果的に汚れを除去することができます。
  • 歯磨き粉は、フッ素配合のものを使用すると、むし歯予防に効果的です。
  • 1日1回、夜間の歯磨きにスーパーフロスを使用することをおすすめします。

これらのポイントを参考に、ブリッジを清潔に保ち、健康な口腔環境を維持しましょう!

歯間ブラシを使う方法

ポンティック下の汚れをすっきり!歯間ブラシの正しい使い方

ポンティック(人工の歯)の下は、歯ブラシだけでは磨ききれないため、食べかすや歯垢が溜まりやすく、むし歯や歯周病のリスクを高めてしまいます。

そこで今回は、ポンティック下の汚れを効果的に落とす歯間ブラシの使い方をご紹介します。

ポイント
  • 歯間に合ったサイズの歯間ブラシを選ぶ
  • 軽い力で、前後に小刻みに動かす
  • 無理に押し込めない
  • ポンティックの表面も丁寧に磨く
使い方
  1. 歯間に合ったサイズの歯間ブラシを選びます。
  2. 歯間ブラシを歯と歯の間に斜め45度くらいの角度で挿入します。
  3. 軽い力で、前後に小刻みに動かします。
  4. 無理に押し込まず、歯間ブラシがスムーズに動く範囲で清掃しましょう。
  5. ポンティックの表面も、忘れずに丁寧に磨きます。
補足
  • 歯間ブラシは、1日1回、就寝前の歯磨き後に使用するのがおすすめです。
  • 最初は、歯科医院で自分に合った歯間ブラシのサイズと使い方を指導してもらうと良いでしょう。
  • 歯間ブラシを使用する際は、歯茎を傷つけないように注意しましょう。

最終調整で快適な噛み合わせを実現

ブリッジ治療をお考えの方はもりかわ歯科に相談ください

ブリッジ治療に興味のある方、または過去に治療したブリッジ部分が壊れたり外れたりしている方はまず、もりかわ歯科に相談してください。

どんな状態でもお困りの場合はまずは歯医者に相談することが大切です。

決して自己判断で間違った処置をしないでください。

歯は大切です。

80歳で20本の歯を残すためには歯医者による定期的なメンテナンスがとても重要です。

もりかわ歯科のスタッフが全力でサポートいたします。

 

もりかわ歯科のブリッジ治療については当院ホームページにある「ブリッジ治療」ページをご覧ください。

まとめ

いかがだったでしょうか?

ブリッジ治療という言葉は聞いたことがある方も多いと思いますが、実際に入れ歯や被せ物とどう違うのか、機能面では何が違うのか、また、費用面や治療にかかる期間、メンテナンスの方法など、このブログを読んで少しでも理解を深めていただければ幸いです。

 

大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科では日々の診療で患者さまとの対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

歯に関する心配事がございましたらいつでも大阪府八尾市にある歯医者、もりかわ歯科へお越しください。

 

審美歯科にご興味のある方、歯列矯正をお考えの方も当院では矯正無料相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

もりかわ歯科の矯正無料相談はこちら

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

歯周病が原因で顎が痛いと感じる場合もある?原因や予防法を解説!

2024年2月16日
顎関節症の女性

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

顎が痛いと感じる場合、真っ先に疑うのは顎関節症ではないでしょうか。顎関節症が原因で顎が痛むことがありますが、歯周病が進行することで顎関節症が引き起こされる場合があることをご存じでしょうか。

今回は、歯周病とはどのような病気なのかを解説し、顎関節症との関係をご紹介します。歯周病による顎関節症の予防方法もお伝えしますので、日ごろからリスクに備えましょう。

歯周病とは?

歯周病の人

歯周病は、歯茎や歯を支えている骨に炎症が起こる病気です。はじめは歯茎が炎症を起こして赤くなったり腫れたりしますが、痛みはほとんど感じません。

しかし、病気が進行すると、歯茎や骨が溶かされていずれは歯がぬけ落ちてしまいます。

歯周病の原因は、お口の中の細菌です。元々お口の中には400~700種類もの細菌が住んでいます。通常は悪いことはしませんが、糖分を過剰に摂取した際は、粘着性のある物質を作り出して歯の表面に付着して歯垢(プラ―ク)を形成します。

歯垢の中にいる歯周病菌によって歯肉の炎症が引き起こされ、最終的には歯肉や骨を溶かすのです。

歯周病は、30歳以上の成人の方の30%がかかっているといわれており、歯を失う大きな原因です。日ごろのセルフケアが不十分であることだけではなく、喫煙、糖尿病、歯ぎしりや食いしばり、ストレスなど、さまざまな要因によって進行します。

歯周病の原因

歯周病の原因に悩む女性

歯周病の直接的な原因は、歯の表面に付着した細菌の塊である歯垢(プラーク)です。細菌の多くは、酸素の少ない環境を好みます。そのため、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の隙間につくことが多いです。

歯垢が付着する原因は、以下のとおりです。

日ごろの歯磨きが不十分

歯磨きの習慣が徹底されていないことはもちろん、磨き残しが多い方は歯垢がつきやすいです。磨きにくい歯と歯の間は、デンタルフロスや歯間ブラシを使ってケアしましょう。

磨き方の癖を改善するために、歯科医院のブラッシング指導を受けることも重要です。

頻繁に甘いものを口にする

細菌の主な栄養源となっているのは糖分です。頻繁に口にしていると、歯垢がつきやすくなります。

飴やガムをよく口にする、甘い飲み物をよく飲むといった習慣がある場合は気をつけましょう。

歯並びが乱れている

歯と歯が重なっているなど、歯並びが乱れていると歯磨きが難しくなります。お口を衛生的に維持しにくくなるので、歯垢がつきやすくなる原因となるでしょう。

歯並びが悪い場合は、歯の健康を保つためにも改善することが大切です。

歯周病が原因で顎が痛いと感じる場合もある?

