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年末年始の暴飲暴食で歯がボロボロ?早めのケアを

2024年12月25日
年末年始の暴飲暴食で歯がボロボロ?早めのケアを

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯科医療は専門性の高い分野であり、患者様にとって分かりにくい情報や誤解が生じやすい情報も少なくありません。診療時間内に患者様お一人おひとりに十分なご説明をすることが難しい場合もあるため、このブログを開設いたしました。

このブログでは患者様からよくいただく質問や、知っておいていただきたい歯科医療の知識を、分かりやすく解説することを目指しています。専門用語はできる限り避け、分かりやすい言葉で情報を提供いたします。皆様の疑問を解消し、安心して治療を受けていただけるよう最新の研究結果やエビデンスに基づいた情報も積極的に発信してまいります。

ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

「年末年始の暴飲暴食」について全力回答!

「年末年始は、ついつい食べすぎちゃった…」

「お正月休み、ダラダラ過ごして歯磨きもサボりがち…」

「甘いものやお酒、美味しいものをたくさん楽しんだ後、歯の状態が気になる…」

年末年始は楽しいイベントがたくさん!
ついつい羽目を外して暴飲暴食をしてしまうこともあるかもしれません。

その後の歯の健康、気になりませんか?
年末年始の暴飲暴食は虫歯や歯周病のリスクを高め、お口のトラブルに繋がりやすいんです。

この記事では年末年始の暴飲暴食が歯に与える影響、そしてお口のトラブルを防ぐためのケア方法について解説します。
ぜひ最後まで読んで、歯の健康を意識してみてくださいね。

この記事を読めば分かること

  • 年末年始の暴飲暴食が、なぜ歯に悪いのかがわかります。
  • 歯のトラブルのサインに気づくことができます。
  • 家庭でできる歯のケア方法を知り、実践できます。
  • 年末年始の歯医者さんのサポート情報を知ることができます。

年末年始は危険がいっぱい?!

年末年始は食生活が乱れがちです。
忘年会や新年会、クリスマスやお正月など、美味しいものがたくさん並ぶ機会が増えますよね。

ついつい食べすぎたり、甘いものやお酒をたくさん飲んでしまったりすることもあるでしょう。
生活リズムが崩れて、ついつい夜更かししてしまったり歯磨きを忘れて寝てしまう、なんてこともあるかもしれません。

このような年末年始の過ごし方は、お口のトラブルに繋がります。
楽しいイベントが目白押しの年末年始ですが、お口の環境にとってはまさに危険がいっぱい!
この時期に虫歯や歯周病が悪化してしまうケースも多いのです。

「お正月太り」ならぬ「お正月虫歯」にならないよう、注意が必要ですね。

ところで年末年始の暴飲暴食は、一体どのように歯に悪影響を与えるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。

暴飲暴食で歯がボロボロになるってホント?

暴飲暴食で歯がボロボロになるってホント?

暴飲暴食は歯に大きな負担をかけ、虫歯や歯周病のリスクを高めてしまう可能性があります。

「歯がボロボロになる」とまではいかなくても、お口のトラブルを引き起こす原因になることも。

具体的にどのようなことが起こるのでしょうか?

糖分の摂りすぎは虫歯の原因に!

糖分を多く含む食事は虫歯菌のエサとなり、酸を発生させます。
この酸が歯のエナメル質を溶かし、虫歯を引き起こします。

ケーキやチョコレートなどの甘いお菓子はもちろん、お餅やお雑煮、ジュースなども糖分を多く含んでいますので注意が必要です。

酸性飲料にも要注意!

お酒や炭酸飲料などもお口の中を酸性にし、歯を溶けやすくします。

特に、酸性の強い飲み物を飲んだ後は30分ほど時間を置いてから歯磨きをするようにしましょう。
すぐに歯磨きをしてしまうと、歯の表面が傷つきやすくなってしまいます。

唾液の減少は、お口のトラブルの元凶

さらに年末年始は、生活リズムが乱れがちです。
夜更かしや睡眠不足は唾液の分泌量を減らし、お口の中の自浄作用を低下させます。

唾液には、

  • お口の中を中和する
  • 細菌の増殖を抑える
  • 歯の再石灰化を助ける
  • 食べ物を消化しやすくする

など様々な働きがあります。

唾液が減るとこれらの働きが弱まり、虫歯や歯周病になりやすくなってしまうのです。

年末年始の暴飲暴食はまさに虫歯や歯周病の温床となってしまう可能性があります。

歯のトラブルのサインを見逃さないで!

  • 歯が痛い、しみる
  • 歯ぐきが腫れている、出血する
  • 口臭が気になる
  • 歯がグラグラする
  • 噛み合わせが悪い
  • 顎が痛い、音が鳴る

これらの症状に気づいたら、早めに歯科医院を受診しましょう。

放置すると体に悪影響?!

歯のトラブルを放置すると様々な悪影響を及ぼす可能性があります。

「ちょっと歯が痛いけど、まぁ大丈夫だろう…」

「歯医者に行くのは面倒だし、もう少し様子を見ようかな…」

そう思って歯のトラブルを放置していませんか?

その小さなトラブルが、後々大きな問題に発展してしまうこともあるのです。

虫歯や歯周病の悪化

虫歯や歯周病の悪化

虫歯や歯周病を放置すると症状が悪化し、歯を失う原因となります。

歯を失うと食べ物を噛む機能が低下するだけでなく、見た目の問題や発音障害などが起こる可能性があります。

また、歯を失ったまま放置すると周りの歯が傾いたり、噛み合わせが悪くなったりと、さらなる問題を引き起こす可能性があります。

口臭の悪化

口臭の悪化

口臭の原因は様々ですが、虫歯や歯周病も口臭を悪化させる要因となります。

虫歯の部分に食べカスが溜まったり、歯周病菌が増殖することで口臭が発生しやすくなります。

歯周病が進行すると、歯周ポケットから膿が出ることがあります。
この膿も口臭の原因となります。

全身疾患のリスク増加

全身疾患のリスク増加

歯周病菌が血管に入り込むことで心臓病や脳梗塞などのリスクが高まると言われています。

歯周病菌は血液を介して全身に運ばれ、様々な臓器に悪影響を及ぼす可能性があります。
例えば心臓病では、歯周病菌が心臓の血管に炎症を引き起こし、動脈硬化を促進する可能性があります。

脳梗塞では歯周病菌が脳の血管に血栓を作り、脳梗塞を引き起こす可能性があります。

治療費の増加

治療費の増加

早期に発見・治療すれば少ない費用で済む場合も、放置することで治療が複雑化して費用がかさんでしまうことがあります。

初期の虫歯であれば簡単な治療で済むことが多いですが、進行した虫歯になると神経を抜いたり、歯を抜いたりする必要が出てくる場合があります。
また、歯周病も初期段階であれば歯石除去やクリーニングなどの比較的簡単な治療で済むことが多いですが、進行すると外科的な治療が必要になる場合があります。

このように、歯のトラブルを放置すると様々なリスクがあります。

「自分は大丈夫」と思わずに定期的な歯科検診を受け、お口の健康を維持しましょう。

年末年始のお口のトラブル、どうすればいいの?

年末年始に歯のトラブルが起こったらどうすれば良いのでしょうか?

楽しい旅行先や久しぶりに会えた家族との団欒の最中に、突然の歯の痛み…!
せっかくの楽しい時間が台無しになってしまいますよね。

ここでは年末年始にお口のトラブルが起こった場合の対処法をご紹介します。

応急処置

歯が痛い場合

市販の痛み止めを服用したり冷たいタオルで冷やしたりして痛みを和らげましょう。
ただし痛み止めはあくまで一時的な対処法なので、早めに歯科医院を受診することが大切です。

歯が欠けた場合

欠けた歯は牛乳や生理食塩水に浸して保管し、早めに歯科医院を受診しましょう。
歯を乾燥させてしまうと、くっつけるのが難しくなってしまう可能性があります。

詰め物が取れた場合

取れた詰め物は保管して早めに歯科医院を受診しましょう。
詰め物が取れたまま放置すると、虫歯になってしまう可能性があります。

歯ぐきが腫れている場合

歯ぐきを優しくマッサージしたりうがい薬でうがいをしたりして炎症を鎮めましょう。
歯ぐきの腫れは歯周病のサインである可能性があります。

早めに歯科医院を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう。

歯科医院の受診

年末年始は多くの歯科医院が休診となりますが、中には年末年始も診療を行っている歯科医院もあります。
急患を受け付けている歯科医院もありますので、事前に調べておくと安心です。

お口のトラブルは放置すると症状が悪化することがあります。
できるだけ早く歯科医院を受診するようにしましょう。

歯医者さんは年末年始も診てくれる?

年末年始は多くの歯科医院が休診となります。
せっかくの休暇なのに歯が痛くなってしまったら…?

「せっかくの旅行先で、歯医者さんを探すのは大変そう…」

「知り合いの歯医者さんもいないし、どこに行けばいいのかわからない…」

年末年始に歯のトラブルに見舞われたら不安になりますよね。
年末年始の診療を行っている歯科医院もありますので、事前に調べておくと安心です。

年末年始に起こりやすいトラブル

  • 虫歯の悪化
  • 歯周病の悪化
  • 親知らずの痛み
  • 詰め物が取れる
  • 歯が欠ける
  • 顎関節症の悪化

これらのトラブルは、年末年始の暴飲暴食や生活リズムの乱れによって引き起こされることがあります。
このような症状に心当たりがある場合は、早めに歯科医院にご相談ください。

年末年始の診療について

もりかわ歯科医院(志紀診療所)の年末年始の休診日は、ホームページや院内掲示などでご確認ください。
診療時間など、詳しくは当院までお問い合わせください。

祝日や年末年始は、ご予約が混み合うことが予想されますので、お早めのご予約をおすすめいたします。
ご予約は、お電話またはホームページの予約フォームから受け付けております。

>お問い合わせはこちらから

トラブルを防ぐには?早めのケアが大切!

トラブルを防ぐには?早めのケアが大切!

年末年始のお口のトラブルを防ぐためには、早めのケアが大切です。

「年末年始は、ついつい気が緩んでしまって、歯のケアを怠りがち…」

「お正月休みが終わってから、歯医者さんに行こうかな…」

そう思っていませんか?

しかし、虫歯や歯周病は気づかないうちに進行していることも。
トラブルを未然に防ぐためには、早めのケアを心がけましょう。

1. 年末年始前の歯科検診

年末年始に入る前に歯科医院で検診を受け、お口の状態をチェックしてもらいましょう。
虫歯や歯周病の早期発見・早期治療はもちろん歯石除去やクリーニングなど、予防のためのケアを受けることもできます。

歯石は歯垢(プラーク)が固まったもので、歯ブラシでは落とせません。
歯石を放置すると歯周病の原因となるだけでなく、虫歯菌の温床にもなります。

歯科医院で歯石を除去することで、虫歯や歯周病を予防することができます。

また、歯のクリーニングでは歯の表面の汚れや着色を落とすことで、歯の健康を維持することができます。
歯のクリーニングは歯の表面を滑らかにし、歯垢がつきにくくする効果もあります。

2. 毎日の丁寧な歯磨き

毎食後、そして寝る前に丁寧に歯磨きをする習慣をつけましょう。
歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシも使用し、歯と歯の間の汚れもしっかりと落とすようにしましょう。

デンタルフロスは歯と歯の間の汚れを糸で除去する道具です。
歯間ブラシは歯と歯の間に隙間がある場合に、ブラシで汚れを落とす道具です。

これらのアイテムを併用することで、より効果的に歯垢を除去することができます。

3. バランスの取れた食生活

甘いものやお酒の摂りすぎは虫歯や歯周病の原因となります。

間食の回数や量を減らし、バランスの取れた食事を心がけましょう。
特に糖分の多い食品や飲み物は、虫歯菌のエサになりやすいため注意が必要です。

また、よく噛んで食べることで唾液の分泌が促進され、お口の中を清潔に保つことができます。

4. 悪習癖の改善

歯ぎしりや食いしばり、頬杖をつく癖などがある場合は改善するように心がけましょう。
これらの癖は歯並びや噛み合わせを悪くするだけでなく、顎関節症や歯周病のリスクを高める可能性があります。

例えば、歯ぎしりや食いしばりは歯に過度な負担をかけ、歯が欠けたり、すり減ったりする原因となります。
頬杖をつく癖は歯並びを悪くしたり、顎関節症を引き起こしたりする可能性があります。

5. その他

禁煙

タバコは歯周病や口腔がんのリスクを高めるだけでなく、口臭の原因にもなります。

ストレスを溜めない

ストレスは免疫力を低下させ、歯周病を悪化させる原因となります。

十分な睡眠

睡眠不足は免疫力を低下させ、歯周病や虫歯のリスクを高めます。

口呼吸をしない

口呼吸は口の中を乾燥させ、虫歯や歯周病のリスクを高めます。

これらの点に注意することで、年末年始のお口のトラブルを予防することができます。

まとめ:もりかわ歯科医院で、お口の健康を守りましょう!

年末年始は楽しいイベントがたくさんありますが、お口のトラブルにも注意が必要です。

暴飲暴食や生活リズムの乱れは虫歯や歯周病のリスクを高めます。
「お正月太り」ならぬ「お正月虫歯」や「お正月歯周病」にならないよう、注意が必要ですね。

年末年始のお口のトラブルを防ぐためには、早めのケアが大切です。

年末年始のお口のトラブルを防ぐポイント

  • 年末年始前の歯科検診を受ける
  • 毎日の丁寧な歯磨きを心がける
  • バランスの取れた食生活を心がける
  • 悪習癖を改善する
  • 禁煙する
  • ストレスを溜めない
  • 十分な睡眠をとる
  • 口呼吸をしない

これらのポイントを心がけ、健康な歯で年末年始を過ごしましょう。

年末年始の歯科診療について

年末年始は多くの歯科医院が休診となりますが、もりかわ歯科医院(マイデンタルクリニック、リノアス診療所)は365日年中無休で診療を行っています。
急な歯の痛みや詰め物が取れた時など、お口のトラブルでお困りの際はいつでもお気軽にご相談ください。

ただし、もりかわ歯科医院(志紀診療所)は日祝が休診日です。
年末年始の休業予定は、医院やホームページでご確認ください。

年末年始も患者様のお口の健康を守るために、スタッフ一同、全力でサポートさせていただきます!