歯周病が原因で顎が痛い人

歯周病によって歯を失うこともありますが、歯周病が進行することで顎に痛みを感じるケースもあります。

顎の痛みは、顎関節症と呼ばれる病気によって引き起こされることが多いです。顎の痛み以外にも、口を開けにくい、口を開けたり閉じたりする時に音が鳴る、口が左右に動きにくいといった症状があります。

歯周病によって顎関節症になる原因は、以下のとおりです。

歯周病により奥歯がなくなったため

歯周病によって両側の奥歯を失ってしまうと、噛み合わせのバランスが崩れて噛み合わせが通常よりも深くなります。無理な力が顎関節にかかり、顎関節症になるのです。

両側だけではなく、片側の奥歯を失った場合や、歯があってもグラグラしたりと不安定な場合、歯がしっかりしている側のみで噛もうとします。そのため、顎の位置が不自然になって顎関節症につながるケースがあるでしょう。

歯周病によって全体的に歯がグラグラしているため

歯周病によって歯茎全体が侵されてしまい、すべての歯がグラグラしている場合は、しっかりと噛むことが難しくなります。本来の噛む位置がわからなくなるので、顎関節症につながることがあります。

顎関節症を放置してはいけない理由

顎関節症を放置してはいけないことを説明

そのうち症状がなくなるだろうと、顎関節症になっても放置する方がいます。以下のように生活に支障が出ることがあるので、できる限り早めに受診しましょう。

食事の度に痛む

顎関節症を患っている時は、食事中に食べ物を噛むと強い痛みを感じることがあります。顎関節症によって、噛み合わせがずれることもあるでしょう。

口を開けにくい

口を大きく開けると痛みを感じるため、無意識に口を大きく開けるのを避ける方が多いです。通常では縦に指が3本入る程度に開けられますが、顎関節症の方は2本分しか開けられないといわれています。

顎を動かした時に異音が鳴る

顎を動かすたびに、耳の周辺で異音が鳴ることを気にする方が非常に多いです。

肩こりや腰痛、頭痛の原因になる

顎関節症によって噛み合わせのバランスが崩れるため、お口だけではなく、身体全体にも影響が現れます。身体も不自然な状態が続くために、肩こりや腰痛、頭痛の原因になることも多いでしょう。

目の奥が痛む

噛む筋肉の上には、視神経が通っています。目の奥に痛みを感じたり、違和感を覚えたりする方もいます。

耳鳴りやめまいがする

耳は顎関節と隣り合っているため、影響を受けることがあります。顎関節症が原因で、耳鳴りやめまいが起こることがあるのです。

ストレスを感じる

顎関節症によって生じるさまざまな症状に、ストレスを感じることもあるでしょう。大きな痛みがないからとそのまま放置する方もいますが、良い影響を与えることはないので早めに相談してください。

歯周病による顎関節症を予防するためには

歯周病予防をする女性

歯周病によって引き起こされる顎関節症を予防する方法は、以下のとおりです。

毎日の歯磨きを見直す

歯周病によって顎関節症が引き起こされている場合、歯周病の進行は非常に進んでいます。少しでも早く、歯周病の進行を食い止めなければなりません。

歯周病を予防・改善するためには、毎日の歯磨きが最も重要です。食後や就寝前の歯磨きを習慣化しましょう。

歯磨きの仕方も注意してください。磨きにくい箇所がある場合は、歯科医院のブラッシング指導でアドバイスを受けるとよいでしょう。

また、歯ブラシだけではなく、歯と歯の隙間をきれいにできるように歯間ブラシやデンタルフロスを使用してください。

食習慣を見直す

歯周病菌は糖分をエサにして繁殖するため、糖分が口の中にある状態が続かないようにしましょう。頻繁に甘いものを口にしたり、飴やガムを食べ続けたり、甘いものを飲んだりすると、歯周病や虫歯の原因になるかもしれません。

間食を控える、した場合は間食後も歯磨きするなど、口内を清潔に保ちましょう。

歯科医院のメンテナンスを受ける

毎日しっかり歯を磨いていても、歯石は自分では除去できません。定期的に歯科医院でメンテナンスを受け、きれいにしてもらいましょう。

歯科医院では歯の表面をつるつるに磨いてくれるので、歯垢や歯石もつきにくくなります。個人差はありますが、メンテナンスは3~6カ月に1回と指示されることが多いです。

歯並びを整える

歯並びが悪いと歯磨きがしにくいため、虫歯や歯周病の原因になります。歯並びが悪いと嚙み合わせが悪いことが多いので、顎関節症にもなることもあるでしょう。

可能であれば、矯正治療を受けて歯並びを整えると良いかもしれません。

まとめ

歯ブラシ

歯周病と顎関節症は一見すると関係ないように思えますが、実は関りが深いです。歯周病が進行して歯がグラグラしたり、奥歯を失ったりすると顎関節症につながる可能性があります。

顎関節症は、口を開けた際や噛んだ際に痛む、異音が鳴るなどの症状が現れる病気です。肩こりや腰痛、頭痛など、身体的な不調の原因にもなるので、放置せずに早めに歯科医院に相談してください。

歯周病は日本人の成人の多くが患っている病気です。日ごろの歯磨きや歯科医院でのメンテナンスで予防することが大切でしょう。

顎関節症に発展するまで放置するのではなく、リスクを理解して対策してください。

歯周病や顎関節症でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

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