>アリオ八尾のマイデンタルクリニック、リノアス診療所のもりかわ歯科

お口の健康は全身の健康へ

お口の健康は全身の健康にも繋がっています。

歯のトラブルを放置すると虫歯や歯周病が進行し、歯を失ってしまうだけでなく心臓病や脳梗塞などの全身疾患のリスクを高める可能性もあります。
また、口臭や歯の見た目の悪化は自分に自信が持てなくなったり、人とのコミュニケーションをためらったりする原因にもなります。

お口の健康を守ることは心身ともに健康な毎日を送るために、とても大切なことなのです。

もりかわ歯科医院では、患者様一人ひとりに寄り添った丁寧な治療を心がけています。
治療内容や費用についてしっかりと説明を行い、患者様にご納得いただいた上で治療を進めていきますのでご安心ください。

歯に関するお悩みやご希望がございましたら、お気軽にご相談ください。

大阪府八尾市の歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」

当院では日々の診療で患者様との対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を心がけています。

  • インプラント治療
  • 入れ歯・ブリッジ
  • 審美歯科
  • 歯列矯正

など、様々な治療に対応しておりますので、歯に関する心配事がございましたらいつでもお気軽にご来院ください。矯正治療に関する無料相談も実施しておりますので、歯並びでお悩みの方もぜひ一度お問い合わせください。

矯正無料相談
矯正無料相談

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

歯のクリーニング費用はいくら?自費・保険診療の違いやメリットについて

2024年12月20日
歯のクリーニング費用はいくらなのか説明するイメージ

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

歯のクリーニングは、虫歯や歯周病を予防し、口腔内を健康に保つために欠かせません。歯科医院で行うクリーニングには、保険適用のものと自費診療のものがあり、目的や施術内容によって費用が異なります。

保険診療のクリーニングは、治療の一環として行われるため費用が抑えられますが、施術範囲や方法に制限があります。自費診療では、より高度な技術や機器を使用し、審美性や快適性に優れたクリーニングが受けられるのが特徴です。

この記事では、歯のクリーニング費用の目安、保険診療と自費診療の違い、それぞれのメリットについて詳しく解説します。

歯のクリーニングとは

歯のクリーニングをしているイメージ

歯のクリーニングは、歯科医院で行う専門的な口腔ケアの一つです。普段のブラッシングでは落としきれない歯垢や歯石、着色汚れを除去する施術です。定期的にクリーニングを受けることで、虫歯や歯周病を防ぎ、口腔内の健康を維持します。

以下に、歯のクリーニングの具体的な種類と、その効果やメリットについて解説します。

歯のクリーニングの種類

歯のクリーニングの種類は、以下のとおりです。

スケーリング

スケーリングは、専用の器具を使い、歯に付着した歯石や歯垢を取り除く処置です。歯石はブラッシングでは除去できず、放置すると歯周病の原因になります。スケーリングによって、歯周病の進行を防ぐ効果が期待できます。

PMTC

PMTCは、プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニングの略で、プロによる専門的なクリーニングを指します。歯科医師や歯科衛生士が専用の機器と研磨剤を使い、歯の表面や隙間の汚れを徹底的に除去します。

歯と歯茎の間や、歯ブラシが届きにくい部分まできれいにするため、虫歯や歯周病の予防に効果的です。

エアフロー

エアフローは、微細なパウダーと水を高圧で吹き付け、着色汚れやバイオフィルムを除去する方法です。コーヒーやタバコによる着色汚れが気になる人に行われることが多く、歯の表面がツルツルになる仕上がりが特徴です。

歯のクリーニングの費用

歯のクリーニングの費用イメージ

歯のクリーニングの費用は、保険診療と自費診療のどちらを選ぶかによって大きく異なります。それぞれの費用や施術内容について詳しく解説します。

保険診療の歯のクリーニング費用

保険診療では、虫歯や歯周病の治療目的で行うクリーニングが対象です。3割負担の場合、安価に抑えられます。

スケーリング(歯石除去)

スケーリングは、専用器具を使い歯に付着した歯石や歯垢を除去する処置です。歯周病や虫歯の治療目的で行われ、保険が適用されます。費用は1回2,000円~3,000円程度です。

ルートプレーニング

ルートプレーニングは、歯茎の奥深くにある歯石を除去し、歯根を滑らかにする処置です。歯周病治療として行われ、保険適用で1回2,000円~4,000円程度です。治療回数は歯周病の進行度によって異なります。

ただし、保険診療では施術内容や回数に制限があり、虫歯や歯周病の治療が必要と判断された場合に限られます。

自費診療の歯のクリーニング費用

自費診療では、予防や審美目的のクリーニングが対象です。自由度が高く、より高度な施術を受けられます。費用は施術内容やクリニックによって異なります。

PMTC(専門的な歯のクリーニング)

PMTCは、歯科衛生士が専用器具と研磨剤を使い、歯と歯茎の隙間や歯面の汚れを徹底的に除去するクリーニングです。費用は5,000円~1万5,000円程度で、虫歯や歯周病の予防に効果的です。

エアフロー(着色除去)

エアフローは、微細なパウダーと水を高圧で吹き付け、タバコやコーヒー、紅茶などの着色汚れを除去する施術です。費用は5,000円~1万円程度で、歯の表面がツルツルになり、自然な白さが戻ります。

フッ素塗布

フッ素塗布は、歯にフッ素を塗ることで歯質を強化し、虫歯のリスクを低減する処置です。自費診療の場合、費用は1回1,000円~3,000円程度です。

保険診療と自由診療の歯のクリーニングの違い

保険診療と自由診療の歯のクリーニングの違いを説明するイメージ

歯のクリーニングには保険診療と自由診療(自費診療)の2種類があり、それぞれ目的や内容、費用が異なります。どちらを選ぶかは、口腔の状態や求めるケアのレベルによって変わります。

具体的な違いについて、以下の表にまとめました。

<保険診療と自由診療の歯のクリーニングの違い>

項目 保険診療のクリーニング 自由診療のクリーニング
目的 ・治療の一環(虫歯・歯周病の進行防止・改善) ・予防や審美性の向上が目的
・症状がなくても受けられる
施術内容と範囲 ・スケーリング(歯石・歯垢を除去)
・歯周病検査(歯茎の腫れや出血、歯周ポケットの確認)
・PMTC(歯の表面を徹底的にクリーニング)
・エアフロー(着色汚れ・バイオフィルム除去)
・フッ素塗布(虫歯予防効果)
費用 1回2,000円~3,000円(3割負担の場合) 5,000円~1万5,000円程度
通院回数と時間 ・複数回通院が必要なことが多い
・1回20~30分程度
・1回で完了することが多い
・1回45~60分程度

歯のクリーニングを受ける頻度

歯のクリーニングを受ける頻度イメージ

歯のクリーニングを受ける適切な頻度は、口腔内の状態や生活習慣によって異なります。ここでは、適切な頻度と効果を持続させる方法について解説します。

健康な口腔状態の人

健康な口腔状態を保つには、3~6か月に1回のクリーニングが理想的です。歯石が再付着し、細菌が増殖しやすいタイミングとされているためです。

定期的なクリーニングで、虫歯や歯周病のリスクを抑えられます。

歯周病や虫歯のリスクが高い人

歯周病や虫歯になりやすい人、矯正治療中の人、糖尿病を患っている人は、1〜2か月に1回のクリーニングが推奨されます。歯石が溜まりやすく細菌が活発になるため、短い間隔でのケアが必要です。

着色汚れが目立つ人

タバコを吸う人や、コーヒー、紅茶、ワインを頻繁に飲む人は、着色汚れが目立ちやすいため、3か月に1回のクリーニングが必要でしょう。口腔内の健康状態が良好で着色汚れが気にならない場合は、6か月に1回でも問題ありません。

歯のクリーニングを行うメリット

歯のクリーニングを行うメリットイメージ

歯のクリーニングは、歯磨きでは落としきれない汚れを除去し、虫歯や歯周病を防ぐだけでなく、さまざまなメリットが得られます。以下に、歯のクリーニングの具体的なメリットを解説します。

虫歯や歯周病の予防

日々のブラッシングでは、歯と歯の間や歯茎の隙間に残った歯垢や歯石を完全に除去することは難しいです。歯科医院のクリーニングでは、専用器具でこれらの汚れを徹底的に除去します。

細菌の繁殖を抑えることで、虫歯や歯周病を効果的に予防できます。特に、歯石は放置すると歯周病の原因になるため、定期的に除去することが重要です。

口臭の改善

歯垢や歯石が溜まると細菌が増殖し、口臭の原因になります。クリーニングで口腔内を清潔に保つことで、口臭の原因を取り除けます。特に、歯周病が原因の口臭は自分で気づきにくいため、定期的なクリーニングが効果的です。

歯の自然な白さを保つ

タバコやコーヒー、紅茶などによる着色汚れは、日常の歯磨きでは落としきれません。クリーニングでは専用の器具や研磨剤で歯の表面の着色を取り除き、歯本来の自然な白さを取り戻せます。

ホワイトニングほどの劇的な変化はありませんが、定期的に行うことで清潔感のある口元を維持できます。

歯茎の健康維持

歯石が歯茎に付着すると炎症を引き起こし、腫れや出血が生じます。クリーニングで歯石を除去し、歯茎の炎症を抑えることで健康な状態を維持できます。

健康な歯茎はピンク色で引き締まっており、歯周病の進行を防ぐためにも定期的なケアが欠かせません。

全身の健康維持につながる

口腔内の細菌は、心疾患や糖尿病、誤嚥性肺炎など全身の病気を引き起こすことがあります。歯周病菌が血流に入り込むと、動脈硬化や心臓病のリスクが高まります。定期的なクリーニングで細菌の繁殖を抑えることは、全身の健康を守るためにも重要です。

まとめ

歯のクリーニングをして笑顔の女性

歯のクリーニング費用は、保険診療と自費診療で大きく異なります。保険診療は、虫歯や歯周病治療の一環として行うため、1回2,000円~3,000円程度と安価です。

ただし、施術内容は基本的な歯石除去が中心で、治療目的に限られます。

自費診療では、予防や審美目的の高度なクリーニングが可能で、費用は5,000円~1万5,000円程度です。PMTCやエアフローなどの施術により、着色除去や歯の表面のツヤ出しが行えるため、仕上がりが良く、口腔環境を快適に保てます。

定期的なクリーニングは、虫歯や歯周病の予防、口臭改善、歯の白さ維持、全身の健康維持に効果的です。自分の目的や口腔状態に合ったクリーニング方法を選び、健康な歯を長く維持しましょう。

歯のクリーニングを検討している方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療、インプラント、セラミック治療、ホワイトニング、歯科矯正など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

歯科医院選びのポイント!良い歯医者を見つける方法

2024年12月18日
歯科医院選びのポイント!良い歯医者を見つける方法

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯科医療は専門性の高い分野であり、患者様にとって分かりにくい情報や誤解が生じやすい情報も少なくありません。診療時間内に患者様お一人おひとりに十分なご説明をすることが難しい場合もあるため、このブログを開設いたしました。

このブログでは患者様からよくいただく質問や、知っておいていただきたい歯科医療の知識を、分かりやすく解説することを目指しています。専門用語はできる限り避け、分かりやすい言葉で情報を提供いたします。皆様の疑問を解消し、安心して治療を受けていただけるよう最新の研究結果やエビデンスに基づいた情報も積極的に発信してまいります。

ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

「歯科医院選びのポイント」について全力回答!

「歯医者さんって、どこも同じじゃないの…?」

「家の近くで、とりあえず通いやすいところを選べばいいかな…」

「治療費って、だいたい同じくらいでしょ?」

そう思っていませんか? 

実は、歯科医院によって治療の考え方や得意分野、費用、そして雰囲気は大きく異なります。
そのため、歯科医院選びはあなたの歯の健康、そして治療の満足度を左右する非常に重要なポイントなのです。

この記事では、良い歯医者を見つけるためのポイントをわかりやすく解説していきます。
ぜひこの記事を参考にして、あなたにぴったりの歯医者さんを見つけてくださいね!

この記事を読めば分かること

  • 良い歯医者の特徴がわかります。
  • 歯科医院選びの際にチェックすべきポイントがわかります。
  • 歯医者を変える際に注意すべきポイントがわかります。

良い歯医者ってどんな歯医者?

良い歯医者とは単に技術力が高いだけではありません。
患者さんの立場に立ち、丁寧な診療をしてくれる歯医者のことです。

具体的には、以下の点などが挙げられます。

丁寧なカウンセリング

  • あなたの話をじっくり聞いてくれる
  • 治療方法や費用について、わかりやすく説明してくれる
  • 質問しやすい雰囲気を作ってくれる

正確な診断と適切な治療

  • 最新の設備と技術を導入し、正確な診断を行ってくれる
  • あなたの症状や希望に合わせた治療計画を立ててくれる
  • 治療のメリットだけでなく、デメリットやリスクについてもきちんと説明してくれる

痛みの少ない治療

  • 麻酔を適切に使用し、治療中の痛みを最小限に抑えてくれる
  • 治療器具や治療方法にも工夫を凝らし、患者さんの負担を軽減してくれる

清潔な院内環境

  • 院内が清潔に保たれている
  • 衛生管理が徹底されている
  • 感染症対策がしっかり行われている

安心できる雰囲気

  • スタッフの対応が親切で丁寧
  • リラックスできる雰囲気
  • プライバシーに配慮されている

これらの特徴をすべて満たす歯医者さんが理想ですが、実際にはすべての条件を満たす歯医者さんを見つけるのは難しいかもしれません。

しかしこれらの特徴を参考に、あなたにとってより良い歯医者さんを見つけることが大切です。

良い歯医者さんを見つけるためには、具体的にどのような点に注意すれば良いのでしょうか?
次のセクションでは歯科医院選びのチェックポイントについて詳しく解説していきます。

歯科医院選び、ココをチェック!

歯科医院選び、ココをチェック!

歯科医院を選ぶ際には、いくつかのポイントをチェックすることで安心して治療を受けられる歯医者さんを見つけることができます。

情報収集

まずはホームページで情報収集を行いましょう。

診療時間や診療科目、治療内容、費用、医師やスタッフの紹介、院内の様子などを確認することができます。
ブログや症例写真なども参考になるでしょう。

ブログでは歯医者さんの考え方や治療方針を知ることができますし、症例写真では治療のビフォーアフターを確認することができます。

口コミサイト

実際にその歯科医院を受診した方の口コミを参考にしましょう。
口コミサイトでは治療内容や医師の対応、院内の雰囲気など、様々な情報を得ることができます。

ただし口コミはあくまでも個人の意見であることを理解しておきましょう。
複数の口コミサイトを参考にしたり、良い口コミだけでなく悪い口コミも読んでみたりすることで、より客観的な情報を得ることができます。

電話で問い合わせ

診療時間や予約方法、治療費などについて電話で問い合わせてみましょう。

電話対応で歯科医院の雰囲気を感じ取ることができます。
電話で質問をすることで、疑問や不安を解消することができます。

実際に来院してみる

ホームページや口コミサイトである程度情報収集を行ったら、実際に来院してみることをおすすめします。

院内の雰囲気やスタッフの対応、設備などを実際に確認してみましょう。
また、カウンセリングを受けて、医師の説明や治療方針などを確認するのも良いでしょう。

カウンセリングではあなたの症状や希望を伝え、治療方法や費用、期間などについて詳しく説明を受けることができます。

これらのポイントをチェックすることで、あなたに合った歯医者さんを見つけることができるはずです!

こんな歯医者には要注意!

こんな歯医者には要注意!

残念ながら、中には注意が必要な歯医者さんも存在します。

「この歯医者さん、本当に大丈夫かな…?」

「治療を受けるのが、なんだか不安…」

そう感じたら一度立ち止まって、以下のポイントを確認してみましょう。

説明不足

  • 治療内容や費用について十分な説明がない
  • 質問しても曖昧な返答しか返ってこない
  • 治療方法を一方的に決められてしまう

治療を受ける前に、治療内容や費用についてしっかりと説明を受けることは患者さんの権利です。
疑問や不安に思うことがあれば遠慮なく質問し、納得した上で治療を受けるようにしましょう。

治療費が高い

  • 治療費が不当に高い
  • 保険適用外の治療を無理に勧められる
  • 見積もりが不明瞭

歯科治療には保険適用内の治療と、保険適用外の治療(自由診療)があります。

 保険適用外の治療は費用が高額になる傾向があります。
治療を受ける前に見積もりをしっかりと確認し、治療費について納得した上で治療を受けるようにしましょう。

痛みが強い

  • 麻酔が効いていないのに治療を続けられる
  • 治療中の痛みに配慮がない

歯科治療は痛みを伴うこともありますが、最近の歯科治療では麻酔技術の進歩などにより、痛みを最小限に抑えることが可能です。
治療中に痛みを感じたら、我慢せず歯医者さんに伝えましょう。

不衛生

  • 院内が汚い
  • 治療器具が清潔に保たれていない

院内が清潔に保たれているか、治療器具は滅菌処理されているかなど、衛生管理もしっかりと確認しましょう。
感染症予防のためにも、衛生管理が徹底されている歯医者さんを選ぶことが大切です。

高圧的な態度

  • 医師やスタッフの態度が悪い
  • 患者さんの話を聞いてくれない
  • 不安な気持ちを理解してくれない

医師やスタッフの態度は歯医者さんを選ぶ上で重要なポイントです。
患者さんの話を丁寧に聞いてくれ、不安な気持ちに寄り添ってくれる歯医者さんを選びましょう。

これらの特徴に当てはまる歯医者さんは避けた方が良いかもしれません。

もし今の歯医者さんに不安や不満を感じている場合は、歯医者を変えることを検討してみましょう。

歯医者を変えたいけど、大丈夫?

「今の歯医者さんに不安がある…」

「治療方針に納得できない…」

「もっと自分に合った歯医者さんを見つけたい…」

そう思っていても、歯医者を変えることに抵抗がある方もいるかもしれません。

歯医者を変えることへの抵抗

「先生に悪いんじゃないか…」

「治療の途中で変えるなんて、迷惑がかかるんじゃないか…」

「また一から説明するのは面倒だな…」

など、様々な理由で歯医者を変えることをためらってしまう気持ちも分かります。

歯医者を変えることは悪いこと?

しかし歯医者を変えることは、決して悪いことではありません。
ご自身の歯の健康を守るためには、信頼できる歯医者さんを見つけることが大切です。

歯医者さんとの相性は、治療の満足度や継続的なお口のケアに大きく影響します。

もし今の歯医者さんに少しでも不安や不満を感じているのであれば、歯医者を変えることを検討してみましょう。

歯医者を変えるメリット

歯医者を変えることで、

  • より質の高い治療を受けられる
  • 納得のいく治療を受けられる
  • 安心して治療を受けられる
  • 歯医者さんとの信頼関係を築ける
  • 積極的に治療に参加できる
  • 予防歯科にも力を入れることができる

など、様々なメリットが期待できます。

歯の健康は一生もの

歯の健康は一生涯にわたって大切です。
ご自身の歯の健康を守るために、勇気を出して歯医者を変えてみましょう。

歯医者を変えることは、決して難しいことではありません。

歯医者を変える時の注意点

歯医者を変える時の注意点

歯医者を変える際には、いくつかの注意点があります。

過去の治療経過を伝える

新しい歯医者さんに、これまでの治療経過を伝えましょう。

以前の歯医者さんでどのような治療を受けたのか、詳しい情報があれば伝えることでスムーズに治療を引き継ぐことができます。

また、紹介状があれば持参しましょう。
紹介状には歯の状態や治療経過などが詳しく記載されています。
新しい歯医者さんは紹介状を参考に、あなたに合った治療法を検討することができます。

治療費や治療期間を確認する

新しい歯医者さんで治療を受ける前に、治療費や治療期間についてしっかりと確認しておきましょう。

歯科治療には保険適用内の治療と、保険適用外の治療(自由診療)があります。
保険適用外の治療は、費用が高額になる傾向がありますので、事前に確認しておくことが大切です。

治療期間も治療内容や患者様のお口の状態によって異なります。
治療期間が長くなる場合は仕事や学業との両立を考えながら、治療計画を立てる必要があります。

治療方針について納得する

治療方針や治療方法について、疑問や不安があれば納得いくまで説明を受けましょう。

歯医者さんによって治療方針や治療方法が異なる場合があります。
あなたの希望やライフスタイルに合った治療法を選択するためにも、治療方針について納得いくまで説明を受けることが大切です。

これらの点に注意することで、歯医者さんをスムーズに変えることができます。

もりかわ歯科医院の3つの特徴

歯科医院選びで悩んでいるなら、ぜひ当院「もりかわ歯科医院」のことを知ってください。

もりかわ歯科医院は、大阪府八尾市にある地域密着型の歯科医院です。
患者様とのコミュニケーションを大切にし、一人ひとりに合った丁寧な治療を提供しています。

ここでは、もりかわ歯科医院の3つの特徴をご紹介します。

1. 一般的な歯科診療はもちろん、矯正治療にも対応

1. 一般的な歯科診療はもちろん、矯正治療にも対応

虫歯や歯周病治療などの一般的な歯科診療はもちろん、インビザラインによる矯正治療にも力を入れています。

矯正治療では、豊富な知識と経験を持つ歯科医師が患者様一人ひとりに最適な治療計画を立案いたしますので、歯並びや噛み合わせでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

2. インビザラインのダイヤモンドプロバイダー

2. インビザラインのダイヤモンドプロバイダー

当院はインビザラインのダイヤモンドプロバイダーに認定されています。

ダイヤモンドプロバイダーとは、インビザライン治療の実績が豊富な歯科医院に与えられる称号です。

豊富な症例数と高い技術力で患者様に最適なインビザライン治療を提供いたしますので、安心して治療をお任せください。

3. 丁寧なカウンセリングとわかりやすい説明

3. 丁寧なカウンセリングとわかりやすい説明

患者様のお悩みやご希望をじっくりお伺いし、治療内容や費用についてわかりやすく丁寧にご説明いたします。

治療に対する不安や疑問を解消し、安心して治療を受けていただけるようコミュニケーションを大切にしております。
「歯医者さんは怖い」「治療について詳しく知りたい」という方も、ご安心ください。

 まとめ|自分にぴったりの歯医者を見つけよう!

歯科医院選びは、あなたの歯の健康を左右する重要な選択です。

費用やアクセスの良さだけで本当に良いのでしょうか?
それらに妥協せず、治療内容や医師の技術力、院内の雰囲気なども考慮し、信頼できる歯医者さんを見つけましょう。

もりかわ歯科医院では患者様一人ひとりに寄り添った丁寧な治療を心がけています。
治療内容や費用についてしっかりと説明を行い、患者様にご納得いただいた上で治療を進めていきます。

歯に関するお悩みやご希望がございましたら、お気軽にご相談ください。

大阪府八尾市の歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」

当院では日々の診療で患者様との対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を心がけています。

  • インプラント治療
  • 入れ歯・ブリッジ
  • 審美歯科
  • 歯列矯正

など、様々な治療に対応しておりますので、歯に関する心配事がございましたらいつでもお気軽にご来院ください。矯正治療に関する無料相談も実施しておりますので、歯並びでお悩みの方もぜひ一度お問い合わせください。

矯正無料相談
矯正無料相談

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

小児矯正の費用が気になる!保険適用となる?種類ごとの費用目安について

2024年12月13日
小児矯正の費用が気になる子どもの紹介イメージ

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

子どもの健やかな成長のため、またきれいな歯並びにしてあげたいという願いから小児矯正を検討する保護者の方は少なくありません。

とはいえ、小児矯正をするうえで最も気になるのはやはり費用でしょう。特に兄弟の数が多い場合は高額な治療費がかかる矯正治療を躊躇する方は少なくありません。

そこで、本記事では小児矯正の費用目安や保険適用について解説します。費用を安く抑えるための方法も解説しますので、小児矯正を検討している方は、ぜひお読みください。

小児矯正の費用は保険適用の対象となる?

小児矯正の費用は保険適用の対象となるかのイメージ

一般的に小児矯正は、保険適用の対象になりません。ごく稀なケースを除いて、矯正治療は全て自費治療になります。そのため、小児矯正の費用は高額になりがちです。

しかし、国が認める下記のケースでは、保険適用の対象になる場合があります。

・厚生労働大臣が定める疾患に起因した咬合異常
・前歯や小臼歯の永久歯が3 歯以上生えてこない場合
・顎変形症の手術前・後の矯正歯科治療

上記の条件に当てはまる場合は、年齢に限らず保険適用で矯正治療が受けられる場合があります。

なお、保険適用で治療を受けられるのは、厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生(支)局長に届け出た保険医療機関のみです。保険適用で小児矯正をする場合は、この条件をクリアしている医療機関で矯正治療を受けなければなりません。

参照元:公益社団法人日本矯正歯科学会「矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは」

小児矯正の種類ごとの費用目安[一期治療]

小児矯正の種類ごとの費用目安[一期治療]としてプレオルソを使用する子ども

小児矯正は、一期治療と二期治療の2つに分かれています。

一期治療は主に、子どもの顎の骨や口周りの筋肉の成長に働きかけます。正しく成長するように導くことで、歯を並べるスペースを作ることが目的です。一期治療の費用目安は3万円〜40万円程度です。

歯並びが悪くなる根本的な原因にアプローチすることで、歯並びが悪くなるのを防ぎます。小児矯正にもいろいろな種類があるため、矯正を始める年齢や、口腔内の状態によって選択する治療法は異なります。本項目では、小児矯正の種類ごとの費用の目安について解説します。

バイオネーター

バイオネーターは、下顎の成長を促すことを目的として使用される装置で、費用相場は3万円〜40万円です。口周りの筋肉の力を利用して、口腔組織が正しい位置へ成長するように導きます。

出っ歯や過蓋咬合(前歯の噛み合わせが深いこと)などの症例に適応となります。適応年齢は、8歳〜12歳までの成長期の子どもです。

プレオルソ

プレオルソは、子どもの顎の発育を正しく導くためのマウスピース型の装置で、費用相場は3万円〜20万円程度です。日中の1〜2時間と寝ている間に装着します。プレオルソを装着することで口の中や舌の筋肉の発達を促進し、歯が正しい位置に並ぶように導きます。

プレオルソには、下記のようにいくつかの種類があります。

・タイプⅠ:出っ歯・叢生・過蓋咬合に対応
・タイプⅡ:開咬に対応
・タイプⅢ:反対咬合に対応

上記のように、口腔内の状態に合った装置を選べます。

しかし、骨格的な異常が原因で歯並びが悪い場合は適応となりません。適応年齢は、3歳〜10歳です。

マイオブレース

マイオブレースは、口周りの筋肉を鍛え、顎の成長を正しく導くために使用するマウスピース型の装置で、費用相場は20万円〜40万円程度です。

歯を並べるスペースを確保するだけでなく、舌の位置や口呼吸などを改善するトレーニングも行って、歯並びが整いやすい環境に導きます。

装置は日中1〜2時間と寝ている間に装着し、それと並行して1日10分ほどトレーニングを行います。マイオブレースの適応年齢は、5歳〜15歳です。

拡大床

拡大床は、プラスチックのプレートとワイヤーでできた取り外し式の装置で、費用相場は20万円〜30万円程度です。装置に取り付けられているネジを回すことで、少しずつ顎の横幅を広げていきます。

歯が並ぶスペースがなく、叢生になるリスクが高い場合に拡大床が使用されるケースが多いです。

急速拡大装置

急速拡大装置は、上顎の骨を頬側に広げるために使用する固定式の装置です。拡大床と同様に、ネジを回すことで顎の幅を広げていきます。急速拡大装置の費用相場は、20万円〜30万円程度です。

小児矯正の種類ごとの費用目安[二期治療]

小児矯正の種類ごとの費用目安[二期治療]としてマウスピース矯正をする子供

一期治療で、顎の骨の成長を正しく導き、歯並びが悪くなるのを防ぐことはできますが、理想的な歯並びと噛み合わせになるとは限りません。一期治療で歯並び・噛み合わせが整わなかった場合には二期治療を行います。二期治療の費用目安は40万円〜100万円程度です。

二期治療では大人の矯正と同様に、ワイヤー矯正とマウスピース矯正で治療を行うことが多いです。それぞれの治療法の特徴と費用目安について、以下に解説します。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正とは、歯の表面にブラケットを装着し、そこにワイヤーを通して歯を動かす矯正方法で、費用相場は40万円〜100万円程度です。

歯の表側に矯正装置を装着する場合、口を開けたときに目立つことがありますが、固定式のため効率的に歯を動かせるというメリットがあります。

また、幅広い症例に対応できる点もメリットです。マウスピース矯正では治療が難しいと診断された場合でも、ワイヤー矯正であれば対応できる可能性があります。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、マウスピースを装着して歯を動かす矯正方法で、費用相場は50万円〜80万円程度です。

透明なプラスチック製の装置を使用するため、ほとんど目立ちません。また、取り外しが可能なので、歯磨きや食事に影響が出にくい点もメリットです。そのため、マウスピース矯正を希望する方も少なくありません。

マウスピース矯正はワイヤー矯正に比べて適応範囲が狭く、難しい症例には対応できない場合があります。

しかし、一期治療である程度歯並びが整った状態であれば、マウスピース矯正で治療できるケースも多いでしょう。

小児矯正の費用負担を抑える方法

小児矯正の費用負担を抑える方法として医療費控除を申請をするイメージ

上記で紹介したとおり、小児矯正は基本的に保険が適用されないため高額です。そのため、できるだけ治療費を抑えたいと考える保護者の方もいるでしょう。本項目では、小児矯正の費用負担を抑える方法について解説します。

モニターを募集している歯科医院を選ぶ

矯正歯科のなかには、モニターを募集しているところがあります。モニターになると特典を得られることも多く、上手に利用することで費用を安くできる場合があるでしょう。

モニターは随時募集していたり、特別キャンペーンのみに募集していたりと歯科医院によって異なります。

しかし、モニターになると、口腔写真をネット上で公開するなどの条件がある場合もあります。また、モニターになっても、希望する治療を受けられるとは限りません。モニターとしての治療を始める前に、歯科医師としっかりと話し合うことも大切です。

医療費控除を申請する

医療費控除とは、1年間の治療費の合計が10万円を超えるときに確定申告することで、支払った税金の一部が還付される制度です。

小児矯正の場合は、医療費控除の対象になるケースがほとんどでしょう。治療費そのものを減らせるわけではありませんが、医療費控除を申請することによって経済的な負担を軽減できます。

治療にかかった費用だけでなく、交通費なども対象になります。申請時には領収書が必要になるため保管しておき、確定申告の期間内に申請しましょう。

クレジットカード払いを検討する

クレジットカードでの支払いが可能な歯科医院では、クレジットカードでの支払いを検討することもできます。使用するクレジットカードによっては、ポイントが加算されるからです。

特に、小児歯科の治療は高額なので、効率的にポイントを貯められるケースも少なくありません。医療費そのものが安くならなくてもポイントとして還元されることで、結果的に負担が少なくなるでしょう。

しかし、分割払いやリボ払いにすると、手数料が加算されるため、かえって最終的に支払う金額が高くなる場合があります。クレジットカードを使用する場合は、手数料も踏まえて検討してください。

トータルフィー制を採用している歯科医院を選ぶ

トータルフィー制を採用している歯科医院での治療を検討すると、治療費が安く収まるケースも少なくありません。トータルフィー制とは、矯正費用だけでなく、定期的な通院にかかる費用などを全て含めた金額(トータル)を全額支払う方法です。

小児矯正では、装置が破損したり、口の中に傷ができたりと急なトラブルが起こり、何度も通院しなければならない場合があります。また、子どもの成長の様子を見ながら矯正を進めるため、治療期間が長くなることもあるでしょう。

トータルフィー制であれば、治療開始前に全額を支払うため、追加で費用を支払う必要がありません。一度に払う金額は高額ですが、結果的に安く収まる場合もあるでしょう。

とはいえ、治療期間が短い場合はトータルフィー制を利用しないほうが安く収まる場合もあります。口腔内の状況や治療計画と照らし合わせて支払い方法を決めることが大切です。トータルフィー制の条件は、歯科医院によって異なりますので確認してください。

まとめ

小児矯正の費用を抑え笑顔になる親子

今回は、小児矯正の費用について解説しました。

小児矯正は一期治療と二期治療に分かれます。それぞれの費用の目安は、一期治療が3万円〜40万円程度、二期治療が40万円〜100万円程度です。使用する装置や症状、治療期間によって費用は異なりますので、詳しくは歯科医師に確認しましょう。

小児矯正は特別な場合を除いて保険が適用されません。そのため、高額な費用がかかります。モニターになることや、医療費控除を申請すること、トータルフィー制を採用している歯科医院を選ぶことで費用負担を軽減できる場合があるため、検討するとよいでしょう。

小児矯正を検討されている方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療、インプラント、セラミック治療、ホワイトニング、歯科矯正など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

部分矯正で歯並びを改善!費用や期間は?

2024年12月11日
部分矯正で歯並びを改善!費用や期間は?

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯科医療は専門性の高い分野であり、患者様にとって分かりにくい情報や誤解が生じやすい情報も少なくありません。診療時間内に患者様お一人おひとりに十分なご説明をすることが難しい場合もあるため、このブログを開設いたしました。

このブログでは患者様からよくいただく質問や、知っておいていただきたい歯科医療の知識を、分かりやすく解説することを目指しています。専門用語はできる限り避け、分かりやすい言葉で情報を提供いたします。皆様の疑問を解消し、安心して治療を受けていただけるよう最新の研究結果やエビデンスに基づいた情報も積極的に発信してまいります。

ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

「部分矯正」について全力回答!

「歯並びは気になるけど、矯正治療って高額だし、時間もかかるって聞くから…」
「前歯だけちょっと気になるんだけど、部分的に矯正ってできるのかな?」
「部分矯正と全顎矯正って、何が違うんだろう?」

歯並びが気になるけれど、矯正治療に踏み切れない方もいるのではないでしょうか?

矯正治療には歯並び全体を治す「全顎矯正」だけでなく、気になる部分だけを治す「部分矯正」という方法があります。

部分矯正は全顎矯正に比べて費用が抑えられ、治療期間も短いというメリットがあります。
この記事では部分矯正について詳しく解説し、費用や期間、メリット・デメリット、部分矯正に向いている歯並び、全顎矯正との違いなどをご紹介します。

この記事を読めば部分矯正について理解を深め、あなたにぴったりの矯正治療を見つけられるはずです!

この記事を読めば分かること

  • 部分矯正の特徴やメリット・デメリットがわかります。
  • 自分の歯並びが部分矯正に向いているかどうかがわかります。
  • 部分矯正の費用や期間の目安がわかります。
  • 部分矯正と全顎矯正の違いがわかります。

 部分矯正ってどんな矯正?

部分矯正とは歯並び全体ではなく、一部の歯並びを改善する矯正治療法です。

「矯正治療」と聞くと歯にたくさんの装置をつけて、歯並び全体を治すイメージがあるかもしれません。
しかし部分矯正は、気になる一部の歯だけをピンポイントに治す治療法です。

例えば、

  • 「前歯のガタつきだけを治したい」
  • 「すきっ歯を閉じたい」
  • 「1本だけ飛び出している歯を治したい」

といった場合に、部分矯正が適応されることがあります。

部分矯正ではワイヤー矯正やマウスピース矯正など、様々な装置を使用することができます。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正

歯の表面にブラケットと呼ばれる小さな装置を付け、ワイヤーを通して歯を動かしていきます。

マウスピース矯正

マウスピース矯正

透明なマウスピース型の装置を装着して歯を動かしていきます。

部分矯正は全顎矯正に比べて治療期間が短く、費用も抑えられるというメリットがあります。
治療範囲が限られているので矯正装置が目立ちにくく、痛みや違和感が少ないというメリットもあります。

 部分矯正のメリット・デメリット

部分矯正は、気になる歯並びをピンポイントに治したいという方にとって魅力的な治療法です。

しかし、部分矯正にもメリットとデメリットがあることを知っておく必要があります。
ここでは部分矯正のメリットとデメリットを詳しく解説し、治療を検討する際の参考にしていただきたいと思います。

メリット

メリット

費用が安い

全顎矯正に比べて治療費が抑えられます。

部分矯正の場合、治療範囲が限定されているため装置や材料費などが抑えられます。
そのため全顎矯正よりも費用が安くなる傾向があります。

治療期間が短い

治療期間が短く、比較的早く治療を終えることができます。

部分矯正は治療範囲が限られているため、全顎矯正よりも治療期間が短くなる傾向があります。
一般的には数ヶ月から1年程度で治療が完了します。

身体的負担が少ない

治療範囲が限定的なので、身体的負担が少ないです。

全顎矯正では歯全体を動かすため、痛みや違和感を感じることがあります。
部分矯正では治療範囲が限られているため、痛みや違和感が少ない傾向があります。

治療中の見た目の変化が少ない

治療範囲が限られているため矯正装置が目立ちにくく、見た目の変化も少ないです。

特に前歯など、目立つ部分の歯並びだけを治したいという方には部分矯正がおすすめです。

デメリット

デメリット

適応症例が限られる

すべての歯並びに適用できるわけではありません。

部分矯正は軽度の歯並びの乱れを改善する場合に適しています。
重度の歯列不正や顎の骨格に問題がある場合は、部分矯正では対応できないことがあります。

噛み合わせの改善効果は限定的

部分的に歯並びを改善するため、噛み合わせ全体を大きく改善することは難しいです。

噛み合わせを改善したい場合は全顎矯正の方が適しています。

後戻りの可能性

治療後、保定装置をきちんと使用しないと歯が元の位置に戻ってしまうことがあります。

後戻りを防ぐためには、保定期間中は指示通りに保定装置を使用することが大切です。
部分矯正を検討する際はこれらのメリットとデメリットを比較検討し、ご自身の状況に合わせて治療法を選択することが大切です。

 部分矯正に向いている歯並び・不向きな歯並び

部分矯正は軽度の歯並びの乱れを改善したい場合に適していますが、すべての歯並びに部分矯正が適用できるわけではありません。

ここでは部分矯正で治療できる歯並びと、できない歯並びを理解しておきましょう。

部分矯正に向いている歯並び

前歯の軽度のガタつき

前歯が少し重なっていたり、デコボコしていたりする状態です。

これは歯が生えるスペースが不足していたり、舌で歯を押す癖があったりすることが原因で起こります。
軽度であれば部分矯正で比較的短期間に改善することができます。

放置すると歯磨きがしにくくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
噛み合わせが悪くなることで、顎関節症や頭痛、肩こりなどを引き起こす可能性もあります。

すきっ歯

歯と歯の間に隙間がある状態です。

これは歯のサイズが小さい、歯の本数が少ない、舌で歯を押す癖がある、などが原因で起こります。
部分矯正ですきっ歯を閉じ、美しい歯並びにすることができます。

放置すると食べ物が詰まりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
発音がしにくくなる、口元が寂しい印象になる、などの問題も起こりえます。

1~2本の歯の傾き

1〜2本の歯が内側や外側に傾いている状態です。

これは遺伝や歯周病、外傷などが原因で起こります。
部分矯正で傾いた歯を正しい位置に戻すことができます。

放置すると噛み合わせが悪くなったり、歯磨きがしにくくなったりして虫歯や歯周病のリスクが高まります。
歯並びのバランスが悪くなり、見た目が悪くなることもあります。

軽度の出っ歯

上の前歯が少し前に出ている状態です。

これは遺伝や指しゃぶり、口呼吸などが原因で起こります。
軽度であれば、部分矯正で改善できる可能性があります。

放置すると口元が閉じにくくなったり、唇を噛みやすくなったりします。
噛み合わせが悪くなることで顎関節症や頭痛、肩こりなどを引き起こす可能性もあります。
さらに見た目のコンプレックスに繋がることもあります。

軽度の受け口

下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態です。

これは遺伝や顎の成長不足などが原因で起こります。
軽度であれば、部分矯正で改善できる可能性があります。

放置すると噛み合わせが悪くなり、食べ物をうまく噛み砕くことができなくなります。
また、顎関節症や発音障害、顔の歪みなどを引き起こす可能性もあります。

過去の矯正治療後の後戻り

矯正治療後に歯並びが少し戻ってしまった状態です。

これは保定装置をきちんと使用しなかったり、歯周病などが原因で起こります。
部分矯正で後戻りを改善し、きれいな歯並びを維持することができます。

これらの歯並びは、部分矯正で改善できる可能性があります。

部分矯正に向いていない歯並び

重度の歯列不正

歯並び全体が大きく乱れている状態です。

重度の叢生(歯が重なり合っている状態)や、上下の顎の歯列に大きなずれがある場合などです。
部分矯正では対応できないことが多く、全顎矯正が必要になります。

顎の骨格に問題がある場合

顎の骨格に問題がある場合は、部分矯正では対応できません。

例えば上顎前突(出っ歯)や下顎前突(受け口)、開咬(上下の前歯が噛み合わない状態)などです。
顎の骨格を改善する外科手術と矯正治療を組み合わせる必要がある場合があります。

噛み合わせに大きな問題がある場合

噛み合わせに大きな問題がある場合は、部分矯正では対応できません。

部分矯正は限られた範囲の歯を動かすため、噛み合わせ全体を改善することは難しいです。
噛み合わせを改善したい場合は、全顎矯正で歯並び全体を整える必要があります。

抜歯が必要な場合

歯並びを整えるために抜歯が必要な場合は、部分矯正では対応できません。

抜歯が必要なケースでは歯を抜くことでスペースを作り、歯全体を動かす必要があります。
そのため全顎矯正で抜歯を行いながら歯並びを改善する必要があります。

部分矯正が適応できるかどうかは、患者様一人ひとりの歯並びや噛み合わせの状態によって異なります。
歯科医師に相談し、最適な治療法を選択するようにしましょう。

 気になる部分矯正の治療期間と費用は?

気になる部分矯正の治療期間と費用は?

部分矯正の治療期間と費用は、患者様のお口の状態や治療方法によって大きく異なります。

「部分矯正って、どれくらい費用がかかるんだろう?」
「治療期間はどれくらいかかるのかな?」

治療を始める前に気になる費用や治療期間について、知っておきましょう。

治療期間

部分矯正の治療期間は症例や治療方法によって異なりますが、一般的には3ヶ月〜1年半程度です。

全顎矯正と比べて治療範囲が狭いため、治療期間も短くなる傾向があります。

  • 不正咬合の程度: 歯並びの乱れが軽度であれば、治療期間は短くなります。
  • 治療方法: ワイヤー矯正とマウスピース矯正では、治療期間が異なる場合があります。
  • 年齢: 一般的に子供の歯は動きやすいため、大人の歯よりも治療期間が短くなる傾向があります。
  • 患者様の協力: 治療計画通りに装置を装着したり、定期的な通院をしたりするなど、患者様の協力も治療期間に影響します。

費用

費用は使用する装置や治療期間、歯科医院によって異なりますが、20万円〜50万円程度が目安となります。

  • 使用する装置: ワイヤー矯正とマウスピース矯正では費用が異なる場合があります。 一般的に、マウスピース矯正の方が高額になる傾向があります。
  • 治療期間: 治療期間が長くなれば、その分費用も高くなります。
  • 歯科医院: 歯科医院によって費用設定が異なります。 複数の歯科医院で見積もりを比較検討することをおすすめします。

部分矯正の費用を抑える方法としては、以下のものがあります。

  • 自由診療: 保険適用外の治療となるため費用が高額になります。 費用を抑えたい場合は、保険適用内の治療法を検討してみましょう。
  • 医療費控除: 医療費控除を利用することで所得税の一部が還付される場合があります。 確定申告の際に、医療費控除の申請をしましょう。
  • デンタルローン: デンタルローンを利用することで分割で支払うことができます。 無理のない支払い計画を立てることができます。

部分矯正の治療期間や費用について詳しく知りたい場合は、歯科医院に相談するようにしましょう。

 部分矯正と全顎矯正、どっちを選べばいいの?

部分矯正と全顎矯正、どちらも歯並びを改善するための治療法ですが、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。

「部分矯正と全顎矯正、一体どちらを選べばいいんだろう?」
「自分の歯並びには、どちらの治療法が合っているのかな?」

治療法を選択する際には患者様のお口の状態や治療の目的、そしてライフスタイルなどを考慮する必要があります。

ここでは部分矯正と全顎矯正の特徴を比較し、それぞれの治療法がどのような方に向いているのかを解説していきます。

部分矯正

部分矯正は歯並び全体ではなく、一部の歯並びを改善する治療法です。

メリット

  • 費用が安い
  • 治療期間が短い
  • 身体的負担が少ない
  • 治療中の見た目の変化が少ない

デメリット

  • 適応症例が限られる
  • 噛み合わせの改善効果は限定的
  • 後戻りの可能性

部分矯正は、以下のような方に向いています。

  • 費用を抑えたい方
  • 治療期間を短くしたい方
  • 気になる歯並びだけをピンポイントに治したい方
  • 軽度の歯並びの乱れを改善したい方
  • 前歯のガタつきや、すきっ歯など、目立つ部分の歯並びを改善したい方

全顎矯正

全顎矯正は歯並び全体を改善する治療法です。

メリット

  • 歯並び全体を改善できる
  • 噛み合わせを改善できる
  • 後戻りが少ない
  • 適応症例が幅広い

デメリット

  • 費用が高い
  • 治療期間が長い
  • 身体的負担が大きい
  • 治療中の見た目の変化が大きい

全顎矯正は、以下のような方に向いています。

  • 歯並び全体を改善したい方
  • 噛み合わせに問題がある方
  • 後戻りを最小限に抑えたい方
  • 重度の歯列不正を改善したい方

どちらの治療法を選択するかは歯科医師とよく相談し、ご自身の状況に合わせて決めるようにしましょう。

 まとめ|部分矯正で、気になる歯並びをピンポイントに改善!

部分矯正は気になる歯並びをピンポイントに改善できる、費用対効果の高い治療法です。

治療期間が短く費用も抑えられるため、矯正治療に踏み切れなかった方でも気軽に始めることができます。
さらに治療範囲が限られているため、矯正装置が目立ちにくく痛みや違和感が少ないのも嬉しいポイントです。

部分矯正が適応できるかどうかは歯並びの状態によって異なります。

もりかわ歯科医院では患者様一人ひとりの歯並びや噛み合わせの状態を丁寧に診断し、最適な治療法をご提案させていただきます。

大阪府八尾市の歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」

当院では日々の診療で患者様との対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を心がけています。

  • インプラント治療
  • 入れ歯・ブリッジ
  • 審美歯科
  • 歯列矯正

など、様々な治療に対応しておりますので、歯に関する心配事がございましたらいつでもお気軽にご来院ください。矯正治療に関する無料相談も実施しておりますので、歯並びでお悩みの方もぜひ一度お問い合わせください。

矯正無料相談
矯正無料相談

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

歯のブリッジ治療とはどんなもの?メリット・デメリット、費用について

2024年12月6日
歯のブリッジのため診察を受ける様子

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

ブリッジ治療とは、失った歯を補い、噛む機能や見た目を回復する治療法のひとつです。ブリッジ治療を検討されている方のなかには「ブリッジ治療のメリットは?」「費用はどれくらいなの?」などといった疑問をおもちの方もいるでしょう。

本記事では、ブリッジ治療のメリットやデメリット、治療の流れ、費用などについて詳しく解説します。現在、ブリッジ治療を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

ブリッジ治療とは

ブリッジ治療のイメージ

ブリッジ治療とは、失った歯を補うための治療法の一つです。ブリッジ治療では、欠損した歯の両隣にある健康な歯を支えとして人工の歯を固定します。その見た目が橋のように見えることからブリッジと呼ばれています。

1本の歯を失った場合は、両隣の2本の歯を利用して3本つながったブリッジを作ります。固定式のため取り外しが不要で、入れ歯のような違和感が少ないのが特徴です。また、噛む感覚も自然に近いため、食事の際にもストレスを感じにくい治療法とされています。

ブリッジ治療のメリット

ブリッジ治療のメリットのイメージ

ブリッジ治療には、さまざまなメリットがあります。ここでは、ブリッジ治療のメリットについて解説します。

違和感が少ない

ブリッジ治療では、固定式の人工歯を使用するため、入れ歯のように取り外す必要がありません。そのため、噛む際の感覚が天然の歯に近く、ストレスを感じることなく食事を楽しめます。

治療期間が短い

ブリッジ治療は、一般的には数カ月以内に治療が終了する場合が多いです。忙しい生活のなかでも、手軽に治療を受けられる点がメリットです。

保険が適用される

ブリッジ治療は保険診療の範囲内で行えることが多く、費用を抑えることができます。選択する材料によっては自費診療になる場合もありますが、保険が適用される素材を選択すれば経済的負担を軽減できるでしょう。

見た目が自然

使用する素材によっては、天然歯に近い見た目を実現できます。特にセラミックなどの審美性の高い素材を選択すれば、周囲の歯と調和し、美しい仕上がりになります。見た目を重視する方にとっては大きなメリットといえるでしょう。

歯並びを維持できる

歯を失った状態で放置すると、周囲の歯が移動して歯並びが乱れることがあります。

しかし、ブリッジを装着することで周囲の歯を安定させ、歯並びを保つことができます。これにより、噛み合わせの乱れやさらに歯を失うリスクを軽減できるでしょう。

外科手術が不要

インプラント治療のような外科手術を伴わないため、体への負担が軽く、安心して治療を受けられます。治療自体もシンプルで、通院回数が少ない点も魅力の一つです。

ブリッジ治療のデメリット

ブリッジ治療のデメリットのイメージ

ブリッジ治療にはいくつかのデメリットもあります。治療を受ける際には、以下の点についても十分に理解しておくことが重要です。

両隣の歯に負担がかかる

ブリッジは両隣の歯を支えとして固定されます。噛む力が支えとなる歯に集中するため、歯の寿命が縮まる可能性があります。特に支えとなる歯が弱っている場合には、将来的に問題が生じるリスクが高まるでしょう。

健康な歯を削る必要がある

ブリッジ治療では、人工歯を固定するために両隣の健康な歯を削らなければいけません。一度削った歯は元に戻せないため、健康な歯を削ることに抵抗がある方にとっては大きなデメリットといえるでしょう。

メンテナンスが難しい

ブリッジの場合、人工歯の下部や隣接する歯との境目に汚れが溜まりやすいです。しっかりとケアを行わないと虫歯や歯周病になるリスクが高まるでしょう。日常的にデンタルフロスやタフトブラシなどを使用してケアを行う必要があります。

適応とならない場合がある

ブリッジ治療の場合、失った歯の両隣に健康な歯があることが条件となります。そのため、歯を全て失っている場合には適応とならないのです。また、歯の状態や位置によっては、ほかの治療方法を検討しなければならない場合もあります。

ブリッジ治療の期間と通院頻度

ブリッジ治療の期間と通院頻度のイメージ

ブリッジ治療にかかる期間は一般的に1〜2カ月程度で、通院頻度は平均3〜5回程度です。

ただし、虫歯や歯周病がある場合、それらの治療が優先されるため、全体の期間が延びる可能性があります。

ブリッジの平均寿命は約7〜8年とされていますが、適切にケアを行うことで10年以上使用できる場合もあります。寿命を左右する要因には、使用する素材や支台歯の健康状態、日々の口腔ケアの質が挙げられます。

特に、歯間ブラシやデンタルフロスを活用して汚れを丁寧に取り除くことが重要です。また、ブリッジを長く使用するためには、半年に1回程度の頻度で歯科検診を受けることが推奨されています。

ブリッジ治療の流れ

ブリッジ治療で使用する器具

ブリッジ治療は、複数の工程を経て進められます。あらかじめ手順を理解しておくと安心です。以下では、ブリッジ治療の一般的な流れについて詳しく解説します。

問診と検査

まず、歯科医師による問診と口腔内の検査が行われます。この段階で、ブリッジ治療が適応となるか判断されます。また、治療方針や治療の流れについて説明を受けます。

支えとなる歯を削る

ブリッジを支えるために、両隣の歯(支台歯)を削ります。歯を削る際には、ブリッジが適切にフィットする形状に整えます。神経が残っている歯の場合は、痛みを軽減するために麻酔を使用することもあります。

型取り

削った歯をもとにブリッジを作製するため、歯型を取ります。専用の材料を使って、上下の噛み合わせも記録します。このときに仮歯を装着して治療中の見た目や噛む機能を一時的に補うこともあります。

ブリッジの作製

歯型をもとに、歯科技工士がブリッジを作製します。ブリッジの作製に使用する素材は保険診療か自費診療かで異なりますが、審美性や耐久性を考慮して選択されます。

試着と調整

完成したブリッジを試着し、口内でのフィット感や噛み合わせを確認します。この段階で違和感や不具合がある場合は、必要に応じて調整が行われます。

装着と固定

最終的な調整が完了したら、専用の接着剤を使ってブリッジを固定します。この後、歯科医師が噛み合わせや安定性を再確認し、問題がなければ治療は終了です。

ブリッジ治療にかかる費用

ブリッジ治療にかかる費用のイメージ

ブリッジ治療の費用は、保険診療と自費診療のどちらを選ぶかで大きく異なります。また、使用する素材や治療本数によっても変動します。以下では、それぞれの費用の目安について詳しく解説します。

保険診療の場合

保険診療のブリッジの場合、費用を抑えられるのが特徴です。

ただし、保険診療では使用できる素材が限られています。奥歯には銀色の金属が使用され、前歯には金属フレームに硬質レジン(樹脂)を貼り付けたものが使用されます。それぞれの費用は、以下のとおりです。

・奥歯の場合:1本あたり約3,000円〜5,000円
・前歯の場合:1本あたり約7,000円〜1万円

ブリッジは基本的に欠損した歯と両隣の歯の3本分を作るため、治療全体の費用は2万円~3万円程度になることが多いです。なお、この費用に検査や調整費用などが別途加算される場合があります。

自費診療の場合

自費診療を選ぶ場合、保険では使用できない高品質な素材を選べるのがメリットです。セラミックやジルコニアなどの素材は、見た目が天然歯に近く、審美性に優れています。また、金属を使用しない素材であれば金属アレルギーのリスクも回避できます。

ただし、全額自己負担になるため費用は高額です。費用の相場は、以下のとおりです。

・メタルボンド:1本あたり約8万円〜12万円
・オールセラミック:1本あたり約10万円〜16万円
・ジルコニア:1本あたり約10万円〜13万円

ブリッジは最低でも3本以上を必要とするため、治療全体では30万円以上になることが一般的です。

さらに、歯科医院や選ぶ素材によってはこれ以上の費用がかかる場合もあります。

ブリッジ治療を成功させるコツ

ブリッジ治療を成功させるコツを説明する女性

ブリッジ治療を成功させるポイントをまとめたので参考にしてみてください。

土台の歯が健康な状態か確認してもらう

ブリッジの支えとなる土台の歯が健康でなければ、治療後にトラブルが発生する可能性があります。土台となる歯が虫歯や歯周病になっていないかなどを事前にしっかり診断してもらうことが大切です。

無理のない設計になっているか確認する

ブリッジが無理のある設計になっていると、一部の歯に過剰な負担がかかり、破損や歯の痛みの原因になる可能性があります。そのため、噛み合わせや歯列に合わせた無理のない設計になっているかよく確認しましょう。

日々のケアを徹底する

ブリッジの寿命は、患者様自身のケアによって大きく変わります。人工歯と歯茎の間には汚れがたまりやすいため、歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスを活用して清潔な状態に保つことが大切です。特に、歯と歯茎の境目やブリッジの支台部分は注意して清掃しましょう。

定期的に歯科検診を受ける

ブリッジ治療後も、定期的に歯科検診を受けることでトラブルを未然に防げます。歯科医師がブリッジや支台の状態を確認し、必要に応じて調整やクリーニングを行うことで、ブリッジを長期間使用できるでしょう。

まとめ

ブリッジ治療を終えて笑顔の女性

ブリッジ治療とは、失った歯を補う治療法のひとつです。欠損した両隣の歯を支えにして橋を架けるように人工歯を装着します。ブリッジ治療には、メリットだけでなくデメリットもあるため、どちらも理解したうえで治療を受けるか検討することが重要です。

ブリッジ治療を検討されている方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療、インプラント、セラミック治療、ホワイトニング、歯科矯正など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

歯科恐怖症を克服!リラックスして治療を受ける方法

2024年12月4日
歯科恐怖症を克服!リラックスして治療を受ける方法

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯科医療は専門性の高い分野であり、患者様にとって分かりにくい情報や誤解が生じやすい情報も少なくありません。診療時間内に患者様お一人おひとりに十分なご説明をすることが難しい場合もあるため、このブログを開設いたしました。

このブログでは患者様からよくいただく質問や、知っておいていただきたい歯科医療の知識を、分かりやすく解説することを目指しています。専門用語はできる限り避け、分かりやすい言葉で情報を提供いたします。皆様の疑問を解消し、安心して治療を受けていただけるよう最新の研究結果やエビデンスに基づいた情報も積極的に発信してまいります。

ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

「リラックスして治療を受ける方法」について全力回答!

「歯医者さんって、なんだか怖い…」と感じていませんか?

「痛い思いはしたくないし治療中のあの音も苦手…」

そう思って歯医者さんから足が遠のいてしまっている方もいるかもしれません。

安心してください。
そう感じられているのはあなただけではありません。
多くの人が程度の差はあれ、歯医者さんに恐怖心や不安を感じています。

この記事では歯科恐怖症について詳しく解説し、その克服方法やリラックスして治療を受けるためのテクニックをご紹介します。
歯医者さんに対する恐怖心を和らげ、健康な歯を手に入れるための一歩を踏み出してみませんか?

この記事を読めば分かること

  • 歯科恐怖症の原因と症状が理解できます。
  • 歯科恐怖症の克服方法が学べます。
  • 安心できる歯医者さんの見つけ方が分かります。
  • 最新の歯科治療について知ることができます。

 歯科恐怖症ってどんなもの?

歯科恐怖症ってどんなもの?

歯科恐怖症とは、歯医者さんに対して強い恐怖心や不安を感じ、歯医者さんの受診を避けてしまう状態のことです。

「歯医者さんに行かなきゃ…」と思いつつもなかなか足が向かない、予約の電話をかける手が震えてしまう…。
もしそうなら、あなたは歯科恐怖症かもしれません。

歯科恐怖症の症状は人それぞれですが、以下のようなものがあります。

歯医者さんの予約がとれない

いざ歯医者さんに行こうと思っても、恐怖心から予約の電話をかけることさえ難しい場合があります。
「やっぱり、今日はやめておこう…」と、何度も電話を切ってしまうかもしれません。

歯医者さんの前を通るだけでドキドキする

歯医者さんの看板や建物の前を通るだけで心臓がドキドキしたり、冷や汗をかいたりすることがあります。
歯医者さんを連想させるものに触れるだけで強い不安を感じてしまうのです。

待合室で不安が募る

待合室で自分の順番を待つ間、不安で落ち着かない気持ちになることがあります。
他の患者さんの治療音が聞こえてきたり歯医者さんのにおいを感じたりすることで、恐怖心が増してしまうこともあるでしょう。

治療器具が怖い

治療に使う器具の音・振動・においなどが不快に感じられ、気分が悪くなってしまうことがあります。
利用の様子が過去のつらい経験と結びついて恐怖心を呼び起こすのかもしれません。

治療中にパニック

治療中に強い恐怖や不安を感じてパニック発作を起こしてしまうことがあります。
動悸や息切れ、めまい、吐き気などが起こり、治療を中断せざるを得ない状況になることもあります。

歯科恐怖症は決して特別なものではありません。
多くの人が多かれ少なかれ歯医者さんに恐怖心や不安を抱えています。

あなたが歯科恐怖症の症状に悩んでいるなら、一人で抱え込まずに信頼できる歯医者さんに相談してみましょう。

 歯医者恐怖症を直す方法は?

歯科恐怖症を克服する方法はもちろんあります。
ここでは、いくつかの方法をご紹介します。

1. 恐怖心の原因と向き合う

「なぜ歯医者さんが怖いのか?」

まずはその原因を探ってみましょう。

過去のつらい経験や歯医者さんに対するネガティブなイメージが恐怖心を引き起こしている可能性があります。

例えば「子供の頃に無理やり治療をされた」「痛い思いをした」「怖い先生に怒られた…」など、過去の記憶がトラウマになっているのかもしれません。あるいは「歯医者さんは痛い」「怖い」というような周りの人から聞いた話や、テレビや映画で見たイメージに影響を受けていることもあるでしょう。

自分の恐怖心の原因を具体的に理解することで、適切な対処法を見つけやすくなります。

2. 信頼できる歯医者さんを見つける

2. 信頼できる歯医者さんを見つける

歯医者さんとの相性は恐怖心を克服する上で非常に重要です。

優しい先生やスタッフがいる落ち着いた雰囲気の歯医者さんを選ぶようにしましょう。
ホームページや口コミサイトなどを参考に、自分に合った歯医者さんを探してみてください。

先生やスタッフの対応

患者さんの話に丁寧に耳を傾け、わかりやすく説明してくれる歯医者さんを選びましょう。

院内の雰囲気

清潔感がありリラックスできる空間かどうかを確認しましょう。

治療方針

患者さんの希望を尊重して無理のない治療計画を立ててくれる歯医者さんを選びましょう。

口コミや評判

他の患者さんの口コミや評判を参考に、信頼できる歯医者さんかどうかを判断しましょう。

3. 歯医者さんとコミュニケーションをとる

歯医者さんに不安や恐怖心を正直に伝えてみましょう。

「治療の内容がよくわからない」「痛みが心配」など、どんな些細なことでも構いません。
歯医者さんはあなたの不安を理解し、丁寧に説明してくれるはずです。

また、治療中に不安を感じればすぐに伝えるようにしましょう。
きっと歯医者さんはあなたのペースに合わせて治療を進めてくれます。

4. リラックスできる環境を作る

治療を受ける前に緊張を和らげる工夫をしてみましょう。

例えば好きな音楽を聴いたり、アロマを焚いたりするのも良いでしょう。
軽いストレッチや深呼吸をして、心身のリラックスを図るのも効果的です。

5. 徐々に歯医者さんに慣れていく

最初から難しい治療を受けるのはハードルが高いと感じるかもしれません。
まず簡単なクリーニングや検診など、短時間で終わる治療から始めてみましょう。 そして少しずつ治療のレベルを上げていくことで、歯医者さんに慣れていくことができます。

最初は緊張するかもしれませんが、少しずつ距離を縮めていくことで信頼関係を築くことができるはずです!

歯科恐怖症を克服できれば、これまで諦めていた治療を受けることができるようになります。
虫歯や歯周病の早期発見・早期治療はもちろん、歯のホワイトニングや矯正治療など、様々な治療によって健康で美しい口元を手に入れることができるでしょう。

 治療を受けないでいると・・・放置に潜む恐怖

治療を受けないでいると・・・放置に潜む恐怖

それでも「歯医者さんは怖いから、もう少し様子を見よう…」
そう思って治療を先延ばしにしていませんか?

歯のトラブルを放置することは、様々なリスクを生むことになります。

虫歯や歯周病の悪化

初期の虫歯や歯周病は、比較的簡単な治療で済みます。
しかし放置すると症状が悪化し、歯を支えている骨が溶けてしまうことも。
そうなると抜歯が必要になる可能性も高くなります。

「もっと早く歯医者さんに行っていれば…」と後悔しないためにも、早期の治療が大切です。

口臭の悪化

虫歯や歯周病が進行するとお口の中に細菌が増殖し、口臭の原因となります。
口臭は周りの人に不快な思いをさせてしまうだけでなく、自分自身も自信を失ってしまう原因になりかねません。

全身疾患のリスク増加

歯周病菌は歯茎だけでなく、血管を通って全身に広がる可能性があります。
そして心臓病や脳梗塞、糖尿病などのリスクを高めることが近年明らかになってきました。

お口の健康は、全身の健康にも深く関わっているのです。

歯周病が引き起こす病気については、以下の記事でも詳しく解説しています。
併せてぜひお読みください。

歯周病が引き起こす病気とは?全身の健康との関係性について解説!

精神的なストレス

歯の痛みや口元のコンプレックスは精神的なストレスにつながります。
「人前で思いっきり笑えない」「食事を楽しめない」など、日常生活に支障をきたすこともあるでしょう。

歯のトラブルが原因で睡眠不足や集中力低下に悩まされることもあるかもしれません。
治療を放置することで心身に悪影響を及ぼす可能性があることを覚えておきましょう。

 「歯医者パニック」その対策は?

「歯医者パニック」とは、治療中に強い恐怖や不安を感じ、動悸や息切れ、めまい、吐き気などの症状が出てしまうことを言います。

「歯医者さんで治療を受ける」と聞くと緊張してしまうのは当然のことです。
しかし、中にはその緊張が極度に高まってしまいパニック状態に陥ってしまう人がいます。
これが「歯医者パニック」です。

「歯医者パニック」は、過去のトラウマや治療に対する不安、恐怖心などが原因で起こると考えられています。
もしあなたが歯医者さんでパニックを起こしそうになったら、以下の方法を試してみてください。

深呼吸をする

ゆっくり深呼吸をすることで、心を落ち着かせましょう。

息をゆっくり吸い込み、ゆっくりと吐き出すことを繰り返します。
腹式呼吸を意識すると、よりリラックス効果が高まります。

筋肉をリラックスさせる

肩や首、顔の筋肉を意識的にリラックスさせましょう。

緊張するとこれらの筋肉が硬くなってしまいます。
意識的に力を抜くことで、心もリラックスしやすくなります。

歯医者さんに伝える

不安な気持ちやパニックになりそうなことを歯医者さんに正直に伝えましょう。

歯医者さんはあなたの不安を理解し、適切な対応をしてくれるはずです。
例えば治療のペースを調整したり、休憩を挟んだり等、、様々な配慮が期待できます。

目隠しをする

治療器具が見えないように目隠しをさせてもらうのも効果的です。

目隠しをすることで視覚的な刺激を遮断し、不安や恐怖心を軽減することができます。

休憩をとる

治療中に気分が悪くなったら遠慮なく休憩を申し出ましょう。
無理をせずに、自分のペースで治療を受けることが大切です。

歯医者パニックは、決して恥ずかしいことではありません。
多くの人が経験する可能性のあることです。

パニックになりそうになったら、上記の対処法を試したり歯医者さんに相談したりして、落ち着いて治療を受けられるようにしましょう。

 歯医者さんのイメージ、実は間違っているかも?

歯医者さんのイメージ、実は間違っているかも?

「歯医者さん=痛い、怖い」
そんなイメージを、今も持っていませんか?

昔の歯医者さんは治療の痛みも強く、怖い思いをした人もいるかもしれません。

しかし最近の歯医者さんは違います。
患者さんがリラックスして治療を受けられるように、様々な工夫を凝らしています。

麻酔の進化

麻酔技術の進歩により、注射の痛みもほとんど感じなくなっています。

表面麻酔や電動麻酔器などを使用することで、針を刺すときの痛みを最小限に抑えています。
麻酔が効いてくるまでの時間も短縮され、治療に要する時間や治療中の痛みを大幅に減らせるようになりました。

レーザー治療

レーザー治療は従来のドリルを使った治療に比べて、痛みや出血を抑えて治癒を早める効果があります。

また、レーザー治療は虫歯治療だけでなく、歯周病治療や口内炎治療など様々な治療に用いられています。

マイクロスコープ

肉眼では見えない部分まで確認できるマイクロスコープを導入している歯医者さんも増えています。

これによってより精密な治療が可能になり、治療の精度が向上しました。
マイクロスコープを使用することで、歯を削る量を最小限に抑えることもできます。

リラックスできる空間

落ち着いた雰囲気の待合室や診療室でリラックスして治療を受けられるよう、内装やBGMにもこだわっている歯医者さんが増えています。

アロマを焚いたりヒーリング音楽を流したりすることで、患者さんの緊張を和らげる工夫をしている歯医者さんも。
プライバシーに配慮した個室の診療室を完備している歯医者さんもあります。

最新の技術や設備を導入し、患者さんの負担を軽減するための取り組みが積極的に行われています。
「歯医者さん=怖い」というイメージは、もう過去のものになりつつあります。

 まとめ | 恐怖に配慮した治療方法があります。素直に相談してください!

まとめ | 恐怖に配慮した治療方法があります。素直に相談してください!

もりかわ歯科医院では歯科恐怖症の患者様にも安心して治療を受けていただけるよう、治療の各段階で様々な取り組みを行っています。

丁寧なカウンセリング

問診の際に患者様のお悩みやご希望をじっくりお伺いします。

痛みの少ない治療

麻酔やレーザー治療など、痛みを軽減する治療法を採用して治療中の痛みを最小限に抑えます。

リラックスできる環境

落ち着いた雰囲気の診療室で、リラックスして治療を受けていただけます。

丁寧なコミュニケーション

治療内容や費用について、わかりやすくご説明します。

歯科恐怖症は決して恥ずかしいことではありません。 多くの人が経験する自然な感情です。
恐怖心を克服して歯医者さんで治療を受けることは、あなたの健康にとって非常に大切です。

歯の健康を取り戻し、笑顔で過ごせる毎日を手に入れましょう。
勇気を出してもりかわ歯科医院にご相談ください。

大阪府八尾市の歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」

当院では日々の診療で患者様との対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を心がけています。

  • インプラント治療
  • 入れ歯・ブリッジ
  • 審美歯科
  • 歯列矯正

など、様々な治療に対応しておりますので、歯に関する心配事がございましたらいつでもお気軽にご来院ください。矯正治療に関する無料相談も実施しておりますので、歯並びでお悩みの方もぜひ一度お問い合わせください。

矯正無料相談
矯正無料相談

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

歯周病とはどんな病気?主な症状や原因、治療法などを解説

2024年11月29日
歯周病が気になっている女性のイメージ

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

歯周病は、日本人の成人のおよそ8割が罹患しているとされる非常に身近な歯科疾患です。初期段階では自覚症状が少なく、気づいたときには進行しているケースも少なくありません。

歯周病が進行すると、歯を支える歯茎や顎の骨が破壊され、最終的には歯を失う原因にもなります。

この記事では、歯周病とはどのような病気なのかを解説し、現れる症状や歯周病の原因、治療法、予防法などについて詳しくご紹介します。歯周病にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

歯周病とは

歯周病のイメージ

歯周病とは、歯を支える組織が細菌の影響によって炎症を起こす病気です。最終的には、顎の骨が溶かされて歯の喪失につながることもあります。

歯周病は、大きく歯肉炎と歯周炎の2段階に分類されます。歯肉炎は、歯ぐきのみに炎症が起こっている状態で、適切なケアを行えば回復が可能です。

しかし、歯茎が赤くなったり歯磨きの際に出血したり、軽度な症状しか現れないため、この段階で歯周病であることを自覚できる方は少ないです。

進行して歯周炎になると、歯を支える骨が破壊され始めます。歯周組織の破壊が進めば、歯が抜け落ちる恐れがあります。

歯周病の影響は、口内だけにとどまりません。全身の健康にも影響を及ぼすことが分かっています。糖尿病や動脈硬化、心臓病など、全身疾患との関連が指摘されており、歯周病を予防・治療することは全身の健康のためにも重要です。

歯周病を放置するリスク

初期段階で適切な治療を受ければ歯周組織を保てますが、歯周病を放置した場合、歯周組織の破壊が進みます。歯ぐきが下がって見た目が悪くなったり、歯がぐらつくようになったりするでしょう。最終的には、歯が抜け落ちる可能性があります。

歯を失うと咀嚼機能が低下し、食事や会話が困難になるでしょう。生活の質が大きく損なわれるため、歯周病は放置せず治療しなければなりません。

また、上述しましたが、歯周病は全身疾患とも密接に関わっています。歯周病菌が血液中に侵入すると、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中といった循環器系の疾患を引き起こすリスクが高まるのです。

糖尿病との関連も指摘されており、歯周病が進行すると糖尿病の管理が難しくなり、糖尿病患者は歯周病が悪化しやすいことが分かっています。妊婦においては、歯周病が早産や低出生体重児のリスクを高めるとされています。

歯周病を放置するとさまざまなリスクが生じるため、定期的な歯科検診や適切なケアで予防することが重要です。

歯周病の進行度と症状

歯周病が進行しているイメージ

歯周病には進行度があり、それぞれで現れる症状が異なります。初期段階では軽度な症状しか現れないため、放置する方も少なくありません。

ここでは、歯周病の進行度ごとに現れる主な症状を解説します。

歯肉炎

歯周病の最初の段階である歯肉炎では、歯ぐきに炎症が生じます。この段階では、歯を支える骨にダメージは及んでおらず、適切なケアを行えば改善が可能です。

主な症状としては、歯ぐきの腫れや赤み、ブラッシング時の出血が挙げられます。痛みを感じることはほとんどなく、自覚症状が少ないため見過ごされやすいのが特徴です。

軽度の歯周炎

歯肉炎が進行すると、歯ぐきだけでなく歯を支える骨(歯槽骨)にも影響が出始めます。軽度の歯周炎では、歯ぐきの腫れや出血に加え、口臭が発生する場合があります。

また、歯と歯ぐきの間に歯周ポケットと呼ばれる隙間が生じ、細菌が繁殖しやすい環境が整います。

中等度の歯周炎

中等度の歯周炎では、歯槽骨の破壊が進んで歯ぐきが下がったように感じ始めます。歯がぐらつくように感じることもあり、食事の際に違和感を覚えるでしょう。

口臭がさらに強くなり、日常生活に支障をきたすことがあります。

重度の歯周炎

重度の歯周炎になると、歯槽骨が大きく損傷し、歯が抜け落ちるリスクが高まります。歯ぐきは大きく後退し、歯が長く見えるようになります。

痛みや膿の排出が頻繁に発生し、歯のぐらつきも悪化することから咀嚼が困難になる方が多いです。この段階では歯を保存することが難しくなるケースが多く、抜歯が選択されることも少なくありません。

歯周病の原因

歯周病の原因のひとつである喫煙習慣のイメージ

歯周病を引き起こす主な要因は、歯垢に含まれる細菌です。歯や歯ぐきに付着したプラーク(歯垢)には数百種類以上の細菌が含まれており、歯周病を引き起こす病原菌も存在します。

プラークが適切に除去されないと、時間が経つにつれて石灰化し歯石となります。歯石はブラッシングだけでは取り除けないため、さらに細菌が繁殖しやすい環境になり、歯周病を引き起こすのです。

歯周病の直接的な原因は歯垢といえますが、さまざまな要因で歯周病のリスクが高まることが分かっています。歯周病の発症・悪化に関与するとされているものは、以下のとおりです。

・不適切な歯磨き
・喫煙習慣
・ストレス
・食生活
・全身疾患

タバコには多くの有害物質が含まれており、喫煙すると口内の血流が悪化し、細菌への抵抗力が低下します。喫煙習慣がある方は、ない方と比べて歯周病になりやすいのです。

ストレスと歯周病は関係ないように思うかもしれませんが、ストレスが溜まると唾液の分泌量が減少することがあります。唾液には口内を清潔に保つ働きがあるので、分泌量が減ると口内に汚れが溜まりやすくなり、歯周病のリスクも高まるといえます。

食生活も、歯周病のリスクを高める要因の一つです。口内の細菌は食事の糖を栄養に繁殖するため、甘いものを頻繁に摂取する方は歯周病になりやすいでしょう。

全身疾患については上述しましたが、特に糖尿病患者は歯周病を発症しやすく、悪化しやすいことが分かっています。

歯周病の検査・診断法

歯周病の検査・診断法のひとつである歯のレントゲン検査のイメージ

歯周病は進行するまで自覚症状が現れにくいため、定期的な検査と早期診断が非常に重要です。ここでは、一般的な歯周病の検査と診断法について解説します。

視診

まず、歯科医師が目視で歯や歯ぐきの状態を確認します。歯ぐきの色や腫れ具合、出血の有無などをチェックすることで、歯周病の初期症状を見つけます。

歯周ポケットの測定

歯と歯ぐきの間の歯周ポケットの深さを測定します。専用の器具(プローブ)を用いて、数ミリ単位で深さを測ります。

健康な歯ぐきでは、歯周ポケットの深さは1〜2mm程度ですが、歯周病が進行するとポケットが深くなり、3mm以上の場合は注意が必要です。6mm以上の場合は重度の歯周病と診断されることがあります。

レントゲン検査

歯周病が進行すると、歯を支える骨(歯槽骨)が徐々に破壊されます。レントゲン検査を行うことで、骨の状態や減少具合を確認します。

細菌検査

唾液を調べて、歯周病の原因菌を特定することもあります。原因菌を特定できれば、より患者さまにあった治療を提案できるようになります。

動揺度検査

歯がどの程度ぐらついているかを調べる動揺度検査も行われます。専用の器具で軽く歯を押して、歯の動き具合を確認します。動揺が大きい場合は、歯周病が進行している可能性が高いです。

歯周病の治療法

歯周病の治療で歯石除去をしている

歯周病について解説してきましたが、どのように治療するのか気になった方も多いのではないでしょうか。ここでは、歯周病の治療法について解説します。

歯周基本治療

プラークや歯石の除去、口腔内の衛生環境の改善に重点を置いた治療です。具体的な内容は、以下のとおりです。

・クリーニング
・SPR
・ブラッシング指導

まずは、口内をクリーニングして清潔にします。SPR(スケーリング・ルートプレーニング)は、歯の表面や歯周ポケット内に付着した歯垢・歯石を専用の器具で除去する処置です。

炎症の原因となる細菌を取り除き、歯ぐきの腫れや出血を軽減します。

また、歯周病の治療では患者様の日々のケアも欠かせません。歯科医院でどれだけ治療を受けても、日々のブラッシングが不適切であれば歯周病は改善できないのです。

そのため、歯科医師や歯科衛生士によるブラッシング指導も行われます。患者さまにあったブラッシング方法やツールの選び方などをお伝えし、日々のケアの質を高めます。

歯周外科治療

基本治療では症状が改善されない場合に選択されるのが、歯周外科治療です。歯ぐきを切開して歯の根や歯槽骨の深部に直接アプローチし、感染組織や歯石を徹底的に取り除く処置です。

主な治療法としては、フラップ手術と歯周組織再生療法が挙げられます。

フラップ手術は、歯ぐきを切開して歯周ポケット内の歯石や感染組織を直接取り除く方法です。歯周ポケットを浅くし、細菌の繁殖を抑制します。また、手術後は歯ぐきが歯に再付着するため、歯の安定性の向上も期待できます。

歯槽骨の再生を目指す場合には、歯周組織再生療法が行われます。再生材料や人工骨を使用して、破壊された歯槽骨の回復を促します。

歯周病を予防するには

歯周病を予防するにはデンタルフロスを併用すると良いというイメージ

歯周病を予防するためには、日々のセルフケアと定期的な歯科医院でのチェックが欠かせません。

歯ブラシだけでは汚れを十分に落とせないため、デンタルフロスや歯間ブラシも併用しましょう。歯と歯の間や歯周ポケットの汚れも除去すれば、歯周病の予防に効果的です。

また、歯科医院での定期検診とプロフェッショナルクリーニングを受けることで、口内を清潔に保てます。初期の歯周病を早期に発見・対処することも可能でしょう。特に気になる症状がなくても、3〜6ヶ月ごとの受診が推奨されています。

ただし、歯周病のリスクが高いと判断された場合は、1〜2ヶ月に一度の受診を勧められることもあるでしょう。

生活習慣の改善も、歯周病を予防する上で重要です。喫煙は歯周病を悪化させる大きな要因であるため、禁煙を心がけましょう。栄養バランスの取れた食生活や、適度な運動、ストレス管理も免疫力を高めるために役立ちます。

まとめ

歯周病を予防して健康で笑顔の老人と娘

歯周病は初期段階では気づきにくいものの、進行すると歯を失う原因になります。全身の健康にも影響を及ぼす病気なので、早期発見・早期治療が非常に重要です。

口内だけでなく全身の健康を守るためにも、歯周病についての理解を深めて適切に予防しましょう。気になる症状がある場合は、早めに歯科医師に相談してください。

歯周病でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療、インプラント、セラミック治療、ホワイトニング、歯科矯正など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

歯の定期検診はいつ行くべき?頻度とおすすめの時期

2024年11月27日
歯の定期検診はいつ行くべき?頻度とおすすめの時期

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯科医療は専門性の高い分野であり、患者様にとって分かりにくい情報や誤解が生じやすい情報も少なくありません。診療時間内に患者様お一人おひとりに十分なご説明をすることが難しい場合もあるため、このブログを開設いたしました。

このブログでは患者様からよくいただく質問や、知っておいていただきたい歯科医療の知識を、分かりやすく解説することを目指しています。専門用語はできる限り避け、分かりやすい言葉で情報を提供いたします。皆様の疑問を解消し、安心して治療を受けていただけるよう最新の研究結果やエビデンスに基づいた情報も積極的に発信してまいります。

ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

「歯の定期検診」について全力回答!

「歯医者さんに行くのは、歯が痛くなってからでいいかな…」
「別に気になる症状もないし、わざわざ歯医者に行く必要ってあるのかな?」
「歯の定期検診って実際どんなことをするの?」

こんな風に思っていませんか?
実は、歯の健康を維持するためには定期的な検診がとても大切なんです。

皆さんはご自身の歯の健康に自信がありますか?
毎日歯磨きをしていても、自分では気づかないうちに虫歯や歯周病が進行しているかもしれません。
口臭が気になる、歯並びが気になる、といった悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか?

これらの悩みを解決して健康な歯を維持するためには、定期的な歯科検診が不可欠です。

今回は歯の定期検診の重要性に加えて、頻度やおすすめの時期について詳しく解説していきます。
この記事を読めば歯の定期検診に関する疑問が解消され、きっとあなたも定期検診に行きたくなるはず!
ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。

この記事を読めば分かること

  • 歯の定期検診の目的
  • 定期検診でどんなことをするのか
  • 歯科検診を受ける適切な頻度
  • 検診を受けないとどうなるのか
  • 口臭と歯の関係
  • 定期検診で得られるメリット

 歯の定期検診の基礎知識

歯の定期検診とは、虫歯や歯周病などのお口のトラブルを早期に発見し、予防・治療するために行うものです。
「まだ若いから大丈夫」「歯磨きをしっかりしているから大丈夫」と思っていても、気づかないうちに虫歯や歯周病が進行している可能性もあります。

定期検診では、主に以下のような検査を実施しています。

主な検査項目

主な検査項目

虫歯のチェック

目視やレントゲン撮影で初期の虫歯も見逃しません。

歯周病のチェック

歯周ポケットの深さを測り、歯周病の進行度合いを調べます。
歯周ポケットとは歯と歯ぐきの間の溝のことです。歯周病が進行すると溝が深くなり、歯周病菌が繁殖しやすくなります。

歯石の除去

歯ブラシでは落とせない歯石を専用の器具で除去します。
歯石とは歯垢(プラーク)が石灰化したものです。歯石は歯周病の原因となるため、定期的に除去することが重要です。

歯のクリーニング

歯の表面を磨いて汚れや着色を落とします。
タバコのヤニやコーヒー、お茶などの着色汚れを落とすことで歯本来の白さを取り戻し、虫歯や歯周病の予防にもなります。

噛み合わせのチェック

噛み合わせの異常は顎関節症や歯周病、虫歯のリスクを高めます。
顎関節症とは顎の関節や周りの筋肉に異常が起こる病気です。口が開けにくい、顎が痛い、などの症状が現れます。

口腔がんのチェック

口の中に異常がないか、視診や触診で確認します。
口腔がんは口の中にできるがんの総称です。早期発見・治療が重要です。

これらの検査を通して、お口の健康状態を総合的に把握し、適切な予防や治療を行うことができます。

歯の定期検診を受けるメリット

早期発見・早期治療

早期発見・早期治療

虫歯や歯周病を早期に発見して治療することで、歯を失うリスクを減らすことができます。

予防

予防

歯石除去やクリーニングなどによって虫歯や歯周病を予防することができます。

口腔内の健康維持

口腔内の健康維持

定期的な検診とケアによって健康な口腔内を維持することができます。

全身の健康維持

全身の健康維持

口腔内の健康は全身の健康にも繋がっています。

 定期検診でわかること

定期検診を受けることで、ご自身では気づかないお口のトラブルを早期に発見することができます。

「自分は毎日歯磨きをしているから大丈夫!」
「歯に痛みもないし、問題ないはず…」

そう思っていても、お口の中には深刻な問題が隠れているかもしれません。

早期発見が難しい、虫歯や歯周病

早期発見が難しい、虫歯や歯周病

例えば、初期の虫歯は自覚症状がないことがほとんどです。
しかし、定期検診でレントゲン撮影を行うことで隠れた虫歯を発見することができます。

歯周病も初期段階では自覚症状が乏しいため、気づかないうちに進行してしまうケースが多いです。
定期検診では、歯周ポケットの深さを測定することで、歯周病の進行度合いを把握することができます。

歯周病は、歯周組織(歯ぐき、歯根膜、歯槽骨)が歯周病菌に感染して起こる炎症性疾患です。
以前は「日本人の成人の約8割が歯周病」と言われていましたが、これは歯肉出血や歯石の付着なども含めた数値で、現在では歯周ポケットが4mm以上の、やや進行した状態を歯周病としています。

厚生労働省の調査によると、4mm以上の歯周ポケットを持つ人の割合は45歳以上で過半数を占め、年齢が上がるにつれて高くなる傾向があります。(引用元:厚生労働省 e-ヘルスネット)

放置すると歯が抜け落ちてしまうだけでなく糖尿病や心臓病などの全身疾患にも影響を与える可能性があるため、早期発見・治療が非常に重要です。

歯並びや噛み合わせのチェック

歯並びや噛み合わせのチェック

さらに歯並びや噛み合わせのチェックも重要です。

不正咬合(歯並びや噛み合わせが悪い状態)は見た目の問題や虫歯や歯周病のリスクを高めるだけでなく、顎関節症や発音障害、消化不良などを引き起こす可能性があります。

定期検診では歯並びや噛み合わせの状態をチェックし、必要があれば矯正治療などの適切な処置を提案することができます。

矯正治療に関しては以下で詳しくご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください!

マウスピース矯正(インビザライン) – 医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所(志紀駅

口腔がんのチェック

口腔がんは口の中にできるがんの総称です。
舌がん、歯肉がん、頬粘膜がんなど、様々な種類があります。

初期の口腔がんは痛みなどの自覚症状がほとんどありません。そのため発見が遅れてしまうケースも多いのが現状です。
しかし定期検診で口腔内をくまなくチェックすることで、早期に発見できる可能性が高まります。

このように、定期検診では様々な検査を通して、ご自身では気づきにくいお口のトラブルを早期に発見することができます。

 歯科検診は何ヶ月ごとに行くべき?

では、歯の定期検診はどのくらいの頻度で受けるべきなのでしょうか?
一般的には、2〜3ヶ月に1回程度の受診が推奨されています。

これは歯周病菌が約3ヶ月で再び増殖し始めるためです。
定期的に歯石除去やクリーニングを行うことで歯周病菌の増殖を抑え、お口の健康を維持することができます。

なぜ歯周病菌は増殖するの?

口の中には常に多くの細菌が存在しています。
歯磨きをきちんと行っていても、磨き残しや歯ブラシが届きにくい部分には細菌が残ってしまいます。

これらの細菌は時間とともに増殖し、歯垢(プラーク)を形成します。そして歯垢が石灰化すると、歯石となります。
歯石は歯周病菌の温床となり、歯周病を進行させる原因となります。

定期検診で歯周病菌の増殖を防ぐ

定期検診では歯石除去やクリーニングを行うことで、歯周病菌の増殖を抑えることができます。
歯周病のチェックも行うことで早期発見・治療に繋がり、重症化を防ぐことができます。

受診頻度は人によって異なる

ただし、お口の状態や生活習慣によっては、2〜3ヶ月よりも短い間隔で受診した方が良い場合もあります。
以下に当てはまる方は、歯科医師に相談し、適切な受診頻度を決めましょう。

喫煙習慣がある方

タバコは歯周病のリスクを高めるだけでなく、治療の効果を下げることもわかっています。

ニコチンは血管を収縮させ、歯ぐきへの血流を悪くすることで歯周組織の抵抗力を弱めます。
また、一酸化炭素は酸素の運搬を阻害し、歯周組織の回復を遅らせます。さらにタバコの煙に含まれる有害物質は、歯周病菌の増殖を促進する可能性があります。そのため喫煙者は非喫煙者に比べて歯周病になりやすく、進行も早い傾向があります。

糖尿病などの持病がある方

糖尿病は、歯周病を悪化させる要因となります。

高血糖状態が続くと体の免疫力が低下し、歯周病菌への抵抗力が弱まります。
また歯周病菌が産生する炎症性物質はインスリンの働きを阻害し、血糖コントロールを悪化させる可能性があります。
さらに糖尿病は口の中の乾燥や唾液の減少を引き起こし、歯周病菌の増殖を促進する可能性があります。

そのため糖尿病患者さんは、歯周病の予防と管理に特に注意する必要があります。

歯周病の治療経験がある方

一度歯周病にかかると、再発しやすいため、注意が必要です。

歯周病治療によって歯周病菌は減少しますが完全に除去することは難しく、歯周ポケットの深い部分などに残っている可能性があります。また歯周病は生活習慣病の一種であり、食生活やブラッシングなどの生活習慣が改善されなければ再発のリスクが高まります。

そのため歯周病の治療後も定期的な検診とクリーニング、そして正しいセルフケアを継続することが重要です。

歯磨きが苦手な方

歯磨きが不十分だと歯垢や歯石が溜まりやすくなります。歯垢は細菌の塊であり、虫歯や歯周病の原因となります。

歯垢が石灰化すると歯石となり、歯ブラシでは除去できなくなります。歯石は歯周病菌の温床となり、歯周病を進行させる原因となります。歯磨きが苦手な方は歯科医院での定期的なクリーニングと、歯科衛生士によるブラッシング指導を受けることをおすすめします。

妊娠中の方

妊娠中はホルモンバランスの変化により、歯周病になりやすくなります。

妊娠中は女性ホルモンの分泌が増加し、歯ぐきが炎症を起こしやすくなります。
また、つわりによる嘔吐や食生活の変化によって口の中が酸性になりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。さらに妊娠中は免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなるため、歯周病菌への抵抗力も弱まります。

そのため妊娠中は定期的な検診とクリーニング、そして丁寧なセルフケアを心がけることが大切です。

 歯医者に長期間行かないとどうなる?

「歯医者なんて、痛くなってから行けばいい」

そう思っている方もいるかもしれません。
しかし長期間歯科検診を受けずに放置すると、様々なリスクがあります。

虫歯や歯周病の進行

初期段階では自覚症状の少ない虫歯や歯周病も、進行すると歯を失う原因となります。

歯を失うと食べ物を噛む機能が低下するだけでなく、見た目の問題や発音障害などが起こる可能性があります。
歯を失ったまま放置すると、周りの歯が傾いたり噛み合わせが悪くなったりするなど、さらなる問題を引き起こす可能性があります。

全身疾患のリスク増加

歯周病菌が血管に入り込むことで心臓病や脳梗塞などのリスクが高まると言われています。

歯周病菌は血液を介して全身に運ばれ、様々な臓器に悪影響を及ぼす可能性があります。
例えば、心臓病では歯周病菌が心臓の血管に炎症を引き起こし、動脈硬化を促進する可能性があります。
脳梗塞では歯周病菌が脳の血管に血栓を作り、脳梗塞を引き起こす可能性があります。

治療費の増加

早期に発見・治療すれば少ない費用で済む場合も放置することで治療が複雑化し、費用がかさんでしまうことがあります。

例えば初期の虫歯であれば簡単な治療で済むことが多いですが、進行した虫歯になると神経を抜いたり、歯を抜いたりする必要が出てくる場合があります。
歯周病も初期段階であれば、歯石除去やクリーニングなどの比較的簡単な治療で済むことが多いですが、進行すると外科的な治療が必要になる場合があります。

このように、歯科検診を怠ると将来的に大きな負担を招く可能性があります。
「自分は大丈夫」と思わずに、定期的な歯科検診を受けてお口の健康を維持しましょう。

 口臭が気になる…もしかして歯の病気?

「最近、口臭が気になる…」
「人と話すのが恥ずかしい…」

そんな悩みをお持ちのあなた。もしかしたらその口臭、歯の病気が原因かもしれません。
口臭の原因は様々ですが、虫歯や歯周病も口臭の原因となることがあります。

虫歯と口臭

虫歯によって歯に穴が開くと、その部分に食べカスが溜まりやすくなります。

食べカスは口臭の原因となる細菌のエサとなり、細菌が繁殖することで口臭が発生します。
また、虫歯が進行すると歯の神経が腐ってしまい、さらに強い口臭が発生することがあります。

歯周病と口臭

歯周病菌は、硫化水素やメチルメルカプタンなどの揮発性硫黄化合物を産生します。

これらの物質は卵の腐ったような悪臭を放ち、口臭の主な原因となります。
歯周病が進行すると歯周ポケットが深くなり、歯周病菌の増殖が活発化し、口臭も強くなります。
さらに歯周病が進行すると、歯周ポケットから膿が出ることがあります。この膿も口臭の原因となります。

口臭を予防するために

口臭を予防するためには毎日の歯磨きはもちろん、定期的な歯科検診も重要です。

歯科検診では虫歯や歯周病のチェックだけでなく、歯石除去やクリーニングなどを行うことで口臭の原因となる細菌の増殖を抑えることができます。

口臭が気になる場合は一度歯科医院を受診し、お口の状態をチェックしてもらいましょう。

まとめ|定期的な歯科検診で健康な歯を保とう!

この記事では歯の定期検診の重要性について解説しました。
定期検診を受けることで虫歯や歯周病などの早期発見・治療はもちろん、口臭予防や全身の健康維持にも繋がります。

「歯医者さんは怖い」「痛いのは嫌だ」というイメージをお持ちの方もいるかもしれません。

しかし、最近の歯科治療は痛みを最小限に抑えるよう工夫されていますのでご安心ください。
もしかしたらご自身では気づいていないお口の悩みがあるかもしれません。

もりかわ歯科医院では、患者様一人ひとりの口腔内を丁寧に診察し、歯に関するあらゆる問題の解決をサポートいたします。

「歯の健康に不安がある…」
「自分に合ったケア方法を知りたい…」

そう感じている方は、一人で悩まず、ぜひお気軽に「もりかわ歯科医院」にご相談ください。
専門家による適切な診断と治療で、健康で自信の持てる口内環境を手に入れましょう!

大阪府八尾市の歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」

当院では日々の診療で患者様との対話を大切にし、お一人お一人に合わせた治療を心がけています。

  • インプラント治療
  • 入れ歯・ブリッジ
  • 審美歯科
  • 歯列矯正

など、様々な治療に対応しておりますので、歯に関する心配事がございましたらいつでもお気軽にご来院ください。矯正治療に関する無料相談も実施しておりますので、歯並びでお悩みの方もぜひ一度お問い合わせください。

矯正無料相談
矯正無料相談

詳しくは当院ホームページにあるマウスピース矯正ページも併せてご覧ください。

保険の入れ歯で十分ってほんと?自費の入れ歯と特徴を比較

2024年11月22日
2つの入れ歯

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所です。

入れ歯を考えたときに「保険の入れ歯で十分だろう」と思いつつも「自費のものも捨てがたい」とどちらを選べばよいのか迷う方は多いでしょう。保険の入れ歯は費用を抑えられますが、自費の入れ歯には見た目やフィット感の面で大きな魅力があります。

今回は、保険の入れ歯で十分なのか解説します。自費の入れ歯との違いについても解説しますので、入れ歯選びでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

入れ歯は保険治療と自費治療がある

入れ歯の模型と鏡

入れ歯には保険治療と自費治療があり、使用される材料や作製工程に大きな違いがあります。保険治療では歯科用プラスチックなど限られた材料しか使用できませんが、自費治療ではチタンやシリコンといった、より高品質な材料を選べるのです。

また、保険治療の入れ歯の場合はズレやすかったり食事しにくかったりすることがありますが、自費治療では一人ひとりのお口にフィットするように精密に作製されるため快適に使用できます。

保険の入れ歯で十分というのは本当?

入れ歯の保険治療と自費治療を歯科医師に相談する女性

保険の入れ歯は噛む・話すといった基本的な機能を備えており、価格も手軽なことから多くの方に選ばれています。実際に見た目や使い心地について満足されている方も少なくありません。

しかし、保険の入れ歯はあくまで最低限の機能の回復に留まります。そのため、より快適さや高い審美性を求める場合には限界があるのです。上述のとおり、自費治療の場合は使用できる材料に制限がなく、精密に作製されるため、より個別のニーズに対応できるでしょう。

最終的にどちらが合っているかは、患者さま一人ひとり異なりますので、歯科医師に相談のうえ、決定することが大切です。

保険の入れ歯のメリットとデメリット

保険の入れ歯のメリットとデメリットイメージ

ここでは、保険の入れ歯のメリットとデメリットについて解説します。

保険の入れ歯のメリット

保険の入れ歯のメリットは、以下のとおりです。

費用が安い

保険の入れ歯の最大のメリットは、やはり費用が安いという点です。一般的に、保険適用の部分入れ歯の費用は3割負担で5,000円〜1万5,000円程度、総入れ歯の費用は3割負担で1万5,000円〜2万円程度です。

自費の入れ歯に比べて費用がかなり安いため、予算が限られている方にとっては大きなメリットといえるでしょう。

多くの歯科医院で取り扱っている

保険の入れ歯は全国の多くの歯科医院で取り扱われています。保険診療では診療費も定められているため、料金が予想外に高くなることがありません。

基本的な機能は備わっている

保険の入れ歯でも、噛む・話すといった基本的な機能はしっかりと果たします。日常生活を支障なく送るために必要な機能は確保されており、多くの方にとって十分な選択肢となるでしょう。

治療期間が短い

保険の入れ歯は、自費治療に比べて治療期間が短いのが特徴です。部分入れ歯の場合は2〜4週間程度、総入れ歯の場合は4週間程度で治療が完了します。できるだけ早く歯の機能を回復させたいという方にとって、大きなメリットといえるでしょう。

保険の入れ歯のデメリット

保険の入れ歯のデメリットは、以下のとおりです。

耐久性が劣る

保険の入れ歯に使用される材料はプラスチックであるため、時間の経過とともに変色・変形が起こりやすいです。

そのため、2年ほどで作り直しが必要になるケースが多いでしょう。頻繁に修理や再作成が必要になると、長期的に費用がかさむ可能性があります。

しっかりと噛めない場合がある

保険の入れ歯の場合、硬い食べ物を噛む際にずれて、しっかりと噛めないことがあります。特に、噛んだときに強い力がかかると入れ歯が外れやすくなり、食事をする際に不便さを感じることが多いです。

そのため、柔らかい食べ物を中心に食事をとることが増えるでしょう。その結果、栄養バランスが偏る可能性があります。

保険治療は作製にかけられる時間が限られており、簡易的な型取りしか行いません。そのため、噛み合わせを十分に考慮した調整が難しく、使い心地が悪いと感じることがあるのです。

目立つことがある

保険の入れ歯のなかでも、部分入れ歯は目立つことが多いです。保険の部分入れ歯の場合、引っ掛ける部分に金属のバネが使用されます。そのため、口をあけたときに目立つことがあるのです。

周囲に入れ歯を使っていることを知られたくない方にとっては、大きなデメリットといえるでしょう。そのため、見た目を重視する方には自費治療の入れ歯が選択されることが多いです。

口内が不衛生になりやすい

保険の入れ歯は口の中でずれやすいため、食べ物のカスや唾液が入れ歯の内側に入り込みやすく、衛生面で問題が生じやすいです。

また、保険適用の入れ歯に使用されるプラスチックは作製過程で気泡ができやすく、その気泡部分に細菌が付着して繁殖することがあります。これが原因で、不快なにおいが発生することもあるでしょう。

周りの歯に負担がかかる

保険の部分入れ歯では、金属のバネを隣接する健康な歯に引っ掛けて固定します。そのため、引っ掛ける歯に過度の負担がかかることがあるのです。噛むたびに力がかかるため、歯の寿命が短くなる可能性もあります。

自費の入れ歯のメリットとデメリット

自費の入れ歯のメリットとデメリットイメージ

では、自費の入れ歯にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。ここでは、自費の入れ歯のメリットとデメリットについて解説します。

自費の入れ歯のメリット

自費の入れ歯のメリットは、以下のとおりです。

ズレにくい

自費の入れ歯は精密に型取りを行い、高品質な材料を使用して作られるため、非常に安定感があります。そのため、強く噛み締めてもズレにくく、噛み合わせがしっかりと保たれます。

これにより硬い食べ物や繊維質の多い食材なども、痛みや不快感なく噛むことができるでしょう。また、フィット感が高いため食事中に入れ歯が外れたり、ずれたりする心配が少なく快適に過ごせます。

目立ちにくい

自費診療では、見た目に配慮した入れ歯の作製が可能です。特に、金属の代わりに歯肉の色に馴染むピンク色の樹脂を使用することで、入れ歯をしていることが他人に気づかれにくくなります。

会話や食事中でも自然な見た目を保つことができるのは、審美性を重視する方にとって大きなメリットといえるでしょう。

装着時の違和感が少ない

自費の入れ歯は保険診療のものよりも薄く作れるため、装着時の違和感が大幅に軽減されます。保険の入れ歯の場合、強度をもたせるために床部分を厚くする必要があります。そのため、装着時に違和感をおぼえやすいのです。

一方で、自費治療の入れ歯のなかには金属床を使用したものもあります。金属は強度が高いため、薄く作ることができます。そのため、装着時の違和感を軽減できるでしょう。

自費の入れ歯のデメリット

自費の入れ歯のデメリットは、以下のとおりです。

費用が高い

自費の入れ歯の最大のデメリットは、費用が高額である点です。自費の入れ歯には高品質な材料を使用するため、費用が高額になります。部分入れ歯の費用は15万〜60万円程度、総入れ歯の費用は50万〜80万円程度で、材料にこだわると100万円に達することもあるのです。

保険治療と比べて大きな負担となるため、治療を躊躇する方がいるかもしれません。

治療に時間がかかる

自費の入れ歯は、費用に見合った高い品質を提供するために、より精密に作製する必要があります。そのため、調整や仕上げに時間がかかるのです。できるだけ早く治療を終えたい方にとって、治療に時間がかかる点はデメリットといえるでしょう。

まとめ

入れ歯を装着して笑顔で微笑みあう夫婦

保険の入れ歯と自費の入れ歯にはそれぞれメリットとデメリットがあり、どちらを選ぶかは個々のニーズによって異なります。保険の入れ歯には費用が安く、治療期間も短いなどといったメリットがありますが、耐久性や審美性には限界があります。

一方、自費の入れ歯はフィット感や見た目、耐久性に優れていますが、費用は高額です。それぞれの特徴をよく理解し、歯科医師に相談のうえ、ご自身に合った入れ歯を選択しましょう。

入れ歯を検討されている方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療、インプラント、セラミック治療、ホワイトニング、歯科矯正など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご活用ください。